北海道美術ネット別館

美術、書道、写真などの展覧会情報や紹介。毎日更新しています。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメントはお気軽に。

2006年12月のおもな展覧会

2006年12月31日 21時41分55秒 | 主な記事へのリンク
 12月中にひらかれた、または開催中の展覧会について書かれたエントリへのリンクです。■■は、この文章を更新した時点で開催中の展覧会、■は終了済みの展覧会です。このエントリは随時更新します。じぶんのブログで展覧会のお知らせを書いた人は、ここにトラバをおくってくれてもいいです。

現代美術
■■存在派展
Dr.ツクール個展「おもちゃ箱展=おもちゃ場個展」
林教司展
藤田真理展

絵画
坪野秀子展
駒澤千波日本画展
宅美恭子油絵展
新道展企画 第51回受賞者展

版画
鳴海伸一版画展「JIBIE」
北海道版画協会作品展

彫刻
ひろがるかたち
米坂ヒデノリ個展


北玄展

工芸
下沢トシヤ・田村陽子二人展

写真
micro.復活写真展 第一週

絵画・建築
モダン建築の夢 

版画・染色
第42回道都大学中島ゼミ展
コメント

■具象の新世紀展(12月3日終了)

2006年12月31日 10時40分01秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 たいへん見ごたえのある展覧会でした。
 腰をすえて感想を書いている時間がないので、とりあえず出品作リストだけアップします。

 ただ、一言いえるのは、オープニングパーティで「かつて道立近代美術館でひらかれていた『北海道現代美術展』を思い出させる」という発言が複数あったのですが、それって裏を返して言えば、21世紀に入ってからの同館が
「北海道の美術の現在を見せる」
展示をやっていないことなんじゃないかと。

 出品作は次のとおり。

川口浩「8月の風景」
佐藤武「雨上がり I」「雨上がり II」
川畑盛邦「'06-2 風景」
黒阪陽一「庭の木馬」「ふたり」
羽山雅愉「朝光・小樽」
森山誠「memory 05-2」「卓上 05-8」
西田陽二「微光(二人)」「白い部屋の二人は」
柳田昭「樹影」「饗宴」
野田弘志「TOKIJIKU XXXIII-ANKOLE LONG HORN」「THE 4」
西房浩二「バレオ」「白い陽」
宮川美樹「刻 I」「刻 II」
伊藤光悦「SODOM」「TAKE OFF 2005」
福井路可「昨日の雨、明日の風」「雨の記憶、…、明日の風」
輪島進一「アダージョ」「生のリズム」
矢元政行「夢想都市」「夢想都市(増殖中)」
茶屋雄司「変わりゆくもの」(同題2点)
武石英孝「窓辺」「午睡」
東誠「TUMA」「Justica 1」
門屋武史「青い月の夜」「流転する日」
越智紀久張「春の古城 I」「春の古城 II」
阿部国利「最後のマスク」「未来の限定」
鈴木秀明「ラザロの復活」
鉢呂彰敏「仄(HONOKA)」
今泉真治「御鉢平」
小林麻美「Kalaidscope」「近所が近所でなくなる時の」
吉川聡子「銀花」「アメアガリ」
小島和夫「門」「復活祭」
板谷諭使「種」「流れる声」
高幣佳代「待つ」(同題2点)
平向功一「トロイ~思惑の行方」「ジョバンニ卿の旅支度」
安田祐三「変わらぬもの」「北の森の主」
北口さつき「声を聞く」
長内さゆみ「枯葉」
中村哲泰「風景・生」
久野志乃「ひとりの庭で」「光の測量」
高橋正敏「地上-緋色の闇へ-」「地上-豊穣の朝に-」
奥野侯子「空」「鏡」
村上陽一「石の船」(同題2点)
高松秀人「二軒の家」「旧道」
長谷川雅行「貝のある生物」
藤井高志「母のいる風景」
渡辺貞之「黒い羽の天使(修理ゴッコ)」
堀忠夫「立ち話し(エルジュムにて)」
斉藤矢寸子「卵形都市-漂白05」「卵形都市-漂白06」
西田靖郎「巡礼」(同題2点)
加藤博希「ぴんくのかたつむり」

11月23日(木)-12月3日(日)
道立近代美術館(中央区北1西17 地図D
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2006年の展覧会ベスト5は

2006年12月28日 19時11分15秒 | つれづれ日録
 いよいよ2006年も押し迫ってきました。
 ここらで、4年ぶりに「展覧会ベスト5」をやってみたいと思います。

●北斎と広重展
●浮世絵美人画の魅力
 いずれも札幌ではめずらしい浮世絵の展覧会。日本の美をたっぷり堪能できました。

●Interactionドイツ展帰国展
 ことしを代表する現代美術の展覧会として。伊藤隆介、鈴木涼子、藤木正則、上遠野敏の4氏の「現在」。

●「森の瞬間」林明輝写真展
 すごいネイチャーフォト。

●北海道書道連盟創立50周年記念展
 この秋にキンビでひらかれた「貸し館4連発」は、どれもおもしろい展覧会でしたが、あえてひとつ挙げるとすればこれかなあ。さまざまな書が見られて、良かったです。

 作品で挙げるなら
●越後妻有トリエンナーレの池田緑作品
●「FIX MIX MAX!」の伊藤隆介作品
●「BOOKS ART展」の山岸誠二さんの写真集
●「北の彫刻展」の艾沢詳子さんのインスタレーション「オマージュ-無辜の民」
●三神恵爾展の「青空」

 なんか、こっちのほうがベスト5らしいなあ。
 どれも、「現実とがっちり対峙している作品」です。


 ことしの道内は、いろんなニュースもありました。

◆岡部昌生さんがベネチアビエンナーレ参加決定

◆関谷修平さんが第7回BHARAT BHAVEN 国際版画ビエンナーレ(インド)でグランプリ

◆夕張市美術館の来春閉館が決定

◆道内唯一の企画展ギャラリーの「どらーる」がクローズ

◆佐竹真紀さんが「デジスタ」のグランプリ

◆道立釧路芸術館と札幌市資料館が指定管理者制度で民間の管理に

◆初の「FIX MIX MAX!」。入場者3000人突破

◆フリースペース・プラハが、あけぼの内で「8J」として復活

◆北海道教育大の芸術課程が岩見沢校に集約

「10大ニュース」には数が足りませんが。こんなところがニュースでしょうか。
美術館やギャラリーが閉まるのはさびしいですね。

 よろしかったら、みなさんもコメント欄でどしどし参加してください!


■2002年 私のベスト
■2001年 私のベスト
■2000年私の5点
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冬の雨

2006年12月27日 22時31分21秒 | つれづれ日録
 札幌は朝から雨が降っている。
 冬の雨は、何年に1度あることで、異常気象と騒ぎたてるほどのことではない。
 ただ、こんなに長時間降りつづけるのは、珍しいかもしれない。

 都心の舗道は雪が解けて歩きやすくなったが、家の周囲の道路はスケートリンクのようになっている。
 あすから冬型の気圧配置になり、いったんとけた雪がまた凍って、さらにその上から雪が降り積もるのだろう。どんな道路状態になるのか。考えただけで気がめいる。

 仕事のほうは、すでに来年の紙面づくりが本格化している。
 そのせいもあって、やたらにいそがしい。
 きょうはとうとう昼食を食いそこねた。さすがに夜8時に会社にいると腹が減る。夕べのmicro.の映像会にも行けずじまい。

 冒頭の写真は、バスの車窓から見たルネッサンスホテル。
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エスエアの取り組みを紹介

2006年12月27日 07時54分44秒 | アートに関するインターネット・ブログなど
 有名なアートサイトの「artscape」に、札幌のエスエアが大きく取り上げられています。
 国内外の美術家に、札幌に滞在してもらい、作品制作に携わってもらうアーティスト・イン・レジデンス事業や、美術家を学校に派遣するアーティスト・イン・スクールなどについて紹介しています。
 エスエアも始まってから8年になるんですねえ。

http://www.dnp.co.jp/artscape/artreport/community/k_0612.html

エスエアブログはこちら。

http://sair.exblog.jp/
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kanecho partyに行ってきた

2006年12月26日 00時03分33秒 | 情報・おしらせ
 「kanecho PARTY 1225」をのぞいてきました。

 会場は、中央区南2西2の富樫ビル8階。
 以前は「PRIVY」と呼ばれるファッションビルで、現在は、1-5階が100円ショップのダイソーになっている建物です。
 8階は、クレジット会社の事務所が移転したあと、ワンフロアがすっぽり空いた状態。
 オーナーが、まちおこしのためなら、本来の4分の1の賃料で貸しても良い-という意向の由。
 しかし「実際につかってみないことには、どんなつかい道があるかもわからない」(パーティー世話人のひとりで、エスエア代表の柴田尚さん)ので、とりあえず1カ月に1回ずつのペースで試験的に使用してみて、考えていくことになったのだそうです。

 照明を落としたちょっと薄暗い会場で、まず目に付いたのが、micro.のコーナー。
 このblogの読者は、ご存知の方も多いと思いますが、近く取り壊されることが決まっているすすきののはずれのふるい民家を改造して利用されている、時限の自主ギャラリーです。
 足立君たちは、行灯まで持ち込んで、張り切っています。
 「灯油代をかせぐため」
と称して、ポストカードを販売していました。

 おなじみウリュウユウキさんのコーナーも。
 「ことし1年で発表した写真の中から選んで持ってきている」とのことで、ことしの発表のシメです。
 ウリュウさんは夏にもこの会場をいちはやく使って展示会をひらいています。
 写真を見ていると、micro.、think garden、小樽の旧手宮線など、それぞれの会場のことが思い出されます。

 このほか、アクセサリーを売るブースがあったり、コミュニティFMのFMアップルが中継をしていたり、バーが開店していたり、ちょっとゆるーい雰囲気で時間はすぎていきました。

 このフロアは175坪もあるそうです。
 ちょっと天井が低いのが難ですが、場所は中心商店街のど真ん中。
 たくさんの団体でシェアすれば、賃料も安くあがりそうだし、いろんな使い方ができそうですね。
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●年末はこれを見て micro.映像大会、野上裕之彫刻展、星野道夫展

2006年12月25日 22時55分05秒 | 展覧会などの予告
 いよいよ年の瀬も押し迫ってきましたが、これから年内に始まる(行われる)催しを3つご紹介します。
 はじめは、写真などの自主ギャラリー、micro.(中央区南5東3)でおこなわれる上映会。

micro.映像大会
12月26日(火)OPEN18:00 / START19:00
500yen/1drink

映像
 逢坂 芳郎(YOSHIRO OSAKA)
 小林耕一(レザボアプロダクション)

音響
 本田 光(HIKARU HONDA)

LIVE
 佐藤よしあき http://blog.livedoor.jp/socialcasualty06/ minami. 
http://www.ihot.jp/?yamami

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【PROFILE】

逢坂 芳郎(YOSHIRO OSAKA)
映像作家/映画監督。
帯広柏葉高校卒業。ニューヨーク市立大学ブルックリン校映画制作学科卒業。
在学時から短編やドキュメンタリー等の映像作品を制作、発表している。
05年帰国後、東京を拠点に移し、国内外で活動を展開する。
06年3月、アムステルダムの現代美術館で行われた展示会に短編映画を出品。
同年4月、スウェーデンの大型家具店IKEA(イケア)のウェブCMでショートムービーを監督。
同年7月、東アジア、国際教育をテーマにした、ドキュメンタリー映画を上海で撮影、12月現在、完成へ向け目下編集中。
また、05年から、音楽家、渋谷慶一郎が主催するレーベル、ATAK(atak.jp)の映像制作を手がけている。


本田 光 (HIKARU HONDA)

帯広柏葉高校卒業。広島大学大学院社会科学研究科博士課程在籍。
経済学的な視点に基づき、地方都市における公共政策の研究を行う。
それと並行して、地域の創造性を高めるパブリックアートのあり方を探求し、
継続的に創作活動を行っている。
2004年、京楽栄開発株式会社主催「パラダイスアースアワード」
グランプリ(サウンドアート部門)。
2005年、慶応義塾大学SFC研究所主催「デジタルアートアワード2005」
特別賞受賞(デジタルミュージック部門)。

 以上、micro.のblogからコピペさせていただきました。
 佐藤よしあきLIVEも同時開催だそうです。




 野上裕之彫刻展「NU」
 12月26日(火)-1月14日(日)10:00-19:00 月曜休み
 テンポラリースペース(北区北16西5)。
 札幌から尾道、メキシコへ、遍歴とともに制作を続ける彫刻家(1980-)の新作展。
 北海道美術ネットの表紙にも引きましたが、彼の、開催にあたっての言葉をここでも引用します。
「広場のモニュメントは、戦場における空間奪取のしるしとしての「旗」に始まり、「現われ」の仕上げとしての「記念碑」に終わる。それは、時間を超えた「現われ」の永続性への欲望となる。戦争は空間争奪のゲームから、語り継がれる「物語」という目に見えない痕跡へと昇華される。モニュメントの語源はラテン語で「思い出させるもの」の意をもつ。思い出させる、つまりは、他者の記憶の中でリアリティは普遍性を持ちうるのだ。本来的に、芸術は生あるものを封じ込め定着させる、すなわち「消えていくもの」の再現であった。絵画や彫刻の始源は、銘記の行為だった。つまり死者への悼み、かつて/そこに/存在したという証しを彫り、刻む行為。まさしく、それはモニュメントであった。ならばモニュメントとは、かつて/そこに/存在した「私」(という公共性)の、その生身の去来、「来」て「去」ったこの世界を、この瞬間(moment)に、証明することだろうか。そのmonumentをつくることは、彫刻家の為事に違いない。
僕は彫刻家です。」


 筆者は、彼の、行為を軸とした現代美術的な作品は触れたことがありますが、いわゆる彫刻はほとんど未見なので、とても楽しみにしています。
 ただ、年末年始、会場があいているのかどうかわからないのが困ります。

(追記 元日以外は、あいているそうです)




 最後は星のような物語 星野道夫展
 12月27日(水)-1月8日(月) 元日休み
 27-30日と3-7日 10:00-19:30(閉場は30分後)
 31日 10:00-17:30       (同)
 2日 9:00-18:30        (同)
 最終日 10:00-16:30     (同)
大丸札幌店(中央区北5西4)7階ホール

 アラスカの大自然を、厳しく、そして優しいまなざしで撮り続けた写真家(1952-96年)の歿後10年を記念した写真展。
 未発表作を含む約250点や、オリジナルのハイビジョン映像などで、彼の歩みを振り返ります。
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Merry Christmas!

2006年12月24日 20時38分08秒 | つれづれ日録
 わたしはひねくれ者なので、なんで2000年前に馬小屋で生まれた大工の息子の誕生日なんぞ祝うのかと思うのですが、まあそれはそれとして。

 そういえば、ジョン・レノンの「Happy Christmas」は良い歌です。
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ことし最後のギャラリー回り(1)

2006年12月24日 07時30分46秒 | つれづれ日録
 12月23日。2006年最後のギャラリー回りに出かける。

 まず、バス2本を乗りついで、北武記念絵画館(豊平区旭町1)へ。
 平岸・中の島を循環しているじょうてつバス平岸線を「旭町1丁目」で下車。
 「YASU KATO part3」を、最終日をあすにひかえて、ようやくみることができた。
 
 加藤八洲(かとう・やす)は1907年(明治40年)生まれ、97年歿。
 国展、版画展などで活動した木版画家。
 道内にも何度か旅行しているらしい。
 今回見たかぎりでは、恩地孝四郎とか平塚運一とか川上澄生とか、あのへんの創作版画の素朴な感じが共通している。
 「LIMBAUG雪」とか、海外の風景や、キリスト教を題材にしたものがけっこう多かった。
 
 入場料が300円かかるが、展示作品が多いので、損した気はしない。

 つぎに、学園前駅から東豊線に乗り、環状通東駅で下りて、茶廊法邑(ほうむら)へ。

 法邑は、駅からちょっと歩く。
 2番か4番の出口を出て、環状通を東側(吉野家の見えるほう)にあるき、信号を右折し、50メートルぐらい行ってから、本竜寺(下の写真)の前から左に曲がり、あとはひたすらまっすぐ歩く(とちゅう、押しボタン式信号あり)-というのが、いちばんかんたんで、近い行きかたではないかと思う。
         
(つづく)
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ことし最後のギャラリー回り(2)

2006年12月24日 07時29分45秒 | つれづれ日録
 (承前。画像は、法邑の入り口)
 法邑では「水谷のぼる彫刻展」を見る。

 「歩く人」「はしご男」など、FRP製の人物像など40点近くがあり、筆者がこれまで見た水谷さんの展覧会でいちばん規模が大きい。平面作品は出品されていない。
 26日まで。

 オーナーの法邑さんとしばらく話す。
 来年のラインナップを見せたもらった。
 都心のギャラリーが四苦八苦しているのとは対照的に、スケジュールがすべてうまっているというのは、すごい。
 浅野天鐘さんら4人の日本画展で1年の幕をあけ、鳴海伸一(3-4月、版画)、艾沢詳子(5月、版画)、中島修イラスト展(5-6月)、小笠原み蔵(7月、木彫)、谷口一芳(8月、油彩)、高橋三太郎いす展(9月)、コシノジュンコ服飾デザイン・写真展(10月)、OPERA(11月、写真など)、伊藤三千代・石の彫刻展(12月)、菊地勝太郎陶器展(同)-といったあたりが目を引く。

 法邑を出るとぼたん雪がふっていた。

 東豊線で大通へ。
 地上に出ると、ファクトリー線のバスが停留所にとまっているのが見えたので、乗る。
 サッポロファクトリーの札幌市写真ライブラリー(中央区北2東4、サッポロファクトリー・レンガ館3階)で「札幌大学写真部学外展」。

(この項つづく)
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ことし最後のギャラリー回り(3)

2006年12月24日 07時28分59秒 | つれづれ日録
(承前)
 この季節のサッポロファクトリーといえば、アトリウムの巨大クリスマスツリー。
 ということで、パチリ。

 あいかわらず雪がふっている。
(写真は、バス停)
 ふたたびファクトリー線のバスで都心にもどり、さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階)で「06→07展」
 1月7日まで(ただし12月29日-元日休み)。
 これについてはあらためて別項で。

 ラ・ガレリアの地下では「感謝祭 丸善のクリスマス」という催事がひらかれ、坂本直行の、山を描いた水彩などが30点以上展示されていた。
 クリスマスの絵本とかワインとかオルゴールとか、クリスマス向きの商品がならんでいるので、さっとプレゼントを選びたい人には、いい催しかも。
 24日まで。
 会場はかつてCD店のヴァージンメガストアがあったフロア。

 つぎに、アートスペース201(中央区南2西1、山口中央ビル)で存在派展
 これについては別項のエントリにアップ済み。

 NHKギャラリーに寄った後、地下鉄東西線で西11丁目へ。
 コンチネンタルギャラリー(中央区南1西11、コンチネンタルビル地下1階)で、北海道教育大学札幌校美術科視覚・映像デザイン研究室展。
 先日のエントリで書いた、「デジスタ・アウォード」グランプリの佐竹真紀さんの出身研究室。だが、こんなことはあまり書きたくないのだが、それが信じられないほどの低水準にあぜん。
 っていうか、昔がすごすぎたのであって、一般的には学生ってこんなもんなのか?
 ただ、会場中央にあった、塩をつかったインスタレーションと、切り絵で林や馬を表現したアニメーションはおもしろかった。
 指導教官の伊藤隆介さんが、エイゼンシュテインの「メキシコ万歳」に贈る、という、投影型のインスタレーションを出品している。筆者は恥ずかしながらこの映画を見ていないので、なんともいえない。
 24日まで。

 ふたたび東西線にひと駅だけ乗り、ギャラリーミヤシタ(中央区南5西20)で梅沢みほ展、CAFE ESQUISSE(カフェ エスキス)(中央区北1西23 メゾンドブーケ円山)で国松希根太展を見て、帰路につく。
コメント

■第26回存在派展(12月26日まで)

2006年12月24日 06時01分00秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 札幌の金子辰哉さんが主宰して毎年12月にひらいているグループ展。別名「MEX」。
 ことしの出品者は、案内状には、金子さん以外に

太田ひろ、林玲二、平松和芳、川村雅之、樋爪俊二、ニムエヒロミ、椿宗親、中村聡子、森山直行、楢原武正
の各氏の名が印刷されていましたが、ブリキをつかったオブジェで知られる平松さんの作品がありません。金子さんは「連絡とれないんだよなー。だいじょうぶかなー」。
 あとは、わりと昨年の会場の雰囲気と似ています。
 
 まずは、3室あるうち、左の部屋から。

 金子さんはここ数年、絵画です。
 今回は、大きなキャンバス2点と小さいの9点からなる「残像」。
 映画フィルムの端っことか、ビデオの終わったときとか、そういう連続した映像のイメージ。
 表面を引っかくことで生じる、或る種の痛々しさというか生々しさは、金子さんの作品らしいと思います。

 林さんは「連画ドローイング2006 揮発性の散乱」。

 コンピュータのプリンタ用紙-この、両端に丸い小さな穴が等間隔に空いた長ーい紙は、近年のオフィスなどではあまり見かけなくなっていますが-を、例年使っています。
 以前はモノクロームが基調でしたが、昨年あたりから色が使われはじめ、ことしはあざやかな紙の帯がならんでいます。
 おなじ紙でも、黄色から緑など、色の微妙な変化が、たいへん美しく、深みをたたえています。

 金子さんの絵の下には、太田さんの、楽器にもなる金属製のオブジェが置かれていました。オープニングの日に演奏したまま、あたりはいろんなものが散らかっています。
 川村さんは「kawamura ora masayuki」名義で、ドローイング「GRAPE」を出品。
 以前、エナメル絵の具をつかっていたころに印象的だった、躍るようにうねる曲線が、ペン画の今回も、生きています。

 つづいて、真ん中の部屋。

 道内現代美術の大御所、楢原さんは、くぎをびっしりと刺したオブジェを床にごろりと置きました。日々の行為の集積による、楢原さんらしい作品。
 ほかに、小品が7点。


 音楽、ミニコミ発行など多方面で活動している樋爪さんは、「存在派展」では、「女性観賞家・春象(しゅんぞう)」を名乗り、ややエロティックだったりSMっぽい写真を出品することが多いです。
 プロなので毎年一定の水準をクリアした写真を出してくるのですが、ことしは、女性の肌と、オブジェが一体化したような写真があり、感心しました。
 白い肌が、鉄やコンクリートの壁みたいに見えるのです。不思議な光景です。

 その左側には、絵やら、言葉を書いた紙やら、衣服などが壁にかけられていますが、これは、樋爪さんの写真のモデルになった女の子の作品。
 一種のコラボレーションでしょうか。そんなわけで、案内状には名前は書かれていません。
 彼女は、ヴィジュアル系ロックバンドとおなじ名の「Schwarz Stein」という、ゴシックロリータ系の服をオンラインで販売しているそうです。
 絵のほうはまったくの初心者で、むしろ稚拙ですが、独特の世界観を感じさせます。



 最後に、右手の部屋は、若手の4人がタブローを描いています。
 金子さんが「オブジェを作りたいのもわかるけど、まずキャンバスを埋められるようになってからにしたら」とアドバイスしたそうです。
 画像はニムロさんのもの。
 「シリーズ・けむい女」という3点組みで、それぞれ「自己志向型」「破壊型」「劣等型」と副題がついています。


12月21日(木)-26日(火)
アートスペース201(中央区南2西1、山口中央ビル 地図B

□春象
□ニムエさんの「TAROT THERAPY」
□Schwarz Stein

■第25回存在派展
■第23回(画像なし)
■第22回(画像なし)
■第21回(画像なし)
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札幌の佐竹真紀さんが「デジスタ・アウォード」のグランプリに!

2006年12月23日 00時29分56秒 | 情報・おしらせ
 筆者の家のテレビは地上波しか映らないので、よくわからないのですが、NHK衛星では「デジタル・スタジアム」という番組を放送しており、その年1年間に応募があった作品からすぐれたものを「デジタル・アウォード」と題して表彰しているそうです。
 「映像部門」と「インタラクティブ・インスタレーション部門」があり、「映像部門」は12月16日にオンエア。道教大を卒業した佐竹真紀さんの「インターバル」が、見事ことしのグランプリに輝きました!
 おめでとうございます。

 佐竹さんは、映画の中の人物が手にしている紙のうえに、アニメーションの技法で、静止画をつないで映像を展開していく手法で、数々の作品を撮ってきました。
 在学中の作品は、手法の意識が勝った短篇が主でしたが、卒業制作で撮った「瞬き」で、じぶんの過去とじっくり向き合ったのだと思います。
 今回の受賞作はインターネットで拝見しましたが、卒業制作の延長線上にある作品だと思いました。家族や時間といったものをまっすぐ見つめながら、誰にでもある幼い日への郷愁をくすぐる佳作になっていました。
 自らの過去の映像を題材にするのは、手法はまったく違いますが、新明史子さんと共通点を感じさせます。

 それにしても、道教大のこの世代の映像関係者って、大島慶太郎、広島祐介、大村敦史、近藤寛史、坂井抄織…と、すごい人が多いねえ。

http://www.nhk.or.jp/digista/index.html

 作品を見るには、こちら。

http://www.nhk.or.jp/digista/hall/artworks/060408.html

 情報をくれたKさんに、またもやサンクスです。
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近況その他

2006年12月22日 23時38分56秒 | つれづれ日録
 政府税調の本間正明会長が辞めましたね。
 マスコミの世界のいやらしい俗語で、スキャンダルをスクープして偉い人を辞任に追い込むことを
「首を取る」
と云いますが、今回「週刊ポスト」がみごとに首を取ったわけです。
 まあ、首に鈴をつけたのが、きのう(21日)の朝日新聞だったということもできますが。

 けさ22日の北海道新聞に、経済評論家の森永卓郎さん が、いかに本間会長が不適切だったかを、じつにわかりやすく論じています。
 愛人のことのほかにも、税調をじぶんの思うがままの方向に進めようとしていたこととか、会社ばかりもうかって賃金の伸びないご時勢に、法人税を減税して働くものの負担を増やそうというのは「逆噴射」だとか、ほんとに達意の文章です。
 こういう文章を読むと、いくらネットが発達しても、やっぱり新聞だよなあと思います。

 NHKニュースのアナウンサーが、一貫して
「不適切な入居」
と、ぼかして言っていたのは、可笑しかったです。
 共産党の市田議員が
「愛人をかこって住んでいたのは…」
としゃべっているのだから、ぼかしても意味ないのにね。

 さて。
 年の瀬を前に、仕事のいそがしい日々がつづいています。
 週前半は体調も思わしくなく、更新を休んでしまいました。

 まだ、前の週末のギャラリーまわりについてエントリを書いてないうちに、明日は、今年最後のギャラリーまわりです。
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青島幸男さん死去

2006年12月20日 22時11分34秒 | 新聞などのニュースから
 青島幸男さんが亡くなりました。
 「シャボン玉ホリデー」の放送作家、「意地悪ばあさん」としてタレント、名作「スーダラ節」などの作詞家、「人間万事塞翁が丙午」の直木賞作家(「これで日本も安心だ」なんていう本もあったな)、金権政治に反対する二院クラブ代表の参議院議員、東京都知事、映画監督…。
 これくらい肩書の多かった人も、ほかには寺山修司ぐらいしか思いつきませんが、じつは青島さんは(すこし大げさに言うなら)「画家」でもありました。
 「作品A」と題した抽象のアクリル画が1998年の二科展に入選しているのです。
 ご冥福をお祈りします。
 
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