7月のおもな展覧会の記事へのリンクです。
書き終わっていないエントリには、まだリンクがはられていません。
このエントリは随時更新します。
■■は、更新時に開催中の展覧会、■はすでに終了した展覧会です。
現代美術・ライブペインティング
■交差する視点とかたち vol.2
■■この男、危険。榎忠展
■林教司展
■G.A.A.L Exhibition 2008
■山鼻宇宙0ランド 0+ . . . 本文を読む
室蘭。
人口9万人の工業都市。
新日鐵や日鋼の工場が煙を吐き、胆振支庁や大きな港のある街。
観光地というイメージは持っていなかったのだが、今回ほぼ初めて訪れてみて、見どころの多い土地だと実感した。
美術とはあまり関係ないけれど、これから4回にわけて写真を紹介していく。
冒頭の画像は地球岬。
先にも書いたとおり、ここは
「絶景」
のひとことがふさわしい景勝地だ。
. . . 本文を読む
林教司さんは、岩見沢市栗沢町美流渡(みると)に住み、昨年11月に竹田博さんが亡くなってからは札幌のギャラリーたぴおの運営も引き受けている。新道展会員であり、北海道抽象派作家協会のメンバーでもあり、非常に精力的に制作・発表をつづけている。
先日、「たぴお」で林さんにお会いすると
「いやー、ヤナイさん、新作はないし、見に行かなくてもいいよ」
とおっしゃる。
そういわれると、なんだか、見に行か . . . 本文を読む
1947年長野県生まれで、名古屋で広告写真にたずさわるプロ写真家の個展。
風景写真を撮るようになったのは近年のことだそうですが、静けさと簡潔さに満ちたカラー写真33枚が魅力的です。
作品は「EOS 1Ds mk2」などを使用。デジタルにありがちな、緑の平板な感じなどはほとんどありません。
ここには、めずらしい被写体や、すごいシャッターチャンスによる一瞬の出来事-といったものは、皆無です。 . . . 本文を読む
29日。
朝8時過ぎから夜7時近くまでずーっと会社の中。
30日。
雲ひとつない晴天。
前夜から始まった「アイサミット」をのぞいてみる予定だったが、体が動かない。
昼からようやく動きだす。
バスに乗っていると、すぐ前の、ふたりがけの席にすわっている4歳ぐらいの男の子が、ときどきこちらを振り返る。
ずっとむかしのせがれを思い出し、目が合うたびに、ニッコリした。
ほんと . . . 本文を読む
先に記したとおり、家族で室蘭に日帰りで行ってきた。
直接の理由は、浜町アーケードとよばれる中心商店街のアーケードが近く取り壊されるという報道に接し、その前に見ておこう-と思ったためである。
相当以前から室蘭市の繁華街は、東室蘭駅周辺に移動したという話は聞いていた。
実際に行ってみると、たしかにさびれてはいたが、「ゴーストタウン」「シャッター街」というほどではな . . . 本文を読む
南9条通りに面したギャラリー創、引き続いての企画展は、下沢敏也、武田享恵、ダム・ダン・ライの3氏による立体の展覧会です。
武田さんは道展会員で、工芸部門に所属しています。
道教大で金工を専攻していたからだと思いますが、作品は、いわゆる工芸的なものではなく、非常にパワフルです。ほとんど抽象彫刻といってもいいと思いますが、どうでしょうか。
冒頭の画像は「The power of being . . . 本文を読む
「たぴお」、夏の恒例行事「キャバレーたぴお展」。
今年も、木製の特設カウンターがでーんとギャラリー空間の中央に置かれています。巨大なカウンターですが、ふだんは、奥の控えスペースに、分解してしまってあるとのこと。でも、どうやってあんな狭い空間に入るんだろう?!
これまた恒例の「Bar Time」は、第1週で終了。それでも、総勢28人プラス竹田博さん(昨年11月に逝去した「たぴお」オーナー)の遺 . . . 本文を読む
自由部門に7059人、29741点、ネイチャーフォト部門に4609人、15154点の応募があった、国内最大規模のコンテスト。
これを見ていると、まだまだフィルムは生きている-という思いを強くします。
なお、今回の審査は、自由部門が齋藤康一、織作峰子の両氏、ネイチャーフォト部門が川口邦雄、中村征夫の両氏と、富士フイルム株式会社が行いました。
このような大きな規模のコンテストなので、道内から . . . 本文を読む
美術館・ギャラリーまわりに欠かせない共通ウィズユーカード。
地下鉄、市電、市内を走る路線バス(中央、ジェイアール北海道、じょうてつ)の全線で使うことができ、1000円のカードなら1100円ぶん、10000円のカードは11500円ぶんも使えるお得なプリペイド(前払い)カードです。
(夕鉄バス、道南バスは使用不可)
現在、券売機で発売されているデザインは、札幌の専門学校をこの春に卒業したばかり . . . 本文を読む
先に記したとおり、ギャラリーユリイカが27年の歴史に終止符を打ちました。
難波田龍起、三木俊治をはじめ、「行為」のアートで知られる藤木正則さんも初期はここでよく個展を開いていました。
一原有徳さんや一ノ戸ヨシノリさんら道内前衛美術のそうそうたるメンバーによる「ダダっ子展」や、山岸せいじさんの初個展もここです。
杉吉篤さんや宮下章宏さんをはじめ、ユリイカで育った画家も少なくありません。 . . . 本文を読む
田嶋さんって、よく知らないなあ…と思って会場に行ったら、なかなか良い展覧会だった。
しかも、あとでネット検索したら、北海道陶芸会の会員なのだ。これは失礼しました。
その上、2006おおたき北海道陶芸展で北海道放送社賞を受賞したという、北海道美術ネット別館のエントリも出てきた。
おはずかしい…。
会場の白眉は、奥に9個、インスタレーションふうにならべた「風の風景」。
うつわでもあるが、 . . . 本文を読む
(承前)
27日。
かなり疲れていたが、この日限りの展覧会がいくつかあり、がんばって出かける。
まず、市民ギャラリー(北海道陶芸展=27日で終了=など)。
くたびれているくせに札幌駅まで歩き、エアポート号で小樽築港駅降車。ウイングベイで佐藤香織点描画展=27日で終了=。
列車の車窓から見ると、海水浴場はどこもにぎわっていた。
家族を連れ出せなくて申し訳 . . . 本文を読む
やばい…。
マジでくたびれてる。
月曜だというのに。
これが仕事の疲れであれば職場でそのようにつぶやくこともできるのだが…。
(そういう要素が全くないわけでもないのだが)
これで週末までどうやって乗り切るというのだ。
というか、8月半ばまで予定はぎっしりなのに。
24日。
コンチネンタルギャラリー(交差する視点とかたち vol.2=27日で終了=は別項で紹介済み)
→札 . . . 本文を読む
水彩をメーンとする公募展は日本水彩画会と水彩連盟のふたつがある。このうち、道内の関係者が多く、道展とも出品者がだぶっているのは、日本水彩画会の方である。
穏当な写実の絵が多いが、筆者はそういう画風ではない絵のほうにひかれてしまう。
毎年書いているが、支部長宮川美樹さんの絵はすごい。単に写実の描写力が高いだけではない。無常観のようなものが全面を覆っているのと同時に、悠久の時の流れを感じさせるの . . . 本文を読む