アマルフィのドゥオーモは、上部ビザンチン風&下部イスラム風の異なる文化が
微妙なバランスで融合したファサードが印象的です。
夕暮れ時には、西日を受けてファサードが金色にキラキラと輝き、
見ていて飽きることがありません。
隣に立つ鐘楼は、パレルモやモンレアーレで見られるようないわゆるアラブノルマン様式です。
こうしてみると、色調こそ違いますが、
モンレアーレのドゥオーモの鐘楼にとてもよく似ています。
広く大きな階段によるファサードへのアプローチは、
ドゥオーモをより威厳あるものに見せる効果がありますが、
実はこの階段、ドゥオーモよりずっと後にできたものなんだそうです。
正面扉の上には、金箔をバックにした聖アンドレアが描かれています。
魚が描かれているのは、聖アンドレアのシンボルマークだからですね。
青銅の扉は、コンスタンティノープルで作られたもので、
イタリアにある中でも最古のものだそうです。
イエス様の顔の部分は、みんながありがたがって触っていくのでしょうか、ぴかぴかに光っています。
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