Hotel Aurora フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の
すぐそばにあるホテルです。
部屋数が少ないので、ツアー客がいないだろうと考えたのと、
今回の旅行ではフィレンツェは通過するだけなので、
交通の便を最優先に考えてここに決めました。
日本でいうところのいわゆるビジネスホテルで、
部屋にも必要最小限のものしかありません。
が、特に不便ということもなく、
合格点をあげていいホテルだと思います。
部屋はこんな感じで、超シンプルです。
シャワールームはちょっと変わっていて、写真の上に見える長方形のボックスの部分からお湯が出るしくみです。
高さや角度が変えられないので、ちょっと不便です。
朝食は平均的なイタリアのホテルのメニューです。
温かいものはありませんが、特に不満もありません。
こんな感じのイタリアっぽい朝食をとると、さっそく出発です。
FSのモンテロッソ駅は、新市街のほぼ中央の海岸沿いにあります。
北からチンクエテッレを旅する時には、ここまで鉄道で来て、
ここからラ・スベツィアまで船旅を楽しむのがいいもかしれません。
鉄道で旅する場合にもこの駅は便利です。
チンクエテッレの他の駅は規模が小さく、無人駅同様なので、切符を買うのも一苦労です。
イタリアの鉄道には改札がないから、といって無賃乗車をしたりすると、
検札がやってきて、切符代の100倍近い罰金を取られますから注意しましょう。
この駅なら、チンクエテッレカードを買うのにもそれほど手間がかかりません。
夜のモンテロッソ駅です。都会の駅のようなちょっと嫌な感じの緊張感はありません。
ラパッロまでなら40分ほどで着きます。
モンテロッソでホテルが取れなかった時には、セストリ・レバンテあたりに泊まる方法もあります。
でも、チンクエテッレを楽しむなら、5つの村のどこかには宿を取りたいですね。
Ristorante MIKY
モンテロッソの新市街の北のはずれ近くにある、ちょっと高級なリストランテです。
壁には、モンテロッソの旧市街を模したタイルが貼られています。
アンティパストは「海の幸とブルスケッタ」ですが、これってブルスケッタなのかな?
おいしかったので別に文句はありませんが。
そして、プリモ兼セコンドがこれです。
大きなパイ包みに火がつけられると、まわりのテーブルから好奇心に満ちたまなざしが一斉に向けられます。
で、中身はこれ、海の幸のリゾットです。
ボリュームたっぷりなので、これ一品でおなかいっぱいです。
ドルチェはカントゥッチ&クッキーにシャケトラ。
お値段やや高めですが、お客へのサービス精神ばっちりのお店でした。
モンテロッソ・アル・マーレの旧市街は、他のチンクエテッレの村々に比べてかなり広く、
見どころもたくさんありそうですが、たどり着いたのはもう夕方になってから。
リストランテの予約もしてしまっているので、まるでツアー客のように駆け足で見て回るよりありません。
旧市街の道は狭く、迷路のように入り組んでいます。
街の色合いも全体的にシックで、ほかの村々のようにカラフルな家並みに出会うことはありません。
これはサン・ジョヴァンニ・バッティスタ教会です。
白と黒のボーダーのファサードは、ジェノヴァからピサにかけてのリグーリア海沿いの町でよく見かけるデザインです。
街の片すみで丸くなってぐっすり眠っているネコを見かけました。
こんなに人がいるのに、すっか安心しているみたいですね。
モンテロッソはネコにとっても住みやすい町なのかもしれませんね。
モンテロッソ・アル・マーレはチンクエテッレで最も北にある集落です。
険しい岩場にへばりつくようにして家々が立ち並ぶ他の村とは違い、
岩場をはさんだ2つの砂浜に旧市街と新市街がそれぞれ広がっています。
こちらが旧市街。砂浜と集落のあいだには、FSの線路が通っています。
もう一方の砂浜沿いにある新市街には別荘やリゾートホテルが立ち並んでいます。
船着場には、観光船が何隻も停泊できるだけのスペースがあり、チンクエテッレ観光の拠点になっています。
船が着くたびにたくさんの観光客が港にあふれます。
チケット売り場は、砂浜のはずれ、旧市街と新市街を結ぶトンネルのそばにあります。
新市街と旧市街を分ける岬の先には、こんな小さな島?がありました。
チンクエテッレの中でもっとも「らしく」ない町、モンテロッソ・アル・マーレ。
もう日は西に傾きかけていますが、どんなところか見てみましょう。