北海道美術ネット別館

美術、書道、写真の展覧会情報や紹介。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメント、トラバはお気軽に。略称「ほびねべ」

ようこそ「北海道美術ネット別館」へ

2045年08月06日 08時15分17秒 | 展覧会などの予告
 ほぼ毎日更新しています。

 こちらもごらんください。
2013年7月29日到着分以降の情報の送り先について (2016年3月一部修正)



 東日本大震災をはじめ災害の犠牲者の皆さまにつつしんで哀悼の意をささげるとともに、避難者が一刻も早く落ち着いた生活に戻れますよう、祈念しております。




 このエントリは、掲示板のかわりとして、冒頭に置いています。展覧会の告知などでコメント欄を自由にお使いください。
 使い勝手をよくするため、会期が終わったコメントについては削除し、主宰者のレスは原則としてつけません。

 告知される方は、展覧会やイベントのタイトル、会場の名称と住所、会期と時間をかならず書いてください。よろしくお願いします。(かんたんな内容も書いてくださるとありがたいです)

 なお、初めていらした方は、こちらに、このブログの概要が書いてありますので、お読みください。

 筆者への連絡先は、右カラムにあります(あっとを@にしてください)。申し訳ありませんが、以前のメルアドは開けません。

 このブログの作品画像は原則として作家、あるいはギャラリー関係者、主催者に許諾を得ています。無断転載はお断りします。
(許可したおぼえはないので削除せよ-という方はご連絡ください)
 作者ご本人が使用されるのは、もちろんいっこうにさしつかえありません(「北海道美術ネット」から-と付記していただけるとうれしいですが、その旨なくてもさしつかえありません)

 このエントリは、随時改稿します。



twitterで、個展やアートの情報をほぼ毎日午後8時50分ごろから流しています。

 また原則、毎週木曜夜に、新着情報を流しています。

 よろしければ @akira_yanai のフォローをお願いします(フォロー返しは気まぐれです、すみません)。ツイッターでのつぶやきは、毎日未明に自動的にまとめられてこのブログにも掲載されます。



 RISING SUN ROCK FESTIVAL IN EZO (ライジングサン・ロックフェスティバル)の話題は、ひとつのカテゴリにまとめてあります。
 右のカラムをご覧ください。
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5月22日(火)のつぶやき

2018年05月23日 01時48分54秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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■山岸せいじ展 しずかなじかん (2018年5月14~23日、北広島)

2018年05月22日 21時18分00秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 山岸せいじさんは札幌のフォトグラファーである。
 実は、札幌で開かれる美術展の案内状に載っている写真は山岸さんが撮影していることが多い。
 そのかたわら、1990年代半ばからアートの制作・発表もさかんに行っているが、いわゆる写真展ではない。写真はあくまで素材にすぎない。
 ファインダーをのぞかずに撮った写真を、トリミングしたり、重ねて焼いたりして、大型プリンターで出力する。いわば、絵の具のかわりにデジタル画像を用いた抽象画だ。

 今回は「しずかなじかん」という言葉が最初に頭に浮かび、言葉に合った画像を、過去10年以上にわたって撮りためた大量の写真を見返して、選んだという。


 写っているのは、光を反射する水面、防風林の木々、霧に包まれた丘など。
 ファインダーをのぞかずランダムにシャッターが押されているので、なにがとらえられているのか判然としないプリントもある。
 これらのプリントは、写真コンテスト的な観点では全く高い評価を受けないだろう。
 しかし、見ていると、これほど心安らぎ、落ち着く画像も、めったにないような気がする。

 この感じ方にはおそらく個人差があるだろう。
 筆者は、なんだか魂の故郷に帰ってきたような感覚を抱く。
 それが大げさなら、温泉に入っているような快さであり、いつまで見ていても見飽きないのだ。



 パネルのプリントはいずれも80×35センチ。
 縦位置の20枚は左右の壁などに並べ、横位置のものは床の上などに10枚置いた。
 横位置も20枚持ってきたので10枚展示しきれないものが残ったという。

 山岸さんは、大きなプリントを天井からつりさげて展示する場合が多く、パネルに貼って展示するのは珍しい。
 額はなく、支持体の四隅にもプリントが回り込んで貼られている。

 このほか、パネルに貼っていない大型のプリントが2枚ある(先の画像)。

 会場には次の、詩のようなテキストが掲示してあった。

しずかな じかん

日常の中に 時々 表れるひび すきま
よく 入り込んでいた

たちどまるまで わすれていたかもしれない
しずかなじかん

ひっぱられ ながされ 目の前が 見えなくなっていた

今は あゆみをゆるめ
感覚器から つたわる波を 能動的な感じ
ゆっくり ただよう


 山岸せいじさんの作品はいわば「熱い抽象」というわけだが、実際に展示されているプリントからはクールな印象を受ける。
 それは、単に自分の内面をさらけ出すための道具として制作・発表がされているというより、ある種の存在論・認識論(世界の見方)が制作に介在しているためではないかと思う。

 平日の短い時間帯しか開いていない会場だが、周囲の森林と呼吸しあっているような作品から受ける感慨は大きい。機会があれば見てほしい。


2018年5月14日(月)~23日(水)、午前10時半~午後3時半、木金土日休み
黒い森美術館(北広島市富ケ岡509-22)

北広島美術館へのアクセス(道順)


関連記事へのリンク(2007年以降。06年以前については、一番下のリンク先からたどってください)
バックボックス展 (2018年4月)

鎌田光彦・山岸せいじ (2017)

帯広コンテンポラリーアート2016 ヒト科ヒト属ヒト(2016)

山岸せいじ展 photographic works あわいを覗く そこは素粒子が乱舞する処かもしれない。 (2014)
防風林アートプロジェクト (2014年2月)
「和」を楽しむ(2014年1月)

【告知】山岸せいじ展 あわいを覗く そこは原子ひとつ隣の世界かもしれない photographic works(2012)

【告知】かげ展(2011年)

PHOTOGRAPH EXHIBITION MOVE 3 part1 (2010年)

さっぽろフォトステージPart1 (2009年)
遠くを聴く この言葉で繋がる7人の世界(2009年11月)
東川フォトフェスタ ストリートギャラリー (2009年8月)
PHOTOGRAPHY EXHIBITION MOVE 2(2009年2月)

光を編む この言葉に触発された13名の作家達が織りなす世界
東川町フォトフェスタ
ARTIST WEEK vol.1 "air"
Seiji Yamagishi、Takashi Yamaguchi 景一刻
MOVE (以上2008年)

たぴお記念25th + 13th 異形小空間(07年12月-08年1月)
OPERA Exhibition vol.2 (07年)
足立成亮写真展「事の終わり」・micro.の記録展(07年4月)
スネークアート展(07年3月)
山岸さんの個展「景」 (07年3月)=くわしいプロフィルと、2000~06年の展覧会へのリンクあり





・中央バス「広島線」で「竹山」降車、約680メートル、徒歩8分。地下鉄東豊線福住駅ターミナルか、JR北広島駅前から乗車
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■第65回写真道展 (2018年5月17~22日、札幌)

2018年05月22日 10時55分00秒 | 展覧会の紹介-写真
 
 地元のアマチュア写真家たちのグループ展などにもなるべく足を運ぶようにしている。なかにはおもしろいものもあるが、そうでない写真の方がずっと多い。アマチュアの趣味に対して、文句を言う筋合いのものでないのはもちろんだ。
 翻って、道内のフォトコンテストでは最も古い歴史のある写真道展。今回あらためて、入賞・入選した作品を見て
「やっぱりすごいわ」
とつくづく思った。
 これくらいなら誰でもシャッターを押せば撮れるじゃん―という作品が、ほとんどない。
 第1部「自由」、第2部「産業・観光」、第3部「ネイチャー」のいずれも、周到な準備のたまものだったり、遠くまで出かけたりした産物だ。

 目録によると、三つの部門を合わせた応募点数は5169点。
 このうち入選するのは、計270点だから、美術系の公募展ではあり得ない厳選である。
 この難関をくぐり抜けてきた作品だから、粒ぞろいなのも当然だろう。

 たとえば、第3部には、流氷をテーマにした作品が何点か入選している。
 札幌の仲島静夫さん「流氷原の夜」、山形典夫さん「燃える地平線」、帯広の西岡尚央さん「氷結原野」などだ。
 しかし、流氷が接岸したからレンズを向けてみました―という単純な写真はない。夕焼け(朝?)を狙うなど、工夫をこらしている。
 ジュエリーアイスを撮った作品も、おそらくたくさん応募されていたのだろうが、ほとんど展示されていない。

 個人的に、いいなぁと思ったのが、第3部では野崎貞義さん(北広島)「漂着」。川を遡上して力尽きたサケたちを、明暗を強調したモノクロームでとらえている。
 京都府の樋口光男さん「散歩」。逆光に浮かび上がる人と犬のシルエット。歩いているのは、浅い水が粋筋も流れる不思議な干潟地帯。

 第1部では、吉田祥子さん(旭川)「斜光」。題名の通り、斜めに入り込んでくる光が優しく、なんともいえない幸福感を感じさせる。



 かように充実してみえる写真道展だが、アマチュア写真家の高齢化とともに、亡くなったり高齢化したりする会員が多く、応募点数も減っているという意味のことが、図録に記されていた。

 写真は、デジタルとインターネットの普及により、楽しみ方が根本的に変わってしまったから、1枚のプリントで勝負!というやり方だけではなくなってきているのだろう。



2018年5月17日(木)~22日(火)午前10時~午後7時(最終日~午後6時)
道新ぎゃらりー・道新DO-BOX (札幌市中央区大通西3 北海道新聞北一条館)

◎24日(木)~29日(火)には同じ会場で、写真道展の会員・会友展が開かれます。




□北海道写真協会 http://www.doshakyo.org/

第53回写真道展・審査会員・会友写真展(2006)
第49回写真道展・第20回学生写真道展の入賞・入選者展 (2002)
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5月21日(月)のつぶやき その2

2018年05月22日 01時48分15秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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5月21日(月)のつぶやき その1

2018年05月22日 01時48分14秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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■第38回北釉会展 (2018年5月15~20日、札幌)など

2018年05月21日 22時14分01秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
承前

 5月第3週の札幌市民ギャラリーで見た展覧会の続き。

 第38回北釉会展。
 北釉会は、道内で七宝焼きに取り組むサークルの合同展。
 ことしは彩釉会、アトリエS、七宝あかしや、七宝友の会、麻釉会、フリットの会、シルクロード、アトリエ杏の各団体と個人会員5人が参加していた。
 案内状にはアトリエM、石狩川、工芸舎恵、七宝サークルさざなみの名も記されていたが、会場では見当たらなかった。
 昨年までは1階が会場だったが、今年は2階になった。

 アクセサリーなどに多く用いられ、大作をつくることの少ない分野ではあるが、昔にくらべても、大きな作品や凝った立体が減っていると感じる。


 第27回教職員OB展。
 この部屋は盛況で、計51人が絵画、書、版画、彫刻、工芸、写真を出品している。
 見ていると
「えっ、この人若手だったのに、もうOBなの?」
と思うことがある。要するに、自分も年をとったことを忘れているのである。

 小品が大半だが、道展や全道展、新道展、書道道展の会員なども多く、一般的な教室展などに比べると水準は高い。
 合田典史さん「小樽の教会」は、よく絵の題材になる建物。いつもと異なり影や線に黒を用いておらず、全体に明るい調子が増している。


 第20回蒼樹会北海道支部展。
 こちらは2004年に19人だったのが、今回は10人。いずれも絵画。
 比較的歴史の新しい団体公募展で、公式サイトによると、地方支部は富山県と道内にしかない。

 土屋勝重さんの日本画「深い山の流れる音」は、アンリ・ルソーの素朴派の絵を思わせる画風。遠近法を意に介さない構図がおもしろい。
 炭谷秀正さんは油彩のF100を3点のほか、水彩5点も出品。「オロロンライン230号」は、民宿の黄色い壁が目立つ海岸の道路の情景。しかし「230号」では中山峠のほうに向かってしまう。
 「二十四軒道路」という絵もあったが、札幌の西区というよりは、日高地方の桜並木に見える。
 「北の町の雪どけ」など、モティーフの大小を誇張しているのが興味深い。

 出品作は次の通り。※印は、目録に記載のない作品。
齋藤 義雄(江別)「北の運河」「夜桜」「みちのく早春」 ※「初雪」
土屋 勝重(美唄)「深い山の流れる音」「ハリストス正教会」「浅い春」
出邑 勝之(札幌)「美瑛町 青い池」「道都深秋」「早春の里」
美濃川弘子(札幌)「風車 オランダ」「ニセコ高原沼」
熊谷 優花(札幌)「羊蹄山と清流」
松竹谷壽美(札幌)「名残りの薔薇」「裸婦」「裸婦 II」
森 スズ子(札幌)「春の台地」「珊瑚草」
炭谷 秀正(札幌)「善光寺の森」「北の町の雪どけ」「Noah(ノア)」 ※「二十四軒道路」※「オロロンライン230号」※「故郷へつづく道」※「昭和の家」※「カンパイ」
志道 睦子(札幌)「春風に呼ばれて」「思い巡らす」「悔やむ女(ひと)」
中山 巴子(札幌)「保養所への道」「トドワラ」「冬木立」 


北釉会展:2018年5月15日(火)~20日(日)午前10時~午後5時(初日は正午~、最終日~4時)
教職員OB展:5月16日(水)~20日(日)午前10時~午後5時(最終日~4時)
蒼樹会北海道支部展:5月15日(火)~20日(日)午前10時~午後5時(初日は午後1時~、最終日~4時)
いずれも札幌市民ギャラリー(札幌市中央区南2東6)


□公式ブログ http://blog.canpan.info/hokuyuukai/

第34回北釉会展 (2014)
※以下画像なし
28th 北釉会展 七宝・金工
27th 北釉会展 (2007)
2004 北釉会
2001年の北秞会展 ※5月20日の項



第26回教職員OB展 (2017)
第17回教職員OB美術展 (2008)
第15回教職員OB美術展・種市誠次郎展 (2006)



http://蒼樹会.jp/

第19回 蒼樹会北海道支部展(2017)
第11回蒼樹会北海道支部記念展 (2009)
第6回(2004年)
北海道支部小作品展(2003年)
第5回(2003年5月17日の項)
北海道支部小作品展(2002年9月13日の項)
第4回(2002年)
北海道支部小作品展(2001年)
=いずれも画像なし
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■第36回一線美術会北海道支部展 (2018年5月16~20日、札幌)

2018年05月21日 12時21分25秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 5月19日、札幌市民ギャラリーで四つの展覧会を見た。
 第38回北釉会展、第36回一線美術会北海道支部展、第27回教職員OB展、第20回蒼樹会北海道支部展である(植物画の展覧会も開かれていたが、筆者は見ていない)。

 回数表記からわかるように、いずれも長く開かれてきた展覧会である。年々出品が減っている展覧会があるのは、さびしいことだ。
 もっとも、それが美術人口の減少を意味するものではない。
 若い人は団体公募展などにはあまり出さない。したがって、100号の大作を描くことも少ない。中高年が「美術」イコール「絵画」ととらえがちなのに対し、若手は「ものづくり」というカテゴリーでアクセサリーを制作したり、あるいは写真を撮ったりする。
 写真であれば、インターネットで公開するという手段もあり、かならずしも高い費用をかけてプリントをつくり「展覧会」という形式で自作を発表しなくても良い。「ものづくり」も同様で、小品を展示販売するのが主眼になるなら、貸しギャラリーを1週間借りるよりも、短期間のイベントにブースを出したり、インターネット販売に乗りだしたりするほうがふつうになるだろう。

 四つの展覧会のうち、最も出品者数の減少が著しいのが、一線美術の道支部展である。
 2009年には22人が出品していたのに、今年は8人になってしまった。
 このうち3人は小品だけである。
 また、一部に旧作も交じっている。

 ベテランの河瀬陽子さん(芦別)がただひとり、大作を2点出して気を吐いている。
 そのうち「マリオネット II」は、4月の個展に出品した作品のバリエーションともいうべき作品で、和洋折衷の打ち掛けのような豪華な着物がマネキンに掛けられており、そのかたわらにマリオネットが自立している。背後はカーテンが視界をさえぎり、その隙間を2体のマリオネットがくぐって、空へと飛び去っていく。
 操り人形が自由を希求するという、美しいテーマを持った作品で、明暗を強調したドラマチックな画面づくりをすることが多い河瀬さんには珍しく、全体が明るい。

 西村司さん(北広島)「Hoppor」も、印象深い作品。
 航空写真のように農地や住宅地を見下ろした構図の中央に1匹のバッタが大きく描かれている。
 捕虫網を手にした少年が下の方に小さく描き入れられており、少年の手を逃れた虫が大空高く飛び上がったところを描写したのだろう。
 下界の風景は、中央にサイロと広い庭(農地)を有する農家があり、その奥には緑豊かな街道筋に家が並んでいる。さらに奥には緑の農地あるいは牧草地が広がり、遠くに山々が連なる。右手には小さな川も流れている。
 さらに、画面右下をかすめるように、1本のレールとバラスト(砂利)が見える。視点の主は、空中を飛んでいるのではなく、線路際に立っているのかもしれない。
 この画面全体が西村さん独特の色調、つまり赤茶色を帯びたような色に覆われているのである。
 それにしてもこの絵が好ましく感じられるのは、家々の三角屋根はすべて赤か青で描かれ(サイロだけが緑)、高層建築物はいっさいない。小川も護岸工事がなされていない。おそらくは現代ではなく、作者の少年時代の風景なのだろう。見ているうちに童心に返っていくような気になってくる作品だ。

 田仲茂基さん(札幌)はこれまで、飛び立つフクロウを力強く描いた絵が多かったが、今回は水面に浮かぶカモ2羽を縦構図で描写している。
 ただ、題は「秋光に舞う」なのだが、カモはスイレンとともに水面におり、舞っているわけではない。水面には空のオレンジ色が反射して、穏やかなひとときを表している。

 遠藤雅美さん(函館)「秋立つ」は、公園のような場所で、紅葉の落ち葉とともに両手を挙げて喜ぶ女性をスナップ写真のように描いた。
 女性に影のような青い分身が寄り添っているようなのがふしぎ。さらに、落ち葉は色づいているのに、木々は緑で、しかも女性はノースリーブの服を着ていて、季節感がばらばらなのが、不思議さを増す。
 渡部泰子さん(札幌)「競演」は、いつものように、社交ダンスに題材を得た作品。


 作品は次の通り。上記で言及のない作品はすべて30号以下。
石山 宗晏(旭川)「紫陽花と猫」「茶飲み話」「昔の家族」
遠藤 雅美    「秋立つ」「パンドラ」「花」
河瀬 陽子    「マリオネット I」「マリオネット II」
田仲 茂基    「秋光に舞う」
永田このえ(芦別)「俺」「午睡」「コリンスキー」「郷愁 I」「郷愁 II」「ダルマチアのギターひき」
西村  司    「Hopper」「二人の少年」
 ※目録には「田へ降りる道」が載っているが、同作は出品されておらず、かわりに「二人の少年}が展示されていた
信岡 成子(登別)「波(イタンキ浜)」「矢車草」
渡部 泰子    「競演」「花」「踊る」


 一線美術は1950年発足の団体公募展。
 創立会員に北海道ゆかりの洋画家、上野山清貢や村瀬真治がいました。釧路出身の増田誠もかつて会員でした。


 四ついっぺんに紹介するつもりだったが、長くなったので別項にします。


2018年5月16日(水)~20日(日)午前10時~午後5時(最終日~4時)
札幌市民ギャラリー(札幌市中央区南2東6)


□一線美術サイト http://www.issen.org/

第35回一線美術会北海道支部展
一線美術会第34回北海道支部展 (2016)
一線美術会第32回北海道支部展 (2014、画像なし)
第28回 一線美術会北海道支部展 (2010)※画像なし
第27回一線美術会北海道支部展(2009年)
※以下、画像なし
第26回
第25回展
第22回展
第21回展
第20回展
第19回展
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5月20日(日)のつぶやき その2

2018年05月21日 01時48分43秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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5月20日(日)のつぶやき その1

2018年05月21日 01時48分41秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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■渡邉真弓写真展「そこに ある」 (2018年5月11~21日、札幌)の会場で考えたこと。

2018年05月20日 23時09分46秒 | 展覧会の紹介-写真
 北海道カメラ女子の会をつくったり、写真好き女性のためのイベント「CuiCui」を札幌で始めたり、文化センターの講師も含めてさまざまな活動に取り組んでいる渡邉真弓さん。もちろん、撮影や発表も精力的に行っていて、昨年は東京の「WONDER PHOTO SHOP」で写真展「そこに ある」を開催している。
 今回は札幌のギャラリー門馬では初となる個展。現代アートの企画展が多い同ギャラリーで写真展は珍しい。ふたつのフロアのうち1階は、おもに東京での「そこに ある」を再構成。2階は、2016年の個展「eternal now(永遠の今)」の作品を軸に展示がなされている。



 会場に入るなり筆者はほとんど瞬時に納得した。

 ここにあるのは、「ふわふわきらきらしているだけの女の子写真」ではないんだな、ということ。
 そして、光と影がたわむれている何気ない場面には、たいせつな人を失った哀切さがこめられているのだな、ということも。

 訪れたのは、ちょうど写真家の酒井広司さんと渡邉真弓さんとのギャラリートークが行われる日だった。
 テーマは「写真は言葉にできるか 言葉は写真にできるか」。

 酒井さんは、渡邉真弓さんの写真を正確に言葉で描写することで
「その写真のどこがきれいなのか、言葉で言い表すことはなかなか難しいと思う」
と語っていた。
 その通りなのだが、筆者には、たとえば単なる花や空の写真でも、なんだかすごく伝わってくる場合と(最近の言葉で言えば「エモイ」ということになるのだろうか)、ほとんど何も感じないこととがある。

 なぜだろう。

 「喪失感は写真を見ればすぐにわかる」
というような話を酒井さんにしたら
「それは、ヤナイさんがお父さまを亡くしたからでは。誰それがどうした、という正確な事情までは、写真を見ただけではわからないし」
と言われた。
 まあ、それはそのとおりなんだけど。
 

 
 正方形の画面。
 壁のひび割れ。揺れるカーテン。植物に投げかけられる光。

 しかし、そう形容したところで、作品の本質的な魅力について何も語ったことにはならないのだ。

 なんだかものすごく中途半端なところで稿を終えてしまうことになるのだが、あらためて「写真ってなんだろう」と考え続けている。


 最後に。
 「開催に寄せて」と題した写真家の言葉を引いておく。

日常の中に現れる美しいときをカメラという装置で切り取り、写真という形で眼前に差し出す。そこに表出するのは、過ぎ去った時であり、私の薄れゆく記憶でもあります。
人々は日々たくさんのものを見ていますが、記憶に留まるものはほんの一部です。
今回の展示が、その人にとっての 過ぎ行く時 や 薄れゆく記憶 について思い巡らせる機会となれば幸いです。


 もうひとつ引用。案内はがきのことば。

時の経過とともに
温度を失っていく記憶を
呼び戻すために。
始まりそして
終わり逝くものを
永遠にするために。




2018年5月11日(金)~21日(月)午前11時~午後6時(最終日~5時)、月休み
GALLERY門馬(札幌市中央区旭ケ丘2)


http://www.allo-japon.com
□twitter @allo_mayumi

関連記事へのリンク
“allô?”女性のための写真教室写真展「ときめく」 (2017)
渡邉真弓(“allô?”)写真展 eternal now(永遠の今) (2016)

女性向けのフォトフェス「Cui Cui」9月17、18日に札幌・ばんけいスキー場で (2016)

写真と雑貨のおくりもの [Cadeau] (2013)

【告知】air ―Mayumi Watanabe(“allo?”) Photo Exhibition 2011

Eloge de soi-meme あたたかな暮らし。(2009年)
TOCCO 写真とモビールで綴る「旅」(2009年)
allô 写真展「ひかり」(2009年5月)

500m美術館(2008年11月)
cute photographer おしゃれな写真が撮れる本
6girls(2003年、画像なし)






円山公園駅からのアクセス(道順)
啓明ターミナルからからのアクセス(道順)
南11条西22丁目からのアクセス(道順)

・地下鉄東西線「円山公園駅」バスターミナルから、ジェイアール北海道バス「循環10 ロープウェイ線」に乗り「旭丘高校前」降車、約130メートル、徒歩2分
・「円山公園駅」バスターミナルから、ジェイアール北海道バス「円13 旭山公園線」に乗り「界川(さかいがわ)」降車、約500メートル、徒歩7分
・「円山公園駅」バスターミナルから、ジェイアール北海道バス「桑11 桑園円山線」「円11 西25丁目線」「循環11 ロープウェイ線」に乗り、「啓明ターミナル」降車、約800メートル、徒歩10分

※駐車場もあります。
※札幌駅、北1条西4丁目などから啓明ターミナルに行くジェイアール北海道バスの路線も複数あります
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■モノクローム寫眞展 弐 (2018年5月14~20日、札幌)

2018年05月20日 17時38分09秒 | 展覧会の紹介-写真
 10人余りが出品した写真展。「写真」が正字で「弐」が新字(常用漢字の字体)になっているのは解せない。
 街撮り、女の子、ネイチャーなどバラエティーに富んでいて、あまり「モノクローム縛り」を感じさせない。

 冒頭の左側は「春苑三眼」名義になっているが、矢継ぎ早に作品を発表している黒崎三眼さんが、書家の春苑さんと組んでこの名にしたようだ。 
 書をしたためた紙を和室いっぱいに、壁にも床にも大量に配し、その中央に女性が座っているようすを、低い位置から広角レンズでとらえている。
 三眼さんの写真について、筆者はつい先日開かれた個展、初期衝動という言葉で解読を試みたが、この作品を前にすると、それは片手落ちだったと反省せざるを得ない。ただ突っ走っているのではない。パワフルでドラマティックな画面をつくるためには、相当に作り込むための周到な準備が必要なのだということを、あらためて知ったのだった。

 その右側は、金平糖さんの「彗星を見送って」「アンモナイト」などの作品。
 necco主宰の荒木由聖さんによると、金平糖さんはフィルム時代から天文写真に取り組んでいた方とのことで、自ら撮った彗星の写真を中心に合成したのではないかーと話していた。
 科学的な写真というより、シュルレアリスティックな、コラージュっぽさが漂い、おもしろい。


 こちらはnecco 初登場の山田夏蜜さんの組み写真。
 撮り方がまずくて、周囲が暗くなってしまい、ごめんなさい。

 異なるイメージの取り合わせが絶妙―という、良い組み写真ならではの作品。
 とくに右端は、自作のキツネのお面をかぶった人物が、晩秋のイタドリの野にたたずんでいるという、想像力をかきたてられる一枚。
 イタドリは北海道の原野によく生えている多年草で、夏には人の背丈よりも大きくなるが、秋には立ち枯れて、まるで焼け野原のようになる。
 荒木さんによると、後志管内共和町での撮影とのこと。


 国生隆司さん [anywhere]。
 48枚からなる街撮りなど。同じ地点から時間を変えて撮った写真を並べるなど、並べ方にも意を用いているのがおもしろい。


 アーラキ由聖さん「ノイズ」。
 キャンプに行った際に撮った写真を、天地をカットして、パノラマふうにしている。


2018年5月14日(月)~20日(日)午後7~11時(土日は午後2~6時)
event gallery space SAPPORO UNDERGROUND 「NECCO」 (中央区南1西12 AMSビル4階


・市電「中央区役所前」から約200メートル、徒歩3分
・地下鉄東西線「西11丁目駅」から約250メートル、徒歩4分

・じょうてつバス「西11丁目駅前」から約250~440メートル、徒歩4~6分(上り下り、系統によって異なる)

・中央バス、ジェイアール北海道バス「教育文化会館前」から約490メートル、徒歩7分


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5月19日(土)のつぶやき その2

2018年05月20日 01時49分02秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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5月19日(土)のつぶやき その1

2018年05月20日 01時49分01秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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■勝野好則 暮らしの硝子器とGlass Object (2018年5月15~20日、札幌)

2018年05月19日 11時13分42秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 勝野さんは、十勝管内音更町にガラス工房フンベを開いています。ロゴマークからは「フンペ」と読めそうですが、「ベ」と濁音になるのが正解です。


 いつもは、透明な皿やカップに、オレンジや黄色、緑といった鮮やかな色の斑点を散らした作品をメインに、食器や花器。一輪挿しなどを扱っています。
 手前は、緑のカエデの葉をあしらった長皿。ぱっと見過ごしてしまいそうですが、実際に作るのは、かなり手間がかかりそう。

 このほか数年前から、一度使われたびんなどを原料にリサイクルした青や緑のコップなどのシリーズも制作・出品しています。


 今回は、冒頭と3枚目の画像のように、器ではなく、オブジェが何点か並んでいるのが目を引きます。
 つなぎ目がわからないように色の異なるガラスを何層も密着させたものや、透明な直方体の角を少し削って青いガラスを取り付けたものなど。
「いったいどうやって作ったんだろう」
と考えながらじっと見ると、なかなか楽しいです。
 影の色が、モノからは想像できないものになっているのも不思議です。

 勝野さんは毎年この時期に札幌のさいとうギャラリーで個展を開催しています。
 道内にガラス作家は大勢いますが、毎年個展を行う人は少なく、貴重な存在です。
 亡くなった小樽の彫刻家水谷のぼるさんに「勝野君はここでやるべきだよ」とすすめられて開くようになったと、話していました。


2018年5月15日(火)~20日(日)午前10時半~午後6時半(最終日~午後5時)
さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)


□ガラス工房フンベ http://www10.plala.or.jp/humpe/

勝野好則 吹き硝子札幌展 (2004年、画像なし)


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