i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

オルヴィエートのホテル

2007年08月08日 | オルヴィエートとチヴィタディバニョレジョ

Hotel Maitani (ホテル マイターニ)
                               
Hotel_mai1_1_5(この写真はホテルの
   パンフレットからお借りしました)


ドゥオーモから徒歩1分、
マイターニ通りに入って
すぐ左手にあるホテルです。
フニコラーレの駅からのミニバスは
ドゥオーモ前にも停車するので
交通アクセスもよく、
観光にはとても便利な
ホテルだといってよいでしょう。







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朝もやの中にかすむドゥオーモのファサードは神秘的な美しさです。

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夜には街の明かりに照らされ、ぼんやりと金色に光るファサードを見ることができます。 


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屋は、よく言えば伝統を感じさせる、別の言い方をすればやや古ぼけた雰囲気で、
あまり実用的とはいえません。
もちろん、4つ星なので設備は整っていますが、 ベッドが小さくスプリングがきしむ感じが気になりました。

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バスルームは、なにもないところにいきなりネコ足のバスタブが置いてあり、
シャワーカーテンも何もなかったので、お湯をこぼさないように気を使いました。

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朝食は、屋上のテラスでいただくものとばかり思っていましたが、1階の朝食ルームに用意されていました。

立地と雰囲気は申し分のないホテルです。中世の気分を味わいたい、という方はぜひどうぞ。

ホテルマイターニのホームページはこちら
http://www.hotelmaitani.com/
 

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かしこい旅、エクスペディア

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オルヴィエートのレストラン

2007年08月05日 | オルヴィエートとチヴィタディバニョレジョ

TRATTORIA ETRUSCA(トラットリア エトルスカ)

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まずは前菜とワインをオーダー。ノルチャ産の生ハムと、オルヴィエートの白です。
生ハムはほどよい塩加減でワインとよく合います。
ワインもなぜか日本で飲むよりもおいしく感じます。(しかも安い!)

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プリモは白トリュフのピッチャレッリ。
ピッチャレッリというのは、ウンブリア地方独特のパスタで、
スパゲッティに比べてかなり太く、うどんのようなコシがあります。
で、白トリュフなんですが、こちらはテーブルに丸のまま持ってきて、
サーブするときにスライスしてくれるのです。
このパスタは、それはもうBuonissimo!、Ottimo!で、
今までイタリアで食べたパスタのベスト3に間違いなく入る味でした。

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セコンドはウサギのグリルで、
コントルノ(何をオーダーしたか覚えてない)と赤ワインもあわせてオーダーしました。
こちらもおいしかったのですが、ワインのせいで、このあたりから少し記憶があいまいに…。

帰りには夜のドゥオーモに立ち寄り、しばしファサードを眺めてからホテルへと戻りました。
そして、幸せな気持ちでぐっすりと眠ったのでした。


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サン・パトリッツォの井戸

2007年08月02日 | オルヴィエートとチヴィタディバニョレジョ

フニコラーレの終点、カエン広場から続く並木道を抜けると、
オルヴィエートの駅方面を見渡せる小さな見晴し台に出ます。
その一角に「サン・パトリッツォの井戸」と呼ばれる井戸があります。
この井戸は、神聖ローマ帝国軍によるローマ略奪の際に、
オルヴィエートに逃げてきていた法王クレメンテ7世が作らせたもので、深さが62mもあります。
二重螺旋構造になっていて、下る人と上る人がすれ違わなくていいようになっています。
(つまり、いわゆるつるべ井戸ではなくて、わざわざ井戸のそこまで降りていくタイプの井戸だということです。)

井戸の外観(入り口)
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オルヴィエートの観光名所だというので、わたしたちも底まで降りてみましたが、
「ただ疲れた」というのが正直な感想です。
しかし、上り下りの途中は、なんだか自分が中世の世界に迷い混んだような気分を味わいました。
皆さんも、オルヴィエートを訪れる機会があれば、ぜひ一度話の種に井戸の底まで降りてみてください。

降りる途中に底のほうをのぞく
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中から外を見る
00280059

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オルヴィエート:中世の街並み

2007年07月30日 | オルヴィエートとチヴィタディバニョレジョ

オルヴィエートの街並みは、中世の面影をよく残しています。
これといった見どころがあるというわけでもないのですが、ただ散策するだけで十分楽しめる街です。

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メインストリートは街の東の端にあるカエン広場から西のレプッブリカ広場へと通じるカブール通りと、
街の中心南よりにあるドゥオーモから北西に伸びるドゥオーモ通りで、
この2つの通りが交わるあたりが一番にぎやかな場所になっています。
陶器店や、エノテカ、ちょっとおしゃれなブティックなどが並んでいます。

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そこから北に進むとカピターノ・デル・ポポロ宮殿です。
市民隊長の宮殿とでも訳せばいいのでしょうか。いかにも“隊長”の住まいといった感じの建物です。


オルヴィエートの猫                         ミケランジェリ通り
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再びカブール通りに戻り、少し西に進むと、
様々なジャンルの芸術家の作品を売るショップが立ち並ぶミケランジェリ通りの入り口があります。

レプッブリカ広場(中央がサンタンドレア教会、右が市庁舎)
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さらに西に進むとレプッブリカ広場です。
ここには市庁舎やサンタンドレア教会があり、古くからの街の中心です。
ここから西の端にかけて、オルヴィエートで最も古くからの街並みが残っています。
途中には、ポッツオ・デラ・カーヴァ(カーヴァの井戸)という
エトルリア時代の井戸や住居の様子を見学できる場所もあります。

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街の西の端まで行くと、そこからはウンブリアの田園風景が見渡す限り広がっています。
そこから南のほうには崖沿いにずっと道が続いており、田園風景を眺めながらの絶好の散歩道です。

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道沿いに進み、サン・フランチェスコ教会を通って、マイターニ通りに入ります。
まっすぐ進むと、やがてドゥオーモのファサードが正面に見えてきます。
ドゥオーモ広場に戻ったら、マイターニ通りの一本南の道をちょっとのぞいてみましょう。
そこはドルチ通りと呼ばれる小道で、上にいくつものアーチがかかる雰囲気のある道です。
ドゥオーモからちょっと入るとこんな小道がある、それがオルヴィエートの魅力です。

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オルヴィエートのドゥオーモ

2007年07月27日 | オルヴィエートとチヴィタディバニョレジョ

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オルヴィエートには、イタリアでも有数の美しいドゥオーモがあります。
このドゥオーモを見るだけでも、オルヴィエートに来る価値があるでしょう。


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ファサードは、シエナ出身のロレンツォ=マイターニのプランによるためか、
シエナのドゥオーモに非常によく似ています。
シエナのドゥオーモと比べると、彫刻が少ない分すっきりした印象があり、
全体が一枚の三連祭壇画のように見えます。
また、バラ窓とその周囲に細かい装飾がほどこされている点も、シエナとの大きな違いです。
ファサード下部と正面扉は、浅浮き彫りで装飾され、ファサード全体の印象を引き締めています


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ドゥオーモの建築は「ボルセーナの奇蹟」(ボルセーナの町で、
ミサの最中に“キリストの身体”の象徴として信者に配られるパンから、
キリストの血がしたたり落ちてきた)の聖遺品である血のついた麻布を納めるために、
13世紀の終わりに始められました。
完成には一世紀以上の年月がかかっており、ロマネスクとゴシックが複合した建築様式です。


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内部はロマネスク様式のシンプルな構造ですが、
後陣がゴシック風のステンドグラスと壁一面のフレスコ画で飾られているため、
華やかさもあわせ持っています。


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朝もやの中にぼんやりと浮かび上がるドゥオーモのファサードは、神秘的な雰囲気がいっそう強まります。

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また、夕方になると、金色をベースにしたモザイク画が夕日を浴びて全体が美しく輝きます。
多くの人が、ドゥオーモの正面向かいにある建物の外壁の出っぱりに腰掛けて、
長い時間ファサードに見入っていたのがとても印象的でした。

ソニーストア

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オルヴィエートのフニコラーレ

2007年07月24日 | オルヴィエートとチヴィタディバニョレジョ


オルヴィエートの旧市街へと向かうフニコラーレの駅は、FSの駅のすぐ目の前にあります。


10分~15分おきに運行されているので、長い時間待つこともありません。
ただし、夜は20時30分までしか動いていないので、
遅い時間にオルヴィエートに着いた場合にはミニバスを利用することになります。


こんな感じの坂道を10分ほど登ると旧市街です。


旧市街の駅です。デザインがふもとの駅と全く同じですね。
ここから旧市街を周回するミニバスへと乗り継ぐことができます。

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オルヴィエートは天空の街

2007年07月21日 | オルヴィエートとチヴィタディバニョレジョ

ローマから車または列車で一時間ほど北に向かったところに、オルヴィエートという街があります。
この街は、旧市街全体が、まわりを崖で囲まれた台地の上にあります。
ローマ方面から向かう途中に見える街の全景は、まるで「天空に浮かぶ街」です。


オルヴィエート遠景
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00280103_3  00280054                           FSの駅は旧市街のふもとにあるため、旧市街へはミニバスかフニコラーレを利用して行きます。     

オルヴィエートの街は、中世の雰囲気をよく残しており、
イタリア・ゴシックの最高傑作とも言われる華麗なドゥオーモでも有名です。
また、街の起源は古くエトルリア時代にまでさかのぼり、エトルリア時代の遺構も多く残っています。
次回からは、オルヴィエートの街を少しずつ紹介していきます。

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小さな街を散歩する

2007年07月18日 | オルヴィエートとチヴィタディバニョレジョ


チヴィタ・ディ・バニョレージョへは、隣町のバニョレージョからしか行くことができません。
バニョレージョのバスターミナルから町はずれの“展望台”と呼ばれる場所まで、
ミニバスが運行されています。
歩いても20分くらいですが、それに乗った方が便利です。
“展望台”には、リストランテが一軒あり、そこからはチヴィタの全景を見渡すことができます。


00280045“展望台”から坂を下りると、
軽自動車がやっと通れるくらいの幅の橋がかかっており、
これを渡ってチヴィタの街に入ります。
この橋を渡る以外にチヴィタに入る方法はありません。


橋はけっこうな高さがあり、
おまけに途中からかなりの急傾斜になっています。
高所恐怖症の人は、ここに住むのは無理かもしれませんね。



橋を渡り終わったところには、小さいけれどしっかりした造りの門があり、
この門をくぐると、そこがチヴィタ・ディ・バニョレージョの街です。


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街に入ると、そこは中世そのものです。細い石畳の道に、レンガ造りの家。
ブランドショップやスーパーマーケットなど、現代的なものは何ひとつありません。
しかし、どの家も良く手入れされており、鉢植えの花や緑が街のレンガ色によく映えています。

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門をくぐってから、
メインストリート(と呼べるほど広い道ではありませんが)を50mも進むと、
街の中心である広場にでます。


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ここにはサン・ドナート教会があり、バールも一軒だけあります。
広場では、何匹かの猫が気持よさそうにくつろいでいました。
この街では、まるで時間の流れが止まっているかのようです。
 
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広場から再びメインストリートを100mほど進むと、そこは行き止まりになっており、
もうチヴィタの町はずれです。

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そこからは、トゥーフォの風景だけが広がっています。
わずか200mほどの楕円形をした台地の上に建つ街、それがチヴィタなのです。


00280038_1行き止まりから少し戻ったところに、
ひとりのおばあさんが座っていました。
近くまで行くと、手招きをしながら声をかけてきます。
どうやら、自分の家の庭から景色を眺めていけと言っているようです。
私たちは、お言葉に甘えて、庭からの景色をしばらく楽しみました。

その帰り、おばあさんにあいさつをすると、
チップを要求するではありませんか。
少し複雑な気持になりましたが、
チヴィタの街に寄付するつもりでチップを置いて帰ってきました。


そのあと、広場に戻った私たちは、広場の近くのオステリアで
サルシッチャやブルスケッタの素朴な昼食をとりました。
そして、この小さな街が、いつまでも今のままであるようにと思いながら、
チヴィタを後にしたのでした。



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ENOTECA Online(ワイン通販 エノテカ・オンライン)

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究極の“陸の孤島”

2007年07月15日 | オルヴィエートとチヴィタディバニョレジョ

ラツィオ州の北部、ボルセーナ湖の東にチヴィタ・ディ・バニョレージョという本当に小さな街があります。
この街は、ただ小さいだけではなく、写真のように、断崖絶壁に囲まれた本当にすごいところに作られています。


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チヴィタ・ディ・バニョレージョ遠景


このあたりは、トゥーフォと呼ばれる凝灰岩でできた土地で、川の侵食などの影響を受けやすいため、
あちこちに同じようにまわりを絶壁に囲まれた台地状の地形があります。
敵からの進入を受けにくいこのような場所に作られた都市は多く、その代表格がオルヴィエートです。
それにしても、このチヴィタのように、
まるで大海原の中の小島のような場所に作られている街は他に例がありません。

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チヴィタ・ディ・バニョレレージョのまわりには、こんな風景がひろがっている

しかし、この街はもともとは隣町のバニョレージョと陸続きだったそうです。
度重なる土地の崩落の結果、今のように「陸の孤島」になってしまったわけです。
住む人の数も減り続け、現在、この街で生活している人は、わずか20人ほどだそうです。
実際に住んでみると、きっと不便なことも多いのでしょう。
しかし、この街を一度でも訪れたことのある人たちなら、
空想の中からそのまま抜け出してきたようなこの街が、
廃墟になることなくずっとこのまま「生きている街」であってほしい、と願うに違いありません。

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チヴィタへは、谷にかかった橋を渡っていく


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