北海道美術ネット別館

美術、書道、写真などの展覧会情報や紹介。毎日更新しています。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメントはお気軽に。

07年12月のおもな展覧会

2007年12月31日 23時32分54秒 | 主な記事へのリンク
 12月のおもな展覧会の記事へのリンクです。
 書き終わっていないエントリには、まだリンクがはられていません。
 このエントリは随時更新します。

 ■■は、更新時に開催中の展覧会、■はすでに終了した展覧会です。

 ごじぶんのblogに展覧会の記事を書いた方は、ここにトラックバックを送ってくださってかまいません(もちろん、個々の展覧会をとりあげた記事のほうがトラバ先としてふさわしいのですが、個々のエントリが遅れる場合が多いので)。

現代美術
佐々木秀明「雫を聴く」
木村環×藤谷康晴作品展「乱」
Mari Fujita Exhibition
See You Again! 佐々木徹追悼展
2007 EXCHANGE PROGRAM /創造拠点交流事業 07年度後半プログラム滞在成果展

絵画
輪島進一展 変貌する瞬 ■つづき
漫画家 森雅之原画展
油展2007 北海道教育大学札幌校芸術文化課程美術コース油彩研究室・岩見沢校芸術課程美術コース油彩第一研究室展
ダム・ダン・ライ展
杉吉篤個展
mani展
中田やよひ展
林教司展
仙庭宣之「展望デッキ」■西田卓司「Shape to make」
北海道現代具象展

版画
■木村多伎子展
In Harmony 彼方アツコ・関川敦子 二人のATSUKOの版画展

彫刻・立体
鉄 強さとやさしさの間で
伊藤三千代 彫刻空感展

工芸・クラフト
吉川満ガラス展

写真
「4人展」北大写真部2006年修了生
創設20周年記念写真コンクール展「異なるもの奇異なるもの」
札幌学院大総合芸術研究会写真部 学外展
伊藤健次写真展「山わたる風」
竹本英樹 PHOTOGRAPH SHOW OUTTAKES


無響書展
北海道創玄特別企画 北玄展=後期展

複数ジャンル
第27回存在派展
新道展企画 第52回展受賞者展
C/C HARVEST MARATHON LIVE
札幌市民芸術祭第60回記念 市民美術・書道展
IZUMIKU展 三上いずみ・舘内美久
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07年12月30、31日

2007年12月31日 16時29分36秒 | つれづれ日録
 
 両日とも仕事。
 ギャラリーまわりはなし(T_T)

 でも、さすがに大みそかなので、地方版の締め切りは特別態勢です。
 バスがうごいているうちに帰宅できそう。

 全道版のみなさん、夜中(未明)までおつかれさまです。
 輸送、配達の方々も。


 連絡。
 Fujita Mari Exhibition 佐々木秀明個展は、会期が終わったので、会場の画像をアップしました。 

 こと北海道美術ネットと「別館」については、いろいろ反省の多い1年でした。
 とりわけ、5-7月にかけ、見た展覧会を紹介するエントリで、大量の書きさしが発生し、現在に至っている上、その後もぽつぽつと書きかけが生じています。
 秋以降のぶんについては、正月休みなどを利用してなんとかアップしようと考えていますが、5-7月の分については、野田弘志展など33本もあるので、早急に事態を打開するのは困難な情勢です。

 2008年こそは
・会期の早いうちに展覧会を見る
・見たらただちにエントリを書く

のふたつを、心がけてまいる所存でございます。


 なんだか、妙に口調が改まってしまいましたが、みなさま、よいお年をお迎えください。
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IDEE CAFEで (東京07-17)

2007年12月31日 16時29分04秒 | つれづれ日録
 さて、サントリー美術館で日本美を堪能したら、お昼になっていた。
 
 六本木ミッドタウンのなかをうろうろ歩く(お上りさんです)。
 北欧のおしゃれな家具・雑貨ショップIDÉE(3文字目は「E」の上にアクサンテギュ)があり、そのなかにカフェがあるのを発見。
 ベーグルのセットで800円以上したけど、まあ東京だからこんなもんだろう。

 トレーを持ってカフェにはいると、びっくり。
 巨大な吹き抜けの室内空間がどーんとひろがっている。

 窓際に席を占めると、もう「絶景」だ。

 この感じ、強いて言うなら、サッポロファクトリーのアトリウムを望むテラス席に似ている。
 でも、こちらのほうが、はるかに「建築物」であることを主張している。

 以前も書いたけれど、ほんとうに東京は、こういう巨大吹き抜け空間が多くなったなあと思う。

 あとで「Casa ブルータス」を読んだら、最近東京にできた建築物で、このカフェからのミッドタウンの眺めが「イチ押し」だと書いてあった。


※ここからの眺めについて書いたエントリはこちら 「再び東京ミッドタウン」
「東京からの帰還」

※東京旅行のエントリはあと10本ほど残っています。
ホントに遅くなってすいません。
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網走の野外彫刻

2007年12月30日 22時53分30秒 | 街角と道端のアート
 すいません、これで網走ネタは最後です。

 網走市立美術館の前庭には野外彫刻がならんでいます。
 ひとつひとつ紹介します。
 あまりまじめな文章は期待しないでください。
 
 冒頭の画像は、坂坦道「悶」です。
 坂さんは「道展三羽がらす」のひとりといわれた具象彫刻家で、札幌・羊ヶ丘のクラーク博士の像などが有名です。

 それにしても、この像は、激しくエロいと思います。
 見ていると、よからぬことを考えてしまいそうです。




 戦後日本の野外彫刻をリードした本郷新は、札幌に彼の名を冠した美術館があり、大通公園の「泉」の作者でもあるので、みなさんご存じのことでしょう。

 網走にあるのは「大漁」という作品です。
 サケ1匹を彫刻作品にするというのは、あまりにストレートすぎです。
 不意をつかれたような感じすらあります。
 もし、これが、道展や全道展の会場にあったらどうでしょう。だれもが
「うっ」
とたじろぐのではないでしょうか。

 この雄サケを見て思い出すのは、本郷新が大の釣り好きだったということです。伏木田光夫さんなども誘われてお供したそうです。
 ただし、本郷新が行っていたのはもっぱら渓流であり、サケを釣ったという話はあまり聞きません。
 

         

 本郷新の後輩にして新制作の盟友、札幌ゆかりの彫刻家、佐藤忠良さんです。
 明治生まれの現役最長老作家です。
 体をくいっとひねったあたりに、動感が生まれているのだと思います。


         

 石田武至さんの作品です。
 石田さんは1932年名古屋生まれの彫刻家です。
 日展系であり、とくに北海道と関係があるという話は寡聞にして知りません。

 こうやって見てくると、本郷新の「大漁」が、けっこう意味のある作品に感じられてきます。
 つまり、4点のうち3点は裸婦で、12月の網走で見ていると、こっちまで寒さに耐えられなくなってくるのです。
 彫刻イコール裸婦という図式の残っていた、やや古い時代の設置なのでしょう。


         

 最後は、美術館の前から離れて、中央橋の上にある鳥の彫刻です。
 両側の歩道上に1基ずつ設置されているのですが、反対車線に行くのは相当な遠回りを強いられるので、上流側の画像だけでカンベンしてください。

 この彫刻の作者は、戦後の全道展を代表する彫刻家であった本田明二さんです。
 本郷さんの釣り仲間でもあったと記憶しています。




 ところで、室内にあったので写真は撮っていませんが、網走市立美術館のロビーには、谷口尉馬(百馬、1911-94年)という彫刻家の「裸婦坐像」がありました。
 解説パネルによると、谷口は美幌町生まれ。斉藤素巌に師事し、32年に道展、構造社展に出品。40年、美幌に疎開し、新文展、日展に出品する一方、網走管内市町村の委託により、白色セメントによるモニュメントを制作する…とあります。

 斉藤素巌? 構造社展?
 05年の冬に、札幌芸術の森美術館で開かれていた渋い彫刻展のテーマが「構造社」でした。

 この展覧会に谷口百馬の作品って出てたっけ?

 筆者の家は、本や図録は膨大にあるが、探しているものに限って見つからない-という法則があり、やはりこの図録もどこにあるのか所在不明です。

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2007年のベスト5

2007年12月30日 22時21分29秒 | つれづれ日録
 ことしは、こまった。

 「すばらしい展覧会が多かった」
といえばいえるのだけれど
「ダントツのものがあまりなく、『普通によかった』が目白押し」
というのが正直な実感なのだ。

 「空海マンダラ」

「絵画の場合2007」
は、即決まり、だと思うが、あとの3つがなかなかうまくおさまりがつかない。

 すなおにえらんでいくと
「澁澤龍彦」
「モディリアーニとジャンヌの物語」
「星野道夫写真展」
「ダリ展」
といったあたりが脳裡に浮かんでくる。

 …でもなあ。
 それではあまりに意外性というか、芸がない。


 星野道夫写真展はたしかに感動的だった。
 けれど、写真展というジャンルだけでも、石崎幹男さん、村井亮さん、足立成亮さんのmicro.クローズ時の写真展、竹本英樹さんやウリュウユウキさんの富士フイルムフォトサロン、「十一月」でのワタナベチナツさん、道新プラザの風間健介さん…などが、たちどころに思い出されてきて、あっという間に「5つ」という枠をはみ出してしまうのだ。


 それなら、一般的なベスト5を選んでもつまらない。
 嫌みではあるけれど

意外性のベスト5(別名、ふふふ、俺は見たぞベスト5)

というのを選んでみたらどうだろう。

輪島進一展
 道内を代表する画家の力業が爆裂。

刻々 is a Photo Exhibition
 植物の写真と暗闇が織りなす幻想的空間。

洞爺村国際彫刻ビエンナーレ
 手のひら大の世界に広がるゆたかな宇宙。

葉山有樹作陶展
 超細密文様がつくりだす中央アジアの「陶の道」。

第19回そらいろ展
 「絵画」の枠を超える爆発的パワー。


 なんだか、たくさん見てるぞオレは、みたいな感じで、われながらすごくいやな企画だな(笑)。
 そうは言っても、浅野修展とか、いろいろ見逃しているので、あまり大きなことはいえないし。
 

 もちろん、岡部昌生さんのヴェネツィア・ビエンナーレ出場も忘れられない。
 行けなかったのが、すごく悔しい。

 書では、山田太虚さん、長沼透石さんの両個展が収穫。
 山田さんの書展は、毎日新聞(東京版)の年間回顧にも挙げられていた。

 このほか、藤谷康晴さんが年12回の個展&ライブパフォーマンスを敢行したのは、やはり偉業だろう。

 ギャラリー関係では、別エントリにも書いたが、SOSO CAFEが休業。
 Prahaが、2004年以来の放浪に終止符を打ち、山鼻に新たな拠点を確保。cacoi(旧micro.)もススキノのはずれから移転してきて、山鼻地区がにわかにおもしろくなってきた。
 筆者はまだ行けてないのだが、石狩湾新港地区に、ルイ・イカールなどのコレクションを集めた「石狩美術館」がオープンした。

 「水脈の肖像」など現代美術のグループ展に欠かせない顔だった佐々木徹さん、「ギャラリーたぴお」の竹田博さん、若い芸術家を励ましつづけた門馬よ宇子さん。
 訃報も相次ぎ、さびしさを感じた年でもあった。


 というわけで、みなさんのコメント大歓迎です

2006年の展覧会ベスト5
2002年 ベスト5
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SOSO CAFEが営業休止

2007年12月30日 22時02分26秒 | 情報・おしらせ
 シリウス通信 http://blog.livedoor.jp/bluebook/archives/51308081.html より。

 2001年10月のオープン以来、数々のイベントや展覧会を発信してきた札幌のギャラリー喫茶SOSO Cafe(ソーソーカフェ)が、2007年12月25日(火)で一旦、営業を休止する。同店は、ファッション、アート、デザイン、ミュージックなどの最先端情報を発信するオンラインマガジンSHIFTがプロデュースするギャラリー・カフェで、月替わりでユニークな作品展示や、上映会、イベント等を行って来たもの。「ちょっとお休みしますが、また何か始めますので楽しみにしていて下さい」と、店長の大口 綾(おおぐち・あや)さんからのメッセージです。


 これは、残念。

 SOSO CAFEは、筆者にとっては単なる「ギャラリー喫茶」ではありませんでした。

 道内の美術展とかアートシーンというのは、時計台ギャラリーやスカイホールといった都心の古参ギャラリー、道立近代美術館や芸術の森などの美術館、公募展会場としての札幌市民ギャラリー、それにミヤシタやCAI、門馬、temporary spaceなどの個性派ギャラリー…といったあたりを軸に形成されている-という印象が、なんとなくあります。
 SOSO CAFEは、そういう「いわゆる道内のアートシーン」や、BTとか全国紙に載ってそうな「日本のアートシーン」とはすこしはなれた、というか、人脈的にも作風的にもあまり関係のない人たちの作品を積極的に取り上げてきました。デザインや音楽へのウイングの広げ方も絶妙でした。

 結果的に「道内のアートシーン」の幅を大きく広げたことは、まぎれもない功績だと思います。
(まあ、どーせ「21ACT」あたりに文章を書いている評論家たちは、足を運んでないだろうけど)

 クラブやイベントのフライヤーなど、情報の入手先としてもかなり貴重でした。
 gallery new starでのいくつかの展覧会や、ことしの写真展で最も思いがけない収穫だったヤマグチさんの「刻々」イベントなど、ここで知ったものも、かなりありました。

 要するに、筆者にとってはone and onlyというか、ここにしかない、たいせつな場だったのです。


 シリウス通信によると、また復活するとのことですが…

 すでにサイトはつながらなくなっています。
 また、SHIFTのほうには、SOSO CAFEクローズの記事は見当たりませんでした。

 早期再開を望みます。
 またアールグレイティー飲みたいな!
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■木村環×藤谷康晴作品展「乱」 (12月30日17時からライブペインティング)

2007年12月30日 00時00分09秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 ことし、精力的な発表のめだったふたりが、暮れの夜に"真剣勝負"-。
 木村さんが描いた精緻な鉛筆画の上に、藤谷さんがライブペインティング(ドローイング)を行います。

 最終日の30日、午後5時までは、木村さんの絵の個展です。
 今回は、すべて縦位置で、ちょうど掛け軸にすれば合いそうな大きさです。つまり、これまでの「ども」「gallery new star」などでの発表にくらべれば、やや大きめです。

 メーンが、中性的でミステリアスな感じのする人物像で、その髪などが自在に変化する-という摩訶不思議な画風は、これまでと変わっていません。「シュルレアリズム」という形容ではとうていかたづけられない、深さとあやしさをたたえているように見えます。


          

 最終日は、これらの絵に、もう1点を加え、絵と絵の間隔を詰めてひとつの壁に集約して貼り、藤谷さんの「餌食」になるという段取りだそうです。

 会場にいた木村さんに尋ねられました。
「まだ『もったいない』と思います?」
 ちょっと答えに詰まりましたが
「うーん、でもきっと、そういう思いを吹っ飛ばしてくれるようなドローイングを藤谷さんがしてくれるでしょう」。
 そしたら、藤谷さんがぼそっと
「そうやってみんなでプレッシャーを積み重ねていくんだよなあ」。


 おふたりとも、観客が少なかったらどうしよう-と、とても気にしていたので、みなさんで見に行ってあげてください。
 筆者も、仕事が終わり次第駆けつけます(といって、何時に終わるものか、まったく見当がつかない)。


07年12月25日(火)-30日(土)11:00-19:00
temporary space(北区北16西5) 通称「ななめ通り」沿い。地下鉄南北線北18条駅徒歩5分




□木村さんのサイト“Smiling Hour” http://www006.upp.so-net.ne.jp/kim-igor/

藤谷康晴ライブドローイング “無言の警告”■木村環鉛筆画展 愛の挨拶(07年11月)

木村環作品展“Little Fury Things”(07年秋)
木村環 a.k.a.kim-igor "METAL BOWL STRIKES AGAIN"(07年5月)

9月のライブドローイング「黒くぬれ!」
8月のライブドローイング
7月のライブドローイング・個展
4月のライブドローイング
藤谷康晴ライブドローイング-呼吸する部屋-(3月)
藤谷康晴個展 CONCRETE FICTION (2-3月)
個展「路上でお茶を」(1-2月)
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BIOMBO(ビオンボ)/屏風 日本の美 (東京07-15)

2007年12月29日 21時02分44秒 | 道外で見た展覧会
 「ル・コルビュジエ展」について書いてから、また半月以上がたってしまった…。 
 じっさいに見てからもう3カ月。図録も買ってないし、さすがにもうあんまりおぼえてないなあ。

 展覧会の意義として、海外にある多くの作品が展示されたことがあると思う。
 左側と右側がまったく別のところに所蔵されているような場合、この展覧会で、何百年ぶりかの「再会」を果たしているのだ。

 筆者の心に残ったのは、けっして、国宝とか重要文化財(重文)などの、いわゆる名品ではないが、「四季耕作図屛風」(狩野春貞房信筆、六曲一双、安政3年=1856年、ライデン国立民族学博物館蔵)。
 農村風景が題材で、おびただしい男女が画中に描き込まれているのだが、田植えや俵の運搬など、みんないそがしく働いている。遊んでいる人はほとんどいない。

 この勤勉さが日本を支えてきたのだなあと、しみじみ思う。
 宮本常一「忘れられた日本人」なんかを読んでいても、ほんとに昔の日本人は、朝から晩まで働いている。

 しかし、じぶんは日本人なのに、あまり勤勉ではないなあ。


07年9月1日(土)-10月21日(日)10:00-20:00(日、月、祝日-18:00)
サントリー美術館
(同館のページ)http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/07vol03biombo/index.html
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07年12月27-29日

2007年12月29日 19時19分34秒 | つれづれ日録
 きょうは二日酔いで寝ていた。

 昨夜、飲み屋でお金を払ったか、どうやって帰ってきたのか、ほとんど記憶にない。
   

 しかし、帰宅後、パソコンをあけたらしく、きょう起きたら、昨夜2本のエントリをアップしたことになっていた。

 どうやって?




 27日は、仕事の後で、札幌市資料館とATTICに立ち寄る(佐々木秀明展については別項で紹介済み)。

 28日は、temporary spaceで、木村環×藤谷康晴「乱」の、藤谷さんが30日に上から描く前の、木村さんの絵を見た。

 そのあと、職場の忘年会で居酒屋「F」に行くが、見知った人は誰もおらず、満席。
 どこに移動したのか、同僚に携帯電話で聞いたら(べんりな時代になった)、駅前の焼き鳥「T」という店にいるという。
 「それなら、ハムカツを頼んどいて」
 「ヤナイさん、なんでメニュー知ってるんですか」

 まさか某ブログで見たと説明するわけにも行かない。
 なお、ハムカツはうまかった(冒頭の画像はソースをかけたところ)。

 しかし、飲みすぎた。

        


 なお、筆者はあすもあさっても仕事。
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福村書店のカレンダー 2008年版

2007年12月28日 23時38分46秒 | 情報・おしらせ
 福村書店は北見でいちばん大きな本屋さんです。
 毎年、独特の素朴な芋版画で知られる香川軍男さんの作品をあしらった1枚もののカレンダーを制作してきました。
 香川さんが2002年に亡くなった後も、旧作をスキャンしてカレンダーづくりは続いていました。
 図柄は、昔なつかしい石炭ストーブや汽車、あるいは魚など北海道の特産などが中心です。1から31までの数字も、芋版で彫られた、味わい深いものでした。

 デザインと制作を毎年手がけてきたのは、たぴおデザイン事務所です。
 毎年12月には、過去のカレンダーや、香川さんの原画をならべた展覧会が、ギャラリーたぴおでひらかれていました。
 先日、同事務所の竹田博さんが亡くなり
「福村のカレンダーはもう手に入らないのだな」
と、さびしい思いをつのらせていました。

 そうしたら、北見に住む義妹が、2008年のカレンダーを送ってきてくれたのです。
 びっくりするやら、うれしいやら。

 全体の雰囲気は昨年までと変わりません。
 下の方に、デザインした人の名前が「香川雪彦」とクレジットされています。
 香川さんの親類の方でしょうか。

 札幌時計台ギャラリーのものとならんで、この福村書店のカレンダーは、筆者の居間にはなくてはならない存在です。
 年末に、心がほんわかしてくるできごとでした。 


□福村書店 http://k-mint.okhotsk.or.jp/book/

□北見観光協会の、香川さんの紹介ページ
http://www.kitami-kankou.com/main/rekisi/kagawa/

2002年のカレンダー展
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■佐々木秀明個展 雫を聴く2007 (12月30日まで)

2007年12月28日 23時37分08秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 ことしは年の瀬になっても、見逃せない美術展がつづきます。
 きのうアップした藤田真理さんの個展、これから行く予定の木村環さんと藤谷康晴さんの2人展、そして、札幌在住の佐々木さんによる個展です。

 佐々木さんが、インスタレーション「雫を聴く」を、札幌で発表するのは、2001年のさっぽろ美術展以来。
 それ以後、新潟や青森、東京では発表してきましたが、なぜか札幌では展覧会の機会がありませんでした。

 作品の基本は以前と変わっていません。
 高い位置に漏斗(ろうと)を取り付けて氷を入れ、その真下に、小さなあかりを取り付けた透明な器を置いて、中に水滴が落ちる仕組みになっています。
 雫(しずく)の音。そのたびに、ゆらめく光。
 とても幻想的な空間が広がります。

 もうすこしくわしく説明します。
 会場は、手前の小部屋と、奥のホールのふたつにわかれています。
 小部屋には数セットを配置。下の器が半球形で、高さを互い違いにならべています。





 奥のホールは、白い板の手前の床に、黒いアルミの台とガラス器を組み合わせたものを8つ、等間隔に配置しています。氷を入れた漏斗は、天井に近いところに、取り付けてあります。
 したがって、水滴はかなりの勢いで器の中に落下するため
「ピシャリ」
という音はかなりの大きさになることがあります。
 ただし、時によって、音は「ポチャッ」だったり、あるいは、優秀な飛び込み選手のようにほとんど音を出さずたまった水に吸い込まれていったり、さまざまです。おなじセットでも、その時々で音は変わります。
 そして、雫が落下するたびに、水面が揺れ、背後の壁に映った水面の透明な影も、ゆらめくのです。


 今回は、背後の影が、まるでろうそくの炎のように見えるのが特徴です。
 といっても、色あいは淡いのですが。
 影の形状はもちろん、ガラス器のかたちによるものです。この器は、上から見ると縦に長い楕円形で、横から見るとほぼ半円をしています。特注だそうです。
 「いろいろやっているうちに、このかたちになりました」
と佐々木さん。
 ちなみに、器の下に仕込んである小さな電球は10ワットのハロゲン灯というものだそうです。豆電球より小さいです。

 また、氷は1日2回、補充するそうです。

 ホールの前に、芳名帳が置いてあるテーブルがあり、その上にも1セット置いてあります。これは、札幌芸術の森美術館のミュージアムショップで販売されているものだそうです。

 佐々木さんによると
「1時間半ぐらい見ていた人もいましたよ」
とのこと。
 たしかに、炎を長いこと眺めていても飽きないのとおなじで、水の入った器が織りなす水のゆらめきも、いつまで見ていても平気です。
 たしかに、流れていく時間のうち半分以上は、音も、光のゆらぎもない時間です。しかし、沈黙と静止が、ざわめきや動きと同様の、あるいはそれ以上の重みをもって、わたしたちのあいだを満たすのです。


 水琴窟を思わせる音に耳を澄ませていると、何年も前の芸術の森や、石狩当別の美登位で接したインスタレーションのことを思い出します。
 そのときと異なるのは、ストーブの発する電子音や車の音など、ススキノの中らしく、都市型の音が作品の世界を妨げていることです。
 ただし、それらのノイズは、そのうちにあまり気にならなくなってきます。
 どんなロケーションにあっても、佐々木さんの作り出す神秘と幻想の世界は、たやすく影響を受けるようなヤワなものではないということなのかもしれません。


 ドイツの哲学者マックス・ピカートは書いています。

 沈黙は、その他の始原的現象、たとえば愛や、真心や、死や、生そのものと同様に、根源的であると同時に自明的に存在している。しかし、沈黙はこれらの他の始原現象に先だってすでに存在していた。そして、それらすべての始原現象のなかには沈黙が宿されているのである。沈黙はもろもろの始原的現象のうちの初生のものなのだ。
 (「沈黙の世界」14ページ)


 水と光、かすかな音がつくる世界は、見る人の心を、清澄にする働きがあるのでしょうか。
 静かな空間と時間の中で、鑑賞者は、じっと自らと向き合うことになるのです。


07年12月25日(火)-30日(日)13:00-21:00、ATTIC(中央区南3西6、長栄ビル4階)

(31日に写真をアップしました)



渡辺博史・佐々木秀明写真展(07年5-6月)
北の創造者たち2001
美登位創作の家アートプロジェクト2000 記憶の繭
□同上の展覧会について、吉崎元章さんの紹介 http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/artscape/recom/0012/hokkaido/yoshizaki.html

□シリウス通信の紹介ページ(プロフィルなど) http://blog.livedoor.jp/bluebook/archives/51280502.html
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■Mari Fujita Exhibition 2007 (12月30日まで)

2007年12月27日 22時17分24秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 昨年の個展で、絵画から立体へ大胆にシフトした札幌の藤田真理さん。
 昨年は、いろいろなかたちの白い立体を壁に掛けるなどして展示していましたが、ことしは、大型のインスタレーションが、会場の中央にでんとすえつけられています。
 入り口には幕があって、中は薄暗くなっています。

 中は、発泡スチロールの白いレンガが壁のように積み上げられています。100個ほどもあるでしょうか。
 その壁にすこしあいているところがあって、そこからやはり白いタンポポが顔をのぞかせています。
 近づくと、その向こう側にもタンポポの野がひろがっています。

 ネタバレになるので、これ以上詳細はひかえます。
 ただ、誤解している向きがあるようなので書いておきますが、これらのタンポポは、実際のタンポポを白く着色したものではありません。
 ひとつひとつ手づくりしたものです。

 単にタンポポを提示するだけでは、その精巧さにばかり目が向いてしまって、或る種の手工芸的な作品に陥る危険性があると思うのですが、今回はインスタレーションになっていることで、なにか全体的な感興のようなものを呼びさましているのではないでしょうか。
 それは、春を待ち望む心持ちかもしれないし、生命なるものの再認識かもしれません。 


07年12月13日(木)-30日(日)12:00-19:00(最終日-17:00)、月曜休み
ギャラリーミヤシタ(中央区南5西20 地図D


06年の個展
■2005年の「絵画の場合」 (このグループからは脱退しています)
■2004年の「絵画の場合」 (くわしい略歴アリ)
■2004年の個展の出品作の画像
■2001年の個展 (画像なし)
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07年12月26日

2007年12月26日 23時54分41秒 | つれづれ日録
 いよいよ年の瀬も押し迫ってきたけれど、そんな実感はなし。

 道内の美術家の作品を紹介・販売するウェブサイトをつくろうと走り回っているMさんにお会いする。
 この件については後日詳しく書くことになると思う。


 つづいて、列車で江別へ。
 「ども」で「毛内康二展 視覚のジェットコースター」を見る。
 立体と絵画の融合に、わあフランク・ステラだ、と思う。


 札幌に戻る列車の車内で、ブラン・カフェのカワシマトモエ展が今日限りなのを思い出し、行ってみる。



 ここは、かつてフレメン写真製作所の横で写真集を置いていた小さな店「クラムボン」を引き継いだ店だった。
 店のKさんにひさしぶりにお会いした。もう7年も前からこのカフェをひらいているらしい。
 店内の一角にはいまも百冊を超す写真集が置かれている。90年代の写真誌「デジャ=ヴ」のバックナンバーもそろっている。石崎幹男さんやミトラマさんのポストカードも置いてあった。
 2001年にPRAHA Projectがおこなった「リレーレクチャー4,000万キロ」の報告書もあった。こんな報告書を作っていたとは知らなかったよ。お店の人に無理を言ってもらってきた。

 「タイカレー」という、スープカレーの源流みたいな昼食をおいしくいただいて、カワシマさんの段ボールと写真を使った作品を見て、写真集を買って店を出た。
 店の入り口の写真を撮っていると、ばったりカワシマさんご本人に会った。
「懐中電灯、使いました?」
「懐中電灯?」

 カワシマさんの作品は、段ボールのくぼんだ部分を、懐中電灯で照らして見るという仕組みになっていたのだ。
 ぼんやり見ていたので気づかなかった。
 ふたたび階段をおりて、カフェに入って、作品をいま一度見直した。


 ちなみに、カフェは、南2条通りのAPAホテルの向かい、ヒステリック・グラマーのショップのとなりにある。
             

 写真とカフェの好きな人なら、ぜったい気に入りそうなお店だと思うんですけど。


 西8丁目から市電に乗り、西線南6条で降車し、ギャラリーミヤシタへ。
 Mari Fujita Exhibitionを見る。
 ギャラリーのMさんに珈琲をいただき、情報交換。
 まいちゃん(白戸麻衣さん)が先日帰国し、喫茶店でささやかな報告会を開いていた由。知らなかった。
 一方、Mさんは、けんちゃん(谷口顕一郎さん)が一時帰国していたことを知らなかった。

 つづいて「ギャラリー円山」に陶芸展を見に行こうとしたが、場所がわからず、断念。職場へ。 
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ICEの宮内和之さんが亡くなった・12月24、25日の日記

2007年12月26日 23時38分27秒 | つれづれ日録
宮内和之氏=ミュージシャン(読売新聞) - goo ニュース


 あー、なんだかやる気の出ないまま、連休がおわってしまった。

 24日は、鳥の足を食べていると、娘が「クリスマスらしい音楽を」などとなまいきなことを所望するので、山下達郎をかける。
 ケーキを食い、ワインをがばがば飲んだら、酔っぱらって寝てしまった。

 25日からまた仕事。
 午後出勤なのをよいことに、盛大に寝坊し、ギャラリーは、市写真ライブラリーに行っただけ。



 先週の新聞をめくっていたら、読売の夕刊の片隅に、ポップスユニットICE(アイス)の宮内和之さんの死亡記事が載っていた。
 筆者が見たかぎりでは、他紙には出ていなかった。
(追記。北海道新聞にものっていたようです。しつれいしました)

 一般の認知度とCDの売り上げに大きな落差があるバンドやミュージシャンというのはけっこう多い。
 ICEもアルバムチャートにはよく上位に入っていたが、あまりテレビなどには出演していなかったようだから、ピンとこない人もいるだろう。
 ただ、都会的で洗練された音づくりに関しては、この二人組は、群を抜いていたと思う。フロントに、ヴォーカルの国岡真由美さんを立て、あとの音づくりは宮内さんが一手にこなしていた。
 逆に、ゴリゴリした主張の多い音を出す個性的なミュージシャンにくらべると、こういう職人的な人は、熱狂的なファンを獲得しにくい傾向があるためか、どうも忘れられてしまいやすいのではないか。

 ICEの音楽は、「個性的」というのとは正反対の、BGMとしてどんな場所で流れていてもじゃまにならない、ソフィストケイテッドの極みとでもいうべきものだったと思う。

 でも、たとえばZARDのときにくらべると、新聞の扱いは小さすぎる。
(テレビはほとんど見ないのでわからない)

 なんで、ここでICEのことをあれこれ書いているかというと、筆者はこのふたりに何度かお会いしているからだ。
 レコード会社の方針なのか、おふたりは新譜を出すたびにキャンペーンで札幌を訪れ、筆者の職場にも顔を出してくれた。
 宮内さんは、音楽に詳しくないこちらの質問にも誠実に答えてくれた。

 国岡さんはすごい美人なので、ふたりがならんですわっていると、失礼ながら
「美女と野獣」
という感じだった。

 ただ、ICEのライブツアーが一度中止になったことがあって、その理由を聞くと、国岡さんが
「オトナの事情でね」
といわくありげな答えをしたことが、妙に記憶に残っている。

 宮内さんは、わたしとおなじ1964年生まれで、誕生日も近いので、今回のことはちょっとおどろいた。
 ご冥福をお祈りします。


□ICE universalのサイト http://www.universal-music.co.jp/universal/artist/ice/
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網走で

2007年12月25日 22時59分31秒 | つれづれ写真録
承前)

 中央橋から網走川の上流方向を望む。

 網走市立美術館には2時間以上いましたが、帰りの特急列車の発車時刻まではまだ間があったので、マチをぶらつきました。
 地方都市に来ると、どうしても、以前住んでいた八雲町とくらべてしまいます。くらべると、ミスタードーナツやケンタッキーフライドチキンのある網走はやはり都会だなあという感じがします。

 とくに感心したのが、フジヤ書店。
 筆者は旅先で本屋さんに入ることが多いですが、このくらいの地方都市の書店で、岩波新書にくわえて、岩波文庫も置いてあるというのは立派だなあと思います。函館の大文堂あたりとくらべても遜色ありません。
 とりあえずこの規模の本屋さんがあれば生きていける。大げさかもしれませんが、そう感じました。

 網走は、網走川の河口附近に発達したマチです。川の北側が北○条、南側が南○条になっています。
 網走の市街地で、網走川を渡る橋は3つあります。
 海に近いほうから、網走橋、先にあげた中央橋、駅前にある新橋です。


           


 この写真は、網走橋から海のほうを見た眺めです。
 川べりには古い造船所などがあり、旅情を誘われます。 

 ふと、このちかくに「モヨロ貝塚」があったことを思い出し、足を向けてみました。

 北海道にはむかしからアイヌ民族が住んでいたことはよく知られていますが、モヨロ貝塚は、アイヌ文化とは異なる民族のものとされています。オホーツク文化とよばれていますが、それをかたちづくった人々のことはよくわかっていないようです。




 貝塚と、それを再現した「モヨロ貝塚館」は、午後4時で閉館していました。
 冬の間、閉館時間が早まるのは、北海道ではよくあることです。
 本屋なんかに行ってなかったら、間に合ってたかも。ざんねん。



 モヨロ貝塚館の窓ガラスにうつった夕日。


          


 中央橋のたもとには、ホールや図書館が一体となった「エコーセンター」がありました。
 わけのわからない造語よりはいい愛称ですね。


          


 はいってみると、ロビーには大きなクリスマスツリーがふたつ飾られていました。
 左側のツリーは、一般的な針葉樹タイプではなく、ガラス片をいっぱいつけた三角錐のようでした。
 手前の木のベンチは、高橋三太郎さんの作品です。


 17時ごろ網走駅に着くと、特急オホーツク8号の改札はすでに始まっていました。
 駅弁を買って17時18分発の列車に乗り込みました。



この項つづく)
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