クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-07 No.22

2008年07月25日 17時04分00秒 | Weblog
<naive>
V 5075 \2280
ジャン=フランソワ・ジジェル/インプロヴィゼーション
カリヨン、バリ、ロマンティーク、エピファニーほか
ジャン=フランソワ・ジジェル(Pf)
フィリップ・ベロ(Cl)、トーマス・ブロッホ(グラスハーモニカ)、
ジャン・ブコール、ジョニー・ラッセ(鳥の声)
ジャン=フランソワ・ジジェルは、フランスで大人気の教育者にして、テレビ
でもひっぱりだこのピアニスト。彼が出演する番組は毎回100万人以上の人が
視聴していると言われます。ちょっと違うかもしれませんが、さしずめ「フラ
ンスの青島広志」といったイメージでしょうか。そんな彼はこれまた即興演奏
の達人でもあります。ここに収められているのはすべて即興演奏。鳥の声やグ
ラスハーモニカも加わり極めてかわいらしくそれでいてスタイリッシュな、新
しい感覚の一枚です。





<AEON>
AE 0866 \2450
ステファーノ・ジェルヴァゾーニ(b.1962):作品集
(1)Least Bee-小さき蜜蜂-エミリー・ディキンソンの詩による
(2)Anあるひとつの-5つの楽器のための-シューベルトのセレナードのように
(3)アニマート-8つの楽器のために
(4)アンティテッラ-12の楽器のために
(5)エピカデンツァ-打楽器、二つのトリオとツィンバロンのために
(6)Godspell-フィリップ・レヴィンのテクストに
バーバラ・ザニケッリ(S) シルヴァーナ・トルト(Ms)
フランソワ・ヴォルペ(打) ルイージ・ガッゲーロ(ツィンバロン)
杉山洋一(指)
アンサンブル・ミディ
ジェルヴァゾーニ(1962年生まれ)は、ノーノの勧めで作曲の勉強を始め、その
後リゲティの下でも研鑽を積んだ人物。今年のサントリー音楽財団サマーフェ
スティバルでも来日が予定されており、委嘱作品も世界初演されるなど、今一
番輝いている、熱い作曲家といえるでしょう。指揮の杉山洋一氏はフェスティ
ヴァルでも実際に演奏することになっており、色々な面で注目の一枚の登場で
す。ジェルヴァゾーニの音作りはどちらかというとシャープなタイプですが、
緊張と弛緩、人間の高揚と沈静、人が満たされたり空虚になったりすること
・・・すべての対照的な事物間に存在している距離感を表現しています。実
に奥深い世界が展開されています。

AE 0752 \2450
ミカエル・ジャレル(1958-):作品集
(1)...プリズム/投射...(ヴァイオリンとオーケストラのための)
(2)航跡(または残り香)
(フルート、クラリネット、オーボエとオーケストラのための)
(3)3つのエチュード-ドビュッシーによる
(4)別れ
エマニュエル・パユ(Fl) ポール・メイエ(Cl) フランソワ・ル・ルー(Ob) 
ハエ=スン・カン(Vn) モリノ・フェルメンティ(Pf)
パスカル・ロフェ(指)
スイス・ロマンド管弦楽団
ジャレルは、1958年ジュネーヴ生まれの作曲家。様々な楽器の能力、そしてそ
れを演奏するアーティストの潜在能力を最大限に引き出すような楽器の書き方
をしています。1曲目の「...プリズム/投射ノ」は、太陽に照らされるプリズ
ムの微妙な光の変容する様を、様々な楽器の微妙な音色を駆使して表現してい
ます。オーケストラもソリストも名人ばかり、豪華な1枚となっています。

AE 0861 2枚組 \4900
[CD1]デュティユー:
(1)はるかなる世界すべて。。。-チェロとオーケストラのための 
(2)3つのストローフェ
アンドレ・カプレ:
(3)エピファニー
[CD2]インタビュー(デュティユー、ジャン=ミシェル・ネクトゥ、マルク・
コッペイ)
マルク・コッペイ(Vc)
パスカル・ロフェ(指)
リエージュ・ワロニー・ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団
夢から生まれ出でたような幻想的な世界が広がるデュティユー作品。「静けさ
を聴く」、という日本のわび・さびの世界のようでもあり、しかし一つ一つの
音の韻律はきわめて明瞭。くっきりとした筆づかいながら、幻想的な世界が
広がるなんとも独特なデュティユー・ワールドを堪能できます。そして、ド
ビュッシーの同時代人カプレの作品では近代の和声による中世ポリフォニー
的な世界が広がります。インタビューでは、デュティユーがそれぞれの作品
について語っている、興味深い内容となっています(英語訳のブックレットあ
り)。

AE 0864 \2450
アタウアルパ・ユパンキ(1908-1992):作品集
エル・トゥルンバーノ、エル・アディオスほか(全15曲)
ロベルト・アウセル(Gt)
録音:2006年
ユパンキは、アルゼンチンのギタリスト、歌手、そして作家。60年代から70年
代にかけてギタリストとして来日もしている人物です。ここでギターを奏でる
アウセルは同じくアルゼンチンが生んだ世界的ギタリスト。ピアソラから作品
を献呈されているほどの腕前です。熱く、それでいて哀愁漂う独特の世界に
引きずりこまれる一枚です。





<WERGO>
WER 6694 \2180
レベッカ・サウンダース(b.1967):作品集
(1)blaauw (2)ブルー・アンド・グレー (3)デュオ (4)ヴァーミリオン
(5)興奮した静けさ
ムジーク・ファブリーク
管楽器が活躍する作品ばかり。どれも絶妙な「間」を感じさせる作品で、決し
てやかましい音楽ではないのですが、心臓をわしづかみにされるような鬼気迫
る感じが漂う一枚です。





<DOREMI>
DHR 7940/1 2枚組 \3960
「リヒテル第15集 / 1965年4月15日カーネギー・ホール・リサイタル」
(1)シューベルト:ピアノ・ソナタ第9番ロ長調D.575
(2)ブラームス:バラード集Op.10より第1番ニ短調、第2番ニ長調
(3)同:
6つのピアノ小品Op.118より間奏曲イ短調、バラードト短調、間奏曲変ホ短調
(4)ショパン:
スケルツォ第1番ロ短調Op.20、第2番変ロ短調Op.31、第3番嬰ハ短調Op.39、
第4番ホ長調Op.54
(5)ラヴェル:「鏡」より、悲しい鳥
(6)ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調Op.32-12
(7)同:練習曲集「音の絵」Op.39より嬰へ短調、ニ長調
(8)シューベルト:ピアノ・ソナタ第3番ホ長調D.459
(9)同:即興曲集D.899より第3番変ト長調、第4番変イ長調
(10)同:楽興の時第1番ハ長調D.780-1
(11)同:行進曲ホ長調D.606
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:(1)-(7)1965年4月15日ニューヨーク、カーネギー・ホール(ライヴ)
(8)1980年6月18日ホーエネムス(ライヴ) (9)1967年8月27日
(10)1958年2月11日ブダペスト(ライヴ) (11)1978年5月3日モスクワ(ライヴ)
巨人リヒテルが行った1965年4月15日の「クラシックの殿堂」カーネギー・ホ
ールにおけるリサイタルの模様を完全収録。これは1960年10月の歴史的デビュ
ー(DHR.7864)以来となるもの。DOREMIより既出のショパンのスケルツォ
(DHR.7724)をのぞくすべてが初出。このたびショパンもより状態の良い音源か
らリマスタリングされ音質改善が施されているとのこと。余白には複数のリサ
イタルからシューベルトばかりを選曲。すべて完全初出ですが、なかでもシュ
ーベルティアーデで知られるホーエネムスでのソナタ3番と、同じくモスクワ
での行進曲はこれが現状リヒテルの弾いた唯一の録音。




<MEDICI ARTS>
-EUROARTS \4800
20 72368(DVD-Video) 2枚組
字幕 :伊英独仏西
W.A.モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」
フィオルディリージ:バルバラ・フリットリ
ドラベッラ:アンゲリカ・キルヒシュラーガー
グリエルモ:ボー・スコウフス
フェルランド:ミヒャエル・シャーデ
デスピーナ:モニカ・バチェッリ
ドン・アルフォンゾ:アレッサンドロ・コルベッリ
リッカルド・ムーティ(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
録音:1996年 ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
演出:ロベルト・デ・シモーネ
ウィーン国立歌劇場&ムーティによる豪華歌手陣で実現した「コシ・ファン
・トゥッテ」。1983年のザルツブルク音楽祭での伝説的な演奏と比べるとキャ
ストが超豪華。姉妹には今や大人気のメゾ、キルヒシュラーガーとムーティ
の秘蔵っ子として活躍中の抜群の美貌を誇る若きソプラノ、バルバラ・フリ
ットリの2人が出演。拍手喝采のバルバラ・フリットリが歌う「岩のように動
かずに」。キルヒシュラーガーが無邪気に歌う「恋は盗賊」は奔放なドラベ
ッラを可愛く魅力的に演じています。二人の声が美しく溶け合い、フリット
リのテクニック、キルヒシュラーガーの存在感は見事!またムーティのしっ
かりとした音作り、完璧な支えをみせるオケ、舞台の流れを失わない素晴ら
しい演出で熱狂的な成功を収めています。今年秋にはマエストロ・ムーティ
がウィーン国立歌劇場と来日予定。このDVDとほぼ同じキャストで待望の「コ
シ・ファン・トゥッテ」を上演します。




<haenssler>
98 396 \2080
ベートーヴェン:交響曲集
(1)第4番変ロ長調Op.60
(2)第6番ヘ長調Op.68「田園」
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルク交響楽団
‘過激路線のベートーヴェン’と音楽評論家の安田和信氏もかねて激賞して
いたファイのベートーヴェン。長らくカタログ落ちしていたタイトル、第4番
&「田園」が、お店からの強いリクエストを受けた弊社による交渉の結果、
ふたたび流通可能となりました。なかでも第4番は、聴いた方が口を揃える必
聴の演奏でございます。この機会にぜひオーダーをお願い致します。




<REGIS>
RRC 1299 \880
トゥリーナ(1882-1949):管弦楽作品集
幻想的舞曲集 Op.22/セビーリャ交響曲 Op.23/交響的狂詩曲 Op.66
交響詩「ロシーオの行列」Op.9/闘牛士の祈り Op.35
エンリケ・バティス(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
メキシコシティ・フィルハーモニー管弦楽団
原盤:IMP / ASV

RRC 1300 \880
ハチャトゥリアン(1903-1978):
ヴァイオリン協奏曲ニ短調(*)
ピアノ協奏曲変ニ長調(+)
ボリス・グートニコフ(ヴァイオリン(*))
コンスタンチン・イワーノフ(指揮(*))
ソヴィエト国立交響楽団(*)
アネット・サーヴァデイ[アンネッテ・セルヴァデイ](ピアノ(+))
ジョゼフ・ジュンタ(指揮(+))
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
原盤:Hyperion(+)
ボリス・グートニコフ(1931-1986)は1962年の第2回チャイコフスキー国際コン
クール・ヴァイオリン部門優勝者。教育者としても高名で、来日演奏歴もあり
ますが、ソ連崩壊前に50代半ばで亡くなってしまったこともあり、「幻の巨匠」
的存在となっています。(*)も「西側」初出音源とのことです。

RRC 2080 2枚組 \1760
プッチーニ(1858-1924):オペラ「西部の娘」
エリナー・スティーバー(ソプラノ)
マリオ・デル・モナコ(テノール)
ジャン・ジャコモ・グェルフィ(バリトン)
ディミトリス・ミトロプーロス(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
原盤:Cetra




<CLARTON>
CQ 0081-2 \1980
ヤナーチェク(1854-1928):
弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」(1923)
弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」(1928)
ヤナーチェク弦楽四重奏団
ミロシュ・ヴァチェク(第1ヴァイオリン) 
ヴィチェスラフ・ザヴァディリーク(第2ヴァイオリン)
ラディスラフ・キセラーク(ヴィオラ) 
ブジェチスラフ・ヴィビーラル(チェロ)
イトカ・モラヴツォヴァー、アルフレト・ストレイチェク(朗読)
録音:2007年9月12-13日、チェコ、フルディム、会議堂
ヤナーチェクと彼が思いを寄せた38歳年下の若き人妻カミラ・シュテスロヴァ
ーの間で交わされた書簡からの抜粋が、第1楽章の前後と第4楽章の前に朗読さ
れます。




<OUT OF THE FRAME>
OUT 005 \2300
スメタナ(1824-1884):連作交響詩「わが祖国」
ズデニェク・コシュレル[コシュラー](指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
録音:1994年9月1-4日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール

OUT 011 \2300
ドヴォルジャーク(1841-1904):
交響曲第8番ト長調 Op.88
交響曲第9番ホ短調「新世界より」Op.95
リボル・ペシェク(指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
録音:2004年11月18-19日、プラハ、ルドルフィヌム、
ドヴォルジャーク・ホール

OUT 012 \2300
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第5番ホ短調 Op.64
ポール・フリーマン(指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
録音:1998年3月22日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール、
ライヴ

OUT 014 \2300
ブロードウェイ! ミュージカル・ハイライト集
レナード・バーンスタイン(1918-1990):「ウェストサイド・ストーリー」
リチャード・ロジャース(1902-1979):「サウンド・オヴ・ミュージック」
カルヴィン・カスター:サリュート・トゥ・ビッグ・バンズ
フレデリック・ロウ(1901-1988):「マイ・フェア・レディ」
アンドルー・ロイド・ウェバー(1948-):「オペラ座の怪人」
レオ・ドリーハイス(指揮)BR> チェコ・ナショナル交響楽団
録音:2001年3月9日、プラハ、ルドルフィヌム、ライヴ

OUT 019 \2300
ムソルグスキー(1839-1881)/ラヴェル編曲:組曲「展覧会の絵」
ラヴェル(1875-1937):
ラ・ヴァルス/亡き王女のためのパヴァーヌ/ボレロ
マルチェッロ・ロータ(指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
録音:2006年4月、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール




<ICN POLYART>
ICN 001 \2300
モーツァルト(1756-1791):
ディヴェルティメント第5番 K.187
ディヴェルティメント第6番 K.188
ディヴェルティメント K.138(*)
セレナード第12番ハ短調 K.388
オルドジフ・ヴルチェク(指揮(*))
ヴィルトゥオージ・ディ・プラーガ
録音:1990年11月13-16日、プラハ、プラトネーシュスカー・スタジオ
外装に規格番号表記がございません。あらかじめご了承ください。

ICN 003 \2300
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):トランペット協奏曲集
トランペット、弦楽と通奏低音のためのソナタ(協奏曲)ニ長調(**)
トランペット、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調(**)
2つのトランペット、弦楽と通奏低音のための協奏曲ロ長調(*/**)
3つのトランペット、2つのオーボエ、
ティンパニ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調(*/+/**)
トランペット合奏のためのトッカータ(*/+/#)
4つのトランペットのための協奏曲(*/+/#)
ヤン・ハーズネル[ハーゼンエール](トランペット)
クラリーノ・コンソート
ヤン・ブリアン(トランペット(*))
ウルバン・F・ヴァルザー=ホフマン(トランペット(+))
フランチシェク・ヴラサーク(トランペット(#))
オルドジフ・ヴルチェク(指揮(**))
ヴィルトゥオージ・ディ・プラーガ(**)
録音:1990年3月27-29日、6月25-27日、プラハ、
プラトネーシュスカー・スタジオ

ICN 005 \2300
ユニヴァーサル・ブラス はじめに、そして・・・?!
J・S・バッハ(1685-1750):ミサ ロ短調 BWV232 から グローリア
ボフスラフ・マチェイ・チェルノホルスキー(1684-1742):フーガ イ短調
ヴァレリウス・オット(1579-1612頃):
「新パヴァーヌ、ガリアルド、イントラーダ、クーラント集」(1611)から
バレット,パヴァーヌ,ブランル「イザベッラ」,クーラント,イントラーダ
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」から ハレルヤ
J・S・バッハ:
ブランデンブルク協奏曲第3番 BWV1048 から 2つのアレグロ楽章
モーツァルト(1756-1791):オペラ「魔笛」序曲(K.620)
ラヴェル(1875-1937):亡き王女のためのパヴァーヌ
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):庭園の春
ロッシーニ(1792-1868):オペラ「ウィリアム・テル」序曲 から アレグロ
ユニヴァーサル・ブラス・プラハ
ヤン・ハーズネル[ハーゼンエール]、ヨセフ・マチェイカ、
パヴェル・コホウト(トランペット)
カレル・シメク(ホルン) イジー・プシビル(トロンボーン)
カレル・マリマーネク(テューバ) リブシェ・ヴァーハロヴァー(ハープ)
録音:1991年、プラハ、スタジオ・モーツァルテウム

ICN 006 \2300
インディラ・コッホ ヴァイオリン・リサイタル
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30 No.2
プロコフィエフ(1891-1953):ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94bis
インディラ・コッホ(ヴァイオリン)
ジェラール・ヴィス(ピアノ)
録音:1992年1月6-8日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ

ICN 007 \2300
モーツァルト(1756-1791):オペラからのターフェルムジーク
ヤン[ヨハン]・ネポムク・ヴェント(1745-1801)編曲:「フィガロの結婚」
ヨゼフ・ハイデンライヒ(1736?-1821)編曲:「魔笛」
ヨゼフ・トリーベンゼー(1772-1846):
「ドン・ジョヴァンニ」の「酒がまわっているうちに」による変奏曲
ジョヴァンニ八重奏団
ヤン・コラーシュ、ラデク・フラビェ(オーボエ)
ルボミール・レゲムザ、ドゥシャン・ミヘリ(クラリネット)
ヤン・カラス、インドジフ・コラーシュ(ホルン)
エミル・ポラーフ、ミラン・スラーデク(ファゴット)
録音:1992年、プラハ、コルンニー通りの福音教会

ICN 009 \2300
ヤン・ヴァーツラフ・スタミツ(1717-1757):ヴァイオリン協奏曲ハ長調
カレル・スタミツ(1745-1801):ヴァイオリン協奏曲ト長調
アントニーン・ヴラニツキー(1761-1820):ヴァイオリン協奏曲変ロ長調
石川静(ヴァイオリン)
ヤロスラフ・クルチェク(指揮)
カペラ・イストロポリターナ
録音:1992年5月17-18日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ

ICN 020 2枚組 \3450
J・S・バッハ(1685-1750):ミサ ロ短調 BWV232
ズデナ・クロウボヴァー(ソプラノ)
マルタ・ベニャチコヴァー(アルト)
イェルク・デュルミュラー(テノール)
ペテル・ミクラーシュ(バス)
スデニェク・コシュレル[コシュラー](指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
キューン混声合唱団
録音:1994年9月29日、プラハ、ルドルフィヌム、ライヴ

ICN 020 \2300
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):交響組曲「シェエラザード」Op.35
レオ・ドリーハイス(指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
録音:2000年1月14日、プラハ市民会館スメタナ・ホール、ライヴ

ICN 032 \2300
マーラー(1860-1911):交響曲第1番ニ長調「巨人」
ポール・フリーマン(指揮)
チェコ・ナショナル交響楽団
録音:2000年2月2日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール、
ライヴ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.21-1

2008年07月24日 10時26分11秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4777450 \1850
通常盤
4777948 \2680
限定デラックス仕様盤《特製ハードカヴァー・ブック付き》
バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第1番&第2番 BWV1041&1042
グバイドゥーリナ:
ヴァイオリン協奏曲 ""In tempus praesens""(世界初録音)
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn) トロンハイム・ソロイスツ(バッハのみ)
ロンドン交響楽団 指揮:ワレリー・ゲルギエフ
録音:2007年2月 ハンブルグ
ムターのDG初、バッハの協奏曲第1番、第2番に加え、グバイドゥーリナの協奏
曲(彼女が作曲家自身に委嘱し、この録音が世界初となる)のカップリングの注
目盤です。
グバイドゥーリナは2007年のルツェルン音楽祭でも初日公演を行い大好評を博
しました。またバッハは、あの世界中で35万枚ものベストセラーを記録した
ヴィヴァルディ「四季」で共演したトロンハイム・ソロイスツとの演奏です。
このアルバムは何か新しいものを聴きたいリスナーの好みにもぴったり合うこ
とでしょう。

4777440 \1850
バルトーク:協奏曲集
1.ヴィオラ協奏曲 Op.post Sz.120
 (ティボール・シェルリ補筆版)
2.ヴァイオリン協奏曲 第1番 Op.post Sz.36
3.2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲
1&2)ユーリ・バシュメット(Va) ギドン・クレーメル(Vn)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ピエール・ブーレーズ
3)ピエール=ローラン・エマール(Pf) タマラ・ステファノーヴィチ(Pf)
ロンドン交響楽団 指揮:ピエール・ブーレーズ
録音:2008年5月 ロンドン、アビーロード
ピエール・ブーレーズは、この協奏曲集のアルバムで記念碑的なバルトーク・
プロジェクトを完成させました。このかつてない素晴らしい録音について、
ブーレーズは最高のソリストたちを集結させ、また最高のオーケストラにも
協力を要請したのです。
バシュメット、クレーメル、エマール、ステファノヴィチはその芸術性を惜
しみなく発揮し、言葉に尽くせないほどの完成度を曲に与えたのです。20世
紀の最も偉大な作曲家の一人であるバルトークの作品に、最高の解釈を得た
名演の登場に興奮を禁じ得ません!これ以上何を求めましょう?

4777475 3枚組 \3700
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集
CD1:ピアノ協奏曲第1&3番
CD2:ピアノ協奏曲第2&4番
CD3:ピアノ協奏曲第5番
ミハイル・プレトニョフ(Pf)
ロシア国立管弦楽団 指揮:クリスティアン・ガンシュ
録音:2006年9月 ボン
「プレトニョフのピアニズムは我々をはっとさせる」(デイリーテレグラフ)
2007年は「ベートーヴェンの年」として宣言するほど、様々な演奏家たちの
素晴らしい演奏が録音できました。そして、このプレトニョフ・プロジェク
トの協奏曲全集、とりわけ第5番「皇帝」は2008年にもベートーヴェン演奏の
豊かな実りが実感できる名演です。
プレトニョフと言えば、あの革新的な解釈の交響曲集も記憶に新しいところ
ですが、この協奏曲でも新鮮なベートーヴェンを聴かせます。「曲の全てに
命と驚きがある」とタイムズ誌に評されたように、彼のアプローチはベート
ーヴェンを過去の遺産としてではなく、喜びも情緒も含めて現在の実生活に
即したものとして扱うのです。全ての人としての感情の流れがここにありま
す。

4777471 \1850
スカボロ・フェア-ブリテン諸島の歌
1.鳩の首
2.Marwnad yr ehedydd
3.見逃すこと
4.私の印付きの愛
5.彼女は市場を通って移動した
6.優しいキス
7.スカボロ・フェア
8.Carrickfergus
9.いつも最初に私は見た・・・
10.Cariad cyntaf
11.私の愛は似ている
12.オー、ワリーワリー
13.南に吹く風
14.Cariad cyntaf
15.モリー・マローン
16.ロッホ・ローモンド
17.ダニー・ボーイ
全編曲…クリス・ハーゼル
ブリン・ターフェル(Bs-Br) ケイト・ロイヤル(S) シャロン・コル(Vn)
ロンドン・ボイセス ロンドン交響楽団 指揮:バリー・ワーズワース
録音:2007年12月 ロンドン
前作「シンプル・ギフト」の成功に続き、今回もターフェルは彼の大好きな
ブリテン諸島の民謡を歌います。このアルバムは多くの人に愛好されている
歌を多く収録、アイルランドの古典的名曲「ダニー・ボーイ」から英語の歌
のスタンダード、「スカボロ・フェア」まで編曲者ハーゼル(前アルバム成功
の立役者)の手による絶妙なアレンジでこれらの曲を楽しむことができます。
このアルバムのために、イギリスの名ソプラノケイト・ロイヤルなど何人か
の特別ゲストをフィーチャー。ターフェルの力強くも優しい歌声に花を添え
ています。今回もベストセラー間違いなしの1枚です。

4776665 \1850
「わが母の教えたまいし歌」
1.モラヴィア民謡:Kebych bola jahod?
レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):
53の「歌によるモラヴィア民族詩」より
2.第37曲 Lavecka
3.第12曲 Jabucko
4.第50曲 音楽家たち
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):ジプシーの歌 Op.55より
5.第4曲 わが母の教えたまいし歌
6.第5曲 弦の調子をあわせて
7.第3曲森はひっそりと静まりかえり
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):テシンスコ地方の民謡と舞曲 WV120より
8.第3曲 ブナの林の外へ
9.第15曲 私の母親の膝の上で
10.第4曲 Sidej na vuz
ペーター・エベン(1929-2007): “Pisne K Loutne“より
11.Milovanie bez vidanie
12.I dare not ask
13.Quand ce beau printemps
14.Ach Gott, wie weh tut scheiden
15.Jakz sem te najprv poznal
16.Stratilat sem mileho
ヤン・ヨゼフ・レシュラー(1771-1813)
17. 離れたところから
ヴィーチェスラフ・ノヴァーク(1870-1949):
歌曲集「心の中のおとぎばなし」Op.8より
18. Pisen melancholicka
19.. Zda neni snem? (transposed)
20. Vecer
21. Podzimni nalada
22.Az prejde den
ドヴォルザーク:夕べの歌 Op.3より
23.第2曲 おまえが死んだ夢を見た
ドヴォルザーク:モラヴィア二重唱曲より
24.第9曲 指環
25.第11曲 とらわれた花嫁
ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):
モラヴィアの民謡詩による7つの歌曲集
26.第1曲 モラヴィアの少女
27.隣人は静かに
28.希望
29.夜警
30.秘密の恋
31.曲がり角
32.Zvolynの若者
レオシュ・ヤナーチェク:「10のシレジアの歌」より
33.第7曲 Aj co to je za slavicek
34.第10曲 V cernym lese
ボーナス・トラック
35.レオポルド・コジェルフ:アリエッテより「愛を感じて」
マグダレーナ・コジェナ(Ms) ドロテア・レシュマン(S)
ミヒャエル・フライムス(リュート&ギター) マルコム・マルティノー(Pf)
録音:2007年3月 ミュンヘン
コジェナの最新アルバムは、彼女が幼い頃より慣れ親しんできたチェコの民謡
を始めとした深く豊富な歌のコレクションです。
「幼い頃、母が私にたくさんの歌を歌ってくれました。母は専門の歌手ではあ
りませんでしたが、歌うのが大好きで多くの歌を知っていました。」とコジェ
ナ自身が語るように、チェコでは各々の家庭で母親が子どもたちに民謡を歌っ
て聞かせるのが慣わしで、コジェナはもちろん、作曲家たちも小さい頃には
民謡を聞いて育っていたのです。
伴奏は長年の歌のパートナーであるマルコム・マルティノー、
ドヴォルザークの「モラヴィアニ重唱曲」ではドロテア・レシュマンが共演し
ています。

●カラヤン・シンフォニー・エディション
定評のある70年代の録音を中心にCD全38枚からなる交響曲集。
今回は分売のみのご案内ですが今秋(11月予定)にはBOXのリリースも予定して
おります。

4777578 6枚組 \5400
ベートーヴェン:交響曲全集・序曲集
CD1:交響曲第1&4番、序曲「エグモント」
CD2:交響曲第2&7番
CD3:交響曲第3番「エロイカ」、序曲「レオノーレ」
CD4:交響曲第5&8番、序曲「フィデリオ」
CD5:交響曲第6番「パストラル」、序曲「コリオラン」
「プロメテウスの創造物」 & 「アテネの廃墟
CD6:交響曲弟9盤
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1965-77年 ベルリン
カラヤンはベートーヴェンの交響曲全集を生涯に4回録音していますが、この
1970年代の演奏が最良のものと言っても過言ではないでしょう。
カラヤンの特徴とも言える豪快さと華麗さに、そろそろ耽美さが加わり絶妙の
ベートーヴェンを聴かせてくれます。

4777579 3枚組 \2700
ブラームス:交響曲全集
CD1:交響曲第1&3番
CD2:交響曲第2&4番
CD3:ハイドンの主題による変奏曲、 悲劇的序曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年2月 ベルリン
こちらも超名演として知られる70年代のブラームスです。
活力と精力が漲る健康的なブラームス。壮麗な音の輝きがたまりません。
第4番の終楽章などはまさに記念碑的名演です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.21-2

2008年07月24日 10時25分44秒 | Weblog
4777580 9枚組 \8100
ブルックナー:交響曲全集
CD1&2:交響曲第1&5番.
CD3:交響曲第3番
CD4&5:交響曲第2&8番
CD6:交響曲第4番「ロマンティック」
CD7:交響曲第6番
CD8:交響曲第7番
CD9:交響曲第9番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1975-81年 ベルリン
発売当時は、「本当はカラヤンはブルックナーが苦手なのではないか?」と
揶揄されてしまった演奏。それは恐らく・・・
当時、ブルックナーをここまでクールで美しく振った指揮者がいなかったか
ら。ブルックナー特有の熱っぽさを排除し、とことん美しい音の建築物を見
せてくれたこちらも記念碑的名演。

4777581 3枚組 \2700
メンデルスゾーン:交響曲全集
CD1:交響曲第1&5番「宗教改革」
CD2:交響曲第2番「讃歌」
CD3:交響曲第3番「スコットランド」&4番「イタリア」
エディット・マティス(S) リゼロッテ・レープマン(S)
ヴェルナー・ホルヴェーク(T) ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1971&72年 ベルリン
メンデルスゾーンの交響曲全集というのは、思ったほどにCD化されているわけ
でもありません。そんな中、このカラヤン盤はとにかく安心して身を任せられ
る演奏です。悠然とした流れと申し分ない音響。有名な3番、4番だけでなく、
第5番が想像以上の名曲だということにも改めて開眼する人も多いのでは?
ちょっと冗長な第2番も面白く聴けます。

4777917 7枚組 \6300
ハイドン:6つのパリ交響曲と12のロンドン交響曲集
CD1:交響曲第82番「熊」、83番「めんどり」&87番
CD2:交響曲第84、85「王妃」&86番
CD3:交響曲第93、94「驚愕」&100番「軍隊」
CD4:交響曲第95、96「奇蹟」&97番
CD5:交響曲第98&99番
CD6:交響曲第101「時計」&102番
CD7:交響曲第103「太鼓連打」%104番「ロンドン」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1980-82年 ベルリン
カラヤンのハイドンは、今流行りのオリジナル系の解釈とはまた違った楽し
さがあります。フレーズやアコーギクを強調することは一切なく、あくまで
も流れと響きを重視し、音を全て美しく聴かせようとするカラヤンの意志が
まっすぐに伝わるハイドンです。ハイドン後期の練れた作風が演奏にぴった
りと合っています。

4777925 3枚組 \2700
モーツァルト:後期交響曲集
CD1:交響曲第32(序曲)、33、35「ヘフナー」&36番「リンツ」
CD2:交響曲第29、38「プラハ」&39番
CD3:交響曲第40&41番「ジュピター」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1965、1976-77年 ベルリン
こちらもオリジナル系の解釈とは対極にある演奏。
確かにこの演奏を聴いていると、「これこそが正しい」と思わずにはいられ
ないほどの説得力がたっぷり。どこもかしこもすべすべに磨きあげられ一点
の曇りもう許されないほどの完璧な音楽。

4777932 3枚組 \2700
シューマン:交響曲全集
CD1:交響曲第1「春」&2番
CD2:交響曲第3「ライン」&4番
CD3:序曲、スケルツォとフィナーレ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
第4番のみVPO
録音:1971、87年 ベルリン
カラヤンのシューマン交響曲は意外と端正で、しつこくなく、他の現代的な
解釈に比べると一見おっとりしているように見えるかもしれません。しかし、
これが聴きこんでみると本当にすみずみまで計算され尽したものであること
に気がつくはずです。各々の楽器の旋律の美しさ、完璧なハーモニー。すば
らしいの一言です。

4777937 4枚組 \3600
チャイコフスキー:交響曲全集
CD1:交響曲第1「冬の日の幻想」&2番「小ロシア」
CD2:交響曲第3「ポーランド」、「スラヴ行進曲」&「イタリア奇想曲」
CD3:交響曲第4&5番
CD4:交響曲第5&6番「悲愴」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1966、1975-77年 ベルリン
カラヤンは4-6番までのチャイコフスキーの交響曲は、生涯に何度も録音した
のですが、1-3番までは1回しかしていません。彼特有の美意識があったので
しょうか?しかし全曲まとめて聞いてみるとどれもがカラヤンらしく、はち
きれんばかりの音が溢れています。カラヤンを語るためには外せない1セット
です。

4777958 8枚組 \7200
ベートーヴェン:32のピアノ・ソナタ全集
CD1.第1.2.4番
CD2.第3.5.6.7番
CD3.第8「悲愴」.9.10.11番
CD4.第12.13.14「月光」.15「田園」
CD5.第16.17「テンペスト」.18番
CD6.第20.21「ワルトシュタイン」.22.23「熱情」.24番
CD7.第25.26「告別」.27.29「ハンマークラヴィーア」
CD8.第28.30.31.32番
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)
録音:1964年11月-1965年1月 ハノーヴァー
どんなにいろいろなベートーヴェンのソナタを聴いたとしても結局、バック
ハウスか、このケンプの演奏に戻ってきてしまう・・・・。
そんな愛好家たちの心の拠り所となっている名演です。多少無骨でも、指の
回りが悪くてもハートで聴かせる、そんな人間味溢れる音楽が永遠の人気の
秘密なのかもしれません。

734407(DVD-Video) 2枚組 \6450
ワーグナー:祝典劇「パルジファル」(全曲)
パルジファル・・・クリストファー・ヴェントリス(T)
クンドリー・・・イヴォンヌ・ナーフェ(Ms)
アンフォルタス・・・ミヒャエル・ヴォッレ(Br)
グルネマンツ・・・マティ・サルミネン(Bs)
チュリーッヒ歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:ベルナルト・ハイティンク
収録:2007年3月
2007年3月に収録されたこの映像は、ハイティンクの魅力ある指揮のおかげで
近年最も素晴らしいワーグナーの演奏として世界中のマスコミからも注目さ
れたものです。ハンス・ホルマンによる演出は極めて厳粛で、この楽劇の神
秘的な側面を強調しています。
舞台美術を担当したハンス・ホッファーは控えめな照明を用い、幾何学的な
図形とブロックを効果的に使用、そのシンプルな装置は美しい音楽に注意を
集中させることに成功しました。題名役を歌うクリストファー・ヴェントリ
スは2008年のバイロイトでもこの役を歌う予定。すでに2004年ケント・ナガ
ノの指揮での映像も発売されていて、恐らく現在最高のパルジファル歌いと
断言できるでしょう。他にベテラン、サルミネンと実力派メゾ・ソプラノ、
ナーフェたちが感動的な舞台を造り上げています。

734454 \3350
メータ/ニューイヤー・コンサート 1990年
1.J・シュトラウスII世:
 喜歌劇「ジプシー男爵」より入場行進曲
2.ヨゼフ・シュトラウス:
 ポルカ・マズルカ「モダンな女」op.282
3.J.シュトラウス:ガロップ「インド人」op.111
4.J.シュトラウス2世:ワルツ「ドナウの乙女」op.427
5.ヨゼフ・シュトラウス:スポーツ・ポルカop.170
6.スッペ(1819-1895):序曲「ウィーンの朝・昼・晩」
7.ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「思いやり」op.73
8.J.シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンかたぎ」op.354
9.J.シュトラウス2世:ポルカ「破壊」op.269
10.J.シュトラウス2世: 突進ポルカop.348
11.J.シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325
12.J.シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカop.214
13.J.シュトラウス2世:爆発ポルカop.43
14.ヨーゼフ・シュトラウス ポルカ「短いことづて」op.240
15.J.シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
16. J.シュトラウス:ラデツキー行進曲op.228
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団&バレエ団
指揮:ズービン・メータ
収録:1990年1月
メータが初めてニューイヤー・コンサートを指揮した1990年の映像です。ま
さに伝説的な成功を収め、彼は以降1995, 1998, 2007年とたびたび晴れ舞台
に登場しています。
「ウィーン・フィルがなぜメータを招待し続けるのか?それは簡単です。メ
ータは分別ある指揮で、ウィーン・フィルをその慣習から解き放ち驚くべき
魔法を見せてくれるからです」(BBC)

734493(DVD-Video) \3350
カラヤン/1978年ジルベスター・コンサート
1.ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
2.ビゼー:アルルの女 第2組曲
3.リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番
4.ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」
 より「ハンガリー行進曲」
5.マスカーニ:歌劇「友人フリッツ」より間奏曲
6.スッペ:気歌劇「軽騎兵」序曲
ボーナス:ヴォチェク・ジャスニーによる映像
「ポートレイト-カラヤン-印象」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1978年12月 ベルリン・フィルハーモニー
この1978年のジルベスター・コンサートにおいて、カラヤンはとりわけ古典
的で有名曲ばかりのプログラムを組み立てました。どの曲もが親しみ易く、
耳になじんだものばかりです。ヴェルディからスッペまで、ベルリン・フィ
ルの陽気で煌くばかりの美音を堪能してください。まさに「年忘れお楽しみ
大会」の様相を呈した素晴らしい一夜をご家庭で味わえることでしょう。
ボーナス映像の「ヘルベルト・フォン・カラヤンの印象」もファン必見です。
大音楽家カラヤンの指揮姿から、サントロペにおける彼の休日の風景、父親
としてのカラヤンなどさまざまな彼の姿を知ることができます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.20-1

2008年07月24日 10時24分34秒 | Weblog
<SONY>
8869733400-2 \1900
ツィンツァーゼ:6つのミニアチュアーズ
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
グルジア共和国出身のヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリ。16歳の
時にシベリウス・コンクール2位入賞の実力派で、その後ベルリン・フィル、
ロンドン響、ロンドン・フィル、ボストン響、シカゴ響、サン・フランシスコ
響、コンセルトヘボウ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、北ドイツ放送響、
ドレスデン・シュターツカペレ、バイエルン放送響、N響など、世界中の一流
オーケストラと共演を重ねているリサの、EMIからソニー・クラシカルに移籍
しての第1弾アルバムと、最新の2作目を同時に取り扱い開始します。最新作は、
ベートーヴェンの名作と、リサの出身国であるグルジアの作曲家ツィンツァー
ゼの作品を組み合わせ、なんと指揮もリサが兼ねるという意欲作です。すでに
2007年暮にデュトワ指揮NHK交響楽団と共演していますが、2009年1月にも、
デイヴィッド・ジンマン指揮のNHK交響楽団とショスタコーヴィチの協奏曲
第1番で共演が決まっています。期待のヴァイオリニストです!

8869712936-2 \1900
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
リンドベルイ:ヴァイオリン協奏曲
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
サカリ・オラモ(指揮)
フィンランド放送交響楽団

8869733943-2 \1900
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
ロンド ハ長調 K.373
歌劇「魔笛」から4つのアリア(オーボエと管弦楽版)
(2)おいらは鳥刺し
(3)うっとりするほど美しいこの絵姿
(4)恋すりゃ誰でもうれしいさ
(5)娘っ子か、かわいい奥さんをひとり、パパゲーノ様はお望みだ!
(6)-(8)オーボエ協奏曲ヘ長調K.313(フルート協奏曲ト長調のオーボエ版)
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から4つのアリア(オーボエと管弦楽版)
(9)あそこで手を取り合って
(10)おっしゃらないで
(11)さあ、窓辺においで
(12)みんなが酒で
(13)-(15)オーボエ協奏曲ハ長調K.314
フランソワ・ルルー(オーボエ)
ザルツブルク・カメラータ
パリ・オペラ座管弦楽団-バイエルン放送交響楽団のソロ・オーボエを歴任後
ソロとなり、今もっとも注目されるオーボイスト。ソニー・クラシカルからは
2007年にバッハのオーボエ協奏曲集がリリースされていますが、早くも第2弾、
第3弾が登場します。
第3弾となる本作は管弦楽との協奏曲アルバム。モーツァルトのこれまた名曲
中の名曲、オーボエ協奏曲K.314をメインとし、第2弾の続編的なオペラ「魔笛」
のアリアから、今回はオーボエと管弦楽のためにアレンジされた4曲と、同じ
編曲でオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の4つのアリア、そしてフルート協奏曲
第1番K.313のオーボエアレンジ版となっています。

8869728585-2 \1900
(1)-(3)モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370
歌劇「魔笛」から3つのアリア(オーボエとヴァイオリン版)
(4)おいらは鳥刺し
(5)ああ、感じるのです、消えてしまったことを
(6)地獄の復讐が心のなかで煮え返っています
(7)アダージョ ハ短調K.580a(コールアングレと弦楽トリオのための)
(8)-(12)ブリテン:幻想曲 作品2(オーボエと弦楽トリオのための)
(13)-(17)エルンスト・フォン・ドホナーニ:
セレナード ハ長調作品10(弦楽トリオのための)
フランソワ・ルルー(オーボエ)
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
セバスチャン・ クリンガー(チェロ)
第2弾となる本作は室内楽によるアルバムで、モーツァルトの名作、オーボエ
四重奏曲を中心として、オペラ「魔笛」のアリアをオーボエとヴァイオリンの
ためにアレンジした3曲、弦楽トリオとコールアングレのためのアダージョ、
およびブリテンによるオーボエと弦楽トリオのための「幻想曲」、ドホナー
ニの弦楽トリオのための「セレナード」の組み合わせです。




<Edition HST>
HST-056 \2500
ヴァンハル(1739-1813);疾風怒濤交響曲集第七巻
イ長調 Bryan A5(ca.1763-65)
イ長調 Bryan A3(ca.1772-73)
リーダー:遠藤 雄一(ヴァイオリン)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2008年5月、東京ルーテル市ヶ谷センター・ホールでのライヴ録音
交響曲イ長調 Bryan A5
写譜の一つがエステルハージ家に所蔵(現ブタペスト博物館)されていたことか
ら、当時ヨゼフ・ハイドンがヴィーンに発注し、自身が演奏したと伝えられる。
このような形で、エステルハージ家に16曲のヴァンハルの交響曲が現存してい
ることから、ハイドンは必死でヴィーン有名作曲家の情報を得ようとしていた
事が伺える。
交響曲イ長調 Bryan A3
ヴィーンでは20世紀初頭までヨゼフ・ハイドン作Hob.I:267として伝承された。




<CEDILLE>
CDR90000 104 \1980
「ロイヤル・メッツォ/ジェニファー・ラーモア・メゾ・ソプラノ・リサイ
タル」
バーバー:アンドロマケの別れ Op.39
ベルリオーズ:クレオパトラの死
ラヴェル:シェエラザード
ブリテン:フェードラ
ジェニファー・ラーモア(Ms)
カルロス・カルマー指揮
グラント・パーク管弦楽団
録音:2006-2007年
バロックからベルカント・オペラ、現代までこなす稀代のメゾ・ソプラノ、
ラーモアの久々の新録音。しかも普段あまり聴く機会の少ないが非常に魅力的
な曲を集めた。いずれも歌曲というより、ソロ・カンタータ、モノ・オペラと
いってもよいくらい、ドラマティックで歌手の能力を最大限に生かした聴き応
え十分のプログラミング。

CDR90000 106 2枚組(1枚価格) \1980
フランツ・クレメント(1780-1842):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1805)
ベートーヴェン:(1770-1827)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1806)
レイチェル・バートン・パイン(Vn)
ホセ・セレブリエール指揮
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2007年
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は古今のヴァイオリン協奏曲のなかでも
最高傑作と目されているが、その作曲にあたって作曲家にヴァイオリンの技術
上のアドバイスを与え、初演も行ったヴァイオリニスト、フランツ・クレメン
ト自身のヴァイオリン協奏曲とのカップリングという資料的にも価値のある一
枚。クレメントはベートーヴェンの協奏曲に先立つこと一年前に自分の協奏曲
を完成。この間、ベートーヴェンにヴァイオリン技巧上のアドバイスも行って
いることを考えると、作曲はベートーヴェンに自ら実例を示す意味もあったと
考えられる。一聴するとベートーヴェンの作品と言われても信じてしまうほど
和声も管弦楽法もよく似ていて興味深い。レイチェル・バートン・パインは二
人の協奏曲のカデンツァを自ら作曲、共感の深さを示している。




<CAMPION>
RRCD1326/27 2枚組 \3960
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)BWV1007-1012
イエルク・メッツガー(Vc)
録音:1994年
知る人ぞ知るチェリスト、イエルク・メッツガーはそのいぶし銀のような渋さ
で隠れたファンがいるらしい。ヨーヨー・マのような流麗さとは無縁のゴリゴ
リした演奏だが、本当の大人の音楽が聴きたい向きには断然お薦め。

CAMEO2045 \1850
「弦楽アンサンブルのためのイギリス音楽」
アビソン:協奏曲Op.9-11
パーセル:弦楽のためのシャコンヌ(ブリテン校訂版)
ジェンキンス:パストラルとアレグロ
ウォルトン:《ヘンリーV世》から弦楽のための2つの小品
ルイス:ローザ・ムンディ
ダンクウォース:マリポサス
ダーク:ブラザー・ジェームズのアリアによる瞑想曲
ブルックス:トゥ・マイ・ラヴ
エルガー:愛の挨拶
ブリッジ:クリスマス・ダンス
ピーター・フィッシャー(指揮&Vn)
チェンバー・アンサンブル・オブ・ロンドン
録音:2006年
イギリスには弦楽のための愛らしい小品が多い。バロックから近代まで、イギ
リスの田園風景が見えてきそうなこじんまりした素敵な音楽ばかり。

CAMEO2061 \1850
ツァイト・ガイスト(時間の精神)-フィリップ・グレンジの音楽
(1)骨の王宮-メゾ・ソプラノと大アンサンブルのための
(2)安っぽい夢の風景-ブラス・バンドのための
(3)ディプティック-オーボエとハープのための
(4)クラリネット・ラディカルとシンフォニック・ウィンド・バンドのための
協奏曲「生生不息」
(1)リンダ・ハースト(Ms)、
G.トリーチャー指揮ノーザン・ミュージック・シアター
(2)R.ニューサム指揮サンライフ・バンド
(3)J.ショウ(Ob)、L.ウェイクフォード(Hp)
(4)S.ウィリアムソン(Cl)、
P.スコット指揮
グレート・ブリテン・ナショナル・ユース・ウィンドアンサンブル
録音:1984-2005年
フィリップ・グレンジは1956年ロンドン生まれの作曲家で、ピーター・マック
スウェル・デイヴィスに作曲を師事した。現代音楽特有の緊張した無調様式の
なかにも、ほの暗いロマンティシズムを湛えた作風。

CAMEO2070 \1850
「ルシファーの発電機」
カムデン・リーヴズ:ピアノ作品集
魔法使いのピアノ(2006)
地獄の炎からの夜想曲(2005)
インヴェンションと幻想曲(2001)
ルシファーの発電機(2005)
リチャード・ケーシー(Pf)
録音:2006年
リーヴズは1974年生まれで作曲をフィリップ・グレンジに学び、イギリス国内
の多くのオーケストラ、室内アンサンブルで作品が演奏されている。スクリャ
ービンとセリエリズムを折衷させたような耽美的な響きが連綿と続く。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.20-2

2008年07月24日 10時24分04秒 | Weblog
<ARSIS>
ARSIS 4212 \2180
コンタリーニ写本の世俗歌曲集
ホセ・マリーン(1619-1699)?:
Apostemos / Filis, el miedo ha de ser / Recibe, adorada ausente
Qué dulcemente suena / Clarín del prado
Pensamiento que en tu dano / Flores, ya contra vos
フアン・イダルゴ(1614頃-1685)?:
Entre bato y flora / Perdone el amore / En los floridos parámos
フアン・デル・バド(1625頃-1691):Ruiseñor que volando vas
不詳:
Que muero contento / Presto me desengañaste, Belilla
De nubes de una tristeza / Ay que soy tamborilero
Quiero y no saben que quiero / Por la salud de Amarilis
Tanta capia de hermosura / Durmiendo estaba una tarde
Con Antón se casó Gila
エストレーリャ・エステーベス(ソプラノ)
マヌエル・ビラス(ピアノ)
録音:スペイン、ウエスカ県ボレーア、聖トマス教会
ヴェネツィアのサン・マルコ寺院図書館所蔵の「コンタリーニ写本」に収めら
れた、17世紀後半にイベリア半島で隆盛していた世俗歌曲("tono umano",
"tonada")28曲のうち20曲を世界初録音。

ARSIS 4213 \2180
ロマンス 17世紀イタリア、スペイン、ポルトガル、フランスの歌曲集
不詳:
Que he o que vejo - Pues quexar sé(「エルヴァスの歌集」から)(*)
アントニオ・マルケス・レスビオ(1639-1709):
Ay dolor, quão mal me tratas(*)
ベネデット・フェッラーリ(1597頃-1681):Quando prendon riposo(*)
ジュリオ・カッチーニ(1550頃-1618):Tu ch'hai le penne amore(*)
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
Si dolce è'l tormento(*)
ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):トッカータ第2番
クラウディオ・モンテヴェルディ:Oblivion soave(*)
ベネデット・フェッラーリ:Amor, io mi ribello(*)
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1683):トッカータ
ベネデット・フェッラーリ:Deggio amarvi(*)/ Al fin del mar d'amore(*)
ジュリオ・カッチーニ:Dolcissimo sospiro(*)
ホセ・マリーン(1619-1699):Ojos(*)
不詳:A quién me quejaré(*)
フアン・イダルゴ(1614頃-1685):Quién es amor ?(*)
ジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バル(1633-1678):
Si c'est un bien que l'espérance(*)/ Sospiri(*)
ロベール・ド・ヴィゼ(1650頃-1700?):前奏曲
ジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バル:
Quand on vous dit, que l'on vous ayme(*)
マルティン・オロ(カウンターテナー(*))
モニカ・プスティルニク(アーチリュート、バロックギター)
録音:2006年11月、スペイン、ウエスカ県アレーレ、サンティアゴ教会
マルティン・オロとモニカ・プスティルニクはともにアルゼンチンのブエノス
アイレスに生まれ、バーゼルのスコラ・カントールムで学びました。オロはル
ネ・ヤーコプス、リチャード・レヴィット他、プスティルニクはホプキンソン
・スミスに師事。両者ともすでに数々のレーベルに録音を行っています。

ARSIS 4214 \2180
モーツァルトをアコーディオンで
モーツァルト(1756-1791)/アンネ・ランダ編曲:
オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616
ピアノのための幻想曲ハ短調 K.475
ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333
オルガンのための幻想曲ヘ短調 K.594
グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K.356
アンネ・ランダ(アコーディオン)
録音:2007年3月27-29日、スペイン、ウエスカ県アレーレ、サンティアゴ教会
アンネ・ランダは1971年スペインのサンセバスティアンに生まれ、フランスの
グルノーブル音楽院で勉強を終えました。彼女はアコーディオン音楽の知名度
を上げるためには現代作曲家への作品の委嘱ばかりでなく、他の楽器のために
書かれた既存の作品に取り組むことも必要と考え、このアルバムを制作しまし
た。

ARSIS 4217 \2180
とてつもない驚き
17-18世紀中南米のビリャンシーコ、サイネーテ、カンターダ&バターリャ
バルタサル・デル・アルカサル(1530-1606)の詩による即興:
Comienza la Fiesta con una Xacara al vuelo
ホセ・デ・ネブラ(1702-1768):
Que es esto vengativa ardiente sana ?
不詳:Batalla Farmosa / Un Monsiur y Estudiante
エステバン・ポンセ・デ・レオン修道士(1692-175?):
Venid, venid, Deydades
ロクェ・チェルーティ(?-1760):A cantar un Villancico
マティアス・ドゥランゴ(1636-1698):Pues mi Dios ha nacido
ホセ・デ・オレホーン・イ・アパリシオ(1705-1765):Ah del gozo
フォルマ・アンティクァ
マリビ・ブラスコ、オラーリャ・アレマーン(ソプラノ)
シャビエ・サバータ(男性アルト)
フアン・サンチョ(テノール)
リュイス・コイ(コルネット[ツィンク])
ジュアキン・ゲラ(ファゴット、ソプラノ・シャリュモー)
アレハンドロ・ビリャール(リコーダー)
チュス・カストロ、ジュリアーノ・ブオージ(ヴァイオリン)
アントニオ・クラレス(ヴィオラ)
ウルコ・ララニャーガ、ルート・ベローナ(ヴィオローネ)
フェデリコ・アブラハム(コントラバス)
エンリケ・ソリニース(アーチリュート)
アンドレス・ゴメス(チェンバロ)
ダビド・バルデース(打楽器)
ダニエル・サピーコ(テオルボ)
パブロ・サピーコ(スパニッシュギター、チャランゴ)
アーローン・サピコ(チェンバロ、ディレクター)
録音:2006年11月9-13日、スペイン、ウエスカ県アルケサル、聖ミゲル教会

ARSIS 4218 \2180
サルヴェ・レジナ アルカラ・デ・エナーレス大聖堂のオルガン
J・S・バッハ(1685-1750):
前奏曲とフーガ BWV543/いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):前奏曲ホ短調
メンデルスゾーン(1809-1847):
オルガン・ソナタ ニ短調/ニ長調 Op.65 No.6
アントン・ハイラー(1923-1979):「サルヴェ・レジナ」による幻想曲
J・S・バッハ:
おお、人よ、汝の罪の大いなるを嘆け BWV622
パッサカリア ハ短調 BWV582
ロベルト・フレスコ(オルガン)
録音:2006年1月17-20日、スペイン、アルカラ・デ・エナーレス大聖堂
使用楽器:2001年、Blancafort, Orgueners de MOntserrat製

ARSIS 4219 \2180
甘き旋律
17&18世紀のリコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための音楽
ディエゴ・オルティス(1510頃-1570頃):
ラ・フォリアによるレセルカーダ[リチェルカーレ]第8番
ラ・スパーニャによるレセルカーダ第2番
ラ・スパーニャによるレセルカーダ第3番
ラ・スパーニャによるレセルカーダ第4番
「甘き記憶」(ピエール・サンドラン作曲)によるレセルカーダ
ラ・フォリアによるレセルカーダ第4番
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566頃):
アヴェ・マリス・ステラによるディフェレンシアス[変奏曲]第11番
イタリアのパヴァーヌによるディフェレンシアス
ルイス・ベネガス・デ・エネストローサ(1510頃-1557)/
アントニオ・デ・カベソン:
「牛の見張りをしておくれ」によるディフェレンシアス
ジョヴァンニ・バッサーノ(1585頃-1617?):
リチェルカーレ第1番/スザンナはある日(オルランドゥス・ラッスス作曲)
リチェルカーレ第5番
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(1622頃活躍):3声のソナタ
アウレリオ・ヴィルジリアーノ(1590頃活躍):
「春は丘を彩り」(パレストリーナ作曲)によるリチェルカーレ
ジョヴァンニ・バッサーノ/リッカルド・ロニョーニ(1550頃-1620以前):
「別れの時」(チプリアーノ・デ・ローレ作曲)
アンドレア・チーマ(1606-1627頃活躍):カプリッチョ
ダリオ・カステッロ(1590頃-1630頃):2声のソナタ第4番
アンドレア・ファルコニエーリ(1585/1586-1656):
「甘き記憶」とコッレンテ[クーラント]
バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1580頃-1638以降):
カンツォン第3番
マシュー・ロック(1630頃-1677):組曲第4番
フェルナンド・パス(リコーダー)
ラウラ・サリーナス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルムデナ・ミエルゴ(チェンバロ)
録音:2007年7月16-20日、スペイン、ウエスカ県アレーレ、サンティアゴ教会

ARSIS 4220 \2180
フォルテピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲集
ハイドン(1732-1809):三重奏曲変ホ長調 Hob.XV:29(1797)
クレメンティ(1752-1832):三重奏曲ヘ長調 Op.27 No.1(1791)
モーツァルト(1756-1791):三重奏曲変ロ長調 K.502(1786)
アカデーミア・ムジチ・デイ・ルーミ
カルメン・レオーニ(フォルテピアノ)
オビディウ・シンボティン(ヴァイオリン)
ダニエーレ・ボーヴォ(チェロ)
録音:2007年2月21-24日、イタリア、ピアチェンツァ県コルテマッジョーレ、
市立エレオノーラ・ドゥーゼ劇場
アカデーミア・ムジチ・デイ・ルーミはカルメン・レオーニとダニエーレ・
ボーヴォにより創設された、イタリアのヴェローナに本拠を置くピリオド楽器
アンサンブル。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.19

2008年07月22日 18時29分46秒 | Weblog
★ユニバーサル・ミュージック・特価セール第2回のご案内★
第2回セールが現在進行中です。
今回は2枚組特集で対象商品も広がっています。当店HPに詳細がございます。
※HPのリンクも訂正されていますので、よろしくお願いいたします。

http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/open.html

==================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<TAHRA>
TAH 659 \2300
ドビュッシー:祭り
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D.944「グレイト」
ピエール・モントゥ(指)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団(ドビュッシー),
ボストン交響楽団
録音:1944年11月5日(ドビュッシー),
1956年9月9日、モスクワ(シューベルト)
ピエール・モントゥの珍しい録音が二点発掘。ドビュッシーの「祭り」は、
1944年11月5日のニューヨーク・フィルとの演奏会のライヴで、Vディスク(第
二次世界大戦中、米国で戦地の兵士のために作られた78回転ビニールディス
ク)で発売されたことがあったのみ。
「グレイト」は、ボストン交響楽団とモスクワ楽旅の際の録音。MelodiyaのL
Pや、いくつかのCDで発売されていました。今のところモントゥが指揮した
「グレイト」はこれしかないので、貴重。

TAH 660 \2300
モーツァルト:レクイエム K.626
アグネス・ギーベル(S) ヴィエラ・ソウクポヴァ(A)
ゲオルク・イェルデン(T) ハインツ・レーフス(Bs)
カレル・アンチェル(指)プラハ・フィルハーモニー管弦楽団,チェコ合唱団
録音:1966年9月14日,モントルー音楽祭
アンチェル指揮のモーツァルトのレクイエムがついに登場!1966年9月14日の
モントルー音楽祭でのライヴ録音です。アンチェルが精力的に活動していた
時期だけに、緊張感溢れる演奏です。あまり広がりがありませんが、ステレオ
で収録されています。

WEST 3007 2枚組 \4600
リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調,ピアノ協奏曲第2番 イ長調
バルトーク:ピアノ協奏曲第2番,第3番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
エディト・ファルナディ(P)
ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1953年7月(バルトーク),1952年10月(ラフマニノフ),
1951年頃(リスト)
名盤の待望の復活です!エディト・ファルナディ(1921-1973)は、ブダペスト
生まれのハンガリーのピアニスト。彼女は神童として知られ、十代ではもう
偉大なピアニストに数えられるほどでした。しかし第二次世界大戦のため、
本格的に国外で知られるようになったのは戦後のこと。1950年代前半に
Westminster社にいつかの録音をし、ファルナディの鮮やかな音楽は世界的に
話題になりました。これらの録音はステレオ時代になって埋もれてしまい、
CDにもならなかったので、今回の復活は待望のもの。Westminster社の音源を
引き継いだDG=ユニヴァーサル社からのライセンスを得ての発売です。


TAH 653 2枚組 \4600
ショパン:子犬のワルツ 変ニ長調 Op.64-1,ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2
ゴダール:マズルカ第4番
メンデルスゾーン:スケルツォ ホ短調 Op.16-2,
ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14,無言歌 ハ長調 Op.67-4「紡ぎ歌」
リスト:ハンガリー狂詩曲第11番 イ短調,ハンガリー狂詩曲第13番 イ短調
エメ=マリー・ロジェ=ミクロス(P)
録音:1905年頃
ショパン:マズルカ イ短調 Op.17-4,夜想曲 嬰ハ短調
モーツァルト(偽作):田園変奏曲
アルベニス:グラナダ
マリー・パンテ(P)
録音:1934-36年
ショパン:
マズルカ ハ長調 Op.56-2,マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2,
マズルカ ヘ短調 Op.7-3,
マズルカ ヘ短調 Op.63-2,マズルカ イ短調,マズルカ 変イ長調 Op.7-4,
マズルカ ニ長調 Op.33-2,マズルカ 変ニ長調 Op.30-3,
マズルカ ヘ短調 Op.68-4,
マズルカ ロ長調 Op.41-3,マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3
ユーラ・ギュラー(P)
録音:1956年6月25-28日
デュフリ:クラヴサン曲集第3巻-第12番「ラ・ド・ヴァルマレット」
スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K.96,ソナタ ホ長調K.380,
ソナタ イ長調 K.39
クープラン:キタイロンのカリヨン,花盛り、または優しいナネット,
目覚まし時計,神秘的な障壁,ティク・トク・ショク、
またはオリーブしぼり機,小さな風車
マドリーヌ・ドゥ・ヴァルマレット(P)
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
リスト:メフィスト・ワルツ第1番,スペイン狂詩曲,
シューマン:幻想小品集 Op.12-夕べに,なぜに
アニュエル・ブンダヴォエ(P)
録音:1954-57年
エメ=マリー・ロジェ=ミクロス(1860-1950)は、トゥールーズ生まれ。19世
紀の大ヴィルトゥオーゾ、アンリ・エルツ(1803-1888)晩年の弟子として知ら
れています。長命した割に録音が極端に少なく、1905年頃のFonotipia録音は
非常に貴重。
マリー・パンテ(1871-1955)はオデッサ生まれ。パリ音楽院で学び、パリと
ジェノヴァで活動しました。ロマンティックな演奏で人気があった人です。
ユーラ・ギュラー(1895-1980)は、晩年になって再び話題になったので割と知
られているでしょう。若い頃は大変人気のあったピアニストでしたが、病気
のためキャリアが途切れ、1970年代になって再び脚光を浴びました。ここに
は大戦後に復帰した直後のショパンのマズルカが収録されています。
マドリーヌ・ドゥ・ヴァルマレット(1899-1999)は、長命し、教育者としても
知られていますが、肝心の録音は僅か。バロック音楽の録音が収録されてい
ます。
アニュエル・ブンダヴォエは、1922年の生まれと新しい世代の人。しかし彼
女も録音が極端に少なく、幻のピアニストと呼ばれています。バッハ/ブゾ
ーニ編のシャコンヌは大変な名演として知られています。




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
完全初出
AU 95593 \2280
モノラル
ベートーヴェン:
(1)交響曲第7番イ長調Op.92
(2)交響曲第8番ヘ長調Op.93
(3)「レオノーレ」序曲第3番Op.72a
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS交響楽団
録音:(1)1953年1月19、20日(2)1954年1月11、12日(3)1952年10月27日
以上すべてベルリン-ダーレム、イエス・キリスト教会(スタジオ)
ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源から
の復刻ですべて完全初出。フリッチャイのベートーヴェンといえば、晩年にベ
ルリン・フィルと残したスタジオ録音が有名で、なかでも第7番(1960年)は
「運命」とならんで、クレンペラーばりの悠然としたテンポ設定が導き出す
巨大な演奏が特徴的でした。白血病発病を境にフリッチャイのスタイルは大
きく変貌を遂げましたが、ここに聴く手兵RIAS響との第7番(1953年)では違い
も際立ち、前のめりの疾走感と造形の打ち出しに独自の魅力を備えています。
ついでながら第8番は、ベルリン・フィル盤(1953年4月)との比較では全体で
2分あまり長いというのも興味深いところです。こうした聴き比べも含めてい
ろんな発見をもたらしてくれる当アルバムの登場はファンには福音といえる
でしょう。



<Zig Zag Territoires>
ZZT 080101 \2480
バッハ/コルトレーン
J.S.バッハ:
フーガの技法-コントラプンクトゥスI(ラファエル・アンベール即興)
J.コルトレーン:クレッセント
J.S.バッハ:
クラヴィーア協奏曲第5番 BWV1056 より 「ラルゴ」
(オルガン演奏Ver. Sax演奏Ver.)
黒人霊歌「He nevuh said a mumbalin' word」
J.S.バッハ:幻想曲 BWV 542(byアンドレ・ロッシ)
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV232”Crucifixus”
J.S.バッハ:フーガの技法-コントラプンクトゥスIX(byマンフレッドQ.)
J.コルトレーン:Song of Praise/ J.S.バッハ:
モテット「イエスよ、わが喜びよ」BWV 227
J.S.バッハ:カンタータ第170番「満ち足りた安らぎ、魂の愉悦」
R.アンベール:B-A-C-H/ J.コルトレーン:
The Father, the Son and the Holy Ghost
M.ルター:喜びと平安もて我は死なん
J.コルトレーン:Revernd King
A.ロッシ:コラール
J.S.バッハ:カンタータ BWV 45「人よ、汝に善きこと告げられたり」
ラファエル・アンベール(Sax)アンドレ・ロッシ(Org)
ジャン=リュック・ディ・フレイヤ(Perc)ミシェル・ペレス(Cb)
マンフレッド・クヮルテット ジェラール・レーヌ(C-T)
録音:2007年7月
モダン・ジャズ史上、最高のサックス奏者ジョン・コルトレーン。2007年の
彼の没後40年に録音されたアルバム。フランスのジャズ・サックス奏者ラファ
エル・アンベールとオルガニストのアンドレ・ロッシの素敵な出会いにより
この企画は生まれました。バッハとジャズが相性の良いのは広く知られたこと
ですが、この演奏はその想像をはるかに上回る面白いもの。
バッハの作品の主要な部分はマンフレッド・クヮルテットとアンドレ・ロッシ
によって演奏され、ジャズ陣営のラファエル・アンベール、ジャン=リュック
・ディ・フレイヤ、ミシェル・ペレスらが即興的に聴かせます。逆にコルトレ
ーンのテーマをジャズ・マンが奏でマンフレッド・クヮルテットとの親密な対
話を繰り広げています。バッハとコルトレーンの祈りの歌をリンクさせ神秘的
な曲に仕上げ、幅広いジャンルの音楽を歌いこなすカウンターテナー、ジェラ
ール・レーヌがカンタータ第170番「満ち足りた安らぎ、魂の愉悦」を官能的
に歌い上げるなど、絶妙な選曲と配置で心地よいが強い意志の感じられるアル
バムです。

ZZT 070901 \2480
COLORS
Grey/Green/Yellow/White/Brown/Orange/Purple/Red/Blue/Cream
ジェラール・レーヌ(CT)ブルーノ・アンジェリーニ(P)
ジャン・フィリップ・ヴィレ(Cb)ラモン・ロペス(Prec)
*作曲:ブルーノ・アンジェリーニ(Creamのみジャン・フィリップ・ヴィレ)
*作詞:ジェラール・レーヌ
音楽界の既成の概念や慣習にとらわれることのない音楽活動を繰り広げている
進歩的な4人のミュージシャンによるアルバム。作詞をしているジェラール・
レーヌは特異なキャリアをもった歌手。初期はロックミュージシャンとして活
動し、後に古楽の大家クリスティ、ヘレヴェッヘとカウンターテナー歌手とし
て共演するなど類稀な才能の持ち主。フランスの個性派ジャズ・ピアニスト、
ブルーノ・アンジェリーニ。衝撃のコントラバス奏者ジャン・フィリップ・
ヴィレなど高名なジャズ・プレイヤーと共演。夏の日差しのような、グリー
ン、イエロー、オレンジのカラーサウンドが眩しい1枚です。




<コンフォート・レーベル(日本)>
CMDA-1002 \3200
「ビューティフル・ワールド」 
エントゥワインメント・オブ・ラブズ・ワンネス-愛はすべて
ダニエル・コビアルカ(ヴァイオリン)
1. BEAUTIFUL WORLD
2. AS BLUE AS THE SKY
3. AS FAR AS WE WISH
4. WISH THE WORLD HAPPY
5. OVER THE SORROW
6. BLUE SKY IN MY HEART
7. SWEET FEELINGS
8. LAST SONG
人智を超えて出会った東洋と西洋のマエストロが、 L.A.の世界最先端のスタ
ジオでハリウッドのスタジオミュージシャンとともにレコーディングした楽曲
をはじめその他MARTHプロデュースによる楽曲の数々を綴りました。このうえ
もなく優美で繊細、そして大胆かつ壮大な宇宙に贈るシンフォニー。自然界の
在りようを彷彿とさせるありあまるほどにゴージャスなヒーリングベストアル
バムです。

CMDA-1003 \3000
「ワールド・ベスト・メロディーズ」
エンバランシング・ザ・ビューティフリケーション・オブ・ユニティー
ダニエル・コビアルカ(ヴァイオリン)
1.星に願いを When You Wish Upon A Star
2.虹の彼方へ Over The Rainbow
3.ダニーボーイ O Danny Boy
4.家路 Going Home Melody
5.アメージンググレース Amazing Grace
6.カノン The Pachelbel Kanon
ダニエル・コビアルカの代表作として長年愛しまれてきた世界の名作6曲を収
録。MARTHプロデュースの全く新しいアレンジにより世界の美しいメロディー
がきらめくばかりに愛しく奏でられます。世界中の人々が思わず口ずさむ時代
や国境を越えた普遍のサウンドが、夢の世界へと誘います。

CMDA-0006 \3000
「パスレス・ジャーニー」
ダニエル・コビアルカ(ヴァイオリン)
1.Moon Gazing on the Interlunar Sea
2.Watercolor L...(Interlude)
3.Gentle Rain Drops Falling on Leaves
4.Watercolor S...(Interlude)
5.Distant Voices
6.Watercolor A...(Interlude)
7.Unfathomed Silence
8.Watercolor I...(Interlude)
9.Pathless Journey
完成まで8年を要した本作は、ときに琴、笙、尺八など日本の古典楽器のサウ
ンドにも似たZETAヴァイオリンの特質を最大限に活かし、奏でられます。沈黙
の中にすべてを見る東洋の文化に見せられたコビアルカが簡潔な俳句を詠むが
ごとく、瞑想的な音楽空間を表現しています。

CMHA-0001 \1500
「ビューティフル・ワールド」-美しき世界へ
HALKA(ヴォーカル)
1. BEAUTIFUL WORLD 美しき世界へ
2. AMAZING GRACE アメージンググレース
3. BEAUTIFUL WORLD 美しき世界へ Original Karaoke
2008.06.27 東京国際フォーラム ホールAにて開催のダニエル・コビアルカ
One World Healing Concert 2008 にて発表された楽曲 美しき世界へ
Beautiful World -Like you always hoped for- のワールドプレミアのシン
ガーとして抜擢され爽やかにデビューしたHALKA。誰の中にもある平和への切
なる願い…美しき未来へ贈る「美しき世界へ」、そして世界的名曲「アメージ
ンググレース」をまさに天使の歌声…HALKAが奏でる豪華ファーストミニアル
バム。
HALKA(遥) プロフィール
5歳、幼少の頃より音楽にめざめ舞台にも子役として出演。中国語、ドイツ語、
英語の曲も独学にて演奏し現在は中学に通いながら音楽の勉強を続けている。
天性のピュアボイスによるその透明な歌声と実力が見いだされ、2008.6.27に
東京国際フォーラム ホールAにて開催された「DANIEL KOBIALKA One World
Healing Concert 2008」のコンサートにおいて発表されたMARTHの新曲「美し
き世界へ」のシンガーの1人に抜擢され、爽やかなデビューを飾る。まさに天
上界からさずかった天使の歌声、ハートフル・ピュア・ヴォイスが世界中を
癒す…。
以下、現在までのコンクール等の実績
NHK ジュニアのど自慢 審査員特別賞 平成12年
童謡コンクール  優秀賞 平成14年
童謡コンクール 決勝大会出場 平成15年
「長江杯」国際コンクール 声楽部門 第3位 平成19年11月
アジア国際文化芸術フェスティバル 新人賞 平成19年10月




<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72286 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):葬送カンタータ集
第198番「侯妃よ、さらに一条の光を」BWV198
第131番「深き淵より、主よ、われは汝を呼ぶ」BWV131
リサ・ラーション(ソプラノ)
エリーザベト・フォン・マグヌス(アルト)
ポール・アグニュー、ギー・ド・メイ(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。

CC 72288 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):対話カンタータ集
第49番「われ希望を持ちて歩み求めん」BWV49
第60番「おお、永遠よ、汝恐ろしき言葉」BWV60
第140番「目覚めよ、と呼ぶ声あり」BWV140
第59番「われを愛する者は、わが言葉を守らん」BWV59
シビッラ・ルーベンス、サンドリーヌ・ピオ、ルート・ツィーザク(ソプラノ)
ボグナ・バルトシュ(アルト)
イェルク・デュルミュラー、ジェイムズ・ギルクリスト(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。

CC 72289 \2300
J・S・バッハ(1685-1750):哀悼行事
第106番「神の時は最上の時なり」BWV106
第21番「わが心には憂い多かりき」BWV21
バルバラ・シュリック(ソプラノ)
カイ・ヴェッセル(男性アルト)
ギー・ド・メイ(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.18-1

2008年07月20日 19時43分50秒 | Weblog
<Autralia Eloquensce> ※ご予約締切日 7月24日
PO 480 0475 \1050
プロコフィエフ:
「ピーターと狼」Op.67
L.モーツァルト:おもちゃの交響曲
デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
サン・サーンス:死の舞踏 
ルーベン・ヨルダノフ(Vln)
ジャクリーヌ・デュ・プレ(ナレーション)
バレンボイム指揮、イギリス室内管弦楽団
ダニエル・バレンボイム指揮、パリ管弦楽団
1979年、伝説のチェリスト、デュプレは難病に侵されながらも「ピーターと
狼」のナレーションの録音を行いました。すでに演奏活動をやめ、教育活動
に力をそそいでいた頃のこの録音は現在までCD化されることなく今日に至っ
ています。彼女ならではの音楽に対する不屈の精神がこの録音を残させたこ
とになります。
また収録曲の「おもちゃの交響曲」に関して、デュプレは1976年、ロイヤル
アルバートホールでの演奏の際、ドラムパートで参加しています。幼少の頃
からテレビのショーで、とても熱心に演奏していた曲でもあります。

★今回の発注に合わせて、Autralia Eloquensceの旧譜発注を行います。商品
リストは当店HPにございます。ご注文分のみの発注となりますので、締切日
までによろしくご検討ください。

http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/open.html




<PentaTone>
PTC 5186 191(SACD-Hybrid) 2枚組 \4250
ベルリオーズ:レクイエムOp.5
ロナルド・ダウド(テノール)、
コリン・デイヴィス(指揮)、
ロンドン交響楽団&合唱団、ウォンズワース・スクール少年合唱団
大オーケストラ、大合唱、ブラス・セクションのバンダを要するなど超巨大編
成の代名詞的な作品でもあるベルリオーズの「レクイエム」。
この大作を重要なレパートリーとしてきたコリン・デイヴィスはこれまでに
3度収録を行っており、1971年のグラミー賞を獲得したこのフィリップス音源
は1回目、すなわちコリン・デイヴィスの「ベルリオーズのレクイエム」の元
祖となるもの。
凄まじいまでの音圧による劇的なサウンド、死者を追悼する神聖にして厳粛
なハーモニー。
様々な要素を備えた名演の真の姿が明らかになる。1969年の録音。

PTC 5186 097(SACD-Hybrid) \2850
モーツァルト:
行進曲ニ長調K.249/セレナード第7番ニ長調K.250《ハフナー》
ゴルダン・ニコリッチ(ヴァイオリン&指揮)、
オランダ室内管弦楽団
イギリスの名門ロンドン響を牽引する現役のコンサートマスターであり、オ
ランダ室内楽団の音楽監督を兼務するなどエネルギッシュな活動を繰り広げて
いるゴルダン・ニコリッチ。
ブリテン、バルトーク、ハルトマンの作品集(PTC 5186 056)、ハイドンの作
品集(PTC 5186 300)やユリア・フィッシャーとの共演(PTC 5186 098)、マー
ティン・ヘルムヘンとの共演(PTC 5186 305)など、ペンタートーンにおける
重要な役割を担ってきたニコリッチの新作は、自らがソリストを務める「ハ
フナー」をメインとしてモーツァルト・アルバム。
オランダ室内楽団を見事に統率しながらハフナーではカントロフによるカデ
ンツァを弾きこなすなど、ニコリッチが縦横無尽の活躍を魅せる!

PTC 5186 153(SACD-Hybrid) \2850
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲Op.34
エド・デ・ワールト(指揮)、
ロッテルダム・フィルハーモニック管弦楽団
ラフマニノフはデ・ワールトの十八番なだけに、ロッテルダム・フィルとの
録音に対する評価は依然として高い。1976年4月の録音。



<Eufoda>
EUFODA 1371 \2300
ヴェニスへのオマージュ ――
アルビノーニ:オーボエ協奏曲二短調Op.9-2
ヴィヴァルディ:オーボエとファゴットのための協奏曲ト長調RV.545
プラッティ:チェンバロ協奏曲ハ短調
ペルゴレージ:フルート協奏曲ト長調
タルティーニ:協奏曲イ長調
アルビノーニ:2つのオーボエのための協奏曲ト長調Op.9-6
ヤン・デ・ウィンネ(フラウト・トラヴェルソ)、
マルセル・ポンセール(オーボエ)、
アン・ファンランクール(オーボエ)、
アラン・デ・リケレ(ファゴット)、
ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)、
ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
イル・ガルデリーノ
オーボエ奏者のマルセル・ポンセールの提唱によって、アムステルダム・バ
ロック・オーケストラ、ラ・プティット・バンド、シャペル・ロワイヤル、
コレギウム・ヴォカーレなどに参加する名手たちが集結して1988年に結成さ
れた「イル・ガルデリーノ」の最新作!
ヴィヴァルディの協奏曲ニ長調「ごしきひわ(Gardellino)」RV.90をグルー
プ名の起源とするベルギーのアンサンブル「イル・ガルデリーノ」。
アルビノーニやヴィヴァルディ、タルティーニなどイタリアの大御所の作品
が収録された今回の『イタリア・バロックの協奏曲集』のソリストには、ア
ンサンブルの主宰者であるマルセル・ポンセール、ヤン・デ・ウィンネはも
ちろんのことロレンツォ&ヴィットリオのギエルミ兄弟が招かれるなど、世
界に名立たる一流奏者たちの演奏はまさに絶品。バロック・ファンのみなら
ず是非ともご注目いただきたいディスク。

EUFODA 1370 \2300
ドヴォルザーク:
ピアノ四重奏曲ニ長調Op.23/同変ホ長調Op.87
テトラ・リラ〔ヤン・ミヒエルス(ピアノ)、
ヘールト・デ・ビエーヴル(チェロ)、川村奈菜(ヴァイオリン)、
トニ・ニス(アルト)〕
ベルギーの名ピアニスト、ヤン・ミヒエルスを中心として、日本人ヴァイオ
リニスト川村奈菜などベルギーを拠点に活躍中の音楽家たちによって結成さ
れたアンサンブル「テトラ・リラ」によるドヴォルザーク。
ミヒエルスは1884年製ベーゼンドルファーを弾いたドヴォルザークのピアノ
作品集(Eufoda 1348)をリリースしているが、このピアノ四重奏曲集で使用し
ているピアノもベルギーのクリス・マーネ・コレクションから貸与された
1875年製のスタインウェイという貴重な楽器。上質の演奏で作曲者と同じ時
代に生まれた楽器の音色を愉しむことができるアルバムである。

EUFODA 1369 \2300
後期中世ヨーロッパの愛の詩 ――
カピローラ:いとも美しきパドアーナ
ジョスカン:われに口づけを
アグリコラ:L'home banni、Je n'ay duel
作曲者不詳:恋のとりこ、Ick Byn Zo Elende
ダルツァ:カラタ・アラ・スパニョラ
コンペール:Le grand desir
作曲者不詳:スタンゲッタ
ムトン:James, james, james
オブレヒト:T'sat Een Meskin
コンペール:Lourdault lourdault、Nous sommes de l'orde de Saynt Babuyn
カピローラ-アグリコラ:Alez regret
スピナチーノ:リチェルカーレ
アグリコラ-ジョスカン-作曲者不詳:O venus bant
ジョスカン:われに口づけを
ダルツァ:タスタール・デ・コルデ
カピラ・フラメンカ
ユーフォダ(Eufoda)から多くの演奏をリリースしてきた声楽とピリオド楽器に
よるベルギーのアンサンブル、カピラ・フラメンカ。
2007年2月に収録されたカピラ・フラメンカの最新録音のテーマは、フランド
ル地方からイタリアにかけて1500年前後に演奏された愛の歌。カピローラや
ジョスカン、アグリコラ、オブレヒトなど当時の音楽の発展に大きな足跡を
遺した偉人たちの作品が並ぶ。




<Etcetera>
KTC 1361 \2300
吟遊詩人と修道女 ――
デ・ボルネーユ:Reis Glorios
ビンゲン:アヴェ・ジェネロサ
デ・ディア:嫌なことでも歌わなければ
ビンゲン:おお、光り輝く御母
作曲者不詳(14世紀頃イタリア):トリスタンの哀歌
ビンゲン:おお青々とした小枝よ
ベンタドルン:ひばりがはばたく時に
作曲者不詳(15世紀頃イギリス):Bryd One Brere、Edi be thu heven-queene
ダウランド:君よまだ帰らないでくれ、わが恋人の涙
ラニエー:Like hermit poor
ヒューム:死
キング:The Given Heart
ダウランド:憂鬱なガリアード
ジョンソン:Have you seen but a white lily grow?
エヴェリン・タブ(ソプラノ)、
マイケル・フィールズ(ハープ、リュート、テオルボ)、
デイヴィッド・ハッチャー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
中世、ルネサンスの時代に吟遊詩人によって奏でられた「世俗曲」、修道女
によって聖母マリアのために歌われた「聖歌」という両極に位置する音楽を
集めたアルバム。ビンゲンやダウランドから作曲者不詳の作品を歌うのは、
エマ・カークビーと並ぶ世界的バロック歌手エヴェリン・タブ。フィールズ
の奏でる中世ハープやルネサンス・リュート、テオルボ、ハッチャーの弾く
ヴィオラ・ダ・ガンバが、タブの情緒に満ちた歌声と、作品それぞれが持つ
儚き香りを引き出している。

KTC 1321 \2300
ユップ・フランセンス(1955-):管弦楽と合唱のための作品集 ――
ローリング・ロッテルダム(世界初録音)/天体のハーモニー(第1部)*/**/
マニフィカト(世界初録音)*/***
ゲルト・アルブレヒト(指揮)、トヌ・カリユステ(指揮)*、
オランダ放送フィルハーモニック管弦楽団、オランダ室内合唱団**、
エルマ・ファン・デン・ドール(ソプラノ)***、オランダ放送合唱団***
1955年オランダのフローニンゲン出身の作曲家、ユップ・フランセンスのポ
ートレート・アルバム。ハーグ王立音楽院ではルイ・アンドリーセンに作曲
を師事するなど、現代音楽の手法にとらわれない自由な作風が評価を高めて
いる。読売日響の前常任指揮者で日本でもお馴染みのアルブレヒト、合唱界
の名匠カリユステなど豪華なアーティスト陣もこのシリーズの魅力。
1997年-1999年の録音。




<Raumklang>
RK 2703 \2300
ハンブルクの胡椒袋の音楽 ――
テレマン:序曲《オンファール》ホ短調、《オンファール》からのアリア
ヘンデル:シンフォニア 変ロ長調、協奏曲変ロ長調
カイザー:組曲《ヘラクレスとエベ》
イェリー・サー(ソプラノ)、
ハンブルク・エルビポリス・バロック・オーケストラ
「胡椒袋」とは、17世紀にかけて隆盛を誇ったヨーロッパの都市同盟「ハン
ザ同盟」で芸術家たちに経済援助を行った貿易商を指す1つの呼び名のこと。
ソウルに生まれバロックの分野で頭角を現している韓国のソプラノ歌手イェ
リー・サーとハンブルクを拠点とするエルビポリス・バロック・オーケスト
ラが、当時のハンブルクで活躍したテレマン、ハイドン、カイザーの作品を
録音。
ハンザ都市ハンブルクに響いた音楽が溌剌とした演奏で再現される。

RK 2705 2枚組 \4600
エレメント-トリゴナーレ古楽音楽祭2007 ――
ラ・フェニーチェ-
カッツァーティ:Factum est praelium magnum in coelis、
ファルコニエリ:Battalla de Barabaso, Yerno de Satanas、
ロニョーニ:星に対して彼は打ち明けた、
メールラ:シャコンヌ
アンサンブル・ユニコーン-
作曲者不詳:Qui d’amours veult avoir、Pour haut et liement chanter、
Pour haut et liement chanter、Je la remire la belle
ヒリアード・アンサンブル-マショー:
Puisque la douce rousee、Fins cuers doulz、Noster cetus、Felix virgo、
Romeo and Juliet
ハーモニー・オヴ・ネーションズ・バロック・オーケストラ-
テレマン:序曲《昔と今の諸国民》ト長調
コンチェルティーノ・アマリッリ-マンシーニ:
Quanto dolce e quell'ardore、
プラッティ:オーボエとファゴットのためのソナタ
イル・ジャルディーノ・アルモニコ-
W・F・バッハ:シンフォニア ヘ長調、
モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調K.138
クリスティーネ・ショルンスハイム-
ハイドン:ソナタ ハ短調Hob.XVI-32
ラ・フェニーチェ、アンサンブル・ユニコーン、ヒリアード・アンサンブル、
ハーモニー・オヴ・ネーションズ・バロック・オーケストラ、
コンチェルティーノ・アマリッリ、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、
クリスティーネ・ショルンスハイム
世界的な名声を誇る音楽家たちの出演で大きな注目を集めている「トリゴナー
レ古楽音楽祭」。
2003年からオーストリアのケルンテンを舞台としてスタートしたこの古楽音
楽祭の2007年のハイライトを収録したライヴ盤がドイツのレーベル、ラウム
クラングから登場!ヒリアード・アンサンブル、イル・ジャルディーノ・ア
ルモニコ、クリスティーネ・ショルンスハイムなど古楽界のスターたちによ
るライヴ・パフォーマンスはファン必聴。2007年7月の録音。




<Marc Aurel Editon>
MA SA 024(SACD-Hybrid) \2850
ヘンデル:リコーダーのためのソナタ集 ――
トリオ・ソナタ ハ短調Op.2-1a,HWV.386a/ソナタ ニ短調HWV.367a
ソナタ ヘ長調Op.1-11,HWV.369/ソナタ変ロ長調HWV.377/
ソナタ イ短調Op.1-4,HWV.362/ソナタ ハ長調Op.1-7,HWV.365/
ソナタ ト短調Op.1-2,HWV.360/トリオ・ソナタ ヘ長調Op.2-4,HWV.389
ドロテー・オベルリンガー(リコーダー)、アンサンブル1700
1997年にSRP・Moeck国際リコーダー・コンクールでの優勝をきっかけとして
世界有数の女流リコーダー奏者としての地位を築いた1969年アーヘン出身の
ドロテー・オベルリンガー。「MA 20024」としてリリースされているヘンデ
ルの作品集が今回SACD Hybrid盤でも登場。リコーダー・ファン要チェック。




<Olive Music>
om 014 \2300
サントネ・ライヴ ――
トレボル:He, Tres doulz Roussignol
マショー:Foy Porter、Mors sui
作曲者不詳:Indescort、Adyen matres belle
サンレーシュ:このうららかな美しい季節に
ソラージュ:Helas! je voy mon cuer
ペルージャ:
Cogliendo per un prat'ogni fior bianco、O sommo specchio、La fiera
Testa
バンショワ:
Je loe amours et ma dame mercye、Tristre Plaisir et douleureuse joie、
Filles a marier
デュファイ:もし私の顔が青いなら、美しい人よどんな過ちを犯したのか
アンサンブル・サントネ〔ユリア・シュミット(ソプラノ)、エロディ・ウィ
マー(フルート)、オリ・ハーメリン(リュート)、シラード・シェレジ(フィ
ドル)
ジル・フェルドマンとケース・ブッケを中核として、演奏、パッケージの両
方で質の高いアルバムを発表しているオリーヴ・ミュージック。ワインの名
産地としても知られるブルゴーニュ地方コート・ドゥ・ボーヌ地区のサント
ネ村を自らの名前に冠した「アンサンブル・サントネ」は、トロッシンゲン
の州立音楽大学で出会った4人の音楽家たちにより結成された古楽アンサン
ブル。
ドイツ期待の若きソプラノ、ユリア・シュミットの愁いを帯びた歌声が印象
的な演奏。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.18-2

2008年07月20日 19時43分20秒 | Weblog
<Pavane>
ADW 7337 \2300
2台のハープのための協奏曲集 ――
ゴセック:協奏交響曲ニ長調
ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
ラヴェル:序奏とアレグロ
マレツキ:古風な形式による小協奏曲
フランセ:2台のハープのための協奏曲
スザンナ・ミルドニアン(ハープ)、カトリーヌ・ミシェル(ハープ)、
アラン・モグリア(ヴァイオリン&指揮)、トゥールーズ室内管弦楽団
バロック音楽からロマン派音楽へと移り変わる時代を生きたゴセック、フラ
ンス印象派の最重要人物ドビュッシー&ラヴェル、20世紀フランスの天才フ
ランセとワルシャワ生まれのマレツキといった音楽家たちによる18世紀から
20世紀にかけて誕生した「2台のハープのための協奏曲」を収録。
共にパリ国立高等音楽院でフランスの巨匠ピエール・ジャメから薫陶を受け
たミルドニアンとミッシェルのハープ・デュオは華麗にして絶妙。時折り登
場する名手アラン・モグリアのヴァイオリンが良きスパイスとなっている。
1995年の録音。

ADW 7335 \2300
フランスのメロディ ――
サン=サーンス:ジャン王の軍隊の行進、死の舞踏
フォーレ:歌曲集《幻想の水平線》Op.118
ヴェローヌ:5つの墓碑
ラヴェル:ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
ロパルツ:4つの詩
フランセ:シャンフォールの8つの逸話
イベール:ドン・キホーテの4つの歌
プーランク:歌曲集《動物詩集》、歌曲集《陽気な歌》
ジュール・バスティン(バス)、ポール・ファン・デン・ドリーシュ(ピアノ)
サン=サーンス、ラヴェル、フォーレ、プーランク、そこにフランセやロパ
ルツなどが加わった、ユニークなプログラムのフランス歌曲集。
サン=サーンスのオーケストラ作品の代表作の1つとして知られている「死の
舞踏」の歌曲バージョンは、実は管弦楽版よりも早い1872年に発表されてい
る。1995年の録音。

ADW 7334 \2300
シューマン:おとぎ話Op.132
ブルッフ:8つの小品Op.83
ミシェル・ルティエック(クラリネット)、
ウラディミール・メンデルスゾーン(ヴィオラ)、
ロベール・マモウ(ピアノ)
パブロ・カザルス音楽祭の現音楽監督にしてフランスの名クラリネット奏者、
ミシェル・ルティエックが主役を務めるシューマンとブルッフの三重奏曲集。
ルティエックの伸びやかで豊かな音色と陰影を巧みに使い分けた表現力は、
改めて聴いても色褪せない。ヴィオラのメンデルスゾーン、マモウのピアノ
によるサポートも秀逸。
1995年3月の録音。

ADW 7336 \2300
モーツァルト:レクイエム 二短調K.626
マリー=ルイーズ・ガセール(ソプラノ)、
カトリーヌ・マルグリス(メゾ・ソプラノ)、
フランシス・ガセール(テノール)、ミシェル・オルミエール(バス)、
ジャン=フィリップ・サルコス(指揮)、
パレ・ロワイヤル管弦楽団&合唱団
テルツ少年合唱団の音楽監督、ゲルハルト・シュミット=ガーデンから合唱
指揮を伝授されたフランスの指揮者ジャン=フィリップ・サルコスのタクト
によるモーツァルトのレクイエム。
1994年の11月のフランス・カストルのノートルダム寺院で収録されたこの
「モツレク」では、2つのマイクロフォンを用いて教会全体に広がる響きを捉
えている。ちなみにここではジュスマイヤー版ではなくランドン版が用いら
れている可能性が高い。

ADW 7331 \2300
フランソワ・ヴェルケン(1928-):リュセルネール
ジャン=フランソワ・デュシャン(指揮)、リヨン少年合唱団、他
「リュセルネール」は、フランスの長老作曲家フランソワ・ヴェルケンによ
る1994年の声楽作品。モダンなスタイルの作品を歌う合唱に加わるティンパ
ニ、トランペット、オルガンが劇的な表現を生み出している。1994年の録音。




<Ameson>
ASCP 0712 \2300
コントラバスと人 ――
サーリアホ:フォリア
マタロン:ラ・ロサ・プロフォンダ
ヨドロフスキ:ヴォラ
ヤフレノー:Les Tentations de l'anachorete
ジルドン&エタジェ:Unes, voix de basse
ローリン:スペース・バード
ハダッド:Ce qui dort dans l'ombre sacree
ジャン=ピエール・ロベール(コントラバス)、
パトリック・ファーブル(トランペット)
リヨン国立高等音楽院でコントラバスを学び、コントラバスの持つ可能性、
特に近現代音楽での演奏を追及しているフランス人奏者ジャン=ピエール・
ロベールのソロ・アルバム。
コントラバスの低音と様々な特殊奏法による独特な雰囲気の世界が空間に広
がる。




<Danacord>
DACOCD 661 \2300
ヨアヒム・アンデルセン(1847-1909):フルートのための作品全集第6集
国民的幻想曲Op.59より デンマーク、
ロシアオペラのトランスクリプションOp.45-モーツァルトの「魔笛」による、
ボイエルデューの「白衣の婦人」による
3つのサロンの小品Op.52-第1巻&第2巻
2つの小品Op.28
2つのサロンの小品Op.6
つばめOp.44
アルバムのページOp.19
再会Op.46
トマス・イェンセン(フルート) フローゼ・ステンゴー(ピアノ)
フルートの作品や教則本の作者としてもその名を知られ、自身も19世紀を代
表するフルート奏者として活躍したヨアヒム・アンデルセンの作品を網羅す
るシリーズの第6弾。
ロマンティックで美しい小品や、モーツァルト、ボイエルデューのオペラか
らのアレンジなどを1949年デンマーク出身で南ユラン交響楽団のソロ・フル
ート奏者として活躍するイェンセンがレベルの高い演奏で披露してくれる。

DACOCD 666 \2300
ヨアヒム・アンデルセン:フルートのための作品全集第7集 ――
ガヴォットOp.23/4つの小品Op.62/オペラのトランスクリプションOp.45-
ウェーバーの「魔弾の射手」による、ニコライの「ウィンザーの陽気な女房
たち」による/あきらめOp.22-1/ポロネーズOp.22-2/国民的幻想曲Op.59
より スウェーデン/3つの小品Op.57/カンツォーネOp.53-1/追憶Op.53-2
/モート・ペルペトゥオOp.8  
トマス・イェンセン(フルート) フローゼ・ステンゴー(ピアノ)
2000年から2007年にかけてレコーディングが行われ、ヨアヒム・アンデルセ
ンのフルート作品を網羅した全集もこの第7集で遂に完結。1枚1枚の参考音
源、資料的な価値はもちろんのこと、7枚のシリーズ全てがフルート関係者
にとってのバイブルとなることだろう。




<Paula>
PACD 161 \2300
セレクテッド・ピーシーズ ――
ドビュッシー:前奏曲集第1巻より 帆、沈める寺、吟遊詩人
ショパン:マズルカ第32番嬰ハ短調Op.50-3、幻想曲ヘ短調Op.49
リスト:ワレンシュタット湖、サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
シューマン:ロマンス第2番嬰ヘ長調Op.28-2、夜想曲第1番ハ長調Op.23-1
イェンス・ラムシング(ピアノ)
デンマークのレーベル「パウラ(Paula)」からは、リスト(PACD 124)、バルト
ーク(PACD 156)の2タイトルをリリースしているイェンス・ラムシングの最新
録音となるリサイタル・プログラム。
確かなテクニックに支えられ、よくアナリーゼされた好演を聴かせてくれる。

PACD 160 \2300
ヴァイルビ教会の夕暮れの祈り ――
イザーク:今すべての森は眠り、Nu lukker sig mit oje
ニールセン:重く暗い夜空の雲
デンマーク民謡:Lille Guds barn/他 全19曲
ヤコブ・エーヴァル(テノール)、
パトリシア・ファン・ドゥーレン(オルガン)
ヤコブ・エーヴァルは、デンマークのユスケ音楽院で声楽を学び多彩な分野
で活躍するテノール歌手。
オルガン伴奏との共演で歌われている歌曲は、2006年から2007年にかけてデ
ンマーク・オーフスのヴァイルビ教会で収録されたもの。夕暮れの黄昏時の
雰囲気が醸し出された歌曲集である。




<LPO>
JLPO-0026 \2100
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱つき」
演奏:クラウス・テンシュテット(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
ルチア・ポップ(ソプラノ)/アン・マレー(メゾ・ソプラノ)
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)/ルネ・パーペ(バス)
昨年のBOX発売時に大変話題となったこのテンシュテットの凄演、分売を心待
ちにしていた方も多いことでしょう。単品販売は世界のどこよりも早く日本
先行でお届けします。1992年10月8日のこの演奏は彼の活動における最期の時
期のもので、良く知られる91年盤に目立つ激しさよりも、穏やかで諦念に満ち
た歌心が随所に見られる魅力的な演奏となっています。もちろんテンシュテッ
トらしく終楽章などは爆裂していますが、オーケストラも当時最高の名歌手た
ちも、その指揮に全身全霊で応え、ホール全てが信じられないような白熱した
空気に包まれるところは感動的。「フルヴェンのバイロイト」にも匹敵する
驚異の名演、ぜひこの感動を日本中、否、世界中の人々と分かち合いたいもの
です。

LPO-0034 \2100
ショスタコーヴィチ:交響曲第10 番 ホ短調 作品93
演奏:ベルナルド・ハイティンク(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1986年8月28日、ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ録音。
ショスタコーヴィチの交響曲第10番は、スターリンの死の直後、1953年に上演
された作品で、共産主義の抑圧から解放された最初の作品と申せましょう。暗
く重苦しく始まる冒頭から極度の緊張を孕み、最後は輝かしく終わるこの曲は
ロシア国内でも評価が真っ二つに分かれたほどの問題作。ハイティンクはいつ
ものことながら、いかなる時も冷静にLPOをコントロールし、この曲の真価を
問いかけてくるのです。

LPO-0031 \2100
マーク=アンソニー・タネジ:作品集
1.メゾ・ソプラノとアンサンブルのための劇的情景「心を二度通り抜けて」
2.ソプラノ・サクソフォンとオーケストラのための「隠れた愛の歌」
3.バリトンと大アンサンブルのための歌曲集「裂かれたフィールド」
演奏:マリン・オールソップ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
マーティン・ロバートソン(ソプラノ・サクソフォン)
ジェラルド・フィンリー(バリトン)
このオーケストラにとって大切な作曲家であるマーク=アンソニー・タネジの
3つの作品を収録。「心を二度通り抜けて」では、エキゾチックで強烈な響き
を多用した彼の音楽を、古楽の名手であるサラ・コノリーが歌っています。
往々にして抑制された表現で歌う彼女が、ここまで情感をむきだしにすると
は!「隠れた愛の歌」「裂かれたフィールド」も現代人の心に潜む闇を抉り
出すような独特な語法が魅力です。指揮をするのはオールソップ。ひとつひと
つの音に磨きをかけたような精緻な表現をお聴きください。




<ARTHAUS DVD>
101445(DVD-Video) \3480
アンドレアス・ショル -カウンターテナー
ドキュメンタリー作品
収録時間:86 分/音声:PCM Stereo/画面:16:9
字幕:英語・独語・仏語・スペイン語・日本語
ウリ・アウミュラー監督が稀代のカウンターテナー、アンドレアス・ショルに
スポットを当てた作品。シュヴェッツィンゲン音楽祭での歌唱シーンとショル
自身へのインタビューが中心となるドキュメンタリーを収録。学生に指導する
シーンや自宅でポピュラー音楽の制作を行うシーンなど、意外な一面が垣間
見えるレアな映像満載です。父・クリスティアンへのインタビューは、アンド
レアスの生い立ちから振り返るバイオグラフィカルな興味深い内容で、ファン
のみならず必見の注目作。歌唱シーンは一曲まるごとノーカット収録なので、
しっかり聴きこむことができます。ダウランドやブクステフーデの歌曲をお洒
落に歌い上げています。

101311(DVD-Video) \4350
パーセル:歌劇「ダイドとイーニアス」
コリオグラフィック・オペラ
収録時間:98 分/音声:PCM Stereo/画面:16:9
字幕:英語・独語・仏語・伊語・スペイン語・日本語
カールスルーエ出身のカリスマ振付師、サシャ・アレクザンドラ・ヴァルツが
切り開いた新しい舞台音楽芸術の世界は、まさにダンスと歌唱と音楽の融合。
歌い手、踊り手、演奏家、それぞれが対等な立場からこのオペラを構築してい
ます。ダイド役には歌い手がソプラノのオーロレ・ウゴラン、踊り手はクレモ
ンティーヌ・デリュイ。イーニアス役にはバリトンのルーベン・ウィルコック
スと、踊り手のヴィルギス・プオヅィウナス。ベルリン古楽アカデミーとモダ
ン・ダンスという不思議な融合をぜひ体験してください。

102141(DVD-Video) \3480
ドヴォルザーク・チクルス第4巻
1. チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
2. 交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」
演奏:リボル・ペシェク(指揮)
プラハ交響楽団/ミシャ・マイスキー(チェロ)
収録時間:89 分
ドヴォルザーク・チクルス、ついにマイスキーの登場です。サテン地のきらび
やかな青シャツを第3ボタンまで大胆に開き、伴奏するオケにあわせるツモリ
すら見せない真の「独演」状態。まるで「オレを見ろ」といわんばかりの豪快
な歌い方でマイスキー節が炸裂しています。「3」の付く楽章冒頭で完全に○
○になる「世界のマイスキー」。スタジオ録音ではなかなか見せることのない
意外な一面に、大爆笑すること間違いなし。1993年、フランクフルトでのライ
ヴ収録。客も若干ひき気味。

102111(DVD-Video) \3480
オルガンの歴史 第1集 ラテンの起源
ドキュメンタリー作品
収録時間:53 分/音声:PCM Stereo(英、独、仏)
最も古く、最も複雑で、最も壮麗な楽器のうちの1 つがオルガンです。この映
像は、壮大な歴史を内包するオルガンの魅力を多面的に理解するために制作さ
れました。シリーズ第1集は16世紀のスペインから18世紀のフランスに至るオ
ルガンの黄金時代の変遷をたどります。各パーツの説明から、実際の音楽の演
奏風景まで多彩な内容が含まれており、オルガンを愛してやまぬ人にとって至
宝ともなり得る貴重な映像です。フレスコバルディ、カベゾン、アラウージョ、
グリニー、クープランといった作曲家達によるオルガン作品を収録。



<NAXOS DVD>
2.110230(DVD-Video) \5650
1.ワーグナー(1813-1883):歌劇「マイスタージンガー」序曲
2.セレブリエール(1938-):交響曲 第3 番「神秘のシンフォニー」
3.ムソルグスキー(1839-1881):交響詩「禿山の一夜」(ストコフスキー編)
4.ムソルグスキー(1839-1881):展覧会の絵(ストコフスキー編)
5.ビゼー(1838-1875):「アルルの女」組曲よりファランドール
演奏:ホセ・セレブリエール(指揮)
スペイン国立ユース管/キャロル・ファーレイ(ソプラノ…2)
収録時間:84分
「マイスタージンガー」序曲で始まり、セレブリエールの自作の交響曲、スト
コフスキー編曲によるムソルグスキーの2作品と実に凝ったプログラムも興味
深く、色彩感溢れるオーケストラの若々しい響きを存分に堪能いただけます。
とりわけ「展覧会の絵」は通常耳にするラヴェル版との違いを聴くのも楽しい
ことでしょう。柔らかい弦の響きに満たされた素晴らしい演奏です。アンコー
ルに置かれた 「ファランドール」では全ての音が炸裂します。名指揮者でも
あり、作曲家、編曲家としても名高いセレブリエール。音の秘密を知り尽くし
た彼だからこそ成しえた名演と言えそうです。 スペインの若き才能が集結し
たオーケストラの情熱迸る真摯な演奏にも拍手です。

2.110234-35(DVD-Video) 2枚組 \6280
ヴォルフ=フェラーリ:歌劇「抜け目のない未亡人」
出演:ロザウラ(未亡人)…アンネ=リーゼ・ソッリード(ソプラノ)
ルネビフ閣下(英国人)…マウリツィオ・ムラーロ(バス)
ムッシュー・ル・ブロー(フランス人)…エマヌエーレ・ダグアンノ(テノール)
ボスコ・ネーロ伯爵(イタリア人)…マーク・ミルホファー(テノール) 他
カール・マルティン(指揮)
ヴェネツィア・ラ・フェニーチェ歌劇場管弦楽団・合唱団演出・
収録時間:142分
字幕:英語・伊語
「抜け目のない未亡人」はイタリア人の母親とドイツ人の父親の間に生まれた
ヴォルフ=フェラーリの後期のオペラ作品。ゴルドーニ原作で、ローマ歌劇場
の依頼で作曲され、1931年3月6日に初演され好評を得ました。このプロダク
ションは、ゴルドーニ生誕300周年を記念してフェニーチェ座で上演されたも
の。ロザウラ役、ノルウェー出身のソプラノ、ソッリードは、バロック・オペ
ラやモーツァルト作品で実績のある人。ルネビフ閣下役のムラーロは、ブッ
ファもセリアもこなす芸達者のバス。ダグアンノとミルホファーの2人の若い
テノールの美声も見所。チューリッヒ生まれのマルティンのリズム感溢れる
指揮も楽しませてくれます。(酒井章)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.17-1

2008年07月18日 16時23分49秒 | Weblog
<col legno>
WWE 60011 \2250
ベートーヴェン:荘厳ミサ曲 ニ長調 Op.123
グスタフ・クーン(指)
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
チロル・フェスティヴァル合唱協会
イングリット・カイザーフェルト(Sp) ヘルミーネ・ハーゼルベック(At)
ヴォルフラム・ヴィテキント(Tn) リャン・リー(Bs) 
ステファノ・フェラーリオ(Vnソロ)
(2008年10月10-16日 イタリア ボルツァーノ、
ハイドン・オーディトリアム録音)
2005-2006年の交響曲全曲演奏、2007年5月、9月のピアノ協奏曲に続き、遂に
グスタフ・クーンによるベートーヴェン晩年の最高峰「荘厳ミサ曲」の登場
です。




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 95589 \2280
モノラル
(1)チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
(2)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44
(2)ロベール・カサドシュ(P)
ユージン・オーマンディ(指)RIAS交響楽団
録音:(1)1954年9月6日ベルリン高等音楽院(現ベルリン芸術大学)大ホール
(ライヴ) (2)1952年9月24日ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
ともに1899年に生まれで、おもに渡米後のキャリアで名を残すオーマンディと
カサドシュ。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの
正規音源からの復刻で、すべて完全初出となるライヴがauditeより登場します。
フランス生まれの名手カサドシュにとってサン=サーンスの第4番はきわめつ
けの一曲。このことは録音歴が如実に物語っており、1939年のライヴ(モン
トゥー)に始まり1968年のライヴ(ムーティ)まで、さらに、この間1946年(ロ
ジンスキ)と1961年(バーンスタイン)のスタジオ録音を加えると、これまでに
トータル4種の録音が存在します。なかでもスタジオ盤はいずれもこの曲の代
表盤に挙げられる内容ですが、さて、5種目の当ライヴ。カサドシュはコン
ディションも万全で要求される超絶技巧をほとんど完璧にクリア、しかもオ
ケとの対話への気配りも忘れず、全曲を通じてかれのシックでスタイリッシュ
なスタイルがくっきり浮かび上がるという驚異的な名演。なお、オーマンディ
ではほかにアントルモン(1961年)との録音もありますが、これは特別。
オーマンディ6種目となるチャイコフスキーの第4番は、1953年のフィラ管と
1955年のケルン放送響ライヴとのあいだに位置するもので、オケがRIAS響と
いう異色の顔合わせ。わずか6歳でフランツ・リスト音楽院のヴァイオリン科
の学生として入学を許され、ヴァイオリニストとしてデビューした経歴をも
つオーマンディだからこそ、‘フィラデルフィア・サウンド’のベースとい
える弦のゴージャスな鳴りっぷりが、オケを見紛うほどに聞かれるのもユニ
ークなところ。‘クセのない’演奏はかえって楽曲の魅力をストレートに伝
え、いかにもこの名匠の真の偉大さを示しています。




<Polskie Radio>
PRCD 891/2 2枚組 \2700
(1)モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」
(2)同:同第40番ト短調 K.550
(3)同:同第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
(4)ダンコフスキ:交響曲ニ長調
(5)ミルヴィド(クレンツ編):オーボエと管弦楽のための協奏交響曲
(6)ドブジンスキ:交響曲第1番変ロ長調 Op.11
ヤン・クレンツ(指)ポーランド放送響、マリウシュ・ペンジャウェク(Ob)(5)
録音:2003-2005年
ポーランドの巨匠指揮者ヤン・クレンツの新録音集。大きな音楽作りながら贅
肉のない響き、正統的ながら大胆な解釈と、マニア心をくすぐる演奏を聴かせ
てくれます。モーツァルトが絶品です。

PRCD 181/2 2枚組 \2700
MONO
(1)ルトスワフスキ:ブコリキ/3つの易しい小品/舞踏前奏曲
(2)同:ロンサールのソネットへの付帯音楽
(3)同:春-4つの子供の歌より
(4)同:交響曲第1番
(5)ハイドン:交響曲第92番ト長調「オックスフォード」-第1楽章
(6)ルトスワフスキのインタビュー(ポーランド語):
1.「懺悔・反省・展望」、2.「社会主義リアリズム時代」、
3.「作曲家の仕事」
ヴィトルド・ルトスワフスキ(Pf(1))、(Cem(2))、
ルドヴィク・クルキェーヴィチ(Cl)
ルトスワフスキ(指)
ヤニーナ・ゴドレフスカ(Ms)、ポーランド放送室内Cho(3)、
ポーランド放送響
20世紀最大の作曲家のひとりヴィトルド・ルトスワフスキ(1913-94)。彼は作
曲家としてだけでなく、ピアニスト、指揮者としてもひとかどの技量を持って
いました。ここではポーランド放送のアーカイヴから、演奏家ルトスワフスキ
の貴重な音源をCD化。お宝はハイドンのオックスフォード交響曲の第1楽章。
ルトスワフスキが振っているのかと思うとありがたさひとしおです。また、
ラジオのための音楽「ロンサールのソネットへの付帯音楽」という作品表に
も載っていない珍品では、チェンバロ演奏まで披露しています。さらに肉声
(ポーランド語)まで入っているというマニア心をくすぐるアイテムです。

PRCD 184/5 2枚組 \2700
MONO
フィテルベルクの芸術
(1)モニューシコ:演奏会用序曲「おとぎ話」【1952年録音】
(2)ノスコフスキ:交響詩「ステップ地帯」【1952年録音】
(3)フィテルベルク:交響詩「鷹の歌」【1949年ライヴ録音】
(4)カルウォーヴィチ(フィテルベルク補筆):
交響詩「仮面舞踏会のエピソード」【1951年ライヴ録音】
(5)ルトスワフスキ:小組曲【1951年ライヴ録音】
(6)シマノフスキ:交響曲第2番変ロ長調 Op.19【1951年ライヴ録音】
(7)同:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.35【1951年録音】
(8)同:バレエ音楽「ハルナシエ」より4つの断章【1952年録音】
(9)同:
歌劇「ロジェ王」よりロクサーナの歌(フィテルベルク編)【1952年録音】
(10)同:タランテラ Op.28(フィテルベルク編)【1953年ライヴ録音】
グジェゴシュ・フィテルベルク(指)
ポーランド国立放送響、エウゲニア・ウミンスカ(Vn)(7)
シマノフスキらと一緒にポーランド音楽の近代化を推し進めたグジェゴシュ・
フィテルベルク(1879-1953)。名指揮者としてシマノフスキの管弦楽曲の大半
を初演したほか、ワルシャワ・フィルやモスクワのボリショイ劇場で働き、
ポーランド放送響を結成するなど、ポーランド音楽史に多大な貢献をしまし
た。フィテルベルクの指揮ぶりは、いくぶん強引で乱暴ながら豪快かつ作り
が大きく、ネチョ--とした濃厚なポルタメントと音楽を自在にうねらせる点
など、同時代のロシアの怪人指揮者ゴロワーノフを彷彿させるものがありま
す。ゴロワーノフ・ファンなら興奮すること間違いなしの演奏です。

PRCD 065/6 2枚組 \2700
MONO
STEREO
(1)ハイドン:チェロ協奏曲ニ長調(1964年録音)
(2)ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68(1957年録音)
(3)シマノフスキ:バレエ音楽「マンドラゴーラ」Op.43(1954年録音)
(4)ヘンリク・チシ:民謡主題による交響変奏曲(1987年ステレオ録音)
(5)同:ピアノ協奏曲(1990年ステレオ録音)
(6)同:弦楽セレナード(1989年ステレオ録音)
ヘンリク・チシ(指)
ポーランド国立放送響(1)(2)(3)、クラクフ・ポーランド放送響(4)、
ポーランド放送響(5)(6)、ダニール・シャフラン(Vc)(1)、
ヤン・ザクジェフスキ(Pf)(5)
ポーランドの名指揮者ヘンリク・チシ(1923-2003)の貴重な録音を集めたアル
バム。ハイドンのチェロ協奏曲はロシアの名手シャフランの独奏というのも
魅力的。注目は自作。チシは作曲家としても優れていますが、作品を聴く機
会はほとんどありませんでした。作風はルトスワフスキ的なものから、ピア
ノ協奏曲の緩徐楽章「エルヴィーラのために」はまるでリチャード・クレイ
ダーマン、弦楽セレナードはヴィクター・ヤングの映画音楽のような世界ま
で幅広く、非常に楽しめます。

PRCD 141/2 2枚組 \2700
パデレフスキ:
(1)ピアノ協奏曲イ短調 Op.17
(2)ポーランド幻想曲 Op.19
(3)交響曲ロ短調「ポローニア」Op.24
イアン・ホブソン(Pf)
イエジー・マクシミウク(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
20世紀初頭を代表するピアニストにして、1919年に独立したポーランドの初
代首相を務めた政治家でもあるパデレフスキ。彼の大規模な作曲3篇を集めた
アルバム。交響曲「ポローニア」は演奏時間67分に及ぶ大作。無二の愛国者
だったパデレフスキが祖国の歴史と未来への希望を描いていて、非常なボル
テージの高さに驚かされます。またパデレフスキの代表作として録音も多い
ピアノ協奏曲も民族的色彩が個性的。マクシミウク指揮のシンフォニア・
ヴァルソヴィアが重苦しさの全くない新世代の祖国愛を示しています。

PRCD 147/8 2枚組 \2700
(1)J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番BWV1048(1978年録音)
(2)ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60(1988年録音)
(3)キラール:交響詩「コシチェレツ1909年」(1978年録音)
(4)マクシミウク:アルボル・ヴィタエ(2002年録音)
(5)同:田園風間奏曲(1988年録音)
(6)パデレフスキ(マクシミウク編):夜想曲変ロ長調 Op.16の4(2001年録音)
イエジー・マクシミウク(指)
ポーランド室内管(1)(5)、シンフォニア・ヴァルソヴィア(2)、
ポーランド国立放送響(3)、
カンティカ・カンタムスCho(4)、ビアウィストク・フィル(4)、
ポーランド放送響(6)
指揮者として日本でもおなじみのイエジー・マクシミウク。彼は非常に多才
で、指揮ぶりも才気煥発ながら、実力ほどには評価されているとは言いがた
い状況です。しかし、このアルバムを聴けば彼の推進力とリズム感、統率力
の凄さを再認識させてくれます。今後の巨匠候補と申せましょう。

PRCD 777/8 2枚組 \2700
ユゼフ・ゼイドレル(1744-1806):
(1)来たれ創造主の聖霊よ(1790)
(2)処女マリアの連祷(1789)
(3)田園ミサ(1896)
(4)スターバト・マーテル(1790)
アンナ・ミコワイチュク=ニェヴィエジャウ(Sop)、ピオトル・オレフ(A)、
アレクサンデル・クーナフ(Tem)、マレク・ピチ(Bs)、
コンチェルト・ポラッコ、
アダム・ミツキェーヴィチ大学合唱団、アンサンブル・リコルダンツァ、
マレク・トポロフスキ(指)
ユゼフ・ゼイドレル(1744-1806)はポーランド古典派の宗教音楽作曲家。
2006年まで200年間、完全に忘れられた存在となっていました。その生涯も全
く不明ですが、モーツァルトを思わす清明さとオラトリオ的な構築感に満ち
た、まさに隠れた傑作ばかりです。純な祈りに満ちた合唱が感動的です。

PRCD 1104/5 2枚組 \2700
グレツキ:無伴奏合唱曲集
(1)私のヴィスワ Op.46(民謡編曲) (2)とうとうたる流れ Op.39(全5曲) 
(3)5つのクルピエ地方の歌 Op.75 (4)来たれ聖霊よ Op.61 
(5)すべてあなたのもの Op.60 (6)マリアの歌 Op.54 
(7)カティンの犠牲者の家族の歌 Op.81 (8)アーメン Op.35
ヴォジミェシュ・シェドリク(指)
クラクフ・ポーランド放送合唱団
かつての大ブームがうそのように、今日では名前を出す人もすくなくなって
しまったグレツキ。彼の作品のなかでも質・量的に重要な無伴奏合唱曲を集
めたアルバムの登場です。民謡の編曲と宗教作品が主で、かの交響曲第3番と
共通する静かで浄化された癒しの世界が広がります。

PRCD 076/8 2枚組 \2700
ウルシュラ・マズレク(ハープ)の芸術
(1)ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲 
(2)同:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ 
(3)ハイドン(サルセード編):主題と変奏曲 
(4)作者不詳:2つのポーランド舞曲 
(5)ヤクブ・ポラク:クーラント 
(6)ドゥーゴライ:ヴィラネッラ、ファンタジア、フィナーレ 
(7)ベートーヴェン:スイスの歌による変奏曲 WoO64 
(8)デュセック:ソナチネ 変ホ長調 
(9)イベール:間奏曲-フルートとハープのための 
(10)ラヴェル:序奏とアレグロ 
(11)パヌフニク:協奏交響曲-フルート、ハープ、弦楽のための 
(12)ルトスワフスキ:フルートとハープのための3つの断章 
(13)ボグスワフ・シェッフェル:4つの小品 
(14)プタシンスカ:陣取り遊び 
(15)シャロネク:3つのスケッチ 
(16)ボグスワフスキ:即興曲-フルート、ヴィオラ、ハープのための 
(17)マウェツキ:古い様式による協奏曲
ウルシュラ・マズレク(Hp)
ルチアン・ラプルス(指)クラクフ・ポーランド放送響(1)(10)、
バルバラ・シヴョンテク(Fl)(2)(9)(12)(16)、
ヴォジミェシュ・トマシェフスキ(Va)(2)(16)、
イェジィ・カトレーヴィチ(指)カトヴィツェ・ポーランド放送響(11)、
ミェチスワフ・ノヴァコフスキ(指)ワルシャワ・ポーランド放送響(17)
1937年生まれのポーランドのベテラン・ハープ奏者ウルシュラ・マズレクの
芸術をまとめました。ドビュッシーやラヴェルの名作での貫禄あふれる演奏
もさることながら、パヌフニク、プタシンスカ、シャロネクら母国の同時代
の作曲家の作品の解釈は他の追随を許しません。まさに女王の風格と申せま
しょう。

PRCD 1003/4 2枚組 \2700
電子声のデュエット
ドゥフノフスキ:
モナーダ2/モナーダ3/だらしない草/シンボルスカの詩による即興
ズベル:話/パルランド
アガタ・ズベル(Vo)、チェザーリ・ドゥフノフスキ(Pf, コンピューター)
ポーランド人は世界で最も流行に敏感な民族といわれ、かつて共産圏ながら
前衛音楽の最先端を行っていました。当然電子音楽も盛んで、ポーランド放
送の実験スタジオは50年の歴史を持っています。このアルバムでは若い音楽
家ドゥフノフスキとズベルが限りなくポップスに近い実験音楽を繰り広げて
います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.17-2

2008年07月18日 16時23分14秒 | Weblog
<DYNAMIC>
CSS 552(24CD+1CD-ROM) \10800
ベッリーニ:オペラ全集
「アデルソンとサルヴィーニ」
ブラッドリー・ウィリアムズ(サルヴィーニ)
アリシア・ナフェ(ネリー)
ファヴィオ・プレヴィアーティ(アデルソン卿)
アウリオ・トミチク(ボニファーチョ)
ルチア・リッツィ(ファニー)
アンドレア・リカータ(指)
カターニャ・ベッリーニ・マッシモ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1992年9月21-27日,カターニャ(ライヴ)
「ビアンカとフェルナンド」
ユン・オク・シン(S ビアンカ)
グレゴリー・クンデ(T フェルナンド)
アウリオ・トミチク(Bs カルロ)
ハイジン・フー(Br フィリッポ)

アンドレア・リカータ(指)
カターニャ・ベッリーニ・マッシモ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1992年9月26日-10月6日,カターニャ(ライヴ)
「海賊」
ルチア・アリベルティ(S イモージェネ)
スチュアート・ネイル(T グアルティエーロ)
ロベルト・フロンターリ(Br エルネスト)
ホセ・グアダルペ・レイエス(T イトゥルボ)
ケリー・アンダーソン(Bs 隠者)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)
ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団,合唱団
録音:1994年7月,ベルリン
「異国の女」
レナータ・スコット(S アライデ)
エレナ・ツィーリオ(イゾレッタ)
エンリーコ・カンピ(モントリーノ)
レナート・チョーニ(アルトゥーロ)
ドメニコ・トリマルキ(ヴァルデブルゴ)
ニーノ・サンツォーニョ(指)
カターニャ・ベッリーニ・マッシモ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1968年12月10日,カターニャ(ライヴ)
「ザイラ」
カーティア・リッチャレッリ(S ザイラ)
シモーネ・アライモ(オロスマーネ)
ラモン・ヴァルガス(コラスミーノ)
アレクサンドラ・パパジャコウ(ネレスターノ)
ルイージ・ローニ(ルジニャーノ)
パオロ・オルミ(指)
カターニャ・ベッリーニ・マッシモ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1990年9月,カターニャ(ライヴ)
「カプレーティとモンテッキ」(1830年ミラノ版)
パトリツィア・チョーフィ(S ジュリエッタ)
クララ・ポリート(S ロメオ)
ダニロ・フォルマッジャ(T テバルド)
フェデリーコ・サッキ(Br カペッリオ)
ニコラ・アモーディオ(Bs ロレンツォ)
ルチアーノ・アコチェッラ(指)
イタリア国際管弦楽団,ブラティスラヴァ室内合唱団
録音:2005年8月,マルティーナ・フランカ(ライヴ)
「夢遊病の女」
パトリツィア・チョーフィ(S アミーナ)
ジュゼッペ・モリーノ(T エルヴィーノ)
ジョヴァンニ・フルラネット(Bs ロドルフォ伯爵)
マリア・コスタンツァ・ノチェンティーニ(S リーザ)

ジュリアーノ・カレッラ(指)
イタリア国際管弦楽団,ブラティスラヴァ室内合唱団
録音:1994年7月,マルティーナ・フランカ(ライヴ)
「ノルマ」
ディミトラ・テオドッシュウ(S ノルマ)
ダニエラ・バルチェッローナ(Ms アダルジーザ)
カルロ・ヴェントレ(T ポリオーネ)
シモン・オルフィラ(Bs オロヴェーゾ)
ロベルタ・ミンヌッチ(Ms クロティルデ)
ジャンカルロ・パヴァン(T フラーヴィオ)
パオロ・アッリヴァベーニ(指)マルケ地方財団管弦楽団,
マルケ“ヴィンチェンツォ・ベッリーニ”合唱団
録音:2007年8月、マチェラータ(ライヴ)
「ベアトリーチェ・ディ・テンダ」
ルチア・アリベルティ(S ベアトリーチェ・ディ・テンダ)
パオロ・ガヴァネッリ(Br フィリッポ・マリア・ヴィスコンティ)
カミッレ・カパッソ(Ms アニェーゼ)
マーティン・トンプソン(T オロンベッロ)
ファビオ・ルイージ(指)
ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団,合唱団
録音:1992年6月,ベルリン
「清教徒」
マリエッラ・デヴィーア(エルヴィーラ)
ウィリアム・マテウッツィ(アルトゥーロ)
クリストファー・ロバートソン(Br リッカルド・フォード卿)
パオロ・ワシントン(Bs ジョルジョ卿)

リチャード・ボニング(指)
カターニャ・ベッリーニ・マッシモ劇場管弦楽団,合唱団
録音: 1989年9月24-30日,カターニャ(ライヴ)
「夢遊病の女」
マリア・カラス(S アミーナ)
チェーザレ・ヴァレッティ(T エルヴィーノ)
ジュゼッペ・モデスティ(Bs ロドルフォ伯爵)
エウジェーニア・ラッティ(S リーザ)
レナード・バーンスタイン(指)
ミラノ・スカラ座管弦楽団,合唱団
録音:1955年3月5日,ミラノ(ライヴ,モノラル)
「ノルマ」
モンセラ・カバリエ(S ノルマ)
ロブレート・メロッラ(T ポリオーネ)
フィオレンツァ・コッソット(Ms アダルジーザ)
イーヴォ・ヴィンコ(Bs オロヴェーゾ)
ジョルジュ・プレートル(指)RAIトリノ管弦楽団,合唱団
録音:1971年,トリノ(モノラル)
DYNAMICがすごい企画を出してきました!ベッリーニの全オペラをまとめた
セットです。ベッリーニは、35年弱の生涯で、10のオペラを作曲しています。
ここではそれらを、自社録音、各社からのライセンス、放送録音など、いず
れも定評のある録音ばかりを利用してまとめています。いずれも定評のある
名演ばかり。また、長いこと廃盤だった、若い頃のパトリツィア・チョーフィ
が歌っている「夢遊病の女」がこのセットで復活しています。さらに、カラ
スがスカラ座で歌った「夢遊病の女」と、おそらくCDでは初登場のカバリエ
の歌う「ノルマ」の放送録音が加えられ、全部で12の全曲録音、24CD。さら
に伊語台本を収録したCD-ROMまでついています。これは空前の企画です。
ベッリーニをお好きな方も、まだよく知らない方も、このセットが一つあれ
ばバッチリ!

CDS 594 \1980
ロッラ:フルートのための室内楽作品集
ディヴェルティメント BI 433
ディヴェルティメント BI427a
フルート四重奏曲 ホ短調 Op. 2-1 BI 418
フルート四重奏曲 ハ長調 Op.2-2 BI 415
マリオ・カルボッタ(Fl) エンリコ・カサッツァ(Vn) 
カルロ・デ・マルティーニ(Va)
アリス・ビサンティ(Va) マルチェッロ・スカンデッリ(Vc) 
カルロ・バルザレッティ(P)
録音:2007年11月22日,パヴィア
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841)は、18世紀末から19世紀始めにかけて活
躍したヴァイオリン、ヴィオラの名手で、作曲家としても知られていました。
若き日のパガニーニが彼を訪ねて教えを乞い、後年まで交流が続いたといい
ます。また1833年までスカラ座のオーケストラでコンサートマスター兼指揮
者を務めていました。ロッラのヴァイオリン作品は、ここ数年で優れた録音
が登場しますが、フルートの作品はまだ珍しいでしょう。マリオ・カルボッ
タは、ピアチェンツァ出身のフルーティスト。イタリアの作曲家のフルート
作品を積極的に録音しており、ここでも素晴らしい腕前を披露しています。

MIECIO 632726(Book+1CD) \4750
160ページ+ポストカード120枚
30cm×21cm
ヤニナ・ロザ・ホルショフスカの手紙 1900-1904 +CD
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537「戴冠式」
ショパン:ボレロ Op.19
ミエチスワフ・ホルショフスキ(P)
マウリッツ・ヴァン・デン・ベルク(指)
オランダ放送室内管弦楽団(ベートーヴェン)
フレデリク・ウォルドマン(指)ムジカ・アエテルナ(モーツァルト)
録音:1958年1月19日(ベートーヴェン),1966年4月15日(モーツァルト),
1973年5月22日(ショパン)
ホルショフスキ未亡人編による書籍です。ホルショフスキの母、ヤニナ・ロ
ザ・ホルショウスカが1900年から1904年に書いた手紙をまとめたもの。もち
ろん、ホルショフスキ少年についても多く触れられていますし、また19世紀
から20世紀へと移り変わる激動期の証言として重要です。今回もCDが付いて
います。貴重な録音ばかりで、ホルショフスキ・ファンには逃がせないもの
です。



<BIS>
BIS SA 1671(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.40
(1)第137番「主を讃えよ、」 BWV137
(2)第164番「汝らキリストのものと自称する者たちよ」BWV164
(3)第168番「申し開きをなせ、とは雷鳴のごとき言葉」BWV168
(4)第79番「主なる神は太陽にして盾なり」BWV79
野々下由香里(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、櫻田亮(Ten)、
ペーター・コーイ(Bs)
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
BCJのカンタータ・シリーズもついに40集に至りました。今回は1725年作の4篇
が選ばれています。いずれも力強く明るいものばかり。コラールに重点を置
いたものが多く、BCJの魔術的な合唱にひたれます。


BIS SA 1573(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:ピアノ曲全集 Vol.6
(1)ピアノソナタ第21番ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
(2)同第22番ヘ長調 Op.54
(3)同第23番ヘ短調 Op.57「熱情」
(4)同第24番嬰ヘ長調 Op.78「テレーゼ」
(5)同第25番ト長調 Op.79「かっこう」
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
世界中で極めて評価の高いブラウティハムのフォルテピアノによるベートー
ヴェン。今回は1819年製のグラーフピアノ(複製)を使用して「熱情」や「ワ
ルトシュタイン」など人気作に挑戦しています。インターナショナル・レコ
ード・レビュー誌で「切れば血の出るような演奏だ。楽器の限界までに挑み
ながらも、いつもコクのある結晶化した響き…」と絶賛されています。

BIS SA 1705/6(SACD-Hybrid) 3枚組 \5000
ヘンデル:コンチェルト・グロッソ集 Op.6(全12曲)
マルタン・ジュステル(指)
アルテ・デイ・スオナトーリ
ヘンデルはオペラや宗教作品など声楽曲が代表的ですが、初期のコンチェルト
・グロッソもみずみずしくて颯爽としていて非常に魅力的です。いずれもヘ
ンデルならではの甘いメロディ、活気と明るさに満ち、いつまでも聴いてい
たくなります。1993年創設のポーランドの古楽器がフレッシュきわまりない
演奏を繰り広げています。

BIS 1689 \2380
(1)ヘンデル:フルートソナタ ロ短調HWV367b
(2)J.S.バッハ:
フルートソナタ イ長調 BWV1032(テレンス・チャールストン完成版)
(3)同:同 ホ短調 BWV1034
(4)同:同 変ホ長調 BWV1031
(5)同:同 ホ長調 BWV1035
(6)テレマン:フルートソナタ ヘ長調 TWV41:F4
シャロン・ベザリー(Fl)、テレンス・チャールストン(Cem)、
チャールズ・メドラム(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
シャロン・ベザリーが本格的バロックに挑戦しました。バッハの名作に加え、
第1楽章が不完全にしか残っていないBWV1032をチェンバロ奏者チャールスト
ンが補筆完成させたものまで収録しているのが興味津々。さすがシャロン、
バロックを演奏しても凄いのひとことに尽きます。

BIS 1554 \2380
スカルコッタス:
(1)2つのヴァイオリンのための協奏曲(1944/5)
(コスティス・デメルツィスのオーケストレーションによる)
(2)2台のピアノのための協奏曲(1935)
(3)夜の愉しみ(1949)-木琴と管弦楽のための
ゲオルギオス・デメルツィス、シモス・パパナス(Vn)、
マリア・アステリアドウ、
ニコラオス・サマルタノス(Pf)、ドミトリウス・デシラス(Xyl)、
ヴァシリス・フリストプーロス(指)テッサロニキ国立響
BISが全貌紹介に心血を注ぐギリシャの奇才作曲家スカルコッタス。シェーン
ベルクの弟子にして十二音主義者だった彼の作品はかなり過激ですが、ここ
に収められた3作はギリシャの旋律を用いたり、軽かったりと聴きやすいもの
ばかり。未完で残されたものを、スカルコッタス研究の第一人者デメルツィ
スが完成させているのも注目です。




<altara>
=Classic=
ALT 1035 \2180
「ザ・ダーク・パストラル-第1次世界大戦の歌曲&詩集」
(1)ウィリアム・デニス・ブラウン(1888-1915):
To Gratiana / Had I the Heaven's embroidered cloths / T
o Rupert Brooke(*)/ Dream Tryst / Diaphenia
(2)ルパート・チョウナー・ブルック(1887-1915):Safety(*)
(3)W.D.ブラウン:The Isle of Lost Dreams
(4)エドワード・トーマス(1878-1917):Lights out(*)
(5)アイヴァー・ガーニー(1890-1937):By a Bierside
(6)シャーロット・メアリー・ミュー(1869-1928):May 1915, June 1915(*)
(7)I.ガーニー:
Severn Meadows / in Flanders / To His Love(*)/ Even Such is Time
(8)アルフレッド・エドワード(A.E.)ハウスマン(1859-1936):
Bredon Hill(*)
(9)I.ガーニー:On Wenlock Edge
(10)エドムンド・チャールズ・ブランデン(1896-1974):
The Midnight Skaters
(11)I.ガーニー:The Ghost / Tarentella / Watching Music(*)
(12)サー・ユージン・エインズリー・グーセンス(1893-1962):
Threshold / A winter-night Idyll / A woodland Dell / Seascape
(13)ジェイムズ・オーガスティン・アロイジアス・ジョイス(1882-1941):
Love came to us(*)
(14)グーセンス:Gentle Lady
(15)ブルック:Kindliness(*)
(16)グーセンス:Dear Heart / O cool is the Valley
(17)トマス・ハーディ(1840-1928):The Darkling Thrush(*)
(18)グーセンス:All day I hear the noise of waters / I hear an army
(19)ヴェラ・メアリー・ブリテン(1893-1970):Perhaps(*)
(20)グーセンス:When thou art Dead
アンドルー・ケネディ(T) ジュリアス・ドレイク(P)
サイモン・ラッセル・ビール(*語り)
録音:2007年10月29日-11月1日ロンドン、ケンティッシュ・タウン、
セント・サイラス・プレイス、セント・サイラス殉教者記念顕彰聖堂、
(*語りのパートのみ2007年10月20日)
第1次大戦はヨーロッパに未曾有の戦禍をもたらし、おおくの詩人や作曲家た
ちの内面にも癒しがたい爪痕を残しました。このアルバムには第1次大戦中の
兵役で心身ともに深い傷を負ったガーニーや指揮者グーセンスの作品をはじ
め、ジョイスやハーディの詩作までも収めています。ドレイクの名伴奏のも
と、しっとりやさしく歌い上げるのはイギリスの若手アンドルー・ケネディ。
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのアソシエイト・アーティスツ、ビ
ールの朗読も味わい深いものです。




<Brilliant Classics>
BRL 93761 35枚組 \8000
アルフレッド・ブレンデル(pf)名演奏集
955年-75年録音
VOX、Vanguard Classicsなどの音源を使用したライセンス盤。
Disc.1
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番K.271「ジュノーム」、第14番K.449
アントニオ・ヤニグロ指揮、ザグレブ室内合奏団
Disc.2
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番K.453、第25番K.453
ハイドン:ピアノ協奏曲二長調Hob. XVIII No.11
パウル・アンゲラー指揮、
ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団/ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団
ウィーン室内管弦楽団
Disc.3
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番K.459、第20番K.466
ヴィルフリート・ベッチャー指揮、
ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
Disc.4
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番K.482、第27番K.595、ロンドK.382
パウル・アンゲラー指揮、
ウィーン室内管弦楽団/ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
Disc.5
モーツァルト:
ピアノソナタ第8番K.310、幻想曲K.396、ロンドK.511、
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲K.573
Disc.6
モーツァルト:
2台のピアノのための協奏曲K.365、
2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448、
2台のピアノのためのフーガK.426
ワルター・クリーン(pf)
パウル・アンゲラー指揮、ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
ハンガリー五重奏団
Disc.7-9
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲、合唱幻想曲 Op.80
ヴィルフリート・ベッチャー指揮、
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団
ハインツ・ワルベルク指揮、
ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
ハインツ・ワルベルク指揮、ウィーン交響楽団
スービン・メータ指揮、ウィーン交響楽団
Disc.10-18
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集
ピアノと管楽器のための五重奏曲Op.16
ハンガリー五重奏団
ロンド 変ロ長調
ヴィルフリート・ベッチャー指揮、
ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
Disc.19
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガOp.35、
「ルール・ブリタニア」による5つの変奏曲WoO.79、
イギリス国歌による7つの変奏曲WoO.78、
ヴラニツキーのバレエ「森の娘」のロシア舞踏による12の変奏曲イ長調WoO.71、
創作主題による6つの変奏曲Op.34、
「トルコ行進曲」の主題による6つの変奏曲Op.76
Disc.20
創作主題による32の変奏曲WoO.80、
ヴィンターの歌劇「中止された犠牲祭」の「子供よ、静かにお休み」による
7つの変奏曲WoO.75、
リギーニのアリエッタ「恋人よ来たれ」による24の変奏曲WoO.65、
パイジエッロの喜歌劇「粉屋の娘」の二重唱「ネル・コル・ピウ」による6つ
の変奏曲WoO.70、
ジュスマイアーの歌劇「ゾリマンII世」の「ふざけて、からかって」による
8つの変奏曲WoO.76、
ディッタースドルフの歌劇「赤ずきん」の主題による13の変奏曲WoO.66、
サリエリの「ファルスタッフ」の「まさにその通り」の主題による10の変奏
曲WoO.73
Disc.21
スイスの歌による6つの易しい変奏曲WoO.64、
パイジエッロの「水車屋の娘」の「田舎の恋は」の主題による9つの変奏曲
WoO.69、創作主題による6つの易しい変奏曲WoO.77、グレトリーの歌劇「獅子
王リシャール」のロマンス「燃える情熱」による8つの変奏曲WoO.72、
ロンドOp.51-2、アレグレットWoO.53、6つのエコセーズWoO.83、エリーゼの
ためにWoO.59、ポロネーズOp.89
Disc.22
ディアベッリの主題による33の変奏曲Op.120、11のバガテルOp.119
Disc.23
6つのバガテルOp.126、ロンド・ア・カプリッチョOp.129、ロンドOp.51-1、
7つのバガテルOp.33、アンダンテ・ファヴォリWoO.57、
やや生き生きとWoO.60
Disc.24
シューベルト:
ピアノソナタ第19番D.958、第15番D.840「レリーク」、
16のドイツ舞曲D.783
Disc.25
シューベルト:4つの即興曲D.899、楽興の時D.780、3つの小品D.946
Disc.26
シューベルト:幻想曲「さすらい人」D.760、4つの即興曲D.935
シューベルト(リスト編)ピアノと管弦楽のための「さすらい人」幻想曲
ミヒャエル・ギーレン指揮、
ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団
Disc.27
ショパン:
ポロネーズ第6番Op.53「英雄」、第4番Op.40-2、第5番Op.44、
第7番Op.61「幻想」、
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22
Disc.28
シューマン:幻想曲Op.17、交響的練習曲Op.13
Disc.29
リスト:ピアノ協奏曲第1番、第2番、死の舞踏、呪い
ミヒャエル・ギーレン指揮、ウィーン交響楽団
Disc.30
リスト:
ピアノソナタ ロ短調、
巡礼の年第2年「イタリア」よりソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」、
調性のないバガテル、死のチャルダーシュ、悲しみのゴンドラ、
メフィストワルツ第1番
Disc.31
リスト:オペラの楽曲による編曲集、パガニーニ練習曲
Disc.32
リスト:
巡礼の年第2年「イタリア」よりペトラルカのソネット第47番、第104番、
第123番、「ベェネツィアとナポリ」よりタランテラ、詩的で宗教的な調べ
Disc.33
リスト:
ハンガリー狂詩曲より、第15番、第3番、第2番、第13番、第8番、第17番、
執拗なチャルダーシュ
Disc.34
ムソルグスキー:展覧会の絵
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
バラギレフ:イスラメイ
Disc.35
シェーンベルク:ピアノ協奏曲Op.42
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第5番
ミヒャエル・ギーレン指揮、
南西ドイツ放送交響楽団
ジョナサン・ステルンベルク指揮、ウィーン国立化劇場管弦楽団
※一部収録曲順番が入れ替われる場合があります。ご了承ください。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.16

2008年07月17日 20時01分18秒 | Weblog
★特価セールのご案内★
どれも代理店の在庫のみのセールとなりますので、お早めにご注文下さい。
また、数量の少ないものもございますので、確保できない場合もございますが
ご了承下さい。

●SUPRAPHONセール
0181 2 \450
ペトル・エベン:ヨブ オルガンのための
トマシュ・トン(Org)

11 1276 2 3枚組 \900
スメタナ:歌劇「リブシェ」
コシュラー指揮

11 2122 2 2枚組 \900
スメタナ:歌劇「2人のやもめ」
フランティシェク・イーレク指揮

11 2153 2 2枚組 \900
ヤナーチェク:歌劇「ブロウチェク氏の旅行」
フランティシェク・イーレク指揮

11 2201 2 2枚組 \900
スメタナ:歌劇「悪魔の壁」
ズデニク・ハラバラ指揮

3078 2 \450
ドウォルザーク:歌劇「王様と炭焼き」
シャロプカ指揮

3343 2 \450
Jiddische Stikele
ジェノ・クーン

3551 2 \450
クハシュ:オルガン作品全集
ヤロスラフ・トゥマ(Org)

3658 2 \450
ヤコブ・ヤン・リーバ:チェコクリスマスミサ
スメタチェク指揮

81 9028 2 \450
ゾンマー:声楽交響曲、チェロ協奏曲
ノイマン指揮、他



●リコ・サッカーニ指揮ブダペストフィルハーモニー管弦楽団による名演奏集
BPOL 1001 \450
ストラヴィンスキー:春の祭典
ラフマニノフ:交響的舞曲

BPOL 1003 \450
ラヴェル:
ピアノ協奏曲、左手のためのピアノ協奏曲、亡き王女のためのパヴァーヌ

BPOL 1005 \450
ホルスト:惑星
コダーイ:ガランタ舞曲

BPOL 1006 \450
ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番
ジャン=フィリップ・コラール(pf)

BPOL 1007 \450
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲
ラフマニノフ:ヴォカリーズ

BPOL 1008 \450
ベートーヴェン:交響曲第7番
ワーグナー:タンホイザー序曲、他

BPOL 1012 \450
ベルリオーズ:幻想交響曲
サンサーンス:ピアノ協奏曲第2番
フィリップ・ビアンコーニ(pf)

BPOL 1013 \450
チャイコフスキー:交響曲第1番
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
クン・ウー・パイク(pf)

BPOL 1014 \450
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、スケルツォ・カプリチオーソ

BPOL 1015 \450
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
コダーイ:「ハーリ・ヤーノシュ」組曲

BPOL 1017 \450
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
フランチェスカ・ダ・リミニ

BPOL 1018 \450
オルフ:カルミナ・ブラーナ
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲

BPOL 1019 \450
リスト:ファウスト交響曲


●チェリビダッケ指揮 ミュンヘン・フィル セール
EMI 5565182 \680
ハイドン:交響曲第103番、第104番 

EMI 5565192 \680
モーツァルト:交響曲第40番、他

EMI 5565202 \680
ドビュッシー:海/イベリア

EMI 5565242 \680
ワーグナー:管弦楽作品集

EMI 5565252 \680
シューマン:交響曲第3番、第4番

EMI 5565272
シューベルト:交響曲第9番

EMI 5565282 \680
バルトーク:管弦楽の為の協奏曲

EMI 5566912 2枚組 \1360
ブルックナー:交響曲第5番

EMI 5567022 \680
ブルックナー:ミサ曲第3番

EMI 5568382 \680
ベートーヴェン:交響曲第2番、第4番

EMI 5568392 \680
ベートーヴェン:交響曲第3番

EMI 5568492 \680
シューマン:交響曲第3番

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.15

2008年07月17日 17時56分11秒 | Weblog
<Claves>
KDC 5056 \2250
日本語解説帯付
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス:
ソナタ第18番ニ長調、プレリュード、ソナタ第51番ト短調
今村泰典(lute)
使用楽器:マルティン・ブルナー(1764年)モデル、
ジャーマン・バロックリュート(チェーザレ・マテウス2007年製)
録音:2007年10月
ヨーロッパを拠点に世界的に活躍するリュート奏者、今村泰典によるリュー
トの父、ヴァイスのリュート作品集第2集。ロンドン手稿譜とドレスデン手稿
譜から1曲ずつ2つソナタとプレリュードを収録。今村氏自身が冒頭に新たな
楽章を加え、別のソナタのものと入れ替えることによりヴァイスの作品をより
大規模で構成感のある作品に仕上げました。一昨年に発売された第1集
(50-2613)はディアパソン誌賞受賞するなど評価も高く、また古楽グループ、
フォンス・ムジケのメンバーとして2007年の来日コンサートも成功を収め、
2008年秋にはこの第2集を引き下げてソロ・コンサートを日本各地で行うなど
大活躍のリュート奏者です。通奏低音奏者としての豊富な経験に基づき、
ヴァイスのスタイルを隅々まで熟知した今村氏ならでは創造力と音楽性でま
さに現代のヴァイスが復活したかのようです。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 219 \2250
ブルックナー:交響曲第6番イ長調 WAB 106
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2007年7月11-13日シュトゥットガルト、リーダーハレ、
ベートーヴェン・ザール(ライヴ)
ノリントン&シュトゥットガルト放送響が取り組む、あらたなブルックナー
・シリーズ。第2弾は第3交響曲(93.217)から一ヶ月あまりのち、2007年7月に
行われた第6番ライヴ。ノリントンにとって、初出のレパートリーという点で
も大いに注目されるところです。弱音で開始される第1楽章の冒頭から、ピュ
ア・トーンの生み出す驚くべき透明感。そのままアダージョに受け継がれて
ゆきますが、低弦にのせて首席レンチェシュのオーボエ・ソロが哀切きわめ
るパッセージを奏でるこのあたり、グッと息を呑むほどの美しさです。すっ
きりとしているのに、陰影にも富んでいるのが独特の魅力。すでに前作第3番
で未知のブルックナー体験を提示してみせたこのコンビだけに、第6番もかつ
て聞いたこともないような瞬間の連続でわたしたちを圧倒してくれるにちが
いありません。これはじつに意欲的なアルバムの誕生といえるでしょう。





<LSO Live>
LSO 0594(SACD-Hybrid) \2180
ベートーヴェン:
(1)ミサ曲 ハ長調Op.86
(2)「フィデリオ」第1幕より、囚人の合唱
サリー・マシューズ(S) サラ・ミンガルド(A)
ジョン・マーク・エインズリー(T) アラステア・マイルズ(Bs)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団&ロンドン交響合唱団
録音:(1)2006年2月26日(2)2006年5月23-25日ロンドン、
バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
2005年11月にスタートし、作曲者歿後180周年を翌年に控えた2006年のシーズ
ンを通して行われたLSOによるベートーヴェン・シリーズ。このプロジェクト
はゆかりの巨匠ふたりが演目を振り分ける形でも話題を集めました。すなわち
ハイティンクがすべてのシンフォニー(LSO.0598)を振ったのに対して、デイ
ヴィスの受け持ったのが「フィデリオ」(LSO.0593)とミサ・ソレムニス、そし
てこのたびリリースとなるハ長調ミサ。先人ハイドンのお株であるジャンルに
挑み、ベートーヴェンの革新性がおおきく開花したハ長調ミサは、ちょうど
書かれた時期からもいわゆる「傑作の森」に列せられる作品。デイヴィスは
以前に同じLSOと録音(1977年スタジオ)済みですが、ほぼ30年近い時を隔てて、
ここに「ベートーヴェン・プロジェクト」という絶好の機会を得て、ふたたび
手兵LSOとともに臨んだ当夜のライヴ。あえてハイティンクにシンフォニーす
べてを託してまでこれに取り組んだことも、かえって巨匠の異常な燃え上がり
に圧倒される大演奏を生み出すことになりました。
ここでのLSOは交響曲でもみせたように、ピリオド・スタイルを踏まえながら、
ときにアグレッシヴに鋭く切り込むところも新鮮な魅力。ソリストには若い
世代からマシューズ、デイヴィスからの起用も多いエインズリーとマイルズ。
さらにアンサンブルに厚みを加えるのは、やわらかく高貴な美声が申し分な
いコントラルト、ミンガルド。そして、いまや看板となったLSCも驚異的な充
実ぶりでベストを尽くしています。なお、フィルアップにはそのコーラスの
実力がいかんなく発揮された、既出「フィデリオ」全曲盤より第1幕フィナー
レ、囚人たちの合唱をアンコール収録しています。




<DOREMI>
DHR 7937/9 3枚組 \5940
モノラル
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
(3)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(4)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
(5)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
[ボーナス・トラック]
(6)ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
(7)ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3
コール・デ・フロート(P)
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指)
(1)‐(4)ウィーン交響楽団 (5)ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950-1954年
アムステルダムに生まれたコール(またはコルネリウス)・デ・フロート
(1914-1993)はオランダを代表するピアニスト。18歳でアムステルダム音楽院
をトップクラスの成績で卒業し華々しくデビュー。1959年に右手の麻痺を発症
したのちは、ピアノ曲を左手用に編曲するかたわら、作曲家として自らも左手
のための作品を書いています。ピアニストして蘭Philipsに多くの録音を残し
ていますが、右手の故障以前、同郷の名匠オッテルローがバックを務めるベー
トーヴェンの協奏曲全集はフロートの代表的な録音とされるもの。地元オラン
ダではCD化されローカル・リリースされましたが、すでに廃盤で入手難の状態
が続いていたため、DOREMIによる復活は喜ばれるでしょう。




<ATMA>
●Naturally...ナチュラリー・シリーズ
古楽から現代曲まで幅広いレパートリーを持つカナダ・ケベックを本拠とする
レーベルATMA Classiqueから、有名曲をピックアップした新しいシリーズが
発売されます。

ACD2 3002 \1480
Naturally Faure
ガブリエル・フォーレ:
揺りかご Op.23-1/夢のあとで Op.7-1/ 3つの無言歌よりOp.17-3/秘密Op.23-3
/シシリエンヌ Op.78/この世 Op.8-3/エレジー Op.24/ネルOp.18-1/あけぼの
Op.39-1/水のほとりにて Op.8-1/ある日の詩【めぐりあい/いつの日も/さらば】
Op.21/漁師のうた Op.4-1/ひそやかに Op.58-2/月の光 Op.46-2/墓地にて
Op.51-2/祈りながら/秋の歌Op.5-1/夜想曲 Op.43-2/ピアノ三重奏Op.120より
第2楽章/シシリエンヌ Op.78
ヤニク・ネゼ=セガン(P)フランシーヌ・シャボー(P) 
ステファーヌ・ルムラン(P)
ベノワ・ロワゼル(Vc)アンヌ・ロバート(Vn)テレーズ・ライアン(Vc)
アラン・トゥルーデル(Tb)
フォーレは生涯に100曲を越える歌曲を残し、フォーレはその長い作曲人生の
間歌曲を書き続けました。このナチュラリー・フォーレはフォーレの有名な
歌曲「夢のあとで」「月の光」などのチェロとピアノの編曲、そしてトローン
ボーン編曲の「シシリエンヌ」を収録。

ACD2 3003 \1480
Naturally Schubert
シューベルト:
ピアノ五重奏曲イ長調 D.667「ます」、
アダーショとロンド・コンチェルタンテ ヘ長調 D.487、
岩の上の羊飼いD.965、君はわが憩い(編:リスト)、影法師(編:リスト)
カナダ室内合奏団
アンドリュー・チュニス(P)ルイーズ=アンドレ・バリル(P)
ダヴィド・フレイ(P)
アリヌ・クータン(S) アンドレ・モワザン(Cl)
シューベルトは交響曲、ピアノ曲、歌曲と多くの作品を残していますが、彼の
心のうちを最もよく表現しているのは室内楽作品なのではないでしょうか。
ナチュラリー・シューベルトではATMAが誇るアーティスト、カナダ室内合奏団
の演奏で名曲「ます」を収録。シューベルトのもう一つの形の室内楽作品と
言っても良いクラリネット・ソプラノ・ピアノという構成による「岩の上の羊
飼い」、そしてF.リストの歌曲編曲による作品を2つ収録しています。シュー
ベルトの本当の顔が垣間見れる1枚です。

ACD2 3004 \1480
Naturally Beethoven
ベートーヴェン:
交響曲第7番、七重奏曲Op.20、別れWoO.124、この暗い墓のうちに WoO.133
レ・ヴェン・ド・モントレアル
アンドレ・モワザン(Cl) デイヴィッド・DQ・リー(CT) 
ヤニク・ネゼ=セガン(P)
ナチュラリー・ベートーヴェンは親しみやすいベートーヴェンをモットーにし
ています。ウィンド・アンサンブルのための作品を収録。ベートーヴェン自身
が編曲した2本のオーボエ、2本のクラリネット、2本のホルン、2本のファゴッ
トとコントラバスのための交響曲第7番。七重奏曲はイジー・ドルジェツキー
編曲とアンニーン・ミスリク校訂の版を使用。また最後に韓国生まれのカウン
ターテナー、デイヴィッド・DQ・リーによる2つの歌曲を収録しています。

ACD2 3005 \1480
Naturally Handel
ヘンデル:
イェフタ、ロターリオ、ユダス・マッカベウス、アルチーナ、オットーネ、
アターリア、忠実な羊飼い、アチスとガラテア より
マーク・ブリーク(T) スージー・ルブラン(S)
レ・ボレアデ フランシス・コルプロン(指) 
モントリオール・バロック・オーケストラ
バッハと並ぶバロック期の大作曲家ヘンデルの有名なオペラ、オラトリオから
美しい作品を選んで収録。 スージー・ルブランの質の良い歌声と静謐で美し
いマーク・ブリークのカウンターテナーが心地よい1枚。

ACD2 3006 \1480
Naturally Telemann
テレマン:
フルートとヴァイオリンソロ、弦楽、バッソコンティヌオのための協奏曲、
フルートとヴィオールのためのソナタ ホ短調、
カンタータ「Seele, lerne dich erkennen」 TWV 1:1258、ソナタ 変ロ長調
アンサンブル・カプリス マティアス・マウテ(フルート・トラヴェルソ)
レ・ボレアデ フランシス・コルプロン(フルート・トラヴェルソ)
マンフレッド・クレイマー(バロック・ヴァイオリン) モニカ・マウフ(S)
テレマンのエレガントで美しく、また技巧的な作品を収録したナチュラリー・
テレマン。フルート・トラヴェルソの素朴な音色が心に優しく響きます。

ACD2 3007 \1480
Naturally Bach
J.S.バッハ:
オーボエ・ダモーレ協奏曲BWV1055、オーボエ協奏曲ヘ長調 BWV1053a
リュート組曲第3番ト短調 BWV995、プレリュード、フーガとアレグロ」BWV998
マタイ受難曲よりアリア「神よ、あわれみたまえ」
ダ・ソナール ブルース・ヘインズ(Ob) ダニエル・テイラー(C-T)
ステファン・スタッブズ(Lute)
バッハは異なる趣のオーボエのための協奏曲を2つ書いています。この作品に
は美しい旋律が多数含まれており、他のバッハの曲にも度々登場します。また
ステファン・スタッブズの演奏で収録されているリュート組曲は、バッハ自身
もリュートの響きを気に入っており、組曲4曲のほかにもソロの作品を書いて
います。アルバムの最後には美声カウンター・テナーのダニエル・テイラー
で締めくくられています。





<VIRGIN CLASSICS>
VC-5190372 \1980
バッハ:アリアとカンタータ集
ミサ曲ロ短調BWV232より
Qui sedes
アニュス・デイ
ヨハネ受難曲BWV245より
Von den Stricken
すべては成就した
マタイ受難曲BWV244より
Du lieber Heiland du…Buss' und Reu'
神よ、あわれみたまえ
Erbarm' es Gott!...わが頬の涙届かずば
カンタータ「われは満ち足れリ」BWV82aより
われは満ち足れリ
まどろめ、疲れた目よ
カンタータ「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」BWV170より
満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ
カンタータ「楽しき狩りこそ、わが喜び」BWV208より
羊は安らかに草をはみ
デイヴィド・ダニエルズ(カウンターテナー)
イングリッシュ・コンソート
ハリー・ビケット指揮
カタリナ・シュプレッケルセン(オーボエ・ダモーレ)
ジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ナジャ・ツヴィーナー(ヴァイオリン)
リサ・ベズノシウク、ガイ・ウィリアムズ(フルート)
現代最高のカウンターテナー、ダニエルズの最新録音
海外の音専誌で絶賛されるダニエルズの、ベルリオーズ:夏の夜(VC-5456462)
(2004年)以来、バロック作品としてはヘンデル:オラトリオ・アリア集
(VC-5454972)(2002年)以来となる最新録音です。収録は2007年9月に行われ、
バロック作品演奏で高く評価されるイングリッシュ・コンサート、その新音楽
監督に就任したバロック・オペラ指揮で定評あるビケットとの共演です。
欧(08年10月)、北米(09年春)での、このセットによるツアーも予定、新アルバ
ムへの注目も世界的に高まりそうです。24Pブックレット




<Channel Classics>
CCSSA 26208(SACD-Hybrid) \2850
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.6 ――
ソナタ第32番ヘ長調K.376(374D)/第24番ハ長調K.296/第12番ト長調K.27/
第33番ヘ長調K.377(374E)
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)
このモーツァルト・プロジェクトについて「これは私にとって、現在進行形の
発見の旅である」と語っていたバロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・
ポッジャー。
絶妙のコンビネーションを確立しているイギリスの鍵盤奏者ゲイリー・クー
パーとのコンビで2004年から始動したモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ
・プロジェクトの第6弾が早くも登場!
イングリッシュ・コンソートのコンサート・ミストレス、パラディアン・アン
サンブルのヴァイオリン奏者など重要なポジションを務めてきたレイチェル・
ポッジャー。
バッハ、テレマン、ラモー、ヴィヴァルディなどの名盤に続いてスタートと
なったポッジャーのモーツァルトは、リリースの度にフランスのディアパゾ
ン賞や英グラモフォン誌のエディターズ・チョイス、英サンデー・タイムズ
紙のCD of the Weekを獲得するなど、世界中のメディアやリスナーから数多
くの賞と称賛の声が寄せられ続けている。
また「ヴァイオリン伴奏付きピアノ・ソナタ」とも呼ばれるモーツァルトの
ヴァイオリン・ソナタ。ピアノが担う役割の大きさはヴァイオリンと同等、
もしくはそれ以上とも言えるだけに、名手ゲイリー・クーパーの存在がポッ
ジャーの名演を支えていると言っても過言ではないだろう。
今回の第6集ではこれまでと同様に、ポッジャーが1739年ジェノヴァのペザリ
ニウス製のバロック・ヴァイオリン、クーパーはデレック・アドラム1987年製
アントン・ワルター1795のレプリカを使用しており、“使用楽器”という部分
でも第1集から第5集にかけて築き上げられた流れが大切に継続されている。




<fine NF>
NF-20503(CD) \3000
NF-60503(SACD) \4000 ※ハイブリッドではありません
シューベルト:
(1) ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
(2)即興曲集 作品90, D899
第2曲 変ホ長調、第3曲 変ト長調、第4曲 変イ短調
★エクスト・トラック 
マテウス・シュタイン(1820年頃ウィーン、ヤマモトコレクション)
スタインウェイとMAシュタインの弾き比べ
楽興の時 D.780 第3曲 ヘ短調
神谷郁代(Pf)
録音:2007年9月24,25,27日 神戸新聞松方ホール(兵庫県)
神谷郁代のfine NFレーベル第3弾は、神谷初のシューベルトです。
ベートーヴェンの演奏と録音には豊富な経験を持つ神谷ですが、ベートーヴェ
ンを尊敬してやまなかったシューベルトを録音したいという、神谷の強い希望
により実現したもので、ピアノ・ソナタ第21番と即興曲集作品90から3曲を収
録しています。第21番は、死の世界を歩いていたシューベルト最後の年のソナ
タですが、神谷は持ち味である、静寂さと透明な響きで、深々と歌い上げてい
きます。
収録は響きの良さで定評のある神戸新聞松方ホール、ホールトーンと一体と
なった天上の響きが随所に聴かれます。
エクストラ・トラックにはシューベルト時代のピアノ・フォルテであるマテウ
ス・シュタインと、スタインウェイD274による「楽興の時」の聴き比べを収録
しています。マテウス・シュタインは弦の張力がスタインウェイの約四分の一
程度(16-20kg)と弱く、タッチは軽く敏感で、指先に細い弦が直接触れるよう
な感触が特色で、この感覚が他のピアノ・ソナタや即興曲にも生かされた演奏
になっています。
なお、fineNFレーベルは創設以来、ハイブリッドSACDを中心に発売してきまし
たが、本ディスクよりCDとSACD(Stereo+5.1 Surround)の2種類を分離して発
売することになりました。




<DELTA CLASSICS>
DCCA-0050 \2415
ブルックナー:交響曲第9番
(自筆原稿に基づくオーレル版)
(17,Mar,1946rec at Carnegie Hall)
ワルター(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
弊社初のワルターのCDです。ワルターはフルトヴェングラーやトスカニーニ
などと並びCDも多く、発売するのを躊躇しておりました。しかし、今回ある
コレクターの方からArmed For-ces Radio 16"Transcription Diskという貴重
な音源を提供頂いたのをきっかけに取り組みを開始しました。この音源の元
になったのはどうやらラジオ放送で使用する盤らしく、収録時間もきっちり
60分という放送を意識した仕様です。その為曲の前にはアナウンサーによる曲
目や演奏家紹介などが入り、第9交響曲終了後はワルター指揮のブラームスの
第4交響曲から第3楽章の抜粋など明らかに時間調整の為行った構成でした。
盤起こしの為どうしても針音や特有のノイズ、レベル変動などが所々あります
が視聴するうえでは全く問題にならない範囲です。1946年アメリカではブルッ
クナーも度々演奏されていたと思いますが、日本では終戦直後そんな余裕すら
なく1970年代後半に入ってから本格的に聞かれ始めた作曲家ですが、ワルター
/NYPの演奏を聴いていると、とても戦争直後とは思えない実に深いそして既に
ブルックナーを自分たちの物にしており演奏終了後の拍手からもお客様の感動
が伝わってきます。
録音日は一般的に知られている日を明記しております。ご了承下さい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.14-1

2008年07月16日 12時54分41秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4777956 3枚組 \2700
シューベルト/歌曲集
美しき水車小屋の娘 D795、冬の旅 D911、白鳥の歌 D957 (全曲)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ジェラルド・ムーア(Pf)

4777957 6枚組 \5400
シューマン/歌曲集
ミルテの花 作品25(No.1,2,3,5,6,7,8,13,15,16,17,18,19,21,22,24,25,26)、
リートと歌第1巻 作品27、3つの詩 作品30、3つの歌 作品31(No.1&3)、
6つの歌 作品36、「恋の春」よりの12の詩 作品37(No.1,5,8,9)、
リーダークライス 作品39、5つの歌 作品40(No.1&2)、
ロマンスとバラード第1集 作品45(No.1-3)、
リートと歌第3集 作品77(No.1&5)、リーダークライス 作品24、
12の詩 作品35、詩人の恋 作品48、ロマンスとバラード 作品49(No.1&2)、
リートと歌第2集 作品51(No.4)、ロマンスとバラード第3集 作品53、
ロマンスとバラード第4集 作品64(No.3)、
スペインの歌芝居 作品74(No.6,7,10)、
子供のための歌のアルバム 作品79(No.7,13,17,22,23,26,27)、
3つの歌 作品83、6つの歌 作品89(No.1-5)、
6つの詩 作品90(追加、レクィエム)、3つの歌 作品95(No.2)、
リートと歌第4集 作品96(No.1-3)、
ゲーテの「ヴィルヘルム=マイスター」によるリートと歌
作品98a(No.2,4,6,8)、ミンネの歌 作品101(No.4)、
6つの歌 作品107(No.3&6)、4つの驃騎兵の歌 作品117、
3つの歌 作品119(No.2)、5つの陽気な歌 作品125(No.1-3)、
5つのリートと歌 作品127(No.2&3)、スペインの愛の歌 作品138(No.2,3,5,7)、
プロヴァンスの歌 作品139(No.4)、4つの歌 作品142(No.1,2,4)、
美しいヘドヴィヒ 作品106[ピアノ伴奏の朗読]、2つのバラード 作品122、
初期の6つの歌 Woo21
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
クリストフ・エッシェンバッハ(Pf)
フィッシャー=ディースカウの大全集のうち、特に好セールスだった2タイト
ルがバジェット価格で復活!シューベルトのほうは、元々シューベルト全集
第3巻というものでした。シューマンの歌曲集につきましては、曲目後ろに
括弧書きがないものは全曲です。

734477(Blu-ray) \5380
マスネ:歌劇「マノン」
アンナ・ネトレプコ(S)、ローランド・ビリャソン(T)、
アルフレッド・ダザ(Br)、クリストフ・フィッシェッサー(Br)、
レミー・コラツァ(T)、アルットゥ・カターヤ(Br)、
ハナン・アラッター(S)、ガル・ジェームズ(S)、
シルヴィア・デ・ラ・ムエラ(Ms)、マティアス・ヴィーヴェグ(Br)
ベルリン国立歌劇場合唱団(合唱指揮:エーベルハルト・フリードリヒ)
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム
演出:ヴィンセント・パターソン
2007年5月 ベルリン国立歌劇場におけるライヴ収録
既案内同DVDタイトルの「Blu-ray Disc」盤が遂にリリース。
クラシック映像商品が話題の次世代フォーマット「Blu-Ray」にてリリースを
開始します。独グラモフォンとデッカはこの秋のリリース予定として最近の
DVDリリースから好評を博した12タイトルをピックアップ。まず第一弾は「ネ
トレプコ&ビリャソン」のマノン。その他ラインナップは以下の通り。
更に!大容量を誇る「Blu-ray」だから可能な一枚収録で従来の2枚組DVDより
お買い得価格です。

DG
Nikolaus Harnoncourt:MOZART: Le Nozze di Figaro
Anna Netrebko:""The Opera Gala - Live from Baden-Baden""
Anna Netrebko:The Berlin Concert
Anna Netrebko:BELLINI: I Puritani

DECCA
CARLOS ACOSTA:Bolshoi
REN?E FLEMING:Tchaikovsky: Eugene Onegin
JUAN DIEGO FL?REZ:Rossini: Il Barbiere Di Siviglia
ROBERTO ALAGNA:Verdi: Aida
VALERY GERGIEV:Tchaikovsky: Nutcracker
MARIINSKY?GERGIEV:Tchaikovsky: Swan Lake
JONAS KAUFMANN:Bizet: Carmen




<medici srts>
MM 030 \2080
モノラル
(1)ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
(2)ワーグナー:
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
オットー・クレンペラー(指)
(1)バイエルン放送交響楽団 (2)トリノRAI交響楽団
録音:(1)1956年4月12日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
(2)1956年12月17日トリノ、RAIトリノ・オーディトリアム(ライヴ)
第4番(MM.001)、第8番(MM.021)につづいて、クレンペラーによるブルックナー
がmedici MASTERSに登場します。バイエルン放送響との第7番は現状確認され
る5種のうちもっとも古く、演奏時間も1960年のフィルハーモニア盤65分に対
し、4年前の当演奏は58分と全楽章を通じてかなりの快速テンポを採用してい
るのがその特徴。アーカイヴのマスターから起こした驚異的な音質はこれまで
のリリースで実証ずみですが、このたびも期待を裏切らない出来栄え。さらに
こちらも正規初出となるカップリングのワーグナー。巨匠がもっとも充実して
いたといわれる1954年から1958年までの5年間にはさまれたライヴは、よりオ
ケの条件のよい後年の録音にはない、限られたこの時期ならではの充実ぶりも
聴きどころとなっています。ブルックナーがバイエルン放送、ワーグナーが
RAIの正規音源からの復刻。

MM 028 \2080
モノラル
(1)エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
(2)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(3)ベートーヴェン:「魔笛」の主題による12の変奏曲ヘ長調Op.66
ピエール・フルニエ(Vc)
(1)ハンス・ロスバウト(指)ケルン放送SO.
(2)ジョージ・セル(指)ケルン放送SO.
(3)フランツ・ホレチェク(P)
録音:(1)1955年3月7日
(2)1962年11月16日以上ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)
(3)1957年4月6日ケルン、WDRフンクハウス、第2ホール
すべてWDRアーカイヴからの正規音源復刻で完全初出。フルニエのドヴォコン
といえば、同年6月、やはり同じセルとの顔合わせによるスタジオ録音がこの
名曲にとどめをさすものとして広く知られています。そして、そのスタジオ盤
の再現というべき5ヶ月後に行われた注目のライヴも、スタジオ盤の内容から
考えておおいに期待が持てるところです。また、これはセルの数少ないライヴ
録音としても貴重。名手にとって3種目となるエルガーも、チェリストあがり
のウォーレンスタインが指揮を務めたベルリン・フィル盤(66年)とはだいぶ
印象のちがう仕上がりに。こちらは現代作品のスペシャリストとしても名を
馳せた知匠ロスバウトの指揮に注目。怜悧なアプローチのもと“チェロのプリ
ンス”と呼ばれた節度と気品あるフルニエのソロがいっそう際立ちます。さら
に、このほかではケンプとのライヴで知られる「魔笛」変奏曲も、うれしいお
まけです。

MM 027 \2080
モノラル
(1)ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲Op.72b
(2)シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
(3)ベルク:「ヴォツェック」からの3つの断章
(3)アンネリーズ・クッパー(S)
エーリヒ・クライバー(指)
ケルン放送交響楽団
録音:(1)1956年1月7日
(2)(3)1953年11月23日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)
mediciMASTERSのエーリヒ・クライバー第4弾。このうえなく雄渾なる「フィデ
リオ」序曲はWDRの放送用オペラ全曲録音からのもので、これがクライバー
唯一の録音。その血が脈々と息子カルロスにも流れるベルクは、作曲者と親交
のあったエーリヒにとって重要なレパートリー。そのさきがけとして1930年代
に作品普及に努めました。メインの「グレイト」はかねてより折り紙つきの内
容として知られていますが、ここにようやくはじめて本来の姿を伝える高音質
でよみがえりました。すべてWDRアーカイヴからの正規復刻。

MM 026 \2080
ステレオ
(1)ラヴェル:「ジャンヌの扇」のためのファンファーレ
(2)フランク:交響曲ニ短調
(3)プロコフィエフ:カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」Op.78
(3)ゾフィー・ヴァン・サンテ(Ms)、オランダ放送合唱団
レオポルド・ストコフスキー(指)
ヒルヴェルスム・オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
録音:1970年8月22日ロッテルダム、ドーレン
起伏の大きな表現で聴かせるフランクと、持ち前のドラマ作りのうまさが冴え
渡るプロコとすべてがファンにはかねてより知られる内容。なにもかもテン
ションがけた違いで、どんなオケも手中に収めてしまうストコフスキー・マジ
ックが炸裂。ただ、演奏効果を狙う編曲魔ストコフスキーにしては例外的に、
ここではすべてストレートな形で演奏されています。プロコフィエフのみ正規
初CD化、当日のコンサートを完全な形で収録。このたびヒルヴェルスムの
AVRO提供のオリジナル・マスターを使用し、リマスタリング・エンジニアには
Calaのレオポルド・ストコフスキー協会盤でもおなじみのパスカル・バーンを
起用。大幅な音質改善が施されています。

MM 029 \2080
モノラル
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
(2)ブラームス:間奏曲変ロ短調Op.117-2
(3)シューマン:謝肉祭Op.9
(4)ショパン:バラード第1番ト短調Op.23
(5)同:練習曲ホ短調Op.25-5
(6)リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
(7)[アンコール]ヴィラ=ロボス:「赤ちゃんの一族」より道化人形
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
録音:1963年4月20日オランダ、ナイメーヘン(ライヴ)
WDRアーカイヴによる正規復刻で完全初出。20世紀を代表するピアニスト、ル
ービンシュタインは自身と母国ポーランドが味わった戦争の痛ましい記憶か
ら、1914年を最後にドイツでは決して演奏することはありませんでした。け
れども、ドイツとの国境沿いにあるオランダの古都ナイメーヘンで行われた
このリサイタルには、ドイツからも多くのファンが詰め掛け歴史的に重要な
出来事としていまも記憶されています。そのことのみならず、プログラムと
しても目を引くのは、ルービンシュタインが‘とても自分には弾けない’と
公言してついに商業録音を残さなかった「ショパンのエチュード」がわずか
一曲とはいえ、取り上げられていること。かくいう巨匠も同曲だけは特別で
あったようで、1958年11月ロンドンBBCスタジオでの放送用録音(BBCL.4216)
の演奏も残されています。もちろんシューマン、そしてかれに献呈されたア
ンコールのヴィラ=ロボスまでいずれもわすれがたいものです。



<ALIA VOX>
KDC 5054/55(SACD-Hybrid) 2枚組 \5500
豪華フルカラー
日本語解説付
東洋への道-音楽で辿るザビエルの生涯
[CD1]人文主義のヨーロッパ
1.フランシスコ・ザビエルの誕生と幼年時代
2.フランシスコ・ザビエルの青年時代
3.パリ大学での勉学
4.イタリアとイエズス会の創設
5.リスボンからアフリカとインドへ
[CD2]日本へ到着
6.文化の新しい世界 日本へ到着
7.中国の閉ざされた扉へ 
ジョルディ・サヴァール(指)
エスペリオンXXI/ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ
アリアボックスの名盤(AVSA 98569)、国内盤仕様化。
黄金時代のイベリア半島に生を受けた、日本とかかわりの深いスペイン、バス
ク地方の聖人フランシスコ・ザビエル。彼の生誕500年(2006年)に録音された
このCDブックは、彼が経験した様々な音楽世界を、その足跡を辿って訪れる音
のドキュメンタリーです。解説前文でサヴァール(カタルーニャ語の発音通り
「サバイ」と表記される)が詳しく述べているように、ザビエルの人生を音楽
によって説明するのではなく、音楽自身が歴史的事件を語り、その場の魂と
雰囲気を示してくれます。
また、その時代を代表する文章、その時代の音楽についての記事、彼の手紙
の抜粋を収載することで、彼が東洋への道程で出会い、現在も生きている音
楽文化を紹介する、音と言葉による壮大な伝記ともなっています。録音全体
を統一する役割を果たしている「オ・グロリオサ・ドミナ」は、16世紀スペ
インの作曲家に好まれたスペイン地方独自の賛歌で、長崎の隠れキリシタン
に伝わる歌おらしょ「ぐるりよざ」の原型と推定されているもの。近年サヴァ
ールが指向する主題である「異なる文化の邂逅と和解」にもつながる太い縦
糸となっています。




<audite>
=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=
AU 95602 \2280
モノラル
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調KV.466
(2)交響曲第41番ハ長調KV.551「ジュピター」
(2)ヴィルヘルム・ケンプ(P)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1956年1月21日ベルリン-ツェーレンドルフ、
パウロ派教区信徒会館(ライヴ)
auditeによるカラヤン生誕100年記念シリーズ第2集。モーツァルトの生誕200
周年アニヴァーサリーにあたる1956年のライヴで、1月21日からの三日間とも
同一演目で行われたオール・モーツァルト・プログラム。
威厳と確信に満ちた第1楽章の出だしに、アンサンブルの多少の乱れはお構い
なしというスポーティなフィナーレがひときわ印象深い「ジュピター」。壮麗
にしてエレガントな曲想がよほどカラヤンの志向と合っているのか、モーツァ
ルトでは第39番とならんで生涯にもっとも録音を多く残したのも分かるような
気がします。
さらに、ほかにカラヤンではこの数日後の1月28日、ハスキルとのライヴしか
録音のないピアノ協奏曲第20番。もとよりモーツァルトのピアノ協奏曲そのも
のの録音が極端に少ないカラヤンですが、ここでの独奏は名匠ケンプ。第2楽
章ロマンスの至福の表情などわすれがたい場面です。ドイチュラントラジオ・
クルトゥーアの正規音源からの復刻。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.14-2

2008年07月16日 12時54分12秒 | Weblog
<ZIG ZAG Territoires>
ZZT 080502 \2480
40ページ、フル・カラーのブックレット付
美麗化粧箱入り
タルティーニ(1692-1770):
1.作者不詳:Lieto ti prendo e poi(Aria del Tasso)*
2-5.ソナタ 第17番ニ長調
6.作者不詳:Depo Clorinda le sue spoglie inteste*
7-11.ソナタ 第24番ニ長調
12-14.ソナタ 第13番ロ短調
15.作者不詳:Intanto Erminia fra l’ombrose piante
16-20.ソナタ(ブレイナードA3)イ短調
21.パオロ・ロリ:Solitario bosco ombroso*
22-24.ソナタ 第2番ロ短調
25.タルティーニ:Solitario bosco ombroso
キアラ・バンキーニ(Vn)パトリツィア・ボヴィ(S)*
録音:2006年、2007年
バロック・ヴァイオリン界を牽引するキアラ・バンキーニによるタルティー
ニのソナタ集。難曲「悪魔のトリル」で有名なイタリア後期バロックの巨匠
タルティーニ。作品の多くがヴァイオリン・ソナタとヴァイオリン協奏曲で
同時代のイタリアの作曲家と異なり宗教音楽やオペラなどの作品はありませ
ん。ヴァイオリンの奏法に関する著書も残しているなど自身もヴァイオリン
の名手でありました。キアラ・バンキーニのしなやかなボウイング、鮮やか
な技巧をみせ、聴き応えのある1枚となっております。またイタリアの叙事
詩人タッソのアリアを曲間に収録。歌はアッシジ生まれのソプラノ、パトリ
ツィア・ボヴィ。彼女は幼いときから音楽の才能を見出されペルージャの音
楽院でセルジオ・ペゼッティに師事。古楽アンサンブル・ミクロログスのメ
ンバー、また各地の音楽祭で引っ張りだこの注目の古楽ソプラノ歌手です。
伸びやかな息づかい、まろやかな音色が魅力的です。

ZZT 080503 \2480
モーツァルト:
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
クラリネット四重奏曲 変ホ長調 K.380/374f
(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第36番K.380)、
変ロ長調 K.378/317d(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第34番 K.378)
フローラン・エオー(Cl)
マンフレッド弦楽四重奏団【ルイジ・ヴェッキオーニ(Vn)マリー・ビュロー
(Vn) ヴィンシャン・ベランジェ(Va)クリスチャン・フォルフ(Vc)】
録音:2007年3月
モーツァルトの室内楽の最高峰作品、クラリネット五重奏曲を含むクラリネッ
トの音色を存分に味わうことのできる1枚。フローラン・エオーはフランスの
若手のなかでも抜群の腕前とセンスを持ったクラリネット奏者。1991年パリ
高等音楽院卒業。同年、トゥーロン国際コンクール優勝。その後ヨーロッパ
各地のオーケストラ、フェスティヴァルなどに招かれ、ソリスト、室内楽奏
者として活躍。現在、ルュイユ・マルメゾン音楽院教授。

ZZT 080701 \2480
ビーバー(1644-1704):宗教的・世俗的弦楽曲集(全12曲)
レ・プレジール・デュ・パルナッス【ダヴィッド・プランティエ(Vn)マーヤ
・アムライン(Vc)アンドレア・マルキオル(Cemb) 野入志津子(Lute)】
録音:2007年9月
古楽ヴァイオリン界の寵児ダヴィッド・プランティエ率いるレ・プレジール・
デュ・パルナッスの新録音。ヨーロッパを中心に活躍する日本人リュート奏者、
野入志津子やスコラ・カントルムで学んだヴィルトゥオーゾにより2004年に
結成されたアンサンブル。
17世紀の名匠ビーバーは、ヴァイオリン音楽や室内楽、宗教音楽などに斬新か
つ技巧的な手法を用い、なお且つ神秘性や深みもある傑作を書いています。
この宗教的・世俗的弦楽曲集もビーバーらしい美しく清らかな旋律としっかり
とした楽曲構成が見事に融合した作品。レ・プレジールの演奏も素晴らしく
古楽ファン必聴のアルバムです。

ZZT 071002 \2480
オルフェ-カンタータとエール
ランベール、ルイ=ニコラ・クレランボー、F.クープラン、ラモー、
シャルパンティエらの作品
シリル・オヴィディ(T)イリアード・アンサンブル
録音:2007年4月
ウィリアム・クリスティに見出されバロック界へと転身した若手テノール歌手
シリル・オヴィディと2003年に結成された古楽グループ、イリアード・アンサ
ンブル。シリル・オヴィデは美しいフランス語の響きを活かした多彩な歌声と
変幻自在な音色を使い分けています。




<KING INTERNATIONAL>
KDC 7009 \2500
(原盤番号: ORFEO 001811)
宇野功芳の音盤棚「これがUNO!」 Vol.9
フランツ・シューベルト:名歌曲集
秘密(フランツ・シューベルトに寄せて)D491
ロマンス D797/3b、水の上にて歌えるD774、冬の夕べ D938、
静かな国へ D403a わたしのクラヴィーアに D342、夕映えの中で D799、
ナイチンゲールに寄す D497母なる大地 D788、草原の歌 D917、
恋する者のさまざまな姿 D558、岩上の羊飼 D965
マーガレット・プライス(S) 
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(P)ハンス・シェーネベルガー(Cl)
録音:1981年9月9-11日 ゼーオン修道院ホール
演奏解説/unauの無能日記(エッセイ):宇野功芳氏
以前からその歌声に魅了され宇野功芳氏が絶賛していたマーガレット・プライ
ス。可憐さと強さというソプラノ歌手にとって重要な要素を兼ね備えた稀有な
才能を持った名歌手。ピアノ伴奏はドイツ・オーストリア音楽を代表する指揮
者の一人、また名ピアニストでもあるヴォルフガング・サヴァリッシュ。彼は
2008年8月26日で85歳になり、このCDが彼の偉業を称える宇野氏からのプレゼ
ントとなることでしょう。ORFEOレーベルも納得の宇野氏の熱烈解説の一部を
ご紹介致します。
注目のunauの無能日記は愛弟子、有山麻衣子とのオーディオ探索編です。
マーガレット・プライスは低域から高域までムラのない美声を誇り、音程の正
確さとフレージングの巧みさも光っている。CDはオペラ全曲盤が多く、歌曲は
少ない。本CDはその数少ない貴重な一枚で、1981年、プライス47歳、最円熟期
のレコーディングであり、ピアノ伴奏を指揮者サヴァリッシュが受け持ってい
るのも価値を増している。ぼくはこの「シューベルト歌曲集」が発売されたと
きから口を極めて絶讃し、愛聴して来た。とくに「夕映えの中に」は名唱中の
名唱といえるだろう。【宇野功芳氏ライナーノーツより】




<ポーランド放送 Polskie Radio>
PRCD 1017 \3250
【高価格帯】
ショパン(1810-1849):ポロネーズ集
変ロ短調「別れ」Op.posth.(1826)(*)/ト短調 Op.posth.(1817)(+)
変ロ長調 Op.posth.(1817)(+)/変イ長調 Op.posth.(1821)(+)
嬰ト短調 Op.posth.(1822/1824)(+)/変ト長調 Op.posth.(1829)(+)
嬰ハ短調 Op.26 No.1(1829)(#)/変ホ短調 Op.26 No.2(1835)(#)
イ長調 Op.40 No.1(1838)(#)/ハ短調 Op.40 No.2(1839)(#)
幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61(1846)(+)
バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ(ピアノ)
録音:1960年6月29日(*)、1968年8月22日(+)、1970年7月4日(#)、
ワルシャワ、ポーランド放送スタジオ
バルバラ・ヘッセ=ブコフスカ(1930年生まれ)は1949年の第4回ショパン国際
ピアノ・コンクールで第2位(第1位はベラ・ダヴィドヴィチとハリーナ・チェ
ルニー=ステファンスカ)に入賞したポーランドのピアニスト。


PRCD 777-778 2枚組 \2580
ムジカ・サクロモンターナ(シフィエンタ・グラ教会堂の音楽)
ユゼフ・ゼイドレル(1744頃-1806):
来たれ、創造主なる聖霊よ ニ長調(1790)
聖母マリアのリタニア ニ短調(1789)
田園ミサ ホ長調(1786)
アンナ・ミコワイチク=ニェヴィエジャウ(ソプラノ)
ピオトル・オレフ(男声アルト)
アレクサンデル・クナフ(テノール)
マレク・ピチ(バス)
マレク・トポロフスキ(指揮)
コンチェルト・ポラッコ
シネ・ノミネ(合唱)
ユゼフ・ゼイドレル:スターバト・マーテル(1790)
マルゼナ・ミハウォフスカ(ソプラノ)
ピオトル・コチニェフスキ(男声アルト)
パヴェウ・アンジェイェフスキ(テノール)
ヤロスワフ・ブレンク(バス)
ヤツェク・シクルスキ(指揮)
リコルダンツァ[ヴロツワフ器楽ソロイスツ]
ポズナン・アダム・ミツキェヴィチ大学合唱団
録音:2006年9月23日-10月12日、ポーランド、ゴスティン近郊、シフィエンタ
・グラ教会堂
「ポーランドのモーツァルト」と称されながら忘れ去られてしまった作曲家ゼ
イドレルの没後200年を記念して制作されたアルバム。

PRCD 1101-1102 2枚組 \4350
【高価格帯】
ムジカ・サクロモンターナ(シフィエンタ・グラ教会堂の音楽)
ヤン・ヴァンスキ(1756-1830頃):イエスの聖なる御名のリタニア
ユゼフ・ゼイドレル(1744頃-1806):
ベネディクトゥス/めでたし、息子らよ(パストレッラ・ブレヴィス)
レクイエム(未完) から レクイエム・エテルナム,ディエス・イレ
サルヴェ・レジナ/アブラハムの神(雨乞いの歌)
アンナ・カラシンスカ(ソプラノ)
ピオトル・オレフ(男声アルト)
アレクサンデル・クナフ(テノール)
ヤツェク・オジムコフスキ(バス)
マレク・トポロフスキ(指揮)
コンチェルト・ポラッコ
マクシミリアン・コペルスキ(1812-1886):ミサ・ソレムニス ロ長調
マルゼナ・ミハウォフスカ(ソプラノ)
アグニェシュカ・レフリス(メゾソプラノ)
ラファウ・バルトミンスキ(テノール)
マチェイ・ストラブジンスキ(バス)
マルチン・ナウェンチ=ニェショウォフスキ(指揮)
ベートーヴェン・アカデミー管弦楽団
ルブリン・カトリック大学ヨハネ・パウロ2世合唱団
録音:2007年10月4-9日、ポーランド、ゴスティン近郊、シフィエンタ・グラ
教会堂

PRCD 1104-1105 2枚組 \2580
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-):無伴奏合唱作品集
わがヴィスワ川、灰色のヴィスワ川 Op.46(*)/大河 Op.39(*)
クルピエ地方の5つの歌 Op.75(+)/来たれ、聖霊よ Op.61(#)
すべて御身のもの Op.60(#)/マリアの歌 Op.54(**)
カティン事件犠牲者遺族の歌 Op.81(++)/アーメン Op.35(#)
ヴウォジミェシュ・シェドリク(指揮)
クラクフ・ポーランド放送合唱団
録音:2003年3月17日(*)、2004年9月21日(+)、
ポーランド、ニェポウォミツァフ(*/+)
2003年6月6日(#)、2006年2月23日(**)、ポーランド、クラクフ(#/**)
2006年5月2日、コシツェ(++)

PRCD 141-142 2枚組 \2580
【未案内旧譜】イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):
ピアノ協奏曲イ短調 Op.17(*)
ポーランド幻想曲(ピアノと管弦楽のための)Op.19(*)
交響曲「ポローニア」ロ短調 Op.24(+)
イアン・ホブソン(ピアノ(*))
イェジ・マクシミウク(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
録音:1995年(*)、1991年(+)、
ワルシャワ、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・
スタジオ
PRCD 141(*)、142(+)で分売されていた2枚を組み合わせたものです。




<MEMORIES>
MR2067/68 2枚組 \3380
モノラル
プロコフィエフ:
交響曲第6番(ニューヨークフィル、アメリカ放送初演1949年12月4日ライヴ)、
交響曲第5番(モスクワ放送響、1950年代ライヴ)
ワーグナー:
「オランダ人」序曲(ニューヨークフィル、1949年2月ライヴ)、
「リエンチ」序曲(ニューヨークフィル、1949年4月ライヴ)、
バッハ:
パッサカリアとフーガ(ニューヨークフィル、1949年12月ライヴ)、
キリストは死の絆につき給えり(ニューヨークフィル、1947年4月ライヴ)、
イエスよ私は主の名を呼ぶ、われらみな、唯一なる神を信ず
(ニューヨークフィル、1949年2月ライヴ)
ストコフスキー指揮
ストコフスキーが最も充実していたのはフィラデルフィア時代でしょうが、辞
任してからのニューヨーク時代も素晴らしい名演を聞かせます。現代音楽、プ
ロコフィエフを果敢に取り上げて、第6番というマニアには最も評価されてい
る作品も見事な指揮ぶりです。ワーグナーも壮麗華麗。バッハもストコフスキ
ー編曲の雄大なスケールを誇り、正に陶酔の巨匠ストコフスキーの面目躍如で
す。

MR2069/70 2枚組 \3380
モノラル
ミュンシュ指揮
ボストン響
モーツァルト:
交響曲第31番(1954年4月2日)、
第41番「ジュピター」(1952年12月26日)、
ブルックナー:交響曲第7番(1958年2月8日)
驚きのミュンシュのブルックナー。第7番という点にトスカニーニとの共通性
を感じますが、やはり当時としても多少は聴衆に馴染みある曲目ということ
なのかもしれません。演奏は快速で異質のブルックナーと言えます。フルト
ヴェングラーの影響を強調されるミュンシュですが、トスカニーニの影響す
ら感じさせます。モーツァルトも元気いっぱいのライヴで爽快です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

08-07 No.13-1

2008年07月15日 13時49分42秒 | Weblog
<RCA RED SEAL>
88697338352(SACD-Hybrid) \1680
ベートーヴェン:交響曲第5&1番
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) 
ドイツ・カンマーフィル
全世界で絶賛!快進撃を続けるパーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィル
のベートーヴェン第3弾!
2006年5月の来日公演におけるベートーヴェンの交響曲全曲演奏会で、「刺激
に満ちながらも調和の取れたベートーヴェン」「奇跡としか言いようがない
演奏」「知情意すべてが最高水準、比類なき世界最高峰のベートーヴェン」
「ベートーヴェン交響曲全9曲から未知の世界を引き出した」「ベートーヴェ
ン芸術の真髄にふれることができた感動と驚きの3日間」と、最高の賛辞を得、
さらに2007年7月のオール・ベートーヴェン・プロも「さらに進化を遂げた演
奏精度と果敢な表現意欲」と評価され、2007年度の「音楽の友」誌コンサート
・ベスト10では5位にランクインしたパーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマー
フィル。日本のみならず、ヨーロッパやアメリカにおいても、このコンビの
ベートーヴェン演奏は高い評価を受け続けており、2009年にはベートーヴェン
の街ボンで毎夏開催されるベートーヴェン・フェストでの交響曲全曲演奏が決
まっている。その充実ぶりを緻密なスタジオワークによって刻印し続けている
充実のチクルス録音第3弾として、「運命」のニックネームを持つ有名曲第5番
と第1番のカップリングが登場。ハ短調とハ長調という作品のコントラストを
際立たせた組み合わせである。
前2作同様、弦は6-6-6-4-3という小編成でヴァイオリンを左右に分ける対向配
置、トランペットとティンパニにはオリジナル楽器を使用、また控えめにヴィ
ブラートを使うオリジナル楽器の奏法を取り入れることによって、ベートー
ヴェンがそれぞれの交響曲に詰め込んだ革命的なまでのドラマがくっきりと描
き出されている。
録音エンジニアは、元フィリップスの録音スタッフが創設したオランダ・ポリ
ヒムニア社の総帥エヴァレット・ポーター。最近の内田光子の録音のプロデュ
ーサーとしても知られるポーターが、音響効果抜群のベルリンのフンクハウス
・ケーペニック(旧名称:スコアリング・ステージ・スタジオ=旧東ドイツの
国営放送局の録音用ホール)に鳴り響くドイツ・カンマーフィルの個性的な響
きを鮮明に捉えたDSD録音である。
【録音】 2006年8月27日-29日(第5番)、8月31日-9月1日(第1番)、
ベルリン、フンクハウス・ケーペニック(旧名称:スコアリング・ステージ)

88697318712 \1680
ヘンデル・オペラ・アリア集
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms)
アラン・カーティス(指揮) 
イル・コンプレッソ・バロッコ
「オットーネ」より、
「Dove sei, dolce mia vita!」「Un disprezzato affetto」
「クレタのアリアンナ」より、
「O patria! O citadini!」「Sol ristoro di mortali」
「Bella sorge la speranza」
「テレプシコーレ」より、
「Sento brillar nel sen」「Caro amor, sol per momenti」
「アリオダンテ」より、
「Overture, Ballet」「O felice mio core」「Con l'ali di costanza」
「E vivo ancora?」「Scherza infida in grembo al drudo」
「Numi! Lasciami vivere」
「アルチーナ」、より
「「Mi lusinga il dolce affetto」「Verdi prati, selve amene」
モーツァルト、ロッシーニとともにフランス・オペラのレパートリーの斯界
の第一人者カサロヴァ。もちろん、今や、ヘンデルのオペラでも欠かせない
存在でもあります。バロック・アリアの女王の面目躍如。この素晴らしい歌
声は言葉では形容できません。あまり聴く機会のないアリアから、おなじみ
の「アリオダンテ」や「アルチーナ」のアリアまで、悲しみに満ちているか
と思えば挑戦的になる若者の心を柔軟に、かつ自由自在に歌います。一瞬
「カウンターテナー?」と思えるような深い歌声、思い切りのよい表現。し
かし、声自体に漲る女性らしい妖艶さ。これらが相俟って背中がぞくぞくす
るような快感を与えてくれるのです。女王というより「男前」な歌声を堪能
してください。今回は、様々なヘンデル・オペラの復活上演を行っているス
ペシャリスト、アラン・カーティス(指揮) イル・コンプレッソ・バロッコ
をバックにして、歌われます。  
【録音】 2008年3月 Haydn-Auditorium, Bolzena

88697323172 2枚組 \2500
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番、13番、26番「戴冠式」
(モーツァルト自身による弦楽器のみによる伴奏編曲版)
幻想曲 ニ短調K.397、ピアノ・ソナタ第8番、アダージョ ロ短調K.540
ロンド イ短調K.511、幻想曲 ハ短調K.475、ピアノ・ソナタ第14番
オリヴァー・シュナイダー(P)
エーリヒ・ヘーバルト(指揮&Vn) カメラータ・ベルン
オリヴァー・スナイダー(P)
このアルバム、まずバックのオーケストラの音が素晴らしいの一言です。モ
ダン楽器にガット弦を張った「オリジナル楽器風の響き」(弓もバロック弓を
使用)を存分に堪能いただけます。曲へのアプローチも古楽系の颯爽としたも
ので、ムダなぜい肉をそぎ落とした「脱メタボ」なモーツァルトには本当に
ほれぼれすることでしょう。そのオケに支えられて縦横無尽に走り回るピアノ
にも脱帽です。モーツァルトが自分自身の演奏旅行のために書いた「協奏曲
第12番」は、いかなる状態の伴奏でも対応できるように管楽器軍はオプショ
ンとして書かれていますが、この録音では弦楽合奏のみの伴奏で演奏されて
います。現在カメラータ・ベルンの音楽監督&コンマスに迎えられているの
は、アーノンクールのオケ「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」のコ
ンマス、及びモザイクSQのトップでもある、エーリヒ・ヘーバルト。アーノ
ンクールに仕込まれた、アーノンクール語法をここでも発揮しています。ピ
アノと弦楽四重奏という室内楽編成版による録音はありますが、弦楽合奏版
というのは、珍しい録音となります。 ソナタ集は、「短調」のみを集めた
もの。人懐こい表情の「ニ短調幻想曲」に始まり、「小さな悲しみが疾走す
るような」イ短調。そして大規模な「ハ短調」ソナタが収録されています。
一味違うモーツァルトを聴きたい方にぜひお薦めいたします。
【オリヴァー・スナイダー】 
スイス生まれ。10歳に満たない若さでパリのツェムリンスキー弦楽四重奏団
とのデビューを果たし、チューリヒ音楽院にてオメロ・フランセッシュに師
事して最高位で卒業。その後、ウィーン国立音楽院大学、マンハッタン音楽
院でも学位を取得し、ピーバディー音楽院にてレオン・フライシャーに師事、
2001年卒業。ヨーロッパ、アメリカ、日本の各地で演奏活動を積極的に行い、
ヴェルヴィエ音楽祭、チューリヒ祝祭週間など主要音楽祭にも参加。トーン
ハレ管弦楽団をはじめモスクワ・フィルハーモニー、オスロ・カメラ-タ、
ケルン室内管弦楽団との共演も果たす。2004年と2006年にユリア・フィッ
シャーとの共演で来日している。
【録音】 2008年1-2月  チューリヒ放送スタジオ

88697249212(CD+ボーナスDVD) \1780
サラサーテへのオマージュ
「序曲とタランテラ Op.43」「ツィゴイネルワイゼン Op.20」
「マラゲーニャ Op.21-1」「ハバネラ Op.21-2」
「アンダルシアのロマンス Op.22-3」「祈り Op.23-1」
「サパテアード Op.23-2」「バスク奇想曲 Op.24」
「カルメン幻想曲 Op.25」
イリヤ・マリンコビッチ(Vn)
サラ・マリアノビッチ(p)
サラサーテといえば自らもヴァイオリニストとして超絶技巧を披露しながら
ヨーロッパから中近東まで、演奏旅行をして回った人です。当然、曲の聴か
せどころは心得ていて、どの曲にも華やかな見せ場が用意されているのはも
ちろんの事、泣かせる旋律もたっぷりと盛り込まれています。ここでヴァイ
オリンを弾いているのは7歳でベルグラード・フィルと共演、9歳でウィーン
に移住、着々とキャリアを積み重ねているヴァイオリニスト、マリンコビッ
チです。この演奏、例えば「ツィゴイネルワイゼン」などの泥臭い曲は多少
物足りないかもしれません。何しろスマートなのが特徴です。音程の揺れも
全くありません。まるで細密画を見るかのようです。しかし、その奥底に流
れる熱き血潮の滾り。これが素晴らしく魅力的なのです。一瞬ためらうかの
ようなポルタメント、後をひく粘っこい音色。もし、PAL方式再生可能なDVD
プレーヤーやパソコンをお持ちでしたら、ボーナスDVDを観ながら聴いてみる
と、悪戯っぽい笑顔がいつまでも脳裡に焼き付くこと請け合いです。これだ
けサラサーテの曲だけを集めたCDも少ないようです。
ボーナスDVD(PAL方式)では、CDと全く同じ曲の演奏の映像を、全曲視聴でき
ます。
ボーナスDVD付 
注★【PAL方式で収録のため、通常の日本製DVDプレーヤーでは再生できませ
ん。PAL方式再生支援機能付DVDプレーヤー、またはDVD再生可能なパソコン
でのみ、視聴可能です】
【録音】 2005年10月 ベルグラード、 セルビア・モンテネグロ 



<OEHMS CLASSICS>
★OEHMS CLASSICSは今月新譜より価格が値上がりになります。旧譜も8月より
価格変更になりますので、よろしくお願いいたします。

OC631(SACD-Hybrid) \1780
リヒャルト・シュトラウス
交響詩「ドン・ファン」Op.20  
交響的幻想曲ト長調Op.16「イタリアより」
ベルトラン・ド・ビリー(指揮) 
ウィーン放送交響楽団 
絶好調のベルトラン・ド・ビリー&ウィーン放送響のR.シュトラウス登場!
このディスクはそのド・ビリーと手兵ウィーン放送交響楽団との最新レコー
ディング。モーツァルト:ダ・ポンテ3大オペラに始まり、出身地フランスの
近代音楽、オーケストラの本拠地ウィーンのシューベルト、声楽つき大作ベ
ルリオーズ:レクイエム、ベートーヴェンの交響曲ツィクルス、フランスの
名ピアニスト、パスカル・ロジェとのラヴェル&ガーシュウィン、そして今
年初来日するパリ・オペラ座の公演曲デュカス「アリアーヌと青ひげ」やポ
ラスキとのワーグナー「トリスタン」など、立て続けに注目すべき録音を行
ってきたが、このR.シュトラウスで、さらに大きな注目と評価を得るべき充
実の出来映えの録音。豊かな色彩感と性格描写に優れた傑作「ドン・ファン」
とイタリア旅行での印象を元に書き上げた南欧的なものへの憧れを表現した
「イタリアより」という、ともに22-24歳の青年期に作曲された作品を、ウィ
ーンのR.シュトラウス演奏の伝統を踏まえながら、引き締まったアンサンブ
ル、磨き上げたディテールと音の透明性で見事に表現、ウィーンの音楽シー
ンに新風を吹き込んでいるド・ビリーのフレッシュで感動に満ちたものに仕
上がっています。
【録音】2007年6月、2008年2月、ウィーン、
ORFオーストリア放送局ラディアクルトゥーアハウス  
【ハイブリッドSACD仕様:CD 2.0ch./ SACD 2.0ch./ SACD 5.0 ch】

OC717 \1680
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 [ノーヴァク版]
アイヴォー・ボルトン(指揮) 
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
アイヴォー・ボルトンはイギリスのランカシャー生まれ。ケンブリッジ大学、
ロンドンの王立音楽院とナショナル・オペラ・スタジオで学ぶ。1984年セント
・ジェームズ・バロック・プレイヤーズを創設し、イングリッシュ・ツーリン
グ・オペラの音楽監督(1991-92)、グランドボーン・ツーリング・オペラの音
楽監督(1992-97)、スコットランド室内管弦楽団の首席指揮者(1994-96)など
のポストを歴任。バイエルン州立歌劇場(1994)、コヴェント・ガーデン王立
歌劇場(1995)などの主要なオペラ・ハウスにもデビューし、ブエノス・アア
イレス、ボローニャ、フィレンツェ、パリ、ブリュッセルのオペラ・ハウス
やグラインドボーンやザルツブルクなどの音楽祭に客演してきた。バイエル
ン州立歌劇場には頻繁に客演して絶賛を博している。2004/05年のシーズンか
らスダーンの後を継いでザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席指
揮者に就任した。2005年9月にはバイエルン州立歌劇場の日本公演にメータと
ともに同行して初来日を果たして、ヘンデルの「アリオダンテ」(デイヴィッ
ド・オールデン演出)を振り、高い評価を得た。
このCDは伝統を誇るザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団と2004年から
その首席指揮者に就任したアイヴォー・ボルトンによるブルックナー・ツィ
クルスの第3弾となるアルバムで、ブルックナーの第9!これは新首席指揮者
に就任したボルトンが意欲的(野心的?)に定期公演で始めたツィクルスで、
ザルツブルク祝祭大劇場でのライヴ・レコーディング。バロック演奏の経験
(フライブルク・バロック・オーケストラなどにも客演指揮している)を生か
してピリオド楽器演奏の成果を採り入れ、非常に清澄明晰で引き締まった現
代的な演奏で高く評価されているボルトンが、モーツァルテウム管の機能性
と編成を生かし新しい視点で捉え解釈したブルックナー演奏とその成果であ
る。
【録音】2005年11月10&11日、
ザルツブルク、祝祭大劇場でのライヴ・レコーディング

OC718 2枚組 \2700
J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲) 
セバスティアン・クリンガー(Vc、Vcピッコロ)
バイエルン放送交響楽団の若きトップ・チェリスト、セバスティアン・クリ
ンガー。本格ソロデビューは、こだわりのバッハの無伴奏!
無伴奏の解釈も時代によって変遷を遂げています。カザルスやリヒターのよ
うに、自身の祈りを込めて奏する時代からできるだけ人間的な感情を排し、
ひたすら楽譜と向き合い音に語らせる求道的な演奏、そして楽器自体に語ら
せ、バッハの時代に懐古するかのような演奏・・・。などが入り乱れた昨今、
このクリンガーの演奏は少しだけ時代が戻ったかのようなノスタルジックな
驚きを与えてくれることでしょう。さらに完全モダン楽器(金属弦&モダン
弓)を使用していながら、バロック語法と音色を再現していく美しさがそのま
ま感動に繋がること。これを改めて認識させてくれるはずです。
『私がバッハの無伴奏を聴いたのは、モーリス・ジャンドロンとパブロ・カ
ザルスの盤でした。しかし音楽の解釈は、時とともに変わっており、この私
の演奏もその瞬間でしかありません。子供の時からこの曲を20年間演奏して
きましたが、当時の通常演奏解釈はロマンティックなものでした。しかし私
に大きな影響を与えたのは、アンナー・ビルスマによるバロック・チェロで
の演奏でした。当時としては珍品として解釈されたビルスマの演奏ですが、
現代においては既に通常の解釈でしょう。更に、私は師であるハンリヒ・シ
フとペルガメンシコフの解釈も取り入れました。バッハの無伴奏は、全て舞
曲によって形成されています。倍音とリズミカルなダンスのテンポと修辞学、
連続した対位法の芸術的なアルペジオによって書かれています。この部分を
強調したいと思います。第5番のバッハの指示による調弦法は演奏を楽にする
ためのものではなく、弦の倍音によって暗い表情の曲調を豊かにさせるもの
です。第6番は、5弦のチェロを使用して録音しました。通常より高い音の弦
を1本追加することにより、この弦を弾かないときでも、いつも共鳴し独特
な倍音を発しています。バッハのこれらの曲には多くの倍音を含み、教会の
ような大きな空間でのビブラートは倍音を濁す原因なので、ビブラートは使
用しません。私が子供のときにチェロを練習していた場所は家の洗濯場で、
そこはまるで教会の響きのようでしたので、ビブラートの使用方法は十分に
身についていると思います。もちろんロマンティックな曲を演奏するときは
多用しますが。私の楽器がこの曲に適した倍音を発するのは、A=420Hzなの
でこのピッチを使用し、最も音響学的にも効果的で美しい響きの、ミュンヘ
ン昇天教会で録音しました。』(S・クリンガーのインタビューより)
【セバスティアン・クリンガー】 
1977年ミュンヘン生まれ。ザルツブルクとウィーンで、ハンリヒ・シフとペ
ルガメンシコフに学ぶ。1988年のバッハ国際コンクールをはじめ、毎年のよ
うに様々なコンクールで優勝。ヨーロッパの主要オーケストラと競演し絶賛
をあびた。彼の演奏を大絶賛しているマリス・ヤンソンスは、彼をバイエル
ン放送SOに迎え入れ、2004年からバイエルン放送SOの主席チェリストを務め
ている。ストラディヴァリとグァルネリに指示したといわれるマントヴァ派
の弦楽器製作者、カミッロ・カミッリの1736年製のチェロを使用。
【録音】2007年6、7、9月 ミュンヘン昇天教会

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする