台湾の小学校は、
今週からテスト週間。
来週の木曜日と金曜日に大きなテストがあります。
台湾の学校は9月から旧正月の前までが前期。
旧正月明けから、夏休みに入るまでが後期なので、
今回のテストは中間テストということでしょう。
それにしても、
小学校から定期テストがあるなんて、すごいです。
台湾の子どもたちは大変!
さて、課輔班の子どもたちも大変です。
課輔班は、政府の委託事業で、
国から援助をいただいている性質上、
子どもたちの成績はすべて報告しなければなりません。
子どもたちの成績が悪いと、
課輔班の存続にさえ影響するのです。
先生たちも気合が入っています。
そして、私が担当しているDIYの時間や聖書の時間も
この期間中はすべて中止になって、
すべての時間をテスト準備に費やすことになります。
以前は、そこまでして子どもたちに
勉強させる必要があるのかと思っていましたが、
最近は、これも文化、
仕方ないと思うようにしています。
私もお昼寝が終わる1時40分から、
5時ごろまで、子どもたちの勉強をみています。
私の中国語の問題もあるので、
教えられるのは、1、2年生。
国語などは、一緒に勉強してるという感じです。笑
それにしても、
こんな風に子どもの勉強をみていると、
それぞれの子どもの能力の差に愕然とします。
私が主に勉強を手伝わなければいけないのは、
Gくん(2年生)の算数なんですが、
最近やっと足し算引き算の筆算ができるようになりましたが、
それでも、簡単な1+2とか2+3というような
繰り上がりのない足し算でさえも、
手を使わないと計算できないので、
とても遅いのです。
また、文章問題になると、
それが足し算を使うのか、
引き算を使うのかさえ分からないのです。
図に描いて説明したり、
実際演技してみたり(笑)、
いろいろするのですが、
そのときには納得したように見えても、
次に同じような問題がでてくると、
やっぱり分からないのです。
どうしたもんでしょう。ε=( ̄。 ̄;)
Gくん、身体は小さいけど、
素直でいい子なんです。
学力以外のものさしで彼を測ってほしい。
欧米の教育現場では、
学力以外のものさしを持っているように見えた。
うちがアメリカに住んでいたとき、
そこのクリスチャンスクールでは、
「教育とは、子どもが神さまから与えられた賜物を見つけて、
それを伸ばしてあげること。」
と言っていました。
残念ながら、
台湾の学校のものさしは、
学力オンリーです。
日本の方がまだいいのです。
お友達が多いとか、
スポーツができるとか、
芸術方面が秀でているとか、
そんなことを結構評価してくれるような気がします。
でも、台湾は何度もいいますが、
学力オンリーです。
はぁ、今日もGくんのサポート、
がんばりっす!!