北海道美術ネット別館

アート、書道、写真などの展覧会情報や紹介、批評、日記。毎日更新しています

1■竣工50年 北海道百年記念塔展 井口健と「塔を下から組む」 (2020年10月3日~11月29日、小樽)

2020年11月28日 10時18分19秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
 札幌市郊外の野幌原始林にそびえたつ「北海道百年記念塔」のことはご存じの読者も多いと思います。  開拓から100年を記念して建設された100メートルの塔ですが、老朽化を受けて2018年、道が解体方針を打ち出しました。  北海道教育大を卒業して東京に住む佐藤拓実さんが中心になり、その方針を受けて「塔を下から組む」と題したグループ展が札幌・ギャラリー門馬で開かれました。「ドローイング展」と銘打っていま . . . 本文を読む
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NHK朝ドラ「なつぞら」の山田天陽(吉沢亮)のモデルは神田日勝なのか

2019年04月22日 22時18分55秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
 NHKの連続テレビ小説「なつぞら」を、おおむね毎日見ている。  テレビは気象情報とプロ野球中継以外はあまり見ないし、主演の広瀬すずにもさして興味はないのだが、舞台が北海道の十勝で、神田日勝をモデルとしたとおぼしき少年が登場するとあっては見ないわけにはゆかない。  北海道美術ネット別館としてはここで神田日勝についてまとまった文章を書くべきであろうとも考えたが、日勝と朝ドラについてはすでにいくつか . . . 本文を読む
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平和を。 John Lennon - Happy Xmas (War Is Over)

2017年12月24日 06時46分17秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
John Lennon - Happy Xmas (War Is Over)  クリスマスといえば、この曲です。  現在の国際秩序というのは、第2次世界大戦をきっかけに 「もうあんな戦争はこりごり。繰り返してはならない」 という動機でつくられたものが多いのですが、どうも最近、そのあたりを忘れている政治家・指導者や、それに阿諛追従する人々が目に付くようです。  きたる2018年が、平和でおだ . . . 本文を読む
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■伊藤隆介作品上映会 (2016年12月30日、札幌)と「第2マルバ会館」 ※訂正あり

2017年01月16日 21時39分03秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
※訂正。「第2まるバ」を「第2マルバ」と改めました。2017年4月5日  この記事は本来は昨年8月の近藤寛史さん上映会の際か、あるいはもっと早く書くべきでした。近藤さんの上映会の記事をまだ書いていないために、こんなに遅い紹介になってしまいました。申し訳ありません。  「まるバ会館」は1999年、札幌市南区澄川、地下鉄南北線自衛隊前駅のすぐ前に、映像作家の吉雄孝紀さんや伊藤隆介さんが中心 . . . 本文を読む
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■SENSE EXHIBITION 01 (2016年5月3~31日、札幌)

2016年05月14日 21時02分12秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
 札幌を拠点とする「Sen Se」レーベルの、ミュージックビデオや、グラフィックの展覧会。  入り口附近のモニターで上映されていた、Anokosの「20140504―20150804」が抜群にカッコイイ。  ある公園の斜め向かい側の同じ位置にムービーカメラを設置し、長期間にわたる映像を細切れにしてつないでいる。  定点から撮った長い時間の映像を短時間に詰め込んで、速回しのように流すという手法は、 . . . 本文を読む
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■建築家 田上義也のスケッチ展 (2016年4月2~17日、札幌)

2016年04月13日 01時11分11秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
 ギャラリー創は建築家がオーナーであるだけに建築をテーマとした企画展をたびたび開いています。  今回は、北海道の建築家の草分け、田上義也たのうえよし や の、遺族から借り受けたスケッチ帳がテーマ。かなりのページをカラーコピーしており、それらは自由に見ることができます。  田上義也(1899~1991)は、著名な建築家フランク・ロイド・ライトに師事して帝国ホテル(東京)の設計に携わりますが、ホテル . . . 本文を読む
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ジョージ・マーティン追悼

2016年03月10日 01時01分01秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
 北海道にもアートにも関係ないのだけれど、ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーティンが亡くなった。90歳だった。  もし彼がいなければ、ビートルズは、リバプールのローカルなロックンロール・バンドとして活動し、解散していた可能性が大きい。その意味では、20世紀後半の音楽、若者文化を変えるきっかけを作ったのは、まさに彼だった。  楽譜も読めなかった4人に対し、レコーディングの何たるかを教えら . . . 本文を読む
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映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」

2016年01月08日 23時10分40秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
お題「2015年ベスト映画は?」に参加中!
 きのうちょっと興奮してツイートしたけれど、同じ趣旨のことをもう一度いいます。  宇宙人も、派手な撃ち合いも、ゾンビや吸血鬼も、ベッドシーンや恋の駆け引きも、ペットも、登場しないのに、どうしてこんなにおもしろいんだろう!  物語などは、公式サイトや予告編をごらんになればわかりますが、ナチスドイツに追われるようにウイーンから米国に逃げてきたロサンゼルス在住の80代のユダヤ人女性が、ナチスに奪わ . . . 本文を読む
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札幌交響楽団第583回定期演奏会を聴いて。

2015年12月03日 09時50分53秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
We hated all the shit they wrote and talked about Beethoven and ballet, all kidding themselves it was important. Now it's happining to us. None of it is important. (John Lennon)  筆者はクラシック音楽に明るくない。   . . . 本文を読む
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2015年6月14日は5カ所(3) 「忠治旅日記」「くもとちゅうりっぷ」ほか

2015年06月16日 22時15分49秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
(承前)  道立近代美術館からジェイアール北海道バスに乗る。なんとかすわったが、やはり混雑している。  時計台前で降車。NHKギャラリーで衆樹会風景画展を見る。沖本さんが当番でいらした。  そこから創成川沿いに南下し、狸小路を西進して、5丁目の札幌プラザ2・5へ。  札幌映画サークルが、東京国立美術館フィルムセンター所蔵のフィルムを上映するので、4プログラムのうち二つを見る。  一つ目は、幻 . . . 本文を読む
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■美術と建築、これからの札幌 (2014年10月11日~15年1月23日、札幌)

2015年01月23日 22時07分46秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
   建築の展覧会、というのは珍しいのだろうか。  筆者の個人的な印象では、札幌では珍しいというほどではないだろう。  建築の展覧会は、実物を持ってくるわけにはいかない。  展覧会というスタイルを取らず、2時間くらいをかけて街中で実際の建築を鑑賞してまわるツアーをやればおもしろいと思うのだが、こちらはそんなに頻繁に行われているわけではないと思う。  それはさておき、実際の建築を搬入するのは無理 . . . 本文を読む
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私がスパイだったら~イメージフォーラム・フェスティバル 2014May 東京(3)

2014年05月07日 21時52分19秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
(承前)  上野から新宿への最短経路は、筆者の学生時代は、山手線か京浜東北線で神田まで行き、中央線快速に乗り換えるというものだった。今も変わっていないはずである。  ところが、筆者はふたつの点で、詰めが甘かった。  ひとつは、来るときに上野駅の公園口があまりの混雑だったので、下谷口に回ったら、けっこうな遠回りだったこと。   もうひとつは、次の予定地である西新宿のハイアットホールが、新宿駅からえ . . . 本文を読む
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The Beach Boys 札幌公演を見て - 世界を肯定する音楽、あるいは、かつて肯定されていた世界

2014年03月25日 23時19分55秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
 米国西海岸ロックバンドの「伝説」ともいえるThe Beach Boys(ザ・ビーチボーイズ)の札幌公演が2014年3月25日、ニトリ文化ホール(旧北海道厚生年金会館)で行われ、筆者も出かけてきた。職業柄、仕事とまったく無関係でもないのだが、記事はいっしょに行ったZ記者が書くので、とくに何もすることはない。  渡された入場券を見ると 1階 1列 51番 と印字されている。  なに~!? 最前列 . . . 本文を読む
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■鈴木敏司 井端明男展 (2014年2月28日~3月9日、札幌)

2014年03月08日 01時23分45秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
 建築系の展覧会というのはときに、「前説」というか「御宣託」の類が長すぎて、「理屈より、住みやすいか、使いやすいかが大事だろ!」と辟易することがあるが、ギャラリー創でときどき開かれている建築家の展示は、そういう弊に陥っていることはない。  今回も、苫小牧の「イコロの森」などの模型が2、3置かれているほかは、ふたりの作品を写した写真が、2列にずらーっと展示されているだけ。しかし、写真を見ていると、長 . . . 本文を読む
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「ハンナ・アーレント」がキネマ旬報1位になったことについて

2014年02月04日 22時08分09秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
ハンナ・アーレント 予告編  先日、札幌のシアターキノで「ハンナ・アーレント」を見てきた。  表題のとおり、キネ旬の1位になるなど、各方面で話題になっており、これは見ておかないと、と思ったのだ。  結論から言うと、悪い映画ではないが、1位になるほどの作品だろうかと、正直思った。  この映画を絶賛している人は、劇中のアーレントのせりふや思想を評価しているのであって、映画そのものの持っている力と . . . 本文を読む
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