北海道美術ネット別館

美術、書道、写真などの展覧会情報や紹介。毎日更新しています。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメントはお気軽に。

2006年10月の主な展覧会へのリンク

2006年10月31日 23時41分10秒 | 主な記事へのリンク
 10月中にひらかれた、または開催中の展覧会について書かれたエントリへのリンクです。■■は、この文章を更新した時点で開催中の展覧会、■は終了済みの展覧会です。このエントリは随時更新します。じぶんのブログで展覧会のお知らせを書いた人は、ここにトラバをおくってくれてもいいです。

現代美術
空間に生きる 日本のパブリックアート
三神恵爾展「秘めやかな叛逆」
堀かをり造形展
渋谷俊彦「瞑想の森」

絵画・版画
平野俊昌・白鳥信之展
■■おかしなお茶会 星川さより個展
第1回水彩連盟北海道札幌支部展
中谷有逸展「古事記」
八木保次・伸子展
伏木田光夫油絵個展
神田一明個展
赤穴宏展
遠藤ミマン絵画展
森健二「光年の導べ」

彫刻
北海道立体表現展
森川亮輔彫刻展
造形展・風の中の彫刻展

工芸・クラフト
12th NAC展
北海道陶芸会展「環」
陶とうきうきコミュニケーション AMUSEMENT
もみじ窯 香西信行作陶展
2006おおたき北海道陶芸展
尾形香三夫陶芸展

写真
北海学園大学写真部写真展・Live And Let Live Motomu Kamatsuka写真展
岡本洋典写真展 伝説の山上湿原 雨竜沼
ウリュウユウキ写真展 19761012
t-ran:1440‐smit 秋元麻美・足立成亮写真展

デザイン
ブルーノ・ヤハラ展


読売書法展北海道展

複数ジャンル
■■チェコ絵本とアニメーションの世界
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「ぞ」閉鎖へ

2006年10月31日 22時03分09秒 | 情報・おしらせ
 アートスペース201(中央区南2西1、山口中央ビル 地図B)のakaさんが開設している、道内美術情報のサイト「ぞ」が、近く閉鎖になるらしい。
 プロバイダがサービスを10月限りで打ち切るのにともない、サイトもやめるそうだ。ただし、アートスペース関連のコンテンツは残すという。
 このblogの親サイト「北海道美術ネット」にとっても先輩のサイトにあたるだけに、残念なのだが、さいきんはほとんど更新されていなかった。
 「こんなお客はきらわれる」などの、たのしい裏コンテンツがあった時代がなつかしい。
 
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平野俊昌・白鳥信之展(10月31日まで)

2006年10月31日 07時17分04秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 平野さんは1914年(大正3年)生まれで、90歳を越したいまも健筆をふるっています。その「純粋さに魅了された」という白鳥さんが、平野さんの絵を展示するためにひらいた2人展です。点数も、平野さんのほうが多めになっています。
 平野さんは、「戸塚風景」といった昔の作品もありますが、ここ何年かの人物画がメーン。モデルになっているのは孫娘の詩織さんです。
 特筆すべきなのは、近年になるほど、絵の調子が明るくなっていること。モデルの衣裳や、背景の模様にあしらわれていたアイヌ民族の文様はしだいに薄くなり、近作では黄色などの明るい背景が目を引きます。
 また、女性の肌の色も、さまざまな色が隠し味のように用いられ、明るさを増しています。ちょうどルノワールの絵の女性が晩年になってますます輝きを帯びてきたことを連想させます。まあ、ルノワールは裸婦で、こちらはすべて着衣という違いはありますし、画風が似てるというわけでもないんですが。

 一方、白鳥さんは、今回は風景はなく「平野さんにあわせて」すべて人物画。「島根県人」など、はじめて見る絵も何点かありました。
 リアルな筆致はかわりませんが、そのモデルの持つ人間性のにじみ出た、味わい深い作品になっていると思います。

 平野さんは白日会委員。白鳥さんは無所属。2人とも札幌在住。

10月26日(木)-31日(火)10:00-18:00(最終日-17:00)
道新ぎゃらりー(中央区北1西2、札幌時計台ビル地下 地図A)
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12th NAC展(10月31日まで)

2006年10月31日 06時37分50秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 うつわではなく、陶による造形をめざす陶芸家のグループ。今回の出品は滝本宣博、林雅治、堀江隆司、前田英伸の4氏です。
 とくにテーマなどを設定しているわけではないのですが、モノトーンの作品がほとんどで、統一感のとれた会場になっています。もっとも、林さんは「どうも似たような感じになってしまって…。色がなくてさびしい」と苦笑していました。
 その林さんは、白い管がうねうねと曲がりくねった「廻り」や、9本の白い管が束になった「呪縛」「束縛」などを出品しています。後者は、一見自由なようでいてさまざまなことにしばられる現代人を象徴しているように見えます。
 また「作品06-10-1」「作品06-10-2」は、この秋に、林さんの地元の倶知安にある小川原脩記念美術館でひらかれた「造形展・風の中の彫刻展」で屋外展示されたもの。芝生の色がうつって、下部が緑色を帯びています。
 前田さんの「Q.C.Vase」もチューブ状の作品。横に穴があいていて軽快な感じがします。
 滝本さんの「hiso hiso hiso」は、灰色のちいさな陶片がぐるぐると巻かれたり、うねうねとたわんだものが、びっしり台の上にならんでいます。台には、ガラス片がまきちらされていて、はなやかなインスタレーションになっています。
 堀江さん「ゆうばりの飲み物」は、既製品のマグカップを倒して、そのなかに土くれを入れています。財政再建団体入りで揺れる夕張の土でしょうか。

10月26日(木)-31日(火)10:00-18:00
大同ギャラリー(中央区北3西3、大同生命ビル3階 地図A

■第9回NAC展
■造形展・風の中の彫刻展
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北海道美術ブログ、更新しました(06年11月分)

2006年10月30日 23時12分44秒 | アートに関するインターネット・ブログなど
 北海道美術ブログを更新しました。2006年11月分の札幌とその近郊のギャラリー情報を掲載しています。
 毎月のとおり、あらたに案内状やフライヤーが入手できしだい、随時更新していきます。とくに11月は、札幌市資料館の日程表がまだ手に入っていないのが、まずいですねえ。

http://bijutsu.exblog.jp/
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マシュー・バーニーつまんなかった…

2006年10月29日 23時41分52秒 | 音楽、舞台、映画、建築など
 マシュー・バーニーの映画2本をシアターキノで見た。結論から先に言うと、つまんなかった。
 「拘束のドローイング9」は、捕鯨船が舞台。でも、これ、一見、日本のクジラ文化へのリスペクトに見えて、じつはオリエンタリズムなんじゃないかなあ。
 特殊撮影がうまくいっていないので、肝心の変身が効果を挙げてない。
 「クレマスター3」は、長すぎ。
 イマジネーションあふれる映像という観点からすると、テリー・ギリアムやデイヴィット・リンチの足元にもおよばない。

 あーあ。やっぱりクリスト夫妻の講演に行けばよかったんだ。激しく後悔。orz
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「おかしなお茶会」星川さより絵画展(11月3日まで)

2006年10月28日 08時21分06秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 小樽出身で、金沢美術工芸大の大学院2年生に在籍中の若手による初個展。アクリル画が大半です。
 正確な言い回しはわすれたのですが、ピカソが「何十年もかかってやっと子どものようにえがけるようになった」という意味のことを言っておりまして、そのことばを思い出しました。
 ただし、星川さんは、単にかわいらしいから、子どものような絵を描いてるんじゃないと思います。むしろ、デュビュッフェのような、一種の異化効果みたいなものを感じます。
 冒頭の画像は「メルシー」。
 ドイツやフランスに滞在していたときの印象が反映しているそうです。
 上半分はレース編みを支持体の上に置いて絵の具を塗り、装飾的な感じを出しています。

       
 これは「ドールハウス」。
 ほかに、ちいさな額(フレーム)を大量にならべた「クリームの上で」、薄い布を円筒状にしてオブジェをちりばめたインスタレーション「お菓子の行進曲」、童話の挿絵のような「きりん森へ行く」などが出品されています。
 パウル・クレーが好きだという星川さんは、来春に大学院を修了したあとは、北海道に帰って活動するそうです。
 というわけで、うまく言えないのですが、なかなかおもしろい個展だと思います。

10月23日(月)-11月3日(金)10:30-18:00(最終日-17:00)、期間中無休
Gallery粋ふよう(東区北25東1-4-19)

地下鉄南北線北24条駅徒歩9分。
中央バス「北25東1」徒歩2分。
http://www.mapion.co.jp/c/f?el=141/20/40.373&scl=70000&uc=1&grp=all&nl=43/5/17.743
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北海道陶芸会展2006「環」(10月29日まで)

2006年10月28日 07時53分12秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 くどいようですが、おさらい。北海道陶芸会は、プロの陶芸家の団体です。公募展ではありません。
 むろん、道内にはたくさん陶芸家がいますから、すべての陶芸家を網羅しているわけではありません。
 また、「北海道陶芸協会」「北海道陶芸作家協会」とは別の団体です。

 ことしは、東京の京王プラザホテルでも展覧会をひらいたり、スウェーデン・リンショーピン市でおこなわれた「北海道スタイル」の展示に参加したりと、幅広く活動していたようです。

 今回の展覧会は毎年テーマを決めてひらいているものです。
 実用の食器などではなく、大作の壺やオブジェがならんでいます。

 それでは、気になった作品。

 鈴木勝「大鉢」
 題とはうらはらに、知恵の輪みたいに、たくさんの輪が絡まりあったオブジェ。やわらかい土だからできる芸当なんでしょうけど、一瞬、どうやってつくったの? とびっくりします。

 前野右子「花生け」
 直線と円とを組み合わせた、シャープな造形。

 吉田明「流紋器」
 ことしの「ビアマグランカイ」でグランプリを受賞したジョッキによく似た、ドレープのような造形と色合い。波のような模様が、この作家らしいです。

 中村照子「輪舞曲 rondo」
 ちょっと安田侃の抽象彫刻を思わせる、真っ白な塊。重量感ある大作オブジェ。

 南正剛「EMERGENCY 15℃化」
 表面に、貫入ともことなる、ひび割れのような模様がびっしりと付いています。うーむ、ふしぎなオブジェ。

 柿崎楽有「環と自然」
 手びねりのうつわ6点組み。題のとおり、「自然」を感じる形状です。直人さんから改名したのでしょうか。

 中村裕「空⇔海」
 13本のふぞろいの柱が、上下ふたつの板をつないでいるオブジェ。コリント柱みたいにも見えるけど、どの柱も少しずつ曲がってます。下の板には水が載り、まさに海と空のよう。

 Kate Pomfret
 インスタレーションふうの大作。「peace」「Dream time」などのことばが書かれた陶板や、へび、ろうそく、犬、三日月などのかたちをした小さなオブジェなどを、おびただしく吊るしています。ポップでかわいらしいです。

 田嶋裕子「森の雫」
 突風を造形化したような、あるいは、深い森をおもわせる、ダイナミックなオブジェ3点組みです。

 ほかに…
高井秀樹「whorl」
愛澤光司「KATATSUMURI」
我妻一直「自然釉花器」
桐生明子「流」
小木美則「自然釉 壺」
山梨保子「瞬間」
福盛田眞智子「巨人の落とした金具」
高橋義信「波紋」
島田正敏「ボーンチャイナ 朱塗花器」
高際美映子「環・捩れ」
徳橋浩「環、或いは引っ張り蛸」
香西信行「2006心の世界(I)怒りと闇」「2006心の世界(II)祈りと希望」
上田文子「枝絵サクラ大壺」

 ところで、陶芸会には関係ないのですが、この会場には、山谷圭司さんの巨大な造形作品があったりして、おもしろいです。  

10月24日(火)-29日(日)10:00-18:00(最終日-17:00)
かでる2・7ホール(中央区北2西7 地図A

□北海道陶芸会のサイト

■2003年の展覧会
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あっ、時計の文字盤に人が…

2006年10月27日 09時35分39秒 | つれづれ日録
 札幌市民の方ならご存知かと思いますが、さっぽろテレビ塔は最近、ずーっと試験点灯を繰り返してます(それにしても、9年ぶりに電球を更新するそうだけど、9年でダメになるってのは、早過ぎません? 松下さん)。作業する人は大変ですね。え? 遠すぎてわからない? それでは(高所恐怖症の人は続きを見ないほうがいいかも)。
             
 
 ひえー、まじ怖ぇぇ!
「15」の右上なんですけど、人の脚が見えますか?

 なお、テレビ塔は11月から通常点灯になるそうです。
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北海道日本ハムファイターズ、日本一!

2006年10月26日 21時55分00秒 | つれづれ日録
 やった~!

 まあ、こうなることは、第2戦を取ったときからわかっていたが。
 満員の札幌ドームでは、ファイターズはけっして負けないのだから。

 それにしても、5試合通じて、ドラゴンズのほうがチャンスは多かったような気がする。
 ちょっとの差が勝敗を分けたんだな。
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けっこうむつかしい選択

2006年10月26日 00時37分12秒 | つれづれ日録
 もうそろそろ初雪のたよりがきかれそうですが、「芸術の秋」は終わらず、あれこれ時間の確保になやましい季節です。
 北海道美術ネットの表紙ですでにお知らせしているとおり、10月29日には、世界的な現代アーティストであるクリスト&ジャンヌ=クロード夫妻が札幌を訪れ、講演することになっています。夜にはレセプションもあるそうです。
 どうやら講演会の券は完売とのこと。
 しかし、この日クリスト夫妻のほうに顔を出すと、28日からシアターキノで上映がはじまる「クレマスター3」はいつ見に行けばいいんだということになります。
 先にも書きましたが、筆者は28-29日は会社の研修です。29日は午前中で終わりそうですが、28日はあいた時間はあまりなさそう。
 最終日の11月3日に見に行くという手もありますが、この日は札幌芸術の森美術館で「この20年の、20のアート」のオープニングです。
 まあ、映画は午後3時20分からなので、両方行くことは可能なのですが、そうなると、こんどは、道展(11月12日まで)を見に行く時間がなくなってしまいそうです。
 梅原龍三郎展(11月6日まで)もわすれないようにしなくては。

 もうひとつ悩ましいのは、プロ野球日本シリーズ。
 試合中は、ほかのことがほとんど手につきません。
 まあ、こちらは、ドラゴンズのファンにはもうしわけないですが、あしたでケリがつきそうですけど。
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空間に生きる-日本のパブリックアート(10月29日まで)

2006年10月25日 23時56分02秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 勘のいい人なら見る前に気づいたと思うけど、展示品のうち8割ぐらいは文字・写真のパネルが占めている。のこりが、記録映像、ドローイングやエスキス、立体模型など。じっくりパネルを読んでいくと、1時間半以上はかかる。写真も文字も、図録に収録されているものとおなじなので、正直なところ、図録を手に入れれば、あえて展覧会は見なくてもオッケーかなという気もする。
 実際に展覧会でなくては味わえないのは、庄野泰子による福島県いわき市小名浜港の「潜在する音の海-Wave Wave Wave,Umi-Tsukushi」の体験装置があったところぐらいかな。
 万博の「太陽の塔」の図面とか、ニルス・ウドの写真とかは、以前道内の美術館で見たもので、懐かしかった。
 あと、藤浩志「かえっこ」の紹介映像で、帯広での様子が写され、まいちゃん(白戸麻衣さん)が着せ替えプロジェクトをやっていた。まいちゃん、若い!(いま、欧洲でどんなふうになってるのか知らないけど)
 
 広島平和記念公園を皮切りに、山口県宇部市や神戸市などの「彫刻のあるまちづくり」、ベネッセアートサイト直島・家プロジェクト、モエレ沼公園や、大地の芸術祭越後妻有(つまり)アートトリエンナーレといったイベント、作家集団の環境造形Q、さらに、ごみ処分場反対運動の象徴として作られ、現存しない「緑の森の一角獣座」などなど、とりあげられている件数はものすごく多い。
 まあ、この展覧会を組織した世田谷美術館の酒井忠康館長(後志管内余市町出身)によると「中仕切りの報告を兼ねたもの」ということだからやむをえないのだろうが、個々のプロジェクトを掘り下げて知るにはいささか物足りない。その意味では、図録に参考文献(URLも)の一覧がないのは、非常に不便ではないでしょうか。

 公共性とは何か、アートと社会とはどうつながるべきかなど、考察をうながされるテーマはいっぱいあるのだが、筆者は、もうすこし気楽に見ていた。つまり、観光客の視点で見ていたのだ。
 これが、●●美術館の所蔵品であれば、なにかの展覧会で道内に巡回してくることもあるだろう。
 でも、今回紹介されているプロジェクトや作品は、現地に行かないと絶対に鑑賞できないものばかりなのだ。
 こうして見ると、日本のパブリックアートって、見たことないのばかり。いや、道内でさえ、ユカンボシ川彫刻公園とか北海道療育園(旭川)など行ったことのないところがある。
 まあ、働いているうちはなかなかむずかしいだろうけど、定年後には訪れるところがいっぱいあって、飽きてるヒマがなさそうだなあ。はっはっは。
 観光ガイドの一種だとおもえば、こんなに楽しい展覧会はないかもしれませんね。
 パブリックアートというと、住民との関係がまず第一に取り上げられるけれど、ツーリズムにも大きな可能性が開けているんじゃないだろうか。

 ただ、注意を喚起しておくと、各地の「彫刻のあるまちづくり」は、近年になってどんどん中止になっている。
 地方財政の窮迫が背景にあることは想像に難くない。
 地方の文化にとっては窮屈な時代が続きそうである。

10月1日(日)-29日(日)9:45-17:00(入場は16:30まで、期間中無休)
札幌芸術の森美術館(南区芸術の森2)

11月5日(日)-12月24日(日) 世田谷美術館
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第1回水彩連盟北海道札幌支部展(10月28日まで)

2006年10月25日 22時43分57秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 水彩連盟は1940年に発足した全国公募展。水彩の公募展といえば、日本水彩画会の道支部展は以前からひらかれており、出品作の大半は穏健な写実の画風が大半。これに対し、水彩連盟のほうは、もうすこし作風に幅があるようです。今回、本部から出品になった5点のうちにも抽象画がありました。また、日本水彩画会道支部のメンバーの多くが道展とだぶっているのに対し、水彩連盟のほうは道展、新道展、無所属の混成部隊です。
 北海道札幌支部は昨年の発足。じつは「北海道支部」というのが、別にあり(オホーツク地方の人が支部長の由)、こういう支部名になったみたいです。出品者のうち、古田瑩子さんと勘野悦子さんが会員、三村克彦さんが準会員です。
 古田さんは、こげ茶色の森の空間で人形たちが輪になって踊っている幻想的な作品。精緻な描写と細やかなマティエールにますます磨きがかかっています(冒頭画像の左)。
 中央は中田さんの作品。近景にコンクリート片の瓦礫が、遠景に都市が描かれ、都市の破壊を暗示する文明批評的な作品になっています。

        
 中央は勘野さんの作品。人間描写がますますたくみになっています。
 左は竹津昇さんの作品。古い家の壁と窓という、奥行きの出しづらい題材で、画面を構築しています。

        
 左は渡辺範子さんの作品。絡み合い、もつれあう枝の描写は、いい意味でのしつこさを感じさせます。
 中央は三村さん。彼は一貫してエンジンを題材にしてきました。機械の持つ重量感のようなものが表現されています。
 また、湯淺美恵さんの人物描写もリアルで、目を引きました。

 出品作は次のとおり。
畔原信子「花などのある卓上」(80F)
三村克彦「有機体へ」(100F)
渡辺範子「生きる」(80F)
加藤恵美子「白い季節」(100F)
湯淺美恵「何時か何処かで」(60F)
山平博子「寂寞」(80F)
遠藤直子「永久(とわ)に…」(80F)
甲斐野弘幸「玄い跫音2006」(120F)
中田美紀子「静寂」(80F)
古田瑩子「きかせてね森の風を」(100F)
青坂龍子「木漏れ日」(50F)
松倉文子「惜陰」(60F)
勘野悦子「列」(100F)
竹津昇「厩(窓)」(80F)

坂井敦彦「7月21日から30日までの間」
森治郎「輝遊の舞」
森相實「コルマールの雨上がり」
川村良紀「色づく山」
西山督夫「Solitude」
(以上5点は本部から)

10月23日(月)-28日(土)10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A

□水彩連盟支部のページ
□水彩連盟
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中谷有逸展「古事記」(10月28日まで)

2006年10月25日 05時59分17秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 帯広在住で、毎秋札幌で個展を開いている中谷(なかや)さん。近年は、モノタイプ版画「碑(いしぶみ)」シリーズにとりくんでいて、ことしは「碑・古事記」と題した連作を展示しています。
 とにかく、表面に浮き出た錆の印象が圧倒的です。
 錆の表面と、凹凸だけをずっと見ていても飽きません。それほど、マティエールに力の注がれた作品だといえそうです。
 制作技法についてはお聞きしてきませんでしたが、下のリンク先にある2002年とそれほど変わっていないと思われます。
 
        

 100号の大作も多く、とても病気で療養していたとは思われないエネルギーです。
 
 出品作は次のとおり。すべて「碑 古事記(●●)」という題なので、かっこ内だけ記します。
鳥寄せ
神の怒り
因幡の白兎
岩戸
黄泉のイザナミノミコト
国造り
黄泉の兵士との戦い
秘衣
蛇の空、蜂の空
天の安河の盟約
鎧う神
イザナミの怒り
荒ぶる神
海の星座 オトタチバナノ入水
白い風 黒い風
ヤマタノ大蛇(冒頭の画像です)
三人の神の誕生
黄泉への道
巫女
天の河の談合(同題2点)

 こうしてみると、陳列順と、「古事記」の物語の順番とは一致していないですね。
 中谷さんは、モダンアート協会、道展、道版画協会、平原社(十勝の公募展)の各会員。

10月23日(月)-28日(土)10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A

■2002年の個展(10月25日の項)
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2006年10月24日

2006年10月24日 21時24分32秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 こんどの土・日曜が会社の研修なので、きょうが代休になった。もちろん? ギャラリー回りに出かける。
 朝9時15分出発。
 1カ所目はギャラリー山の手。
 バス2本と地下鉄2本を乗り継いで行く。
 次いで、バス、琴似駅から東西線、南北線を乗り継ぎ、北18条で降り、テンポラリースペース。
 つぎに、南北線を、北24条までひと駅だけ乗って、gallery粋ふようへ。
 星川さより絵画展については別項。

 それにしても、この時点ですでに交通費1000円。
 まあ、1DAYカード(1000円)を使っているので、べつにいいんだけど。

 北26東1からバスに乗り、北7東1で下車。
 ここからは都心のギャラリー回りになる。
 石の蔵ぎゃらりぃ はやし(ここでカレーライスで昼食)
→かでる2・7(北海道陶芸展は別項)
→ギャラリーたぴお
→札幌時計台ギャラリー(水彩連盟展、中谷有逸展は別項)
→さいとうギャラリー
→スカイホール
→札幌市写真ライブラリー
→ギャラリーART-MAN
→micro.

 かなりの距離を歩いた。 
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