クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-07 No.15

2008年07月17日 17時56分11秒 | Weblog
<Claves>
KDC 5056 \2250
日本語解説帯付
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス:
ソナタ第18番ニ長調、プレリュード、ソナタ第51番ト短調
今村泰典(lute)
使用楽器:マルティン・ブルナー(1764年)モデル、
ジャーマン・バロックリュート(チェーザレ・マテウス2007年製)
録音:2007年10月
ヨーロッパを拠点に世界的に活躍するリュート奏者、今村泰典によるリュー
トの父、ヴァイスのリュート作品集第2集。ロンドン手稿譜とドレスデン手稿
譜から1曲ずつ2つソナタとプレリュードを収録。今村氏自身が冒頭に新たな
楽章を加え、別のソナタのものと入れ替えることによりヴァイスの作品をより
大規模で構成感のある作品に仕上げました。一昨年に発売された第1集
(50-2613)はディアパソン誌賞受賞するなど評価も高く、また古楽グループ、
フォンス・ムジケのメンバーとして2007年の来日コンサートも成功を収め、
2008年秋にはこの第2集を引き下げてソロ・コンサートを日本各地で行うなど
大活躍のリュート奏者です。通奏低音奏者としての豊富な経験に基づき、
ヴァイスのスタイルを隅々まで熟知した今村氏ならでは創造力と音楽性でま
さに現代のヴァイスが復活したかのようです。



<haenssler>
=SWR MUSIC=
93 219 \2250
ブルックナー:交響曲第6番イ長調 WAB 106
サー・ロジャー・ノリントン(指)SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
録音:2007年7月11-13日シュトゥットガルト、リーダーハレ、
ベートーヴェン・ザール(ライヴ)
ノリントン&シュトゥットガルト放送響が取り組む、あらたなブルックナー
・シリーズ。第2弾は第3交響曲(93.217)から一ヶ月あまりのち、2007年7月に
行われた第6番ライヴ。ノリントンにとって、初出のレパートリーという点で
も大いに注目されるところです。弱音で開始される第1楽章の冒頭から、ピュ
ア・トーンの生み出す驚くべき透明感。そのままアダージョに受け継がれて
ゆきますが、低弦にのせて首席レンチェシュのオーボエ・ソロが哀切きわめ
るパッセージを奏でるこのあたり、グッと息を呑むほどの美しさです。すっ
きりとしているのに、陰影にも富んでいるのが独特の魅力。すでに前作第3番
で未知のブルックナー体験を提示してみせたこのコンビだけに、第6番もかつ
て聞いたこともないような瞬間の連続でわたしたちを圧倒してくれるにちが
いありません。これはじつに意欲的なアルバムの誕生といえるでしょう。





<LSO Live>
LSO 0594(SACD-Hybrid) \2180
ベートーヴェン:
(1)ミサ曲 ハ長調Op.86
(2)「フィデリオ」第1幕より、囚人の合唱
サリー・マシューズ(S) サラ・ミンガルド(A)
ジョン・マーク・エインズリー(T) アラステア・マイルズ(Bs)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団&ロンドン交響合唱団
録音:(1)2006年2月26日(2)2006年5月23-25日ロンドン、
バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
2005年11月にスタートし、作曲者歿後180周年を翌年に控えた2006年のシーズ
ンを通して行われたLSOによるベートーヴェン・シリーズ。このプロジェクト
はゆかりの巨匠ふたりが演目を振り分ける形でも話題を集めました。すなわち
ハイティンクがすべてのシンフォニー(LSO.0598)を振ったのに対して、デイ
ヴィスの受け持ったのが「フィデリオ」(LSO.0593)とミサ・ソレムニス、そし
てこのたびリリースとなるハ長調ミサ。先人ハイドンのお株であるジャンルに
挑み、ベートーヴェンの革新性がおおきく開花したハ長調ミサは、ちょうど
書かれた時期からもいわゆる「傑作の森」に列せられる作品。デイヴィスは
以前に同じLSOと録音(1977年スタジオ)済みですが、ほぼ30年近い時を隔てて、
ここに「ベートーヴェン・プロジェクト」という絶好の機会を得て、ふたたび
手兵LSOとともに臨んだ当夜のライヴ。あえてハイティンクにシンフォニーす
べてを託してまでこれに取り組んだことも、かえって巨匠の異常な燃え上がり
に圧倒される大演奏を生み出すことになりました。
ここでのLSOは交響曲でもみせたように、ピリオド・スタイルを踏まえながら、
ときにアグレッシヴに鋭く切り込むところも新鮮な魅力。ソリストには若い
世代からマシューズ、デイヴィスからの起用も多いエインズリーとマイルズ。
さらにアンサンブルに厚みを加えるのは、やわらかく高貴な美声が申し分な
いコントラルト、ミンガルド。そして、いまや看板となったLSCも驚異的な充
実ぶりでベストを尽くしています。なお、フィルアップにはそのコーラスの
実力がいかんなく発揮された、既出「フィデリオ」全曲盤より第1幕フィナー
レ、囚人たちの合唱をアンコール収録しています。




<DOREMI>
DHR 7937/9 3枚組 \5940
モノラル
ベートーヴェン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
(3)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(4)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
(5)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
[ボーナス・トラック]
(6)ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
(7)ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3
コール・デ・フロート(P)
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指)
(1)‐(4)ウィーン交響楽団 (5)ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950-1954年
アムステルダムに生まれたコール(またはコルネリウス)・デ・フロート
(1914-1993)はオランダを代表するピアニスト。18歳でアムステルダム音楽院
をトップクラスの成績で卒業し華々しくデビュー。1959年に右手の麻痺を発症
したのちは、ピアノ曲を左手用に編曲するかたわら、作曲家として自らも左手
のための作品を書いています。ピアニストして蘭Philipsに多くの録音を残し
ていますが、右手の故障以前、同郷の名匠オッテルローがバックを務めるベー
トーヴェンの協奏曲全集はフロートの代表的な録音とされるもの。地元オラン
ダではCD化されローカル・リリースされましたが、すでに廃盤で入手難の状態
が続いていたため、DOREMIによる復活は喜ばれるでしょう。




<ATMA>
●Naturally...ナチュラリー・シリーズ
古楽から現代曲まで幅広いレパートリーを持つカナダ・ケベックを本拠とする
レーベルATMA Classiqueから、有名曲をピックアップした新しいシリーズが
発売されます。

ACD2 3002 \1480
Naturally Faure
ガブリエル・フォーレ:
揺りかご Op.23-1/夢のあとで Op.7-1/ 3つの無言歌よりOp.17-3/秘密Op.23-3
/シシリエンヌ Op.78/この世 Op.8-3/エレジー Op.24/ネルOp.18-1/あけぼの
Op.39-1/水のほとりにて Op.8-1/ある日の詩【めぐりあい/いつの日も/さらば】
Op.21/漁師のうた Op.4-1/ひそやかに Op.58-2/月の光 Op.46-2/墓地にて
Op.51-2/祈りながら/秋の歌Op.5-1/夜想曲 Op.43-2/ピアノ三重奏Op.120より
第2楽章/シシリエンヌ Op.78
ヤニク・ネゼ=セガン(P)フランシーヌ・シャボー(P) 
ステファーヌ・ルムラン(P)
ベノワ・ロワゼル(Vc)アンヌ・ロバート(Vn)テレーズ・ライアン(Vc)
アラン・トゥルーデル(Tb)
フォーレは生涯に100曲を越える歌曲を残し、フォーレはその長い作曲人生の
間歌曲を書き続けました。このナチュラリー・フォーレはフォーレの有名な
歌曲「夢のあとで」「月の光」などのチェロとピアノの編曲、そしてトローン
ボーン編曲の「シシリエンヌ」を収録。

ACD2 3003 \1480
Naturally Schubert
シューベルト:
ピアノ五重奏曲イ長調 D.667「ます」、
アダーショとロンド・コンチェルタンテ ヘ長調 D.487、
岩の上の羊飼いD.965、君はわが憩い(編:リスト)、影法師(編:リスト)
カナダ室内合奏団
アンドリュー・チュニス(P)ルイーズ=アンドレ・バリル(P)
ダヴィド・フレイ(P)
アリヌ・クータン(S) アンドレ・モワザン(Cl)
シューベルトは交響曲、ピアノ曲、歌曲と多くの作品を残していますが、彼の
心のうちを最もよく表現しているのは室内楽作品なのではないでしょうか。
ナチュラリー・シューベルトではATMAが誇るアーティスト、カナダ室内合奏団
の演奏で名曲「ます」を収録。シューベルトのもう一つの形の室内楽作品と
言っても良いクラリネット・ソプラノ・ピアノという構成による「岩の上の羊
飼い」、そしてF.リストの歌曲編曲による作品を2つ収録しています。シュー
ベルトの本当の顔が垣間見れる1枚です。

ACD2 3004 \1480
Naturally Beethoven
ベートーヴェン:
交響曲第7番、七重奏曲Op.20、別れWoO.124、この暗い墓のうちに WoO.133
レ・ヴェン・ド・モントレアル
アンドレ・モワザン(Cl) デイヴィッド・DQ・リー(CT) 
ヤニク・ネゼ=セガン(P)
ナチュラリー・ベートーヴェンは親しみやすいベートーヴェンをモットーにし
ています。ウィンド・アンサンブルのための作品を収録。ベートーヴェン自身
が編曲した2本のオーボエ、2本のクラリネット、2本のホルン、2本のファゴッ
トとコントラバスのための交響曲第7番。七重奏曲はイジー・ドルジェツキー
編曲とアンニーン・ミスリク校訂の版を使用。また最後に韓国生まれのカウン
ターテナー、デイヴィッド・DQ・リーによる2つの歌曲を収録しています。

ACD2 3005 \1480
Naturally Handel
ヘンデル:
イェフタ、ロターリオ、ユダス・マッカベウス、アルチーナ、オットーネ、
アターリア、忠実な羊飼い、アチスとガラテア より
マーク・ブリーク(T) スージー・ルブラン(S)
レ・ボレアデ フランシス・コルプロン(指) 
モントリオール・バロック・オーケストラ
バッハと並ぶバロック期の大作曲家ヘンデルの有名なオペラ、オラトリオから
美しい作品を選んで収録。 スージー・ルブランの質の良い歌声と静謐で美し
いマーク・ブリークのカウンターテナーが心地よい1枚。

ACD2 3006 \1480
Naturally Telemann
テレマン:
フルートとヴァイオリンソロ、弦楽、バッソコンティヌオのための協奏曲、
フルートとヴィオールのためのソナタ ホ短調、
カンタータ「Seele, lerne dich erkennen」 TWV 1:1258、ソナタ 変ロ長調
アンサンブル・カプリス マティアス・マウテ(フルート・トラヴェルソ)
レ・ボレアデ フランシス・コルプロン(フルート・トラヴェルソ)
マンフレッド・クレイマー(バロック・ヴァイオリン) モニカ・マウフ(S)
テレマンのエレガントで美しく、また技巧的な作品を収録したナチュラリー・
テレマン。フルート・トラヴェルソの素朴な音色が心に優しく響きます。

ACD2 3007 \1480
Naturally Bach
J.S.バッハ:
オーボエ・ダモーレ協奏曲BWV1055、オーボエ協奏曲ヘ長調 BWV1053a
リュート組曲第3番ト短調 BWV995、プレリュード、フーガとアレグロ」BWV998
マタイ受難曲よりアリア「神よ、あわれみたまえ」
ダ・ソナール ブルース・ヘインズ(Ob) ダニエル・テイラー(C-T)
ステファン・スタッブズ(Lute)
バッハは異なる趣のオーボエのための協奏曲を2つ書いています。この作品に
は美しい旋律が多数含まれており、他のバッハの曲にも度々登場します。また
ステファン・スタッブズの演奏で収録されているリュート組曲は、バッハ自身
もリュートの響きを気に入っており、組曲4曲のほかにもソロの作品を書いて
います。アルバムの最後には美声カウンター・テナーのダニエル・テイラー
で締めくくられています。





<VIRGIN CLASSICS>
VC-5190372 \1980
バッハ:アリアとカンタータ集
ミサ曲ロ短調BWV232より
Qui sedes
アニュス・デイ
ヨハネ受難曲BWV245より
Von den Stricken
すべては成就した
マタイ受難曲BWV244より
Du lieber Heiland du…Buss' und Reu'
神よ、あわれみたまえ
Erbarm' es Gott!...わが頬の涙届かずば
カンタータ「われは満ち足れリ」BWV82aより
われは満ち足れリ
まどろめ、疲れた目よ
カンタータ「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」BWV170より
満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ
カンタータ「楽しき狩りこそ、わが喜び」BWV208より
羊は安らかに草をはみ
デイヴィド・ダニエルズ(カウンターテナー)
イングリッシュ・コンソート
ハリー・ビケット指揮
カタリナ・シュプレッケルセン(オーボエ・ダモーレ)
ジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ナジャ・ツヴィーナー(ヴァイオリン)
リサ・ベズノシウク、ガイ・ウィリアムズ(フルート)
現代最高のカウンターテナー、ダニエルズの最新録音
海外の音専誌で絶賛されるダニエルズの、ベルリオーズ:夏の夜(VC-5456462)
(2004年)以来、バロック作品としてはヘンデル:オラトリオ・アリア集
(VC-5454972)(2002年)以来となる最新録音です。収録は2007年9月に行われ、
バロック作品演奏で高く評価されるイングリッシュ・コンサート、その新音楽
監督に就任したバロック・オペラ指揮で定評あるビケットとの共演です。
欧(08年10月)、北米(09年春)での、このセットによるツアーも予定、新アルバ
ムへの注目も世界的に高まりそうです。24Pブックレット




<Channel Classics>
CCSSA 26208(SACD-Hybrid) \2850
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.6 ――
ソナタ第32番ヘ長調K.376(374D)/第24番ハ長調K.296/第12番ト長調K.27/
第33番ヘ長調K.377(374E)
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ)
このモーツァルト・プロジェクトについて「これは私にとって、現在進行形の
発見の旅である」と語っていたバロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・
ポッジャー。
絶妙のコンビネーションを確立しているイギリスの鍵盤奏者ゲイリー・クー
パーとのコンビで2004年から始動したモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ
・プロジェクトの第6弾が早くも登場!
イングリッシュ・コンソートのコンサート・ミストレス、パラディアン・アン
サンブルのヴァイオリン奏者など重要なポジションを務めてきたレイチェル・
ポッジャー。
バッハ、テレマン、ラモー、ヴィヴァルディなどの名盤に続いてスタートと
なったポッジャーのモーツァルトは、リリースの度にフランスのディアパゾ
ン賞や英グラモフォン誌のエディターズ・チョイス、英サンデー・タイムズ
紙のCD of the Weekを獲得するなど、世界中のメディアやリスナーから数多
くの賞と称賛の声が寄せられ続けている。
また「ヴァイオリン伴奏付きピアノ・ソナタ」とも呼ばれるモーツァルトの
ヴァイオリン・ソナタ。ピアノが担う役割の大きさはヴァイオリンと同等、
もしくはそれ以上とも言えるだけに、名手ゲイリー・クーパーの存在がポッ
ジャーの名演を支えていると言っても過言ではないだろう。
今回の第6集ではこれまでと同様に、ポッジャーが1739年ジェノヴァのペザリ
ニウス製のバロック・ヴァイオリン、クーパーはデレック・アドラム1987年製
アントン・ワルター1795のレプリカを使用しており、“使用楽器”という部分
でも第1集から第5集にかけて築き上げられた流れが大切に継続されている。




<fine NF>
NF-20503(CD) \3000
NF-60503(SACD) \4000 ※ハイブリッドではありません
シューベルト:
(1) ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
(2)即興曲集 作品90, D899
第2曲 変ホ長調、第3曲 変ト長調、第4曲 変イ短調
★エクスト・トラック 
マテウス・シュタイン(1820年頃ウィーン、ヤマモトコレクション)
スタインウェイとMAシュタインの弾き比べ
楽興の時 D.780 第3曲 ヘ短調
神谷郁代(Pf)
録音:2007年9月24,25,27日 神戸新聞松方ホール(兵庫県)
神谷郁代のfine NFレーベル第3弾は、神谷初のシューベルトです。
ベートーヴェンの演奏と録音には豊富な経験を持つ神谷ですが、ベートーヴェ
ンを尊敬してやまなかったシューベルトを録音したいという、神谷の強い希望
により実現したもので、ピアノ・ソナタ第21番と即興曲集作品90から3曲を収
録しています。第21番は、死の世界を歩いていたシューベルト最後の年のソナ
タですが、神谷は持ち味である、静寂さと透明な響きで、深々と歌い上げてい
きます。
収録は響きの良さで定評のある神戸新聞松方ホール、ホールトーンと一体と
なった天上の響きが随所に聴かれます。
エクストラ・トラックにはシューベルト時代のピアノ・フォルテであるマテウ
ス・シュタインと、スタインウェイD274による「楽興の時」の聴き比べを収録
しています。マテウス・シュタインは弦の張力がスタインウェイの約四分の一
程度(16-20kg)と弱く、タッチは軽く敏感で、指先に細い弦が直接触れるよう
な感触が特色で、この感覚が他のピアノ・ソナタや即興曲にも生かされた演奏
になっています。
なお、fineNFレーベルは創設以来、ハイブリッドSACDを中心に発売してきまし
たが、本ディスクよりCDとSACD(Stereo+5.1 Surround)の2種類を分離して発
売することになりました。




<DELTA CLASSICS>
DCCA-0050 \2415
ブルックナー:交響曲第9番
(自筆原稿に基づくオーレル版)
(17,Mar,1946rec at Carnegie Hall)
ワルター(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
弊社初のワルターのCDです。ワルターはフルトヴェングラーやトスカニーニ
などと並びCDも多く、発売するのを躊躇しておりました。しかし、今回ある
コレクターの方からArmed For-ces Radio 16"Transcription Diskという貴重
な音源を提供頂いたのをきっかけに取り組みを開始しました。この音源の元
になったのはどうやらラジオ放送で使用する盤らしく、収録時間もきっちり
60分という放送を意識した仕様です。その為曲の前にはアナウンサーによる曲
目や演奏家紹介などが入り、第9交響曲終了後はワルター指揮のブラームスの
第4交響曲から第3楽章の抜粋など明らかに時間調整の為行った構成でした。
盤起こしの為どうしても針音や特有のノイズ、レベル変動などが所々あります
が視聴するうえでは全く問題にならない範囲です。1946年アメリカではブルッ
クナーも度々演奏されていたと思いますが、日本では終戦直後そんな余裕すら
なく1970年代後半に入ってから本格的に聞かれ始めた作曲家ですが、ワルター
/NYPの演奏を聴いていると、とても戦争直後とは思えない実に深いそして既に
ブルックナーを自分たちの物にしており演奏終了後の拍手からもお客様の感動
が伝わってきます。
録音日は一般的に知られている日を明記しております。ご了承下さい。

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