i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

ナポリからポンペイへ

2010年07月28日 | ナポリ

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ナポリからポンペイへの移動は、CIRCUMVESUVIANA (ヴェスヴィオ周遊鉄道)を
利用するのがもっともポピュラーな方法でしょう。

旧市街には2つの駅があり、始発駅は通称Porta Nolana駅と呼ばれています。
FSのNapoli Centrale駅からわずか500mほどのところにあり、
平日の日中はそれなりに人の出入りもありますが、日曜の午後から夜にかけては人の気配もあまりなく、
ロマとおぼしき人たちが駅構内で我が物顔にふるまっているときもあります。

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Porta Nolana駅の構内

もう1つの駅は、FSのCentrale駅の地下のGaribaldi駅です。
私たちは、Centrale駅付近の雑然とした雰囲気がいやで、Porta Nolana駅を利用したのですが、
結論から言えば、Garibaldi駅を利用したほうが安全でしょう。
特に日曜の夜遅くに帰ってくるときはなおさらです。

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電車の中。かなり簡素なつくりです。

電車を利用するときに、注意することがもう1つ。ポンペイの遺跡に行く路線と、
ポンペイ市街へ向かう路線は、別々です。
遺跡に行くならPompei Scavi(Villa dei Misteri)駅を通る列車に乗る必要があります。

電車で40分ほどで、めざすPompei Scavi駅に到着します。
途中の町々はさびれた雰囲気がただよっているところが多く、
「ナポリより近郊の町のほうが失業者が多く、治安も悪い」という話がなんとなくわかります。

いろいろとイタリアの現実について考えさせられるポンペイまでの道のりでしたが、
いよいよPompei Scavi駅に到着です。
しばし現実の世界を忘れて、2000年前の世界へとタイムスリップに出かけましょう。

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ヴェスヴィオ周遊鉄道のホームページはこちら
http://www.vesuviana.it/web/it/homepage

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ナポリからプローチダ島へ

2010年05月13日 | ナポリ

ナポリからプローチダ、イスキア、カプリなどの島々へは、
ベヴェレッロ港から高速船を利用するのが便利です。
ベヴェレッロ港へは、サンタルチア近辺に宿泊しているなら、
朝の散歩をかねて歩いてみるのもいいでしょう。



大きな地図で見る

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「ずいぶん立派な港だなぁ」と思う人も多いでしょうが、実はこの建物はパレルモなどへのフェリー
(もちろんカプリへもフェリーで行くならここを利用します)専用の港で、
高速船用の港はそのすぐ近くにあります。


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チケット売り場は、運行会社ごと、行き先ごとに分かれています。
電光掲示の時刻表があるので、それを見ながら予定に合わせた便のチケットを買って
船着場で待つシステムです。
船着場には特に桟橋や屋根があるわけでもなく、何番線かを示す看板があるだけです。


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出発時刻近くになると、船がやってきます。
係員が「Procida!Procida!」と大きな声で言ってくれる場合もありますが、
自分で行き先を確認して乗船するのが原則です。

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プローチダまでは、およそ40分程度。
よく旅行ガイドなどには「高速船は揺れが激しいので船酔いに注意」などと書かれていますが、
全くそんなこともなく、快適そのものです。

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やがて船はプローチダの港へ。さあ、いよいよプローチダの旅がはじまります。

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プローチダ島のチケット売り場。船着場を右に進んだつきあたりにあります。参考までに。

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ナポリのレストラン(5)

2010年05月10日 | ナポリ

Anema e Cozze (アネマ エ コッツェ)

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サンタルチアの海岸通り、卵城からヴィットリア公園にかけては、
スノッブなリストランテやカフェが軒を連ねています。
店の移り変わりも激しく、次々と新しいお店ができては消えていく場所です。

このお店もそんな中の一軒ですが、もともとはミラノにあるチェーン店がナポリに進出して
経営している(逆なのかも)ようで、純粋な地元のリストランテではありません。
ただ、メニューはナポリ風のものをそろえています。

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アンティパストはカプレーゼ。何を頼んでいいのかわからなかったので、「とりあえず」の一皿です。

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プリモの代わりにオーダーしたのがPizza Fritta。要するに揚げピザです。

こちらは“A Classica”。サラーミ、リコッタ、モッツァレラが入っています。

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セコンドは“A Zuppa Anema e Cozze”。
アサリとムール貝、チェリートマトのスープですが、底のほうに小さくカットしたトーストが敷かれていて、
コレがスープをすって、なかなかいい味を出しています。

席は通りに面したテラス席で、ナポリの美しい夜景を堪能しながら、といいたいところですが、
人通りが激しく、ゆったりくつろぐところまではいきません。
これでもう少し静かな雰囲気なら…とも思ったのですが、
ざわざわしているほうがナポリらしくっていいかも、と思い直した夜でした。

お店のホームページはコチラ


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ナポリの夜景ツアー?

2010年05月07日 | ナポリ

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日中のパノラマがすばらしいナポリはまた、世界三大夜景の1つに数えられる場所でもあります。
せっかくナポリを訪れたのですから、その夜景を見逃すわけにはいかないでしょう。

 
というわけで、私たちは卵城近くのタクシー乗り場でさっそく交渉開始です。
しばらく粘った後、結局30ユーロで決着。さあ「Giro di Napoli
notturno」のスタートです。


まずは海岸通りを走り、正面左手に広がるパノラマを眺めながらポジッリポの丘へ。
ここからの夜景はあまりにも有名です。
函館の夜景のように、思わず息をのむようなきらびやかさはありませんが、
ロマンティックという言葉で表現したくなるような夜景です。


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それからタクシーはさらに西へ。ナポリの市街地がどんどん遠ざかっていきます。
どこまで連れて行かれるんだろうと不安になってきたころ、
ナポリ湾を一望できる場所で車を止めてくれました。
あまりきれいな写真が撮れなかったのですが、
ナポリの街明かりの向こうにうっすらとヴェスヴィオの姿が浮かび上がっています。


本当はサンテルモ城の方へも行ってみたかったのですが、すでに時刻は11時近く。
「ホテルに戻りたい」と運転手に告げると、「まだ見せたい場所があるのに…。」と、
本当に残念そうな顔をしながらホテルへと戻ってくれました。

そして、別れ際に一言、「これでナポリが好きになったか?」と声をかけてくれました。
Certamente!」と私たちが答えたのは言うまでもありません。

ただ、急いでいた私たちは、彼に名前を聞くのも、写真を撮るのも忘れてしまいました。
ナポリでは何度もタクシーに乗った私たちですが、彼がもっとも人のいいドライバーだった気がします…。

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ナポリのバール(2)

2010年05月04日 | ナポリ

Gran Caffe' Duomo di Semini Vincenzo (グランカフェ ドゥオーモ)

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ドゥオーモのすぐ南、ドゥオーモ通り沿いにあるバールです。店のすぐ前にはタクシー乗り場があります。
タクシーを待っていた私たちは、いつ来るのかわからないタクシーをただ待つよりも、
バールで一息つきながら、カメリエーレにタクシーを呼んでもらおうと考えました。

たまたまそこにあったから入っただけの店だったのですが、
ナポリではそれなりに歴史のあるバールだったようです。
とはいっても、ガンブリヌスのようにお高くとまったところはなく、気軽に入れる雰囲気の店でした。

オーダーしたのは、グラニータ。
乾いたのどをうるおすには、ちょっぴり甘めでしたが、南イタリアならやっぱりコレ!
もうちょっと時間とお腹に余裕があれば、ブリオッシュもいっしょにオーダーしたいところでしたが、
それはまたの機会に。

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タクシーが来るまでのあいだの時間、しばしの休息にはうってつけのお店でした。

オンラインラボ

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ナポリのドゥオーモ

2010年05月01日 | ナポリ


ジローラミニ教会からトリブナーリ通りをほんの少し東に進むと、
急に視界が開け、ひんぱんに車が通る広い道に出ます。この通りがドゥオーモ通りです。
通りを左に折れるとすぐに、ナポリの教会の中でもひときわ繊細な装飾がほどこされた
ゴシック様式のファサードが目に入ってきます。

この教会が、ナポリの守護聖人サン・ジェンナーロを祀っているドゥオーモです。
サン・ジェンナーロといえば、ドゥオーモに保管されている凝固した血液が、
年に2回の聖人の日に液化することで有名です。いかにもイタリアらしいエピソードですね。


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サン・ジェンナーロの礼拝堂。奇跡はこの場所で行われます。

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内部は豪華ながらもどこか上品な雰囲気をかもし出しています。
また、構造が複雑で、いくつもの礼拝堂や、以前ここに建っていた教会の一部が残されていて、
やっぱり混沌のナポリにふさわしい!


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上の写真は、サンタ・レスティトゥータ教会(Basilica di Santa Restituta)で、
もともとはドゥオーモが建てられる前にここにあった教会です。
今はドゥオーモの一部のようになっていて、見事なバロック装飾がなされています。


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あちこちがバロック様式で改築されているからでしょうか。
なんとなくヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂を連想させます。

040503_2後陣の装飾です。
バロック様式で劇的な演出が非常に効果的です。
思わずひざまずきたくなるような雰囲気を
かもし出しています。

ナポリのドゥオーモは、
地理的な条件のせいでしょうか、
なんとなく影が薄いような印象がありますが、
絶対に訪れる価値のある場所です。  

  アメリカン・エキスプレス

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ジロラミーニ教会(Chiesa di Girolamini)

2010年04月28日 | ナポリ

ジェズ・ヌォーヴォ広場からスタートしたスパッカ・ナポリ界隈の探検(?)も
終点のドゥオーモまであとわずか。
トリブナーリ通りとドゥオーモ通りの交差点近くにこの教会はあります。

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ファサードは一部の装飾がなくなっていますが、
ナポリでも一、二を争う洗練されたファサードといってもいいでしょう。

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中に入ると、まず目をひくのが天井の装飾です。
立体的につくられているだけでなく、楕円、正方形、十字などさまざまな要素を巧みに組み合わせて、
その中にバロック風の装飾をちりばめています。

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それにしても、この狭いエリアの中に、これだけ多くの教会が林立しているのは、
ナポリならではでしょう。
フィレンツェやヴェネツィアにも数多くの教会がありますが、
一極集中ではなく、主たる教会は地域ごとに分かれて存在しています。
(カルチョ・ストーリコやレガッタの時にはその地域の教会に必勝祈願に行きますよね。)

次々と支配者が変わっていく不安定な生活の中で、
それだけ多くの人がキリスト教に救いを求めていたのでしょうし、
またそのことを利用して、それぞれの修道会や宗派が勢力拡大に力を注いでいたのでしょう。
と、勝手に結論づけてしまいましたが、本当のところはどうなんでしょうか。

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少し固い印象を受ける装丁ですが、
ナポリのことがすべてこれ一冊で事足りる内容です。
(もちろん食事やホテルのことは別ですよ)
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サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会(Chiesa di S.Lorenzo maggiore)

2010年04月25日 | ナポリ

ビアッジョ・デイ・リブライ通りからサン・グレゴリオ・アルメーノ通りを抜けると、
スパッカ・ナポリのもう1つのメインストリート、トリブナーリ通りに出ます。
2つの通りが交わるところにあるのが、サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会です。

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黄色のファサードが教会です。ナポリの教会の中では取り立てて豪華だったりするわけではありませんが、
この教会と鐘楼にはさまれた小さな建物の入り口を入ると、実は秘密の世界が広がっているのです。

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教会の内部。いたってシンプルなつくりです。

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     VELTRA   




これが秘密の世界への入り口です。立て札には「地下のナポリ」とあります。


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地下へと向かう入り口は、古い回廊の奥にあります。


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回廊の壁面には、ルネサンス以前のものと思われる壁画が描かれています。


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階段で地下へ降りると、そこには古代ローマ時代のものと思われる遺構が残されています。上の写真は、貯蔵庫として利用されていた場所だそうです。

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ナポリの名は「ネアポリス」に由来することでわかるように、都市の起源は古代ギリシアの植民都市にまでさかのぼります。当時から大きな街だったのでしょう。

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サン・グレゴリオ・アルメーノ通り(Via S.Gregorio Armeno)

2010年04月22日 | ナポリ

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スパッカ・ナポリの一角に、プレゼピオを売る店がびっしりと建ち並ぶ通りがあります。
ここが有名なサン・グレゴリオ・アルメーノ通りです。
車がやっと通れるかどうかといった狭い通りですが、クリスマスの時期になると、
プレゼピオを買い求める人々でぎっしりになるそうです。

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プレゼピオというのは、イタリア南部でよく見られるナターレ(クリスマス)の飾り付けのことで、
「キリストの誕生」などをテーマに、家や人形などのミニチュアを飾り付けてお祝いするのだそうです。

一度にフルセット買うこともあるそうですが、たいていは子どもの成長などに合わせて今年は東方三博士、
今年は羊というように少しずつ買い足していくそうです。

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プレゼピオのほかにも、ナポリのお守りトウガラシのアクセサリーや、
写真のような品々も売られていました。

私たちも、一軒の店で聖母マリア、幼子イエス、そして羊を一匹買ってきました。
一番ちっちゃなサイズのものですが…。
ちなみに、ご主人は以前松屋銀座のイタリア展のために来日したこともあるそうで、
カタカナで書かれたネームプレートを店の奥から取り出してきて私たちに見せてくれました。

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帰るときには、お互いに「Ci vediamo … in Giappone(笑)」といって別れてきました。
また日本に来てくださいね、ぜひ。


お店のホームページはこちら
http://www.gambardellapastori.it

アメリカン・エキスプレス アメリカン・エキスプレス

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サンタンジェエロ・ア・ニーロ教会とサンセヴェーロ礼拝堂

2010年04月19日 | ナポリ

S.angelo a Nilo (サンタンジェロ・ア・ニーロ教会)
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サン・ドメニコ広場の斜め向かいにある、真っ赤な外壁が印象的な教会です。
何様式というのでしょうか?数多いナポリの教会の中でも、ひときわ目立つ教会です。

Cappella Sansevero (サンセヴェーロ礼拝堂)
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路地裏にある一見地味な教会ですが、中に入ると印象が一変します。
数々の彫刻が飾られ、中でも“ヴェールに包まれたキリスト”は見逃せません。
まるでテクニックを誇示しているような繊細な彫刻で、
ミラノにあるマンテーニャの絵画“死せるキリスト”を連想させます。

また、階下には、人体の標本なども展示されていて、かなりマニアックなスポットになっています。
残念ながら堂内はすべて撮影禁止のため、興味のある方はホームページへどうぞ。
のぞいてみる価値はあると思いますよ。


サンセヴェーロ礼拝堂のホームページ
http://www.museosansevero.it/

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サン・ドメニコ・マッジョーレ教会

2010年04月16日 | ナポリ

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スパッカ・ナポリのサン・ドメニコ広場に面した教会です。ただし、面しているのはファサードではなく、
後陣部分です。(ナポリ好きの人なら誰でも知ってますね、このことは)

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入り口は写真の左手にあります。下の写真が入り口の様子です。

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中に入ると、シンプルながらこれまた豪華。

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白い壁面に金をベースにした装飾がほどこされ、天井も金で飾られている様子は、
マテーラのドゥオーモに似ているような…いや、天井はちょっと違うかな?


030201_2 この教会は、名前の通りサン・ドメニコに捧げられた
 ドメニコ会の教会です。ドメニコ会、フランチェスコ会、
 イエズス会と、さまざまな修道会の教会が建ち並ぶ
 スパッカ・ナポリ界隈は、
 やっぱりナポリの中心地だったんですね。

 ちなみに教会前の広場には、
 これまたバロック風のグーリア(塔)が立てられています。
 塔頂に立っている人物は、
 どうやらサン・ドメニコのようです。
 この塔と、インマコラータの塔、
 サン・ジェンナーロの塔が
 ナポリの三大グーリア?だそうです。




 
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発売日:2003-07

南イタリアの魅力がいきいきと伝わってくる一冊です。

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スパッカ・ナポリ

2010年04月13日 | ナポリ

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ナポリといえば、誰もが真っ先にイメージするのが、ここスパッカナポリでしょう。
洗濯物がはためき、小さなピッツェリアや商店が軒を連ねる狭い路地…。
ノーヘルの2人乗りのスクーターに、ひったくりやスリ…。
そんなナポリの混沌とした雰囲気を残しているのがこの界隈です。
(ナポリの皆さんの名誉のために付け加えておくと、
ひったくりやスリに出くわすことはありませんでした。)


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メインの通りは文字通り“ナポリを真っ二つ”にするように東西に走っています。
さすがに表通りには洗濯物がはためいてはいませんでしたが、少し脇に入ると…ありました。

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通りには商店やみやげ物屋が多く、観光客も安心して歩ける街になったようです。
通り沿いには教会も多く、見どころもいっぱいです。


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ニーロ像。スパッカナポリのちょうど真ん中あたりにあります。


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ナポリ名物のお菓子、BABAがあちこちで売られています。

ソニーストア

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サンタ・キアーラ教会(Chiesa di S.Chiara)②

2010年04月10日 | ナポリ

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教会の裏手に回ると、そこにはナポリの雑踏とは別世界が広がっていました。


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中庭を十字に横切る通路に沿って、マヨルカ焼のタイルで装飾された列柱が並んでいます。
それらの柱には、空をイメージしたさわやかな青をベースに緑の葉とオレンジの花や果実が
描かれています。


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そして、柱と柱のあいだは、やはりマヨルカ焼のタイルで装飾されたベンチになっています。
おそらくここは修道女たちの静かな憩いの場だったのでしょう。


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回廊そのものも、やわらかな雰囲気のフレスコ画で一面装飾されています。
どちらかといえばけばけばしく派手な装飾の多いナポリの街にあって、
ここだけが異質な空間のように思われます。


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こんなところにもマヨルカ焼が使われています。


さあ、それでは再びナポリの混沌へと足を踏み入れましょう…。

ナポリの街の物語―そこにイタリアの全てがある街
寺尾 佐樹子
主婦の友社

 

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サンタ・キアーラ教会(Chiesa di S.Chiara)①

2010年04月07日 | ナポリ

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ジェズ・ヌォーヴォ教会の向かいには、
修道院のキオストロ(回廊)が美しいことで知られるサンタ・キアーラ教会があります。

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サンタ・キアーラに捧げられているということは、フランチェスコ会の教会なのでしょう。
中に入ると、ジェズ教会とはうって変わって簡素な装飾です。
構造は全く異なりますが、アッシジの“本家”サンタ・キアーラ教会と共通するすがすがしい空気を感じます。
後陣の小さなバラ窓からさしこむ朝の光が、
清楚なサンタ・キアーラにふさわしい印象をいっそう強めていました。

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キオストロがあるのは教会の裏手にある修道院。
教会の外へいったん出ると、教会の脇を抜けてキオストロへと向かいます。
さあ、どんなキオストロが待っているのでしょうか。


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ジェズ・ヌォーヴォ教会(Chiesa di Gesu Nuovo)

2010年04月04日 | ナポリ

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スパッカ・ナポリの西のはずれにあり、まさに「カオスへの入り口」に建てられた教会です。
平積みの一風変わったファサードは、
フィレンツェのリッカルディ宮殿やフェッラーラのディアマンテ宮殿を連想させます。
また入り口も建物のサイズと比較したときに、教会とは思えないほど小さいものです。

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入口の上にはしっかりとイエズス会の紋章が掲げられています。

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中に入ると「ゴージャス」そのもの!イエズス会の教会はどこへ行っても装飾が華美ですが、
ここナポリもその例にもれません。

022105 床から天井まで、
 これでもかというほどの
 見事な装飾ぶりです。
 色大理石の床や壁、金箔の天井、
 そして数々の彫刻やフレスコ画。
 クーポラはどことなく
 ローマのサン・ピエトロ教会を
 連想させますが、最上部は
 レッチェのサン・マッテオ教会に
 似たバロック様式です。

 ちょうど教会ではミサが
 行われている最中で、
 そのことがいっそう教会の
 荘厳さを際立たせていました。

 それにしても、
 こんな地味なファサードの内側に、
 ここまで豪華で大きな空間が
 広がっているなんて、
 ナポリという街は
 やっぱりあなどれません。











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