社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

家族間の愛憎劇が生んだ悲劇なのか --母親殺害男子、切断頭部持ち出頭--

2007-05-15 12:05:46 | 事件、事故

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070516-00000013-san-soci&kz=soci

 今回は昨日成立した国民投票法に関する論考を予定していたのだが、今朝から衝撃的なニュースが飛び込んできたので、急遽予定を変更したいと思う。

 母親を殺害後、頭部を切断して持参し警察まで出頭した男子高校生が逮捕された。彼はバッグに頭部を入れて署に現れ、署員に「刃物で殺した」と話した。また彼は精神科に通院歴があり、捜査員につじつまの合わないことを話しており、「誰でも良かった」などとも述べているという。

 殺害後遺体を切断する事件と言えば、渋谷の歯科医師宅で女子短大生が兄によって殺害された事件や、渋谷の不動産投資信託会社員が妻によって殺害された事件などが思い浮かぶ。これらの事件と今回の事件は何らかの共通点があるのだろうか。

 男子高校生は精神科に通院歴があるということで、恐らく責任能力の有無といったことが今後論じられるであろう。だが、「誰でも良かった」という彼の言葉には私は違和感を感じる。

 例えば、今迄に殺人になりかねないような問題行動を彼が起こしていたのならまだ話はわかる。しかしそうであれば措置入院させるなどの手段がとられていたはずだ。確かに彼の心は不安定だったのだろうが、今回の事件は、自分の母親であるが故に殺害してしまったのではないかと私は思う。

 男子高校生は通学の関係上弟と二人暮しで、母親が度々家を訪れていたと言う。彼を気遣う母親と自身の不安な心理に悩む彼との間に何かがあったのではないだろうか。

 家族の絆を深めようと口で言うだけなら簡単だ。しかし実際には様々な苦難があることは誰でも経験があるだろう。価値観の多様化、家族の多様化などと簡単に片付けてしまうフェミニズムの作った複雑な社会がもたらした弊害がまた一つ起きてしまったと見てもよいのではないだろうか。

(当方の操作ミスにより記事全文が消えているという不具合がありましたことをお詫び申し上げます。)