<SONY>
8869733400-2 \1900
ツィンツァーゼ:6つのミニアチュアーズ
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
グルジア共和国出身のヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリ。16歳の
時にシベリウス・コンクール2位入賞の実力派で、その後ベルリン・フィル、
ロンドン響、ロンドン・フィル、ボストン響、シカゴ響、サン・フランシスコ
響、コンセルトヘボウ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、北ドイツ放送響、
ドレスデン・シュターツカペレ、バイエルン放送響、N響など、世界中の一流
オーケストラと共演を重ねているリサの、EMIからソニー・クラシカルに移籍
しての第1弾アルバムと、最新の2作目を同時に取り扱い開始します。最新作は、
ベートーヴェンの名作と、リサの出身国であるグルジアの作曲家ツィンツァー
ゼの作品を組み合わせ、なんと指揮もリサが兼ねるという意欲作です。すでに
2007年暮にデュトワ指揮NHK交響楽団と共演していますが、2009年1月にも、
デイヴィッド・ジンマン指揮のNHK交響楽団とショスタコーヴィチの協奏曲
第1番で共演が決まっています。期待のヴァイオリニストです!
8869712936-2 \1900
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
リンドベルイ:ヴァイオリン協奏曲
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
サカリ・オラモ(指揮)
フィンランド放送交響楽団
8869733943-2 \1900
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
ロンド ハ長調 K.373
歌劇「魔笛」から4つのアリア(オーボエと管弦楽版)
(2)おいらは鳥刺し
(3)うっとりするほど美しいこの絵姿
(4)恋すりゃ誰でもうれしいさ
(5)娘っ子か、かわいい奥さんをひとり、パパゲーノ様はお望みだ!
(6)-(8)オーボエ協奏曲ヘ長調K.313(フルート協奏曲ト長調のオーボエ版)
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から4つのアリア(オーボエと管弦楽版)
(9)あそこで手を取り合って
(10)おっしゃらないで
(11)さあ、窓辺においで
(12)みんなが酒で
(13)-(15)オーボエ協奏曲ハ長調K.314
フランソワ・ルルー(オーボエ)
ザルツブルク・カメラータ
パリ・オペラ座管弦楽団-バイエルン放送交響楽団のソロ・オーボエを歴任後
ソロとなり、今もっとも注目されるオーボイスト。ソニー・クラシカルからは
2007年にバッハのオーボエ協奏曲集がリリースされていますが、早くも第2弾、
第3弾が登場します。
第3弾となる本作は管弦楽との協奏曲アルバム。モーツァルトのこれまた名曲
中の名曲、オーボエ協奏曲K.314をメインとし、第2弾の続編的なオペラ「魔笛」
のアリアから、今回はオーボエと管弦楽のためにアレンジされた4曲と、同じ
編曲でオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の4つのアリア、そしてフルート協奏曲
第1番K.313のオーボエアレンジ版となっています。
8869728585-2 \1900
(1)-(3)モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370
歌劇「魔笛」から3つのアリア(オーボエとヴァイオリン版)
(4)おいらは鳥刺し
(5)ああ、感じるのです、消えてしまったことを
(6)地獄の復讐が心のなかで煮え返っています
(7)アダージョ ハ短調K.580a(コールアングレと弦楽トリオのための)
(8)-(12)ブリテン:幻想曲 作品2(オーボエと弦楽トリオのための)
(13)-(17)エルンスト・フォン・ドホナーニ:
セレナード ハ長調作品10(弦楽トリオのための)
フランソワ・ルルー(オーボエ)
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
セバスチャン・ クリンガー(チェロ)
第2弾となる本作は室内楽によるアルバムで、モーツァルトの名作、オーボエ
四重奏曲を中心として、オペラ「魔笛」のアリアをオーボエとヴァイオリンの
ためにアレンジした3曲、弦楽トリオとコールアングレのためのアダージョ、
およびブリテンによるオーボエと弦楽トリオのための「幻想曲」、ドホナー
ニの弦楽トリオのための「セレナード」の組み合わせです。
<Edition HST>
HST-056 \2500
ヴァンハル(1739-1813);疾風怒濤交響曲集第七巻
イ長調 Bryan A5(ca.1763-65)
イ長調 Bryan A3(ca.1772-73)
リーダー:遠藤 雄一(ヴァイオリン)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2008年5月、東京ルーテル市ヶ谷センター・ホールでのライヴ録音
交響曲イ長調 Bryan A5
写譜の一つがエステルハージ家に所蔵(現ブタペスト博物館)されていたことか
ら、当時ヨゼフ・ハイドンがヴィーンに発注し、自身が演奏したと伝えられる。
このような形で、エステルハージ家に16曲のヴァンハルの交響曲が現存してい
ることから、ハイドンは必死でヴィーン有名作曲家の情報を得ようとしていた
事が伺える。
交響曲イ長調 Bryan A3
ヴィーンでは20世紀初頭までヨゼフ・ハイドン作Hob.I:267として伝承された。
<CEDILLE>
CDR90000 104 \1980
「ロイヤル・メッツォ/ジェニファー・ラーモア・メゾ・ソプラノ・リサイ
タル」
バーバー:アンドロマケの別れ Op.39
ベルリオーズ:クレオパトラの死
ラヴェル:シェエラザード
ブリテン:フェードラ
ジェニファー・ラーモア(Ms)
カルロス・カルマー指揮
グラント・パーク管弦楽団
録音:2006-2007年
バロックからベルカント・オペラ、現代までこなす稀代のメゾ・ソプラノ、
ラーモアの久々の新録音。しかも普段あまり聴く機会の少ないが非常に魅力的
な曲を集めた。いずれも歌曲というより、ソロ・カンタータ、モノ・オペラと
いってもよいくらい、ドラマティックで歌手の能力を最大限に生かした聴き応
え十分のプログラミング。
CDR90000 106 2枚組(1枚価格) \1980
フランツ・クレメント(1780-1842):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1805)
ベートーヴェン:(1770-1827)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1806)
レイチェル・バートン・パイン(Vn)
ホセ・セレブリエール指揮
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2007年
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は古今のヴァイオリン協奏曲のなかでも
最高傑作と目されているが、その作曲にあたって作曲家にヴァイオリンの技術
上のアドバイスを与え、初演も行ったヴァイオリニスト、フランツ・クレメン
ト自身のヴァイオリン協奏曲とのカップリングという資料的にも価値のある一
枚。クレメントはベートーヴェンの協奏曲に先立つこと一年前に自分の協奏曲
を完成。この間、ベートーヴェンにヴァイオリン技巧上のアドバイスも行って
いることを考えると、作曲はベートーヴェンに自ら実例を示す意味もあったと
考えられる。一聴するとベートーヴェンの作品と言われても信じてしまうほど
和声も管弦楽法もよく似ていて興味深い。レイチェル・バートン・パインは二
人の協奏曲のカデンツァを自ら作曲、共感の深さを示している。
<CAMPION>
RRCD1326/27 2枚組 \3960
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)BWV1007-1012
イエルク・メッツガー(Vc)
録音:1994年
知る人ぞ知るチェリスト、イエルク・メッツガーはそのいぶし銀のような渋さ
で隠れたファンがいるらしい。ヨーヨー・マのような流麗さとは無縁のゴリゴ
リした演奏だが、本当の大人の音楽が聴きたい向きには断然お薦め。
CAMEO2045 \1850
「弦楽アンサンブルのためのイギリス音楽」
アビソン:協奏曲Op.9-11
パーセル:弦楽のためのシャコンヌ(ブリテン校訂版)
ジェンキンス:パストラルとアレグロ
ウォルトン:《ヘンリーV世》から弦楽のための2つの小品
ルイス:ローザ・ムンディ
ダンクウォース:マリポサス
ダーク:ブラザー・ジェームズのアリアによる瞑想曲
ブルックス:トゥ・マイ・ラヴ
エルガー:愛の挨拶
ブリッジ:クリスマス・ダンス
ピーター・フィッシャー(指揮&Vn)
チェンバー・アンサンブル・オブ・ロンドン
録音:2006年
イギリスには弦楽のための愛らしい小品が多い。バロックから近代まで、イギ
リスの田園風景が見えてきそうなこじんまりした素敵な音楽ばかり。
CAMEO2061 \1850
ツァイト・ガイスト(時間の精神)-フィリップ・グレンジの音楽
(1)骨の王宮-メゾ・ソプラノと大アンサンブルのための
(2)安っぽい夢の風景-ブラス・バンドのための
(3)ディプティック-オーボエとハープのための
(4)クラリネット・ラディカルとシンフォニック・ウィンド・バンドのための
協奏曲「生生不息」
(1)リンダ・ハースト(Ms)、
G.トリーチャー指揮ノーザン・ミュージック・シアター
(2)R.ニューサム指揮サンライフ・バンド
(3)J.ショウ(Ob)、L.ウェイクフォード(Hp)
(4)S.ウィリアムソン(Cl)、
P.スコット指揮
グレート・ブリテン・ナショナル・ユース・ウィンドアンサンブル
録音:1984-2005年
フィリップ・グレンジは1956年ロンドン生まれの作曲家で、ピーター・マック
スウェル・デイヴィスに作曲を師事した。現代音楽特有の緊張した無調様式の
なかにも、ほの暗いロマンティシズムを湛えた作風。
CAMEO2070 \1850
「ルシファーの発電機」
カムデン・リーヴズ:ピアノ作品集
魔法使いのピアノ(2006)
地獄の炎からの夜想曲(2005)
インヴェンションと幻想曲(2001)
ルシファーの発電機(2005)
リチャード・ケーシー(Pf)
録音:2006年
リーヴズは1974年生まれで作曲をフィリップ・グレンジに学び、イギリス国内
の多くのオーケストラ、室内アンサンブルで作品が演奏されている。スクリャ
ービンとセリエリズムを折衷させたような耽美的な響きが連綿と続く。
8869733400-2 \1900
ツィンツァーゼ:6つのミニアチュアーズ
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
グルジア共和国出身のヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリ。16歳の
時にシベリウス・コンクール2位入賞の実力派で、その後ベルリン・フィル、
ロンドン響、ロンドン・フィル、ボストン響、シカゴ響、サン・フランシスコ
響、コンセルトヘボウ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、北ドイツ放送響、
ドレスデン・シュターツカペレ、バイエルン放送響、N響など、世界中の一流
オーケストラと共演を重ねているリサの、EMIからソニー・クラシカルに移籍
しての第1弾アルバムと、最新の2作目を同時に取り扱い開始します。最新作は、
ベートーヴェンの名作と、リサの出身国であるグルジアの作曲家ツィンツァー
ゼの作品を組み合わせ、なんと指揮もリサが兼ねるという意欲作です。すでに
2007年暮にデュトワ指揮NHK交響楽団と共演していますが、2009年1月にも、
デイヴィッド・ジンマン指揮のNHK交響楽団とショスタコーヴィチの協奏曲
第1番で共演が決まっています。期待のヴァイオリニストです!
8869712936-2 \1900
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
リンドベルイ:ヴァイオリン協奏曲
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
サカリ・オラモ(指揮)
フィンランド放送交響楽団
8869733943-2 \1900
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
ロンド ハ長調 K.373
歌劇「魔笛」から4つのアリア(オーボエと管弦楽版)
(2)おいらは鳥刺し
(3)うっとりするほど美しいこの絵姿
(4)恋すりゃ誰でもうれしいさ
(5)娘っ子か、かわいい奥さんをひとり、パパゲーノ様はお望みだ!
(6)-(8)オーボエ協奏曲ヘ長調K.313(フルート協奏曲ト長調のオーボエ版)
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から4つのアリア(オーボエと管弦楽版)
(9)あそこで手を取り合って
(10)おっしゃらないで
(11)さあ、窓辺においで
(12)みんなが酒で
(13)-(15)オーボエ協奏曲ハ長調K.314
フランソワ・ルルー(オーボエ)
ザルツブルク・カメラータ
パリ・オペラ座管弦楽団-バイエルン放送交響楽団のソロ・オーボエを歴任後
ソロとなり、今もっとも注目されるオーボイスト。ソニー・クラシカルからは
2007年にバッハのオーボエ協奏曲集がリリースされていますが、早くも第2弾、
第3弾が登場します。
第3弾となる本作は管弦楽との協奏曲アルバム。モーツァルトのこれまた名曲
中の名曲、オーボエ協奏曲K.314をメインとし、第2弾の続編的なオペラ「魔笛」
のアリアから、今回はオーボエと管弦楽のためにアレンジされた4曲と、同じ
編曲でオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の4つのアリア、そしてフルート協奏曲
第1番K.313のオーボエアレンジ版となっています。
8869728585-2 \1900
(1)-(3)モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370
歌劇「魔笛」から3つのアリア(オーボエとヴァイオリン版)
(4)おいらは鳥刺し
(5)ああ、感じるのです、消えてしまったことを
(6)地獄の復讐が心のなかで煮え返っています
(7)アダージョ ハ短調K.580a(コールアングレと弦楽トリオのための)
(8)-(12)ブリテン:幻想曲 作品2(オーボエと弦楽トリオのための)
(13)-(17)エルンスト・フォン・ドホナーニ:
セレナード ハ長調作品10(弦楽トリオのための)
フランソワ・ルルー(オーボエ)
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
セバスチャン・ クリンガー(チェロ)
第2弾となる本作は室内楽によるアルバムで、モーツァルトの名作、オーボエ
四重奏曲を中心として、オペラ「魔笛」のアリアをオーボエとヴァイオリンの
ためにアレンジした3曲、弦楽トリオとコールアングレのためのアダージョ、
およびブリテンによるオーボエと弦楽トリオのための「幻想曲」、ドホナー
ニの弦楽トリオのための「セレナード」の組み合わせです。
<Edition HST>
HST-056 \2500
ヴァンハル(1739-1813);疾風怒濤交響曲集第七巻
イ長調 Bryan A5(ca.1763-65)
イ長調 Bryan A3(ca.1772-73)
リーダー:遠藤 雄一(ヴァイオリン)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
録音:2008年5月、東京ルーテル市ヶ谷センター・ホールでのライヴ録音
交響曲イ長調 Bryan A5
写譜の一つがエステルハージ家に所蔵(現ブタペスト博物館)されていたことか
ら、当時ヨゼフ・ハイドンがヴィーンに発注し、自身が演奏したと伝えられる。
このような形で、エステルハージ家に16曲のヴァンハルの交響曲が現存してい
ることから、ハイドンは必死でヴィーン有名作曲家の情報を得ようとしていた
事が伺える。
交響曲イ長調 Bryan A3
ヴィーンでは20世紀初頭までヨゼフ・ハイドン作Hob.I:267として伝承された。
<CEDILLE>
CDR90000 104 \1980
「ロイヤル・メッツォ/ジェニファー・ラーモア・メゾ・ソプラノ・リサイ
タル」
バーバー:アンドロマケの別れ Op.39
ベルリオーズ:クレオパトラの死
ラヴェル:シェエラザード
ブリテン:フェードラ
ジェニファー・ラーモア(Ms)
カルロス・カルマー指揮
グラント・パーク管弦楽団
録音:2006-2007年
バロックからベルカント・オペラ、現代までこなす稀代のメゾ・ソプラノ、
ラーモアの久々の新録音。しかも普段あまり聴く機会の少ないが非常に魅力的
な曲を集めた。いずれも歌曲というより、ソロ・カンタータ、モノ・オペラと
いってもよいくらい、ドラマティックで歌手の能力を最大限に生かした聴き応
え十分のプログラミング。
CDR90000 106 2枚組(1枚価格) \1980
フランツ・クレメント(1780-1842):
ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1805)
ベートーヴェン:(1770-1827)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調(1806)
レイチェル・バートン・パイン(Vn)
ホセ・セレブリエール指揮
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2007年
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は古今のヴァイオリン協奏曲のなかでも
最高傑作と目されているが、その作曲にあたって作曲家にヴァイオリンの技術
上のアドバイスを与え、初演も行ったヴァイオリニスト、フランツ・クレメン
ト自身のヴァイオリン協奏曲とのカップリングという資料的にも価値のある一
枚。クレメントはベートーヴェンの協奏曲に先立つこと一年前に自分の協奏曲
を完成。この間、ベートーヴェンにヴァイオリン技巧上のアドバイスも行って
いることを考えると、作曲はベートーヴェンに自ら実例を示す意味もあったと
考えられる。一聴するとベートーヴェンの作品と言われても信じてしまうほど
和声も管弦楽法もよく似ていて興味深い。レイチェル・バートン・パインは二
人の協奏曲のカデンツァを自ら作曲、共感の深さを示している。
<CAMPION>
RRCD1326/27 2枚組 \3960
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)BWV1007-1012
イエルク・メッツガー(Vc)
録音:1994年
知る人ぞ知るチェリスト、イエルク・メッツガーはそのいぶし銀のような渋さ
で隠れたファンがいるらしい。ヨーヨー・マのような流麗さとは無縁のゴリゴ
リした演奏だが、本当の大人の音楽が聴きたい向きには断然お薦め。
CAMEO2045 \1850
「弦楽アンサンブルのためのイギリス音楽」
アビソン:協奏曲Op.9-11
パーセル:弦楽のためのシャコンヌ(ブリテン校訂版)
ジェンキンス:パストラルとアレグロ
ウォルトン:《ヘンリーV世》から弦楽のための2つの小品
ルイス:ローザ・ムンディ
ダンクウォース:マリポサス
ダーク:ブラザー・ジェームズのアリアによる瞑想曲
ブルックス:トゥ・マイ・ラヴ
エルガー:愛の挨拶
ブリッジ:クリスマス・ダンス
ピーター・フィッシャー(指揮&Vn)
チェンバー・アンサンブル・オブ・ロンドン
録音:2006年
イギリスには弦楽のための愛らしい小品が多い。バロックから近代まで、イギ
リスの田園風景が見えてきそうなこじんまりした素敵な音楽ばかり。
CAMEO2061 \1850
ツァイト・ガイスト(時間の精神)-フィリップ・グレンジの音楽
(1)骨の王宮-メゾ・ソプラノと大アンサンブルのための
(2)安っぽい夢の風景-ブラス・バンドのための
(3)ディプティック-オーボエとハープのための
(4)クラリネット・ラディカルとシンフォニック・ウィンド・バンドのための
協奏曲「生生不息」
(1)リンダ・ハースト(Ms)、
G.トリーチャー指揮ノーザン・ミュージック・シアター
(2)R.ニューサム指揮サンライフ・バンド
(3)J.ショウ(Ob)、L.ウェイクフォード(Hp)
(4)S.ウィリアムソン(Cl)、
P.スコット指揮
グレート・ブリテン・ナショナル・ユース・ウィンドアンサンブル
録音:1984-2005年
フィリップ・グレンジは1956年ロンドン生まれの作曲家で、ピーター・マック
スウェル・デイヴィスに作曲を師事した。現代音楽特有の緊張した無調様式の
なかにも、ほの暗いロマンティシズムを湛えた作風。
CAMEO2070 \1850
「ルシファーの発電機」
カムデン・リーヴズ:ピアノ作品集
魔法使いのピアノ(2006)
地獄の炎からの夜想曲(2005)
インヴェンションと幻想曲(2001)
ルシファーの発電機(2005)
リチャード・ケーシー(Pf)
録音:2006年
リーヴズは1974年生まれで作曲をフィリップ・グレンジに学び、イギリス国内
の多くのオーケストラ、室内アンサンブルで作品が演奏されている。スクリャ
ービンとセリエリズムを折衷させたような耽美的な響きが連綿と続く。