特急列車内での暴行事件を受けて、JR東日本は今月末から、非常通報装置の位置を乗客に知らせる「SOSシール」を張り出すという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070522-00000013-yom-soci
それにしても、こうした対症療法で安全管理を維持しようというのは、問題の真因を追求しないいわば、「臭い物に蓋」をするだけで何の解決にもならないと思うのだが、皆さんはどうお考えだろうか?
またこうした報道には、何らかの政治的思惑があるとする説もある。例えば、今回の措置の切欠となった特急列車内の暴行事件は昨年の8月に起きたのに、何故今になって大きく報道されるのかという疑問がある。これは既に一部で蔓延している女性専用車両を特急列車などの優等列車にまで拡大させようというフェミ陣営の思惑と重なっているのではないかというものだ。
そもそも、女性専用車両という代物が既にフェミニズムの権力拡大の道具として利用されていることは、女性専用車両に反対する会(*1)の論考などでも指摘されている。たとえ女性専用車両を設置しても、痴漢の絶対数が減るわけではない。何故痴漢が増えたのか(本当に増えているのかすら疑問だが)、そこを考えない限り問題解決には程遠い。女性専用車両から降りたら途端に危険に晒されたというのでは「女性が安心できる」という言葉が如何にも嘘臭く感じられる。
(*1)女性専用車両に反対する会
http://www.eonet.ne.jp/~senyou-mondai/
(論考はHP内の「メンバーズルーム」に掲載。)
しかしながら、こうした一部の人のための救済措置の中に実は別の目的が隠されているというのはフェミニズム政策の常套手段であるということに注意したい。以下に主な事例を示す。
・配偶者暴力防止法(DV法)
夫からの暴力に悩む女性 → 離婚推進、女性の非婚化 → 家族解体
・夫婦別姓
結婚改姓をしたくない女性 → 婚姻制度の形骸化 → 家族解体
・女性専用車両
痴漢に悩む女性 → 女性の優先意識の推進 → 他の女性優遇策への波及
↓
男女の感情対立 → 結婚、恋愛の妨害 → 家族解体
・離婚後300日規定
戸籍上父と実父との整合性 → 戸籍制度の破壊、婚姻制度の形骸化 → 家族解体
・赤ちゃんポスト
赤ちゃんの救済 → 育児放棄、性道徳の低下 → 家族解体
つまり、行き着くところは全て家族解体に結びつくといっても過言ではないだろう。様々な方向からフェミニズムは人々の社会生活を脅かしているという点に留意しなければならない。そしてこうした闇のからくりを1人でも多くの人に理解してもらい、フェミニズム排除に向けて大きな力としていけるように働きかけていく必要があるのだ。