北海道美術ネット別館

美術、書道、写真などの展覧会情報や紹介。毎日更新しています。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメントはお気軽に。

2016年8月の主な展覧会

2016年08月31日 23時45分06秒 | 主な記事へのリンク
 2016年8月のおもな展覧会の記事へのリンクです。
 書き終わっていないエントリには、まだリンクがはられていません。

 ■■は、エントリ更新時に開催中の展覧会を、■はすでに終わった展覧会を示しています。
 カテゴリー分けは厳密なものではありません。


現代美術
伊賀信個展「GEOSPACE」
谷口明志展 空間への drawing の試み
ホーリーマウンテンズ 内なる聖山へ続く三本の足跡(トレース)


絵画
ポーラ美術館コレクション モネからピカソ、シャガールへ
フランスの風景 樹をめぐる物語 ■続き
昭和七年 札幌
ACT 5 ■続き
佐藤説庫展
■川村オラ展「鶴、亀、噴水、事件、幽霊」
平成28年度 道銀芸術文化助成事業 三浦恵美子油彩展 ~人物の変容展~
■■田中咲個展「お部屋」

版画
■■石井誠×大泉力也『残響と共振』


彫刻
■山田吉泰彫刻展


工芸
■北海道創作人形作家グループ AiDocka(アイドッカ)創作人形展
丹波シゲユキ展
■■大野耕太郎 磁器の世界


写真
■中筋純写真展「流転 チェルノブイリ&福島」


書道
■大川壽美子書展


複数ジャンル
■畑江俊明個展
■■政和アートFes
■■ものづくりの世界vol.4 <SYAKE展>
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■丹羽シゲユキ展「蓮を想ふ」 (2016年8月1~7日、札幌)

2016年08月31日 17時23分37秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 丹羽さんは1978年、札幌生まれ。
 京都の大学で学び、現在は札幌を拠点に、白磁の作品を作っています。

 モチーフとなっているのは、蓮の花。
 冒頭は、白磁掛花入「華蓮」です。



 花器としても使えるオブジェもあります。
 木の枝を思わせる自由なかたちです。


 それにしても、丹羽さんの磁器は、青白磁とも異なって、ほんとうに白い。
 土、釉薬、そしてやすりがけなどが相まって、つやのない、独特の白い器が生まれているのでしょう。

 作品に囲まれていると、陶磁展の会場にいるというよりも、極楽に迷い込んでしまったような感覚を抱きます。
 それぐらい、引き締まった静けさが会場に漂います。


 最終日は会場でお茶席が設けられましたが、予約ですぐにいっぱいになったそうです。


2016年8月1日(月)~7日(日)午後1時~6時30分
CONTEXT-S(札幌市中央区南21西8)
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8月30日(火)のつぶやき その2

2016年08月31日 00時54分37秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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8月30日(火)のつぶやき その1

2016年08月31日 00時54分36秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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■ものづくりの世界 vol.4 <SYAKE展> (2016年8月21日~9月3日、札幌)

2016年08月30日 20時58分22秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 札幌でデザインの仕事に携わるsakiko.m さんは、「ものづくりの世界」と題したグループ展を断続的に企画しており、今回はvol.3から5年ぶりの開催となります。
 出品メンバーは、知人に声を掛けるなどして、その都度変わっているようです。

 今回のテーマは、鮭(シャケ)。
 テーマを設けたのは、sakiko.m さんの、気軽にアートに触れてほしいという思いがこめられています。

 以前、友人と写真展を見に行ったとき、赤い物体だか光だかをとらえた作品に「虚無」という題がついていました。
「アートを見なれている人ならいいんでしょうけど、ふつうの人は、そういうときに困ってしまう。鮭ということをうたっていれば、どんな作品であろうと、見る人はとりあえずのとっかかりができるんです」
という意味のことを、sakiko.m さんは話しておられました。


 17人(組)が出品していますが、共通するのは「サケ(シャケ)」という点だけ。
 とにかくバラエティーに富んでいます。
 魚のイラストばっかりかな~という予想は裏切られました。
 sakiko.m さんは、サケ料理店のトイレに貼ってある紙をイメージした料理を描いたイラストの組作品(右の写真の右端)。
 また、サケの一生をイメージした、ダンスする女性をとらえた4枚組み写真作品もありました(撮影は、会場で行った由)。
 右の写真で、絵の前に置いてあるのは、川崎舞さん「こんにちはしゃけちゃん」。一瞬、アシカのぬいぐるみかと思いましたが(笑)、なんと石膏だそうです。ラブリーで、思わず抱きしめたくなります。

 こちらは、サケとイクラのシューティングゲーム(もちろん架空のもの)のポスター。デザイナーが本気を出すとすごいですね。

 ほかにも、リアルな寿司や切り身の絵もあり、ひねりっぷりがおもしろいです。

 その一方で、サケが身もだえするように、裂かれた腹から白子のようなものを出している絵もありました。

 個人的にいちばんニヤリとしたのは、能登健一さんのポスター2枚組みでした。



 「salmon pink 2」「salmon pink 1」というそのまんまな題の、単一の色面がひろがるシンプルな作品なんですが、下の方に目を向けると…。



 印刷の現場ではおなじみの、パーセンテージによる色味の指定が書いてあります。
 サーモンピンクも、たしかに「シャケ」ですね~。

 ちなみに能登さんは、ギャラリーたぴおで「PERFECT RAINBOW」展を毎年企画していた方ですね。


2016年8月21日(日) ~ 9月3日(土)午前11時~午後7時、火曜休み
RENTAL SPACE momo (札幌市東区北12東13 WiLL PLANT内)





RENTAL SPACE momo(レンタルスペース モモ)への行き方

・地下鉄東豊線「環状通東駅」4番出口から約560メートル、徒歩7分

・同「東区役所前駅」1番出口から約580メートル、徒歩8分

※茶廊法邑から約870メートル、徒歩11分
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8月29日(月)のつぶやき その2

2016年08月30日 00時53分32秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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8月29日(月)のつぶやき その1

2016年08月30日 00時53分31秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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■ホーリーマウンテンズ 内なる聖山へ続く三本の足跡(トレース) (2016年7月23日~8月28日、札幌)

2016年08月29日 22時03分23秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 山をめぐる日本の男性3人に焦点をあてた展覧会。
 これを「美術展」といってしまうのは、どうも抵抗がありますが、じぶんの人生を考えるひとつの機会であったのは確かだと思います。

 もうすこしくわしくいうと、作品は、映像が3点で、これがメインだと思います。
 1本目は、吉田智彦さんが、九千数百日続けて、毎日どこかの山に登り続けて亡くなった東浦奈良男さんという三重県の男性を追ったドキュメンタリー「一万日連続登山に挑んだ男」。
 2本目は、山内悠さんの森や山のスライドショー「巨人」。ことばはありません。
 3本目は、山形県で山伏として活動する坂本大三郎さんが、北海道で撮った写真に、自らナレーションを付けた「モノガタリを探す旅」。
 企画と空間構成は豊嶋秀樹さんで、奈良美智さんとの共同作業でも知られるデザインスタジオ「graf」の設立にも携わり、キュレーターとしても活動していますから、彼の存在が、この展示が「アート」というカテゴリーにおさまるものであることを担保しているといえるのかもしれません。まあ、どうでもいいっていえばどうでもいい話なんですが。

 3本とも、10分から11分ほどの映像です。



 会場には、1本目の関連として、東浦さんの山登りの服装や記録写真、彼が日々書き記し切り抜きなどを貼り付けた帳面(複製)をならべています。
 2本目の関連では、山内さんが富士山の七合目に腰を据えて、毎日の朝焼けなどを撮った写真を展示。
(なので、山内さんの作品が、いちばん「美術展」「写真展」っぽいという印象です)
 3本目関連として、坂本さんが、木にペイントした立体作品が置かれています。これは、板ではなく、拾った枝のようなものに着彩したもので、現代の美術作家が作ったものというより、遺跡やほこらに落ちていたもののようにも見えます。素朴なおもむきがあります。

 個人的な好みで言えば、坂本大三郎さんの映像がいちばんまとまっているように感じられて好印象でした。
 だいいち、21世紀の現代に「山伏」という存在がいることじたい、驚きでした。
 どうやって生計を立てているのか、わかりませんが、修行のかたわら、道内など各地の縄文遺跡をたずねて旅をする人生なんて、すてきだと思います。
 坂本さんのナレーションでは、物語の「もの」の語源について、折口信夫の説を紹介していました。物体というよりも、もっと宗教的ななにかを指すことばのようです。
「ぼくにとって、自然に分け入ること、山に登ることは、まつりである」
という締めくくりのことばも、すんなりとうなずけるものでした。

 東浦さんは、自らの行為をアートとしているわけではありません。
 しかし、この、世間一般的には無意味な行為こそ、見る人が見ればアートではないかと感じました。
 富士山にも何度も登っているそうですが、それ以外の日はほとんど、自宅から歩いて行ける範囲の山に登って、その日のうちに下山していたとのこと。日曜は、子どもたちをかならず連れて行ったそうです。
 この人の場合は、奥さんが働いていたそうですが、山には、人の心を惑わせる「なにか」があるのかもしれません。だからこそ、山は古くから信仰の対象とされていたのでしょう。

 なお、筆者は見られませんでしたが、初日にオープニングプログラムとして「坂本大三郎×大久保裕子×島地保武 新作ダンス公演『三つの世界』」が行われ、高い評価を受けていたことを付記しておきます。

 最後に、この展覧会が、モエレ沼公園で行われたことについて、少し筆者の意見を書いておきます。

 モエレ沼公園にも、山が二つあります。モエレ山とプレイマウンテンです。
 札幌は、南、西、手稲の3区は山だらけで、中央区、豊平区も、いくつもの山を抱えていますが、東区にはこの二つしか山と呼べるものはありません。
 二つしかない山がいずれも、人工で、きれいな幾何学的形状をしています。イサム・ノグチのアーティストとしての気持ちは込められているとはいえ、日本中探してもこれほど信仰や霊性から縁遠く、歴史のにおいがしない山は珍しいのではないでしょうか。

 「皮肉」というほどではないでしょうが、最も霊性に欠ける山のある地で「ホーリーマウンテンズ」が行われるということに、おもしろみを感じました。
 


2016年7月23日(土)~8月28日(日)午前9時~午後5時
モエレ沼公園 ガラスのピラミッド(札幌市東区モエレ沼公園)
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2016年8月28日は4カ所、幌加内への旅

2016年08月29日 18時38分29秒 | つれづれ日録
 この日は、上川管内幌加内町政和地区で「政和アートFes」に行った。

 計画の段階では、列車とバスを乗り継いで行くつもりだった。
 しかも
「おなじ方角だし(上川管内美深町恩根内の)道北アートにも行けたらいいな」
などと、ぼんやり考えていた。

 甘かった。

 恩根内に到着する列車は1日わずか上下各4本。
 札幌を朝に出て、いちばん早く着くのが午後3時過ぎという、信じられないほど不便なダイヤなのだ。

 また日を改めて恩根内を訪れることにした。
 また、前日の27日に鑑賞できなかった、モエレ沼公園の「ホーリーマウンテンズ 内なる聖山へ続く三本の足跡トレースに、朝イチで行くことになった。

 地図ソフトで検索すると、幌加内町政和に行くには、道央道を士別剣淵インター(現在の終点)で降りて、国道239号を西に進めば良い―と出てくる。
 なるほど! と思って、そのとおりに走ったのだが、よーく考えると、深川→旭川、士別→添牛内そえうしない→政和のあいだは、完全な遠回りというか、本来走らなくても良い区間である。
 地図ソフトのいう順路は、高速道を利用するので早いように思うが、旭川インター以北は片側1車線の70~80キロ制限区間なので、一般の国道を走るのと大差ない(北海道の郊外は信号が少ないので、50キロの距離は50分ぐらいで到達してしまうのだ)。

 あとで聞いたところによると、深川ジャンクションから深川留萌道に入り、秩父別インターで降りるのが、いちばん早いらしい。


 しかし、28日朝の段階では、そんなことは知るよしもなく、道央自動車道を北へ向けてえんえんと走り続けていた。

 士別からは、なんだかよくわからない道を経由して、温根別の手前に出た。
 見晴らしはすばらしい。

 モエレ沼公園を10時近くに出発。
 政和に着いたときには1時すぎになっていた。

(この項続く) 
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8月28日(日)のつぶやき その2

2016年08月29日 00時53分02秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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8月28日(日)のつぶやき その1

2016年08月29日 00時53分01秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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2016年8月27日は6カ所

2016年08月28日 08時02分31秒 | つれづれ日録
 週間天気予報があたらず、快晴の土曜日。

 …にもかかわらず、朝からだるくて動けず、夕方近くになってようやく行動を開始した。

 茶廊法邑 さ ろうほうむらで「谷口明志展 空間への drawing の試み」を見る。
 Renral space momo で「SHAKE展」。こちらは、絵画はもちろん、グラフィックデザインや踊りの写真などバラエティーに富んだ17人の作品。とくに、能登健一さんのポスターは傑作。
 9月3日まで。

 環状通東駅から2カ所回れるところができたというのは、よいことだと思う。
(●茶廊法邑への道
(●RENTAL SPACE momo(レンタルスペース モモ)への行き方


 地下鉄東豊線と東西線で、西11丁目駅へ。
 札幌市資料館→札幌市教育文化会館

 教文では、第77回国際写真サロン(参考リンク)。
 世界各国からいろんなタイプの写真が集まっているので、写真をやっている人は見て損はない。
 すごく大まかにいえば、バングラデシュやインド、イラン、ベトナムからの入選が多く、これから成長していこうとする国の勢いを感じる。
 28日まで。

 ここから、OYOYOの「北の病展」(~28日)→clerk + Shift galleryの「小島歌織 仕事」展(~31日)まで歩いたので、かなりの歩数になってしまった。
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8月27日(土)のつぶやき その2

2016年08月28日 00時53分42秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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8月27日(土)のつぶやき その1

2016年08月28日 00時53分41秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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■谷口明志展 空間への drawing の試み (2016年8月17日~28日、札幌)

2016年08月27日 23時16分35秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 
 谷口明志さんは2~3月に札幌・円山のギャラリー Retaraで個展を開いたばかり。とにかく忙しい方である。その活動ぶりは、とても50代とは思えない。

 その際は、壁に突き立てた針金の影がドローイングの線のかわりをしていた。

 今回は、アクリル絵の具による白い線が復活。
 支持体も黒い矩形(アスファルトフェルト)となり、少しだけ「ふつうの絵」に戻ったような感じだ。
 ただし、白い線が宙に浮かんでいる部分は、細く切った金属を用いている。

 作品のテーマはこれまでと同じで、空間全体に自由に線を引いたらどうなるか? というもの。
 冬のギャラリー Retara や、その前の市立小樽美術館での個展に比べると、線の数自体はかなり減り、全体の線を容易に追えるような分量になっている。
 だからといって、手抜きだとかそういうことではない。設営には2日を要し、初日の前はほとんど徹夜で、「法邑の搬入時間記録を更新するような」長期戦だったらしい。

 左の画像のように、支持体から細い金属のラインが浮き上がっている。
 ただし、これまで数回の個展で、たいせつな役割を果たしていた影は、支持体が黒いために、今回は目立たない存在となっている。

 次の画像では、白い線が、支持体が途切れている部分で、床の下にもぐっているように見える。
 この1本の線は、途中で微妙に分岐しつつ、画廊会場をぐるりと1周しているのだ。





 今回の個展で、唯一、線が交差している箇所。

線は、壁から壁に移行する。



2016年8月17日(水)~28日(日)午前10時~午後6時(最終日~午後4時)、月火休み
茶廊法邑(札幌市東区本町1の1)



茶廊法邑への道(環状通東駅から)


関連記事へのリンク
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第6回北海道高等学校文化連盟石狩支部美術部顧問展(2009年1月)

40周年小樽美術協会展(2008年6月)

Dala Spaceオープン記念作品展(2007年)
第39回小樽美術協会展(2007年)
絵画の場合(2007年)
PLUS1 groove (2007年)

グループ プラスワン展(2006年)
谷口明志展(2006年)
第3回高文連石狩支部美術部顧問展(2006年)

絵画の場合アーティストトーク(2005年)

5th グループ・プラスワン(2004年)
高文連石狩支部美術部顧問展(2004年2月6日の項。画像なし)

札幌の美術2002(画像なし)

さっぽろ美術展2001(画像なし)
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