i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

サンタ・マリア・デッラ・ピエーヴェ教会(Chiesa S. Maria della Pieve)

2014年08月29日 | アレッツォ


イタリア通りを上りきったところ、グランデ通りへと通じる道との四つ辻の一角に、
サンタ・マリア・デッラ・ピエーヴェ教会があります。


ロマネスクのファサードが印象的です。
よく見ると、柱の一本一本に違ったデザインがほどこされています。
どこかルッカのドゥオーモを連想させます。


天井が高いので、内部はガランとして広い印象を受けます。


主祭壇の下にはクリプタがあり、全体的におごそかな雰囲気の教会の中でも、
いっそう神秘的な雰囲気をかもしだしています。


主祭壇から見たファサードの裏側です。窓から差し込む光が幻想的です。

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サンティッシマ・フローラ・エ・ルチッラ教会(Chiesa SS. Flora e Lucilla in Badia)

2014年08月26日 | アレッツォ


サン・フランチェスコ広場から北に少し歩くと、小さな広場に出ます。
この広場に面して立っているのが、サンティッシマ・フローラ・エ・ルチッラ教会です。

ファサードは改装されたのでしょう、入り口の上にバラ窓の名残りがあります。
正面扉は、改装しようとして途中でやめてしまったみたいですね。


中は意外と広く、側廊もついています。
教会の名前のもとになっているフローラとルチッラの祭壇画は、
ジョルジョ・ヴァザーリによるものだそうです。


そして、こんなところにもだまし絵のクーボラが。
なんと、ローマのサンティニャツィオ教会のクーボラと同じアンドレア・ボッツォの手によるものだそうです。
でも、外から見たところ、ちゃんとクーボラはあるんですが…。


この「十字架上のキリスト」は、ボナベントゥーラの作だそうです。
同じ時代のチマブーエやジオットと作風が似ていますね。

予備知識もなく、ふらっと入った教会ですが、意外と見どころたっぷりでした。

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カフェでひと休み

2014年08月23日 | アレッツォ

Caffe dei Costanti


フランチェスコ広場に面した一等地にあるカフェです。
映画「ライフ・イズ・ビューティフル」には「犬とユダヤ人お断り」の店として登場していましたね。
(実際はそんなことはありませんが)


店の中もなかなか魅力的な雰囲気ですが、
ここはやはりテラス席でサン・フランチェスコ教会を眺めながらひと休みです。


平日の昼間だというのに、カクテルを飲んでいる人が目立ちます。みんな観光客なのかな?


オーダーしたのは、お店の名前が付いたパフェと、イチゴのジェラート。
たまにはこういうのもいいですね。

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アレッツォの食事(1)

2014年08月20日 | アレッツォ

Osteria Il Grottino(オステリア・イル・グロッティーノ)

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サン・フランチェスコ教会の裏手にあるオステリアです。

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「小さな洞窟」という店の名前通りにこじんまりとしたお店で、席数は20席ほどでしょうか。
もっとも、教会の裏手にもテラス席を広げているので、実際にはもう少し入りますが。

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アンティパストは「Taglire Legiozione」。アレッツォの伝統的なアンティパストの盛り合わせです。
ブルスケッタが出てくると、「あー、トスカーナだ」という気分になります。

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プリモは、チンギアーレ(イノシシ)のラグーのパッパルデッレ。
チンギアーレもまた、トスカーナならではの味です。


セコンドは「子豚のステーキ・リンゴのソース」なんですが、
写真がピンボケなので、これではどんな料理なのかよくわかりませんね。

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エスプレッソのカップは、お店の雰囲気とはちょっと違和感のあるかわいいデザインです。

裏通りにある地味なお店ですが、伝統的なトスカーナ料理にちょっとアレンジを加えた味が楽しめる、
なかなかいいオステリアだと思います。



ENOTECA Online(ワイン通販 エノテカ・オンライン)

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サン・ミケーレ教会(Chiesa di S. Michele)

2014年08月17日 | アレッツォ

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アレッツォのメインストリート、イタリア大通りのゆるやかな坂道を半分ほどのぼったあたりに、
小さな広場があります。その広場に面して立っているのが、サン・ミケーレ教会です。

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ロマネスクのようなゴシックのような様式は、
ちょうど過渡期に改築されたことと関係があるのでしょうか。
祭壇画はネーリ・ディ・ビッチの作によるもので、地味ですが一見の価値があります。

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バラ窓の裏側のステンドガラスには、天秤を持つ大天使ミケーレの姿が。
大天使ミケーレといえば、剣を持っている姿が有名ですが、
最後の審判のときに死者の魂を天秤ではかり、天国行きか地獄行きかを決めるのも、ミケーレの役割なんだそうです。

天使と悪魔 (上) (角川文庫)
ダン・ブラウン
角川書店
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イタリア大通り(Corso Italia)

2014年08月14日 | アレッツォ

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アレッツォのメインストリートは、その名も「イタリア大通り」。

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広い通りには、ブランドショップなどが軒を連ねています。


中でも目を引くのが、通りに何軒もあるアンティークショップです。
アレッツォは骨董品の町として、イタリアではよく知られています。

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ゆるやかな坂道を登っていくと、やがてビエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会の鐘楼が目に入ってきます。
教会の脇を右に折れると、そこがアレッツォを代表する場所、グランデ広場です。

ANAの旅行総合サイト【ANA SKY WEB TOUR】

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サン・フランチェスコ教会(Basilica di S.Francesco)

2014年08月11日 | アレッツォ

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美術ファンにとって、アレッツォで一番の見どころといえば、ここサン・フランチェスコ教会でしょう。
主祭壇の後陣を飾るフレスコ画「聖十字架伝説(La Leggenda della Vera Croce)」は
ピエロ・デッラ・フランチェスカの手によるもので、ルネサンス絵画の中でも重要な作品のひとつです。

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教会は同名の広場に面していて、
斜め向かいには映画「ライフ・イズ・ビューティフル」に登場するカフェもあります。
ファサードは未完成で、石積みがむき出しのままですが、不思議と広場の他の建物と調和しています。

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内部のようすです。
バシリカ様式のシンプルな作りで、建てられた当時のフレスコ画は部分的にしか残っていませんが、
主祭壇の後ろだけは、ほぼ完全な形でフレスコ画が残っています。
この一連のフレスコ画が「聖十字架伝説」です。

ちなみに、聖堂内に入場するには、事前に予約してチケットを購入する必要があります。
チケットは、教会のホームページで購入することができます。

ホームページはこちら
http://www.pierodellafrancesca-ticketoffice.it/

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間近で見るピエロの絵は、淡々としていながらも、どこかひきつけられるものがあります。
美術館ではなく、教会の一部として見ることができるからかもしれません。
それはさておき、このピエロ・デッラ・フランチェスカという人の絵は、
「淡々と」という言葉がぴったりくる作品が多いと感じるのは、私だけでしょうか。

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アレッツォのホテル

2014年08月08日 | アレッツォ

Graziella Patio Hotel

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アレッツォ旧市街のほぼ中心にあり、サン・フランチェスコ教会からも、
メインストリートのコルソ・イタリアからもほど近いホテルです。


建物の1階奥にレセプションがあり、客室は上の階にあります。
エレベーターがないので、大きなスーツケースのある人や、年配の方には少し不便かもしれません。

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部屋はひとつひとつ間取りもデザインも異なっています。
私たちが泊まった部屋はメゾネットタイプで、ドアを開けるとすぐクローゼットと小さなテーブルがあり、
階段を降りるとベッドとバスルームがあります。

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メゾネットタイプの部屋は、使い勝手がよくないことが多いのですが、
ここではそれほど不便は感じませんでした。

ただ、ホテルのホームページで、すべての部屋を見ることができるので、
このホテルを予約する場合には、ホームページから直接部屋を指定して予約するのがいいかもしれません。


ホテルのホームページはこちら
http://www.hotelpatio.it//ita/home.html

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アレッツォの新市街を歩く

2014年08月05日 | アレッツォ

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アレッツォは、小さいながらも古い歴史のある町です。
他のトスカーナの町と同じようにルネサンス期に特に発展し、
現在も使われている音階を考案したグイド・モナコ(上の写真の彫像がそう)や、
画家で著述家としても有名なジョルジョ・ヴァザーリ、詩人のペトラルカなどがこの町の出身です。


坂が多く、中世の街並みが残る旧市街とは対照的に、新市街は広く直線的な道と並木が印象的です。


この道は、新市街と旧市街をつなぐ道、その名も「グイド・モナコ通り」です。
道の先にFSの駅が見えています。
この道の見通しがよい理由は、まっすぐな道だからだけではなく、途中から坂道になっているからなんです。
この坂道を登り切ったあたりが、旧市街です。

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フィレンツェからアレッツォへ

2014年08月02日 | アレッツォ

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フィレンツェからアレッツォまではRegionale Veloce(日本語にすると「快速」?)で1時間とちょっと。
最近の
Regionaleには、こんな風に荷物置き場もあって、なかなか快適です。

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アレッツォの駅は、典型的なイタリアのFSの駅といったたたずまいです。

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新型車両が2台なかよく並んで止まっています。

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駅前は何もなく、殺風景といえなくもありません。

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そんな中、目を引いたのが、この「LA VITA �・ BELLA」の看板。
アレッツォは、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」で主人公の家族が暮らしていた町です。
ロベルト・ベニーニが自転車でアレッツォの坂道をグランデ広場まで駆け下るシーンが印象的ですよね。

というわけで、アレッツォの町をしばらく散策してみたいと思います。

ライフ・イズ・ビューティフル [Blu-ray]
アレッツォを舞台に描かれる主人公グイドの明るい生き方と
やがて訪れる戦争による悲劇。それでも「人生は美しい」。
ロベルト・ベニーニの名作です。
ワーナー・ホーム・ビデオ
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