大階段と陶器の町、カルタジローネへは、カターニアからプルマンで1時間30分ほど。
プルマンは途中、空港を経由するため、けっこうな数の人が利用します。
カルタジローネのバスターミナルは、FSの駅のすぐそばにありますが、閑散とした雰囲気です。
旧市街へと向かうバスの停留所は、駅やバスターミナルからは、少し離れたところにあります。
バスターミナルからバス停まで
プルマンもここに停車するのですが、事情がよくわからない私たちは、
バスターミナルまで乗ってしまったというわけです。
目印はこのタバッキと、向かいにあるガソリンスタンドです。
時刻表は真っ白。イタリアにかなり慣れた人でなければ、これを見てバス停だとは思わないでしょう。
とにもかくにも、カルタジローネまでは到着しました。
ここから旧市街のホテルにたどり着くまでが、また一苦労なのですが…。
サンタガタ・アッラ・フォルナーチェの裏手には、もう一つ聖アガタにまつわる教会があります。
それがサンタガタ・アル・カルチェレ教会です。
カルチェレとは「牢獄」の意味で、聖アガタが捕らえられていた牢獄の上に建てられたとも、
聖アガタのお墓の上に建てられたともいわれています。
この教会の床には、聖アガタが拷問を踏んばって耐えた時にできた足跡が残っているそうですが、
残念ながら見つけることができませんでした。
もしかしたら、床に残っているんじゃなくて、掲示されていたのかもしれませんね。
このほかにも、カターニアには聖アガタにまつわる教会がたくさんあります。
聖アガタの痕跡を探しながらカターニアの街歩きをしてみるのもいいかもしれませんね。
ステシコロ広場の西側に面して立つ教会です。サン・ビアージョ教会とも呼ばれています。
カターニアには、ドゥオーモをはじめとして聖アガタにささげられた教会が数多くあり、
それぞれに聖アガタにまつわるエピソードが残されています。
ここサンタガタ・アッラ・フォルナーチェ教会は、フォルナーチェ(大きな窯)という名がつけられているように、
聖アガタが火あぶりにされたといわれる場所の上に建てられた教会です。
残念ながら内部を見学することはできなかったのですが、
聖アガタが火あぶりにされたときに使われた窯の一部が再現されているそうです。
それにしても、この日は祝日のためか、中を見られない建物が多かったのがちょっと残念でした。
旧市街の北にある、カターニア市民の憩いの場所です。
もともとはビスカリ家の持ち物だったものを、カターニア市が買い取って公園にしたとのこと。
19世紀の終わりごろの話です。
きれいに手入れされた植え込みと、大きな2本のヤシの木が印象的です。
中央に置かれているのはベッリーニの胸像でしょうか。
ベッリーニの胸像の両脇にある階段を上っていくと、
高台へと続く坂道の途中にカターニアのシンボル、象が描かれていました。
坂の途中からエトネア通りの方向をふりかえってみたところです。
中央の池は、ふだんは噴水になっているようですが、この日は水が噴き出していませんでした。
公園の高台からは、頂上が雪でおおわれたエトナ山がくっきりと見えていました。
Pasticceria Savia (パスティッチェリア サヴィア)
ベッリーニ公園の目の前、エトネア通りにあるパスティッチェリアです。
パスティッチェリアというくらいですから、ドルチェが売り物なのですが、
ここで食べてみたいのはなんといってもアランチーニ。
店内は多くのお客さんでごった返していました。オーダーをするのにも一苦労です。
とりあえずショーケースで現物を見てから、Cassaで代金を払います。
オーダーしたのは、Arancine alla Catanese(ナス入り)とArancine al RAGU'(ミートソース)です。
どちらも握りこぶしくらいの大きさがあります。
テラス席はこの混雑。私たちはテラス席をあきらめて、ベッリーニ公園で食べることにしました。
アランチーニは、感動するほどの味とはいきませんでしたが、おいしかったですよ。
他にも、カッサータやカンノーリなどもおすすめです。
とりあえず、話のネタに行ってみてソンはないと思いますよ。