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続き■澁谷俊彦展ー起源・発生 / 共生・共存 (2020年9月1日~11月29日、帯広)

2020年12月04日 09時26分04秒 | 展覧会の紹介-現代美術
(承前)

 ネタバレ回避のため、順路の後半部分は、会期終了後に掲載することにしました。

 札幌の現代美術作家、澁谷俊彦(Toshihiko Shibuya)さんの野外インスタレーションです。

 プッシュピンを、倒木や切り株にさしていくというシンプルな作品ですが、大きな自然のなかに巧みにとけ込んでいます。

 前項は黒いピンでしたが、後半、目に飛び込んできたのは、水色のピンです。

 落ち葉やキノコのようすが季節にしたがってうつろっていき、それとともに作品の見え方も変わっていったんだろうなあ。



 「フォレスト フロアガーデン りすのあそびば」
と水色の看板に書いてあります。

 直径10メートルほどの土塁に囲まれた、竪穴住居跡のような空間です。
 入り口は、門のようになっており、頭上に丸太が掛け渡してあります。

 その丸太にも薄いオレンジ色のピンがさしてありました。



 いちばん奥まったところにある池の手前。
 ベンチが置いてあり、かたわらの倒木にもピンが点在しています。

 池の水面にはびっしりと藻のようなものが浮かんでおり、カモが着水するたびに、藻が左右に割れて水面が姿を見せるのがおもしろかったです。
 
 さて、澁谷さんはこの冬、札幌パークホテル前に「SNOW PALLET」を展開しています。
 地下鉄南北線中島公園駅からすぐなので、ごらんになってください。
 これについては、また別項で紹介します。


2020年9月1日(火)~11月29日(日)午前8時~午後5時
真鍋庭園内・森のオープンギャラリー大きな木(帯広市稲田町東2線6)
入園料千円(子ども200円)

www.toshihikoshibuya2.com


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澁谷俊彦個展-青い雫09-

澁谷俊彦展 森の雫(2008年3月)■つづき
2000~07年は、上のリンクからたどってください




・帯広駅バスターミナルから、十勝バス「2 循環線」に乗り「西4条南39丁目」で降車。真鍋庭園入り口まで約300メートル、徒歩5分(バスはおおむね1時間おき)
・JR帯広駅から約3.8キロ、徒歩48分

※無料駐車場完備


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