北海道美術ネット別館

アート、書道、写真などの展覧会情報や紹介、批評、日記。毎日更新しています

2008年10月のおもな展覧会

2008年10月31日 23時59分48秒 | 主な記事へのリンク
 10月のおもな展覧会の記事へのリンクです。
 書き終わっていないエントリには、まだリンクがはられていません。

 このエントリは随時更新します。

 ■■は、更新時に開催中の展覧会、■はすでに終了した展覧会です。


現代美術
■岡部昌生展 FROTTAGE + PHOTOGRAPHY + IMAGE +TEXT 「都市の/皮膚」のインデックス2007-08 Paris,Hiroshima,Venezia,Roma,Sapporo,Nemuro
阿部守展「場に立つ」
Ribbonbar
『棲むもの/sina』■in Sapporo
毛内康二展
Scenery of cell 細胞の風景 梅田マサノリ個展

絵画
早川尚銅版画展
鈴木悠高展-Evolution-vol.3
第5回具象絵画「創の会」油彩展
鳥海青児と三岸好太郎
WILD LIFE ART 水の響・風の音 増田寿志作品展
細木博子個展
中谷有逸・白土薫2人展
阿部有未・武田輝子版画展
「映しあう/照らしあう」2008秋
伏木田光夫油絵個展
卒寿記念 米澤榮吉個展
阿部安伸Black box opening solo exhibition
永井美智子個展
真鍋敏忠水彩画展
第9回示現会北海道作家展
千亜紀 切り絵個展「まゆ」
第32回北海道抽象派作家協会秋季展

彫刻
■■「國松明日香展-風、水面ふるわし、そよぎゆく光」 ■■続き
小野寺紀子 ESPOSIZIONE

工芸・クラフト
もみじ窯 香西信行作陶展
尾形香三夫陶芸展
浸-shin-(品品法邑)
クリスノゾミ・ジュエリー展
もの語りをまとうように 朝田千佳子の絹のストールと船山奈月の木のアクセサリー 
堤恭子展 第23回北国抒情詩 -宙-


北海道書道連盟展

写真
写真甲子園OB・OG写真展
第7回NPM展「MY PURE NATURE 北海道」第1部

複数ジャンル
■光を編む この言葉に触発された13名の作家達が織りなす世界
■粟津潔展
浸-shin-(茶廊法邑)
北門信金コレクションによる北海道美術の潮流展
gallery shikaku開設展
はしご展 ■続き
第50回学生美術全道展
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2008年10月30、31日は計13カ所

2008年10月31日 23時20分33秒 | つれづれ日録
 風邪をひいた…。

 幸い、熱はない(ようだ)。
 ベンザブロックで症状のピークをカットするとともに、オレンジジュースを大量に飲んでビタミンCの摂取に努めている。

 でも、胃腸の調子は決して良くないなあ。
 なんだか、寒気もしてきた。

 よせばいいのにこの2日間、出勤が午後だったので、出社前にギャラリー回り。

 30日は
さいとうギャラリー→
スカイホール(香西信行作陶展)→
コンチネンタルギャラリー(光を編む)→
札幌市資料館→
STVエントランスアート(小野寺紀子彫刻個展)→
ギャラリーたぴお→
札幌時計台ギャラリー(鈴木悠高展)=3階のみ

 仕事の後で、CAI02(岡部昌生展



 31日は
札幌市写真ライブラリー→
富士フイルムフォトサロン→
キヤノンギャラリー→
石の蔵ぎゃらりぃ はやし→
ギャラリーエッセ→
札幌時計台ギャラリー(藤野千鶴子展)=2階のみ

 とりあえず「光を編む」「岡部昌生展」はぜひ見てください。
 ほかの太字の展覧会もおすすめします。

 会期中に感想のエントリをアップしたいけれど、この体調ではたぶんむりでしょう。

 時計台ギャラリーでは、羽山雅愉展も見た。
 作品は、これまでの小樽美術協会展や全道展で発表したものが多い。
 幻想の中の小樽、という、独特の世界。

 エッセでは、イラストレーターの佐藤久美子さんに初めてお会いした。
 ネット上では3年前から知り合いなので、初めてという感じがしない。
 初めてといえば、意外なことに、彼女は札幌での本格的な個展は初めてだという。いままでは、地元の当別や、江別などばかりだったとか。
 富士メガネのCMのことなど、しばし雑談。


 ちなみに、冒頭の画像は、一種の定点観測になっている、大通公園12丁目の紅葉。
 昨年や、一昨年と比べると、色がさえないなあ。
 まあ、天気も違うので、厳密な比較はできないけれど。
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■小野寺紀子 ESPOSIZIONE (11月2日まで)

2008年10月31日 00時46分37秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 小野寺さんは札幌の彫刻家で、全道展会員。
 抽象彫刻やインスタレーションが増えるなかで、変わらず正統派の具象彫刻(人物)を作り続けている女性です。
 人物でも、たとえばマイヨールのように曲線を多用して、やわらかさや官能性を表現するというよりは、直線的な造形で、意志の強さのようなものを感じさせる作品が多いと思います。駅前通りの北4条にある少女の像「ビアンカ」などを見ると、その思いを強くします。

 個展は、2000年の大同ギャラリー以来だそうです。今回は、大半の作品の題がイタリア語でつけられているようです。
 メーンになるのは、ロビーに据え付けられた、裸婦2人が木のベンチに、互い違いの向きに腰かけた様子を造形した「Sedere」。
 これとわりあい似たシチュエーションの作品に、札幌芸術の森野外美術館にある朝倉響子「ふたり」がありますが、こちらが着衣でスタイリッシュなイメージなのに対し、小野寺さんの方は少しやせ気味で、きりりとしたものを感じます。

 ほかに、小さい全身像が1点(「Stelle cadenti」)と、首が数点、レリーフが「Libero」「Pace」の2点。デッサンが5点ありました。
 大きな階段のガラス窓から西2丁目通を見渡しているのは「Studenta-K」と「繭」。
 また、「Cappello」は帽子をかぶり、柔和な表情をしています。
 首はほかに「Primavera」「Pensiero」「Lunedi」「Gli Piace BACH」「Libero-testa」。


2008年10月13日(月)-11月2日(日)9:00-18:00(土・日曜-16:00)、期間中無休
STV北2条ビルエントランスアート(中央区北2西2 地図A

□小野寺紀子彫刻作品集 http://www5.ocn.ne.jp/~nori11/

若き星たち(函館の野外彫刻)
MEMORY(岩見沢の野外彫刻)

風の中の展覧会(08年秋)
風の中の展覧会IV(07年)
風の中の展覧会(06年)
風の中の展覧会II(2005年)
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2008年10月24-29日は計7カ所

2008年10月30日 23時59分47秒 | つれづれ日録
 ちょこちょこと忙しくて、なかなかまとめてギャラリーをまわれない。

 じつは27日(月)は休みだったのだが、午前中激しい雨だったこともあって外出しそびれた。
 午後になって、雨が上がったが、街まで出ていく元気がなく、画廊喫茶「十字館」で紅茶を飲みながら、長篇エントリ「アートと市場について考えた」を一気に書き上げた。

 カウンターには中年女性がならんで、株主優待の航空機チケットがどうの、海外旅行がどうのと、にぎやかであった。
 つくづく、優雅だなあと思う。

 さかのぼって26日(日)はcacoi.(旧micro.)へひさしぶりに行き、グループ展「carnava1」を見た。
 チQさんのアッサンブラージュが玄関に飾ってあった。レコード(ビニール盤)が3枚ほど使ってあり、なかなかワイルド。レコードは視覚的なアクセントという面もあるが、作品自体が音を宿している-という意味合いが強いのではないかと感じた。
 それにしても、これらのレコードはもう聴けないだろうな。バッドカンパニーのレコードがあったけど、むかしポール・ロジャースにインタビューしたときのことを思い出した。

 
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ピカソ絵画急きょ出品中止 金融危機、美術市場にも

2008年10月30日 23時52分34秒 | 新聞などのニュースから
 先日、書いたばっかりです。
 北海道から見ると、海外や東京の美術市場の活況って、まるで別世界の出来事だけど、金融危機が来て、これからいったいどうなるんだろうって。

 そしたら、やっぱりこういうニュースが出てきました。

 北海道新聞の2008年10月29日の夕刊にも出ていたので、読んだ方も多いでしょう。

ピカソの名作、出品取りやめ サザビーズ、金融危機で(共同通信) - goo ニュース


 (以下引用)【ニューヨーク28日共同】競売大手サザビーズは28日、11月3日に米ニューヨークで実施予定のオークションで、ピカソの名作「アルルカン」の出品が急きょ取りやめになったことを明らかにした。金融危機の影響で落札価格が低くなる可能性を恐れたためとみられている。欧米の美術品市場は近年、中東、ロシアのオイルマネーが流入するなど活況だったが、金融危機が深刻化した9月以降、急速に冷え込んでいる。(引用終わり)


 アルルカンって、英語だとハーレクインですね。


 ググってみると、AFPのサイトに
「ドガの作品数点、ニューヨークで競売へ」
という記事が出てました。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2524820/3395251

 (以下引用)英国の競売会社サザビーズ(Sotheby's)は3日、仏印象派の巨匠エドガー・ドガ(Edgar Degas)の作品数点を11月3日に米ニューヨーク(New York)で競売にかけることを明らかにした。

 目玉は1879年に製作された傑作「踊り子(La Danseuse au repos)」で、4000万ドル(約42億円)の価値があるという。この作品はドガが友人に1885年に販売したもので、1世紀以上にわたり友人の家族が所有していたが、1995年にロンドンで初めて市場に出された。

 他のドガの出品作品は「Le Ballet」(1885)、「Femme se coiffant」、および彫刻作品の「Le Tub」と「Etude nu pour la danseuse habillée」。

 同日の競売ではドガの作品以外にも、3000万ドル(約32億円)以上の落札価格が見込まれるパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の「アルルカン(Arlequin)」や6000万ドル(約63億円)以上が予想されるロシアの抽象画家カジミール・マレーヴィチ(Kazimir Malevitch)の「Suprematism」(1916)などが出品される。(c)AFP=引用終わり


 こうなってくると、「アルルカン」以外のオークションは予定通り行われるのかなど、気になってきますね。
 すくなくても、マレービッチが63億円というのは、ちょっとないんじゃないかと…。

 ちなみに、ピカソはアルルカンやサーカスに材を得た絵を何度も描いています。
 写真を見る限り、今回売るつもりだったのは、キュビスム時代の作品みたいです。
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●11月は忙しい(4) 道立美術館、札幌芸術の森美術館も

2008年10月30日 23時09分18秒 | 展覧会などの予告
 きのう、10月末から11月にかけてさまざまな展覧会や催しがあるというエントリを3本続けてアップしましたが、11月1-7日は「芸術週間」と銘打って、道立美術館各館もさまざまな催しを展開します。常設展が無料になる館もあります。
 3日は祝日ですが開館します。

 函館や帯広の美術館は、映画の上映会などを毎日のように行います。

 ちなみに、道立三岸好太郎美術館では…。

●アートウィーク・コンサートClassic&Jazz 渡部大三郎と音楽仲間=11月1日(土)14:00

●フリーアトリエ「蝶のしおりをつくろう」=11月1日(土)-7日(金)10:00-15:00

●学校連携プロジェクト「南高生によるピアノコンサート」=11月3日(月)14:00、三岸の後輩にあたる札幌南高の生徒たちが演奏から司会進行、会場準備、事前広報に携わる初の企画。演奏も高校生の宮本明香音、ウィリアムス愛佳が、アニメ「天空の城ラピュタ」の曲や、ショパン「エチュード op.10-10」、ラベル「道化師の朝の歌」などを演奏

●ごいっしょにどうぞ=11月4日(火)-7日(金)15:30、学芸員といっしょに作品を見たあと蝶のしおりを作ります。


 また、1-3日は、札幌芸術の森も、駐車場が無料になったり、國松明日香展の割引があるそうです。
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晩秋の光景

2008年10月29日 23時37分13秒 | つれづれ写真録
 
 異例のあたたかさが続いていたが、ようやく10月末らしい気温になってきた。
 今週は「秋霖(しゅうりん)週間」だ。

 もちろん、本州の秋の長雨とは、季節が異なるのだが。

 雨がつづくと、紅葉はすっきりしない色になることが多いが、ことしはいまのところ、ツツジの赤がものすごく鮮やかになり、目を引く。




 おなじサクラでも、木によってずいぶん紅葉の進みぐあいに差がある。
 木の個性ということか。




         

 日が落ちるのが早くなったと実感。

 旭川から初雪の便り。札幌ももう少しだろうなあ。
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11月も忙しい(1) ●さっぽろフォトステージ

2008年10月29日 22時42分24秒 | 展覧会などの予告
 きのう、Sapporo Design Weekの予告を書いたばかりだけど、今週末から来月にかけては、またまた忙しくなりそう。

 ことし初めて「さっぽろフォトステージ」という催しが、札幌市写真ライブラリーで、11月3-16日に開かれます。
 若手を中心に気鋭の8人が出品します。

 以下、実行委からきたメールをコピペします。 

さっぽろフォトステージ(さっぽろアートステージ特別参加事業)
http://photo-stage.seesaa.net/

出展作家 佐々木秀明 浅野久男 竹本英樹 鳴海伸一 Kensyo メタ佐藤 黒田拓 ウリュウユウキ

開催期日:11/3(祝)-11/16(日)
10:00-19:00  (最終日は17:00まで)
期間中:毎週月曜日休館(祝日の場合は開館)
場所:札幌市写真ライブラリー 〒060-0032
北海道札幌市中央区北2条東4丁目
サッポロファクトリーレンガ館 3F

主管:さっぽろアートステージ特別参加事業
 さっぽろフォトステージ 実行委員会

共催:札幌市写真ライブラリー(札幌市芸術文化財団)

 今年4年目を迎える札幌市主導の札幌アートステージ特別参加事業として「さっぽろフォトステージ」を札幌市の写真専門施設である札幌市写真ライブラリーと共催でこのたび開催の運びとなりました。

 札幌市は平成18年に「創造都市さっぽろ」宣言し、昨年4月には文化芸術振興条例を可決しており、これらのことを踏まえ現在、11月はアートの月と定め、市における文化芸術振興を積極的に展開しているところです。

 札幌アートステージは、昨年から地下鉄大通からバスセンターを結ぶコンコースを500m美術館と題し札幌の若手アーティストの発表の場として、多くの市民に札幌在住アーティストの介と現代アートへの理解を促しています。同時期に札幌市内
各所で様々な展示が開催されることで、創造都市さっぽろの目的を共有することができます。

 このために私達さっぽろフォトステージは同時期に北海道トリエンナーレ(3年に一度開催される大規模な国際美術展)開催を目指して、札幌市内私設美術館では最大規模を誇る宮の森美術館を中心にCAIギャラリー、ギャラリー門馬、ギャラリー門馬ANNEX、D&DEPARTMENT PROJECT SAPPORO 3KG、ギャラリーESSE、CAI02、OYOYOの市内ギャラリー8箇所同時開催されます「FIX・MIX・MAX!2」現代アートのフロントライン展と連携して展開することとなりました。

 公共の場で繰り広げられる札幌アートステージ+同時多発的現代アート展FIXMIXMAX!+そして私達さっぽろフォトステージが連携して開催されることでより多くの皆さんにアートの面白さ、楽しさをアピールすることが可能となります。
 札幌アートステージ+FIXMIXMAX!+さっぽろフォトステージと11月の札幌はアート一色となるでしょう。

 さっぽろフォトステージ出展作家は、札幌市に在住する写真を表現の手段として活躍中の8名で、北海道内のみならず広く内外で活動をしているメンバーによる写真表現が展開されます。(以下略) 


 以下、裏話というか、推測。

 じつは、札幌市の行政見直しの中で、市写真ライブラリーの存廃が課題のひとつになっています。
 札幌市行政評価委員会が昨年、廃止を市に勧告したのです。
 ただし、それを受けた市は、具体的に廃止へと動いているという形跡はないのですが。

 今回の催しは「写真ライブラリーを残してほしい」というアピールの意味合いもありそうです。
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11月も忙しい(2) ●第6回学生STEP

2008年10月29日 22時27分31秒 | 展覧会などの予告
 学生による、学生のための「STEP」。もう6回目になります。
 ことしの実行委のメンバーを構成するのは、札幌市立高専、北翔大、札幌国際大、北海学園大といったメンバー。札幌圏の大学、高専、専門学校の枠を超えて、さまざまな人と作品が集まりそうです。 


http://www.step2004.com/

スタッフのブログは、こちら。
http://yaplog.jp/sstep/


●第6回学生STEP=11月1日(土)-3日(月)、1日は19:00-20:30、2日は11:00-20:00、3日は11:00-18:00、アウ・クル(旧豊水小学校体育館、中央区南8西2)。札幌圏の学生が大学、専門学校の枠を超え、自らの力でアートを披露する恒例の催し。今年度は「仕事人賞」という、実際に各美術方面で活躍されている大人の方々に「賞」をつけてもらう企画を用意しました

●オープニングパーティ=1日19:30
●アーティストトーク=2日18:00。引地幸生さん、端聡さん、ワビサビの工藤良平さんの3氏が、自身の作品や学生時代について語る
●クロージングパーティ=3日16:30。「meltyarn」などのパフォーマンスがあります




・地下鉄東豊線「豊水すすきの」6番出口から徒歩3分
・地下鉄南北線「中島公園」2番出口から徒歩5分


第5回
学生STEP主催 卒業展(07年3月)
第4回(06年)
第3回(05年)
学生STEP2004(第1回)

コメント (2)

11月も忙しい(3) ●FIX・MIX・MAX! 2 -現代アートのフロントライン

2008年10月29日 22時12分43秒 | 展覧会などの予告
 「札幌から現代アートを発信しよう」
と開かれた前回(第1回)は、道立近代美術館が会場でしたが、今回は札幌市内のギャラリーなど7カ所で分散開催です。
 すこしでもたくさん見てもらおうと、スタンプラリーなども行うようです。

 くわしくはこちら。

http://www.fixmixmax.com


 ところで、この「FIX!MIX!MAX」のフライヤーやウェブサイトの写真は、出品作家のひとり祭太郎さんをフィーチャーしたものですが、撮影はウリュウユウキさんのようです。

http://blog.yuukiuryu.com/archives/51371359.html

 市電(それも、昔懐かしいM101系)を借り切って撮るあたり、ウリュウさんらしいなあ。

 さて。
 各会場の日程です。
 札幌宮の森美術館以外は無料です。


札幌宮の森美術館(中央区宮の森2の11)
11月8日(土)-12月7日(日)11:00-19:00(入館-18:30)、月曜休み(祝日は開館し翌火曜休み)
一般300円、高大生200円、中学生以下無料

今村育子(インスタレーション)
岡部昌生(平面)
近未来美術研究所(パフォーマンス)
高橋喜代史(インスタレーション)
久野志乃(平面インスタレーション)
高 幹雄(平面)
武田浩志(平面インスタレーション)
端 聡(インスタレーション)
祭太郎(パフォーマンス)
ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・サニ(映像インスタレーション)
榎 忠(立体)
鈴木ヒラク(平面)



・地下鉄東西線「円山公園駅」から「円14 荒井山線」「円15 動物園線」で「宮の森1条10丁目」降車(休日は1時間にあわせて4、5本)
・地下鉄東西線「西28丁目駅」から「環状西20 山の手線」で「宮の森1条10丁目」もしくは「札幌彫刻美術館入り口」降車(休日は1時間に1、2本)


ギャラリー門馬(中央区旭ヶ丘2)、ギャラリー門馬アネックス
11月8日-12月6日(土)13:00-19:00 月曜休み

上遠野 敏(インスタレーション)
チョーク・ダグラス・ビアー(インスタレーション)
齋藤周(平面インスタレーション)
馬橇組:清治バチバチ拓真、進藤ばちばち冬華(立体インスタレーション)=アネックス、18日から)



・地下鉄東西線「円山公園」から、ジェイアール北海道バス「循環10、循環11 ロープウェイ線」で「旭丘高校」降車、3分
・おなじく「円山公園」から、ジェイアール北海道バス「円11 西25丁目線」で、終点「啓明ターミナル」降車、7分
・JR札幌駅・大通西4丁目から、ジェイアール北海道バス「51 啓明線」「53 啓明線」で、終点「啓明ターミナル」降車、7分
(ほかにも、南北線の中島公園駅、幌平橋駅から啓明ターミナルや旭丘高校へ行く循環バスの便があります)


CAI現代芸術研究所 (中央区北1西28)
11月8日-12月6日(土)13:00-19:00 日曜・祝日休み

伊藤隆介(映像インスタレーション)
大島慶太郎(映像インスタレーション)



・地下鉄東西線「円山公園」「西28丁目」徒歩5分
・中央バス・ジェイアール北海道バス「高速おたる号」などの「円山第一鳥居前」徒歩7分


CAI02(中央区大通西5 昭和ビル地下2階)
11月8日-12月6日(土)13:00-19:00 日曜・祝日休み

門馬よ宇子(平面インスタレーション)



・地下鉄東西線大通駅直結


D&DEPARTMENT PROJECT SAPPORO by 3KG (中央区北1西17)
11月8日-20日(木)12:00-22:00(日曜・祝日-21:00) 月曜休み

仙庭宣之(平面インスタレーション)



・地下鉄東西線西18丁目から徒歩2分
・中央バス・ジェイアール北海道バス「高速おたる号」などの「道立近代美術館前」徒歩1分


ギャラリーESSE(北区北9西1 地図A
11月11日(火)-30日(日)10:00-19:00 月曜休み

黒田晃弘(平面)



・札幌駅北口の地下通路を出て、徒歩2分



2006年 -->
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●Sapporo design week 2008

2008年10月28日 23時47分35秒 | 展覧会などの予告
 「SAPPORO DESIGN WEEK 2008」が10月31日-11月3日の会期をメーンに、札幌市内各所で展開されます。

 昨年までは、始まる当日に道新の別刷りを見て
「わー、これも行きたい。でも行けない」
という感じだったのですが、ことしは早めに法邑さんからパンフレットをいただき、事前に作戦がたてられます。

 パンフから催しを書き写しましたが、すごい分量です。
 写し間違い、脱落などがあるかもしれません。
 下の公式サイトで確認のほど、よろしくお願いします。

http://www.hokkaidodesign.com/


SAPPORO DESIGN SWEETS=10月29日(水)-11月4日(火)、大丸札幌店地下和洋菓子売り場ウィークリースポット「旬華週訪」。パティシエ13人と、デザイナー(インテリアプランナー、ディスプレイ、建築、グラフィック、アート、プロダクトなど)17人によるコラボレーション。パティシエのお店(ケーキショップあかね=東区東苗穂12の2、アンシャルロット=北区北35西10、菓子の樹=同新琴似1の10、きのとや白石店=白石区東札幌3の5、ショコラティエマサール=中央区南11西18、ステラ☆マリス=南区澄川4の3、つぼあん=北区新琴似7の11、ビーネマヤ=白石区本通7、プチモンド樹々=江別市大麻桜木町、べんべや=手稲区星置3の5、ろまん亭=南区澄川4の2、ディンドン=西区八軒6東5、ジェットセット=中央区大通西22)でも発売

デザインフォーラム「つながる・つなげる・デザイン」=11月2日(日)15:00、日本生命札幌ビル5階 ACU研修室O(中央区北3西4)。無料。講師は、ショップのインテリアデザインから家具プロダクトまで完成度の高い作品で知られる五十嵐久枝さん

北海道イラストレーターズクラブ α「イラストトライアングル+α展」=10月27日(月)-11月13日(木)10:00-17:00、土・日曜休み、北海道造形デザイン専門学校(中央区北2西20)、北海道芸術デザイン専門学校(北区北24西8)、専門学校札幌デザイナー学院(中央区大通西9)

日本建築家協会北海道支部JIAセミナー「ふじようちえん」=10月29日(水)18:30、STVホール(中央区北1西8)。2008年度の建築学会賞を受賞した楕円形の幼稚園舎の設計者、手塚建築研究所の手塚貴晴さんと手塚由比さんを招く。無料

茶の環 法邑展=10月30日(木)-11月6日(木)10:00-18:00、火曜休み、茶廊法邑(東区本町1の1)●お茶席=11月2日11:00-15:00●ギャラリートーク「素材の力」=同16:00。アトリエテンマの長谷川演さんと武部建設・武部英治さん。定員50人になり次第締め切る●ティーパーティ=同17:30

デザインウィーク展=10月30日-11月6日10:00-18:00、火曜休み、品品法邑(東区本町1の2)

北海道商業施設技術協会 HCOシリーズフォーラム第3弾=10月30日13:00-17:00、ホテルライフォート札幌(中央区南10西1)。全国でまちづくりを手がける北山孝雄さんによる基調講演「観光から日常"感幸"へ」に続き、フォーラム「商店街はまちづくりの先駆者であれ」。パネリストは大橋裕二日本政策投資銀行北海道支店企画調査課課長、平野たまみ・あるた出版代表、稲村秀人JTB北海道市場開発室室長、コーディネーターは千葉博正札大教授。参加費5000円(学生2000円)

エコデザイン展「エコデザインアワード2008作品展」「SECCO展」「世界のエコデザイン プロダクト&マーケット」=10月31日(金)-11月9日(日)10:00-20:00(最終日-19:00)、4プラホール(中央区南1西4 4丁目プラザ7階)

オープンオフィス「喫茶ひの」=10月31日・11月1日12:00-17:00、ヒノデザインアソシエイツ(中央区宮ヶ丘2 ヒルサイドテラス3階)

別冊UN40プロジェクト展=10月31日-11月3日11:00-19:00(最終日-17:00)、NC HOKUSEN ブロックビル3階(中央区南2西2)。40歳以下の建築家によるプロジェクトを模型やドローイングなどで紹介。建築家デザインのエコバッグ販売も

SAPPORO ADC賞 札幌アートディレクターズクラブ コンペティション&アワード2008入賞作品展=10月31日-11月3日11:00-19:00(最終日-17:00)、ほくせんギャラリーivory(中央区南2西2 NC HOKUSEN ブロックビル3階)●オープニングパーティ=10月31日18:00-21:00.1000円

JDC(社)日本商環境設計家協会北海道支部 どこでもcafe=10月31日-11月3日、プラニスホール(中央区北5西2 エスタ11階)。廃棄物でデザインした、組み立て式でどこにでも移動できる1坪の移動式カフェを披露

カッシーナ新作発表会=10月31日-11月3日11:00-19:30、カッシーナ・イクスシー札幌ショールーム(中央区北3西1 札幌パナソニックビル)

カンディハウス新作展●共感空間コンペティション作品展=10月31日-11月3日10:00-18:30、カンディハウス札幌(中央区双子山4)

●いちにち別荘づくり「ダンボールでつくる家」=10月31日13:30-15:30、札幌市立大(南区芸術の森1)とその周辺。常盤小の児童たちのイベントを見学できる

セミナー「土と建築」=10月31日15:00、INAXショールーム(東区北8東10)。講師は久住有生さん(左官)。要予約

土と建築展=10月31日-11月3日10:00-18:00、INAXショールーム(東区北8東10)

黒田晃弘-人の世界を旅する=10月31日-11月3日10:00-20:00、シンフォニカ・スクエア(西区発寒6の12)

オープンハウス 建築と陶 vol.4=10月31日-11月3日11:00-17:00、新岡康建築設計事務所(中央区宮の森2の13)

石出和博とアトリエアムの世界展=10月31日-11月25日(火)11:00-18:00、HOPギャラリー(中央区北4西21)

「左官×家具×照明」展=10月31日-11月3日10:00-18:00、アトリエテンマ2階ギャラリー(中央区北7西19 momijiビル)。カリスマ左官久住章さんが、札幌のおしゃれな店の多数をつくりあげたアトリエテンマとコラボレーション

第12回あかり百人百灯展 札幌展=10月31日-11月3日10:00-18:00、ライティング・コア札幌DAIKO(中央区南2西8)●記念セミナー「住まいのあかりを楽しもう」=10月31日18:30-20:00、講師はインテリアコーディネーター山田早夕里さんら。要予約

さとうつねお建築写真展=10月31日-11月3日10:00-18:00、TOTO札幌ショールーム(中央区北1東7)

ファブリックベッド新作発表会&ドイツの名作ソファー「ロルフベンツ展示会」=10月31日-11月4日10:00-19:00、インタイム札幌(中央区北4西5 三井生命札幌共同ビル)

北海道の建築家パネル展=11月1日-3日10:00-17:00、ユビキタス協創広場u-cala(中央区大通東3 内田洋行北海道支店内)

北海道グッドデザイン商品展示会=11月1日-3日10:00-17:00(最終日-15:00)、道庁赤れんが庁舎2階1号会議室(中央区北3西6)

札幌市立大デザイン学部「エコ&ガーデンデザインで生活を楽しむ公開講座」=11月1日10:30-12:00「東西のガーデンデザイン」、同13:00-14:30「イギリスのガーデンとガーデンシティ」、札幌市立大サテライトキャンパス(中央区北3西4 日本生命ビル5階)。各回500円。定員20人になりしだい締め切り

●常盤の森探検隊=11月1日10:20-14:30、札幌市立大(南区芸術の森1)とその周辺。常盤小の児童たちのイベントを見学できる

日本建築家協会北海道支部JIAセミナー「デザインコラボレーション 建築・家具・クラフト」=11月1日13:30-15:00、シンコール(中央区南1東6)。建築家下村憲一さん、家具デザイナー大阪克彦さん、クラフトデザイナー煙山泰子さんが、協業した仕事について語る。無料

日本建築家協会北海道支部2008住宅賞授賞式&記念レクチャー(北国の住宅)=11月1日16:00-18:00、ユビキタス協創広場u-cala(中央区大通東3 内田洋行北海道支店内)。無料、参加自由

TALK SHOW「デザインで世界を変える! 2人のアイデア」=11月1日17:00-18:00、アップルストア(中央区南1西3)。世界的なリサイクルデザインブランド「SECCO」の創設者ニーナ・パルタネンさんと、3KG D&D DEPARTMENT PROJECT札幌店の佐々木信代表。通訳あり。無料

セミナー「建築探訪-「未来へ」つなぐ=11月1日17:00-18:00、カンディハウス札幌(中央区双子山4)。引き続き、共感空間コンペティション作品プレゼンテーション

札幌市立大デザイン学部「エコ&ガーデンデザインで生活を楽しむ公開講座」=11月2日10:30-12:00「五感を癒す庭園芸術」、同13:00-14:30「環境共生の住宅づくり」市立大サテライトキャンパス(中央区北3西4 日本生命ビル5階)。各回500円。定員20人になりしだい締め切り

RECYCLE DESIGN WORKSHOP「ゴミの島での冒険」=11月2日14:00-16:00、カフェNAMBAN(中央区南1西4 4丁目プラザ7階)。講師はニーナ・パルタネンさん。材料費2500円。定員20人になり次第締め切り

ケント・ハウス セミナー&パーティー=11月2日13:00-、中央区北5西24

札幌市立大デザイン学部「エコ&ガーデンデザインで生活を楽しむ公開講座」=11月3日10:30-12:00「持続可能な農的くらしをデザインする」、同13:00-14:30「エコロジカル・ランドスケープのデザイン」市立大サテライトキャンパス(中央区北3西4 日本生命ビル5階)。各回500円。定員20人になりしだい締め切り

北海道インテリアプランナー協会セミナー「北海道の明日は、木が変える」=11月3日15:00-16:30、シンコールショールームPATIO(中央区南1東6)。山本亜耕さんと金川晃さんが語る「あなたの知らない木の世界」。参加無料。引き続き、地ビールを飲みながらのトークセッション
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北海道美術ネットの歴史

2008年10月28日 20時51分40秒 | アートに関するインターネット・ブログなど
承前

 北海道美術ネット別館(このブログ)が3周年をむかえたのを機に、ここらで北海道美術ネットの歴史を振り返ってみます。


1996-98年 北海道新聞の文化部で美術を担当し、記事を大量に書く

2000年   美術の担当を外れたあと、道内の美術を丹念に追うメディアがなくなったことから、新たなメディアの開始を検討。パソコン、デジタルカメラ、ホームページ作成ソフトを買い、12月に「ほっかいどうあーとだいありー」を始める。
(当初は「スケジュール」「つれづれ日録」「展覧会の紹介」の3つがおもな内容。「スケジュール」は、どんどん上書きしていったので、古いものは残っていない。「つれづれ日録」「展覧会の紹介」が、いまの別館ブログの源流)

・2001年2月 artscapeで、吉崎元章さん(現札幌芸術の森美術館副館長)が北海道美術ネットを紹介。他のメディアで言及された最初の事例
       アクセスが1000を突破

    9月 アクセスが1万突破
    10月 横浜トリエンナーレなどを見て「東京ばたばた日記」を書く

   12月 HIGH TIDE展


2002年1月 i-mode用ページを新設(4月ごろ、反響がなかったので中断)
      「アートな本棚」コーナーを新設

   5月 「札幌のギャラリー日程」を新設。現「北海道美術ブログ」の源流

   7月 さっぽろギャラリーマップを開設

   夏 とかち国際現代アート展「デメーテル」
   9月 道立近代美術館で「針生一郎/椹木野衣トークバトル」

   11月 アクセス5万突破


2003年1月「ほっかいどうあーとだいありー」を「北海道美術ネット」に改称
     「つれづれ日録」を、展覧会の感想を書く「あーとだいありー」と「つれづれ日録」に二分して更新

   3月 つれづれ日録でイラク戦争特集

   12月 アクセス10万突破
(このころ、アート本情報=旧アートな本棚=の更新休止)

   
2004年7月-06年1月 渡島管内八雲町に異動。更新頻度が落ちる。「スケジュール表」を月別に変更。「札幌のギャラリー日程」は、情報入手が不可能になるため更新を休止する

   8月 第1回「絵画の場合」展


2005年10月 ブログ「北海道美術ネット別館」「北海道美術ブログ」を開設。同時に、「つれづれ日録」「あーとだいありー」「今月のスケジュール」の更新をやめる

2006年2月 北海道美術ブログを、以前の「札幌のギャラリー日程」を引き継いだ、展覧会の情報に特化したブログにする

      この月から北海道美術ネット別館はほぼ毎日更新(現在まで休んだのは6日間。07年9月以降は休みゼロ)

      アクセスが20万突破
 
   6月 和田義彦盗作問題で、北海道美術ネット別館のアクセスが一時的に急増

   8月 越後妻有(つまり)アートトリエンナーレ「大地の芸術祭」に行く

   11月 北海道美術ネット別館のアクセス数が、gooブログ全体の上位1000位ランキングにときおり入るようになる


2007年1月 夕張市美術館の存廃問題が注目され、北海道美術ネット別館のアクセスが一時的に急増

      表紙のデザインを一部変更

   8月 アクセスが30万突破


2008年春ごろ 北海道美術ネット別館のアクセス数が、gooブログ全体の上位500位に、コンスタントに入るようになる

   10月 北海道美術ネット別館の月間PVが8万を超える
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國松明日香「雪だるまをつくる人」

2008年10月28日 20時51分16秒 | 街角と道端のアート
 國松明日香展に関聨して、パブリックアートをもうひとつ紹介します。

 JR手稲駅の自由通路に置かれている作品です。

 まるっこくてユーモラスです。


「移ろう月」(西区、ちえりあ内)
■「MUSE」(北区、あいの里公園前駅の前)
■「北の翼」(新千歳空港)

http://www.sapporo-sa.ac.jp/kunimatsu/ 
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札幌市西区・宮の森緑地(Miyanomori-greenhill,Sapporo)

2008年10月27日 22時26分01秒 | つれづれ写真録
 
 別のエントリで書いたとおり、ことしの紅葉は、赤系が早かったわりに黄色の色づきがおそく、なんだかいまひとつ盛り上がらないまま推移している。

 宮の森緑地は、札幌彫刻美術館のすぐそばにある、細長く小高い丘で、縦断するように遊歩道がついているので、ちょっとした山歩き気分が住宅街の真ん中で楽しめる。

 入口と出口には、本郷新の彫刻が設置されている。

 



          

          

          

 札幌宮の森美術館そばの琴似川。

 
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アートと市場について考えた(1)

2008年10月27日 22時20分37秒 | つれづれ読書録
(長編につき、3つのエントリに分割して掲載します)


 本屋さんの美術書の棚に行くと、作品そのものの解説とか作家の評伝、画集などが多いのは当然なんですが、さいきん、美術と市場やカネについての本が多いような気がしませんか?
 そこで、新刊の棚から、2008年に発売された本3冊を買って、読んでみました。

小山登美夫「現代アートビジネス」(アスキー新書 743円)

吉井仁実「現代アートバブル いま、何が起きているのか」(光文社新書 740円)

新見康明「日本人は世界一間抜けな美術品コレクター」(光文社ペーパーバックス 952円)

です。

 もちろんこの3冊は、論議の展開や、とりあげている範囲に、いくらか違いがあります。
 そして、どの本も、1冊で過不足なしに現代アートと市場という問題をカバーしているものとは思えませんでした。
 ただ、まとめて読んでみて、最初の感想は
「東京と札幌は、別の国だ」
という、ため息まじりのものでした。

 ごく大ざっぱにいうと、これまでの「画商」「美術・骨董商」とはちがい、現代のギャラリストというのは、美術家を育て、世界や日本のアートフェアで売り出す-というのが、とくにはじめの2冊での趣旨です。
 しかし、北海道には、貸しギャラリーはたくさんありますが、ここでいう「ギャラリスト」という存在はほぼ皆無といっていいでしょう(「現代アート」という枠をはずせば、旭川に「ギャラリスト」に近い活躍をしている女性がいますが)。
 praha projectやエスエアは、オルタナティブスペース、アートインレジデンスという領域では、着実に成果を上げています。しかし、こと商業ギャラリーとなると、道内には、昔ながらの絵画・彫刻を扱う画廊が少数あるだけではないかと思います。
 この点では札幌は、首都圏・関西はもちろん、名古屋にも大きくおくれをとっているのです。

 札幌圏の経済規模が、名古屋圏に大きく見劣りするのは事実です。だけど、もうちょっとどうにかならないかという思いは、正直言ってぬぐえません。

 「学校を卒業したら、いったいアートでどうやってメシを食っていくか」
というのは、きわめて大きな問題にもかかわらず、札幌では等閑に附されてきた感があります(要するに、ほうっておかれたのです)。
 筆者は、この問題についてくわしく取材したことはありません。美術とまったく無関係のところから月給をもらっている身なので、立ち入って述べる資格はないかもしれませんが・・・
 これまでの美術家たちは、学校の先生になるか、あるいは、いわばレッスンプロとして、カルチャーセンターの講師で口を糊する-といった方策でしのいできたのではないでしょうか。
 作品(室内装飾など、広義の作品を含めて)を売るだけで生活していくことはそうとうに難しいことではないかと思われます。

 だとしたら、いまの札幌に必要なのは、あたらしい貸しギャラリーではなく、道内外の顧客に作品を売りさばくとともに、作家を、国境を越えた市場に押し出していく、「ギャラリスト」ではないかと思います。
 これ以上、貸しギャラリーが増えても、売れる見込みのない作品の山が築かれるだけで、きちんとした批評を受けることもなく、微温的な評言とわずかな記録とが、狭い社会のなかでぐるぐる回っていくだけだと思います。
 もちろん、趣味の範囲でやっている作り手であれば、それでいっこうにかまわないわけですが。

 ちょっと話はそれますが、旧来の団体公募展というのは、その意味では、地方の作品も東京在住者の作品もまったくおなじ俎上に上げるとともに、地方在住者の情報収集の場としても、それなりの意義はあったと思うのです。東京都美術館にならぶ作品の作者が、どこに住んでいようが、画商や評論家の目に留まる確率は同じなのですから。
 しかし、以上の3冊には、団体公募展の話はひとことも出てきません。道内や、「月刊美術」に登場するような昔ながらの画廊の世界を別にすれば、団体公募展という存在自体は、完全に過去のものになってしまったのでしょうか。だとすれば、北海道のような僻遠の地に住む者にとっては、なおさら売り出し方に苦労がいる時代になったということなのかもしれません。

 筆者は、すぐ上の段落で記したことについて、べつに価値判断を示そうとは思いませんし、団体公募展でがんばっている人たちが反感を示すであろうことも想像がつきます。
 そして、いまのジャーナリズムが、団体公募展をまったく黙殺し、現代アートばかりに目を向ける現状もどうかと思っているのも正直なところです。
 ただ、団体公募展の世界が、どんなにがんばっても、完全なdomesticな世界であって、国内で完結しているのに対し、いわゆる現代アートが、国外へ接続の道がひらかれていることは、疑いのないことなのです。

 そして、札幌の現代アートの世界が、国外はおろか、東京へも回路を作れていないことも、残念ながら事実です。手をこまねいていれば、この傾向は強まる一方ではないでしょうか。


 総論はいったん終えて、それぞれの本についての感想にうつります。

 「現代アートビジネス」は、帯にこうあります。

奈良美智、村上隆を世に出した仕掛け人が語る、アートとお金の関係とは?


 そのとおりの内容です。
 世界のアートフェアの現状、海外の新進気鋭のギャラリー、プライマリー・プライスとセカンダリー・プライスといった事柄について、わかりやすく解説してあります。

 ただし、これまで「北海道美術ネット」では何度も書いてきた、日本独特の事情、すなわち、「団体公募展」系と「現代アート」系の完全な分裂状態については、なにもふれられていません。
 前者については、まったく存在しないものとされています。
 筆者の目からみれば、松井冬子とか大岩オスカールとか、べつに前者の絵とどこも違わないと思うのですが、「団体公募展」扱いにはなっていません。ここらへんのからくりは、もう少し知りたかったです。

 末尾のほうに、おもしろい提言がありました。  
  
 2007年、アメリカ抽象表現主義絵画の巨匠マーク・ロスコの作品が7280万ドル(87億円)で落札されました。同じ87億円分の外貨を稼ぎだす日本の現代アートは思い当たりません。
 代わりに日本車を輸出するとしたら、いったい何台輸出すればいいか。1台200万円としても、4000台以上です。1人の営業マンが売るとしたら、何年かかるでしょうか。それに4000台の車から、どれだけの排ガス出ますか?(原文ママ) でも、ロスコは出しません。相続税はかかりますが、保険などの維持費もかかりません。極端な例ですが、経済活動としてはすごい効率だと思いませんか?
 アメリカ抽象表現主義絵画は、芸術としてとても価値があるものです。しかし、その芸術活動と価値付けを 、国が意識的にバックアップしたことは忘れてはならないでしょう。(188ページ)


 そして

 美術館の役目は、エンターテインメントとしての展覧会を企画し、教育普及させるだけではありません。本来は、自国で生まれるアートの中から優れたものをいち早く見極めてコレクションするのも、重要な存在意義であるはずです。アートの価値をみずから生み出していく「権威」であるべきなのです。
 日本美術や陶芸など、歴史が長い分野では、美術館や研究者や美術商が価値判断を下すシステムが、ある程度は機能するようです。ところが現代アートではそうではありません。日本の美術館は、すでに評価が定まっている作品しか購入しないようです。今や日本の著名なアーティストであるにもかかわらず、奈良美智、村上隆の重要な作品の多くが海外にあって、国内の美術館には収蔵されていないのです。(190-191ページ)


と述べて、長い目でアートを残していくことの重要性にふれ、本をしめくくっています。
 この著者が、単に売れ線を考えて、派手に村上や奈良を売り出しているわけでは、けっしてないことが、この部分からもわかりました。

 まあ、美術館の側にもいろいろ言い分はあるでしょう。
 とくに公立美術館の作品購入の元手は、税金です。どこの馬の骨ともわからない者の作品に、たくさんの税金をつぎ込むわけにはいかないでしょう。
 だとすれば、ここは、好きなようにじぶんのお金を使えるコレクターの出番なのですが、日本の金持ちは、美術品に一家言あって収集している人はそれほど多くなく、いわば「ブランド信仰」の発展系としてコレクションしている人が多いのでしょうか。お金持ちに知り合いがいないので、よくわかりませんが。


この項続く
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