北海道美術ネット別館

美術、書道、写真などの展覧会情報や紹介。毎日更新しています。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメントはお気軽に。

2006年4月の主な記事へのリンク

2006年04月30日 23時59分52秒 | 主な記事へのリンク
■が2つあるものは、エントリ更新の時点で開催中の展覧会です。(このエントリは随時更新します)

■北海道書道展(招待・会員)
■安住公美子展。鮮やかな抽象画
■本田明二彫刻展
■ぽんち展はリラックスした写真展
■佐藤泰子さくらさくら展
多面的空間展
岩間隆「アトリエ木夢」木彫展と「TAG」
二科北海道支部展(絵画)
川本エミ子展
小川智油絵展
北海道抽象派作家協会展
恵波ひでお・荒井SYU 土と木の二人展
千葉康之展。北海道と本州の風景
美工展。押花が分野別で出品数トップに。作風も多彩
利尻富士の四季の美をとらえた村上将示郎写真展
■竹田津実写真展は動物好き必見
■第21回北翔展
■第28回日陽展
多田昌代U・TSU・WA展、中村裕展、桐生明子作陶展
EX-05
第21回Bridge展
備前 山下譲治作陶展
北斎と広重展 
外山ムツ子展
■■伊藤隆道展
フォトクラブひかり第6回写真展
第50回記念札幌墨象会展
大野耕太郎展
外山欽平油絵個展
MITORAMA X
デ・キリコ展
北斎・広重と風景画
斜里窯親子展・はこだて工芸舎会員作品展・横栂レイ写真展・北星学園大写真部展
■竹津昇スペインスケッチ展・アクリルアワード・大内晴夫作品展など
第20回北海道墨人会展
一水会道展・水光会展
吉川孝展
徳丸滋展
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長沼アート協会設立

2006年04月30日 22時26分32秒 | 新聞などのニュースから
 4月28日の北海道新聞「南空知・岩見沢」版に、長沼アート協会設立の記事が出ています。
 
【長沼】町内を拠点に創作活動している陶芸や彫刻などの芸術家たちがこのほど、「長沼アート協会」を設立した。美術工芸分野のジャンルを超えた交流組織で、合同の作品展を開くほか、会員のアトリエなどが一目で分かる地図を作製し、「芸術のマチ長沼」をアピールする。
 芸術家のほか、ギャラリー運営者などもふくめ、33人で発足。初代会長には、陶芸家の板東成光さん(65)を選出。事務局長には、彫刻家の伊藤隆弘さん(44)がなったそうです。
 合同作品展は9月下旬に町内数カ所に分散してひらくとのことです。
 長沼は以前から、札幌などから移り住んでくる作家の多いところ。作品展などでは、札幌に情報を流してほしいと思います。
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第47回北海道書道展(会員・招待)=4月30日まで

2006年04月30日 01時08分26秒 | 展覧会の紹介-書
 書道の世界で「道展」といえば「北海道書道展」。美術の世界では3つの公募展がしのぎを削ってきたが、書道はこの道展が質量ともに他の公募展を圧していると思う。近年は、1度に展示しきれないので、
・招待・会員作品(ことしは4月26-30日、札幌市民ギャラリー(中央区南2東6)
・公募作品(5月3-7日、同)
・会友作品(5月5ー9日、札幌パークホテル
の3つに分けて展覧会をひらいている。
 一般公募→会友→会員
と、昇進のはしごが3段階になっているところは、道内の美術の公募展とおんなじ。
 ただ、大賞と準大賞にかぎっては、公募ではなく、推挙から一定年数たった会友のなかから選ばれるという仕組みなので「石の上にもウン年」な性格は、美術の世界よりもさらに強いかもしれない。

 筆者は、絵や彫刻のことはよくわかっていないが、書のことはもっとわかっていないので、気になった出品者を挙げておくにとどめる。
 ただし、心の底からおどろかされた作品はひとつもなかったことは、正直に書いておく。
 我妻(あづま)緑巣(札幌) まどみちおの詩。カタカナを、むしろたどたどしいような運筆で書き、独特の味。
 阿部和加子(同) かな。いろは歌。途中まで規則的に行分けしていて、途中から散らしになるのがおもしろい。
 井川静芳(同) 近代詩文。ポップな軽み。
 今多錦鳳(同) 王維の漢詩。軽快で、丸みを帯びた運筆が楽しい。
 島田青丘(同) 「窮」。1画目の長さが意表をついている。
 高橋陌遥(同) 竹内勝太郎の詩を選ぶところが渋い。余白のとり方も絶妙
 瀧野時子(旭川) こちらは村山塊多の一節「音して燃ゆる命よ」。紙の白のなかに消えていくような感じ
 千葉軒岳(函館) 近代詩文。バランスに腐心した跡がうかがえた
 羽毛蒼洲(札幌) 雲上。ゆったりと力を抜いていて、しかし抜きすぎていない
 茂垣回帰(岩見沢) 凡骨。オーソドックスだが、まとまりのある構図

ずいぶんちょっとしか名前を挙げなかったが、ごかんべんを。
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安住公美子展(4月30日まで)

2006年04月30日 00時27分03秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 岩見沢の道教育大を卒業した若手。
 色彩と色彩がせめぎあう抽象画を描きます。
 筆者が気に入ったのは、オレンジと青を基調にしたこの作品。
 縦70センチ、横4メートルの大きな作品です(安住さんの絵には題がありません)。
 なにかを表象しているわけではないのに、とてもドラマティックな展開をはらんでいて、見ていて飽きることがありません。
 ただ、色と線があるだけなのに、力のある絵だと思います。
 「ふつうは、偶然置いた色などから描き始めるけれど、これだけはちゃんと下絵を制作して描いた」
とのことでした。
 ただし、会場の2階にある作品には、葉や虫のような形など、具象的なモティーフが散見されます。
 
 「見に来た人に『虫は自分の象徴なんじゃないか』とか言われて、どうも不評です」
と安住さんは反省ぎみでした。
 まあ、この会場は、ほとんど具象画の展示されないギャラリーですから、そのせいもあるかもしれませんが。

4月12日(水)-30日(日)12:00-19:00(最終日-17:00)、月曜休み
ギャラリーミヤシタ(中央区南5西20 地図D)。
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本田明二彫刻展(4月30日まで)

2006年04月30日 00時05分54秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 本田明二(1919-89年)は、戦後の北海道を代表する彫刻家です。もちろん本郷新や佐藤忠良も、ビッグネームなのですが、道内(札幌)に拠点を構えていたというのが、本田の存在感大きいと思います。今回は、本田明二ギャラリーの所蔵する彫刻7点と、個人像の9点組み木彫レリーフ「鶴の舞」、それにエッチング4点とデッサン15点(裸婦が中心)が展示されています
 「鶴の舞」は、めったに見られない大作ではありますが、縁起モノでもあります。
 彫刻では、「けものと男」が、現在道立近代美術館(中央区北1西17)に展示中の「えものを背負う男」の系譜に連なる木彫。こちらは、背負っているんじゃなくて、両手に捧げ持っているんですが、平たい人物の処理などはよく似ています。
 「えもの」は、羽を後ろにそらし、首を曲げたフクロウの木彫。魚をつかんだ瞬間とおぼしき(ただし獲物は表現されていない)両脚が大きくデフォルメされ、力強さと安定感を与えています。
 ただし、ブロンズ小品の「仔馬(若駒)」や、エッチング「馬と少年」を見ていると、マリーニあたりからの影響は否定できないように思います。

4月25日(火)-30日(日)
さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階 地図B)
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「ぽんち展」はリラックスした写真展(4月30日まで)

2006年04月29日 23時44分12秒 | 展覧会の紹介-写真
 油絵だと、どんなにプライヴェイトなタッチなものでも、いざ額縁をはめて壁に掛ければ、作品然とするものですが、写真は、そうとはかぎらないと思います。
 この国で撮られている写真の大半が、家族や友人、旅行などの記録であることを思えば、シャッターを切ってそれをプリントすることは、絵画をめぐる行為にくらべると、はるかにカジュアルな感じがします。
 毎年8月に小樽の旧手宮線跡で開かれている「鉄路写真展」の出品者仲間があつまって初めてひらかれた「ぽんち展」も、そういうカジュアルさがあふれた写真展でした。
 ほぼ全点がデジタルで、インクジェットなどによる出力であることも、日常的な雰囲気をかもし出しています。
 もちろん、それは、写真として取るに足らない、ということを言っているのではありません。
 ただ、いかにも肩肘張って「撮りました!」というのばかりが写真ではないのでは、ということです。
 大友俊治さんが、分娩室にカメラを持ち込んで亜希子さんの出産シーンを撮っているあたりは、写真家の根性を感じさせます(メンバーのひとり藤川弘毅さんによると、このためにデジタルカメラを買ったそうです)。
 赤ちゃんの顔の巨大なプリントもあります。親ばか無限大というか。でも、いいですね。愛情を感じます。
 赤ちゃんの後ろに、メイプルソープと森山大道の写真集があるの、分かりましたよ。
 亜希子さんは、金魚やくらげの近接撮影もしています。これはとてもなまめかしい。赤ちゃんとは別の意味で、生々しい生命を感じさせます。
 畑瀬邦彦さんは、ポーランドのクダニスク(自主管理労組「連帯」の発祥の地だ!)で撮った、演劇のワークショップのような一こま。
 福本昌史さんは、函館がテーマ。大三坂、朝市など、被写体になるものが多いマチですね。
 大友亜希子さんの藤女子大写真部の後輩に当たる岡島貴衣さんは、今回の写真展のテーマが「人」ということで、「人って何」などと書かれた紙片を持った人物などを撮っています。現役の学生らしいストレートさだと思いました。
 ほかに、大島行司、真鍋心、北側恵世(えつよ)、湯山美里、久保田洋の各氏も出品。藤女子大とその卒業生が半数を占めています。
 
4月26日(水)-30日(日)10:00-19:00(最終日-17:00)、
札幌市写真ライブラリー(中央区北2東4、サッポロファクトリー・レンガ館3階 地図G)。
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佐藤泰子さくらさくら展(4月29日終了)

2006年04月29日 23時26分32秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 毎年、油彩の個展と、パステル画を中心とした個展「さくらさくら展」を交互にひらいている自由美術協会会員の佐藤泰子(たいこ)さん(札幌在住)。2003年には自由美術賞を受賞しています。今回の個展の出品作も年が明けてから制作したという、精力的な活動ぶりですが、今回は「疲れてきたし、個展に追われているみたいなので、2、3年休んで、そのあと自選展みたいな展覧会をしたい」と話していました。

 以前、佐藤さんの絵を拝見して
「光を見た後、目をつぶったとき、網膜に映る残像のようだ」
と書いたことがありますが、そのときの印象は変わっていません。ただし画風は徐々に変化しています。鮮烈な色を塗りつつも、それを封じ込めるように、渋い色のパステルを塗りこめています。
 写真の作品「さくらさくら ’06C」では、右下に描き込まれた人の影とも枝とも取れる暗い色の部分が効いています。
 佐藤さんによると
「白で空間をつくりたかった」
ということです。
 しぶきのようなピンクは、ポスターカラーを筆で飛ばして描いたそう。
 一見、桜の枝が風に揺れているような感じがします。そういう説明的なものではありませんが。
 いちばん最後に完成したという「さくらさくら ’06E」は、白い地に青やエメラルドグリーンの色斑が浮かぶ作品。地が、下地のピンクを透かしています。
 パステルでこれだけの強靭な画面を作り上げている人も珍しいのではないでしょうか。

 会期中に紹介できず、ごめんなさいです。
 深みのある良い絵だと思いました。 

4月24日(月)-29日(土)10:00-18:00(最終日-17:00)、
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A

■2003年12月の個展
■02年春の「さくらさくら」展
■01年の個展
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やっと…

2006年04月29日 22時26分38秒 | つれづれ日録
 今週はいそがしかったので平日にギャラリー回りができず、きょう、1dayカードを使って、まとめてギャラリーをまわってきた。
 スカイホール、さいとうギャラリー、ギャラリーユリイカ、ギャラリー大通美術館、札幌時計台ギャラリー、道新ぎゃらりー、NHKギャラリー。
 大通からさっぽろまで地下鉄。
 石の蔵ぎゃらりぃはやしで昼食。
 札幌駅からジェイアール北海道バス「新札幌駅行き」に乗り「北1東6」で下りて札幌市民ギャラリー(中央区南2東6)。
 この手段は初めて試したのだが、「北1東6」のバス停が、北1東7の8丁目寄りに位置しており、市民ギャラリーまではかなりあるいた。「サッポロファクトリー前」で下りたほうが近いという印象。
 つづいて東西線で西18丁目まで行き、ギャラリーミヤシタ(中央区南5西20)。
 次に、「南4西25」のバス停へ。ジェイアール北海道バスに乗り、「旭丘高校前」下車、ギャラリー門馬、OKUI MIGAKU GALLERY。
 帰りは、つぎのバスまで20分以上あるので、タクシーに乗ってしまった。
 以上12カ所で19の展覧会をハシゴ。しかし、数を見るためまわっているんじゃないんだし…。
 これから、いくつかの展覧会について感想を、別エントリで書きます。

 
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「葛飾北斎伝」

2006年04月28日 00時03分18秒 | つれづれ読書録
 北斎研究の基本的文献。
 明治26年の出版とあって、章立てのない文語文はあまり読みやすくはないが、まだ北斎を直接知る人が生きていただけに、その人たちからの取材の成果も盛り込まれている。
 徳川家斉将軍の前で、鶏の脚に墨をつけて紙のうえを走らせ、紅葉の絵と称した-とか、名古屋で巨大な達磨の絵を描いたとか、興味深いエピソードも多い。
 
翁(北斎のこと)は、酒を嗜(たしな)まず、茶を好まざれども、常に貧し、衣服破れたりと雖(いえども)厭(いと)はず。金銭を得るといへども、敢て貯ふの意なく、これを消費すること、恰(あたかも)土芥のごとし。(中略)かの画図の報酬金など、紙に包みて、おくり来れば、包みの中には、何程やあるかをかへりみずして、机辺に投げ出しおき、米商、薪商など来りて、売り掛け金を催促すれば、直に其の包みのまゝにて、投げ出だし与へける。

 商人は、包みを開けて、意外に多く入っていても、そうは言わず、足りないときは催促して不足をもらっていたというから、北斎はお得意さんだったとか。すごい無頓着ですね。それもこれも、ただ絵に専心していた、ということなんだろう。

飯島虚心著、鈴木重三校注
岩波文庫 800円
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今週は

2006年04月27日 00時22分16秒 | つれづれ日録
 朝から晩まで会社にいるので、ほとんどギャラリー回りができてない。

 朝から晩までって、アンタ会社員でしょ、と突っ込まれそうだが、筆者の職場の場合、退社は深夜でも、昼間に空いた時間がぽっとできたりして、そういうころあいを見計らって、会社から徒歩1分の札幌時計台ギャラリーをのぞいたりできることが多いのである。
 こういうときは、都心に職場があってほんとによかったと思う。
 ところが今週は、空き時間になると、べつの仕事が持ち込まれ、しかもいったんかなりの程度まで進捗した仕事が、ほかの部署の上司の発言によってあっさりとチャラにされ、また一からやり直しになったりして、まるで会社を出るスキがない。
 まさか
「ギャラリーをまわんなくちゃならないんで」
と言って仕事を拒む
わけにもゆかない。
 焼酎のコマーシャルソングで
「仕事仕事の毎日でー」
というのがあり、それに添えられたアニメが、ひとりのオヤジが大量の書類の山と格闘しているというものなのだが、考えるに、仕事でほんとに大変なのは、ああいうイメージではなく、社内外の人間関係が絡んできて一筋縄でいかない事項じゃないかと思う。単純にたまった作業なんて粛々とやってればそのうち片付く。そうじゃなくて、他部署に相談に出向いたり、とつぜん降ってきた相談に応じたり、指図したりされたりといったことが同時多発的にあるのが、仕事というもののむつかしさではないかと思うのであるが、どうでしょう。
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室蘭に美術館をつくる市民の会

2006年04月27日 00時03分06秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞4月26日の室蘭版に、22日にひらかれた「市民シンポジウム みんなで語ろう! 室蘭美術館の未来像」の詳報が出ています。
 主催の「室蘭に美術館をつくる市民の会」の小原章嗣会長、佐久間恭子副会長(画家、全道展会員)、國松希根太文化女子大室蘭短大専任講師ら5人がパネリストとなって、夢のある意見を語っています。
 紙面によると、室蘭市は、市文化センター地階ギャラリーの運営を、2008年度にも「市民の会」に委託する方針ということです。このギャラリーを活用した「美術館構想」が浮上してきた-と、記事にありました。
 それを受け、市民の会は、
下部組織として「室蘭美術館運営委員会」を11月をめどに設立させ、運営委託の決定時期に合わせて会の名称を「室蘭美術館を支える会」(案)などと変更することを確認した
―ということも、記事に出ていました。
 以前も書きましたが、面積の広い北海道は、札幌だけに美術館があるだけではとうてい足りず、各地方都市にも道立、市立の美術館があります。ただし、道央圏では、小樽と夕張に市立美術館があるものの、人口の多い苫小牧、室蘭には、美術館がありません(このほか、岩見沢に松島正幸記念ホール、江別にセラミックアートセンターがある)。道内の10万都市で美術館がないのはこの両市だけで(厳密には室蘭はこのほど10万人を割り込みましたが)、いくら札幌に比較的近いとはいえ、市民から、美術館がほしいという声が上がるのは理解できます。
 また、室蘭は絵画人口がけっこう多く、見る側だけでなく描く側としても、美術館を求める要望があることでしょう。
 地方自治体の財政はどこもきびしく、単独の施設建設はたいへんむずかしいのではないかと思いますが、なんとかうまい方向を見いだしてほしいものです。
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多面的空間展 vol.8(4月29日まで)

2006年04月26日 00時06分33秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 わりと似た感じのグループ展がつづけてひらかれている「たぴお」ですが、今回は、出品作の大半を、抽象画や半抽象が占める、しぶい展覧会になっています。
 案内状のはがきには、漆山豊、上條千裕、中森秀一、林教司、藤川弘毅、渡辺英四郎の6氏の氏名が印刷されていましたが、渡辺さんの作品は見あたりません。
 藤川さんだけが写真です。人形をいろんな角度から撮影しています。人形は、まるでビジュアルロックバンドのメンバーのような見た目をしています。
 林さんは、26日まで開会中の「北海道抽象派作家協会展」とおなじような、シンプルな絵画が3点。濃い緑と黄色のせめぎあう画面です。林さんはじつにマメに「たぴお」のグループ展に参加していますが、これまではオブジェや立体の出品が多く、今回のようなタブローは珍しいです。
 中森さんは、パステルや鉛筆による絵画6点。立ち並ぶ家々やビルを単純化して絵にしたとおぼしき、矩形の繰り返しが、心地よいリズムを画面に生んでいます。
 漆山さんは、アクリルやパステル、鉛筆による絵画6点。抽象です。弱々しい直線が縦横に引かれているのが、独特の味を出しています。
 上條さんは、以前札幌に住んでいましたが、現在は愛媛県宇和島市在住です。ほかの4人が「作品」という即物的なタイトルなのに対し、上條さんだけが
「一番好きな木陰、水にもたれて」
「あしあと」
「夜明け」
「ひとりでに」
「ここで遊ぼう」
「哀歓(風の上、水の下)」
と、題がつけられています。
 それぞれ銀箔を用い、箔足が見えていますが、いわゆる日本画的なにおいはまったく感じられません。線や色斑が自由に画面を踊っています。
 漆山さんの絵も上條さんの絵も、なにも具体的には描かれていないし、ことばにするにはむずかしい作品なのに、何か或る気分のようなものをたくさん語っているような気がしたのでした。

4月17日(月)-29日(土)11:00-19:00
ギャラリーたぴお(中央区北2西2 道特会館 地図A
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EX-06 2週目

2006年04月25日 21時31分07秒 | 展覧会の紹介-写真
 もう終わってしまった展覧会で、もうしわけないのですが、札幌市写真ライブラリー(中央区北3東5、サッポロファクトリー・レンガ館3階)で4月23日までひらかれていた学生合同写真展「EX-05」は、2週目のほうが断然おもしろかったです。
 北星学園大、北海学園大、北海学園大II部、札医大、浅井学園大OB、武蔵女子短大、酪農学園大、北大、札教大の18人によるコラボレーション。とくに入り口附近にびっしりと展示されたショットの集積は、モノクロ、カラー、スナップ、人物、風景などなんでもありで、大きなエネルギーと、ふしぎな静けさを同居させています。
 単純におもしろかったのが「地平線」というコラボレーション。それぞれが撮った、撮影地も時間も大きさも異なるプリントの、地平線を横一列に並べました。なかには、地平線のかわりに道路標識でつないだ写真もあります。あらためて、わたしたちをとりかこんでいる世界の広大さと多彩さに思いをいたせてくれる好企画でした。
 各大学写真部のみなさん、お疲れさまでした。
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ムンクさん登場!

2006年04月25日 17時13分10秒 | つれづれ日録
 道立近代美術館の売店に、ムンクの「叫び」の登場人物を模した人形があったので買ってきた。
 2100円。
 ちょっと高い。
 「scream Jr.」
というのが商品名のようだ。
 ムンク美術館の許可を得て、米国の会社が企画し、中国で造っている、と書いてあるが、ムンク美術館のオンライン・ミュージアムショップでは取り扱っていないようだ。
 ただし、わが家では、「水曜どうでしょう」の「フィヨルドの恋人」の故事来歴(?)にちなみ
「ムンクさん」
と呼ぶことにした。
 なお、「Jr.」という名称から推察されるように、もっとでかいバージョンもあるのだが、道立近代美術館の売店にはなかった。
 ムンクさんははげ頭である。ためしにかつらをかぶせてみた。



 付いてきた注意書きを読むと、膨らませすぎるなとか、電動ポンプで空気を入れるなとかといった項目のほかに、こんなのがあった。

 救命用具として使わないこと。

 orz。

 まあ、水に浮きそうではあるが…。
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北海道美術ネット別館とは(初めての方へ)

2006年04月24日 06時39分53秒 | 初めての方へ
 「北海道美術ネット別館」にお越しいただきありがとうございます。
 当ブログは、「北海道美術ネット」のブログ版です。
 2005年10月にスタートし、06年2月以降、毎日更新しています。
 おもに札幌でひらかれている美術展(書道、写真などをふくむ)について、ふつうの美術愛好家の立場から書いた感想が、おもな内容です。
 このほか、ときどき書く日記「つれづれ日録」や、素人くさい写真「つれづれ写真録」といったコンテンツもあります。

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 ギャラリーなどに置いてある案内状・フライヤー・日程表を集めて、情報が入り次第更新しています。
 太字で書いてある展覧会名は、ブログ主宰者のところに直接メールや案内状が送られてきたものです。

 これらのブログ、サイトの内容については、主宰者「ねむいヤナイ」が個人で書いているもので、勤務先などとはまったく関係ありません。

(2006年4月24日、書いてみました)
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