きのう間違って、7月17日の記録を先に挙げてしまいました。15日のことをアップします。
世間では3連休の最終日。
月曜の祝日です。
道立近代美術館で前週から始まった「国宝 鳥獣戯画と京都 高山寺展」で「鳥獣戯画」甲巻前半の公開がこの日で最終日です。「虎に翼」を見た直後に家を出て、同美術館へ向かいました。
西18丁目で地下鉄を降りて、8時55分ごろに敷地に入りました。
すでに40人以 . . . 本文を読む
午前中は自宅でブログ記事を書き、袋めん焼きそば「やきっぺ」で昼食を済ませてから外出しました。
GALLERY ESSE(福士ユキコ展 なんちゃってカエル名画とそのほか)
三岸好太郎や深瀬克美の人物画がカエルになっている絵など。
→テラス計画(View Point vol.1 大川原暢人「高いところ」)
廃品や竹? によるインスタレーションが室内外にあったほか、映像作品が2点。
. . . 本文を読む
深川市アートホール東洲館の館長を務め意欲的な展覧会プログラムを組み立てる傍ら、市民劇団の脚本を書き、市民講座でデッサンを教え、全道展会員の画家でもあるという、大忙しの渡辺貞之さん。
昨年は独立展で最高賞の協会賞も受賞し、とても80代とは思えない活動ぶりです。
札幌・琴似のギャラリー喫茶での個展はこれで12回目とのこと。
油彩14点とデッサン4点が並びました。
冒頭画像は、左から
「夜 . . . 本文を読む
(文末に発表があるので、全文を読んでいただけたらうれしいです)
ある人に聞かれました。
退職後のルーティーンはどんな感じなんですか?
どうにも答えにくい質問です。
そう尋ねたくなる気持ちはよくわかります。
自分も、仕事を辞めたら、それまで仕事や通勤にあてていた時間がそっくりあいて、その分を活用して1週間をまわしていけるんだろうなと夢想していましたから。
しかしながら、現状は、 . . . 本文を読む
(承前)
西線16条から市電で西8丁目へと戻ります。
電車の開け放した窓から涼しい風がどんどん入ってきて、とても心地良いひとときでした。
さて、午後は中心部のギャラリー巡りです。
富士フイルムフォトサロン札幌(むらいさち写真展「FantaSea ~ゆるふわなうみのせかいへ~」)
→カフェビストロ+ギャラリー・オマージュ(山下かさね水彩展)
→スカイホール(第34回三角帽子展) . . . 本文を読む
(承前)
ドイツを代表する映画監督のヴェンダースが、これまたドイツ出身(映画を見ると現在はフランスに巨大なスタジオを構えているようですが)の著名な美術家であるアンゼルム・キーファーの世界に迫った映画。
ドキュメンタリー映画と銘打っていますが、キーファーの少年時代を再現した場面があったり、彼の息子に青年時代のキーファーを演じさせたり、ユニークな試みを随所に取り入れています。
(公式サイトはこ . . . 本文を読む
7月10日(水)、11日(木)は大阪中之島美術館の学芸員から誘われ「没後30年 木下佳通代かずよ」を見るため、大阪に行っていました。
同時に行われていた醍醐寺国宝展、おとなりの国立国際美術館の「梅津庸一 クリスタルパレス」も見て回り、翌日午前には兵庫県立美術館で所蔵品展と安彦良和展を鑑賞しました。
特に木下佳通代と安彦良和は、見ることができて本当に良かったです。
ただし、相変わらずのあ . . . 本文を読む
三浦さんは毎年この時期に北都館ギャラリーで個展を開いていますが、個展タイトルも絵の題もすべてカタカナです。
今回のタイトルは「怒りと悲しみの根底にあるもの」であって「怒りと悲しみ」ではないんですね。
だから、理不尽な世界に対する怒りや悲しみを表面にぶつけた絵でもなければ、世界の理不尽さを非難したり諷刺したりした絵でもなく、自らの精神の内部に降下し、それをさぐっていくような絵だと感じました。
. . . 本文を読む
※7月1日、2日、14日更新しました。
札幌●渡辺貞之個展~存在と眼=7月10日(水)~15日(月)午前10時~午後7時(最終日~5時)、カフェ北都館ギャラリー(西区琴似1の3 https://cafehokutokangallery.jimdofree.com/ )。深川の独立展準会員・全道展会員。人間存在に迫る巧みなデッサンと絵画。21年→ https://blog.goo.ne.jp/h . . . 本文を読む
人間の心の弱さや影を描き戦後最も支持された洋画家のひとりだった鴨居玲(1928~85)の、絶筆を含む約70点を紹介する展覧会が開かれています。
同時開催として、アフガニスタンなど世界をまたにかけて紛争地などの人々の姿を写真にとらえてきた釧路出身のフォトジャーナリスト長倉洋海(1952~)の展覧会もあります。こちらは無料です . . . 本文を読む
(承前。その4はこちら)
「藤戸竹喜の世界展」はすばらしかったですが、エカシは出張中! 以外については後でくわしく書くことにします。
じつは筆者はウポポイに来るのは初めて。
(これは恥ずかしいことだとわれながら思うのですが、どうにも忙しかったので…)
ウポポイの中核施設「国立アイヌ民族博物館」の常設展示ものぞいてみました。
エスカレーターに乗っていると、りっぱな施設だな~とつくづく感 . . . 本文を読む
岡田知之さんは、札幌市内の学校で校長を務め、定年退職してから本格的に絵筆を執り始めました。
今回が初の個展となります。
いわゆる美術業界の人ではないためかどうかはわかりませんが、発想が自由で、さまざまなイマジネーションが絵の中にぎっしりと詰まっています。
冒頭画像は「世界はやさしい羊のもとでできている」。
F100号で、昨年の道展で新人賞に輝きました。
ご本人は、15~16世紀フラン . . . 本文を読む
7日は休養したので、8日は自家用車を使ってすこし市内を回りました。
南郵便局で、札幌彫刻美術館友の会の年会費を入金。
カフェ北都館ギャラリー(三浦恵美子油彩画展。8日終了)
→茶廊法邑(岡田知之展。~11日)
小学校の校長を定年退職後、本格的に絵筆を執り始めて、これが初の個展。
イマジネーションが爆発していて、おもしろかったです。
近くのビルに車を止めて、大丸催事場で「D Ar . . . 本文を読む
道内で出版されている月刊誌「財界さっぽろ」の7月号に、安田侃さんの彫刻をめぐるニュースが出ていました。
商売の妨害になってしまうので、ここに中身を転載することはしませんが、無料で読める書き出し部分だけでもなんとなく中身はわかると思われます。
以下、書き出しの引用。
岩見沢市役所新庁舎のエントランスに置かれ、来庁者を出迎えている彫刻「意心帰」。実は市長の松野哲氏のもと、市議会でチェックさ . . . 本文を読む
(承前)
エミール・クストリッツァ監督のカンヌ映画祭グランプリ作みたいな題名を記事につけてしまいましたが、いま(2024年7月)JR札幌駅構内に行くと、「出張中です」の表示が本当にあります。
2014年に設置され、木彫家・藤戸竹喜の知名度を一気に高めた「ウレシバモシリ北海道イランカラㇷ゚テ」(ㇷ゚は小さいプ)の像が、胆振管内白老町の国立アイヌ民族博物館で始まった「藤戸竹喜の世界展」の、 . . . 本文を読む