札幌を拠点に、北海道内を中心にしたアートの情報発信や、展覧会の紹介などをしているブログです。
ほぼ毎日更新しています。
2000年に始まったサイト「北海道美術ネット」から徐々に移行し、05年にブログを始めました。
東日本大震災をはじめ災害の犠牲者の皆さまにつつしんで哀悼の意をささげるとともに、避難者が一刻も早く落ち着いた生活に戻れますように、また世界から戦火がやみますように、祈念して . . . 本文を読む
7月22日(月)
午後から車を出して、カフェ北都館ギャラリーで河口真由美展。
家の近くでシカに遭遇した際の体験に着想を得た「しかたない」など、実は日常をもとに描いた抽象画。
河口さん、秋のコンチネンタルギャラリーでの個展も開くそうで、すごいペースです。
北都館はこの日で終了。
北広島の「黒い森美術館」に終了8分前に飛び込み、jobin. さんの個展。
広い空間をどう生かすか、新た . . . 本文を読む
(承前)
岩見沢始発の14:12発、小樽行き212M普通列車に乗ります。
ロングシートの6輛編成です。
函館線を走る列車は、札幌駅の前後がいちばん込んでいて、岩見沢のあたりではすいていることが多いです。
筆者が乗ったときも、1輛に3、4人といった程度でした。
意外なことに、この日は9回公共交通機関を利用しましたが、鉄道はこの1回きりでした。
せっかく小さな旅に出た割には、あまり旅 . . . 本文を読む
(承前)
さて、空知管内栗山町を離れ、岩見沢経由で江別に向かいます。
栗山駅からは中央バスの路線バス、12時25分発「岩見沢ターミナル」行きに乗ります。
こちらは1日に下り15本、上り14本走っており、始発も栗山駅だったり由仁や長沼だったりします。
ただ、いつものようにICカード乗車券「Kitaca」で乗ろうとしたら、読み取り機が無くて、ショックでした。
バスは国道234号 . . . 本文を読む
(承前)
7月12日のギャラリー巡りについては「その3」で完結したはずでしたが、「その2」(映画『アンゼルム』の話)と「その3」の間の事柄がなぜかすっぽりと脱落していました。
書いた覚えはあるのに、謎です…。
せっかく書いたのに、どこに行ってしまったんだろう?
シアターキノを出て「西8丁目」電停から内回りの市電に乗りました。
昼下がりの電車はそれほど混雑しておらず、すわっていくこと . . . 本文を読む
(承前)
退職したらあれもしよう、これもしようと夢想していたことは、ほとんど達成できていません。
前回書いたように、これまで仕事の多忙さなどで訪れることがかなわかなった展覧会に、かなり行けるようになってきたことぐらいしか、変化がないようなのです。
ところで、筆者の主たる業務(?)であるギャラリー・美術館巡りで、ずっと気にかかっていたことがありました。
1カ所でも多くまわろうとすると、来 . . . 本文を読む
札幌のjobin.(じょびん)さんは、先月、中央区の喫茶店で個展を開いたばかり。それからこの個展までの間に、東京と仙台でも発表しているというから、驚くほかはありません。
今回は、大きな窓から森が見え、光が差し込む開放的な空間。
もっとも、jobin. さんはむしろ、広くない空間を巧みに利用するほうが得意だったりしますが、今回は、三脚にも似た三角錐型の部品を並べて、そこから雲型の作品やモビー . . . 本文を読む
(承前)
せっかく「Eki」を名乗る施設を訪れるのですから、列車で来たいという気持ちはありました。
しかし、栗山駅に来る列車は、1日上下各7本しかありません。
もともとこのあたりの室蘭線は、石炭を運ぶために敷かれた線路です。
人間の利用の利便性はあまり考えられていません。
貨物列車が姿を消して久しいのですが、往時の名残で、複線区間がかなり残っているようです。
なお栗山駅は . . . 本文を読む
(承前)
札幌市資料館に入ったら、午後5時で閉まったはずの「水彩倶楽部シーズンズ」の展示会場がまだあいていました。
中では、水彩画家の竹津昇さんと、シーズンズ出品作家の砂山信一さんが話し合っていました。
竹津さんの作品はあちこちで見ていますが(この展覧会のメンバーではない)、ご本人に会うのはひさしぶりです。
砂山さんは江別美術協会の事務局を務めていて、電話ではお話ししたことがありますが、 . . . 本文を読む
例によって執筆が遅れています。申し訳ございません。
先週末のあらましを書いておかなくては。
(週末といっても、おまえは毎日週末だろうといわれると、返す言葉がない…)
この日は札幌市内での移動がかなり大がかりなものになりました。
本郷新記念札幌彫刻美術館の「館長の土曜講話」に参加するために、バス→地下鉄南北線→地下鉄東西線→バス。
円山公園駅で乗った「動物園線」のバスは運転手がちょっと . . . 本文を読む
(承前)
伊藤正(1915~89)といえば、戦後の道展の再建に尽くし(71年退会)、日展や一水会を舞台に活躍した画家で、札幌東高で長く教壇に立っていました。
戦後の道内画壇では著名な存在だったといえ、あらためて作品をまとめて見る機会があればと思い、栗山まで足を運んだのです。
北海道新聞の記事によると、伊藤さんの長女鞆子 . . . 本文を読む
ときどき旅に出たくなります。
…と書いてから、大阪に弾丸ツアーしてから8日しかたっていないことに気づくのですが。
この日の行き先は空知管内栗山町。
同町の「カルチャープラザ Eki」で伊藤正絵画展が21日まで開かれていることを、道立近代美術館に貼ってあったポスターで知り、出かけることにしたのです。
江別市セラミックアートセンターで開催中の「卒寿記念 人間国宝 鈴木藏の志野展」も会期終了 . . . 本文を読む
らいらっく・ぎゃらりいが、南大通に面した4丁目の北海道銀行本店1階から、同じく南大通沿いの2丁目に新築なった「ほくほく札幌ビル」1階へと移転したのを記念して企画された連続個展の第5弾。
作者はいずれも「道銀芸術文化奨励賞」の受賞者で、今回個展を開いている陳曦さんは、第10回(2000年)に受賞しています。
陳曦さんは西安生まれ。
「日本画」を学びに北海道教育大に留学し、卒業後も札幌に住ん . . . 本文を読む
18日は自家用車で出かけました。
札幌市内でも、中心街以外のギャラリーを巡る計画で、暑い中を歩きたくなかったためです。
(この日の最高気温は33.4度になりました)
1カ所目はTO OV cafe / gallery(ト・オン・カフェ)で、荒木珠奈展(~28日)。
ご本人にも取材しました。
この結果は、7月23日の北海道新聞カルチャー面「展覧会」に掲載の予定です。
会場に早く着き . . . 本文を読む
グループ展や個展など精力的に活動してきた札幌のベテラン中橋修さんが、札幌市東区で過去の作品も交えた個展を開いています。
最も古いのは1972年の「親子」。ガッシュによる具象画で、中橋さんによれば、若さゆえの勢いのようなものが感じられて愛着があるそうです。
ただし具象絵画はこの1点。
お店の左側(テーブルが並んでいるほう)に展示されているのは、ほとんどが2019年以降の作品です。
冒頭 . . . 本文を読む