JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

やっぱ海だよね

2011年08月28日 | y-その他

さてもあいかわらず変に忙しい毎日を過ごしております。
それでも、先週は二晩連続で飲みに出掛けてたりするんですから、懲りないっちゃ懲りないんでありますが・・・・・
そんな二晩め、いつものように飲み相手はS君であります。(「頼むからブログで[嫁さんに]行動がバレルようなことはせんでくれ」と彼は言いますが、悪いことしてるわけじゃないんだら・・ねぇ。笑)
O-クママのバーを「カラオケでも」てな勢いで出た後でした。
真っ暗な路地に何か落ちてたんでしょうか、足をコキっとやっちゃいましてね。
「アハハハハ、ハシゴ道でこけちゃいましたぁ。」
いやいや、笑い事じゃなくて、メガネ破損、右肩強打、すりむけ数カ所と被害は思った以上に甚大で(それでもその後も飲んではきたんですけど)、昨日なんか肩の痛さが脳天にまで来る感じで「ヒーヒー」言ってたんであります。

しかぁ~~~し「災い転じて福と成す」でございましょうか、「痛いんじゃしょうがない」と今日は家の仕事も頼まれず、一日好きなことが出来ることになったのです。(ラッキー!)
とはいえ、家でゴロゴロしているとまた何を言われるかわかりませんから、何処へ行くとはなしに家を出ました。

「そうだぁ、やっぱ海だよねぇ」
幸い空は久々の晴天、海風でも感じながら読もう読もうと溜め込んだ本でも読んでこようかってなわけです。

半年前に何をしたかなんて考えちゃいない波が、気持ちよく打ち寄せてきます。
海風に放射能の隠し味が利いているかどうかは別として、波音を聞きながら本を開けばこんな優雅な一時はありませんねぇ、肩の痛さも忘れる快さです。
「やっぱ海だよなぁ・・・・・」

そんなこんなで、充実した時間を過ごすと、「動いちゃないけど腹は減る」んでありまして、
「そうだぁ、週末だけ再開したあの『道の駅』にでも行ってみようか」

  

復興イベントでしょうか、ちょっとしたアマチュアバンドコンサートなんかも開かれていて、多くの人でにぎわっていました。


裏はまだこんななんですけどね。

「ではさっそく昼飯を・・・・・」
まだレストランの復興まではいかぬものの、地場の野菜に果物(もちろん、放射能検査済み)、その他諸々数はイマイチでしたが元気に販売していました。
「いくら何でもトマトと梨を囓って昼飯ってぇわけにもいくまいて・・・・弁当弁当」
ただねぇ、何が悲しいって、目の前海ですよ、しかも裏には漁港・・・・なのにア~~タ、海産物がなんもないんです。
「シラス!!!ホッキ!!!ウニ~~~~!!!くっそ!憎っくき放射能め!!」
って、無い物ねだりはいけません。
けっきょくこんなんを買いました。

以前紹介しましたが、「ソースカツで町興しを!」なんてぇことをやっていた地区でもあるんですねぇここは。
あの時私が行ったあの店は震災で無くなってしまいましたが・・・・・
海を眺めながら食す『ソースカツ弁当』もオツなもんでござんしたよ。

そんなこんなで優雅な時間を過ごし帰宅すると、
「○○、今晩はご飯の仕度いらねぇわ」
「ありがたやありがたや」得意のもらい物です。
「ほんなら、梨でもお返しに持ってたら」
『道の駅』で買って来た梨が活きましたぁ、
「エガッタエガッタ」(笑)

てなことで『料理当番、本日の一品』ですが、ほぼもらい物で・・・・・・・秋刀魚卸して茄子焼いて、味噌汁とサラダを作って、そんなことしかしてないんですけどね。

初秋刀魚刺しです。いやいや良い世の中になったっちゃなったんですがね、地場の秋刀魚じゃなくても刺身でいけるという・・・・・良いんだろうか?

これを貝焼きと称しまして、我が田舎の名物なんですが、もちろんこれはロシア産、地場の物ならこんな(どんな?)味じゃありませんて、それが食べられない悔しさ、ア~タ、わかりやすか?

あとは、茄子焼きとサラダ、味噌汁、お新香・・・・・そ・れ・と、これまたもらい物の濁り酒でござんした。

さて、今日の一枚は、じつに私らしくない一枚を選んでみました。オールスターズです。

1962年といえば、そうキューバ危機のさなかとでも言いましょうか、そんな時にベニー・グッドマン楽団はソ連公演を行ったわけでして、それは画期的な企画であったんでしょうねぇ、米国文化の象徴的音楽(国内的にどんな状況であったかは別として)JAZZをまさに冷戦下まっただ中のソ連で公演てんですから、しいて言えば嫁さんの前で浮気相手とチークを踊る?????(いや違うか。笑)
まっそれに近いもんですよ。一つ違うのは、私の考えるようなただ身体を密着させるチークではなく、観客をウットリさせる技量あるチークでだったということでありましょうか、ともかくこの公演は大成功に終わったそうであります。

そんな流れを受けて、さっそくにもこの成果をアルバムにせぬ手は無いとじつにマイナーなレーベルが名乗り出たのでありました。

それがこのアルバムというわけでして・・・・・
そうですねぇ、私にとってはとりたてて前のめりで聴くアルバムでは無いでしょうか、ただ、「RUSSIAN LULLABY」での、エディ・コスタのピアノとジェリー・ドシオンのフルートあたりに、私はちょっとだけ耳が行ったりするんであります。(フィル・ウッズやズート・シムズがイマイチと言ってるんじゃありませんからね。)

いずれにしても、悪い演奏ではけしてありません。コンボ慣れしている私の耳にはチト違和感がありますが、この人数でグッドマン楽団らしい雰囲気も醸し出しているところなんざぁ、アル・コーンの手腕にも敬意を表するべきでしょうかね。

たまにはこんなアルバムもアリかな。

JAZZ MISSION TO MOSCOW
1962年7月12日録音
ZOOT SIMS(ts) PHIL WOODS(as,cl) JERRY DODGION(as,fl) GENE ALLEN(bs) JIMMY MAXWELL, MARKIE MARKOWITZ(tp) WILLIE DENNIS(tb) EDDIE COSTA(p) BILL CROW(b) MEL LEWIS(ds)

1.MISSION TO MOSCOW
2.THE SOCHI BOATMAN
3.MIDNIGHT IN MOSCOW
4.LET'S DANCE
5.RUSSIAN LULLABY
6.RED, WHITE AND BLUE EYES



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