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■Toshihiko Shibuya 澁谷俊彦 Snow Pallet 11 (2019年冬季、札幌)

2019年01月14日 12時11分00秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 札幌にまとまった量の雪が降り、澁谷俊彦さんの「スノーパレット(Snow Pallet 11)」もようやく見ごろになってきました。

 このシリーズについては、すでに何度も書いているので、詳述する必要はないと思います。

 裏側にさまざまな明るい色を塗った板を、地面から数十センチの高さに設置し、雪が積もったら、その色が雪面に反射するという仕組み。
 雪像などではない、雪を使ったアートして独創的であり、海外メディアでもたびたび紹介されてきました。



 この冬は、前々回の「9」と同じ場所に設置されています。これは、2011年のモエレ沼公園以来、いろんなロケーションで展開してきた SNOW pallet としては珍しいことです。

 積雪量などは人知の及ばない要素であって、年によっては、なかなか雪面に色が見えなかったり、逆に装置が雪にすっかり埋まってしまったり、予期しないことも起きますが、むしろそれがこのシリーズの魅力になっていると思います。

 おそらく、もう少し積雪量が増えた方が、色が見えやすいでしょうが。

 なお、夜になると、店内からガラス窓を通して漏れる光が強いため、色が見えにくくなります。昼間がおすすめです。
 また、会場は、北5条側(JR札幌駅前を横に通っている大きな通り)から店内の通路を抜けて行けます。ただし、北5条と北4条の間にある中通りからの方が、近くてわかりやすいし、建物の中に入る必要がありません。もちろん、入場無料です。


2018~19年の積雪期 午前10時~午後7時
六花亭札幌本店(中央区北5西6)


https://www.toshihikoshibuya2.com/


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