北海道美術ネット別館

美術、書道、写真などの展覧会情報や紹介。毎日更新しています。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメントはお気軽に。

2017年4月の主な展覧会

2017年04月30日 23時23分23秒 | 主な記事へのリンク
 2017年4月のおもな展覧会の記事へのリンクです。
 書き終わっていないエントリには、まだリンクがはられていません。

 カテゴリー分けは厳密なものではありません。


現代美術/工芸
Furukawa Yuko 手芸作品展 したたかな小鳥
五十嵐慈保子展「時葉拾い」


絵画・版画・イラスト
北海道から本気で世界を目指すイラストレーター yukkyのお仕事展
川口巧海個展 ダイダロスの揺り籠で
Las estrellas(ホシト・ホシノ・アイダ…)秋田智江 フレスコ画・モザイク展
えすかりゑ展
ふたりの銅版画展
モリケンイチ個展 トワ・エ・モワ(アナタとワタシ/アナタはワタシ)
外山欽平油絵個展
中吉功展
安栄容子日本画展 はるかぜ
高橋シュウ個展 未来の遺跡(混合技法・銅版画)
井上まさじ展
Pater exhibition「光」


工芸・クラフト
第8回有限会社ナカジテクス
工藤ちえ奈作陶展「ぺんぎんのかたち」
吉永眞梨香個展「まりだまり本舗」
第44回美工展 ■続き


写真
【写真家たちの新しい物語】山形豪写真展「Go Wild!」~南部アフリカ 動物たちの最驚楽園(サイキョーラクエン)
交友社/キヤノンマーケティングジャパン:2016 第40回鉄道ファン・キヤノンフォトコンテスト入賞・佳作作品展



第31回 北海道墨人展■第68回 札幌墨象会展


複数ジャンル
第3回さっぽろアートビーンズ展―ブルガリア×花舞小枝
厚田4人展
バックボックス展

44th 北海道抽象派作家協会展
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三越の植木寛子ヴェネチアガラス展と黄金のくま―2017年4月29日は15カ所(2)

2017年04月30日 21時31分07秒 | つれづれ日録
承前

 三越札幌店。
 9階ギャラリーでは、「植木寛子 ヴェネチアガラス展」と「追悼 後藤純男展」。

 植木さんは本場ムラノ島を拠点に、オブジェなどを作っている本格派。鮮烈な色彩感覚がすばらしいです。
 靴のオブジェのイメージがありましたが、今回はピストルが多かったです。
 帯留めやアクセサリーもあります。この作家はこれから評価が上がっていって、値段も高くなるような予感がします。

 後藤純男展は、こないだの大丸での個展とは異なるラインナップで、シルクスクリーンはなく、すべて油彩でした。
 また、道内関連の作品もありませんでした。
 大半は「春咲大和」「早春」「雪後塔映」「早春」といった、奈良県とおぼしき古寺のある風景。
 最も高額な作品は1300万円。消費税だけで100万円を超えてしまいます。すごいなあ。

 後藤さんの絵のおもしろさは、風景に、透視図法的な奥への広がりがないかわりに、手前から、塀や塔屋や山などが重層的に重なることで奥行き感を出していること。
 西洋画的というよりシャドウボックス的な奥行き感といえるかもしれません。

 いずれも1日まで。

 ひとつ上の階、10階の催事場では、恒例の「大黄金展」。
 冒頭画像のクマは、写真撮影可とあったので、撮ってきました。

 この奥には、黄金のウルトラマンやバルタン星人、ウルトラアイなどが陳列されていましたが、いったいどういう人が買うのでしょうか。

 おなじフロアの「札幌三越開店85周年記念 スペシャルアーカイブ展」も見ましたが、これは興味深いです。
 1932年(昭和7年)の開店当時のモノクロ写真パネル36枚と、71年ごろの全面リニューアル当時のパンフレット(オールカラーの豪華版)が展示されています。

 建築中の31年の写真もありましたが、周囲には高い建物が全くなく、かわら屋根・木造2階建ての建物ばかり。
 屋上からの眺望でも、円山までの間にはビルなど1棟もありません。

 パンフレットには森英恵やトニー・ザイラー(60年代を代表するアルペンスキーヤー)があいさつを寄せていて、各フロア1ページずつ紹介する豪華なもの。絵柄はさすがに古いけど、見ていておもしろいです。

 7日まで。


 おとなりのソニーストアでは高橋真澄写真展「光あふれる、富良野/美瑛」。
 う~ん、やっぱり狭いなあ、この会場。カラー8点。
 「美瑛町 1月 霧氷」と題された写真が、墨絵のような美しさです。この題材で、下半分を黒くし、縦構図にした勇気もすごい。
 ほか、三笠市の、流れる水に浮かぶ落ち葉をスローシャッターでとらえた作品などもきれいでした。
 5月16日まで。


 スカイホールは、北海道風景画展と題した、売り絵?展示のみ。
 写実的な絵の中に坂元輝行さんの作品が何点かまじっていました。30日で終了。


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FAbULOUS(ファビュラス)は朝がいいかも―2017月4月29日(1)

2017年04月30日 21時21分21秒 | つれづれ日録
 創成川イーストの、南1東2に、FAbULOUS(ファビュラス)というお店があります。
 手前はカフェ&ビストロで、壁面には地元・札幌の、主に若手の絵画などの作品が、月替わりでかざられています。また、奥はファッションや雑貨を扱うお店になっています。

 「月替わり」と書きましたが、きっちり1日から31日までと毎月決まっているわけではなく、終了の日程はわりとアバウトなことが多いです。
 ただ「田邊莉子、齋藤麻理、小林龍一3人展」は4月30日で終わりのようです。

 気になるお店ではあるのですが、大きなガラスのファサードから店内をのぞいてみても、いつもにぎわっています。
 若者に人気のおしゃれなカフェなので、あいている座席が少なく、あずましく(=快適に)作品を鑑賞しづらい―。
 これが、筆者のファビュラスに対し抱いているイメージでした。

 ところが「カフェ&ビストロ」は午前8時から午後8時という営業時間で、けっこう朝早くから開いているんですね(ショップは正午から)。
 4月29日に朝9時ごろに行ったら、がらがらというほどではないにせよ、いくつかの座席があいていて、朝食を食べながらゆっくり作品を見ることができました。

 朝はモーニングメニューがあって(10時45分ラストオーダー)、筆者が食べたのはベジタブルサンドイッチ。飲み物が付いて980円です。
 メニューの選択にも、健康を気にする中年男の悲哀が漂いますね。
 ちなみに、筆者はいつもこんな高額の外食をしているわけではないです。


 休日は寝坊して11時、昼ごろからギャラリー巡りにとりかかることもありますが、こうして朝早くから始動するのは、気分の良いものです。
(ほんとは、もっと早く出て、朝9時からあいてる札幌市資料館も見てから、中心部に行く予定でしたが)




 2カ所目は道新ぎゃらりー。
 書道教室展なので後回しにするつもりでしたが、主宰者石野華鳳さん(25歳女性)の先生の高木聖雨も賛助出品しているということで見に行きました(小品でした)。
 プレイガイドの前に列ができていました。PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)の前売り券発売日のようでした。

 4カ所目のらいらっく・ぎゃらりぃについては、きのうのツイートを引用します。


 日本画も数点あり、最近では少なくなっている絹本着色でした。

 いずれにしても、個性を発揮するための「アート」というより、伝統を守り引き継いでいく「職人」の世界だな~、と思いました。
 写真左側の竜など、いかにも欄間などに飾ってありそうです。

 30日で終了。

 続いて三越へ。

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2017年4月29日は15カ所 概略のみ

2017年04月30日 14時26分44秒 | つれづれ日録
 きのうツイッターでつぶやいた通り、29日は15カ所。

ファビュラス→道新ぎゃらりー→ギャラリー大通美術館→らいらっく・ぎゃらりい→三越ギャラリー→三越催事場→ソニーストア→スカイホール→さいとうギャラリー→シンビオーシス
→市民ギャラリー→ギャラリー犬養
→円山ギャラリー→ギャラリーレタラ
→市資料館

 一度にたくさん回りすぎて、くたびれれて、帰宅後は寝てしまいました。

 さいとうギャラリーの「ナカジテクス」、シンビオーシスの「pater個展」、市民ギャラリーの北海道書道展については、別項で書くつもりですが、間もなく30日夕に会期が終わります。それには、ブログでの紹介が間に合いそうにありません。
 犬養でのFurukawa Yuko展も書きます。「手芸展」と銘打っているので、思わずスルーしてしまうところでした。こちらは1日まで。

 取り急ぎ、概略のみ。

 


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4月29日(土)のつぶやき その2

2017年04月30日 00時52分20秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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4月29日(土)のつぶやき その1

2017年04月30日 00時52分19秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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4月28日(金)のつぶやき その2

2017年04月29日 00時52分18秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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4月28日(金)のつぶやき その1

2017年04月29日 00時52分17秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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2017年4月24~28日は6カ所

2017年04月28日 22時00分57秒 | つれづれ日録
 ゴールデンウイークがはじまるという実感がまったくわいてこないのは、なぜなんでしょう。

 今週の平日は、先週に比べると、あまりギャラリーを巡っていません。

 24日は新さっぽろギャラリーでおがさわらみ蔵さんの木彫展。

 25日は仕事休み。
 黒い森美術館へ家人とドライブ。

 26日は喫茶いまぁじゆで安栄容子日本画展

 27日は散髪。

 28日。
 病院の後、クラーク+Shift ギャラリーで、SHUUN展を見て、北電ロビーをへて、東西線で琴似へ。カフェ北都館ギャラリーで藤倉英幸展。
 
 紀伊國屋書店オーロラタウン店で岩波現代文庫『フロイトとユング』購入。

 

 
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■パロディ、二重の声―東京2017-2(8)

2017年04月28日 10時44分00秒 | 道外で見た展覧会
(承前)

 ひと言で言うと、大変な「労作」。
 この企画力と資料博捜力を目の当たりにすると、道内美術館が企画している展覧会の多くとは、次元が違うとしか言いようがない。
 それぐらい、すごい。

 パロディーという、これまで展覧会としてはあまり取り上げられてこなかった主題で、絵画や陶芸、グラフィックデザインといったアートの範囲に収まりそうな作品はもちろん、各種雑誌や映像、漫画の生原稿、裁判記録まで集めまくり、展示しているのだ。
 とりわけ、1970年代のパロディー文化を語る際に欠かせない月刊誌「ビックリハウス」のバックナンバー全号が並んでいるのは、壮観を通り越してすでにヘンタイとしかいいようがない(あ、ほめ言葉です)。

 後半の部屋には、いすにすわって雑誌を自由に読めるコーナーがあり、筆者は「OUT」の一冊を手に取った。
 月刊OUT(アウト)は、この雑誌がなければ「アニメファン」「おたく」と呼ばれる趣味人が存在せず、現代に続く「アニパロ」の淵源となったという意味で、20世紀後半の日本文化でも超重要な雑誌である。巻末のほうに、ファンジンというか同人誌(ああ、この語の意味も、アニメブーム以後のコミケ時代になって、すっかり変わってしまったのだ)紹介のページがあり、発行元の住所と名前が記されているのを見て
「インターネットがなくても、人はこうして連絡を取り合っていたのだなあ」
と、妙な感慨にふけった(それにしても道内の人が多いなあ)。

 話がそれたついでに、この展覧会の射程から外れてしまうことをここで述べれば、元来日本文化はパロディーときわめて親和性が高いのではないか。
 「歌枕」にしても「見たて」にしても、もじる対象を多くの人が知っていることが前提となっている表現手段である。
 謡曲や歌舞伎を知らないとさっぱり分からない浮世絵が多いのは、ガンダムやエヴァについての知識が必要不可欠な現代のアニパロ・イラストとおなじ構造ではないかと思うのだ。


 この調子でもっと書きすすめたいけれど、とりあえず、会場の半分以上が撮影可だったので、どしどし紹介するのを優先しよう。

 冒頭画像は山縣旭(レオ・ヤマガタ)による「歴史上100人の巨匠が描くモナ・リザ」。
 いずれも近作なので、JPC展受賞者として特別出品の扱いだが、ベラスケス調のモナ・リザ、フェルメールのモナ・リザ、背景を眺めるモナ・リザなど、みごとなパロディーというよりは、パスティーシュ。


 手前は吉村益信「PigLib」。
 これを見ることができただけでも、展覧会に来たかいがあったものだ。

 写真がへたなので、いまひとつわかりにくいが、ブタの体の断面が精肉になっているというもの。
 この作を図版で初めて見たときには、大きな衝撃を受けたものだ。

(もっとも、筆者の知り合いに、羊が円筒形の動物だと思っていた人がいたからなあ。ジンギスカン肉からの連想なんだろうけど)

 奥の壁には(監視のおじさんも写真に写ってしまっているけど)、立石大河亞の絵などが掛かっている。
 以前も書いたことがあるが、この人ほど歿後もあちこちの展覧会に引っ張りだこの作家は珍しい。


 右側の「ニュートンの耳」の作者は、「オブジェ焼き」で戦後陶芸界にその名を残す八木一夫。
 この作品は、堀内正和、関根伸夫、三木富雄の作品のパロディーだという。
 関根の「大地―移相」は、「もの派」の開始を告げる重要な作品だが、発表後数年でこのような作が出てくるとは、関根のこの作が発表直後からすでに伝説的だったのか、あるいは八木の好奇心の射程が並みの陶芸家とは桁外れなのか(たぶん、どっちもだろう)。
 耳はもちろん三木から。
 リンゴが、戦後を代表するトリッキーな彫刻家、堀内の「エヴァからもらった大きなリンゴ」だという。


 左側は鈴木慶則「非在のタブロー 梱包されたオダリスク」。
 いうまでもなく、19世紀フランス絵画の巨匠アングルの「オダリスク」を下敷きにしている。
 作品の裏側に見える部分も、描いたものである。


 このレインボーカラーは、フルクサスにも参加した日本人アーティスト靉嘔あいおうのトレードマーク。
 左側の「レインボー北斎」は、浮世絵の春画のパロディーになっている。

 右側はの「グッドバイ・ムッシュー・ゴーギャン」は、ゴーギャンの代表作「われわれはどこからきたか、どこへ行くのか」の靉嘔的な変奏である。

 この部屋の奥では、横尾忠則の映像が流れたり、赤瀬川原平の作品が展示されていた。
 今回の展覧会で撮影不可は、この2人の作品に集中していた。
 とりわけ赤瀬川は、ハイレッドセンター、千円札裁判、「櫻画報」と、この手の展覧会では絶対に欠かせない人物である。
 そして、世のパロディーブームに愛想を尽かしたのも赤瀬川だった―という歴史認識が、この展覧会の大きな流れを支えているのである。

(なお、今回の展示品のうち「櫻画報永久保存版」のデザインは、やはり今展に展示されている木村恒久「焦土作戦」のパロディーであることは一目瞭然だろうし、全国のキャンパスに飛びかった火炎瓶をも語っている。また、2冊目の「櫻画報 激動の千二百五十日」の、ブランコに乗った人物のカバーイラストは、函館出身のイラストレーター味戸ケイコの作品のパロディーだろう。赤瀬川と味戸は、筑摩書房から出ていた雑誌「終末から」の重要人物でもあった)


 パロディーとアートという文脈でいえば、2度にわたる東京都知事選への出馬をとおして「政治のポップアート化」を企んだ秋山祐徳太子も、当然取り上げられており、当時の選挙ポスターも展示されている。

 話は変わりますが、彼の作品は夕張市が所蔵しているはず。
 また、秋山祐徳太子の『泡沫桀人列伝 知られざる超前衛』は、とにかくおもしろい本なので、見つけたら一読をすすめます。
 役に立つとか勉強になるとか、そういう本ではなくて、ひたすら笑える本です。


 平田篤の「DISCOVER JAPAN」。
 いうまでもなく、ここでまな板に載っているのは、国鉄が大々的に繰り広げたキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」。
 右は
<美しい田子の浦の私>
と記されており、万葉集にも歌われた、富士を見晴るかす海が、ヘドロで見る影もないさまを、皮肉っている。

 しかし、こうしてみると、日本の自然環境は公害で相当なダメージを負ったのだが、ずいぶん克服したこともまた事実なのだなあ。


 名古屋で1969~74年に活動した「ぷろだくしょん我S」による「週刊 週刊誌」。
 なんと全ページ白紙という、人を食った雑誌だが、実際に名古屋市内の書店で半年にわたって販売され、しかも実際にけっこうな部数が売れたというから驚きである。

 このほか、赤塚不二夫の編集する漫画誌、長谷邦夫によるパロディー漫画、マッドアマノの雑誌なども展示されていた。

 あまりに長文になってきたので、項を改めたい。


2017年2月18日(土)~4月16日(日)午前10時~午後6時(金曜は~午後8時)、入館は30分前まで。月曜休み(3月20日は開館し翌日休み)
東京ステーションギャラリー



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4月27日(木)のつぶやき その3

2017年04月28日 00時52分22秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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4月27日(木)のつぶやき その2

2017年04月28日 00時52分21秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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4月27日(木)のつぶやき その1

2017年04月28日 00時52分20秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
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■安栄容子日本画展 はるかぜ (2017年4月3~28日、札幌)

2017年04月27日 18時05分14秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 道展会員の日本画家、安栄容子さんの個展です。
「冬の間、春の絵を描いています」
というご本人の言葉どおり、いまの季節にふさわしい、春先の花を描いた絵が並んでいます。

 目を引くのが、まばゆいばかりの桜の花の絵です。
 冒頭画像は「やわらかな風」と「はれの日に」。

 一見、写実的で、よくある画風に思われますが、安栄さんの特徴は、画面の一部が省略されていること。
 昔の大和絵の屏風などであれば、あるいは雲が描かれていた部分かもしれません。
 安栄さんの絵の場合、空気感を表現するのに、一部があえて描写されずにいるのでしょう。

 ただ、見ていると、筆者には、カメラの絞りを絞って被写界深度を浅くし、一部をぼかした写真と、共通する手法のようにも感じられます。
 画面全体が明るいこともあって、画家本人の意図はともかく「カメラ女子が撮った、ハイキー気味の写真」に似たところがあるのが、おもしろいと思いました。

 喫茶店の、向かって左側の壁には桜の絵が展示されていますが、入ってすぐの、向かって右側の壁には、カタクリなどを題材にした作品が並びます。

 「あたたかな飛」「春の陽」「小さな春」「春の野」「うららか」といったタイトルがついています。

 こちらは、画面の一部をわざと省略したようなところは見られませんが、明るい色調は、長い冬を終えてようやく待望の春を迎えた北国の人の心情にマッチしていると思います。


2017年4月3日(月)~28日(金)午前11時~午後8時(最終日~5時、土曜は正午~午後5時ごろ)、日曜休み
喫茶いまぁじゆ(札幌市中央区北1西18)

関連記事へのリンク
第77回 道展(2002、画像なし)
安栄容子個展 (2002、リンク先、お名前の字が誤っています。申し訳ありません)





・中央バス、ジェイアール北海道バス「道立近代美術館前」から約200メートル、徒歩3分
※札幌駅前、北1条から、手稲・小樽方面に向かう、都市間高速バスを含むすべてのバスが止まります

・地下鉄東西線「西18丁目駅」から約370メートル、徒歩5分

・ジェイアール北海道バスで札幌駅前から「54 北5条線」(西28丁目駅行き)か「57 北5条線」(琴似営業所行き)に乗り、「北5条西17丁目」から約370メートル、徒歩7分

・市電「西15丁目」から約830メートル、徒歩11分
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画家の花田和治さん(札幌)、死去

2017年04月27日 07時40分00秒 | 情報・おしらせ
 北海道新聞2017年4月27日付「おくやみ」面、札幌市西区の項に載っている花田和治さんは、道内を代表する抽象画家のひとり、花田和治さんではないかと思われます。72歳でした。

 花田さんは東京藝大卒。
 雑駁な要素をそぎ落とした明快な構図のカラーフィールド・ペインティングの抽象絵画で知られ、2012年には道立近代美術館の企画で個展『FANTASY 花田和治の色と形』も開かれました。

 1977年、「北海道現代作家展」の旗揚げに、国松明日香さんや佐々木徹さんらと参画。80年には道立近代美術館で第3回展をひらいています。この展覧会は88年まで継続され、当時の道内の現代アートを牽引する大きな存在となりました。
 1984年、札幌で創刊された「美術ノート」誌の創刊号では、国松明日香さん、吉田豪介さんらと座談会に出席し、道内の美術状況について語り合っています。
 また、1990年から96年まで毎年開かれ、90年代を代表するグループ展のひとつ「10人空間展」のメンバーでもありました(上野憲男、大井敏恭、岡部昌生、国松明日香、渋谷栄一、花田和治、堀内掬夫、矢崎勝美、レスリー・タナヒル、渡会純价の10氏)。

 一見、シンプルすぎる画面ですが、これほど少ない要素で画面を成立させるには、かなりの力量が必要であることは明白です。

 ただし、あまり健康なほうでなかったためか、97年にぎゃらりーどらーる、98年にさいとうギャラリーで個展を開いた以降は、発表の回数もそれほど多くなく、筆者はそれほど作品に接する機会を持てなかったことが残念です。

 下のリンク先にあるとおり、札幌時計台ギャラリーのビルの地下に向かう階段の壁画がよく知られています。

 ご冥福をお祈りします。



札幌時計台ギャラリーにある花田和治さんの壁画
花田和治さんの「サンサンロード」(釧路)

【告知】特別展 気象と芸術 空もよう・色もよう・心もよう (2013)
花田和治自選展 (2008年)
下町のコレクション展2(07年)
花田和治展(2005年)
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