ホテルのテラスから見た夜明け前のアマルフィの風景です。
海岸沿いの遊歩道には、まだ灯りがともっています。
アマルフィでは、太陽は水平線から昇り、水平線に沈みます。
サラセンの塔ごしに、ゆっくりと朝日が昇ってきました。
ホテルの目の前には、おだやかな海が広がっています。
クルーザーも小さな漁船もなかよく並んで停泊しているのがアマルフィ風なのでしょうか。
船着場までやってきました。波ひとつない海上には、船影は見あたりません。
アマルフィの海がにぎやかになるのは、もう少したってからでしょう。
ホテルのほうを振り返ってみると、朝日を浴びて山肌が赤く輝いています。
市街のほうに目をやると、薄オレンジ色に染まった街並みを、
サン・ビアジオ教会がやさしく見守っているかのようです。
海沿いを歩いてホテルに戻る途中、一匹の猫に出会いました。
朝の食事にやってきたのでしょうか。アマルフィの街が目覚めるのは、もうまもなくのようです。