北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

07年5月のおもな展覧会

2007年05月31日 23時51分58秒 | 主な記事へのlink
 5月のおもな展覧会の記事へのリンクです。このエントリは随時更新します。  ■■は、更新時に開催中の展覧会、■はすでに終了した展覧会です。  ごじぶんのblogに展覧会の記事を書いた方は、ここにトラックバックを送ってくださってかまいません(もちろん、個々の展覧会をとりあげた記事のほうがトラバ先としてふさわしいですが、個々の記事が遅れがちなので)。 現代美術 ■だてまこと展 ■高橋喜代史個展 現代 . . . 本文を読む

5月から6月へ

2007年05月31日 21時07分38秒 | つれづれ写真録
   六月 どこかに美しい村はないか 一日の仕事の終りには一杯の黒麦酒 鍬を立てかけ 籠を置き 男も女も大きなジョッキをかたむける どこかに美しい街はないか 食べられる実をつけた街路樹が どこまでも続き すみれいろした夕暮は 若者のやさしいさざめきで満ち満ちる どこかに美しい人と人との力はないか 同じ時代をともに生きる したしさとおかしさとそうして怒りが 鋭い力となって たちあらわれる   . . . 本文を読む

■第10回片桐三晴個展 (6月3日まで)

2007年05月31日 01時33分08秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 2-3年に1度、海外に旅行し(沖縄のときもありましたが)、その際の印象を、鮮烈な色彩と自由な描線の絵画で記録している札幌の片桐さん。  今回は、一昨年に12日間かけて訪ねたスペインの旅から生まれた絵を展示しています。  冒頭の画像は「城のある村」(F30)。               これは、案内状のはがきにもつかわれていた「チンチョン村」(F50)。  朱や茶ではなく、あざやかなバー . . . 本文を読む

●夏どなりの仕事展 お知らせ(6月2日まで)

2007年05月31日 00時55分52秒 | 展覧会等の予告
5月28日(月)-6月2日(土)10:00-17:00 ギャラリー・倫土(ろんど。西区山の手3の12-3-56) 菊地絹枝(磁器)、 くまがいマナ(ガラス)、 櫻井芳枝(キャンドル)、 田村陽子(織)の4氏による展覧会。  古い民家のようなアトリエ・ギャラリーの内部をどのように使って、作品を配置しているのか、楽しみに見てみたいです。  ただ、今週末は、筆者の子どもたちの運動会が、雨天順延のた . . . 本文を読む

●徳丸滋展・古田瑩子個展 お知らせ(6月2日まで)

2007年05月31日 00時24分51秒 | 展覧会等の予告
5月28日(月)-6月2日(土)10:00-18:00 札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)  徳丸さんは後志管内倶知安町の大自然のなかに、アトリエを構えるベテラン画家です。  身近な虫や花から、川べりの風景、ダケカンバの林、羊蹄山まで、一見シンプルに、写実的に描写しているように見えますが、深い精神性が刻印された、味わい深い絵を描きます。  ネットの画像ではただの色の広がる面にしか . . . 本文を読む

芸森ブログでベネチアビエンナーレ・リポート

2007年05月30日 21時59分05秒 | アートに関するインターネット・ブログなど
 6月10日から11月20日までイタリア、ベネチアを舞台にひらかれる現代アートの祭典「ベネチア・ビエンナーレ」に、日本代表として、北海道は北広島市在住の岡部昌生さんが出品することは、すでにご存知かと思います。  岡部昌生プロジェクトのスタッフとして、札幌芸術の森美術館学芸員(この春までは道立近代美術館にレンタル移籍)の今井里江子さんが、現地で展示の準備などにあたっています。  彼女の現地報告が、芸 . . . 本文を読む

悲しい

2007年05月30日 00時19分22秒 | つれづれ日録
 【室蘭】札幌地裁室蘭支部で28日、開かれた苫小牧市の幼児殺害事件の初公判。当時3歳と1歳の子供を自宅に置き去りにした被告は、男女関係がもつれてふさぎ込む中、「ママー、なしたの」と心配してすり寄ってくる長男を疎ましく感じ、殺意を抱いたことが検察側の冒頭陳述で明らかにされた。  冒頭陳述によると、被告は前夫と離婚した2005年から、2人の子供と暮らし始めた。就寝中も泣き叫ぶ子供たちを煩わしく思って . . . 本文を読む

■塚崎聖子個展 (07年4月21日で終了)

2007年05月29日 23時59分04秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 冒頭の画像は、昨年の道展で佳作賞に入った「空を飛ぶ練習」です。  塚崎さんはこれで3年連続の入賞で、まさに脂の乗り切った時期の個展となりました。  以前にくらべると、だいぶ画面がすっきりしてきたような印象を受けます。  それでも、画面は、手前の、少女がトランポリンでとびはねているところが室内で、奥が遠いあこがれの地-という二重構造になっています。なんだか、舞台と書割の関係にも似ていますね。この . . . 本文を読む

■デュボア康子展 (4月21日で終了)

2007年05月29日 23時56分51秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 エントリのアップが大幅におくれているうちに、5月22-30日に東京都美術館でひらかれている第61回女流画家協会展で、デュボアさんが会員に推挙されたという記事を、北海道新聞で読みました。  すでに会員かとばかり思っていました。  デュボア康子さんは札幌在住の全道展会員。  時計台ギャラリーでは隔年で個展をひらいています。  筆者は、デュボア康子さんの絵は、全道展に典型的なものだと思っています。 . . . 本文を読む

北海道美術ネット、28万アクセス

2007年05月28日 23時24分36秒 | アートに関するインターネット・ブログなど
 報告が遅れました。  このブログの本館にあたる「北海道美術ネット」のアクセスカウンタが5月25日、28万を突破しました。  27万に到達した3月30日から、56日かかって1万を上積みしました。  26万から27万までは53日という最速ペースでしたが、やや遅くなりました。  情報をお寄せいただいたり、閲覧していただいたみなさまのおかげです。  あらためてお礼申し上げます。  ところで、北海道 . . . 本文を読む

「釣りキチ」お宝展 来月9日から 木田美術館で

2007年05月28日 22時59分28秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞5月26日の小樽・後志版から。  見出しには 「たら丸の街・岩内に強力ライバル登場!?」 ともあります。  【岩内】人気漫画「釣りキチ三平」(矢口高雄作)のキャラクターグッズなどを展示する企画展「釣りキチ三平コレクション展-恵庭市・岡部宏志コレクションから」が6月9日から木田金次郎美術館で開かれる。9、10の両日には矢口さんが・監視、マンガ教室を開催するほか、今回の展示会のためにかき下 . . . 本文を読む

慙愧に耐えないって? そんな日本語の使い方はないよ

2007年05月28日 22時58分24秒 | つれづれ日録
 5月28日昼。  ZARD(ザード)の坂井泉水の急死には、驚かされた。  ネット(ウィキの「ZARD」の項)には一時、自殺説も流れたが、「両足に靴を履いていた」(毎日新聞夕刊)であり、遺書もなければ、手すりを乗り越えた場面の目撃者も出てこないのなら、自殺は憶測にすぎないだろう。 (ここまで書いて、読売新聞のニュースで坂井泉水(いずみ)(本名・蒲池幸子)さん(40)は、病棟の避難用スロープの手す . . . 本文を読む

■苧坂恒治作陶展 (5月28日まで)

2007年05月27日 20時48分08秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 苧坂恒治(うさか・こうじ)さんは1956年香川県観音寺市生まれ。法政大を中退して陶芸の道に進み、栃木県益子地方で活動していたそうですが、97年に函館に窯を構えています。  年譜を見るかぎり、道内での発表はごく少ないようです。1999年に江別市セラミックアートセンターのグループ展「土のかたちII」と、2003年の三越での個展をのぞけば、発表はほとんど道外でなされているようです。  会場に入って、 . . . 本文を読む

■だてまこと展 (5月27日まで)

2007年05月27日 16時41分42秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 だてさんの作風が一変した。  これまでは、十字架のようなかたちが目を引く、壁掛け形の立体で、表面の赤や青の自動車用塗料が存在感をきわだたせる作品だった。  しかし、今回は、全16点が絵画になっている。  いずれも、ジャクソン・ポロックや林亨さんを思わせる、深みのある色の地を持ちながら、その上に、黒や茶の短く太い線がランダムに、画面全体にちりばめられている。  細かく分類すると、有彩色の直線が1 . . . 本文を読む

■向井拓人個展 THE PIECE OF FUTURE(5月27日まで)

2007年05月27日 15時24分00秒 | 展覧会の紹介-写真
 この春、北海学園大に入学し、写真部にくわわったばかりの、18歳の個展。  カメラを手にして3カ月で個展だなんて、ちょっと早いのでは-とも思うが、そう思うことじたいが、オジサン的なのであって、若者は無鉄砲ぐらいがちょうどいいのかもしれない。  TEXTUREのにぎやかな空間に、たくさんの写真と、自作の詩のような短いテキストがならんでいる。  ほとんどがネガカラーで、一部がデジタル。  冒頭の画像 . . . 本文を読む