北海道美術ネット別館

美術、書道、写真などの展覧会情報や紹介。毎日更新しています。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメントはお気軽に。

2017年10月のおもな展覧会

2017年10月31日 23時10分53秒 | 主な記事へのリンク
 2017年10月のおもな展覧会の記事へのリンクです。
 書き終わっていないエントリには、まだリンクがはられていません。

 カテゴリー分けは厳密なものではありません。

 っていうか、この種の記事じたい、8月と9月はサボっていたんですね。ごめんなさい…。


現代美術
北海道文化奨励賞受賞記念/澁谷俊彦個展「White Collection Black Series」


絵画
ゴッホ展 巡りゆく日本の夢
高橋弘子第12回個展『幻の椅子ーテレビとバナナとブーメランー』
第45回美術文化北海道支部展
福島靖代個展
■松浦進展
■鈴木果澄展 ある神話のはなし 一、地図と風景に纏わるはなし。
宮崎むつ展
斎藤和志小品展「散歩道」


版画
■中谷有逸展
橘内美貴子展


工芸
谷口大個展~両義性との対話~
KUTANI のおもちゃ箱 山下一三展


写真
「フィルム」岩田裕子、牧恵子、三好めぐみ、猪子珠寧写真展


複数ジャンル
SPACE & WAVE4人展 時の記憶
第五次 地下之会
はらださとみ個展 −príer roux 祈りを想う−
島の結晶学 Shino Hisano × Ai Komori (久野志乃、小森愛)
石神照美展 刻の景
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2017年10月28~31日は計4カ所

2017年10月31日 21時31分00秒 | つれづれ日録
 この期間中、行き損ねた展覧会は、たくさんあります。

 クラーク+Shift ギャラリーのシンヤチサト展。
 カフェ北都館ギャラリーの輪島進一小品展。
 道立近代美術館の天彗社書展。
 パセオの札幌スタイル展…。

 後悔先に立たず。


 28日は仕事。
 さいとうギャラリーで中谷有逸展を見ました。
 ベテラン版画家の旺盛な創作意欲に脱帽。29日で終了。


 29日は法事。


 30日は仕事の前に、第69回北海道文化賞の授賞式
 颱風が温帯低気圧になって、強い風まじりの雪やあられが降っていました。

 道新ぎゃらりーにも寄りました。


 31日。
 石の蔵ぎゃらりぃはやしに寄り、KUTANI のおもちゃ箱 山下一三展

 続いて、ぷちれすとらん「ぱーとな」で石垣渉・水彩画の世界展
 大半が筆者初見の作品で、行って良かったと思いました。

 いずれも31日で終了。
 石垣さん、11月からは東区のカフェで個展を開く由です。

 10月は1カ月で計64カ所。ずいぶん少ないなあ。
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■KUTANI のおもちゃ箱 山下一三展 (2017年10月26~31日、札幌)

2017年10月31日 12時34分19秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 石川県の九谷焼作家、山下一三さんが、道内では初となる個展を開いており、最終日に見に行きました。

 久谷というと、色鮮やかな磁器のお皿で、よくたんすや卓上に飾ってある―というイメージがありますが、山下さんは「工芸品は使ってもらってなんぼ」という考えから、食器などを多く作っています。
 また、ふだんは壁につるして飾っておいて、裏表を反転させて皿として使える、ユニークな作品もありました。「磁器なので、さっとふけます」

 三つ足の獣は、置物かと思いきや、食卓で砂糖などを入れるのにぴったり。
 「酔っ払い」は、中にお酒を1升以上入れることができ、手前のつまみをひねると、中の液体が出てくる仕組みです。
 愉快なのは、水牛の角の両尖端を切り落としたような形状をした「スマホーン」。スマートフォンの置き台で、音の増幅装置としても使えます。下の方に穴があいていて、充電用コードを通せるようになっているあたり、便利に設計されています。




 道内の陶芸家で、カラフルな絵付けというと、道南の柴山勝さんを思い出しますが、全体的には少数派なので、とても興味深く拝見しました。


2017年10月26日(木)~31日(火)午前11時~午後6時
石の蔵ぎゃらりぃはやし(札幌市北区北8西1)


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10月30日(月)のつぶやき その2

2017年10月31日 01時47分29秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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10月30日(月)のつぶやき その1

2017年10月31日 01時47分28秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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北海道文化賞の授賞式に出席してきました

2017年10月30日 22時51分38秒 | 情報・おしらせ
 10月30日、札幌市中央区のホテルガーデンパレス札幌で行われた北海道文化賞・北海道文化奨励賞の授賞式におじゃましてきました。
 行ってみたら、用意された坐席が最前列で、かなりビビリました(笑)。

(冒頭画像、辻井さんの部分が切れています。広角レンズの限界です。辻井さんは代理出席だったので、許してください)

 本年度の受賞者は次のとおりです。

北海道文化賞
辻井京雲
鉾井直作
渡会純价

北海道文化奨励賞
澁谷俊彦
若宮明彦
NPO法人 樽前artyプラス



 筆者は3年前、札幌芸術賞/札幌文化奨励賞の授賞式にも出席しているのですが、札幌市と北海道では式の雰囲気がぜんぜんちがうんですね。驚きました。

 まず、会場正面に日の丸と北海道旗が掲げられています(札幌市は何もなし)。
 式次第の最初は「国歌斉唱」です。
 札幌市はこれもありません。
 国の行事なら理解できますが、道の奨励賞に「君が代」が入ってくるのはふしぎな感じがします。
 その次に、高橋はるみ知事が式辞を述べましたが、これが
「本道の芸術文化の多彩さと奥深さを実感しております。来年、北海道は命名150周年を迎えます。北海道の勝ちを国内外へと積極的に発信し」
的な、無難そのものの内容で、これまた3年前の上田市長が自分のことばで述べたあいさつとは異なるものでした。

 道文化審議会の阿部博光会長から選考経過報告があった後、受賞者に表彰状が贈られました。
 中野北溟さんの筆になる、かなり大きなものです。

 道議会関係者の祝辞に続き、受賞者がひと言あいさつ。

 辻井京雲けいうんさん(1944年生まれ。札幌)は、道教大名誉教授で、道内を代表する書家のひとり。毎日書道展(国内最大級の書展)の評議員、北海道書道展の理事長を務めています。
 ロンドンを含め15回の個展を開いているほか、故郷の空知管内雨竜町の道の駅には展示コーナーがあります。
 体調を崩しているとのことで、長男が代読しました。
 「金子鷗亭の直門として薫陶を受け、現代の書と、書学の研究を進めてまいりました。一日も早く快癒します」云々。

 鉾井直作ほこいなおさくさん(1935年生まれ。砂川)は洋画家。日洋会委員。
 「海外に取材に行きますが、なんといっても北海道の大地の力強さ、おおらかさ、体が清く美しくなる空気が大好きです。私はまだ未熟、未完ですが、しかしその未完を楽しみながら創作を続けてまいりたい」

 渡会純价さん(1936年生まれ。札幌)は、北海道の銅版画の草分けのひとり。全道展会員。日本版画協会北海道支部長。
 音楽を思わせるリズミカルな画風です。
 「北海道の版画界はまだ不遇でして、道内で正式に版画を教える教育機関もないのが残念。81歳になりましたが、従来通り制作活動を続けており、今年もまた新しい技法をつくりました。命が続く限り、励んでいきたい」

 澁谷俊彦さん(1960年生まれ。札幌)は、北海道の自然を取り入れたインスタレーションで海外でも評価されている美術家。専門学校で美術教育にも長年尽くしています。
 「自然から学ぶとは、自らを謙虚な姿勢に立ち直らせてくれる。美術家と美術教育の両立は易しくありませんが、その環境を整備してくれた安達学園の理解に深く感謝したい。今後もプランを確実に実現していくよう、励んでいく」

 若宮明彦さん(1959年生まれ。札幌)は詩人。4冊の詩集を上梓するかたわら、北海道新聞「日曜文芸」欄の選者としても長年活動しています。また地質学の研究者として教育大で教壇に立っています。
 「北海道の大地がここまで育ててくれたことに感謝しております。原子修先生には親身で厳しいご指導をいただき、阿部博光先生は同僚なのですが、フルートの音色を今も覚えております。教え子が教育界で活躍してくれることを希望しています」

 樽前artyプラスは、苫小牧市樽前地区を拠点に芸術と地域社会を結ぶ活動に10年以上取り組んでいる団体。
 代表の藤沢レオさんがあいさつしました。樽前artyの缶バッジを胸に付けています。
 「こんなに若い団体を評価していただき感謝に堪えません。芸術を介した、もうひとつの(オルタナティブな)つながり方を今後も模索しておき、後世この受賞が『英断だった』といわれるよう、頑張っていきたい」


 この後、札響(札幌交響楽団)のコンサートマスター田島さんがモーツァルトのバイオリンソナタを演奏しました。


 受賞者の皆さん、おめでとうございます。



 以下、蛇足。

 それにしても、今回の受賞者5人1団体のうち、書道を含めた広義の美術関係で4人1団体というのは、いささか驚きです。美術関係者からの推薦が多いことの反映なのでしょうが。
 過去の受賞者を見てみると、かつては多くいた北大の先生など学術関係者が近年めっきり減っていたり、美術やクラシック音楽にくらべると映画関係者やクラシック音楽以外のミュージシャンが極端に少なかったり、いろいろなことに気づきます。日本画家、漫画家が69回の歴史で皆無というのも、いかがなものでしょう。

 ほかにも気になったことはありますが、とりあえずここで擱筆かくひつします。
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■島の結晶学 Shino Hisano × Ai Komori (2017年10月21~29日、札幌)ー10月26日(4)

2017年10月30日 12時00分00秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
承前

 西5丁目通に面したSYMBIOSIS(シンビオーシス)の上のフロアに工房を構える若手ジュエリー作家、小森愛さんと、札幌を拠点に道内外で発表を続けている画家の久野志乃さんの2人展。

 架空の島にたどりついた結晶学者の物語―という設定でつくられた作品世界です。

 個人的には、英国発祥のロックバンド、イエスのアルバム「海洋地形学の物語」とか、宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」などを連想させて、なんだか好きな世界観です。

 ステイトメントには、次のようにあります。

日々の発見と研究。
わたしたちの記憶のひとつひとつは、
もしかすると自然と共存する小さな発見から
できているのかも知れない。


はじめて足を踏み入れる島。
見たことのない植生や美しい石…。
symbiosisの空間で”記憶の断片”を表現できたらと思います。


 冒頭画像は、手前が小森さんのジュエリー。ピアスとしても使えます。
 ちょっと見ると、菌類か植物のような有機的な生命の感覚をたたえています。

 奥の壁は久野さんの絵が2点。
 左側は「夜を照らす会話」。
 流氷が残る海岸にたたずむ後ろ姿の女性、空には極光―。というのは、筆者がかってに抱いたイメージに過ぎませんし、女性は半袖姿で、冬の格好ではないのですが、どこか「北方的」なものを感じさせます。

 右側の楕円形の作品は「双子の水平線」。

 反対側の壁には、久野さんが野の草花を楕円形のカンバスに描いた絵と、小森さんのオブジェがセットになって、6組ならんでいます。
 「森の結晶学」no.1~4、「深海の結晶学」「海辺の結晶学」と題されています。
 こちらのオブジェは、まさに結晶のように直線を組み立てたシャープな作風です。

 今夏にギャラリー門馬で開かれた3人展、春に東京・銀座のカメリアギャラリーでの個展など、筆者は近年も何度か作品を見ていますが、久野さんご本人にお会いしたのは久しぶりです。
(2015年にやはりギャラリー門馬で開いた個展「発光する島」以来だと思いますが、このときは、個展の発想の源になった『シベリアに憑かれた人々』=岩波新書=を読んでからブログを書こうと思い、けっきょくそのままになってしまいました。すみません)

 久野さんは11月末に行われる札幌アートフェアに出品する予定です。


2017年10月21日(土)~29日(日)正午~午後7時30分(最終日~午後5時)
space SYMBIOSIS(札幌市中央区南2西4)

http://shinohisano.com
http://dn-o.jp/




第8回札幌国際短編映画祭のポスターを入手! (2013)
【告知】久野志乃展 第22回道銀芸術文化奨励賞受賞記念 (2013)

久野志乃さんに道銀芸術文化奨励賞
久野志乃個展 飛ぶ島のはなし
【告知】久野志乃個展 飛ぶ島のはなし(2012年)

久野志乃と齋藤周展 かるいからだ (2008年)
久野志乃個展「物語の終わりに、」(2008年)
久野志乃個展(2005年)

=以下、画像なし
民宿芸術(2003年)
北海道教育大学大学院美術教育専修修了制作展(2003年)=20日の項
第2回 具象の新世紀展(2002年)=12日の項
ロッパコ報告会(2002年)

久野志乃・遠藤香織展 あいまいなあいま(2001年)
全道展(2001年)
北海道教育大学札幌校美術科卒業生制作展(2001年)

おなか(2001年)=画像あり


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10月29日(日)のつぶやき その2

2017年10月30日 01時47分53秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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10月29日(日)のつぶやき その1

2017年10月30日 01時47分52秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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■石神照美展 刻の景 (2017年10月26~29日、札幌)―10月26日(3)

2017年10月29日 02時02分02秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
(承前)

 かなり疲れてきて、中央区民センターのロビーで自動販売機のコーヒーを飲み一服。

 そこから狸小路を西に進み、8丁目の「古道具 十一月」をめざします。
 このあたりは狸小路でも中心から離れた地区で、アーケードもありません。
 8丁目の有名店「FAB Cafe」の左側の、古びた暗い階段を上っていくと「十一月」があります。

 そこで陶のオブジェを中心とした個展を、東京・阿佐ケ谷と札幌・山鼻でギャラリー(CONTEXT-S)を開いている石神照美さんが開いているのです。「十一月」での個展は6年ぶり。

 すこし重い引き戸をひくと、入って右側が個展のスペースになっています。
 1年ぶりに訪れた店内はやや様子が変わり、右奥の、かつてお風呂だったコーナーは、カーテンがひかれてバックヤードになっているようでした。

 石神さんの作品は、ふたのついた黒い箱がメイン。ふたをあけると、中には黒曜石のかけらがおさめられています。
 ほかに階段のついた台や、家を模したオブジェが並んでいます。ムーミン屋敷を思わせる塔屋もあります。
 三角屋根の家は、遠い記憶のなかの家だと思います。
 また、十字架のような形の置物、細長い花瓶も出品されています。

 石神さんによると「どこかにこびとが隠れていますよ」。筆者は見つけることができませんでした。

 会場では、石神さんが6年ほど前に少部数出版した本『君がいた場所』も増刷して、2200円で販売していました。

 石神さんの作品は、ひとことで形容すると「ひそやか」だと思います。
 半ば薄れてしまったような記憶を、よみがえらせてくれるようなアートです。意匠が古いために郷愁を呼びさますというよりも、もっと根源的な精神の奥底に、そっとおもりを垂らすように届いているような感じがするのです。 


2017年10月26日(木)~29日(日)午後1~7時
古道具 十一月(札幌市中央区南2西8)




・市電「西8丁目」から約240メートル、徒歩4分
・市電「資生館小学校前」から約450メートル、徒歩6分
・地下鉄東西線「西11丁目駅」から約640メートル、徒歩9分
・地下鉄南北線「すすきの駅」から約720メートル、徒歩9分


閑 土―紙 石神照美(土)・馬渕寛子(紙) (2015)※画像のみ


(この項続く) 
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10月28日(土)のつぶやき その2

2017年10月29日 01時47分29秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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10月28日(土)のつぶやき その1

2017年10月29日 01時47分28秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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2017年10月26日(2) 円山公園駅の周辺で

2017年10月28日 20時57分58秒 | つれづれ日録
承前

 本郷新記念札幌彫刻美術館で「記憶素子―丸山隆と教え子たち」展を見た後、近くの「宮の森緑地」を通りました。
 ここは周囲から10~20メートルほど小高くなっている細長い丘で、かつては「なまこ山」とも呼ばれていたそうです。おそらく古い熔岩丘(溶岩丘)だと思います。
 紅葉が美しく、落ち葉をかさこそと音たてながら踏みしめて歩くのは、最高のひとときでした。



 「彫刻美術館入口」のバス停までおりてきましたが、例によって本数が少ないため、つぎの「宮の森1条10丁目」まであるきました。ここまで来ると、荒井山線も走っているので、1時間に5本ほどバスが来ます。
 かつてあった停留所の屋根が撤去されていました。
 まあ、ここまで来ると、円山公園まで歩いてもたいした距離ではないのですが。

 円山公園駅の出入り口附近にあるハートランド円山ビル6階の「ハートランドショールーム」で、「KAAL RICHARDSON展」。

 カール・リチャードソンさんって、西洋人かと思ったら、札幌在住の男性のイラストレーター。思いっきりポップに猫や人物を描いています。
 プリントアウトした作品もありましたが、色がグラデーションになっている部分は、自分で塗った色や自然の色を写真に撮って、それを配置しているとのことでした。

 31日まで。日曜休み。


 昼食は、近くの大衆中華料理店「F」で野菜ラーメン。

 とくべつラーメン通向けの店でもないと思うのですが、円山地区に来るとよく立ち寄ります。


 西に戻り、ギャラリー愛海詩えみしで「下平清人(栃木県)型絵染展」。
 芹沢〓介(〓は金へんに圭)の仕事を支えていた職人とあって、素朴な意匠に共通性を感じます。帯やバッグなど。
 29日まで。
 ギャラリーの佐藤さんと雑談。

 ギャラリーレタラに移動し、西田陽二さんの肖像画展(~29日)。
 同時発売の画集は一時売り切れでした。

 南下し、もみの木Soで「絵本とわたし展 vol.3」(~29日)。
 イラストレーターやアクセサリー作家などが、自分のお気に入りの絵本を選んでそれをテーマに作り上げた作品を展示していました。

 旧界川を北に歩き、円山公園駅から地下鉄東西線に乗車。
 この日、バスは3度乗っていますが、地下鉄は初めてです。

 西11丁目で降りて、市資料館へ。
 大谷短大の同級生でつくるグループ展「酵母展」は、とうとう3人になってしまい、すこし寂しいです。

 大通公園の紅葉が西日に映えて、息をのむ美しさでした。

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■北海道文化奨励賞受賞記念/澁谷俊彦個展「White Collection Black Series」(2017年10月17~29日、札幌) 10月27日(5)

2017年10月28日 12時10分21秒 | 展覧会の紹介-現代美術
Toshihiko Shibuya is an artist lived in Sapporo city,Japan.
His installations have a harmony with nature in northern land of Japan.
He thinks about climate, plants, snow, and water of Hokkaido through his art works that are full of originality.

(承前)

 インチキくさい英語ですみません。
 札幌の現代美術家、澁谷俊彦さんが「ホワイトコレクション」シリーズの個展を開いています。
 まずは、本人のステイトメントを引用します。

「ホワイトコレクション」とは、生命循環を主題とした、環境との媒介となるための一種の標本作品です。今回モチーフはコウゾリナ、チョウノスケソウ、ブタナなどの綿毛、アザミの冠毛、オオハナウドの種子などです。
全ては、早春から晩秋までに、自らの手によって採集されたものです。形状を維持するための加工以外は自然のままの姿を保持させています。今回は、白き形状を象徴的に表出させるためのブラックボックスシリーズです。


 ごらんの通り、このシリーズは、植物の標本に似ています。今回、エゾリスの小さな頭骨をおさめた箱もありますが、計16個の箱が並んでいます。

 植物学の標本と異なるのは、それぞれが何という種であるかが問題なのではなく、美しい形状そのものに着目してほしいという作者の意図が感じられるところです。

 いま「作者」と書きました。
 作者は折を見て、自宅から遠くないところにある藻岩山を散策し、作品の素材となる種子や綿毛を拾い集めています。
 基本的にはそれらの自然物に手を加えてはいませんから、「どこがアートなのか」という疑問を抱く人もいるかもしれません。
 ただし、現代美術が、単なる便器にサインをして提示したところから出発したということを思えば、或る素材を選択し提示するというプロセスは、じゅうぶんアートになっているといえるのではないでしょうか。
 もちろん、たとえばタンポポの綿毛をまるい形のまま集めて保存させるという行為じたい、けっこうな手間とくふうを必要とするものなのですが…。
 澁谷さんの箱は、そういう苦労をみじんも感じさせない、スタイリッシュでスマートな作品に仕上がっていて、そこらへんはいかにもこの作者らしいと思います。


 澁谷さんは1960年生まれ。
 版画から出発し、近年はインスタレーションなどに作品の幅を広げています。代表的シリーズは「Snow Pallet」で、海外のメディアで何度も紹介されています。
 札幌デザイナー学院の校長にこの春就任し、本年度の北海道文化奨励賞を受けるなど、多忙さに拍車がかかっています。


2017年10月17日(火)~29日(日)午前10:30~午後10:00(日曜~午後8:00)、会期中無休
ト・オン・カフェ(札幌市中央区南9西3 マジソンハイツ)


公式サイト
(リンクを張り替えました)


関連記事へのリンク
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ヒト科ヒト属ヒト 帯広コンテンポラリーアート2016 (執筆中。告知はこちら
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澁谷俊彦 新作ホワイトコレクション (2015)
■澁谷俊彦 ANNIVERSARY COLLECTION
ICE HILLS HOTEL - アイスヒルズホテル in 当別 (2014)
防風林アートプロジェクト (2014)

澁谷俊彦 THE WHITE COLLECTION / GENERATION(2013)
【告知】SNOW PALLET III and 4 : Toshihiko Shibuya installation(~2013年2月17日・千歳/~3月雪解け・札幌)
CREATIVE HOKKAIDO METTS HONG KONG / 香港で北海道の食、観光、アートをPR

【告知】奔別アートプロジェクト
(2012年)
JRタワー・アートプラネッツ2012 楽しい現代美術入門 アルタイルの庭(2012年)
■澁谷俊彦「風の森II」Forest of wind 2012-II
【告知】澁谷俊彦「風の森 II」 Forest of wind 2012-II
澁谷俊彦 SNOW PALLET 2、札幌芸術の森美術館で2012年4月14日から撤収(13日に一部撤収)
Toshihiko Shibuya's works are on the overseas website (2012)

「ハルカヤマシロシメジ繁殖計画」 ハルカヤマ藝術要塞
澁谷俊彦 茶室DEアート (2011)
【予告】澁谷俊彦展 -トノサマガエルの雨宿り (2011年5月)
Snow Scape Moere 6 澁谷俊彦「SNOW PALLET」(2011年2月)

PLUS ONE THIS PLACE(2010年9月)

PLUS 1 +柴橋伴夫企画 空間の触知へ-連鎖の試み 藤本和彦 澁谷俊彦(2009年8月)
澁谷俊彦展-森の雫09- 茶室DEアート (2009年7月)
澁谷俊彦個展-青い雫09-

澁谷俊彦展 森の雫(2008年3月)■つづき
2000~07年は、上のリンクからたどってください





・地下鉄南北線「中島公園駅」から約220メートル、徒歩3分
・地下鉄東豊線「豊水すすきの駅」から約600メートル、徒歩8分

・中央バス、ジェイアール北海道バス「中島公園入口」から約380メートル、徒歩5分

・市電「山鼻9条」から約610メートル、徒歩8分
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2017年10月26日は11カ所(1)。秋深まり、日の光に紅葉きらめく

2017年10月28日 02時02分02秒 | つれづれ日録
 会社は休みになったので、ギャラリー巡りに出かけました。

 けっして体調は万全ではありませんでしたが、小春日和の晴天で、どこに行っても紅葉が陽光にきらめいて美しく、心がなごみました。

 この日は11カ所。
ギャラリー山の手→
本郷新記念札幌彫刻美術館(記憶素子―丸山隆と教え子たち 第1期)→
ハートランドホーム ショールーム→
ギャラリー愛海詩えみし
ギャラリーレタラ(西田陽二 北の肖像 ~29日)→
もみの木 so→
市資料館ミニギャラリー→
十一月(石神照美展 刻の景 ~29日)→
アリアンス・フランセーズ・ギャラリー→
SYMBIOSIS(島の結晶学 久野志乃・小森愛 ~29日)→
ト・オン・カフェ(北海道文化奨励賞受賞記念/澁谷俊彦個展「White Collection Black Series」~29日

 平日なので「ドニチカきっぷ」がつかえません。

 交通費を安くすませるにはどうしたらいいか―と考え、ふつうなら自宅から最初の目的地「ギャラリー山の手」まで、バス→地下鉄→バスといくところを、バス→バスでいくことにしました。

 北1西4からジェイアール北海道バスに乗り、発寒橋で降車。
 橋の手前にあったパン博物館は影も形もなく、「スシロー」がたっていて、びっくりしました。

 河岸の公園は予想通り、サクラや白樺の紅葉が美しく、散歩していて心がうきうきしてきます。

 ギャラリー山の手を出て、「ふもと橋」停留所からジェイアール北海道バスに乗ろうとしたら、行ったばかり。
 歩いて「山の手7条7丁目」に行くと、ちょうど、ふもと橋から西野のほうをぐるっとまわってきた循環線「山の手線」がやってくるところでした。

 彫刻美術館入口で降車し、本郷新記念札幌彫刻美術館へ。

 丸山隆さんのことをなつかしく思い出させてくれる展覧会でした。


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