5月のおもな展覧会の記事へのリンクです。このエントリは随時更新します。
■■は、更新時に開催中の展覧会、■はすでに終了した展覧会です。
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現代美術
■だてまこと展
■高橋喜代史個展 現代 . . . 本文を読む
六月
どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終りには一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける
どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれいろした夕暮は
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる
どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる
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2-3年に1度、海外に旅行し(沖縄のときもありましたが)、その際の印象を、鮮烈な色彩と自由な描線の絵画で記録している札幌の片桐さん。
今回は、一昨年に12日間かけて訪ねたスペインの旅から生まれた絵を展示しています。
冒頭の画像は「城のある村」(F30)。
これは、案内状のはがきにもつかわれていた「チンチョン村」(F50)。
朱や茶ではなく、あざやかなバー . . . 本文を読む
5月28日(月)-6月2日(土)10:00-17:00
ギャラリー・倫土(ろんど。西区山の手3の12-3-56)
菊地絹枝(磁器)、
くまがいマナ(ガラス)、
櫻井芳枝(キャンドル)、
田村陽子(織)の4氏による展覧会。
古い民家のようなアトリエ・ギャラリーの内部をどのように使って、作品を配置しているのか、楽しみに見てみたいです。
ただ、今週末は、筆者の子どもたちの運動会が、雨天順延のた . . . 本文を読む
5月28日(月)-6月2日(土)10:00-18:00
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
徳丸さんは後志管内倶知安町の大自然のなかに、アトリエを構えるベテラン画家です。
身近な虫や花から、川べりの風景、ダケカンバの林、羊蹄山まで、一見シンプルに、写実的に描写しているように見えますが、深い精神性が刻印された、味わい深い絵を描きます。
ネットの画像ではただの色の広がる面にしか . . . 本文を読む
6月10日から11月20日までイタリア、ベネチアを舞台にひらかれる現代アートの祭典「ベネチア・ビエンナーレ」に、日本代表として、北海道は北広島市在住の岡部昌生さんが出品することは、すでにご存知かと思います。
岡部昌生プロジェクトのスタッフとして、札幌芸術の森美術館学芸員(この春までは道立近代美術館にレンタル移籍)の今井里江子さんが、現地で展示の準備などにあたっています。
彼女の現地報告が、芸 . . . 本文を読む
【室蘭】札幌地裁室蘭支部で28日、開かれた苫小牧市の幼児殺害事件の初公判。当時3歳と1歳の子供を自宅に置き去りにした被告は、男女関係がもつれてふさぎ込む中、「ママー、なしたの」と心配してすり寄ってくる長男を疎ましく感じ、殺意を抱いたことが検察側の冒頭陳述で明らかにされた。
冒頭陳述によると、被告は前夫と離婚した2005年から、2人の子供と暮らし始めた。就寝中も泣き叫ぶ子供たちを煩わしく思って . . . 本文を読む
冒頭の画像は、昨年の道展で佳作賞に入った「空を飛ぶ練習」です。
塚崎さんはこれで3年連続の入賞で、まさに脂の乗り切った時期の個展となりました。
以前にくらべると、だいぶ画面がすっきりしてきたような印象を受けます。
それでも、画面は、手前の、少女がトランポリンでとびはねているところが室内で、奥が遠いあこがれの地-という二重構造になっています。なんだか、舞台と書割の関係にも似ていますね。この . . . 本文を読む
エントリのアップが大幅におくれているうちに、5月22-30日に東京都美術館でひらかれている第61回女流画家協会展で、デュボアさんが会員に推挙されたという記事を、北海道新聞で読みました。
すでに会員かとばかり思っていました。
デュボア康子さんは札幌在住の全道展会員。
時計台ギャラリーでは隔年で個展をひらいています。
筆者は、デュボア康子さんの絵は、全道展に典型的なものだと思っています。 . . . 本文を読む
報告が遅れました。
このブログの本館にあたる「北海道美術ネット」のアクセスカウンタが5月25日、28万を突破しました。
27万に到達した3月30日から、56日かかって1万を上積みしました。
26万から27万までは53日という最速ペースでしたが、やや遅くなりました。
情報をお寄せいただいたり、閲覧していただいたみなさまのおかげです。
あらためてお礼申し上げます。
ところで、北海道 . . . 本文を読む
北海道新聞5月26日の小樽・後志版から。
見出しには
「たら丸の街・岩内に強力ライバル登場!?」
ともあります。
【岩内】人気漫画「釣りキチ三平」(矢口高雄作)のキャラクターグッズなどを展示する企画展「釣りキチ三平コレクション展-恵庭市・岡部宏志コレクションから」が6月9日から木田金次郎美術館で開かれる。9、10の両日には矢口さんが・監視、マンガ教室を開催するほか、今回の展示会のためにかき下 . . . 本文を読む
5月28日昼。
ZARD(ザード)の坂井泉水の急死には、驚かされた。
ネット(ウィキの「ZARD」の項)には一時、自殺説も流れたが、「両足に靴を履いていた」(毎日新聞夕刊)であり、遺書もなければ、手すりを乗り越えた場面の目撃者も出てこないのなら、自殺は憶測にすぎないだろう。
(ここまで書いて、読売新聞のニュースで坂井泉水(いずみ)(本名・蒲池幸子)さん(40)は、病棟の避難用スロープの手す . . . 本文を読む
苧坂恒治(うさか・こうじ)さんは1956年香川県観音寺市生まれ。法政大を中退して陶芸の道に進み、栃木県益子地方で活動していたそうですが、97年に函館に窯を構えています。
年譜を見るかぎり、道内での発表はごく少ないようです。1999年に江別市セラミックアートセンターのグループ展「土のかたちII」と、2003年の三越での個展をのぞけば、発表はほとんど道外でなされているようです。
会場に入って、 . . . 本文を読む
だてさんの作風が一変した。
これまでは、十字架のようなかたちが目を引く、壁掛け形の立体で、表面の赤や青の自動車用塗料が存在感をきわだたせる作品だった。
しかし、今回は、全16点が絵画になっている。
いずれも、ジャクソン・ポロックや林亨さんを思わせる、深みのある色の地を持ちながら、その上に、黒や茶の短く太い線がランダムに、画面全体にちりばめられている。
細かく分類すると、有彩色の直線が1 . . . 本文を読む
この春、北海学園大に入学し、写真部にくわわったばかりの、18歳の個展。
カメラを手にして3カ月で個展だなんて、ちょっと早いのでは-とも思うが、そう思うことじたいが、オジサン的なのであって、若者は無鉄砲ぐらいがちょうどいいのかもしれない。
TEXTUREのにぎやかな空間に、たくさんの写真と、自作の詩のような短いテキストがならんでいる。
ほとんどがネガカラーで、一部がデジタル。
冒頭の画像 . . . 本文を読む