i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

王宮の扉たち

2010年02月26日 | ナポリ

私がナポリの王宮で最も心ひかれた(というと大げさですが…)もの、それは部屋の扉です。
それぞれ個性的で、ラファエッロ風のものもあれば、どことなく東洋の香りがただようものもあり、
見ていて飽きることがありません。

とりあえずそのうちのいくつかを紹介しましょう。

011101 これは扉中央にクジャクを思わせる
鳥の絵が描かれています。
また下段の女性も、衣服の描かれ方が
どこか東洋風(天女?)だと思いませんか?



 

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011102
 こちらもモチーフは似かよっていますが、
 動物の描き方や天使の羽など、
 どちらかといえば“コスメ・トゥーラ風”かな、
 と感じるのは私だけでしょうか?
   


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011103_2
こちらは白い扉です。
寓意性はあまり感じられず、
幾何学的なデザインが強調されていて、
なんとなくグロッタ風の印象を受けます。

それにしても、
色やレイアウトが変わるだけで、
ずいぶんと印象が変わるものですね。 
  
    
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最後は礼拝堂の扉です。こちらはぐっとシンプルなデザインです。
が、よく見ると細部にまで非常に緻密な装飾がされています。
下段のエンブレム風のデザインもおしゃれで、私の選んだ「王宮の扉のベストワン」です。
011104

 

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王宮(Palazzo Reale)その2

2010年02月23日 | ナポリ

王宮の内部は、“絢爛豪華”という言葉がぴったりです。とはいっても、
ヴェルサイユ宮殿やシェーンブルン宮殿のそれとはまた少しおもむきが異なります。

010801_2
全体にどこかいびつでグロテスク風な印象を受ける装飾は、イタリア的といえばイタリア的で、
いつのまにか引き込まれてしまいます。

010803
これはちょっとびっくり、絵画ではなくタペストリーです。いつの時代にどこでつくられたのでしょうか。


010805
似ているようで少しずつ装飾の異なる部屋がえんえんと続きます。
金細工で装飾された部屋、スタッコ装飾のほどこされた部屋など、装飾の方法もさまざまです。

010804
天井の装飾もご覧の通りです。建てられた時代のせいか、それとも地域性なのか、フレスコ画はあまり見られません。

010802_2
こうやって王宮の内部を見てまわっているうちに、私にはとても気になりはじめたあるものがありました。
それは…この次に紹介しましょう。
 

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王宮(Palazzo Reale)その1

2010年02月20日 | ナポリ

010501_2 
ナポリで最も大きく豪華な建物です。17世紀から18世紀にかけて建てられたこの宮殿の内部は
今も当時の姿をとどめており、見学をすることができます。

010502  010503 
正面一階は広いポルティコになっていて、
中央のアーチをくぐって中庭側から建物に入ります。
 
重厚な外観からは想像できない明るいエントランス。随所にバロック風の装飾が見られます。
エントランスだけでも圧倒される豪華さです。建物内部も、これでもかというくらいの豪華さです。
それでは、次から少しずつ中の様子を紹介していきましょう。

写真素材のピクスタ

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ナポリマラソン

2010年02月17日 | ナポリ

新春といえば、日本では駅伝のシーズンですが、
私たちがナポリを訪れたときもちょうどナポリマラソンの開催期間だったのです。

海岸通りを散策していても、やけにランニングしている人が多いなぁ、
という気がしていたのですが、
そのときにはナポリではランニングがブームなんだろうくらいにしか思っていませんでした。

ところが、ある朝出かけてみると、タクシー乗り場にタクシーの姿がまったくありません。
それどころかいつもは当たり前のようになっている違法駐車の車も見当たらないのです。
そして、やけに多い警官の数…。

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そこで私たちは初めて知ったのです。今日がナポリマラソンの日だということを。
いわゆる市民マラソンのようですが、かなりの規模のようです。

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やがてサンタルチア通りに向かって、先頭集団がやってきました。
いわゆるトップランナーのスピードではありませんが、それでもかなりの速さです。
サンタルチア通りを右に折れ、プレビシート広場に向かうと、
今度はいわゆる市民ランナーが大集団でやって来ました。

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みな思い思いのスタイル、スピードで走っています。
さすがに手をふりながら走っている人は見かけませんでしたが、悲壮感は感じられません。

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イタリア、特に南の人たちには根気強さが似合わない、と勝手に思い込んでいたのですが、
こんなにも多くの市民ランナーがいたことにちょっと驚いた朝でした。私も今年は少し走ってみようかなぁ。

[アシックス] asics ロードジョグ 7 TJG132 0190 (ホワイト/ブラック/26.0)
クリエーター情報なし
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プレビシート広場(Piazza plebiscito)

2010年02月14日 | ナポリ

海岸通りに沿ってサンタルチア地区を歩きながら、王宮方面に向かうと、やがて広々とした広場にでます。
ここがプレビシート広場です。この広場を境にして、南は高級リゾートとしてのナポリ、
北は混沌(カオス)の街としてのナポリと、街は全く異なる顔を見せます。

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朝のプレビシート広場

広場の東側は王宮の正面に面しており、
西側にはサン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会が広場を抱くように建てられています。
そのため広場は東側と西側で対照的な印象を受けます。

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王宮側の様子

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サン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会は19世紀に今の姿で建てられたそうで、ローマのパンテオンをモデルにしているそうです。両脇にはこれまたローマのサンピエトロのような柱廊があるため、全体の印象は若干異なりますが、内部構造までよく似ています。 

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ナポリのレストラン(3)

2010年02月11日 | ナポリ

La Piazzetta (ラ・ピアツィエッタ)

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サンタ・ルチア港の近く、エクセルシオールのかどを曲がった海岸通り沿いにある気どらない雰囲気のお店です。

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窓からはサンタルチア湾越しにヴェスヴィオ山の姿が望め、よく晴れたランチタイムにはぴったりのお店でしょう。


オーダーしたのは私たちにしては珍しく、ランチのコースメニュー。
プリモ、セコンド、ドルチェで15ユーロくらいだったと思います。
味はそれなりですが、眺望とあわせて考えれば充分合格点です。


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リガトーニ・ボロネーゼ。ナポリだったら他のメニューでも…。

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モッツァレラチーズのカツレツ。もたれそうだと思いましたが、意外とあっさり。


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ドルチェは定番のババです。しっかりとラムがしみこんでいました。

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店内の様子。テーブル20席程度の小さなお店です。


大きな地図で見る

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サンタ・ルチア港

2010年02月08日 | ナポリ

ナポリ民謡で日本でもよく知られているサンタ・ルチアですが、
現在のサンタ・ルチア港を見た人は誰でも「こんなに小さいの?」と拍子抜けするのではないでしょうか。

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サンタ・ルチア港全景。向かい側に建ち並んでいるのが高級ホテル群。
右からエクセルシオール、サンタ・ルチア、グランド・ヴェスヴィオ。

埋め立てられて縮小されたためもあってか、
ヨットハーバーとでも呼んだほうがよさそうなこじんまりとした港ですが、
この界隈はナポリの雑然とした空気とは別世界の、
いかにも裕福そうなゆったりとした雰囲気がただよっています。

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また、ここからは東にヴェスヴィオ、西にポジリッポを望むことができ、
どちらを向いても風光明媚という言葉がぴったりです。
こんな逃げ場もない不便な場所に城を建てたノルマン王の気持ちが少しわかるような気がしました。

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アンドレア・ボチェッリが伝統的なイタリアンソングを
柔らかな歌声で聴かせてくれます。もちろんナポリ民謡も。

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Castel dell`Ovo (卵城)

2010年02月05日 | ナポリ

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サンタ・ルチアの港から、海に突き出すように建っている城です。
時代とともに統治者が次々と変わったナポリには、
たくさんの「城(といってもアルプス以北のヨーロッパにあるそれとはまったく異なるものですが)」があります。
卵城はその中でも比較的古く、12世紀にノルマン朝によって建てられたものだそうです。

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名前の由来は「城を建てたときに土台に卵が埋め込まれ、
『卵が割れるとき、ナポリの街も滅びる』という呪いがかけられている」という言い伝えからきているそうです。
おそらく「この城が攻略されたときは、ナポリの街は外敵に占領されているだろう」
ということが言いたかったのでしょう。


現在、城の建物の内部を見学することはできませんが、外階段を通って屋上へと上って行くことはできます。

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階段を登り終え、Uターンしながらアーチをくぐると、そこはまるで中世の街の中のようです。

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ときおり建物のあいだから美しいナポリの風景が広がります。

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屋上に着くと、城壁には狭間が設けられ、大砲(レプリカ?)が城の守りを固めています。
屋上からメルジェリーナ方面を望む眺めは、ヴェスヴィオを望む眺めとはまた別の美しさです。

ソニーストア

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ナポリのレストラン(2)

2010年02月02日 | ナポリ

i DECUMANI(イ・デクマーニ)

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スパッカ・ナポリの真ん中にあるピッツェリアです。いわゆる老舗ではなく、メニューも個性的なラインナップですが、狭い店内はいつも満員の人気店です。

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おすすめのピッツァは“デクマーニ”。店名と同じ名前のこのピッツァ、見た目も個性的です。
真ん中に穴を開け、そこから放射状に切り込みを入れて、生地をくるっと外側に巻いてリング状にしてあります。
そうして焼きあがったピッツァの上に、仕上げに生ハム、ルッコラ、パルミジャーノが乗っているというわけです。

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もちろん見た目だけでなく、味もマルゲリータのような伝統的なピッツァとはまた違った楽しさがあります。
店内がいつも満席なのも納得です。
ドゥオーモからも近いこのお店、ナポリを訪れたときには、ぜひ立ち寄ってみてください。


大きな地図で見る

ドミノ・ピザ【PC向けサイト】

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