★ダイレクト・トランスファー CD-R 2008年8月新譜 10点発売★
発売予定:2008年8月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
今月は、大作・バッハの平均律全曲(全5枚)と、小品を収めた5点の合計10タイ
トルを発売いたします。
一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂いておりましたが、
本年より一部のご協力をいただけるお店での店頭販売を開始いたしましたので、
こちらもご利用下さい。
サンプラー(送料込\300)も出来上がりましたので、ご注文をお待ちしており
ます。
●7月現在での店頭取り扱い店
富士レコード社 古書センター店
101-0051
東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546 FAX.03-3264-8256
イディア・クラシック
101-0051
東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル 1F
TEL.03-5275-7806 FAX.03-5275-7807
コンセール 夕陽ケ丘
557-0012
大阪府大阪市西成区聖天下2-11-18
TEL&FAX. 06-6656-2768
プレミアムジーク
231-0023
神奈川県横浜市中区山下町90-1 ラコスタ横浜山下公園 1F
TEL.045-633-6305 FAX.045-633-6306
===================================
78CDR-1142
J.S.バッハ:平均率クラヴィーア曲集 第1巻(その1)
「前奏曲とフーガ」第1番-第12番 BWV846-BWV857
エトヴィン・フィッシャー (ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE 2079/85
(1933年4月25日,4月28日,9月12日,9月13日 アビー・ロード第3スタジオ録音)
ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのバーゼル生まれ、
ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼに師事した。
1933年から1936年の4年をかけて録音されたこの「平均律クラヴィーア曲集」
は "バッハ協会盤" として7枚組アルバム全5巻として予約販売されたもの。
これはその第1巻にあたり、「前奏曲とフーガ」第1番-第12番が収録されて
いる。HMV盤特有の大きな雑音があるが、耳を澄ますと聞こえてくるピアノの
暖かい演奏は復刻盤では味わえないものがある。
78CDR-1143
J.S.バッハ:平均率クラヴィーア曲集 第1巻(その2)
「前奏曲とフーガ」第13番-第24番 BWV858-BWV869
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE 2092/98
(1933年4月26日,4月28日,1934年5月23日,5月24日,8月27日
アビー・ロード第3スタジオ録音)
ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのバーゼル生まれ、
ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼに師事した。
1933年から1936年の4年をかけて録音されたこの「平均律クラヴィーア曲集」
は "バッハ協会盤" として7枚組アルバム全5巻として予約販売されたもの。
これはその第2巻にあたる。「前奏曲とフーガ」第13番-第24番が収録されて
いる。
78CDR-1144
J.S.バッハ:平均率クラヴィーア曲集 第2巻(その1)
「前奏曲とフーガ」第25番-第34番 BWV870-BWV889
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE 2532/38
(1935年2月13日,6月3日,6月4日,6月5日,6月7日,
アビー・ロード第3スタジオ録音)
ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのバーゼル生まれ、
ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼに師事した。
1933年から1936年の4年をかけて録音されたこの「平均律クラヴィーア曲集」
は "バッハ協会盤" として7枚組アルバム全5巻として予約販売されたもの。
これはその第3巻にあたる。「前奏曲とフーガ」第25番-第34番が収録されて
いる。
78CDR-1145
J.S.バッハ:平均率クラヴィーア曲集 第2巻(その2)
「前奏曲とフーガ」第35番-第43番 BWV880-BWV888
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE 2944/50
(1936年6月3日,6月4日,6月5日,アビー・ロード第3スタジオ録音)
ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのバーゼル生まれ、
ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼに師事した。
1933年から1936年の4年をかけて録音されたこの「平均律クラヴィーア曲集」
は "バッハ協会盤" として7枚組アルバム全5巻として予約販売されたもの。
これはその第4巻にあたる。「前奏曲とフーガ」第35番-第43番が収録されて
いる。
78CDR-1146
J.S.バッハ:平均率クラヴィーア曲集 第2巻(その3)
「前奏曲とフーガ」第44番-第48番 BWV889-BWV893
J.S.バッハ:イギリス組曲第2番イ短調 BWV807
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)(平均律)
ワンダ・ランドフスカ(ハープシコード)(イギリス組曲)
英 HIS MASTER'S VOICE 8276/81
(1936年6月4日,6月5日,6月6日, アビー・ロード第3スタジオ、
1936年9月23日 パリ, アルベール・スタジオ録音)
ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのバーゼル生まれ、
ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼに師事した。
1933年から1936年の4年をかけて録音されたこの「平均律クラヴィーア曲集」
は "バッハ協会盤" としてアルバム全5巻として予約販売されたもの。これは
その最終巻にあたり「前奏曲とフーガ」第35番-第43番が収録されている。
付録のイギリス組曲第2番がワンダ・ランドフスカ(1879-1959)のハープシコ
ードで収録されている。ランドフスカはSP時代に「ゴルトベルク変奏曲」
他のバッハの作品を録音し、後年LP時代になって「平均律」も録音した。
●SPレコードの本来の楽しみは小品でした。大演奏家が約4分の演奏時間に、
持てる技量と音楽のすべてを注ぎ込んだ録音を、昔の人はこうして楽しんだの
です。ここでは吹き込まれたままのSPレコードの芸術を味わうことができま
す。今やオリジナル盤をほとんど目にすることがない名演奏・好音質盤を5枚
選び、これまで同様のダイレクト・トランスファーでお届けする特別新譜です。
SPレコードってこんな音がしていたのか、と驚かれる方もたくさん居られる
と思います。
78CDR-1147
(1)サラサーテ:アンダルシアのロマンス 作品22-1
(2)ザルジツキ:マズルカ ト長調作品26
ブロニスワフ・フーベルマン(ヴァイオリン)
ジークフリート・シュルツェ(ピアノ)
伊 ODEON N6667
(1929年6月10日=1, 6月11日=2, ロンドン録音)
この「アンダルシアのロマンス」は電気録音初期のものながらフーベルマンの
小品レコードの代表盤であった。ヴァイオリンを自在に操り聴き手を自らの世
界に引き込んでいく魔術的な演奏である。
ブロニスワフ・フーベルマン(1882-1947)はポーランド出身のヴァイオリニス
ト。1892年10歳の時に時の大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-
1907)の指揮でベルリン・デビュー。3年後の1895年13歳の時に名ソプラノ、
アデリナ・パッティ(1843-1919)に招かれウィーンでの「パッティ告別演奏会」
で演奏した。ダイレクト・トランファーシリーズにはフーベルマンのラロ:ス
ペイン交響曲(78CDR-1040)やチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-
1077)、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(78CDR-1021)、ベートーヴェ
ン:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-1128)、ベートーヴェン:「クロイツェル・ソナ
タ」(78CDR-1006)が出ている。
78CDR-1148
クライスラー:
(1)グラーヴェ ハ長調(W.F.バッハのスタイルによる)
スーク:
(2)ウン・ポコ・トリステ/「4つの小品」作品17より第3曲
ジネット・ヌヴー(ヴァイオリン)
ブルーノ・ザイトラー=ヴィンクラー(ピアノ)
独 ELECTROLA DB4577
(1938年ベルリン録音)
ジネット・ヌヴー19歳の初録音盤。ジネット・ヌヴー(1919-1949)はジョルジュ
・エネスコ(1881-1955)にヴァイオリンの手ほどきを受けた後、11歳でパリ音
楽院のジュール・ブーシュリ(1878-1955)のクラスに入り、 8ヵ月後に一等賞
を得た。この8カ月という短期間はヌヴーの受賞の50年前にヴィエニャフスキ
(1835-1880)が打ち立てた記録と同じだった。その後ベルリンでカール・フレッ
シュ(1873-1944)のもとで研鑽を積んだ。1935年ワルシャワで開かれたヴィエ
ニャフスキ・ヴァイオリン・コンクールに16歳で参加し、180人の競争者に勝
ち抜き優勝した。その時の第2位はソ連から参加した27歳のダヴィド・オイス
トラフ(1908-1974)だった。ヌヴーは1949年アメリカに向かう航空機事故で30
歳の生涯を終えた。ダイレクト・トランスファーシリーズにはヌヴーのシベリ
ウス:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-1017)、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(78CDR-1003)、スーク:4 つの小品(78CDR-1063)、リヒャルト・シュトラウス:
ヴァイオリン・ソナタ(78CDR-1076)が出ている。
78CDR-1149
(1)ラヴェル:ハバネラ形式の小品
(2)フォーレ:ドリー第1番「子守歌」作品56
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
タッソ・ヤノプーロ(ピアノ)
仏 VSM DA4999
(1944年5月28日パリ、プルーズ・スタジオ録音)
ティボーの小品SPの中で最も入手が難しい稀少盤。第2次世界大戦下のパリ
での録音。ジャック・ティボー(1880-1953)は20世紀前半に活躍したフランス
の大ヴァイオリニスト。ボルドー出身で1893年からパリ音楽院でマルタン・マ
ルシック(1848-1924)に師事し1896年、16歳で一等賞を得た。生活のためにカ
フェのコンセール・ルージュで弾いていたところを指揮者のエドゥアール・コ
ロンヌ(1838-1910)に見いだされ楽員として採用された。ある日コンサートマ
スターの代役を務めてソロを弾いたところ大喝采を浴びその後ソリストになっ
た。1905年にピアノのアルフレッド・コルトー(1877-1974)、チェロのパブロ
・カザルス(1876-1973)とトリオを結成し1930年頃まで活動をした。ティボー
は1923年と1936年に来日、1953年の3度目の来日のとき、乗っていたエールフ
ランス機がアルプスの支峰スメ山に激突し死亡した。享年72歳。このシリーズ
ではティボーの多くの演奏が聴ける。
78CDR-1150
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン作品20
イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
アイヴァー・ニュートン(ピアノ)
英 DECCA K1842
(1947年6月14日ロンドン, ウェスト・ハムステッド, デッカ・スタジオ録音)
現在も第一線で活躍するイダ・ヘンデルの21歳の録音。彼女は15歳で同じ
"ツィゴイネルワイゼン"(英 DECCA K940,ピアノ= アデーラ・コトフスカ
1940年8月9日録音)を弾いてレコードデビューした。イダ・ヘンデル
(1924.12.15-)はポーランド生まれのヴァイオリニスト。1935年ワルシャワ音
楽院を金メダルと同時にフーベルマン賞を得た。同年開かれたヴィエニャフ
スキ国際コンクールでジネット・ヌヴー(15歳)、ダヴィド・オイストラフ
(27歳)に次いで第3位に入賞した、その時10歳だった。その後カール・フレッ
シュ(1873-1944)に師事した。ヘンデル一家は1939年ポーランドを離れロンド
ンに移住し、1940年に市民権を得た。1940年に英 DECCAと契約して初録音を
行った。第2次世界大戦中であったが、50枚近い録音を行い DECCA社の看板ア
ーティストだった。その後EMIに移籍し、一時レコード録音から遠ざかった時
期があったが、ステレオ時代にEMIに復帰した。現在も積極的に演奏活動をし
ている。
78CDR-1151
ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調作品50
ジョコンダ・デ・ヴィトー(ヴァイオリン)
注:今回からデ・ヴィトーと表記します。
アルベルト・エレーデ指揮フィルハーモニア管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB6727
(1948年5月8日ロンドン, アビー・ロード, EMI第1スタジオ録音)
歌心にあふれたヴァイオリンの女神、デ・ヴィトー最高の名演。ジョコンダ・
デ・ヴィトー(1907-1994)はイタリアのヴァイオリニスト。マルティナ・フラ
ンカに生まれ、ペザロ音楽院でレミー・プリンチーペ(1889-1977)に師事1923
年16歳でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾いてローマにデビュー
した。1932年ウィーン国際ヴァイオリン・コンクールで一等賞を得た。1934
年から1945年のローマ音楽院教授、1945年から1958年サンタ・チェチーリア
音楽アカデミー教授を務めた。1945年第1回エディンバラ音楽祭に招かれ、
これが縁でEMIの専属となり、SPレコード末期からLPレコード、初期のス
テレオLPに名演を残した。1962年に引退、1994年ローマで死去した。享年
87歳。このシリーズではJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
(78CDR-1019)、J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番(78CDR-1052)、モーツァ
ルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(78CDR-1113)が出ている。
発売予定:2008年8月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。
今月は、大作・バッハの平均律全曲(全5枚)と、小品を収めた5点の合計10タイ
トルを発売いたします。
一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂いておりましたが、
本年より一部のご協力をいただけるお店での店頭販売を開始いたしましたので、
こちらもご利用下さい。
サンプラー(送料込\300)も出来上がりましたので、ご注文をお待ちしており
ます。
●7月現在での店頭取り扱い店
富士レコード社 古書センター店
101-0051
東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546 FAX.03-3264-8256
イディア・クラシック
101-0051
東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル 1F
TEL.03-5275-7806 FAX.03-5275-7807
コンセール 夕陽ケ丘
557-0012
大阪府大阪市西成区聖天下2-11-18
TEL&FAX. 06-6656-2768
プレミアムジーク
231-0023
神奈川県横浜市中区山下町90-1 ラコスタ横浜山下公園 1F
TEL.045-633-6305 FAX.045-633-6306
===================================
78CDR-1142
J.S.バッハ:平均率クラヴィーア曲集 第1巻(その1)
「前奏曲とフーガ」第1番-第12番 BWV846-BWV857
エトヴィン・フィッシャー (ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE 2079/85
(1933年4月25日,4月28日,9月12日,9月13日 アビー・ロード第3スタジオ録音)
ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのバーゼル生まれ、
ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼに師事した。
1933年から1936年の4年をかけて録音されたこの「平均律クラヴィーア曲集」
は "バッハ協会盤" として7枚組アルバム全5巻として予約販売されたもの。
これはその第1巻にあたり、「前奏曲とフーガ」第1番-第12番が収録されて
いる。HMV盤特有の大きな雑音があるが、耳を澄ますと聞こえてくるピアノの
暖かい演奏は復刻盤では味わえないものがある。
78CDR-1143
J.S.バッハ:平均率クラヴィーア曲集 第1巻(その2)
「前奏曲とフーガ」第13番-第24番 BWV858-BWV869
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE 2092/98
(1933年4月26日,4月28日,1934年5月23日,5月24日,8月27日
アビー・ロード第3スタジオ録音)
ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのバーゼル生まれ、
ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼに師事した。
1933年から1936年の4年をかけて録音されたこの「平均律クラヴィーア曲集」
は "バッハ協会盤" として7枚組アルバム全5巻として予約販売されたもの。
これはその第2巻にあたる。「前奏曲とフーガ」第13番-第24番が収録されて
いる。
78CDR-1144
J.S.バッハ:平均率クラヴィーア曲集 第2巻(その1)
「前奏曲とフーガ」第25番-第34番 BWV870-BWV889
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE 2532/38
(1935年2月13日,6月3日,6月4日,6月5日,6月7日,
アビー・ロード第3スタジオ録音)
ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのバーゼル生まれ、
ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼに師事した。
1933年から1936年の4年をかけて録音されたこの「平均律クラヴィーア曲集」
は "バッハ協会盤" として7枚組アルバム全5巻として予約販売されたもの。
これはその第3巻にあたる。「前奏曲とフーガ」第25番-第34番が収録されて
いる。
78CDR-1145
J.S.バッハ:平均率クラヴィーア曲集 第2巻(その2)
「前奏曲とフーガ」第35番-第43番 BWV880-BWV888
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE 2944/50
(1936年6月3日,6月4日,6月5日,アビー・ロード第3スタジオ録音)
ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのバーゼル生まれ、
ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼに師事した。
1933年から1936年の4年をかけて録音されたこの「平均律クラヴィーア曲集」
は "バッハ協会盤" として7枚組アルバム全5巻として予約販売されたもの。
これはその第4巻にあたる。「前奏曲とフーガ」第35番-第43番が収録されて
いる。
78CDR-1146
J.S.バッハ:平均率クラヴィーア曲集 第2巻(その3)
「前奏曲とフーガ」第44番-第48番 BWV889-BWV893
J.S.バッハ:イギリス組曲第2番イ短調 BWV807
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)(平均律)
ワンダ・ランドフスカ(ハープシコード)(イギリス組曲)
英 HIS MASTER'S VOICE 8276/81
(1936年6月4日,6月5日,6月6日, アビー・ロード第3スタジオ、
1936年9月23日 パリ, アルベール・スタジオ録音)
ピアノのエトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイスのバーゼル生まれ、
ベルリンでリストの最後の弟子だったマルティン・クラウゼに師事した。
1933年から1936年の4年をかけて録音されたこの「平均律クラヴィーア曲集」
は "バッハ協会盤" としてアルバム全5巻として予約販売されたもの。これは
その最終巻にあたり「前奏曲とフーガ」第35番-第43番が収録されている。
付録のイギリス組曲第2番がワンダ・ランドフスカ(1879-1959)のハープシコ
ードで収録されている。ランドフスカはSP時代に「ゴルトベルク変奏曲」
他のバッハの作品を録音し、後年LP時代になって「平均律」も録音した。
●SPレコードの本来の楽しみは小品でした。大演奏家が約4分の演奏時間に、
持てる技量と音楽のすべてを注ぎ込んだ録音を、昔の人はこうして楽しんだの
です。ここでは吹き込まれたままのSPレコードの芸術を味わうことができま
す。今やオリジナル盤をほとんど目にすることがない名演奏・好音質盤を5枚
選び、これまで同様のダイレクト・トランスファーでお届けする特別新譜です。
SPレコードってこんな音がしていたのか、と驚かれる方もたくさん居られる
と思います。
78CDR-1147
(1)サラサーテ:アンダルシアのロマンス 作品22-1
(2)ザルジツキ:マズルカ ト長調作品26
ブロニスワフ・フーベルマン(ヴァイオリン)
ジークフリート・シュルツェ(ピアノ)
伊 ODEON N6667
(1929年6月10日=1, 6月11日=2, ロンドン録音)
この「アンダルシアのロマンス」は電気録音初期のものながらフーベルマンの
小品レコードの代表盤であった。ヴァイオリンを自在に操り聴き手を自らの世
界に引き込んでいく魔術的な演奏である。
ブロニスワフ・フーベルマン(1882-1947)はポーランド出身のヴァイオリニス
ト。1892年10歳の時に時の大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-
1907)の指揮でベルリン・デビュー。3年後の1895年13歳の時に名ソプラノ、
アデリナ・パッティ(1843-1919)に招かれウィーンでの「パッティ告別演奏会」
で演奏した。ダイレクト・トランファーシリーズにはフーベルマンのラロ:ス
ペイン交響曲(78CDR-1040)やチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-
1077)、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(78CDR-1021)、ベートーヴェ
ン:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-1128)、ベートーヴェン:「クロイツェル・ソナ
タ」(78CDR-1006)が出ている。
78CDR-1148
クライスラー:
(1)グラーヴェ ハ長調(W.F.バッハのスタイルによる)
スーク:
(2)ウン・ポコ・トリステ/「4つの小品」作品17より第3曲
ジネット・ヌヴー(ヴァイオリン)
ブルーノ・ザイトラー=ヴィンクラー(ピアノ)
独 ELECTROLA DB4577
(1938年ベルリン録音)
ジネット・ヌヴー19歳の初録音盤。ジネット・ヌヴー(1919-1949)はジョルジュ
・エネスコ(1881-1955)にヴァイオリンの手ほどきを受けた後、11歳でパリ音
楽院のジュール・ブーシュリ(1878-1955)のクラスに入り、 8ヵ月後に一等賞
を得た。この8カ月という短期間はヌヴーの受賞の50年前にヴィエニャフスキ
(1835-1880)が打ち立てた記録と同じだった。その後ベルリンでカール・フレッ
シュ(1873-1944)のもとで研鑽を積んだ。1935年ワルシャワで開かれたヴィエ
ニャフスキ・ヴァイオリン・コンクールに16歳で参加し、180人の競争者に勝
ち抜き優勝した。その時の第2位はソ連から参加した27歳のダヴィド・オイス
トラフ(1908-1974)だった。ヌヴーは1949年アメリカに向かう航空機事故で30
歳の生涯を終えた。ダイレクト・トランスファーシリーズにはヌヴーのシベリ
ウス:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-1017)、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(78CDR-1003)、スーク:4 つの小品(78CDR-1063)、リヒャルト・シュトラウス:
ヴァイオリン・ソナタ(78CDR-1076)が出ている。
78CDR-1149
(1)ラヴェル:ハバネラ形式の小品
(2)フォーレ:ドリー第1番「子守歌」作品56
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
タッソ・ヤノプーロ(ピアノ)
仏 VSM DA4999
(1944年5月28日パリ、プルーズ・スタジオ録音)
ティボーの小品SPの中で最も入手が難しい稀少盤。第2次世界大戦下のパリ
での録音。ジャック・ティボー(1880-1953)は20世紀前半に活躍したフランス
の大ヴァイオリニスト。ボルドー出身で1893年からパリ音楽院でマルタン・マ
ルシック(1848-1924)に師事し1896年、16歳で一等賞を得た。生活のためにカ
フェのコンセール・ルージュで弾いていたところを指揮者のエドゥアール・コ
ロンヌ(1838-1910)に見いだされ楽員として採用された。ある日コンサートマ
スターの代役を務めてソロを弾いたところ大喝采を浴びその後ソリストになっ
た。1905年にピアノのアルフレッド・コルトー(1877-1974)、チェロのパブロ
・カザルス(1876-1973)とトリオを結成し1930年頃まで活動をした。ティボー
は1923年と1936年に来日、1953年の3度目の来日のとき、乗っていたエールフ
ランス機がアルプスの支峰スメ山に激突し死亡した。享年72歳。このシリーズ
ではティボーの多くの演奏が聴ける。
78CDR-1150
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン作品20
イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
アイヴァー・ニュートン(ピアノ)
英 DECCA K1842
(1947年6月14日ロンドン, ウェスト・ハムステッド, デッカ・スタジオ録音)
現在も第一線で活躍するイダ・ヘンデルの21歳の録音。彼女は15歳で同じ
"ツィゴイネルワイゼン"(英 DECCA K940,ピアノ= アデーラ・コトフスカ
1940年8月9日録音)を弾いてレコードデビューした。イダ・ヘンデル
(1924.12.15-)はポーランド生まれのヴァイオリニスト。1935年ワルシャワ音
楽院を金メダルと同時にフーベルマン賞を得た。同年開かれたヴィエニャフ
スキ国際コンクールでジネット・ヌヴー(15歳)、ダヴィド・オイストラフ
(27歳)に次いで第3位に入賞した、その時10歳だった。その後カール・フレッ
シュ(1873-1944)に師事した。ヘンデル一家は1939年ポーランドを離れロンド
ンに移住し、1940年に市民権を得た。1940年に英 DECCAと契約して初録音を
行った。第2次世界大戦中であったが、50枚近い録音を行い DECCA社の看板ア
ーティストだった。その後EMIに移籍し、一時レコード録音から遠ざかった時
期があったが、ステレオ時代にEMIに復帰した。現在も積極的に演奏活動をし
ている。
78CDR-1151
ベートーヴェン:ロマンス ヘ長調作品50
ジョコンダ・デ・ヴィトー(ヴァイオリン)
注:今回からデ・ヴィトーと表記します。
アルベルト・エレーデ指揮フィルハーモニア管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB6727
(1948年5月8日ロンドン, アビー・ロード, EMI第1スタジオ録音)
歌心にあふれたヴァイオリンの女神、デ・ヴィトー最高の名演。ジョコンダ・
デ・ヴィトー(1907-1994)はイタリアのヴァイオリニスト。マルティナ・フラ
ンカに生まれ、ペザロ音楽院でレミー・プリンチーペ(1889-1977)に師事1923
年16歳でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾いてローマにデビュー
した。1932年ウィーン国際ヴァイオリン・コンクールで一等賞を得た。1934
年から1945年のローマ音楽院教授、1945年から1958年サンタ・チェチーリア
音楽アカデミー教授を務めた。1945年第1回エディンバラ音楽祭に招かれ、
これが縁でEMIの専属となり、SPレコード末期からLPレコード、初期のス
テレオLPに名演を残した。1962年に引退、1994年ローマで死去した。享年
87歳。このシリーズではJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
(78CDR-1019)、J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番(78CDR-1052)、モーツァ
ルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(78CDR-1113)が出ている。