(承前)
2014年2月16日のつづき。
アイスヒルズホテルが、石狩管内当別町のスウェーデンヒルズにあるゴルフ場のなかにできたという話は、以前から聞いていた。
「ホテル」というと、なんだか泊まらない人は用事がなさそうなイメージがあったのだが、関係しているアーティスト3人のうちのひとりである澁谷俊彦さんから
「ちょっと立ち寄るだけでいいんですよ」
と言われ、時間のあるときに行ってみることにしたのだ。
概要は、下にリンクをはってある公式サイトなどをごらんいただくことにして、現地に行ってみると、クラブハウスの近くに、氷でできた建物が四つ並んでいた。
筆者は中央区北3西28から、環状通と北18条通をとおって札幌の中心部を迂回し、道道札幌当別線(伏古拓北通)から石狩大橋を渡って、当別町の太美地区に抜けた。
およそ50分。たぶん、札幌の中心部からでも1時間見ておけば余裕だろう。
伏古拓北通を走るというのがミソで、石狩街道などは信号も交通量も多いので、いくらかよけいに時間がかかるのは確実だと思う。
ただし、現地に行く路線バスなどはないので、車で行くしかない。
東区から当別町にかけては地吹雪の常襲地帯で、石狩大橋をわたったあたりや、スウェーデンヒルズゴルフ倶楽部の周辺には、吹きだまりが発生しやすい。
運転には十分な注意が必要だ。
(ちなみに、2月17、18の両日は、悪天候のため閉場したようだ)
話を元に戻すと、4棟あるうち、手前の1棟が「レセプションエリア ロイズバー」で、飲み物を飲んで一休みできる。
ちょっとわかりづらい写真でごめんなさい。右側のいすやカウンターテーブルが氷でできているのがおわかりだろうか。
バーの一角にしつらえられたアイスキャンドル。
飲み物は、通常が500円で、アイスグラスは1000円だった。
本当のことを言えば、氷でできたグラスで、ウオツカなどをくいっとやるのが一番いいんだろうが、なにせ車なので、そういうわけにはいかない。
もちろん、ソフトドリンクもある。
筆者は、ロイズのチョコレートドリンクというのにも心が動いたが、けっきょくホットコーヒーを註文した。
右側の写真は、これまでお客さんが飲んだアイスグラスを積みあげたもの。
おもしろいのは、天井に空気を逃がす穴があいていること。
人が多く入ると、体温で気温が上昇し、氷がとけて危険だということ。
それにしても、ずっとここにいる従業員の方は大変だなあ。
3棟は、ホテルエリア。
各棟とも、壁から天井からすべて氷でつくられており、氷の寝台の上に白い毛皮が敷かれている。
いくら毛皮でも冷たそうだなあと思っていたら、ホテル側でシェラフ(寝袋)を貸してくれるとのこと。なるほど。それなら安眠できそうだ。
手前から、蒲原みどりさん、澁谷俊彦さん、藤沢レオ+岡崎宗康さんが、それぞれの空間を担当している。
上の画像は、澁谷さんの手がけた室内。
ベッドの奥にならぶ大小のニッチは、色とりどりだ。澁谷さんのことだから、氷に色をつけたのではなく、反射光を応用しているのだろう。
「夜よりも、夕方がきれい」
という澁谷さんのことばがわかったように思った。
(追記。澁谷さんによると、夜も、LED照明で、けっこう美しいそうです)
というわけで、絶対に行け! というほどではないかもしれないが、冬のアートの可能性としてはおもしろいと思った。
隣接するクラブハウスでは、ランチビュッフェなどを行っている。ドライブがてら足を伸ばすのもいいかもしれない。
2014年2月1日(土)~3月15日(土)午前11時30分~午後8時(入場無料)
スウェーデンヒルズゴルフ倶楽部第2駐車場(当別町スウェーデンヒルズ2788-28)
□公式サイト http://www.icehillshotel.com/index.html
□Facebookページ https://www.facebook.com/icehotelintobetsu
2014年2月16日のつづき。
アイスヒルズホテルが、石狩管内当別町のスウェーデンヒルズにあるゴルフ場のなかにできたという話は、以前から聞いていた。
「ホテル」というと、なんだか泊まらない人は用事がなさそうなイメージがあったのだが、関係しているアーティスト3人のうちのひとりである澁谷俊彦さんから
「ちょっと立ち寄るだけでいいんですよ」
と言われ、時間のあるときに行ってみることにしたのだ。
概要は、下にリンクをはってある公式サイトなどをごらんいただくことにして、現地に行ってみると、クラブハウスの近くに、氷でできた建物が四つ並んでいた。
筆者は中央区北3西28から、環状通と北18条通をとおって札幌の中心部を迂回し、道道札幌当別線(伏古拓北通)から石狩大橋を渡って、当別町の太美地区に抜けた。
およそ50分。たぶん、札幌の中心部からでも1時間見ておけば余裕だろう。
伏古拓北通を走るというのがミソで、石狩街道などは信号も交通量も多いので、いくらかよけいに時間がかかるのは確実だと思う。
ただし、現地に行く路線バスなどはないので、車で行くしかない。
東区から当別町にかけては地吹雪の常襲地帯で、石狩大橋をわたったあたりや、スウェーデンヒルズゴルフ倶楽部の周辺には、吹きだまりが発生しやすい。
運転には十分な注意が必要だ。
(ちなみに、2月17、18の両日は、悪天候のため閉場したようだ)
話を元に戻すと、4棟あるうち、手前の1棟が「レセプションエリア ロイズバー」で、飲み物を飲んで一休みできる。
ちょっとわかりづらい写真でごめんなさい。右側のいすやカウンターテーブルが氷でできているのがおわかりだろうか。
バーの一角にしつらえられたアイスキャンドル。
飲み物は、通常が500円で、アイスグラスは1000円だった。
本当のことを言えば、氷でできたグラスで、ウオツカなどをくいっとやるのが一番いいんだろうが、なにせ車なので、そういうわけにはいかない。
もちろん、ソフトドリンクもある。
筆者は、ロイズのチョコレートドリンクというのにも心が動いたが、けっきょくホットコーヒーを註文した。
右側の写真は、これまでお客さんが飲んだアイスグラスを積みあげたもの。
おもしろいのは、天井に空気を逃がす穴があいていること。
人が多く入ると、体温で気温が上昇し、氷がとけて危険だということ。
それにしても、ずっとここにいる従業員の方は大変だなあ。
3棟は、ホテルエリア。
各棟とも、壁から天井からすべて氷でつくられており、氷の寝台の上に白い毛皮が敷かれている。
いくら毛皮でも冷たそうだなあと思っていたら、ホテル側でシェラフ(寝袋)を貸してくれるとのこと。なるほど。それなら安眠できそうだ。
手前から、蒲原みどりさん、澁谷俊彦さん、藤沢レオ+岡崎宗康さんが、それぞれの空間を担当している。
上の画像は、澁谷さんの手がけた室内。
ベッドの奥にならぶ大小のニッチは、色とりどりだ。澁谷さんのことだから、氷に色をつけたのではなく、反射光を応用しているのだろう。
「夜よりも、夕方がきれい」
という澁谷さんのことばがわかったように思った。
(追記。澁谷さんによると、夜も、LED照明で、けっこう美しいそうです)
というわけで、絶対に行け! というほどではないかもしれないが、冬のアートの可能性としてはおもしろいと思った。
隣接するクラブハウスでは、ランチビュッフェなどを行っている。ドライブがてら足を伸ばすのもいいかもしれない。
2014年2月1日(土)~3月15日(土)午前11時30分~午後8時(入場無料)
スウェーデンヒルズゴルフ倶楽部第2駐車場(当別町スウェーデンヒルズ2788-28)
□公式サイト http://www.icehillshotel.com/index.html
□Facebookページ https://www.facebook.com/icehotelintobetsu