Le Potazzine(レ・ポタッツィーネ)
ガリバルディ広場にある、あまりイタリアらしくない(?)上品な店構えのエノテカです。
オーダーしたのは2品。まず一皿めはナスのバルミジャーノ。赤ワインによく合います。
二皿目はサルシッチャのいんげん豆添え。
モンタルチーノの主役はやっぱりワインなので、ブルネッロに合うメニューにしてみました。
(ワインは予算の都合でグラスでしか頼めませんでしたが…)
食後のエスプレッソは、チョウがあしらわれたカップとソーサーです。
ガリバルディ広場に面して立つ聖エジディオ教会は、小さいながらも重要な教会です。
ここにシエナの8つのコントラーダの旗が納められているからです。
内部は単廊式で、フライングバットレス代わりのアーチで支えられています。
シンプルというべきか、簡素というべきか、フレスコ画などはほとんどありません。
ただ、ステンドグラスは見事で、一見の価値があります。
で、シエナのコントラーダの旗ですが…見つけることができませんでした。ちょっと残念。
モンタルチーノの旧市街は、なだらかな丘の上にあります。
だから、街中どこを歩いても坂道ばかり。
中心がどこなのか、わかりにくい街でもあります。ここがいちおう街の中心?ガリバルディ広場です。
大きな塔が見えているのは、市庁舎です。
ガリバルディ広場には、ルーパ・セネーゼ(シエナの狼)のオベリスクがありました。
シエナの人たちの誇りの象徴ですね。でも、心なしかずいぶんと新しいもののようにも見えます。
レプリカなのかな?
広場に面した聖エジディオ教会では、結婚式が行われていました。
モンタルチーノの城塞は、今ではエノテカとして利用されています。
ここには、ありとあらゆるブルネッロ・ディ・モンタルチーノが集められています。
ここが入口です。モンタルチーノで一番のエノテカとは思えない地味なつくりです。
薦められたのは、「ブルネッロ飲みくらべセット」。
5種類のブルネッロを一口ずつ飲むことができます。この量でも一人分が20ユーロします。
それぞれ、名だたるワイナリーの自信作ばかりです。
どれもおいしいことと、ひとつひとつが個性的なところまではわかりましたが、
表現する言葉が見つかりません。
ちなみにボトルは、ソムリエがそれぞれのワインを紹介するために持ってきたもので、
触ったりすることはできません。
陳列棚には、一本100ユーロを超えるようなワインがずらりと並んでいます。
ちなみに、クロネコヤマトの宅急便も使えますから、ワイン好きの人はぜひ行ってみてください。
モンタルチーノはシエナから逃れてきた人たちがフィレンツェに抵抗するために築いた町。
ですから、近隣のどの町よりも立派な城塞があります。
城壁の中はただのさら地になっています。かってはここに武器庫などがあったのかもしれませんね。
この建物は礼拝堂で、城塞を建設する前からここにあったものをそのまま残したのだそうです。
城壁の上には、かって兵士たちが行き来した通路があり、モンタルチーノの街全体を見渡すことができます。
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[ハッシュパピー] Hush Puppies ビジネス |
Hush Puppies(ハッシュパピー) | |
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モンタルチーノは、オルチャ渓谷のはずれにある小さな町。
フィレンツェに占領されたシエナの人々が最後の砦を築いた町として、
また、高級ワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」の産地として有名な街です。
町の入り口には、ブルネッロを生産しているワイナリーの場所を示す地図も大きく掲出されています。
ワイナリーだけでなく、エノテカもいたるところにあります。
それでは、ワインの町モンタルチーノを少しずつ紹介していきましょう。
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ブルネッロ ディ モンタルチーノ リゼルヴァ ファットーイ 2003 赤 750ml |
ファットーイ |
Da Fiollera(ダ・フィオレッラ)
ピエンツァの旧市街の北のはずれにある比較的新しいトラットリアです。
洗練されていますが、気どったところはなく、入りやすい雰囲気です。
アンティパストはやっぱりアンティパスティ・ミスト。
トスカーナの定番メニューですが、お店によって個性が出るものなんですね。
プリモは「パッパ・アル・ポモドーロ」。これもやっぱりトスカーナならではの味です。
セコンドは「豚肉のグリル」。ちょっと日本がなつかしくなってきちゃったのかも。
ちょうどいい塩加減でおいしくいただきました。
コントルノは「季節の野菜」。さやいんげんのトマトソース煮でした。
ドルチェは2品。「チョコレートプリンの生クリーム添え」と、
「アンズのタルト」です。ドルチェは別腹とはよく言ったものです。
ちょっとぜいたくしたいときに、家族で出かけるのにちょうどいいお店かもしれませんね。
お店のホームページはこちら
ピエンツァがまだコルシニャーノと呼ばれていたころの教区教会跡です。
今も教会として使われているようですが、ピエンツァの城壁の外にひっそりとたたずむように立っています。
様式は、ロマネスクか、あるいはそれよりもっと前のものでしょうか。
バシリカ様式というには、あまりに素朴な外観です。そして八角形の大きな鐘楼。
入り口扉上のアーチの部分の装飾もプリミティブな印象を受けます。
内部は身廊と側廊に分けられていますが、礼拝堂や後陣(アプシス)はありません。
また、内部をフレスコ画などで装飾した形跡もなさそうです。
主祭壇には、キリストの磔刑像が置かれていました。
この素朴さの中に、ピエンツァが今の姿になる前の面影がしのばれるような場所です。
SETTE DI VINO(セッテ・ディ・ヴィーノ)
ピオ2世広場から細い路地を入ったところにあるオステリアです。
陽気で気さくなオーナーと、家庭的な料理で人気のお店です。
オーナーに連れられて、厨房で作りかけの「今日のおすすめ」を見せられた後にオーダー開始です。
とりあえずはハウスワインを。
アンティパストやコントルノは、カウンターに並べられているものの中からオーダーします。
なんとなく日本のお寿司屋さんに似ていますね。
まずはブルスケッタ・ミスタから。トマトが丸ごとスライスでのっているという大胆さです。
プリモはズッバ・ディ・ファジョーリ。ちょっとリボリータ風の白いんげんのスープです。
セコンドは豚のレバーの煮込み。臭みもなく、ポルペッテを食べているようです。
コントルノは野菜のマリネの盛り合わせ。ちょっどよい酸っぱさです。
最後にドルチェでFinito。友達の家に招かれているような雰囲気で食事ができました。