JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

一筆啓上、ATMとは言わせない。

2008年02月21日 | v-x

先日、北原保雄先生が編纂された『KY式日本語』がいろんなところで話題になっていましたが、今日の昼休みは『KY式日本語』は是か非かの話で盛り上がりました。(まぁ、どうでもいいっちゃどうでもいい話なんですけどね...笑)

KYが空気読めないくらいならまぁ良しとしても、PTAなんて三つくらい意味があんですよ」とSS君。
「えっ?小学校と中学校と・・・・幼稚園か?」
「そのPTAじゃないですよ。」
(「分かってんよ、ボケただけジャン・・・」)
パットを使うAカップでしょ、パンツ、タイツ、網タイツ、それからパトラッシュと歩いた
「パトラッシュと歩いたぁ????何じゃそりゃ」
「だから、挫けそうになったときは心のなかでPTAを唄おう、てな感じで使うんだって」
「・・・・・・・・わけ分からん」

でもよくよく考えてみれば、こういった暗号のような言葉を作って特定の人だけが分かり合えるみたいな事って、日本人は昔から好きだったんですよね。
ほら、ジャズなんかも「ズージャ言葉」ってぇのがあったじゃないですか。
「ゆうべさぁ、シースー喰いにナオンとでかけたら、ゲー万もとられちゃったよ」
てな。(今どきこんなヤツはいないでしょうけど)
逆さ言葉は別としても、ツェー、デー、イー、エフ、ゲー、アー、ハー、オクターブ、ナイン、ツェージュウ・・・・・これは私も使った覚えがあります。そうそう、C調なんてぇのは大橋巨泉が流行らしたんですよね。私はサザンの「C調言葉に御用心」で覚えたんですけど(ウソウソ)

時代時代にそんな暗号めいた言葉が流行るのは、日本の伝統なのでしょう。仲間内だけで分かり合える言い回しが楽しいという気持ちも分からなくありませんもんね。

「バブさん、でもね、メール打つときなんか短いから助かるんですよ」とは事務員。
なるほど「用件は短く的確に伝える」これは大切なことであります。

一筆啓上、火の用心、お仙泣かすな、馬肥やせ

家康の重鎮、本多作左衛門重次が戦場から妻宛に送ったといわれる手紙ですが、このくらい簡素でありながら内容がきちんと伝わる、まさに模範のような手紙です。
メールの文もかくあるべきと思えば、『KY式日本語』の活用も否定は出来ないかもしれません。

よぉ~し、私もATMなどと言われないように、明日もYMで頑張るぞう!!

さて、今日の一枚は、ブリブリのテキサス・テナー、ドン・ウィルカーソンです。
ウィルカーソンというとレイ・チャールズのバンドにいたことでも有名ですが、ジャズメンとしてほとんど無名の時期にソニー・クラーク、グラント・グリーンという万全の布陣でこのアルバムを録音したということは、かなりの期待もあったのだろうと思います。

ともかく、男性的なブリブリ・ネバネバのテナーがお好みなら、ぜひとも抑えておきたい一枚であるとは思います。それだけに好き嫌いもハッキリとするテナーマンなのかもしれませんけど。

ともかく、「いろいろと考えずにバーンっと聴いちゃって下さい。」そんなアルバムです。

PREACH BROTHER ! / DON WILKERSON
1962年6月18日録音
DON WILKERSON(ts) GRANT GREEN(g) SONNY CLARK(p) BUTCH WARREN(b) BILLY HIGGINS(ds)

1.JEANIE-WEENIE
2.HOMESICK BLUES
3.DEM TAMBOURINS
4.CAMP MEETIN'
5.THE ELDORADO SHFFLE
6.PIGEON PEAS

追伸、
私はこのブログを所在場所を明かさない形で運営してきました。でも、もう長く付き合っていただいてる皆様には、ほとんど推測できる状況にあると思います。
そこで、所在地が判明してしまう事ではありますが、昨日お話ししました「知り合いが企画したクラシックコンサート」の告知をここでしたいと思います。

3月19日(水)福島テルサ 開演18:30
3月20日(木)郡山市文化センター  開演14:00
3月21日(金)いわき市文化センター 開演18:30
3月23日(日)白河市民会館 開演14:00
連絡先 0246-96-6809 (平子久江マリンバ&パーカッションコンサートin福島 実行委員会)

シエナ・ウインド・オーケストラの打楽器奏者、平子久江を中心に、マリンバ、パーカッション、クラリネットといった布陣で演奏を聴かせてくれるそうです。

我が知り合いも成功に向けて一生懸命頑張っているようです。興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひともお声かけいただき、聴きに行ってやって下さい。