きのうは法政大学八王子キャンパスに行って来ました。
社会活動家湯浅誠さんの講演があったからです。
湯浅さんは法政大学で、
5年に渡り教鞭をとって来ましたが、
今期をもって退職ということで、
今日は最終講義。
しかもオープンで!
無料で!
これは行くしかないと思い、
行ってまいりました!
午前の祈り会と夜の祈り会の合間に、
八王子まで往復~!
先生のおっしゃりたいことは、
先生の著書や「ヤフーニュース個人」で、
いつも追っていたので、
だいたい把握していたのだけれど、
ナマの湯浅さんにお会いするのは初めて。
声を聴くのも初めて。
うれぴー♡
今日の講演で、
う~んと頷かされたことのシェアします。
彼はある一人のジャーナリストから、
「おまえは便所の窓から社会を見てるんだな」
と言われた。
ジャーナリストは鳥のように、
高いところから社会全体を見る。
お互い視点が違うなと言われたとのこと。
そう確かに彼は、
社会の底辺にいる人たちに寄り添い、
彼らの視点で物事を見ていた。
しかし、
社会を変えたいと願い、
あらゆる人々に理解してほしいと願い、
普段二階、三階の窓から、
あるいは高層マンションの
10階、20階の窓から見ている人に、
おいここまで下りてきて、
この便所の窓から社会を見てみろと言っても、
だれも下りてきてはくれない。
「はい?意識高い系?」
そんな感じ。
彼は、ああ、自分は、
彼らに通じることばを持ち合わせていないと、
そう感じたという。
そこで、とにかくいろんな人と
接してみようと思った。
それこそ…
「着たことのない服に袖を通すように」
世の中にはいろんな人がいる。
いろんな人と接すれば、
いろんな見方があるのだと気づく。
彼らと話す言葉が見つかる。
彼らと話しても外さない…。
だから大学生の中に入っていった。
東京の私立大学に通える学生たちは、
たいてい生活には困らない程度の家庭から
来ているし、
普段いっしょにボランティアをしている学生とは、
違うところに生きている人たちだから。
湯浅さんは、
長くホームレス支援をしてきた。
そして「便所の窓から」いっしょに社会を見、
彼らに通じることばを学んだ。
その後、
内閣府参与に就任し、
3年間務めた。
そこで、彼らの窓から社会を見て、
彼らに通じることばを学んだ。
そして、今度は大学生ということ。
そして5年で終えた。
今後は主に、
地域交流拠点を作り、
子どもの貧困対策をする活動、
つまり子ども食堂支援センター
「むすびえ」というネットワークの
理事長になる?なった?らしい。
その中で、子ども食堂にコミットしながら、
言論活動をして行くとのこと。
はい、楽しみです。
すべての人に通じることばを…。
そのためには、
あらゆる人の中に入って行き、
対話する必要があるということ。
「わかれ」ではなく、
「伝わる」ように、
「耳を傾けてもらえる」ように、
その人に通じることばを見つける。
きのうの帰り道から、
そんなことばがぐるぐると
頭の中をまわっている。
私の伝道者としての在り方にも通じるかなと。
きのうはいい時間を過ごした。
感謝主!!