社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

国民が身近に感じる政治にするためには --麻生新政権の課題--

2008-09-24 16:17:28 | 家庭、教育

 出来レースのような自民党総裁選では予想通り麻生太郎候補が当選し、次期首相に就任することが確定した。直前に米証券大手リーマンブラザーズの破綻という大きなニュースが世界を駆け巡り、これを受けて解散総選挙よりも今年度補正予算の成立を優先させるべきという声も永田町では出ているようだが、何れにせよいまいち足並みの揃わない自公連立と衆参での保革勢力のねじれ現象とを抱えた不安定な政権を担う状況では、前途多難の船出となることは間違いなさそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080924-00000548-san-pol

 では、国民の反応はどうかというとやはり予想通りというか、誰が首相をやっても同じといった、政治には期待出来ないという声がテレビのインタビューでも良く聞かれた。もっとも、テレビのインタビューは幾らでも編集が可能で、中にはやらせのインタビューもあるようなので鵜呑みには出来ないが、国民の政治不信が依然として根強くあることはどうやら真実と考えてよさそうな気がする。

 では何故そこまで国民に政治不信が浸透してしまったのか。日本は北朝鮮のような独裁主義国家ではない。国民に参政権もある。なのに政治に期待が出来ないということはどういうことだろうか。

 これには様々な理由があるが、大きく分ければ、政府が国を統治するにあたり国民統制をするための法律や啓発が曖昧又は不均衡であるという見方と、国民の声が充分政治に反映されていないという見方との、2通りの見方が出来ると思う。前者は政府(支配者)が国民(被支配者)に強制するもので、後者は国民(被支配者)が政府(支配者)に求めるものだ。健全な国家というのは、前者と後者とがバランス良く機能している社会ということではないだろうか。

 幾ら民主主義国家とは言っても、全員がばらばらの主張をしていたのでは、全ての意見を反映することなど出来るわけがない。しかし逆に北朝鮮のように将軍様万歳以外は言えないような統制の仕方では厳しすぎる。大切なのは、国家全体としての秩序が維持出来る適度な国民統制と、その中で国民が自由に意見が言える環境を構築することだと思う。

 では現在の日本はどうかというと、その理想とは程遠い状況ではないだろうか。自由だ権利だと女性を中心に一方では身勝手を正当化し、一方では規制強化や厳罰化など男性を中心に統制を強くする。また一方では公的に生活や就職の支援をしたり家庭不和の相談機関を設け、一方では何の支援もしない。更に一方では海外旅行にグルメ、ブランド、ハイテクゲーム機などに群がり、また一方ではネットカフェ難民など日々の生活すらままならない。それに加え役人の天下りや公金の無駄遣いなどが平然と行われ、食品偽装や痛ましい事件・事故が頻発する。これでは国民が政治不信に陥るのも無理もないだろう。

 こうした悪しき社会情勢に直接政治が踏み込まない限り、政治が信用されることはないだろう。そのためには、フェミニズムを基盤とした男女共同参画の弊害が社会不安を引き起こしているといった、今迄全く批判されなかった分野に切り込んでいく必要がある。しかし現状はそこへ踏み込むことすら許されない大きな壁がある。

 例えば、国会の審議などで、「女性は結婚して家庭を守ることが大切な仕事であって、それをやらずして外で仕事をしているだけでは社会貢献にはならない」、などと議員の誰かが言おうものならどうなるだろう。恐らく女性団体やマスコミから一斉に攻撃され、その人は議員生命を失うだろう。

 ところが、女性専用車両やDVシェルターなどフェミニズム関連の政策は世論を無視して一方的に整備され、そこには誰がどう抗議しようが絶対に揺らぐことはないし、マスコミもそれら抗議活動をほとんど取り上げようとしない。つまり、強大な権力を握った勢力を批判するような言論は許されず、そこには言論の自由も存在しないのだ。

 これは西川史子の「不細工に生きる資格なし」と、倖田來未の「35歳過ぎると羊水が腐る」との発言を比較してもわかる。前者は主に男性を指したものなので何ら問題扱いもされなかったが、後者はフェミニズムを直撃する発言なのでマスコミにも大きく取り上げられ糾弾された。政治とは無関係な芸能人の発言でさえフェミニズムは容赦しないのだ。

 こう考えると、日本は最早民主主義国家とは言えないということだ。表向きは民主的と見せかけて、実は中身はフェミニズムが権力を握る独裁国家なのだ。フェミニズムがフェミナチ(フェミニズムとナチズムをかけたもの)と呼ばれる理由はそこにある。

 国民の政治不信を払拭するには、フェミニズムのような独裁勢力を排除するための活動を政治が積極的に行う必要があるのではないだろうか。しかしそのためには誰かが決死の覚悟で立ち上がらなければならない。コロンブスの卵を最初に立てられる人はいつ現れるのだろうか。それが国民の本当の期待のような気がしてならない。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
フェミとマスコミ (トレス)
2008-09-24 20:16:04
フェミを滅ぼすには、日本のマスコミをどうにかしなけりゃダメだ。

既存のメディアを戦略的に滅ぼして行くのも大事なんじゃないか?
と思う。

一方で正面から戦いながら、他方でフェミの支持基盤を崩していくのが大切だと思う。

フェミを支持してる勢力やグループを分析する事から始めた方がいい。

フェミネットワークの仕組みもね。

あと、それらの勢力の最終目的は何なのか?
の研究も必要だと思う。

個々の組織では、それぞれ目的が違うから、レゾン・デートル(存在理由)が絶対ある

対男性で協調はしているが、派閥や序列もあるだろうしね。
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Unknown (Unknown)
2008-09-26 01:51:13
うわー気持ち悪いブログ発見しちゃった。
こんな事言ってる連中が日本にこんなにいるなんて・・・

時代について行けずに文句言ってないで南アフリカにでも行けばいいのに。
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Unknown (蜻蛉(管理人))
2008-09-26 10:57:01
トレスさん、ありがとうございました。
確かに敵であるフェミ側の勢力分析をすることは大切だと思います。それを行うことにより、連中の思惑や利害関係も見えてきます。当然フェミ同士で利害対立することもあるでしょう。

しかしマスコミはフェミ支持で都合の悪い情報は公開しないので、なかなか実態が掴めないのが難点です。

こちらもネットワークを広げて情報収集に努めなければいけないと思っています。
返信する
Unknown (Unknown)
2008-09-29 09:08:06
>2008-09-26 01:51:13

批判されるのが悔しいなら、気持ち悪いとか言ってないで、ちゃんとした根拠を持って反論をしてみれば?

まぁお前みたいな思考停止してる人間には無理だろうが
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