日教組の会場使用を拒否したプリンスホテルの判断は誤りだったのか。東京地裁の判断は全面的に日教組の主張を認めたものだった。しかし、日教組の集会当日に予想される混乱に関して今回の判決は言及しなかった。司法に果たして正義はあるのだろうか。
・プリンスホテルに3億円支払い命令 日教組集会使用拒否で 2009/07/28 15:09
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/283198/
グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)が昨年2月に予定されていた日教組の教育研究全国集会の会場使用などを拒否した問題で、日教組や組合員がプリンス側に慰謝料など計約3億円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。河野清孝裁判長はプリンス側に請求通り約3億円の支払いと全国紙5紙への謝罪広告掲載を命じた。
(一部引用)
・日教組会場使用訴訟 周辺への影響に言及せず 控訴審で論議を 2009/07/28 21:32
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/283362/
プリンス側は、集会開催日に半径2キロ圏内で北里大や聖心女子学院、頌栄女子学院や品川女子学院など12の学校の入学試験が行われることを指摘。「7000人超の受験生が騒音や交通規制に悩まされ、取り返しのつかない事態になりかねない」と主張していた。
右翼団体の街宣活動は開催前の1、2カ月前からあり、当日はさらに多く集まる。プリンス側は、道路封鎖や交通規制による渋滞、バス路線の変更、救急搬送や病院の制約などの懸念材料も列挙。企業としての責任を強調した。
しかし、会場使用を認めた昨年1月の仮処分決定は「警視庁などが警備を了解しており、街宣車が取り囲む事態は想定し難い」とプリンス側の主張を退け、今回の判決も「右翼団体の行動を考慮したとする主張には根拠がない」とするにとどまった。
(一部引用)
そもそも、日教組という組織に対する不信感があるのは自明だ。中山成彬元衆院議員の日教組批判発言や、昨今のフェミニズム勢力を教育に積極的に取り入れているのも日教組の影響だ。学校では女子が男子を支配し、また凶暴な女子同士が殴る蹴るの喧嘩をすることも珍しくないほど、女子が醜態化しているという報告もある。
そんな組織が行う集会に場所を提供しようものなら、たちまち提供側の評判まで悪くなってしまうだろう。プリンス側の判断は今後の企業の印象低下を懸念したものであり、心情としては至極真っ当なものではないだろうか。
しかも、集会の前後に受験生などが多数宿泊し、混乱に巻き込まれる危険性を考えれば、むしろ日教組から率先して会場使用を辞退し、人里離れた場所など他への影響が少ない場所を探すべきだったのではないだろうか。
教育を基本理念とする組織が、受験生など教育の受益者を妨害するような行為をしていたのでは、益々日教組の存在意義が問われても仕方ないだろう。この訴訟は、プリンス側が即刻控訴した。まだまだ問題は尾を引きそうだ。
・<日教組訴訟>プリンスホテル側が控訴 7月29日19時59分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000087-mai-soci
<参考>
8/6 田母神氏講演会-日本会議広島が意見広告
http://prideofjapan.blog10.fc2.com/blog-entry-2255.html
「子供が自殺したのは教師がカンニング追及したせい」 母親が8000万損倍請求控訴審→高裁が控訴棄却…母親「配慮ない判決」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1288251.html
(おわび)
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