札幌を拠点に、北海道内を中心にしたアートの情報発信や、展覧会の紹介などをしているブログです。
2000年に始まったサイト「北海道美術ネット」から徐々に移行し、05年にブログを始めました。
ほぼ毎日更新しており、2024年7月以降は1日に複数の記事を投稿することが増えています。
東日本大震災など災害の犠牲者の皆さまに哀悼の意をつつしんで表明するとともに、避難者が一刻も早く落ち着いた生活に戻 . . . 本文を読む
北海道新聞2025年3月15日サタデーどうしん面に、Work In Progress 12 「Beyond Boundaries 境界を超えて」の展覧会評を書きました。<展覧会>Work In Progress 12 「Beyond Boundaries 境界を超えて」:北海道新聞デジタル「普通、展覧会では完成作品を展示する。創造に関わる作者の舞台裏の思 . . . 本文を読む
表題だけを見ると、プロ野球北海道日本ハムファイターズのファン向けの記事みたいに見えます。
もちろん、そういう人が読んでも役に立つと思いますが、このブログとしては
北広島の「にじのかかるところ」へ公共交通機関で行く方法
というのが主眼です。
「にじのかかるところ」は、2022年にオープンした、社会福祉法人北ひろしま福祉会のレストラン&ベーカリーです。
ここのレストランは、ギャラリーと . . . 本文を読む
(承前)
えーと、なんの話でしたっけ。
そうそう、雪解けで、表通りはすっかり路面が出て車が走りやすくなっているけれど、歩道や生活道路はシャーベット状の雪や水たまりで、歩くのに難儀するという話でした。
雪が解けたら春になるから、だれもあまり文句は言わないわけです。
札幌市資料館を出て、北1条西13丁目(教育文化会館前)から「高速いわない号」に乗りました。
この写真は、バ . . . 本文を読む
どうでしょうって言われても
歩きにくすぎて疲れる
としか言いようがないんですけど…
話は変わって愚痴っぽくなりますが、交通費が高いです。
以前は家から札幌の中心部に行くには240円で済みました。
消費税が上がる前は片道230円でした。
ところが、一昨年に直通バスが廃止になって全路線が地下鉄乗り継ぎになりました。
その後バス運賃も値上がりし、いまでは片道410円です(390円で済 . . . 本文を読む
平塚運一は1895年(明治28年)松江生まれ、1997年歿というから、102歳まで生きた長命の版画家です。
会場には、1918年(大正7年)の「髪結」から91年「椰子並木街道 パームスプリングス 南カルフォルニア」(冒頭画像の右)までの版画が並んでいます。
10年代から90年代まで作品がある芸術家は、そうそういないと思います。
しかも、戦前は創作版画運動の中心的な存在として活躍しながら、6 . . . 本文を読む
新千歳空港行きバスの停留所まで娘を送ってから、ギャラリー巡りに出発。
きょうは中心部への往復ですが、その前に、西岡の喫茶十字館(Instagram : @jyujikan ) へ。
浅野マリさん、北川珠実さんの二人展「小さな物語」が開かれていました。
絵画教室「V展」の生徒さんで、静物画を中心に並べています。
19日まで。
澄川から地下鉄南北線で大通へ。
12日で終了する、北 . . . 本文を読む
札幌の水彩画家石垣渉さんが、百貨店では2度目となる個展を開いています。
目を引くのは「厳おごそか」(冒頭画像の右)。
80号を2枚横につなげた、M150号という、水彩としては破格の大きさです。
手前は、石垣さんが近年よくモティーフにしている雪の道。ザクザクの、荒れた路面です。
遠景には、利尻富士を参考にしたという大きな山容が描かれ、さらにその上に葉のない木がそびえて、写実的な絵が一気 . . . 本文を読む
道内書壇の最長老で、札幌のかな書家竹内津代さんの訃報が、けさ3月12日の毎日新聞と北海道新聞に載っていました。
9日に老衰で亡くなったとのこと。103歳。
毎日書道展名誉会員、北海道書道展参与。さわらび会最高顧問。
日本を代表する書家の中野北溟さんの100歳を祝う書展にも(おそらく)唯一年上として参加していたほか、昨年の北海道書道展にも出品するなどお元気な様子だったので、残念です。
. . . 本文を読む
(承前)
続きです。人数が多いためすべての出品作を掲載することはできませんでした。ご容赦ください。
冒頭画像、左から
加藤宏子「習作」
下沢敏也「Re-birth」
泉修次「Gimme Shelter」
加藤さんは紙による作品。彫刻の表側と裏側について考えさせます。
陶で独自の世界をつくりだす下沢さん。今回は偶然か意図してか、わかりませんが、横向きの女性像に見えるのが珍しいです。
. . . 本文を読む
いわゆる「小品展」という語からイメージされる展示よりも、一回りも二回りも見どころのある展覧会でした。
初日に行って、北海道新聞「サタデーどうしん」面の「展覧会」評に書きましたが、ブログでの紹介が遅くなってしまいました。
本来ならば、全員の画像付きで紹介すればいいのでしょうが、人数が多いので、そこはご容赦願います。
冒頭画像の手前は、鈴木隆(十勝管内中札内村)「Carmine 102」。 . . . 本文を読む
札幌市北区に2月にオープンした「写真とアートのギャラリーみどりの日記」で、週替わりで開かれているおーぷ人記念展。オーナー山本和龍美さんの人脈を反映して、多くの写真家が1点ずつ作品を持ち寄っています。
第1週はすでにご紹介しましたが、第2~4週も見に行っているので、ちょっとだけ会場の様子をお見せします。
冒頭画像は第2週。
左はギャラリーオーナーの和龍美さん「voice」。
うつって . . . 本文を読む
8日(土)
妻が自家用車を運転して、AOKI 新清田店や LUCKY 清田店へ。引き続き、豊平の斎場まで送ってもらい、國松明日香さんの焼香。たいへんな人出でした。I さんが仕事着(袈裟のこと)で来ていました。元文学館のNさん、版画のWさん、石彫刻のIさん夫妻、平面インスタレーションのUさん、陶芸会のNさん、染織のKさん、デジタルコラージュのKさん等々、知り合い多数で書き切れないほど。
帰り . . . 本文を読む
全国的な団体公募展「現展」の出品者と、道内の作家の交流を狙いに、2019年から毎年開かれているグループ展です。
今年は道内から8人、盛岡市から3人、長野県から1人の計12人が参加しており、絵画、写真、半立体など多彩な作品が並んでいます。
順不同で簡単に紹介してゆきます。
左は細川久美子「IRODORI・幻」。
細川さんの作品は、和紙に染料を染み込ませ、うつろっていく色彩の鮮やか . . . 本文を読む
PTPは「Press Through Package」の略。薬を透明なプラスチックとアルミで挟み、一粒ずつ取り出せるようになっているシートで、見たことがない人はいないでしょう。
薬を飲み終わったら捨てられるシートを「もったいない」と感じた、茶廊法邑 さ ろうほうむらのオーナー法邑美智子さんが2017年から、いわば画材として使い、段ボールに貼って絵を描いています。
きっかけは自らが大腸がんにか . . . 本文を読む