モーゼの噴水や、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会のある交差点から北東へと伸びる9月20日通りは、
ピア門をくぐり城壁の外に出ると、ノメンターナ街道(Via Nomentana)と名前を変えます。
ピア門からおよそ2キロほど進み、通りがゆるやかにカーブするあたりに、4世紀前後に建てられた古い2つの教会、
サンタニェーゼ・フォーリ・レ・ムーラ教会(Chisa di Sant`Agnese fuori le Mura)と
サンタ・コスタンツァ教会(Chiesa di Santa Costanza)があります。
サンタニェーゼ・フォーリ・レ・ムーラ教会は、その名の通り聖アニェーゼのために建てられた教会で、
ローマ帝国でキリスト教が公認されてすぐの時代のものです。
写真の通り質素なファサードのあたりは、街道沿いの喧騒とは別世界のような静けさに包まれています。
教会の中は、おそらく何回か改修されているのでしょうが、
まだローマに教会が建てられはじめたころのビザンチン風の教会の雰囲気をよく残しています。
後陣のモザイクは、ラヴェンナのそれに負けないくらい鮮やかで、中央には聖アニェーゼが描かれています。
この時代のモザイクをながめていると、バロックの教会で感じる高揚感とはまったく対照的な、
落ち着いた穏やかな気持ちになります。
上の写真が聖アニェーゼの墓所です。聖アニェーゼは、純潔の象徴とされていて、
ここで結婚式を挙げる人も多いそうです。
ベルニーニやボッロミーニのような、「これでもか」と言わんばかりの劇的な装飾を見慣れた目には、
シンプルな内装が新鮮に映ります。
教会前の広場には、小さな祠があり、たくさんの花束ががささげられていました。
ボルゲーゼ美術館の前を左右に横切る広い通りを左に少し進むと、右手にちょっと変わった建物が見えてきます。
これが“大きな鳥小屋”(Casino dell`Uccelliera)です。
建物の上に金網がはってあるのがわかるでしょうか。文字通りの「鳥小屋」なんです。
鳥小屋の前には、今は家庭菜園のようになっている庭園があり、
その庭園をはさむように鳥小屋に向かい合って立っている建物まであります。まるで小さな宮殿です。
真ん中には小さな噴水まで作られている庭園ですが、今はご覧の通り、草花がかってに育っているようです。
アリュームの花が、こんなに見事に咲いていました。
こんな庭園の中に「自分がココの主人だぞ」 と言わんばかりの猫が一匹。
あんまりイタリアっぽくない、日本でもよく見かけそうな猫です。
人にすっかりなれているのか、すぐ近くまでよってカメラをかまえてもこの通り、何の警戒心も見せません。
最後は顔のアップです。まるで「眠いんだから、昼寝のじゃましないでくれよ」とでも言いたそうな顔をしていますね。
ボルゲーゼ公園の並木道を抜けたところに、イタリアでも超一級の美術品を集めたボルゲーゼ美術館があります。
規模は小さいながらも、ボルゲーゼ卿が手段を選ばずに収集した展示品は、
ローマに来たら絶対に見逃す手はありません。
美術館の外観です。残念ながら内部の写真撮影はNGなので、写真はここまで。
見学は完全予約制で、日本からはインターネットで予約ができます。でもすごく面倒です。
当日は、予約の取れた時間の30分前までに建物の地階で受付で手続きをしなければなりません。
また、原則として手荷物はクロークに預ける必要があります。
建物の入り口脇には小さな泉があり、受付がひと通りすんだら、
時間が来るまで、冷たい水に手をひたしながら、ちょっとひと休みです。
地階にはバールもあるのですが、天気がよい日は外で陽の光を浴びながら過ごすのも気持ちいいですよ。
予約時間近くになると、建物の入り口付近に人が群がってきます。
展示品の中でも一番の見どころは、やはりベルニーニの彫刻でしょう。
おそらく誰でも名前は聞いたことがあるだろう、
というのが下の2作品「プロセルピナの略奪」と「アポロンとダフネ」(写真はどっちも借り物です)です。
プロセルピナの太ももに食い込むプルートの指、月桂樹の葉に変わっていくダフネの髪の毛、
どちらも一個の大きな大理石から彫りだされたとはとても信じられないような質感です。
ベルニーニという人は、人物の一瞬の動きや表情をとらえることに関しては、
ミケランジェロよりはるかに上なように思います。
そしてもうひとつ、
ここに来るまでは名前も知らなかったのに、
印象に残ったのが、
この「時によってあらわにされる真実」です。
修復をしていないのでしょうか、
他の彫刻とは少し色が違っています。
テクニック的には、特にすごさは感じないのですが、
あらわになってしまった「真実」を象徴している女性が
なんとも言えずずばりタイトルそのものの
表情をしているのです。
2時間の制限時間をたっぷり使って、
一階は何周もしてしまいました。
このほかにも、
静的なミケランジェロの作品とは対照的な
「ダヴィデ」など、
ベルニーニの魅力でおなかいっぱいです。
見学が終わって、建物を出たあとは、裏の庭園へ回ってみましょう。
幾何学模様の植え込みで飾られた庭園は、非イタリア的でちょっと新鮮です。
庭園の中央には「ヴィーナスの噴水」があります。
子どもが落としてしまったのでしょうか、黄色いゴムボールが浮いていました。
というわけで、これでボルゲーゼ美術館の見学はおしまいです。
予約のわずらわしさと、予約自体がなかなか取れないこともあって、個人の旅行ではちょっと行きにくいのですが、
ローマに行ってココを見ないと、きっと後悔しますから、ぜひ訪れてみてください。
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広いボルゲーゼ公園の中には、趣向を凝らしたオブジェ?や噴水などがいたるところにあります。
どことなくボマルツォの庭園を思わせるようなグロテスクなものや、古代ローマの遺跡を模したものまで、
さまざまです。(個人的には、ボルゲーゼ卿のセンスは「?」と思ってしまうのですが…。)
上の写真は「神殿入り口」と名づけられた建造物です。
ここに古代ローマ時代の神殿があったわけではなく、 単なるレプリカです。
こちらは「ディアナ神殿」です。まあ、あづまやのようなものですね。
階段に腰かけて、ひと休みするのにちょうどいい感じです。ただ、日差しよけとしてはあまり役立ちませんが。
2人乗りのレンタサイクルで移動している人もちらほら見かけました。ほろつきでちょっと涼しげですね。
この日は、馬術の大きな大会が行なわれていたようで、たくさんの馬がここでリハーサルをしていました。
「海馬の噴水」です。4頭の馬が噴水を支えています。よく見ると、馬自身も噴水になっていることがわかります。
公園内は、こんな乗り物で移動することもできます。
ちなみに、この乗り物、レールの上を走っているわけではありません。
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ローマ旧市街の北のはずれにあるボルゲーゼ公園は、悪名?高きボルゲーゼ卿の庭園跡です。
ボルゲーゼ美術館のある公園、といえば「ああ、あそこね」とピンと来る人もいるでしょう。
とにかく広くて、敷地面積はなんと85ヘクタールもあるそうです。
イメージはちょっと違いますが、東京でたとえるなら、上野の不忍池一帯のような感じでしょうか。
その広い公園の中でも、一番のんびりできる場所が“湖水庭園”です。
朝早く起きて、木々に囲まれた人工池と、その向こう岸に建てられたエクスクラピオの神殿のまわりを散歩すると、
ここがローマであることを一瞬忘れて、ホッとした気持ちになります。
(ローマってところは、何かと緊張させられる街なんです。ミラノほどせかせかはしてないし、
ナポリやパレルモほどあぶなくはないんですけど…。)
池は、ボートにのって一周することもできますが、あまりおすすめしません。
池の水は、お世辞にもきれいだとはいえないからです。
あたりを散策するだけなら、少しも気にならない程度ですが。
そんな池ではありますが、意外にもたくさんの生き物が暮らしています。
市街地に緑が少ないからでしょうか、水鳥たちもごらんのとおり、にぎやかに泳ぎ回っています。
水鳥だけでなく、カラスやハトもやってきます。
ローマでは、カラスもどことなくおしゃれに見えるのは、気のせいでしょうか。
天気のいい日には、カメもみんなそろって日光浴です。
こんな天気のいい日には、時間が許すなら、
ベンチに座って半日くらいボーっとしていたいような気分になる、ローマの隠れたおすすめスポットです。
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ローマの北の玄関口、フラミニア門のすぐ脇に、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会があります。
この教会の見どころは、なんといってもカラバッジョの2枚の絵が飾られた“カラバッジョの礼拝堂”でしょう。
カラバッジョの作品は「写真撮影禁止」のため、これがぎりぎりのアングルなのですが、
右手に見えているのが「聖パオロの改宗(Conversione di S.Paolo)」です。
この絵と向かい合うようにして「聖ピエトロの逆さ磔」が飾られています。
教会内には、このほかにもいくつもの礼拝堂があり、それぞれに趣向を凝らした装飾がなされています。
入り口のすぐ右手にあるのは“ローヴェレの礼拝堂”で、
ピントゥリッキオの祭壇画が何ともいえない穏やかな雰囲気をかもし出しています。
向かい側には、映画化もされた小説「天使と悪魔」の“土”、キージ礼拝堂があります。
ラファエッロが設計し、ベルニーニの彫刻「預言者ハバスク」が据えられているのですが、
残念ながら修復中のため、見ることはできませんでした。
それぞれの礼拝堂は、いずれも個性的で、まるで礼拝堂の博物館のようです。
「チボの礼拝堂」です。色大理石が鮮やかですね。天井画の色彩も含め、全体が豪華?に調和しています。
教会の身廊です。あちらこちらにバロックらしい装飾が見られます。
クーポラです。思わずすいこまれて“天上の人”になってしまいそうです。
主祭壇も、いかにもバロック的な装飾がなされていますが、まつられているのは古い聖マリアの板絵です。
これが教会の名前の由来になっている“Madonna del Popolo” です。
ビザンチン風?なのでしょうか、よく見るととても柔らかな表情を浮かべています。
マリア様にお祈りをささげて、教会を出ようとしたら、ありました!こんなところにベルニーニ。
もうこれで、おなかいっばいです。見どころもりだくさんのこの教会、ローマに来たら見逃す手はないですね。
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ローマの北の入り口、フラミニア門のすぐ東に、ビンチョの丘と呼ばれる高台があります。
ここからの眺めで、なんといっても一番の見どころは、サン・ピエトロ大聖堂でしょう。
広場から真正面にそのクーポラを望むことができます。
広場は、そのままボルゲーゼ公園へと続いていて、緑豊かな中を散策することができます。
ただし、下の写真のように広場そのものには何にもありません。
写真左手のテラスのように見える部分が「展望台」です。
広場には、こんなカラフルな移動式のジューススタンドもたくさんあります。
でも“Che caro!”(なんて値段が高いの!)
時間がある人なら、ここからローマの街を眺めながら、
ビッラ(ビール)片手に、ボーっとすごす午後もなかなかいいかもしれませんね。
今回はイタリアの街歩きをちょっとひと休みして、私たちがこれまで出会った機内食の紹介です。
なんといっても機内食ナンバーワンはAFでしょう。見ためから違いますよね。
でも、これ何だと思います? 正解は・・・カツ丼です。
一品ずつが完成されているので、組み合わせのミスマッチもあまり気になりません。
デザートはザッハトルテ。
フランスパンはいらないかな、とも思いますが、ワインやチーズとの相性はぴったりです。
こちらが洋食メニューです。私はあまりテリーヌが好きじゃないんですが、これはおいしくいただきました。
あえて言えば水が開けにくいのがちょっと。
2008年のJALです。今はなきミラノ-成田便だと思います。
鯖の焼き物にタリアテッレが敷いてあるという、絶対に思いつかないような組み合わせに、
ボローニャ風ハム、うどん(うどんの薬味にわさびって…)、そしてティラミス!
誰が考えたメニューなんでしょうか。
こちらは2009年の成田-ローマ便だと思います。
鶏肉のトマトソース煮に日本的なスパゲッティ、カポナータ風の付け合せ、そしていなり寿司!
(冷蔵庫で2日くらい寝かせたような食感でした…)
ちなみにこっちが同じ便の日本食メニュー。メインが牛肉の和風煮込み?のほかは上と同じです。
同じ年のローマ-成田便です。これはかなりいける感じでした。
ひとつひとつの味も大切ですが、コンビネーションって大切ですよね。
付け合せはスモークサーモン、デザートはパンナコッタです。
2010年のパリ-成田便です。このラザーニャはかなりよかったです。
フランス発の機内食は、どこの航空会社でもおいしい気がするのは気のせいでしょうか。
同じく2010年のパリ-成田便です。お米もそれなりにおいしかったように思います。
茶そばはJALの帰国便の定番ですね。
こちらは同じ便の洋食メニューです。白身魚のオーロラソース煮です。
タリアテッレだと、けっこうごまかされちゃいますね。
そういえば、茶そばのめんつゆが使いにくかったのも思い出しました。
2010年のアリタリアのローマ行き、日本食メニューです。牛肉とごぼうの八幡巻きですが、期待はずれでした。
やっぱりアリタリアは洋食メニューじゃないと…。
ちなみにこちらが洋食メニュー。現地のセルフサービスのお店に近い感じの味です。
2011年のパリ-成田便です。JALなのにけっこうおいしくてびっくりしました。
メインはビーフシチューです。めんつゆのパックも改善されています。
ハーゲンダッツのアイスもうれしいですね。
和食メニューは、魚のあんかけです。どちらがいいかは好みが分かれるところかもしれませんね。
ベッルーノの街並みは、これまで訪れてきた南チロルやドロミティの町とは違って、
完全にイタリアのにおいがします。
もう少し正確に表現するなら、ヴェネツィアのにおいがする、といったほうがよいでしょうか。
街並みの向こう側にはドロミティの山々がその姿を見せてはいますが、
コルティナとは全く別の空気が流れているかのようです。
まずは街のはずれにあるサン・ステファノ教会(Chiesa di S.Stefano)へ。
シンプルながら正統派のゴシック様式の教会です。
脇にある広場も緑豊かで、栃の実がいくつも落ちていました。
内部は耐震のためでしょうか、細い鉄骨のハリがいくつも通っているのが少し気になりますが、
ヴォールト天井とバラ窓がなかなかいい雰囲気です。
教会を出ると、今度は旧市街へ。旧市街の入り口は、ドイオーナ門(Porta Doiona)です。
門の上のほうを見ると、「遊翼の獅子」のレリーフが。ヴェネツィアのにおいがするのも当然ですね。
通りには、ポルティコがありますが、窓やバルコニーの装飾は、ヴェネツィアン・ゴシック風です。
この通りは「メッツァテラ通り(Via Mezzatera)」。ベッルーノでもっとも古い通りの1つです。
やはりどことなくヴェネツィアの小運河沿いの街並みを連想させます。
こちらは、総督が利用していたレットーリ宮(Palazzo di Rettori)です。
アーチがとがっていないので、ルネサンス様式ですね。連窓と細い柱がヴェネツィア風です。
時計台は、周辺のヴェネツィアの衛星都市にはどこにでも見られるスタイルです。
同じ広場にドゥオーモがあります。
ファサードは13~14世紀のヴェネツィアン・ゴシックのアレンジでしょうか?
どこもかしこもヴェネツィアっぽいのかと思っていたら、鐘楼だけがなんとなく北のにおいがします。
でも、この鐘楼、新しい感じがしますよね。
ドゥオーモのそばには、こんな小さなかわいらしい礼拝堂がありました。
旧市街を抜けると、道幅が広くなるためか、街のあちこちからドロミティの山々を望むことができます。
さあ、ベッルーノのFSの駅に戻ってきました。そろそろ列車がやってきます。
ここから今日のうちにヴェネツィア→パリ→成田へと向かわなければなりません。
なんてハードスケジュールなんだろう…。
いよいよドロミティに別れを告げる日がやってきました。
昔は鉄道の駅だったというコルティナのバスターミナルから、
まずはカラルツォ・ディ・カドーレ(Calalzo di Cadore)までバスに乗ります。
オフシーズンのコルティナは本当に不便で、カラルツォからFSで何回も乗り換えてヴェネツィアまで出るか、
タイ・ディ・カドーレでプルマンを乗り換えてベッルーノ(Bellno)からFSに乗るか、
を決めかねていたので、とりあえずカラルツォまでの切符を買ったわけです。
プルマン自体は快適でした。
ドロミティの山々を眺めながら、カドーレ渓谷の小さな町々をバスは巡っていきます。
コルティナを過ぎてしばらくすると、車窓からはペルモ山(Monte Pelmo)が見えてきます。
なかなか写真を撮るタイミングがなく、ずいぶん遠くからの写真になってしまいましたが、
車窓からはもっと間近に見ることができます。
やがて右手に、チビアーナ山系の主峰、
サッソルンゴ・ディ・チビアーナ(Sassolungo di Cibiana)が見えてきます。
その手前、谷をはさんだちょうど向かい側に見える集落が、ムラーレス(Murales)と呼ばれる壁画で有名な村、
チビアーナ・ディ・カドーレ(Cibiana di Cadore)です。
プルマンやFSの時刻が許せば、ぜひ訪れてみたい場所だったのですが、
今回は残念ながら車窓から眺めるだけになってしまいました。
やがてプルマンは谷を抜けて、ピエーヴェ・ディ・カドーレ(Pieve di Cadore)へと向かいます。
ピエーヴェの街の少し手前には、写真のような美しい風景が広がっています。
ピエーヴェの市庁舎前広場です。ここも時間があれば、下車してゆっくりしてみたかったのですが・・・。
プルマンは、ピエーヴェの街を出てからほどなくして、
カラルツォ・ディ・カドーレ(Calalzo di Cadore)のFSの駅前に到着しました。
列車が来るまで一時間と少し。
プルマンの時刻表を確認すると、10分ほどでベッルーノ行きのプルマンが出発します。
これはプルマンに乗るしかない、ということですぐに切符を買ってプルマンに乗り込みます。
乗り込んだプルマンは、タイ・ディ・カドーレ (Tai di Cadore)までもと来た道を引き返していきます。
これならチビアーナに行けたかも、という思いが頭をよぎりますが、いまさら言ってもはじまりません。
ベッルーノで少し時間の余裕ができたことを喜ぶべきでしょう。
Tai di Cadoreの近くからの眺めです。正面に見えている山はクローダ・キュズ(Croda Cuz)で、
その奥がチビアーナ山系、チビアーナの村は写真の右手です。クルマなら15分程度でしょうか。
タイ・ディ・カドーレのバス停です。
コルティナから同じプルマンに乗ってきた人が、ここで私たちの乗ったプルマンが来るのを待っていました。
今日もいい天気、バス停からも山々がきれいに見えます。
ドロミティの山をこうやって眺めるのも今日で最後かと思うと、ちょっとさみしい気持ちになります。
プルマンは、一時間ほどでベッルーノの町に到着しました。
私たちにとっては、ボルツァーノ以来の大きな町です。
列車の出発まではまだ時間があります。ベッルーノの町を少し散策してみましょうか。