クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-06 No.13-2

2006年06月16日 13時41分18秒 | Weblog
<ARTA>
F1 0141 \2080
ヤン・イグナーツ・フランチシェク・ヴォイタ(17世紀後半):
ムジクス・サルターリス
聖ヨハン・ネポムクのArietta cordialis から 序奏
愛されしわが魂よ[Anima mea dilecta」(*)
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番/同第2番/同第3番
Threnodia hujus temporis(*/+)
Parthia amabilis(ヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための)
聖ヨハン・ネポムクのArietta cordialis(*/+/#)
ハナ・ブラジーコヴァー(ソプラノ(*))
マルタ・ファディエヴィチョヴァー(ソプラノ(#))
ハサン・エル=ドゥニア(カウンターテナー(#))
マレク・オルブラジメク(テノール(#))
ミハエル・ポスピーシル(バス(+))
ラ・ガンベッタ
エレン・マホヴァー(ヴァイオリン、ヴィオラ、テナー・ヴィオル)
マルチン・カリスタ(ヴァイオリン)
カレル・ムニュク、ヤロスラフ・ロウチェク(バロックトランペット)
ヴィエラ・ミクラーシュコヴァー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
デニス・ブラウアー・イヴェルセン(ヴィオローネ)
ミトスラフ・シュトゥデント(アーチリュート)
ピエトロ・プロッセル(calichon[galizona]、バロック・ギター)
キアラ・グラナータ(トリプル・バロック・ハープ)
モニカ・クノブロホヴァー(ヴァージナル)
アダム・ヴィクトラ(ポジティヴ・オルガン)
ペトロ・カロウセク(ティンパニ)
ヴォイタはビーバー(1644-1704)と同時代にチェコ(ボヘミア)で活躍し
た作曲家。プラハの聖ヴァーツラフSeminaryおよびプラハ大学で音楽のみな
らず様々な学問を身につけ、薬学博士となりました。ヴォイタの生涯につい
ては、彼自身が大学で書き残した以上の記録以外、プラハの聖ミクラーシュ
教会のBenedictinesのhouse physicianを務めたこと以外ほとんど情報があり
ません。彼が書かれたことがわかっているの音楽作品は現在27曲のみで、た
くさんの作品を書いたかどうかもわかっていません。現存が確認できるもの
はわずか7曲にとどまりますが、このアルバムにはそれら7曲がすべて収録さ
れています。3つのヴァイオリン・ソナタは、チェコ人によって書かれた現存
する最初のヴァイオリン・ソナタとされています。これら3曲のヴァイオリン、
および「Parthia amabilis」のヴァイオリンとヴィオラでは、調弦を変える
スコルダトゥーラが使われています。
ラ・ガンベッタは16-17世紀の音楽をピリオド楽器を使用して演奏するチェ
コのアンサンブル。ソリストを務めるエレン・マホヴァーは、ジョン・ホロ
ウェイ、キアラ・バンキーニ、サイモン・スタンデイジ、エンリコ・ガッ
ティ、ヴィーラント・クイケンらのマスタークラスに参加した奏者で、ムジ
カ・フロレアの中心メンバーでもあります。

F1 0146 2枚組 \3050
アントニーン・レイハ[アントン・ライヒャ](1770-1836):
クラヴィーアのための36のフーガ
ヤロスラフ・トゥーマ(フォルテピアノ)
使用楽器:1790年、アントン・ワルター製
ベートーヴェンの親友にして同僚であったチェコ(ボヘミア)出身の作曲家
レイハ。「36のフーガ」は最初の12曲が1799年にパリで出版され、1805年に
残りの24曲を加えた全36曲がウィーンで出版(ハイドンへ献呈)されました。
トゥーマは2003年のプラハの春音楽祭でも全曲を演奏しています。





<CHALLENGE CLASSICS>
CC 72156 \2180
「ヴァイオレント・ヴィオラ」
コダーイ:(1882-1967):アダージョ(*)
ヒンデミット(1895-1963):五部のソナタ Op.25 No.1
ブリテン(1913-1976):ラクリメ Op.48(*)
(ダウランドの歌曲「私の嘆きで人の心を動かせるものなら」の投影
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏ソナタ第1番 BWV1001 から アダージョ(#)
ラヴェル(1875-1937):カディッシュ(*)(#)
ストラヴィンスキー(1882-1971):ロシアの歌(*)(#)
ジョン・ダウランド(1563-1626)/マイケル・スミス編曲:
噴きこぼれよ、わが涙(+)/私の嘆きで人の心を動かせるものなら(+)
エスター・アピトゥレイ:ピツィカート(+)
不詳/フィン・メリッケ編曲:
ソング・フロム・ジョージア(ヴィオラ・トリオのための)(+)
ヴュータン(1820-1881):悲歌 Op.30(*)
エスター・アピトゥレイ(ヴィオラ)
タナカ・リエ(ピアノ(*))
アムステルダム・ヴィオラ・クァルテット(+)
エスター・アピトゥレイ、ロヒャー・ファン・デル・タク、
ミーケ・ホニング、エルンスト・グラッペルハウス
録音:2004年1月、ローン、Nederlands Hervormde教会
衝撃的なタイトルを付けられたヴィオラ・アルバム。(#)の原曲はヴァイオリ
ンのために書かれたもの。エスター・アピトゥレイはアムステルダムのスウェ
ーリンク音楽院でミッシャ・ゲレルに、ベルリン音楽大学でブルーノ・ジュ
ランナに師事するかたわら、ライト・ミュージックの歌手およびサクソフォ
ン奏者として活躍していたという異色の才媛。1990年からヴィオラ奏者とし
てのソロ活動を開始、2000年にはアムステダム・ヴィオラ・クァルテット
(旧称Alt Tijd Quartet)を結成し、オーケストラでは陽の当たりにくいヴィ
オラに注目を集めるため、ユニークなレパートリーの開拓と魅力的なパファ
ーマンスの展開に力を注いでいます。

CC 72157 2枚組 \3300
ロッシーニ(1792-1868):小ミサ・ソレムニス
クィンク・ヴォーカル・アンサンブル
マリエット・カースシーター、マリエッテ・ウルデリク(ソプラノ)
マルレーネ・ゴルトステイン、カリン・ファン・デル・プル(アルト)
ハリー・ファン・ベルネ、マッテュス・ホーヘンデュク(テノール)
ケース・ヤン・デ・コニング、ウィアルト・ウィトホルト(バス)
レオ・ファン・ドゥセラール(ピアノ(*))
ウィーネケ・ヨルダンス(ピアノ(+))
ディルク・ルイメンス(ハルモニウム(#))
録音:2004年10月11-15日、ハールレム、Doopsgezinde教会
使用楽器:
1858年、プレイエル製(*)/1869年、プレイエル製(+)/1878年、Victor
Mustel製(#)
すでに20年以上にわたって活躍を続けているオランダの五重唱団クィンクが、
3人のゲスト・メンバーを迎え1パート1人編成で歌い上げたロッシーニの宗
教大作。

CC 72158 \2180
チェコの遺産 II
スメタナ(1824-1884):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.15
ドヴォルジャーク(1841-1904):ピアノ三重奏曲変ロ長調 Op.21
デヴィフ・トリオ
ハンナ・デヴィフ(ピアノ)
サラ・オーツ(ヴァイオリン)
ヤスパー・ハフェラール(チェロ)
録音:2005年6月26-27日、9月9-10、12日、フェーネンダール、
ストゥディオ・ファン・スフッペン
2003年結成、ハンガリー出身のデヴィフ、南アフリカ共和国出身のオーツ、
オランダ出身のハフェラールという国際色豊かなトリオによるチェコ・レパ
ートリー。

CC 72161 \2180
「ある聖人の宝 17世紀の音楽」
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1595-fl1623-1638):
カンツォーネ「それは軍神マルスか」
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
それは軍神マルスか
フィリップ・フリードリヒ・ブーフナー(1614-1669):ソナタ IX
ジョヴァンニ・アントニオ・ベルトーリ(1598-1645以後):第7ソナタ
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1589?-1630?):第1ソナタ
ヨハン・ミヒャエル・ニコライ(1629-1685):ソナタ ニ長調
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(1570頃-1622頃):なんと美しい
ジョヴァンニ・マルティーノ・チェーザレ(1590頃-1667):
ソナタ「ラ・アウグスターナ」
ヨハン・ローゼンミュラー(1616-1694):第3ソナタ
フィリップ・フリードリヒ・ベデッカー(1615-1683):
ソナタ「ラ・モニカ」
ジュアン・バウティスタ・ジョセ・カバニーリェス(1644-1712):
ガリャルダス I
チプリアーノ・デ・ローレ(1515-1565)/
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ(1550頃-1597頃):
天使が羊飼いたちに
ジョヴァンニ・マルティーノ・チェーザレ(1590頃-1667):
ソナタ「ラ・ヒエロニマ」
マルコ・アントニオ・フェッロ(?-1662):第5ソナタ
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1595)/
フランチェスコ・ロニョーニ(1585頃-1624頃):
あなたは美しい、わが愛する人よ
コルネリウス・ティスマンスゾーン・パドブルエ(1592頃-1670):
シンフォニア・ヌピタス[Synphonia Nupitas](パヴァーヌとガイヤルド)
ヘルマン・ホランダース(1600頃-1650):
Recipe me/Transfige, dulcissime Jesu
チェチーリア・コンサート
フィオナ・ラッセル(コルネット[ツィンク]、コルネット・ミュート)
アダム・ウールフ(アルト・トロンボーン、テナー・トロンボーン)
ウォーター・フェルスフーレン(ドゥルツィアン)
カトリン・コック(チェンバロ、オルガン)
録音:2005年11月28-30日、ユトレヒト、ペテロ教会
チェチーリア・コンサートは2001年に若いピリオド楽器奏者によって結成さ
れた、比較的珍しい楽器編成をとるアンサンブル。その編成に適した、17世
紀の様々なスタイルによる作品を集めたアルバムです。




<FINELINE CLASSICAL>
FL 72407 \2180
アントン・アレンスキー(1861-1906):
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.32
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.1
エッシャー・トリオ
イェルン・バル(ピアノ)
ソニヤ・ファン・ベーク(ヴァイオリン)
ヨハン・ファン・イェルセル(チェロ)
録音:2002年3月、ユトレヒト、マリア小教会
エッシャー・トリオは1996年にオランダの奏者たちによって結成されたピア
ノ三重奏団。彼らはヨーロッパではかなり人気が高く、フランス・ブリュッ
ヘン指揮オランダ放送室内管弦楽団に招かれベートーヴェンの「三重協奏曲」
を共演したこともあります。

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06-06 No.12

2006年06月14日 18時04分16秒 | Weblog
<DOREMI>
DHR 5707/8 2枚組 \3760
シューマン:
ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44
弦楽四重奏曲第1番イ短調Op.41-1
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.41-2
弦楽四重奏曲第3番イ長調Op.41-3
レナード・バーンスタイン(P)
ジュリアード四重奏団
ロバート・マン(1st Vn)
イシドア・コーエン(2nd Vn)アール・カーリス(2nd Vn)
ラファエル・ヒリヤー(Va)クラウス・アダム(Vc)
録音:1963年4月19日、1966年10月21日、1966年12月19日、1967年3月31日
合衆国議会図書館(ライヴ)
ジュリアード・カルテットによる合衆国議会図書館ライヴ・シリーズ第5弾
はシューマン。なんといっても名手バースタインをソリストに迎えた五重奏が
聴きもの。稀代の全身音楽家バーンスタインの才気ほとばしるピアノとのス
リリングなやりとりは時代を超えて語りつぐべきとびきりの内容です。この
のち1968年4月にも同じ顔合わせで同曲を米Columbia(Sony)に録音してい
ますが、当ライヴはもちろん完全初出。ニューヨークのレナード・バーンス
タイン事務所の許諾を得てこのたびリリースが実現しました。





<GRAND SLAM>
GS 2013 \2250
ベートーヴェン:
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
「エグモント」序曲Op.84
「レオノーレ」序曲第2番Op.72a
大フーガ 変ロ長調Op.133
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1947年5月27日ベルリン、放送局スタジオ
1949年10月18日ベルリン・ダーレム、ゲマインデハウス
1952年2月10日ベルリン、ティタニア・パラスト
[使用ソース]Deutsche Grammophon (Germany)LPM 18724、LPM 18859
制作:平林 直哉  Reissue Producer: Naoya Hirabayashi
*おことわり:LPよりの復刻のため、LP特有のノイズが混入します
制作者より
いつものように復刻に使用したLPはきわめて保存状態の良い初期盤を採用し
ています。まず、このディスクの交響曲第5番と大フーガはそれぞれ初出の
LPより復刻しています。「エグモント」序曲は交響曲第5番と組みになって
いるLPM18724が初出ですが、このLPでは内周にカッティングされているため
か音がやや窮屈です。ところが、同曲の再販LPであるLPM18859では外周にカ
ッティングされているために初出盤のLPM18724よりも明らかに音に余裕があ
り、迷わずこれを採用しました。同様の理由により、「レオノーレ」序曲第
2番も初出のLPM18742(ベートーヴェンの交響曲第4番との組み合わせ)では
なく、より溝に余裕のある再販盤のLPM18859を採用しています。つまり、単
に初出のLPの音を再現するのではなく、望みうる最上の音質をめざしたもの
です。
また、交響曲第5番の録音データについて触れておきます。この戦後初のベル
リン復帰ライヴ(5月27日公演)は従来よりティタニア・パラストで行われた
とされていましたが、最近の調査では占領軍の放送局スタジオ(Haus des
Rundfunks)での収録ということが判明しています。従いまして、このCDでは
そのように表記しています。
(参考)*1947年5月の公演について
25日、26日、ティタニア・パラスト、定期公演
27日、放送局スタジオ(Haus des Rundfunks)、追加公演
(このディスクの演奏)
29日、ティタニア・パラスト、占領軍のための追加公演
解説書の内容
フルトヴェングラー50歳の誕生日を記念して、当時のヴィオラ奏者ヴェルナ
ー・ブフホルツが書いた長編エッセイを掲載します。演奏者側から見たフル
トヴェングラーの文献は他にもありますが、フルトヴェングラー存命当時に
書かれたものは非常に珍しいです。もうひとつは戦後のベルリンに滞在し、
フルトヴェングラーとベルリン・フィルを援助していたジョン・ビッターの
回想です。分量としてはそれほど多くはありませんが、貴重な証言です。
■次回作の予定
フルトヴェングラー
チャイコフスキー:交響曲第4番
(1951年、ウィーン・フィル/英ALP1025よりの復刻)、
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第5番
(1950年8月31日、ザルツブルグ音楽祭、ウィーン・フィル
アナウンス、チューニング、そして冒頭の大きな飛び出しも含めた完全収録
ライヴ)。





<BONGIOVANNI>
GB 2392 2枚組 \3760
ブラーガ:「肖像画」
デンヴァー・マーティン・スミス(Br ヴィッラルティエーリ伯爵),
アルド・ディ・トロ(T ジェルナンド),
リリアーナ・マルザーノ(S ジェルソミーナ/イレーネ),
レオナルド・ガレアッツィ(Bs ジャンネット)
マルコ・モレスコ(指)テラマーナ歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:2002年11-12月
ガエターノ・ブラーガ(1829-1907)は、中部イタリア、アドリア海に面した
ジュリアノーヴァに生まれたチェリスト、作曲家。ナポリで学んだ後、ウィ
ーンやパリにも赴き、パリでは大先輩ロッシーニと知り合ったそうです。オ
ペラの作曲家としてはあまり活躍をしたわけではありませんが、結構人気が
あったそうです。「肖像画」は、1858年にナポリのパトロンのために書かれ
た喜劇。伯爵の友人の画家ジェルナンドが、村娘ジェルソミーナに恋をした
のですが、これに伯爵が反対、さらに猟場番人のジャンネットが横恋慕。し
かしジェルソミーナは、ジャンネットがかつて愛した公爵夫人イレーネその
人と判明、二人は結ばれる、というもの。ヴェルディの《仮面舞踏会》の前
年の作品にしては、かなりオールドファッションドな作風ですが、逆にそれ
が功を奏して、楽しめる作品です。もちろん世界初録音。

GB 5623 \1880
アロンソ・ペレス・デ・アルヴァ:
来たれよ、創り主なる聖霊よ,めでたし天の女王
フランシスコ・デ・ペニャローサ:
めでたし、処女マリアより生まれ給いし,聖母よ、お願いします
ファン・デ・アンキエタ:
主イエス・キリストの最期,めでたし、聖なるみ顔,主よわれを解きはなち
たまえ
ジョスカン・デュプレ:
アヴェ・マリア,主よ、あなたの怒りで私を責めない でください
アントワーヌ・ブリュメル:御父の母 であり娘よ
ほか(全15曲)
パオロ・ダ・コル(指)オデカトン
録音:2004年5月
BONGIOVANNIは時々優れた古楽ものを出してきますが、これもその1枚。スペ
イン女王イザベラに由来するモテットを集めたもの。パオロ・ダ・コル率い
るオデカトンは1998年結成の、イタリアの声楽団体。古楽に不可欠な透明感
を持ちつつ、イタリア的な陽光あふれる柔らかさが特徴です。

GB 5630 \1880
ペロージ:
ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲
ヴァイオリン協奏曲第2番
フランチェスコ・チェラート(Vn)
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ミラノ・ヌォーヴァ・カメリスティカ交響楽団
録音:2003年10月25日,2002年11月11日
BONGIOVANNI社の進める、ロレンツォ・ペロージ(1872-1956)のシリーズの新
刊です。ヴァイオリン協奏曲を2曲。1916年のヴァイオリン協奏曲第2番が、
ペロージならではのしっとりとした宗教的情感を湛えた名曲。1903年のヴァ
イオリンと弦楽合奏のための協奏曲は、擬バロック風の作品で、弦の絡みが
美しいもの。

GB 1193 \1880
アルド・プロッティ、アリア集
ベッリーニ:「清教徒」
ヴェルディ:
「リゴレット」,「トラヴィアータ」,「シチリアの晩鐘」,
「仮面舞踏会」,「運命の力」,「ドン・カルロ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「トスカ」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
からのアリア,場面
アルド・プロッティ
録音:1957-1974年
ヴェルディ・バリトンとして活躍、日本でも度々歌って、弟子も多いという、
アルド・プロッティのライヴ録音集。お得意の役がズラリと並んでいます。

HOC 043 3枚組 \3240
マイヤベーア:「ユグノー」(イタリア語)
ジャコモ・ラウリ・ヴォルピ(T ラウール),
ジュゼッペ・タッデイ(Br ネヴェルス伯爵),
アントニエッタ・パストーリ(S マルゲリータ),
アンナ・デ・カヴァリエーリ(S ヴァレンティーナ),ほか
トゥリオ・セラフィン(指)RAIミラノ交響楽団,合唱団
録音:1955年
+ボーナス ラウリ・ヴォルピ、アリア集
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」
からの場面
往年の名テノール、ジャコモ・ラウリ・ヴォルピ(1892-1979)の録音。「ユ
グノー」は、第5幕をカットして第4幕で終わっています。





<UNITED ARCHIVES>
UAR 002 3枚組 \2850
「The Art of Conducting-ミトロプーロスの芸術」
【CD1】
ボロディン:『だったん人の踊り』 (1952年12月1日)
イッポリトフ=イワノフ:『コーカサスの風景』第1番作品10 
(1953年3月20日)
ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲変ニ長調作品38 (1950年1月)
オスカー・レヴァント(P)
【CD2】
メンデルスゾーン:『フィンガルの洞窟』作品26 (1953年11月2日)
メンデルスゾーン:『ルイ・ブラス』序曲作品95 (1953年11月2日)
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲作品56a (1942年4月4日)
チャイコフスキー:組曲第1番作品43 (1954年11月17&18日)
【CD3】
サン=サーンス:『死の舞踏』作品40 (1950年11月27日)
サン=サーンス:『オンファールの糸車』作品31 (1950年1月23日)
コダーイ:『ハーリ・ヤーノシュ』組曲 (1956年2月27日)
ファリャ:『三角帽子』組曲第2番 (1953年11月2日)
スクリャービン:交響曲第5番『プロメテウス』 (1953年3月20日)
レオニード・ハンブロ(P)
ディミトリー・ミトロプーロス(指)ニューヨーク・フィル
ミトロプーロスは、1949年にストコフスキの後任としてニューヨーク・フィ
ルの指揮者に就任し、58年までの約10年間、同楽団を世界最高水準にまで高
めました。ミトロプーロスの指揮者としての世界的な名声を確固たるものに
したニューヨーク・フィルとの貴重な録音をおさめたボックスが、お求め安
い価格で登場。強烈なまでの緊張感に満ちた演奏、ニューヨーク・フィルの
まだ無骨さを残した音色が堪能できます。ミトロプーロスといえばマーラー
という向きも多くいらっしゃるかもしれませんが、ここにおさめられている
曲達からも、彼の爆発的な緊張感に圧倒され、オーケストラにこれほどまで
のパッションを与えることができるのかとあらためてミトロプーロスの力量
とオーケストラの凄さを実感できます。ユナイテッド・アーカイブスのレー
ベルのモットーである「Best Artistic Value at the Best Price!」のとお
り、これだけの大芸術家の偉大な足跡をこのお値段で聴けるというのはきわ
めて価値のあることです。

UAR 003 2枚組 \2160
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:弦楽四重奏曲集op.76
[CD1]
弦楽四重奏曲第75番ト長調 Op.76-1
弦楽四重奏曲第76番ニ短調 Op.76-2『五度』
弦楽四重奏曲第77番ハ長調 Op.76-3『皇帝』
[CD2]
弦楽四重奏曲第78番変ロ長調 Op.76-4『日の出』
弦楽四重奏曲第79番ニ長調 Op.76-5『ラルゴ』
弦楽四重奏曲第80番変ホ長調 Op.76-6
ペスト四重奏団
ヨセフ・ロイスマン(第1ヴァイオリン)
ジャック・ゴロデツキー(第2ヴァイオリン)
ボリス・クロイト(ヴィオラ)
ミッシャ・シュナイダー(チェロ)
録音時期:1954年5月3-14日
録音場所:アメリカ国会図書館
使用楽器:ストラディヴァリウス
(ガートルード・クラーク・ウイットール寄贈)
ブダペスト弦楽四重奏団がワシントンにある国会図書館付きの演奏家として
活躍していた頃の録音(コロンビア)のCD化のものの登場です。第一ヴァイ
オリンのロイズマンが楽団を率いた時代のもので、実にまっすぐな音色とす
べてのパートが同等の重みを持って聴くものにたたみかけてくる演奏は聴き
もの。ハイドンの名曲ばかりがそろった2枚が初CD化でこれまたお得なお値
段でなんともうれしいかぎりです。音も実にクリアで、彼らの澄み切った伸
びやかな音色が見事にCDに復刻されています。





<Opus蔵>
OPK 7024/5 2枚組 \3380
チャイコフスキー:白鳥の湖(abridged version)
[CD1]第1幕、第2幕 47’41”
[CD2]第3幕、第4幕 42’56”
アナトール・フィストラーリ(指)ロンドン交響楽団
[ヴァイオリン独奏] アルフレッド・カンポーリ
録音:1952年(Kingsway Hall, London)
英Decca LXTシリーズLP
録音時期は殆ど歴史的年代を示しているのに、これだけの音の鮮度。やはり
ffrr録音の秘盤だけのことはある。この《白鳥の湖》の日本での初出は1957
年7月新譜。フィストゥラーリは一躍バレエ音楽の巨匠と認められたが、録音
がモノーラルで、翌年あたりからレコード界は「ステレオでなければ売れな
い」時代となって、『女王陛下の Swan Lake』と欧米で喧伝されたこともあ
ると言うこの名演名録音の《白鳥の湖》も、熱心なバレエ音楽ファンやモノ
ーラル録音愛好家に惜しまれながら『幻の名盤』になっていたのである。す
ぐれた音のCDとしての復活をよろこびたい。(小林利之)

OPK 2061 \2250
ドヴォルジャーク:
チェロ協奏曲ロ短調作品104
交響曲第9番ホ短調作品95 ‘新世界より’
エマニュエル・フォイアマン(チェロ)
ミヒャエル・タウベ(指)ベルリン国立歌劇場管弦楽団
ジョージ・セル(指)チェコ・フィル
録音:1928,29,30年 Berlin(Parlophon) 1937年 London(HMV)
J-Columbia, Victor SP
聰明さと情熱の混合。たしかに、このCDのドヴォルジャークのチェロ協奏曲
にも、そうしたフォイアマンの個性が強く出ている。音の輪郭はシャープで
逞しく、烈しい気合をこめて描き出されている。オーパス蔵の復刻も、その
烈しさをより明確に示す音質となっている。
《新世界》も、同様に筋肉質の新即物主義的演奏の典型である。キビキビと
した進行、バネの効いたリズム、そして一音一音にこめられた気迫。こうし
たキレのよい音楽は、20世紀後半にはすっかり聴けなくなっていたが、21世
紀になってようやく蘇りつつある。その半世紀前の「先達」の音が、ここに
ある。(山崎浩太郎)

OPK 2062/3 2枚組 \3380
[CD1]
モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調K.563
ドホナーニ:セレナードハ長調作品10
ブラームス:ピアノトリオ第1番ロ長調作品8
[CD2]
ベートーヴェン:ピアノトリオ第6番変ロ長調作品97「大公」
シューベルト:ピアノトリオ第1番変ロ長調作品99
CD1:ハイフェッツ、プリムローズ、フォイアマン
CD2:ハイフェッツ、フォイアマン、ルービンシュタイン
録音:1941年 California
US-RCA SP
ヨーロッパの伝統的な室内楽演奏に見られるリラックスした仲間同士の音楽
的対話、という趣とはまったく無縁の、共演者に真剣勝負を臨むような、異
常に緊張度の高い、激しい身振りのアンサンブルが展開されている。1941年
9月にハリウッドのRCAスタジオで行われたこれらの録音は、ほんの数ヶ月遅
れていたら実現不能だった4人の大芸術家の一期一会の出会いを捉えた、か
けがえの無い演奏記録なのである。(板倉重雄)





<OTAKEN RECORDS(CD)>
TKC-305 \2080
(通常のCDです。CD-Rではありません。)
モーツァルト:
交響曲第40番ト短調 K.550
セレナード 第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・フィルハーモニー管楽アンサンブル
録音:1948年12月7-8日,1949年2月16日,
ウィーン,ムジークフェラインザール
1947年11月10日-12月3日,ウィーン,ブラームス・ザール
原盤:英HMV 78rpm D.B.9441-3
独エレクトローラ E 91 175
昨今、音盤に刻まれたかつての名演奏の版権が切れだし、誰でも自由にそれ
らを複製し多くの人々に提供できる有り難い時代になりました。しかしここ
で復刻盤製作者に要求されることは、原盤をいかに忠実に複製するかの一言
に尽きるかと思います。雑音を取り過ぎて演奏者のキャラクターまで消して
しまったり、パソコンで音をいじくり回して原音と似ても似つかぬものとし
てしまったりすることは、厳に謹まなければなりません。もし綺麗な盤と巡
り合うことが出来たなら、それをそのままストレートに複製するにこしたこ
とはないのです。幸い今回、品川征郎氏の盤庫で発見された本CDの原盤とな
ったレコードは、何れも状態の良いもので、何も足さず引かずのストレート
復刻が可能となりました。40番はオリジナル盤も含めLPは音質的に満足出来
るものがこれまでなく、今回SPを復刻するに及び初めて十全な再生が可能と
なりました。又、グラン・パルティータの方もフルトヴェングラーのありが
たい?唸り声や靴音までも鮮明にとらえた大変クリアーな音質を実現してお
ります。しかし今回それらのことより重要なことは、ここでは本当に涙の出
るぐらい美しい音楽が鳴っていることで、改めてモーツァルトを始めフルト
ヴェングラー及びウィーン・フィルのメンバーへの感謝の念でいっぱいにな
りました。この思いをモーツァルト・イヤーの今年、一人でも多くの方とお
分かち出来ればと存じ上げる次第です。
オタケンレコード 太田憲志




<BRILLIANT>
BRL-93091 3枚組 \1480
ヴァイオリンのための協奏曲集「四季」
3つのヴァイオリンのための協奏曲へ長調 RV.551
協奏曲ニ短調 RV.128
ヴァイオリンのための5つの協奏曲
6つのヴァイオリン協奏曲
ジュリアーノ・カルミニョーラ(vn)
ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ

BRL-93082 11枚組 \4780
フランソワ・クープラン:クラヴサン曲全集
ミカエル・ボルグステーデ(ハープシコード)

BRL-8161 2枚組 \990
レーガー:
弦楽三重奏曲第1番イ短調 Op.77b
クラリネット五重奏曲イ短調 Op.146
ヒンデミット:
5つの管楽器のための小室内音楽 Op.24 No. 2 (1922)
クラリネット五重奏曲 Op.30 (Spätfassung 1955)
ヴィオラ、ヘッケルフォンとピアノのためのトリオ Op.47 (1928)
トランペットとピアノのためのソナタ
ファレリウス・アンサンブル

BRL-93041 3枚組 \1480
テレマン:序曲全集第1集
コギウム・インストゥルメンターレ・ブリュージェンス

BRL-93086 \550
バリオス:ギター作品集
フォールホースト、サンデリンク

BRL-93030 10枚組 \4490
レオニード・コーガン・エディション
※内容未定

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06-06 No.11

2006年06月13日 17時03分34秒 | Weblog
<Capriccio>
71090(SACD-Hybrid) \2580
F・メンデルスゾーン/アリベルト・ライマン(1936-):
...oder soll es Tod bedeuten?
R・シューマン:
弦楽四重奏曲イ長調Op.41-3、6つの歌Op.107(リーマンによるソプラノと弦楽
四重奏のための編曲版)
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、
ペーターゼン・クヮルテット
ドイツのリリック・ソプラノとして世界に名高いクリスティーネ・シェーファ
ーが、ツェムリンスキーの抒情交響曲(Capriccio 71081)に引き続いてカプ
リッチョに登場!
今回は同じくドイツの名門で、アルバン・ベルク四重奏団の後継者と評される
弦楽四重奏団であるペーターゼン・クヮルテットとの共演が実現。
ソプラノと弦楽四重奏の共演となる今回の新譜にはベルリン芸術大学の教授職
にあり、特に歌曲の分野に多大な功績を残している現代ドイツの作曲家アリベ
ルト・ライマンによってアレンジが施された作品が収録されている。
「...oder soll es Tod bedeuten?」はハイネの詩を題材としたメンデルスゾ
ーンの8つの歌曲と未完の作品の断片をライマンがソプラノと弦楽四重奏用に
編曲。そこにライマン自身の作品である6曲の間奏曲を加えた歌曲集である。
ライマンは同様にシューマンの「6つの歌曲」もソプラノと弦楽四重奏のため
の編成に編曲。当代最高のソプラノ奏者と弦楽四重奏団のドイツ代表による強
力タッグは、抜群の表現力と溢れんばかりの色彩感を携えた演奏を聴かせてく
れることだろう!

67151 \2080
フランスの合唱作品集 ――
ジャン・アブシル(1893-1974):ベスティアーレ(動物詩集)
M・ラヴェル:3つのシャンソン
F・プーランク:小カンタータ《雪の夕暮れ》
C・ドビュッシー:3つのシャンソン
P・ヒンデミット:6つのシャンソン
シルヴァン・カンブルラン(指揮)、エウロパ・コール・アカデミー
バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響(旧南西ドイツ放送響)
の音楽監督にして、メシアンを筆頭とした現代作品のスペシャリストとして名
を馳せるシルヴァン・カンブルランが指揮するア・カペラ・アルバム。
ラヴェルやプーランク、そしてドビュッシーの名作に加えて、日本では吹奏楽
作品でその名を知られるアブシル、20世紀ドイツ音楽の代名詞的存在であるヒ
ンデミットの作品をカップリング。
ギーレン&ルクセンブルク・フィルとのミサ・ソレムニスで素晴らしい歌声を
聴かせてくれているエウロパ・コール・アカデミーの実力をカンブルランが最
大限に引き出した合唱ファンへお薦めのアルバムである。
ちなみにシルヴァン・カンブルランは読売日本交響楽団を指揮するため今年12
月に来日予定となっている。

60125 2枚組 \4160
F・メンデルスゾーン:劇音楽《真夏の夜の夢》Op.61
レスリー・マルトン(語り)、
フェリックス・フォン・マンテュッフェル(語り)、
マルティナ・ゲデック(語り)、ペーター・ローマイヤー(語り)、
ヘルムート・フロシャウアー(指揮)、
ケルンWDR放送管弦楽団&合唱団
ロマン派の中心的役割を担ったドイツの作曲家メンデルスゾーンが僅か18歳と
いう若さで作曲を行った劇音楽の名作「真夏の夜の夢」。既に数多くの録音が
存在する「真夏の夜の夢」だが、今回の録音の最大の特色はマルティナ・ゲデ
ックやペーター・ローマイヤーといったドイツの俳優たちを語りに起用してい
る点である。
これまでにもカプリッチョに多数の声楽作品や劇音楽などの録音を行っている
フロシャウアーのタクトによる演奏も堅実。

71087/88(SACD-Hybrid) 2枚組 \5160
D・ショスタコーヴィチ:ピアノ作品集 ――
ピアノ・ソナタ第1番Op.12/同第2番ロ短調Op.61/24の前奏曲Op.34/2台のピ
アノのための組曲Op.6/2台のピアノのためのコンチェルティーノOp.94
マルガレーテ・バビンスキー(ピアノ)、ホルガー・ブッシュ(ピアノ)
ショスタコーヴィチの生誕100年を記念した、ウィーンのピアノ奏者であるバビ
ンスキとブッシュのデュオによる作品集。2曲のピアノ・ソナタを中心に独奏
曲、4手連弾のための作品を収録している。

71091(SACD-Hybrid) \2580
ジョヴァンニ・ロレンツォ・グレゴリ(1663-1745):
10のコンチェルト・グロッソOp.2
アレッサンドロ・ストラデッラ(1644-1682):シンフォニアとソナタ
カプリッチョ・バーゼル
イタリアのバロック時代の作曲であるグレゴリとストラデッラの器楽作品集。
カプリッチョ・バーゼルはC・P・E・バッハのヨハネ受難曲(Capriccio 60103)
の録音にも参加している実力派バロック・オーケストラ。

67164/65 2枚組 \4160
C・M・V・ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》(全曲)
エリザベス・グリュンマー(ソプラノ)、
リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、ハンス・ホップ(テノール)、
マックス・プローブストル(バス)、
エーリヒ・クライバー(指揮)、ケルン放送交響楽団&合唱団、他
WDRアーカイヴ音源の復刻シリーズが一挙に3タイトル登場。1955年の録音。

67166/67 2枚組 \4160
R・シュトラウス:歌劇《ナクソス島のアリアドネ》(全曲)
ヒルデ・ツァデク(ソプラノ)、リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、
セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)、ハンス・ホップ(テノール)、
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)、ケルン放送交響楽団
NHK交響楽団の名誉指揮者としてもお馴染みの巨匠カイルベルトによる同シリ
ーズの第3弾。1954年の録音。

67168/70 3枚組 \4160
G・ヴェルディ:歌劇《シチリア島の夕べの祈り》(ドイツ語版/全曲)
ヒルデ・ツァデク(ソプラノ)、ハンス・ホップ(テノール)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(テノール)、
ゴットローブ・フリック(バス)、
マリオ・ロッシ(指揮)、ケルン放送交響楽団&合唱団
イタリアの名匠マリオ・ロッシがWDRに残した豪華ソリスト陣を迎えてのドイツ
語歌唱によるシチリア島。1955年の録音。





<CCn'C>
CCn'C 00382 \2080
グレゴリオ・アレグリ(ウラディミール・イワノフ編曲):ミゼレーレ
イアン・ハリソン(コルネット)、
ヨハンネス・ラーエ(指揮)、オスナブリュック・ユース・クワイア
レーベル名である「CCn'C(シー・シー・エヌ・シー)」は「クロスカルチャ
ー・コンテンポラリー・ニュー・クラシカル」の略称であり、タイトルの内容
もレーベルの通り宗教色や民族色を感じさせる多彩なものとなっている。
またジャケットのデザインも重視しており、収録内容と同じく独特なカラーを
打ち出している。因みに制作統括は父にネーメ・ヤルヴィ、兄にパーヴォ・ヤ
ルヴィを持つヤルヴィ一族の若き俊英クリスチャン・ヤルヴィが行ってる。
システィーナ礼拝堂の典礼で歌われ門外不出の秘曲とされていた永遠の名曲ア
レグリの「ミゼレーレ」。モーツァルトにまつわるエピソード、タリス・スコ
ラーズの名演があまりに有名なこの作品をブルガリアの作曲家ウラディミール
・イワノフが編曲を施し、新たな姿となった「ミゼレーレ」を収録した注目盤。
イワノフ版「ミゼレーレ」はコルネット・ソロが加えられ、14曲約55分の演奏
時間という長大な作品でありコルネットと合唱団の歌声の融合が見事。
1998年、オスナブリュック大聖堂(ドイツ)での録音。美しいエコーを伴った
雰囲気抜群のこのCDは、店内BGM及び試聴機展開で効果大!ちなみにイワノフ
版「ミゼレーレ」はCulture Ware Musicから出版されている。

CCn'C 00182 \2080
ペーテル・ヴァヒ(1955):至高の静寂
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)、
イレーン・ロヴァース(歌)、エストニア国立男声合唱団、
イングリッシュ・ハンドベル・アンサンブル・アルシス
現代エストニアの中堅世代を代表する作曲家であるペーテル・ヴァヒ。「至高
の静寂」はそのヴァヒがチベット仏教カギュー派の儀式を題材として作曲を行
った4楽章形式の作品であり、2000年のハノーヴァー万博でも演奏が行われた
作品。なおヴァヒ自身はチベット仏教徒でもある。
男声合唱、ハンドベル・アンサンブル、独唱という独特の編成を指揮するのは
ヤルヴィ一族の革命児クリスチャン・ヤルヴィ。クラシックとワールド・ミュ
ージック、そして仏教といった題材を上手くまとめ上げている手腕は流石であ
る。

CCn'C 00802 \2080
ウラディミール・マルティノフ(1946-):ガリシアの夜
タチアナ・グリンデンコ(指揮)、
アンサンブル《OPUS POSTH》、
フォーク・アンサンブル・ディミトリ・ポクロフスキ
「ガリシアの夜」はフェリミール・フレブニコフ(1885-1922)の作品を題材
に、モスクワ音楽院出身のロシア人作曲家ウラディミール・マルティノフが作
曲を行ったワールド・ミュージックとクラシックのクロスオーヴァー作品。
1曲目の「A-A-A O-O-O EH-EH-EH EE-EE-EE OO-OO-OO」は、タイトルの通り
「アアア オオオ エエエ イイイ オオオ」のフレーズが延々と歌われる摩訶不
思議な作品。グリンデンコとマルティノフによって結成された「アンサンブル
《OPUS POSTH》」は「CCn'C」レーベルの中核を担うアンサンブルである。

CCn'C 02122 \2080
Treasures of Light-アルメニアの聖歌の精神(全20曲)
アンナ・メイリアン(メゾ・ソプラノ)、
ミュージック・マスターズ・オヴ・アルメニア
アルメニア出身のメゾ・ソプラノ奏者アンナ・メイリアンと、タールやドゥ
ドゥックといった民族楽器によるアンサンブルであるミュージック・マスター
ズ・オヴ・アルメニアが故郷の聖歌を奏でる。ワールド・ミュージックと聖歌、
アルメニアの融合した姿を収めた1枚。

CCn'C 01512 \2080
ライト ――
アルヴォ・ペルト(1935-):
等間隔、An den Wassern zu Babel sasen wir und weineten、樹、スンマ
グレゴリオ・アレグリ(イワノフ編):ミゼレーレより
ヴェリヨ・トルミス(1930-):
子供のころの歌、 Neidude kurbus、 Vaeslapse kaebus
ヨハンネス・ラーエ(指揮)、
オスナブリュック・ユース・クワイア、
アンドレス・ムストネン(指揮)、
ホルトゥス・ムシクス、
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)、
アブソリュート・アンサンブル
エストニアの大作曲家アルヴォ・ペルトとヴェルヨ・トルミスの作品にイワノ
フ版「ミゼレーレ」の抜粋を加えたアルバム。トルミスの作品を演奏するのは
制作統括のクリスチャン・ヤルヴィが率いるアブソリュート・アンサンブルで
ある。




<Phaedra>
DDD 92037 \2180
In Flanders' Fields Vol.37 ――
ペーター・タイス(1962-):
オーボエ独奏と木管九重奏のための《イカロス》
アラン・クラエンス(1957-):木管と弦楽五重奏のための《ミステリー》
ステフェン・ウェレンス(1974-):
2つの木管五重奏のための《The Dragon Gets Bitten》
ペトラ・フェルモンテ (1968-):アマネシア
アンサンブル・エマノン
18人の若手演奏家たちによって、新たな作品や編曲の演奏を目的として結成さ
れた管弦楽によるアンサンブル。20世紀フランダースの作曲家たちによる知ら
れざる室内楽のための貴重な作品が収録されている。

DDD 92036 \2180
In Flanders' Fields Vol.36 ――
ウェル・テンパード・ピアニスト
ヨハン・デュイック(1954-):
四つ葉のクローバーOp.5/イルミナティオOp.7/レコグニティオOp.10/セブン
・リーグ・ブーツOp.13/ディスクレティオOp.14/ウェル・テンパード・ピア
ニスト(第1巻-第4巻)
ヨハン・デュイック (ピアノ)
フランダース放送合唱団、ASMF合唱団で指揮者を務めるなど合唱指揮者として
も活躍中のヨハン・デュイックの自作自演集。バッハの「平均律クラヴィーア
曲集」に倣ったタイトルの「ウェル・テンパード・ピアニスト」など現代風な
がらどこか民族色も感じさせるような作品が並ぶ。

DDD 92035 \2180
In Flanders' Fields Vol.35 ――
フィック・ナイスへのトリビュート
フィック・ナイス(1936):
混声合唱のための《エゴ・フロス》/オーボエと合唱のための《Concerto per
la beata Vergine》/ 混声合唱とバリトン・ソロのための《8つの日本民謡》
/少年少女合唱、ソプラノ、バリトン、ピアノとフルートのためのカンタータ
《ナウシカ》
エルス・クロンメン(ソプラノ)、
ヤン・ファン・デル・クラッベン(バリトン)、
フィリップ・スーヴァジィ(バリトン)、
ヨースト・ヒルス(オーボエ)、リーフ・スクールマンス(フルート)
ハンス・リッケリンク(ピアノ)、
ヨハン・デュイック(指揮)、フランダース放送合唱団  
1970年から1996年までフランダース放送合唱団の指揮者としても活躍するなど、
合唱指揮者としても名高いフィック・ナイスの合唱作品集。中でも興味深い
「8つの日本民謡」では「子守歌、十三の砂山、ソーラン節、南部牛追い唄、
佐渡おけさ、刈干切唄、会津磐梯山、五木の子守唄」が歌われており、特に
ソーラン節の演奏は圧巻!

DDD 92034 \2180
In Flanders' Fields Vol.34 ――
マリナス・デ・ヨンク(1891-1984):
ピアノ協奏曲第1番ニ長調Op.21/6つの前奏曲Op.5/組曲形式のバラード《エ
クス・ヴィタ・メア》Op.3a/オラトリオ《ハイアワサの歌》より インディア
ンの情景
ヨゼフ・デ・ベーンハウワー(ピアノ)、
ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)、
シルフェール・ファン・デン・ブロック(指揮)、BRTNフィルハーモニック
フランダースの名作曲家として数えられるデ・ヨンクのピアノ作品集。ソロや
コンチェルト、2台ピアノのための作品など様々なスタイルのピアノ作品を網
羅。ロマンティシズムに満ちたデ・ヨングのピアノ作品の魅力がこの1枚で存
分に味わえる。

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06-06 No.10-1

2006年06月12日 18時15分28秒 | Weblog
<Universal US>
B000661002 2枚組 \2080
Masters of the Oboe
オーボエの名手たち
CD1
ハインツ・ホリガー(Ob)
マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ長調 (イ・ムジチ合奏団)
ジョン・マック(Ob) ※クリーヴランド管首席
モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 
(ドホナーニ指揮/クリーヴランド管弦楽団)
ローター・コッホ(Ob) ※BPO首席
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲 ニ長調 
(カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)
セリア・ニックリン(Ob) ※ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
V.ウィリアムズ:オーボエと弦楽のための協奏曲 イ短調 
(マリナー指揮/ASMF)
CD2
ハンスイェルク・シェレンベルガー(Ob) ※BPO首席
J.S.バッハ:オーボエ・ソナタ 第1番 ト短調 BWV.1020 
(ロルフ・ケーネン(Cemb))初CD化!
ニール・ブラック(Ob) ※ASMF
モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370 (ASMFのメンバー)
レイ・スティル(Ob) ※シカゴ響首席
ラヴェル:クープランの墓~前奏曲 (ショルティ指揮/シカゴ交響楽団)
ハインツ・ホリガー(Ob)
ベートーヴェン:三重奏曲 ハ長調 作品87 
(エルホースト(Ob)、ブルグ(イングリッシュHr)
ハンスイェルク・シェレンベルガー(Ob) ※BPO首席
シューマン:3つのロマンス (ロルフ・ケーネン(Pf))初CD化!
ブリテン:オヴィディウスによる6つの変容 作品49←初CD化!
プーランク:オーボエ・ソナタ (ロルフ・ケーネン(Pf))初CD化!
ラルフ・ゴンバーグ(Ob) ※ボストン響首席
ストラヴィンスキー:パストラール 
(ボストン交響楽団チェンバー・プレーヤーズ)
おなじみ「Master of」シリーズより、オーボエの名手たちにスポットを当て
た究極のオーボエ作品アルバム。ホリガー、コッホ、スティルらの名演に加
え、BPOの名手シェレンベルガーの初CD化となる音源を4曲含む、オーボエ・
ファンをはじめオーケストラ・ファンを必ずや魅了するであろうオーボエ三
昧のディスクです。2for1という価格も魅力!

B000664502 2枚組 \2080
Perspectives
ヘルマン・バウマン
CD1
モーツァルト:ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447
(ズーカーマン指揮/セント・ポール室内管弦楽団)
テレマン:2つのホルンと弦楽、通奏低音のための協奏曲
(ティモシー・ブラウン(Hr)、ASMF)
グリエール:ホルン協奏曲 変ロ長調 作品91
(マズア指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団)
R.シュトラウス:ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調 作品11
(マズア指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団)
CD2
モーツァルト:
ホルン、ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための五重奏曲 K.407
(エステルハージ四重奏団のメンバー)
ベートーヴェン:六重奏曲 変ホ長調 作品81b
(ゲヴァントハウス四重奏団)
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調 作品17
(レオナルド・ホカンソン(Pf))
ウェーバー:ホルン・コンチェルティーノ ホ短調 作品45
(マズア指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団)
ロッシーニ:大ファンファーレ
(フォークワング・ホルン・アンサンブル)
L.モーツァルト:狩のシンフォニー ト長調
ヘルマン・バウマン(Hr)
前回、クレーメルの2for1も好評だったPerspectiveシリーズに名手ヘルマン
・バウマンの2枚組が登場。ホルン、ブラス・ファン、初心者or学生にとって
もマスト・アイテム!

B000682502 \2080
ikon(ロシア、エストニア、イギリスの合唱曲)
ラフマニノフ:Rejoice, O Virgin
タヴァナー:アテネの歌
ラフマニノフ:We Hymn Thee
タヴァナー:Exhortation and Kohima
ペルト:デ・プロフンディス
マクミラン:A Child's Prayer
カリンニコフ:Lord, Now Lettest Thou
マクミラン:ニュー・ソング
ペルト:The Woman with the Alabaster Box
ラフマニノフ:The Cherubic Hymn
ストラヴィンスキー:Pater Noster
ケスノコフ:Bless, the Lord, O My Soul
ストラヴィンスキー:アヴェ・マリア
ケスノコフ:We Hymn Thee
ペルト:O Weisheit
ホルスト:Nunc Dimittis
ザ・シックスティーン
指揮:ハリー・クリストファーズ
世界的に有名な名門ヴォーカル・アンサンブル、ザ・シックスティーンによ
る、ロシア、エストニア、イギリスの作曲家による合唱作品アルバム。
“IKON”は、深い精神性を伴った合唱作品のコレクションであり、これまで
80余りの録音を手掛けてきた巨匠ハリー・クリストファーズの経験豊かな腕
前で聴かせてくれる、声楽ファンには堪らない必聴のディスクです。

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06-06 No.10-2

2006年06月12日 18時15分05秒 | Weblog
<Decca USA>
●COMPOSERS ON BROADWAY
ブロードウェイ・ミュージカルの名曲を、作曲家別にまとめたコンピレーショ
ン・シリーズ。今回は6タイトルのリリースで、初CD化となる音源も含まれて
います。往年のミュージカル・スターの歌声はもちろん、サラ・ブライトマ
ンをはじめとした最近の歌手達に加え、ルネ・フレミングやブリン・ター
フェルといったオペラ歌手らの名前も見受けられます。バーンスタイン編で
は、ホセ・カレーラスとキリ・テ・カナワによる「トゥナイト」も収録。
ミュージカル・ファンのみならず、オペラ・ファンにとっても見逃せないシ
リーズ。ジャケもそれぞれかっこいい!

B000671102 \1350
ロジャース&ハマースタイン
1.Entr'acte(「サウンド・オブ・ミュージック」より)
2.ハロー、ヤング・ラヴァーズ(「王様と私」より)
3.I enjoy being a girl(「フラワー・ドラム・ソング」より)
4.It might as well be spring(「ステート・フェア」より)
5.いやとはいえないの(「オクラホマ!」より)
6.Mister snow(「回転木馬」より)
7.粋なうわさをたてられて(「オクラホマ!」より)
8.ゲティング・トゥ・ノウ・ユー(「王様と私」より)
9.Don't marry me(「フラワー・ドラム・ソング」より)
10.回転木馬のワルツ(「回転木馬」より)
ジョン・マウチェリ指揮ハリウッド・ボウル管弦楽団(1,10)
ジュリー・アンドリュース(2)、ナンシー・クワン(3)、
ディック・ハイメス(4)、キャロル・バーネット(5)、
バーバラ・クック&サラ・ブライトマン(6)、アルフレッド・ドレイク(7)、
ゲルトルード・ローレンス(8)、ジャック・スー(9)

B000670802 \1350
ジョージ・ガーシュウィン
1.序曲(「オー・ケイ!」より)
2.私を護ってくれる誰か(「オー・ケイ!」より) ※初CD化音源!
3.俺にはないものばかり(「ポーギーとベス」より)
4.スワニー(「シンバッド」より)
5.ローレライ(「変な英語でごめんなさい」より)
6.いつからこんなことになったの?(「ファニー・フェイス」より)
 ※初CD化音源!
7.アイ・ガット・リズム(「ガール・クレイジー」より)
8.サマー・タイム(「ポーギーとベス」より)
9.エンブレイサブル・ユー(「ガール・クレイジー」より)
10.序曲(「君に捧げる歌」より)
アーサー・フィードラー指揮/ボストン・ポップス・オーケストラ(1,10)
ゲルトルード・ローレンス(2)
エイヴォン・ロング(3)
アル・ジョルソン(4)
キャロル・バーネット(5)
ジョージア・ブラウン(6)
エセル・マーマン(7,9)
ルネ・フレミング(8)

B000670702 \1350
コール・ポーター
1.Do I love?(「デュバリーは貴婦人」より)
2.You're the top(「エニシング・ゴーズ」より)
3.I get a kick out of you(「エニシング・ゴーズ」より)
4.What is this thing called love(「起きて夢見よ」より)
5.All through the night(「エニシング・ゴーズ」より)
6.My heart belongs to Daddy(「リーヴ・イット・トゥ・ミー」より)
7.It's de-lovely(「レッド、ホット・アンド・ブルー」より)
8.Blow, Gabriel, blow(「エニシング・ゴーズ」より)
9.So in love(「キス・ミー・ケイト」より)
10.Dream Ballet(「エニシング・ゴーズ」より)
ボーナス・トラック
11.By the mississinewah(「サムシング・フォー・ザ・ボーイズ」より)
※初CD化音源!
エセル・マーマン(1)
ビング・クロスビー(2,5)
ミッツィ・ゲイナー(3)
メアリー・マーティン(4,6)
ドナルド・オコーナー(7)
キャロル・バーネット(8)
ルネ・フレミング&ブリン・ターフェル(9)
ポール・ローレンス&ベティ・ギャレット(11)

B000671202 \1350
ロジャース&ハート
1.序曲(「ザ・ボーイズ・フロム・シラキューズ」より)
2.Bewitched bothered and bewildered(「パル・ジョーイ」より)
3.This can't be love(「ザ・ボーイズ・フロム・シラキューズ」より)
4.There's a small hotel(「オン・ユア・トウズ」より)
5.It never enterd my mind(「ハイアー・アンド・ハイアー」より)
6.Nobody's heart(「バイ・ジュピター」より)
7.Sing for your supper(「ザ・ボーイズ・フロム・シラキューズ」より)
8.You took advantage of me(「プレゼント・アームズ」より)
9.Johnny one note(「バブルズ・イン・アームズ」より)
10.Slaughter on 10th avenue(「オン・ユア・トウズ」より)
ボーナス・トラック
11.Jupiter forbid(「バイ・ジュピター」より) ※初CD化音源
ヴィヴィアン・ブレイン(2)
ルディ・ヴァリー&フランセス・ラングフォード(3)
ジェリー・オーバック(4)
シルリー・ロス(5)
ヒルデガルト・クネフ(6,11)
リン・ケニングトン(7)
エレーヌ・ストリッチ(8)
キャロル・バーネット(9)

B000671002 \1350
レナード・バーンスタイン
1.序曲(「キャンディード」より)
2.ちょっと恋をしてしまったかしら?(「ワンダフル・タウン」より)
3.前奏曲(「タヒチ島の騒動」より)
4.ぼくがぼくでよかった(「オン・ザ・タウン」より)
5.誇りをもって(「ペンシルヴェニア通り1600番地」より)
6.トゥナイト(「ウェスト・サイド・ストーリー」より)
7.料理も得意よ(「オン・ザ・タウン」より)
8.着飾って、きらびやかに(「キャンディード」より)
9.アメリカ(「ウェスト・サイド・ストーリー」より)
10.バレエ・シークェンス(「ウェスト・サイド・ストーリー」より)
レナード・バーンスタイン指揮ロンドン交響楽団(1,10)
エディ・アダムス(2)
ビヴァリー・ウォルフ&ダヴィッド・アトキンソン(3)
メアリー・マーチン(4)
トーマス・ハンプソン(5)
ホセ・カレーラス&キリ・テ・カナワ(6)
ナンシー・ウォーカー(7)
ジューン・アンダーソン(8)
タティアーナ・トロヤノス(9)

B000670902 \1350
アーヴィング・バーリン
1.序曲(「アニーよ銃をとれ」より)
2.Hostess with the mostess(「コール・ミー・マダム」より)
3.素敵だと皆が言う(「アニーよ銃をとれ」より)
4.ショウほど素敵な商売はない(「アニーよ銃をとれ」より)
5.あの人の腕に抱かれて(「アニーよ銃をとれ」より)
6.Heat wave(「万雷の歓呼」より)
7.What the well dressed man in harlem will wear(「これが軍隊だ」より)
8.It's a lovely day today(「コール・ミー・マダム」より)
9.アイム・バッド、バッド・マン(「アニーよ銃をとれ」より)
10.愛国心メドレー(「This is the army Mr.Jones」、「Give me your tired,
your poor」、「God bless America」)
ボーナス・トラック
11.Oh, how I hate to get up in the morning(「これが軍隊だ」より)
エセル・マーマン(2,3)
マーティ・メイ(4)
ヴィヴィアン・ブレイン(5)
パティ・ルポーン(6)
ジェイムズ・クロス(7)
ディック・ハイメス(8)
ネイルソン・テイラー(9)
ジョン・マウチェリー指揮/ハリウッド・ボウル管弦楽団(10)
アーヴィング・バーリン(11)



<Universal Classics (UK)>
グラモフォン・アワーズなど、独自のミッド・ライン・シリーズを誇るUKユ
ニバーサルのペンギン・ガイド・ロゼッタ・コレクションの新タイトル。

4765299 3枚組 \4050
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(第1-5番)
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)
パウル・ファン・ケンペン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

4765303 3枚組 \4050
チマローザ:歌劇「秘密の結婚」全曲
アーリーン・オジェー(S)、ユリア・ハマリ(A)、ユリア・ヴァラディ(S)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、他
ダニエル・バレンボイム指揮/イギリス室内管弦楽団

4765307 2枚組 \2700
ドヴォルザーク:レクィエム 作品89
聖書歌曲集 作品99-第1,3,4,7,8,10曲*
マリア・シュターダー(S)、ジークリンデ・ワーグナー(A)、
エルンスト・ヘフリガー(T)、キム・ボルイ(Bs)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
指揮:カレル・アンチェル
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)*、
イェルク・デムス(Pf)*
録音:1959年/1960年*

4765310 \1350
ゲオルク・ショルティ-ロシア名曲集
グリンカ、ムソルグスキー、ボロディンの作品
(グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲、ムソルグスキー:はげ山の一
夜、同:「ホヴァーンシチナ」前奏曲、ボロディン:だったんの娘とだった
ん人の踊り、他)
ロンドン交響楽団&合唱団
指揮:ゲオルク・ショルティ
録音:1965年頃

4765312 3枚組 \4050
ヘンデル:合奏協奏曲 作品6 全曲(第1-12番)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
マルコム・ラッチェム(Vn)、デニス・ヴァイゲイ(Vc)、
ニコラス・クレーマー(Cemb)、アラステア・ロス(Cemb,Org)
指揮:アイオナ・ブラウン(+Vn)
録音:1981年2月&7月、セント・ジョーンズ教会(ロンドン)

4765316 \1350
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番&第25番
スティーヴン・コヴァセヴィチ(Pf)
ロンドン交響楽団
指揮:サー・コリン・デイヴィス

4765317 \1350
ロッシーニ:序曲集
(「タンクレディ」序曲、「アルジェのイタリア女」序曲、
「幸福な錯覚」序曲、「絹のはしご」序曲、「セビリャの理髪師」序曲、
「ブルスキーノ氏」序曲、「婚約手形」序曲、「イタリアのトルコ人」序曲)
オルフェウス室内管弦楽団
録音:1984年12月、ニューヨーク

4765318 2枚組 \2700
シューベルト:
即興曲集 D.899&D.935(全8曲)
楽興の時 D.780
ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D.664
ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960"
ヴィルヘルム・ケンプ(Pf)

4765321 2枚組 \2700
チャイコフスキー:バレエ「眠りの森の美女」全曲
ロシア国立管弦楽団
指揮:ミハイル・プレトニョフ

9859272 2枚組 \2700
スリープス・ザ・ヌーン/マッケラー・イギリス愛唱歌集
Sleeps The Noon In The Deep Blue Sky. The March Of The Cameron Men.
Kishmul's Galley (arr. Kennedy-Fraser / MacLeod). The Peat Fire Flame
(arr. Kennedy-Fraser / MacKenzie). Land of Heart's Desire (collected
& arr. Kennedy-Fraser). The Flowers Of The Forest. Lochnagar.
The Receiving Ship. Aignish on the Machair - Going West (collected &
arr. Kennedy-Fraser). Annie Laurie. A Fairy's Love Song - Tha Mi
Sgith (collected & arr. Kennedy-Fraser). The Tartan. Skye Fisher's
Song - Tir Nan Og (arr. Kennedy-Fraser / MacLeod). Wi' A Hundred
Pipers. A Clyde-Side Love Lilt - A Mhairi Bran (collected & arr.
Kennedy-Fraser). Air Falalolo (arr. Sharples). Heart of Fire-Love -
M'Eudail M'Eudail Mac 'Ic Ailean (collected & arr. Kennedy-Fraser).
Sea Longing - An Ionndrainn Mhara (arr. Bantock). To people who have
gardens (arr. Kennedy-Fraser / MacKenzie). The Bens of Jura - an
T-Iarla Diurach (collected & arr. Kennedy-Fraser). The Birlinn of
the White Shoulders - Iubrrach nan-Guala Geala (arr. Bantock).
The Isle of my Heart - Eilean mo chridh (collected & arr.
Kennedy-Fraser). Kirsteen - Co Bhios Acad Chairistiona (collected &
arr. Kennedy-Fraser). Ye Highlands and Ye Lowlands. The Road To The
Isles. An Eriskay Love Lilt. The Cockle Gatherer. Bonnie Mary Of
Argyle. The Star Of Robbie Burns. Scotland The Brave. Roamin' In
The Gloamin'. Bonnie Wee Thing. Westering Home. Afton Water. Song
Of The Clyde. Keep Right On To The End Of The Road
ケネス・マッケラー(T)、ボブ・シャープレス(cond.)




<コウベレックス・レーベル(日本)>
KRS-V018(DVD-Video) \5900
(片面1層/ 74分)
教則DVDビデオ「パイプオルガン入門」
第1章 パイプオルガンについて
各鍵盤の性格とパイプ、ストップの特徴、カプラー、スウェル、
各機能の説明、讃美歌21-7番「ほめたたえよ、力強き主を」
第2章 オルガン練習の基本
姿勢、手鍵盤の弾き方、足鍵盤の弾き方、足鍵盤の基本練習法
讃美歌21-493番「いつくしみ深い」(讃美歌312)を弾いてみる
第3章 手鍵盤のみの曲
アタックとリリース 他
J.S. バッハ:協奏曲イ短調BWV593 より 2楽章
F. クープラン「修道院のミサ」”クロモルヌのレシ”
第4章 足鍵盤が活躍する曲
D. ブクステフーデ:前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調 より*
J.S. バッハ:“汝イエスよ、今天より降りたもうや”BWV650 より* 他
第5章 オルガンの名曲 演奏のコツ
アーティキュレーション、鍵盤の使いわけ、適したストップ、コラールの
演奏法ほか
J.S. バッハ:パストラーレ BWV590 より第1曲、
J.S. バッハ:“われ汝に呼ばわる、主イエスキリストよ”BWV639
J. パッヘルベル:“高き天よりわれは来たりぬ”
J.S. バッハ:フーガ ト短調 BWV578(小フーガ)
L.C. ダカン:スイスのノエル より*
L. ボエルマン:ノートルダムへの祈り
Th. デュボワ:トッカータ ト長調 [* 抜粋]
※付録資料 使用楽器のストップリスト、各曲の使用ストップ例
土橋薫(オルガン演奏とお話・構成)
使用楽器:LIC はびきのパイプオルガン(フェルスベルク社製/3 段手鍵盤、
43 ストップ)他
ピアノや電子オルガンなど鍵盤楽器の経験者が、初めてパイプオルガンに触
れるときに、最低限知っておきたい基礎知識を、オルガニスト土橋薫さんが、
わかりやすく実例で説明。また、オルガンの名曲演奏も多数収録されている
ので、オルガン演奏を見て楽しむこともできる、本邦初のパイプオルガン
教則DVD ビデオ盤です。
土橋 薫(オルガン)
大阪音楽大学ピアノ科及びオルガン科卒。東京芸術大学大学院修了。西ドイ
ツ・ウェストファーレン州立教会音楽学校留学。国内外各地での演奏活動で
好評を博す。現在、大阪音楽大学、相愛大学音楽学部、及び甲南女子大学の
講師。LIC はびきのオルガン講座講師。日本オルガニスト協会会員。





<ARTS>
●ARTS NEW HYBRID SACDシリーズ
47727-8(SACD-Hybrid) \2080
17世紀ペルーの音楽
サンチャゴ・デ・ムルシア(1682頃-1740頃)、
ファン・カバニレス(1644-1712)、
ホセ・マリン(1618-1699)、
ペドロ・ヒメネス(?-1668)、
トマス・デ・エレーラ(?-1620)、
フランシスコ・ゲラウ(1649-1722)
他 作者不詳の作品
ムシカ・フィクタ
録音:2002年9月 69:41
これは画期的録音だ。主として17世紀のペルーの音楽を集めている。ペルー
の音楽というと、民族音楽じゃないかと短絡に考えがちだか、ここに収められ
ているのは実に立派なルネサンス-初期バロックの音楽だ(つまり、ヨーロッ
パよりは時代差が生じているのだ)。サンチャゴ・デ・ムルシア(1682頃-
1740頃)、ファン・カバニレス(1644-1712)、ホセ・マリン(1618-1699)、
ペドロ・ヒメネス(?-1668)、トマス・デ・エレーラ(?-1620)、フランシ
スコ・ゲラウ(1649-1722)といった、名前の伝わっている作曲家の作品に加
え、作者の忘れられた曲も多数、しかしそれらも実に良い曲ばかりである。
ムシカ・フィクタは1988年、コロンビアのボゴタで結成した団体。南北アメ
リカのルネサンス、バロック期の音楽復興で高い評価を得ている。優秀録音
のSACDということでも注目。

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06-06 No.9

2006年06月11日 12時15分10秒 | Weblog
<LR Music~LAUDA>
LAU 001 \2180
「冒険と魅惑の狭間に-ドン・キホーテの時代の音楽」
作曲者不詳:
「冒険の騎士」、「奥様、あなたを知ってから」、「あなたに会いたいと強く
願うものは」、「どこにいるのか、我がご婦人は?」、「百姓にはパンと玉ネ
ギが与えられ」、「愛の力はいつも」
パティーニョ:「ましてやほとんど力を要さなかったわけでなく」
ヘロニモ:「緑のミルテの木の幹に」
アギレーラ・デ・エレディア:第4旋法の大ティエント(器楽曲)
M.ロメーロ:「ミゼレーレ(主よ、憐れみたまえ)」、「樹木、雑草や植物は」
P.ゲレーロ:「おお、我が不満は大理石より強く!」
チャコン:「これぞサンチョ・パンサ」
ビクトリア:「バビロン川のほとり」
J. P.プジョル:「愛よ、私は思うのだが」、「強き郷士、ここに眠る」
アンヘル・レカセンス(指)ラ・グランド・シャペル
録音:2004年12月8-10日ベルギー、メルセン、聖ステファヌス教会
西欧文学史上、最も知られた作品「ドン・キホーテ」。その同時代かつ、関り
のある音楽が集められた録音です。ルネサンス後期の心にしみる宗教曲と、民
衆的な力に満ちた世俗曲は、ドン・キホーテが生み出された時代背景を音で描
き出し、その世界を実感させてくれます。
高名なビクトリア、王室礼拝堂楽長だったマテーオ・ロメーロとカルロス・パ
ティーニョをはじめ、フライ・ヘロニモ、セバスティアン・アギレーラ・デ・
エレディア、チャコン、フアン・パブロ・プジョル、そして、有名なフランシ
スコ・ゲレーロの兄ペドロ・ゲレーロと、作曲者も同時代を代表する面々。レ
カセンス率いるラ・グランド・シャペルの丁寧な演奏が曲の魅力を際立たせま
す。

LAU 002 \2180
「セルバンテスの時代のレクイエム」
[死者のための朝課]
M.ロメーロ:
詩編第6番「主よ、怒ってわたしを責めないでください」(4声)、
レスポンソリウム「主よ、御身が世界を裁きに」(4声)
[死者のためのミサ]
M.ロメーロ:ミサ曲「デ・プロフンディス(深き淵より)」
[葬儀式における罪の赦し]
リモンテ:
レスポンソリウム「ラザロを生かしたもう」(5声)、
レスポンソリウム「主よ、わが罪を思い出したもうことなかれ」(6声)
伝マテーオ・ロメーロ:
レスポンソリウム「リベラ・メ(主よ、解き放ちたまえ)」(8声)
[故人の埋葬式]
リモンテ:詩篇「デ・プロフンディス(深き淵より)」(7声)
ロペス・デ・ベラスコ:モテット「恋人よ、あなたはなにもかも美しく」(8声)
アンヘル・レカセンス(指)ラ・グランド・シャペル、スコラ・アンティカ
録音:2005年2月スペイン、クエンカ、サン・ミゲル教会
セルバンテスが生きていた時代に活躍した、マテーオ・ロメーロのレクイエム
を中心とした録音。彼は、フランドル楽派最後期の一人で、最も高名な作曲家
として知られていました。このレクイエムに、ペドロ・リモンテとセバスティ
アン・ロペス・デ・ベラスコの作品を組み合わせ、埋葬までの一連の葬儀を音
楽で構成しています。清澄かつ活力あるその音楽は、ルネサンス後期の、自信
に満ちた人間の足取りと、死への謹厳な態度を感じさせてくれます。

LAU 003 \2180
「イカロスの飛翔-バロック風エロスにまつわる音楽」
M.コレーア:
「愛し合っているあなた方のを聞け」、「なぜ私は生きたいのだろう?」
作曲者不詳:
「愛よ、あなたは私に何を助言してくれるだろうか?」、「たとえ悲しみを消
したとしても」、「これが恋、経験のある者はそれを知っており」、「蝶よ、
注意しなさい」、「3つの小唱句」(器楽曲、第2旋法)、「風よ、私を起こさ
ないでおくれ」、「私の大胆な翼を太陽に溶かさせ」
M.ロメーロ:「幸福な考え」(二重唱曲)
カバニーリェス:
左手のためのトッカータ(器楽曲、第5旋法)、ティエント・デ・ファルサ(器
楽曲、第1旋法)
マシャード:「人は常にイカロスについて描く」
B.ムリーリョ:「ヒラ、パートナーを替えることは」
ドゥロン:「愛の戦い」
アンヘル・レカセンス(指)、ラ・グランド・シャペル
録音:2005年9月12-14日ベルギー、アントワープ、聖母マリア礼拝堂 
エルゼンフェルト
ルネサンスは、死後を大切にする世界観から、生きている人間中心の世界観へ
と転換した時代でした。その特徴を、ギリシャ神話の「イカロスの飛翔」を題
材に、「生の希求、もしくは、根源的欲望」を意味するエロスという言葉をキ
ーワードにして曲を集め、音楽的に描き出したのがこの録音。表題の「イカロ
スの飛翔」を生かし、収録曲を「蝋の翼」、「イカロス」、「太陽」、「飛翔」
「墜落」という5部で、物語風に構成しています。
この時代のスペインを代表する、マヌエウ・コレーア、マテーオ・ロメーロ、
フアン・バウテゥィスタ・ホセ・カバニーリェス、マヌエウ・マシャード、ベ
ルナルド・ムリーリョ、セバスティアン・ドゥロンの作品を、レカセンス率い
るラ・グランド・シャペルが生き生きと演奏しています。




<WERGO>
WER 6685 \1850
ハラルド・ヴァイス:「静かな壁」(全15曲)-弦楽四重奏とテープのための
ノモス弦楽四重奏団
スタジオジブリ系の映画のサントラを髣髴とさせるサウンドです。ヴァイスと
いえば、どちらかといえばヒーリング、ニューエイジ系の世界でも大物ですが、
このたび弦楽四重奏のための作品が登場しました。弦楽四重奏の音色が波のよ
うにひたひたと聴くものの心に寄せては返します。どこまでも優しい雰囲気の
作品で、さすがヒーリングの大家、何を書かせても実にじっくりと心にしみて
きます。ただひたすら癒されたい!という方に是非おすすめの一枚です。

WER 6687 \1850
「the drum speaks」-ドラムは語る
朗読「私の心を見よ」 
クラウス・ヒンリヒ・シュターマー:Ndim Lo! (見よ!私を見よ!) 
朗読「地獄の保護」 
クラウス・ヒンリヒ・シュターマー:「夢をみないことを夢見る夜」 
朗読「グァバ・ジュース」 
朗読「スペア」 
クラウス・ヒンリヒ・シュターマー:チャカ 
朗読「音楽ゲリラ讃」 
クラウス・ヒンリヒ・シュターマー:ウンラバ 
朗読「レッド・ソング」 
朗読「リーン・ブルース」 
朗読「トラック・オブ・トラックス(トラックの痕跡)」 
クラウス・ヒンリヒ・シュターマー:ルガーディ 
朗読「わが祖国への愛の詩」 
クラウス・ヒンリヒ・シュターマー:歳をとらない夜-祈り
朗読:サンディル・ディケーニ
カリン・レヴィン(Fl)、ジェニファー・ハイマー(Pf)、
ステハン・フロレイクス&オラフ・パイラス(打楽器)、
オンファロ四重奏団(打楽器)
アンドレアス・ケーニヒ&アキ・ホフマン(Pf)
日本の横笛を思わせる鬼気迫る迫力のフルートの焦燥感、閉塞感を抜け出そう
とする旋律に、アフリカの打楽器のリズムが絡み、ドラマティックな物語的世
界を繰り広げています。曲と曲の間に入る詩は、サンディル・ディケーニとい
う南アフリカ出身のジャーナリストでもある詩人が、政治的理由で牢獄に入れ
られていたときに創作したもの。自己の存在を認められないもどかしさと閉塞
感を詠んだもの、死についての考察など、人生についての深い考えが反映され
た主題の詩が多くみられます。詩人本人による朗読のため、韻をふんでいる箇
所、詩の山場などの表現も実に巧みで、朗読自体がなにか歌曲を聴いているか
のような説得力をもってせまってきます。合間合間に入る音楽も詩の内容と連
動したもので、なかなか奥深い一枚です。




<avanti classic>
5414706 10232(SACD-Hybrid) \2450
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
シューマン:幻想小曲集op. 73
ドーラ・シュヴァルツベルグ(Vn)
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
録音:2005年12月
フランクのヴァイオリン・ソナタは音楽史上の名曲として親しまれており、こ
れまでにも数々の録音がありますが、新たに殿堂入りの名演だと断言できるも
のの登場です。冒頭からやや遅めのテンポ設定に驚かされますが、そんな驚き
も一瞬のこと、アルゲリッチの熱く厚いタッチによる和音が二度目に奏でられ
るときには完全にノックアウトされてしまいます。ものすごい集中力と引力!
続くヴァイオリンの繊細な響きで奏でられる旋律のひとくだりでもう完全に引
きこまれてしまいます。第二楽章のうねりにうねるピアノはアルゲリッチなら
では、激しく熱いタッチに心がぞわぞわしてしまいます。ドビュッシーもシュ
ーマンも言うこと無し、ぴったりと息の合ったアンサンブルは見事としかいい
ようがありません。アルゲリッチのフランクとシューマンの録音は何種類か存
在していますが、最高のSACDハイブリッドDSD録音での登場ははじめて。どの
曲をとってもお勧め二重丸ポイントだらけ、録音をとっても最高の音質、アル
ゲリッチのピアノの生々しい迫力と、シュヴァルツベルクのヴァイオリンの熱
さに身を包まれる喜びを味わうことのできる何拍子もそろった一枚です。





<Harmonia Mundi France>
HMC 901912 \2080
ディートリッヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
カンタータ「われらがイエスの四肢」BuxWV75
カンタータ「われらより取り去りたまえ、主よ」BuxWV78
コンラッド・ユングヘネル(指)カントゥス・ケルン
ブクステフーデは北ドイツのリューベックにある聖マリア教会のオルガニスト
でした。北ドイツのオルガン楽派最大の音楽家であり、J.S.バッハのオルガン
音楽に最大の影響を与えました。またブクステフーデはオルガン曲だけでなく、
多くの宗教的なカンタータを残しています。その彼の傑作のひとつ「われらが
イエスの四肢」。オルガニストであったブクステフーデの重厚な響きを、小編
成ながらも透明感を帯びた美しい演奏に仕上げています。





<haenssler>
93 176 \2080
ワインベルク:チェロソナタ第2番 Op.63
ショスタコーヴィチ:チェロソナタ ニ短調 Op.40
ボリス・チャイコフスキー:チェロソナタ
ヨハネス・モーザー(Pf)、パウル・リヴィニウス (Pf)
ショスタコーヴィチと、彼に可愛がられたふたりの弟子による旧ソ連のチェロ
ソナタ集。当時のソ連にはロストロポーヴィチやシャフランがいたため、作曲
家たちはチェロの技巧的・表現的な可能性を拡大することができ、また多くの
名作が生まれました。いずれも20世紀の作品ながら現代的ではなく、ボルテー
ジの高いアレグロ系音楽が魅力。2002年の第12回チャイコフスキー・コンクー
ル、チェロ部門で特別賞受賞の若手、モーザーがフレッシュな感性で再現、こ
とにワインベルクとボリス・チャイコフスキーの新録音は大歓迎です。





<Orfeo>
ORFEO 677061 \2080
カリヴォダ:
交響曲第5番ロ短調 Op.106
同第6番ヘ長調 Op.132
フリーダー・ベルニウス(指)ホーフカペレ・シュトゥットガルト
ボヘミアに生まれ、ドイツで活躍したヨハン・ヴェンツェスラフ・カリヴォダ
(1801-1866)。彼は驚くべき多作家で、交響曲も7篇残しています。シューマン
も褒めたという交響曲は美しいメロディと巧妙なオーケストレーションが冴え
る意外な掘り出し物です。





<audite>
AU 92557(SACD-Hybrid) \2180
プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調Op.100
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
トーマス・ザンデルリング(指)ノヴォシビルスク・アカデミックSO.
ラフマニノフに次ぐ、今年創立50周年を迎えるノヴォシビルスク響のaudite
第2弾。指揮はノヴォシビルスク生まれ、2002年より同オケの終身客演指揮者の
ポストにあるトーマス・ザンデルリング。今回も内容は得意のお国モノ、言わ
ずと知れた二大名曲ですが、この演奏の魅力はなんといってもオケの音色。な
かでもチャイコフスキーでの甘美な第2主題など原色そのまま、濃いニュアンス
はちょっと他では替え難いものです。


AU 92552(SACD-Hybrid) \2180
シューベルト:弦楽四重奏曲集
第15番ト長調D.887, Op.161
第9番ト短調D.173
マンデリング四重奏団
マンデリング・カルテットによる全集シリーズ第3弾は、最初期18歳の作と晩年
29歳、最後の四重奏を収録しています。シューベルトがわずか10日間で一気に
書き上げた第15番。人気の点では「ロザムンデ」や「死と乙女」にゆずるもの
の、随所にシューベルトらしさが満ち溢れているといわれ、傑作の呼び声高い
作品です。





<ORTHO SPECTRUM>
KDC 6001 \2250
日本語オビ解説つき
宇野功芳 企画・指揮 有山麻衣子 幻のコンサート
=曲目(作詞 / 作曲)=
1.花かげ(大村主計 / 豊田義一)
2.十五夜お月さん(野口雨情 / 本居長世)
3.雨ふり(北原白秋 / 中山晋平)
4.花嫁人形(蕗谷虹次 / 杉山長谷夫)
5.七つの子(野口雨情 /本居長世)
6.リンゴのひとりごと(武内俊子 / 河村光陽)
7.きいろいきいろい歌(サトウハチロー / 中田喜直)
8.月の沙漠(加藤まさを / 佐々木すぐる)
9.摘草(小学唱歌[3年])
10.虫のこゑ(小学唱歌[3年])
11.牧場の朝(小学唱歌[4年])
12.海(小学唱歌[5年])
13.鯉のぼり(小学唱歌[6年])
14.我は海の子(小学唱歌[6年])
15.さくら(日本古謡・中田喜直編)
16.愛国の花(福田正夫 / 古関裕而)
17.子守歌(野上彰 / 團伊玖磨)
18.庭の千草(里見義 訳詞 / アイルランド民謡)
19.マリアの子守歌(べーリッツ[宇野通芳 訳詞] / レーガー)
20.春への憧れ(オーヴァべック[上山友昭 訳詞]/ モーツァルト)
21.バルバリーナのカヴァティーナ「落としてしまった、どうしよう」
(モーツァルト)
22.ツェルリーナのアリア「ねえ、あなたおとなしくしていたら」
(モーツァルト)
23.ピエ・イエス(慈悲深きイエスよ)(フォーレ)
24.バイレロ(オーヴェルニュ民謡[カントルーブ編])
有山麻衣子(ソプラノ)佐藤和子(ピアノ)
録音:2006年3月18日ムラマツ・リサイタルホール新大阪(ライヴ)
「声の訓練を日常受けつづけるプロの歌手には、絶対こんな声は出ない。ぼく
はクラシックの歌手にアレルギーを持っている人にこそ、このCDを聴かせたい。
なまじ専門の声楽を習っている人は文句をつけるかも知れないが、芸術のいち
ばんの敵は常識なのだ。」宇野功芳(ライナーノーツより)
宇野功芳の秘蔵っ子ソプラノ、有山麻衣子のソロ・コンサート・ライヴ・アル
バム。ノン・ヴィブラート、手垢にまみれぬ清楚な歌声で聴くなじみ親しんだ
名曲の数々は、多くの人の心を惹きつけることでしょう。録音にはインフラノ
イズ社製のオルソ・スペクトラム高精度クロック、A/Dコンバーターほか音にと
ことんこだわった機材を使用していてオーディオ的魅力もいっぱいです。レコ
ード芸術8月号「志木折々」欄にて当アルバムは紹介される予定です。
有山麻衣子(ソプラノ)…宇野功芳に師事。東京をはじめ金沢、富山、横浜、
埼玉でリサイタルを開催。また、アンサンブル・フィオレッティーにも参加し、
各地で演奏活動を続けている。





<GENUIN>
GEN 86068 \1980
リスト:ラ・カンパネッラ
D.スカルラッティ:ソナタ二短調K.141
リスト:ドン・ジョヴァンニの回想
モーツァルト:ピアノ・ソナタイ短調K.310(第8番)
ドビュッシー:
前奏曲集-「妖精たちはあでやかな舞姫」「ラヴィーヌ将軍、風変わりな」
「花火」
シチェドリン:バッソ・オスティナート
ショパン:練習曲ハ長調Op.10-1
リスト:ハンガリー狂詩曲第13番
カロリーネ・フィッシャー(ピアノ)
録音:2006年1月
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・メンデルゾーン・ホール
カロリーネ・フィッシャーは1982年ベルリン生まれのピアニスト。9歳で奨学
金を得、16歳のときにすでにハンス・アイスラー音楽大学入学するなど天才ぶ
りを発揮。スタインウェイ国際ピアノ・コンクール(ベルリン)、ソフィ・
シャルロッテ女王国際コンクール、ベルリン・ヤング・ピープル・コンクール、
チェコやミュンヘンでの国際コクンクールなど多数の優勝、受賞暦がある。ま
たヴェーバージンケ、バドゥラ=スコダ、ナセトキンなどのマスタークラスに
も参加し、めきめきと腕を上げています。このアルバムでもリストやショパン
といった高度な技術を要するロマン派を中心にバロック、古典、現代と幅広い
レパートリーを相当なヴィルトゥオージティを発揮し、美しく仕上げている。
確かな腕を持った期待の若手ピアニストです。

GEN 86061 \1980
「ノルベルト・ブルグミュラー:ピアノ作品全集+メンデルスゾーン、F・ブ
ルグミュラー」
N.ブルグミュラー:
ピアノ・ソナタヘ短調Op.8、ワルツ変ホ長調、マズルカ 変ホ長調、
狂詩曲変ロ短調、ポロネーズへ長調
メンデルスゾーン:
葬送行進曲Op.103(ノルベルト・ブルグミュラーのために)
フレデリク・ブルグニュラー:
幻想的夢想Op.41、25の練習曲Op.100-第2番「アラベスク」、第5番「無邪気」
第15番「バラード」、華麗なる円舞曲Op.106
トビアス・コッホ(ピアノ) 録音:2005年11月
教則本で有名なブルクミュラーの兄ノルベルト(1810-36)のピアノ作品全集。
カップリングにノルベルトの早すぎる死を偲んでメンデルスゾーンが作った葬
送行進曲と弟の有名な教則本からの3曲を含む作品を収めた好企画盤です。ノル
ベルトはわずか26年の生涯の中で2曲の交響曲、ピアノ協奏曲など多数の作曲
活動を行い長生きしたら大作曲家として名を残したかもしれない逸材でした。
シューマンやメンデルスゾーン等初期ロマン派のピアノ音楽ファンの方なら興
味はつきない1枚でしょう。

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06-06 No.8-1

2006年06月10日 18時40分14秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4775801 4枚組 \5550
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集 (全16曲)
CD1
第29番 イ長調 K.305(293d)、第34番 変ロ長調 K.378(317d)
第25番 ト長調 K.301(293a)、第41番 変ホ長調 K.481
CD2
第32番 ヘ長調 K.376(374d)、第26番 変ホ長調 K.302(293b)
第35番 ト長調 K.379(373a)、第40番 変ロ長調 K.454
CD3
第24番 ハ長調 K.296、第36番 変ホ長調 K.380(374f)
第43番 ヘ長調 K.547、第30番 ニ長調 K.306(300l)
CD4
第27番 ハ長調 K.303(293c)、第33番 ヘ長調 K.377(374e)
第28番 ホ短調 K.304(300c)、第42番 イ長調 K.526
初回限定デジパック仕様
アンネ・ゾフィー=ムター(Vn)
ランバート・オーキス(Pf)
録音:2005年2月、ミュンヘン・ガスタイク・ホールでのライヴ録音
ムターのモーツァルト・プロジェクトはヴァイオリン協奏曲集で幕を開け、
第2弾のピアノ三重奏曲集と共にロング・セラーを続けていますが、第3弾とし
てついにヴァイオリン・ソナタ集が登場します。昨年2月ミュンヘンでのライ
ヴ録音で、ピアノはムターと長年コンビを組むオーキス。協奏曲で聴かせてく
れた艶やかな音色そのままに、モーツァルトの傑作16曲を鮮やかに演奏してい
ます。昨年9月のロンドン公演は「最高品質の音楽」と称賛され、「まるで真
にリフレッシュできるオアシスのようだ」と絶賛されました。ムターは6月に
来日公演でもモーツァルトを披露、さらに8月にはルツェルン音楽祭でデビュ
ー30周年を祝うコンサートが予定され、そこでもオーキスとモーツァルトのソ
ナタを演奏します。さらに昨年7月にロンドン・フィルと録音したばかりのヴァ
イオリン協奏曲と協奏交響曲を、昨年12月に早々と再録音。これはユニテルと
のコラボレーションで実現したテレビ放送のための録音で、CDとは違いカメラ
ータ・ザルツブルクが伴奏を務めています(ヴィオラはCD同様バシュメット)。
このメイキング映像が「ムターのモーツァルト」と題されたドキュメンタリー
番組として収録され、ドイツではその第1弾が今年1月に放送されました。そし
てなんと!これらの映像が今年10月にはDVDとして発売が決定!協奏曲(2DVD)、
トリオ、ソナタ(2DVD)と、これをBOX化した計4アイテム。快進撃を続けるムタ
ーのモーツァルト・プロジェクトはモーツァルト・イヤーを超えての盛り上が
りとなること間違いなし。
レコーディング・エンジニアには、ヴァイオリン協奏曲集の時と同じく老匠
ギュンター・ヘルマンスが参加。ムターの艶やかな音色を見事に捉えた美し
い録音(特に、涙が出んばかりのピアニッシモ!!)が彼女の美質をいっそう
引き立てています。
前2作に引き続き、ソナタ集も限定盤のデジパック仕様と通常盤のプラケース
仕様の2WAY発売となります。

4776297 \1850
モーツァルト! モーツァルト・オペラ・アリア集
「愛の歓びよ早く来い」(フィガロの結婚)
「アレットの松明は私を焼き殺す」、
「そよ風よ、私の心を伝えて」(イドメネオ)
「逃げなさい残酷な人、逃げなさい」(ドン・ジョヴァンニ)
アンナ・ネトレプコ(S)、クリストフ・シュトレール(T)
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
「手をとりあって」(ドン・ジョヴァンニ)
アンナ・ネトレプコ(S)、トーマス・クヴァストホフ(Br)
「ああ、この苦しみ」(皇帝ティトの慈悲)
アンナ・ネトレプコ(Sp)、エリーナ・ガランサ(Ms)
「私は行くが、君は平和に」
エリーナ・ガランサ(Ms)
「私は鳥刺し」(魔笛)
「奥様、これが恋のカタログです」(ドン・ジョヴァンニ)
トーマス・クヴァストホフ(Br)
シュターツカペレ・ドレスデン
指揮:セバスチャン・ヴァイグレ
「溜息をついている間に」(フィガロの結婚)
ブリン・ターフェル(Br)
「風は穏やかに」(コジ・ファン・トゥッテ)
ブリン・ターフェル(Br)、ミーア・パーション(S)
クリスティーネ・ライス(Ms)
スコティッシュ室内管弦楽団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
「この聖なる神殿には」(魔笛)
ルネ・パーペ(Bs)
「夜の女王のアリア」(魔笛)
エリカ・ミクローシャ(S)
マーラー室内管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
今をときめくネトレプコをはじめ、クヴァストホフ、ターフェルなど、DGが誇
る豪華な歌唱陣がモーツァルトの有名なオペラ・アリアを録音。「魔笛」はリ
リースされたばかりのアバド盤からの音源で、他のアリアも全て新録音。ネト
レプコが歌う最初の4曲では、アバド指揮モーツァルト管弦楽団が伴奏を務め
ています。モーツァルト管はアバドが2004年にボローニャに設立したオーケス
トラ。その性格はマーラー室内管に似ており、オーディションによって選ばれ
た若き奏者達と、世界のトップ・アーティスト達(なかにはルツェルン祝祭管
のメンバーもいるようです)のコラボレーションによるオーケストラです。さ
らに、このアルバムではDGが新たに専属契約を結んだメゾ・ソプラノのガラン
サや、魔笛のザラストロ役で注目されたバスのパーペが歌うアリアも収録され
ており、今考えられ得る最高の歌手達による実に贅沢なアリア集になっていま
す。

4775706 \1850
ラヴェル:バレエ音楽 「ダフニスとクロエ」 全曲
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
指揮:チョン・ミュンフン
録音:2004年10月
チョン・ミュンフンが指揮した録音は最近では伴奏に偏りがちでファンをやき
もきさせていましたが、本当に久しぶりに管弦楽録音が登場、しかも得意のフ
ランス物です。このアルバムは国内盤が3月に先行発売され、レコード芸術誌
で特選に選ばれるなど既に高い評価を得ています。演奏はミュンフンが2000年
から音楽監督を務めるフランス国立放送フィル。「ダフニスとクロエ」の官能
美やエキゾチックな雰囲気を色彩豊かに表現しています。一気呵成に突進する
最後の「全員の踊り」は圧巻!フランスのオケによる「ダフニスとクロエ」で
は久々の名演と言えます。

4745092 \1850
ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲とシンフォニア
シンフォニア 第15番 ハ長調 RV111a
協奏曲 ト短調 RV157、協奏曲 ニ短調 RV127、協奏曲 ロ短調 RV168、
協奏曲 ハ長調 RV114、協奏曲 ト短調 RV152、協奏曲 ニ長調 RV121、
協奏曲 変ロ長調 「コンカ」RV163、協奏曲 ハ短調 RV119、
協奏曲 ト短調 RV156、協奏曲 変ロ長調 RV167、協奏曲 ト長調 RV146
ヴェニス・バロック・オーケストラ
指揮:アンドレア・マルコン
録音:2005年10月
いまやヴィヴァルディを演奏させたら右に出る者のいないマルコン&ヴェニス
・バロック・オーケストラ(VBO)。カルミニョーラ(Vn)とのヴァイオリン協奏
曲集も好評ですが、新録音はソリスト無しの弦楽のための協奏曲集です。1曲
5分前後のこれらの作品は、ヴィヴァルディの作風をよくあらわしており、そ
れらはあたかも18世紀のロック・ミュージックのようです。マルコンとVBOは
ヴィヴァルディの音楽の詩情や旋律の巧妙さを、創造的なフレージングやエネ
ルギッシュなテンポで表情豊かに聴かせてくれます。ちなみにRV163の「コン
カ」とは、楽譜に書かれた意味不明の文字「Conca」のことです。

4775800 \1850
モーツァルト:管弦楽曲集
歌劇 「魔笛」 序曲 K.620
バレエ音楽 「レ・プティリアン」K.App.10/299b
セレナード 第10番 変ロ長調
「グラン・パルティータ」K.361/370aより「アダージョ」
ディヴェルティメント ニ長調 K.136/125a
歌劇 「劇場支配人」 序曲 K.486
セレナード 第13番 ト長調
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 K.525
コンチェルト・ケルン
録音:2005年11月
指揮者ヤーコプスと共に、モーツァルトのオペラ演奏で高い評価を得ているコ
ンチェルト・ケルン。彼らが指揮者を置かずに録音したモーツァルトの管弦楽
曲集です。魔笛序曲にはじまり、バレエ音楽「レ・プティリアン」、K.136の
ディヴェルティメントからアイネ・クライネまで、人気作品ばかりを新鮮で
若々しいアプローチで聴かせてくれます。そのサウンドはきびきびとして実に
爽やか。今までのモーツァルト名曲集とはまったく違った印象です。速いパッ
セージでの弦楽器の妙技や、管楽器陣の個性的な音色も絶妙。「グラン・パル
ティータ」の「アダージョ」は得も言われぬ美しさです。ピリオド・オケの
ベルリン・フィルとまで称される彼ら。このアルバムではその実力が見事に
発揮されています。

4776150 \1850
ターネイジ:残骸から(From the Wreckage) 世界初録音
グルーバー:エアリアル 世界初録音!
エトヴェシュ:ジェット・ストリーム
ホーカン・ハーデンベルガー(Trp)
エーテボリ交響楽団
指揮:ペーター・エトヴェシュ
DGの現代音楽シリーズ「20/21」最新盤は、世界的なトランペッター・ハーデ
ンベルガーのために書かれた協奏曲集。ターネイジとグルーバーの作品は世界
初録音です。ターネイジの「残骸から」は昨年9月にハーデンベルガーとサロ
ネン指揮ヘルシンキ・フィルで初演され、同月ロンドンのプロムスでも再演さ
れました。通常のトランペットの他にフリューゲル・ホルン、ピッコロ・トラ
ンペットまでをも駆使した演奏は聴衆を圧倒。ハーデンベルガーも健在ぶりを
アピールしました。今回の録音ではエーテボリ響と首席客演指揮者のエトヴェ
シュが伴奏を担当、エトヴェシュ自作の協奏曲も収録されています。グルーバ
ーの作品は1999年BBCの委嘱によってハーデンベルガーのために作曲され、や
はり彼が初演した作品(伴奏はヤルヴィ指揮BBC響)。4管編成にサックス属まで
加わる大規模な作品です。今年の6月にはジンマン指揮シカゴ響の演奏会でハ
ーデンベルガーが再演する予定です。トランペットの名手であると同時に素晴
らしい音楽家でもあるハーデンベルガー。彼のためにいくつもの作品が現代
作曲家によって書かれたのもうなずけます。


●DG SPOTLIGHT
60-70年代に活躍した名歌手達のソロ・アルバムを、オリジナルLPのスタイル
で復刻するDGの新しいミッド・プライス・シリーズ。第1弾は初CD化を含む5
タイトルです!

4776195 \1350
ラフマニノフ&グリンカ:歌曲集
ラフマニノフ:
「夜は悲しい」 作品26-12
「美しい人よ、私のために歌わないで」 作品4-4
「音楽」 作品34-8、「春の洪水」 作品14-11
「ヴォカリーズ」 作品34-14
グリンカ:
「疑い」、「素晴らしい時を覚えている」
「あなたと一緒ならどんなにか素晴らしい」、「彼女に」
「お前を知ったばかりに」、「ヴェネツィアの夜」、「ひばり」、「舟歌」
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Pf)
録音:1970年代
1976年にLPリリースされたラフマニノフとグリンカの歌曲集は、今まで一度も
CD化されていなかった音源。ヴィシネフスカヤが今年80歳になるのを記念して
ようやく陽の目を見ることになりました。ロストロポーヴィチは79歳になる今
も指揮者・チェリストとして活躍していますが、ピアニストとしての腕前もか
なりのもの。このアルバムでも素晴らしい伴奏を披露しています。

4776192 \1350
プラシド・ドミンゴ/ビー・マイ・ラヴ
1.グラナダ(Lala)
2.つれない心(カタリ・カタリ)(Cordiferro/Cardillo)
3.君はわが心のすべて(Herzer/Lehar)
4.マッティナータ(Leoncavallo)
5.シボネー(Morse/Lecuona)
6.アイ・アイ・アイ(Freire)
7.ビー・マイ・ラヴ(Cahn/Brodszky)
8.マジック・イズ・ザ・ムーンライト(Grever)
9.ビコーズ(Teschemacher/D'Hardelot)
10.マルタ(Gilbert/Simons)
11.忘れな草(Furno/de Curtis)
12.約束(Grever)
13.新しい世界を(Hachfeld/Loges)
14.アマポーラ(Lacalle)
プラシド・ドミンゴ(T)
ロンドン交響楽団
指揮:カール・ハインツ・ローゲス
指揮:マルセル・ペーテルス(1,2,4,12)
はじめてのクロスオーバー・アルバムとして1976年に発売された「ビー・マイ
・ラヴ」。全14曲は5カ国語で歌われ、そのうち半数はドミンゴの母国語であ
るスペイン語です。ここに収録されているポピュラー・ソングは、今まで何度
も別の形でCDになっていますが、今回は完全オリジナルでの復刻です。

4776193 \1350
ジョージ・ロンドン/スピリチュアルズ
1.揺れて、やさし馬よ
2.Hebbn'-Hebbn'
3.Poor wayfarin' stranger
4.時には母のない子のように
5.誰も知らない私のなやみ
6.O, what a beautiful city
7.I couldn' hear nobody pray
8.Hart trials
9.深い河
10.ジェリコの戦い
11.雨が降ってきた
12.行くんだ、主なるイエス様
13.主よ、何という悲しみでしょう
14.I got to lie down
15.給水係
16.行け、モーセ
ジョージ・ロンドン(Br)
ルドルフ・ラミー合唱団(合唱指揮:ユージン・シンバリスティ)
バイエルン放送交響楽団リズム・セクション
指揮:カール・ミハルスキ
バス・バリトンとして圧倒的な存在感のあったジョージ・ロンドンが、ドイツ
の合唱団とオーケストラのリズム・セクションをバックに黒人霊歌を歌ったア
ルバム。録音されてから今まで一度も発売されなかった幻のアルバムが
SPOTLIGHTシリーズで完全初出です。ドイツの合唱団がバックですが歌唱はも
ちろん英語。

4776191 \1350
モンセラート・カバリエ/フランス・オペラ・アリア集
1.グノー:歌劇 「ファウスト」より「トゥーレの王と宝石の歌」
2.グノー:歌劇 「ミレイユ」より「ここは広い荒野と炎暑の砂漠」
3.グノー:歌劇 「ロメオとジュリエット」より「私は夢に生きたい」
4.マイアベーア:歌劇 「ユグノー教徒」より「おお美しいトゥレーヌ」
5.シャルパンティエ:歌劇 「ルイーズ」より「その日から」
6.ビゼー:
歌劇 「カルメン」より「C'est des contrebandiers le refuge ordinaire」
7.マスネ:歌劇 「タイース」より「Ah! me voila/ O mon miroir fidele」
ボーナス・トラック
プッチーニ:歌劇 「マノン・レスコー」より「あなた、いとしい人」 
※withドミンゴ(T)
モンセラート・カバリエ(S)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:レイナルド・ジョヴァニネッティ
プラシド・ドミンゴ(T)(ボーナス・トラック)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団(ボーナス・トラック)
指揮:ジェイムズ・レヴァイン(ボーナス・トラック)
録音:1970年代
カバリエはDECCAやRCAに数多くの録音を残していますが、DGに録音した唯一の
ソロ・アルバムが復活です。スペイン出身ながらフランス語の上手さと持ち前
の美貌で、短期間のうちに世界的なオペラ歌手にのし上がったカバリエ。この
アルバムでは、時にワーグナーのように響くゴージャスなサウンドの中で、カ
バリエの美しい歌唱を堪能することができます。そしてボーナス・トラックに
はドミンゴとの二重唱を収録。こちらの音源は1972年メトロポリタン歌劇場で
行われたルドルフ・ビング・ガラ・コンサートのライヴ音源で、たいへん貴重
かつすばらしい歌唱です。カバリエ・ファンのみならず、すべてのオペラ・
ファン必聴の音源といえましょう。

4776194 \1350
ジュゼッペ・ディ・ステファノ/オペラ・リサイタル
ヴェルディ:
「清きアイーダ」(アイーダ)
「この穏やかな夜に」(ルイザ・ミラー)
「主よ、あなたは私の頭上に」(オテロ)
「私を恐れるな」(オテロ)
ボーイト:「世の果てに近づいた」(メフィストーフェレ)
マイアベーア:「おお、パラダイス」(アフリカの女)
ポンキエルリ:「空と海」(ジョコンダ)
プッチーニ:「6ヶ月たった」(西部の娘)
チレア:
「あなたの中に母の優しさとほほえみを」(アドリアーナ・ルクヴルール)
レオンカヴァルロ:「Musette! O gioia della mia dimora」(ボエーム)
ジョルダーノ:「愛さずにはいられないこの思い」(フェドーラ)
ピツェッティ:「Davvero, quanto grande e la miseria」(銀の靴)
インターナショナル初CD化!
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(T)
フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団
指揮:ブルーノ・バルトレッティ
録音:1960年代
50年代に全盛期を迎え、マリア・カラスとの共演や数々のオペラ録音でも伝説
の名演を残しているステファノ。彼がDGに唯一録音したオペラ・アリア集が
SPOTLIGHTシリーズから復活です。60年代のステファノはオペラの檜舞台から
は若干遠ざかったものの、リサイタルではまだまだ人気が高く、観客からも大
喝采を浴びることが多かったようです。万全に準備されたスタジオ録音による
このアルバムでは、他ではなかなかお目にかかれない作品もまじえ、ステファ
ノの名唱をたっぷりと味わうことができます。


●DG DVD-Video
734130(DVD-Video) 3枚組 \8000
モーツァルト:交響曲集I-III
(下記3タイトルをBOXにしたもの)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン交響楽団(第33番、第39番)
指揮:カール・ベーム
ウィーン響とのレクイエムのDVDが大好評だったベームのモーツァルト。今度
はウィーン・フィル(一部ウィーン響)との交響曲がまとめてDVDで登場です。
第33番と第39番は既に国内盤でリリースされていますが(といってもDVDマス
ターは今回が初)、ほぼ全編が初DVD化といってもよい待望のリリースです。
CDではベルリン・フィルとの全集があまりにも有名なベームのモーツァルト。
ウィーン・フィルとも晩年にいくつか録音を残していますが、この映像はベー
ムとウィーン・フィルが絶頂期を迎えていた70年代のものが中心で、人間味
あふれるベームの音楽を最良の演奏で堪能することができます。ウィーン・
フィルのメンバーのひたむきな演奏姿は、マエストロへの熱いリスペクトを
如実に表しており、珠玉のモーツァルト作品に魂を注いだ、まさに不朽の名
演として永遠に愛され続けるであろう至宝ともいうべき名映像です各巻にそ
れぞれボーナス映像が収録され、第3巻には70分近くにおよぶドキュメンタリ
ー映像も収録。3巻をまとめたBOXも同時にリリースされます。
PCM STEREO / DTS 5.1

734131(DVD-Video) \3350
モーツァルト:交響曲集I
交響曲 第29番、第40番、第41番
交響曲 第34番、第35番
ボーナス映像:メヌエット K。409
収録時間:125分+8分(ボーナス映像)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
1973年6月(第29番、第40番、第41番)、1974年11月ウィーンで収録
「ブルーノ・ワルターの模範的な演奏に私は感謝したい。それによって私はモ
ーツァルトの虜となり、彼の音楽に恋をしてしまった。そして私の望みはた
だひとつになった。“指揮をしたい。モーツァルトを、モーツァルトを、モ
ーツァルトを!」カール・ベーム

734132(DVD-Video) \3350
モーツァルト:交響曲集II
交響曲 第36番、第1番、第25番
交響曲 第31番、第38番
ボーナス映像:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
収録時間:110分+20分(ボーナス映像)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
1974年11月(第36番、K.525)、1978年5月ウィーンで収録
「なんと多くの聴衆が私に言ったか、あなたのモーツァルトを聴くのが大好
きだと。なんと多くの音楽家が私に言ったか、私と一緒にモーツァルトを演
奏するのが至上の喜びだと。これは、私が果てしない愛情を持ってモーツァ
ルトを演奏しているからに他ならない。」カール・ベーム

734133(DVD-Video) \3350
モーツァルト:交響曲集III
交響曲 第33番、第39番、第28番
ボーナス映像:セレナータ・ノットゥルナ
カール・ベームのドキュメンタリー
収録時間:68分+72分(ボーナス映像)
1969年4月(第33番、第39番)、1970年4月(第28番)
1974年11月(セレナータ)ウィーンで収録
ドキュメンタリーは1994年制作
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン交響楽団(第33番、第39番)
指揮:カール・ベーム
「モーツァルトの唯一無二の才能は、我々人間のすべての情熱を音楽にうつし
とることができたということである。」 カール・ベーム

734195(DVD-Video) \3350
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品22
ボーナス映像:ルービンシュタインへのインタビュー
アルトゥール・ルービンシュタイン(Pf)
ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
1975年4月イングランド・クロイドンにおけるライヴ
国内盤ではDECCAから出ていたこの映像、輸入盤はDGからのリリースです。
1975年はルービンシュタイン88歳。翌年に眼の病気で引退する巨匠の最後の
輝きといってもよい映像です。彼がもっとも得意としたショパンをはじめ、
グリーグ、サン=サーンスといった人気作品を美しいタッチで奏でています。
ボーナス映像として、1977年に行われたインタビュー(29分)が収録されてい
ます。

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06-06 No.8-2

2006年06月10日 18時34分54秒 | Weblog
734100(DVD-Video) \3350
プッチーニ:歌劇 「トスカ」 全曲
プラシド・ドミンゴ(T)、ヒルデガルト・ベーレンス(S)
コーネル・マクニール(Br)、イタロ・ターヨ(Br)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
1985年収録
今は亡きシノーポリが、1985年METにデビューした際の記念すべき公演。既に
国内盤でリリースされていますが、長年「トスカ」の決定盤とされてきた映
像です。ゼッフィレッリの演出がとにかくすばらしく、豪華な舞台装置にま
ず目を奪われます(第2幕では幕が開いた途端に拍手が!)。絶頂期を迎えて
いたドミンゴや円熟期のベーレンスら歌唱陣の名演も特筆もの。今回のリリ
ースでは、ボーナス映像として「トスカ、ゼッフィレッリとローマ」と題さ
れたドキュメンタリーと、出演者らが公演について語った映像が収録されて
います。
収録時間:本編123分、ボーナス映像36分
PCM STEREO / DOLBY DIGITAL 5.1 / DTS 5.1

734027(DVD-Video) \3350
ヴェルディ:歌劇 「ルイザ・ミラー」 全曲
"レナータ・スコット(S)、プラシド・ドミンゴ(T)、
シェリル・ミルンズ(Br)、ボナルド・ジャイオッティ(Bs)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
1979年収録
METのアーカイヴからまたまたお宝映像の登場です。1979年1月の「ルイザ・ミ
ラー」は各誌で絶賛された公演で、放送用の映像が残されていました。スコ
ットのルイザ・ミラー役が実にはまり役で、脇を固めるドミンゴやミルンズ
の歌唱&演技も光ります。レヴァイン率いるメトのオーケストラの演奏も魅
力的。全オペラ・ファン必見のDVDです!
PCM STEREO / DOLBY DIGITAL 5.1 / DTS 5.1



<Decca / Philips>
4757688 3枚組 \5550
ロッシーニ:歌劇 「マティルデ・ディ・シャブラン」 全曲
ファン・ディエゴ・フローレス(T)、アニク・マシス(S)
プラハ室内合唱団
ガリシア交響楽団
指揮:リッカルド・フリッツァ
2004年8月、ペーザロ・ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでのライヴ
1821年になんとパガニーニの指揮で初演されたオペラ「マティルデ・ディ・
シャブラン」。初演時の様々な事情から、その後長らく埋もれてしまってい
た作品ですが、20世紀に入ってから蘇演され、ペーザロの音楽祭でも1996年
と2004年に採り上げられました。ロッシーニ歌いとして今や世界的なテノー
ルとなったフローレスは、1996年のセンセーショナルなデビュー時にもこの
オペラで主役級のコッラディーノ役を歌い、2004年の再演時にも同じ役を歌
っています。このアルバムはその2004年再演時のライヴ。フローレスとマシ
スの魅力あふれる歌唱と演技で公演は大成功に終わり、聴衆から大喝采を浴
び批評家からも絶賛されました。ロッシーニのオペラは近年あまり知られて
いない作品もCD化されるようになりましたが、フローレスの歌唱で聴けるの
はロッシーニ・ファンにとってこの上ない歓びと言えましょう!

4757492 2枚組 \1850
エッセンシャル・バロック
CD1
1.ヘンデル:シバの女王の入場
2.パッヘルベル:カノン
3.バッハ:羊たちは安らかに草をはむ
4.バッハ:イタリア協奏曲より 第1楽章
5.パーセル:劇音楽 「アブデラザール」より「ロンド」
6.バッハ:トッカータ ニ短調
7.ヴィヴァルディ:
「グローリア」より「いと高き所では神に栄光があるように」
8.バッハ:オーボエ協奏曲より 「シシリエンヌ」
9.ヴィヴァルディ:スターバト・マーテルより
10.ヘンデル:王宮の花火の音楽より 「歓喜」
11.バッハ:主よ人の望みの喜びよ
12.コレッリ:合奏協奏曲 作品6-8より 「アダージョ」
13.テレマン:協奏曲 第4番 ホ長調より Affetuoso
14.バッハ:前奏曲 ハ長調
15.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調より第1楽章
16.ヴィヴァルディ:ギター協奏曲より 「ラルゴ」
17.バッハ:2本のヴァイオリンのための協奏曲より 「アダージョ」
18.ヘンデル:私を泣かせて下さい
19.ヴィヴァルディ:「四季」より 「春」第1楽章
20.ヴィヴァルディ:「四季」より 「夏」第3楽章
CD2
1.マルチェロ:オーボエ協奏曲より 「アダージョ」
2.バッハ:管弦楽組曲第3番より 「アリア」
3.クラーク:トランペット・ヴォランタリー
4.ヘンデル:
オラトリオ「メサイア」より 「I know that my redeemer liveth」
5.ペルゴレージ:スターバト・マーテルより
6.ヘンデル:水上の音楽より 「ホーンパイプ」
7.アルビノーニ:アダージョ
8.バッハ:管弦楽組曲第2番より 「シシリエンヌ」
9.ヴィヴァルディ:「四季」より「冬」第2楽章
10.アレグリ:ミゼレーレより
11.ヘンデル:ハレルヤ・コーラス
12.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番より 第1楽章
13.バッハ:ゴルトベルク変奏曲より
14.パーセル:歌劇 「ディドとエネアス」より 「私が土の中に横たわるとき」
15.ヘンデル:オン・ブラ・マイ・フ
16.ヘンデル:水上の音楽より 「エア」
17.ヴィヴァルディ:「まことの安らぎはこの世にはなく」より
18.ヘンデル:司祭ザドク
14.パーセル:歌劇「ディドとエネアス」より
クリストフ・ルセ(Cemb)(CD1-4,CD2-5)
ダニエル・コルゼンパ(Org)(CD1-6)
マリサ・ロブレス(Hp)(CD1-14)
エドゥアルド・フェルナンデス(Gt)(CD1-16)
ヘンリク・シェリング(Vn)(CD1-17)
モーリス・アッソン(Vn)(CD1-17)
ルネ・フレミング(S)(CD1-18)
ハインツ・ホリガー(Ob)(CD2-1)
キリ・テ・カナワ(S)(CD2-4)
バーバラ・ボニー(S)(CD2-5,14)
アンドレアス・ショル(T)(CD2-5,15)
アンドラーシュ・シフ(Pf)(CD2-13)
エマ・カークビー(S)(CD2-17)
サイモン・プレストン(Org)(CD2-17)
ジャニーヌ・ヤンセン(Vn)&室内アンサンブル(CD1-19,20,CD2-9)
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(CD2-3)
マリナー指揮アカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
(CD1-1,5,8,10,17,CD2-2,6,8,11,16)
ブラウン指揮アカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
(CD1-13)
ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団(CD1-2,3,CD2-7)
プレストン指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(CD1-7)
ホグウッド指揮アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
(CD1-9,CD2-14)
クレオバリー指揮キングス・シンガーズ(CD1-11,CD2-10)
イ・ムジチ(CD1-12,CD2-1)
アッカルド(Vn&指揮)ヨーロッパ室内管弦楽団(CD1-15)
マルコム指揮イギリス室内管弦楽団(CD1-16)
ショルティ指揮シカゴ交響楽団(CD2-4)
レッパード指揮イギリス室内管弦楽団(CD2-12)
ノリントン指揮エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団(CD2-15)
ガーディナー指揮
オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク(CD2-18)
エッセンシャル・シリーズ最新盤はバロック・コンピレーション。
DECCA/PHILIPSの豪華アーティストたちの演奏がCD2枚約2時間半にわたって収
録されています。古楽ばやりの昨今、某社6枚組もバロックBOXが出るようで
すし、今年の下半期はバロック・ブームになる予感がします。


●Original Masters
4757747 5枚組 \4500
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
コンプリート・デッカ・レコーディングス 1953-1957
CD1
1.シャブリエ:狂詩曲 「スペイン」
2.リムスキー=コルサコフ:スペイン狂詩曲
3.グラナドス:スペイン舞曲集 第5番 ホ短調 「アンダルーサ」
4.モシュコフスキ:スペイン舞曲集 第1巻 作品12
5.ドビュッシー:管弦楽のための映像
ロンドン交響楽団
録音:1957年
CD2
1.リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調
2.リスト:ピアノ協奏曲 第2番 イ長調
ユリウス・カッチェン(Pf)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1957年
3.アルベニス(アルボース編):組曲 「イベリア」
※インターナショナル初CD化
パリ音楽院管弦楽団
録音:1953年モノラル
CD3
1.ベルリオーズ:幻想交響曲
パリ音楽院管弦楽団
録音:1957年
2.トゥリーナ:幻想舞曲集 ※インターナショナル初CD化
スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1950年代初頭モノラル
CD4
1.リスト:交響詩 「前奏曲」
スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1955年
2.リスト:ファウスト交響曲 ※インターナショナル初CD化
スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1955年
CD5
1.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 
※インターナショナル初CD化
アルフレード・カンポーリ(Vn)
ロンドン交響楽団
録音:1956年
2.チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 
※インターナショナル初CD化
スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1955年
根強い人気を誇るアルヘンタのデッカ録音集!
爆演指揮者として、根強い人気があるスペインの指揮者アルヘンタ。1913年
生まれではじめはピアニストとして頭角をあらわし、シューリヒトの提言で
指揮者に転向、50年代にはスペインをはじめフランスやイギリスのオーケス
トラと数多くの録音を残しました。彼は1957年に突然事故死してしまいます
が、短い間に残された録音はどれもが情熱的で魅力あふれるものばかり。今
回のオリジナル・マスターズでは、彼のデッカ録音の全てを5枚に集約。イン
ターナショナルでは初CD化となる録音も多数含まれています。LP発売当時は
素晴らしい録音としても話題となった幻想交響曲をはじめ、当時最先端の技
術を誇ったデッカの高品位な録音も注目です。

4757798 7枚組 \6300
ピエール・モントゥー(指揮)
デッカ&フィリップス・レコーディングス 1956-1964
CD1
1.バッハ:管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067 
※インターナショナル初CD化
2.グルック:精霊の踊り
3.モーツァルト:フルート協奏曲 ニ長調 K.314 
※インターナショナル初CD化
録音:1963年
4.ハイドン:交響曲 第101番 ニ長調 「時計」
録音:1959年
CD2
ブラームス
1.悲劇的序曲 作品81
2.大学祝典序曲 作品80
録音:1962年
3.交響曲 第2番 ニ長調 作品73
録音:1959年
CD3
ドビュッシー
1.牧神の午後への前奏曲 ※インターナショナル初CD化
2.夜想曲より「雲」「祭」 ※インターナショナル初CD化
録音:1961年
3.管弦楽のための映像
4.交響的断章「聖セバスティアンの殉教」
録音:1963年
CD4
1.ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
録音:1957年
ラヴェル
2.ラ・ヴァルス
3.バレエ音楽 「マ・メール・ロワ」
4.ボレロ
録音:1964年
CD5
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
チャイコフスキー:バレエ音楽 「眠りの森の美女」ハイライト
※インターナショナル初CD化
録音:1958年、1957年
CD6
1.シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 作品43 ※インターナショナル初CD化
2.エルガー:エニグマ変奏曲 作品36
録音:1959年、1958年
CD7
ストラヴィンスキー
1.バレエ音楽 「ペトルーシュカ」
2.バレエ音楽 「春の祭典」
録音:1957年、1956年
クロード・モントゥー(Fl)(CD1-1,2,3)
ジュリアス・カッチェン(Pf)(CD7-1)
ロンドン交響楽団(CD1-1,2,3,CD2-1,2,CD3,CD4-2,3,4,CD5,CD6,CD7)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(CD1-4,CD2-6)
パリ音楽院管弦楽団(CD4-1)
昨年生誕130年を記念して発売された国内盤シリーズ、ユニバーサル・クラシ
ック文庫「ピエール・モントゥー編」が大好評だった名指揮者モントゥー。
彼はバレエ音楽「春の祭典」や「ダフニスとクロエ」の初演指揮者として知
られていますが、交響曲や管弦楽曲などでも多くの録音を残しています。こ
の7枚組にはインターナショナル初CD化となる音源が多数含まれていて、彼の
代表的レパートリーであるストラヴィンスキーやフランス物はもちろんのこ
と、ブラームスやシベリウスの交響曲など、モントゥー最晩年の格調高い名
演が数多く収録されています。CD1には息子クロード・モントゥーとの共演も
収められており、死の直前まで指揮者として、父親としての威厳を保ち続け
た巨匠の至芸を存分に味わえるボックス・セットになっています。

4757739 7枚組 \6300
クララ・ハスキル(Pf)
フィリップス・レコーディングス 1951-1960
CD1
D.スカルラッティ:
ソナタ 変ホ長調 K.193、ソナタ ロ短調 K.87、ソナタ ヘ短調 K.386
モーツァルト:
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K.573、
ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330
ラヴェル:ソナチネ
シューマン:色とりどりの小品 作品99、アベッグ変奏曲 作品1
CD2
シューマン:子供の情景 作品15、森の情景 作品82
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 「テンペスト」 作品31-2
ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 作品31-3
CD3
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 「テンペスト」 作品31-2
ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 作品31-3
CD4
モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
ロンド イ長調 K.386
CD5
モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37 第1楽章
CD6
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37 第2,3楽章
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
CD7
ファリャ:交響的印象 「スペインの庭の夜」
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
ウィーン交響楽団(CD4,CD6-K.488)
コンセール・ラムルー管弦楽団(CD5,Beethoven,CD7)
ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団(Schumann)
指揮:パウル・ザッヒャー(K.271&K.488)
指揮:ベルンハルト・パウムガルトナー(K.466&K386)
指揮:イゴール・マルケヴィチ(CD5-K.466,K491,Beethoven,CD7)
録音:1951年5月 - 1960年11月
モーツァルト弾きとして名を馳せながら、録音は52歳になった1947年からし
か残さなかったハスキル。彼女が弾いたモーツァルトはグリュミュオーとの
ヴァイオリン・ソナタを含めて今でも定盤アイテムとしてロング・セラーを
続けています。今回の7枚組はハスキル最後の10年間に残されたフィリップス
録音の中から、ピアノ協奏曲と小品をまとめたもの。ベートーヴェンのソナタ
2曲はモノラルとステレオ両方の録音が収録されています。若い頃から病気が
ちで、一時期ピアノから遠ざかった時期もあったハスキル。それだけに、一つ
ひとつの演奏からはピアノを弾ける喜びがひしひしと伝わり、聴く者の心を
揺さぶり続けています。まさに珠玉と呼ぶにふさわしい名演の数々。彼女の
隣人だったこともある喜劇王チャップリンが「私が出会った3人の天才の一人」
と称したことも、これらの演奏を聴けば誰でも納得できるでしょう(ちなみ
に残りの2人はアインシュタインとチャーチルです)。

4757825 6枚組 \5400
アルトゥール・グリュミオー(Vn)
フィリップス・レコーディングス 1955-1977
CD1
1.ヘンデル:
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 作品1-3、ヘ長調 作品1-12、イ長調 作品1-14、
ニ長調 作品1-13、ト短調 作品1-10、ホ長調 作品1-15
2.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 BWV1014
CD2
バッハ:
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 BWV1015、ホ長調 BWV1016、ハ短調 BWV1017、
ヘ短調 BWV1018、ト長調 BWV1019
CD3
1.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
2.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
3.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 第6番 イ短調 RV356
4.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 「四季」 作品8
CD4
1.M.ハイドン:ヴァイオリン協奏曲 イ長調
2.シューベルト:
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574
ヴァイオリン・ソナチナ 第1番 ニ長調 D384
ヴァイオリン・ソナチナ 第2番 イ短調 D385
ヴァイオリン・ソナチナ 第3番 ト短調 D408
CD5
1.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
2.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
3.ブルッフ:スコットランド幻想曲 作品46
CD6
1.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26
2.ヴィエニャフスキ:伝説 作品17
3.スヴェンセン:ロマンス ト長調 作品26
4.チャイコフスキー:憂鬱なセレナード 変ロ短調 作品26
5.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ロバート・ベイロン=ラクロワ(Cem)(CD1-1)
エディカ・ジョルダーニ=サルトーリ(Cem)(CD1-2,CD2)
ポール・クロスリー(Pf)(CD4-2)
グラー室内管弦楽団(CD3-Bach)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(CD3-RV356,CD5&6)
ソリスト・ロマンド(四季)
コンセルトヘボウ管弦楽団(M.Haydn)
指揮:レオン・グラー(CD3-1,2)
指揮:エド・デ=ワールト(CD3-3,CD4-1,CD6-2&3)
指揮:アルパド・ゲレッツ(CD3-4)
指揮:ジャン・クレンツ(CD5-1&2,CD6-4&5)
指揮:ハインツ・ワルベルク(CD5-3,CD6-1)
録音:1955-77年
今年10月16日はグリュミオーの20回忌。オリジナル・マスターズからは既に
グリュミオーのセットがリリースされていますが、今回のセットにはバロッ
ク・ソナタからチャイコフスキーまで、実に幅広いレパートリーが収録され
ています。グリュミオーといえば、ロマンティックな演奏と美しい音色が印
象的ですが、作品の本質を見事にとらえた演奏はどれも素晴らしいものばか
り。大げさにならない表現も彼ならではの魅力です。没後20年の今年、彼の
功績を振り返るには格好のボックス・セットといえましょう。


743140(DVD-Video) \3350
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 「ラズモフスキー第1番」 作品59-1
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810
ハイドン:弦楽四重奏曲 第39番 ハ長調「鳥」作品33-3
収録:1998年、エディンバラ(スコットランド)

743141(DVD-Video) \3350
バルトーク:弦楽四重奏曲 第2,3,4,6番
タカーチ弦楽四重奏団
収録:1998年、サリー(イングランド)
今日における最も偉大なアンサンブルの一つ!(サンフランシスコ・クロニク
ル紙)ここ最近はベートーヴェンの弦楽四重奏曲で英グラモフォン賞や米グラ
ミー賞、日本のレコード・アカデミー賞を立て続けに受賞し、世界的に高い
評価を得ているタカーチ弦楽四重奏団。彼らの初映像が2タイトル同時リリー
スです。1枚目はベートーヴェン、シューベルト、ハイドンといったクラシカ
ルな作品、2枚目は彼らの出世作とも言えるバルトーク。どちらも1998年イン
グランドとスコットランドの文化遺産になっている美しい建物で収録された
ものです。

743148(DVD-Video) \3350
チャイコフスキー:バレエ 「眠りの森の美女」
モスクワ・クラシカル・バレエ

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06-06 No.7

2006年06月09日 17時58分08秒 | Weblog
★HPの中古アナログレコード、追加しました★

===================================

★「マエストロの愛した珈琲」お取り扱い開始のご案内★
「よこすか海軍カレー」などを手がける調味商事の音楽ファンに向けた新商
品です。音楽ファンへの贈り物などにもご利用いただけますので、ぜひご利用
ください。

http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/coffee/coffee.html

==================================

<Glossa>
GCDSA 921611(SACD-Hybrid) \2580
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):
8声のミサ曲H.3/フルートとヴァイオリン付き8声のテ・デウムH.145
エルヴェ・ニケ(指揮)、コンセール・スピリチュエル
フランス・バロックのスペシャリストであり、コンセール・スピリチュエルと
のコンビでその名を一躍世界中に轟かせたフランスの奇才エルヴェ・ニケ。
グロッサにおけるニケ&コンセール・スピリチュエルのシャルパンティエ作品
集第4弾は、8声のミサ曲H.3&テ・デウムH.145(GCD 921603に収録されている
テ・デウムH.146とは別曲)というカップリングで、同コンビ初となるSACDハイ
ブリッド盤でのリリース!
ヴェルサイユ楽派最高の宗教音楽作曲家であり、ルイ14世時代のフランスで活
躍したシャルパンティエのテ・デウムは4曲が現存しており、今回収録されてい
る「テ・デウムH.145」も非常に重要な位置を占める作品である。
ニケ&コンセール・スピリチュエルの表現力や息遣い、演奏の細部までを余す
ことなく再現することの出来るSACDハイブリッドでの録音は、フランス・バロ
ックの名作を最高の演奏で堪能できる最適な形であると言えるだろう。
シャルパンティエを筆頭としたフランス・バロック音楽で他の追随を許さぬ凄
演を繰り広げ続けるニケ&コンセール・スピリチュエル。今後も同コンビの活
躍から目が離せない!





<Rondeau>
ROP 4019 \2180
W・A・モーツァルト:レクイエム ニ短調K.626(バイヤー版)
ユッタ・ベーネルト(ソプラノ)、スザンヌ・クルムビーゲル(アルト)、
マルティン・ペッツォルト(テノール)、
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス)、
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)、
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会少年合唱団
かつてバッハがカントール(オルガン奏者兼合唱指揮者)として活躍していた
ライプツィヒの「聖トーマス教会少年合唱団」の歌声が響くモツレクのライヴ
録音。
同じくライプツィヒを本拠としている世界最古の名門ゲヴァントハウス管との
共演という点もポイントである。指揮者のビラーはバッハから数えて16代目の
カントールの地位にある実力者。





<LIVING STAGE>
LS1061 2枚組 \2650
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
フラヴィアーノ・ラボー(ドン・アルヴァーロ)、
マルチェラ・ディ・オスマ(レオノーラ)
ピエロ・カプッチッリ(ドン・カルロ)、
フィオレンツァ・コッソット(プレチオシルラ)
オッターヴォ・ジーノ指揮
パルマ・ディ・レジオ歌劇場管弦楽団、合唱団
1961年10月26日ライヴ モノラル
音質良好です。

LS1131 2枚組 \2650
マスネ:歌劇「マノン」
ヤネッテ・ピロウ(マノン)、
アルフレード・クラウス(騎士:デ・グリュー)
デイヴィッド・ホロウェイ(レスコー)、
ジョルジョ・トッツィ 他
レナルド・ジョヴァニネッティ指揮
ダラス市立歌劇場管弦楽団、合唱団
1977年12月14日ライヴ モノラル
音質良好です。





<VENEZIA>
CDVE44252 6枚組 \4500
プロコフィエフ:交響曲全集、ピアノ協奏曲全集
Disc.1
ヴァイオリン協奏曲第1番 ダヴィド・オイストラフ(Vn)
セルゲイ・プロコフィエフ指揮
ソビエトRTV大交響楽団 1938年録音
「ロメオとジュリエット」第2組曲
セルゲイ・プロコフィエフ指揮
ソビエトRTV大交響楽団 1938年録音
ピアノ協奏曲第1番
Disc.2
ピアノ協奏曲第2番、第3番
Disc.3
ピアノ協奏曲第4番「左手のための」、第5番
以上、ヴィクトリア・ポストニコワ(Pf)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ソビエト文化省交響楽団
以上、ピアノ協奏曲は1983-87年録音
交響曲第1番「古典的交響曲」
Disc.4
交響曲第2番、第4番(改訂版)
Disc.5
交響曲第3番、第6番
Disc.6
交響曲第5番、第7番「青春」
以上、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
ソビエトRTV大交響楽団
以上、交響曲は1962-68年録音
メロディア原盤。特に交響曲2番にマスターテープに起因する音の揺れ、左右
バランスの悪さが聴き取れます。ご了承下さいますようお願いいたします。
ソビエトRTV大交響楽団は、現在のモスクワ放送交響楽団です。
名演奏の復刻。お買い得盤です。




<ARCHIPEL>
ARPCD0299 \950
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
グレ・ブラウェンステイン(S)
アニー・ハームズ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
ハンス・ヴィルブリンク(B)
オットー・クレンペラー指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
アムステルダム・トーンクンスト合唱団 1956年5月17日ライヴ
Music&Arts他で発売あり。
やや早めで力強く、生命力溢れる名演奏、待望の復刻です。
とても良い音質です。





★ベーレンライター小型スコア★ ※ご予約締切日 6月14日
モーツァルト:交響曲全集 全4巻 \16500
新全集ペーパーバック版刊行時には未出版だった偽作2曲も収録。

モーツァルト:7大歌曲集 全7巻 \31500
イドメネオ、後宮、フィガロ、ドン・ジョヴァンニ、
コジ・ファン・トゥッテ、魔笛、皇帝ティト

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06-06 No.6-1

2006年06月09日 17時57分46秒 | Weblog
<harmonia mundi FRANCE>
HMA 1951084 \1050
モンテヴェルディ:マドリガーレ集
この暴虐なる愛の神は,静かにして、アルメリン,こうして私は少しずつ,
私はあなたを愛しています、愛しい人,おお、私の愛しい人,優雅な天使,
晴れやかで澄んだ眼差しよ,愛の別れ,おお、ミルティッロ、私の愛しい人,
裸足のニンファ,私の魂は,さらば,美しいフローリダよ,
ああ、優しく美しい太陽に向かうように
ルネ・ヤーコプス(指,CT)コンチェルト・ヴォカーレ
〔バルバラ・シュリック(S),マリウス・ヴァン・アルテナ(T),ギ・ドゥ・
メ(T),ミシェル・テン・オート・ド・ランジュ(T),ハリー・ヴァン・デア・
カンプ(Bs),コンラート・ユングヘーネル(Teorbo)〕
録音:1981年8月
かつてのカウンター・テナーの大御所にして、今やバロック指揮者の巨匠、ル
ネ・ヤーコプスが自身のリードで始めてモンテヴェルディのマドリガーレを録
音したアルバムです。ヤーコプスのみならず、バルバラ・シュリック、ギ・
ドゥ・メ、ハリー・ヴァン・デア・カンプ、コンラート・ユングヘーネルら
錚々たるメンバーによる演奏は、四半世紀前の録音とは全く思えない褪せない
鮮やかさを保っています。いまでこそソリストが各々役を持って演じているよ
うなマドリガーレの唱法は一般的ですが、マドリガーレがいまだ合唱の祖先と
して捉えられていた時代に、これだけ個が主張しながら確固とした統率のある
演奏を成し遂げたことは驚くべきことです。日本にはだいぶ遅れて1994年に紹
介されましたが、それでも「レコード芸術」誌の特選盤に選ばれたという、筋
金入りの名盤です。

HMA 1951320 \1050
ジェズアルド、ゴルリ:宗教音楽集
ジェズアルド:
聖土曜日のためのレスポンソリウム,モテット「いと優しきマリアを賛えよ」,
モテット「日々罪を犯す私を」,モテット「あなたの慈しみを」,
モテット「苦しみと嘆きを」
ゴルリ:レクイエム
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャペル・ロワイヤル
録音:1989年10月
カルロ・ジェズアルド(1561頃-1613)は、しばしば“ドン”が付けられるように
ナポリ王国の名門の出身。1593年にエステ家のアルフォンソ公の従妹エレオノ
ーレと結婚、フェラーラに移り、ここでの多くの優れた文化人と出会うことで
彼の才能が花開きました。職業作曲家でなかったジェズアルドは、依頼主の好
みに左右されることがなかったため、独自な音楽を確立しました。当時として
はかなり斬新な不協和音や半音階の用法は、しばしば“マニエリスティック”
とすら評されます。強い表現へのこだわりが、ジェズアルドの作品に独特の苦
悩と悲しみの緊張を生み出していることは間違いありません。この「聖土曜日
のためのレスポンソリウム」は晩年の作品で、過激さが後退し、大胆な手法も
ひたすら静かな悲しみを掘り下げるために使われています。胸が苦しくなるほ
どの美しく悲しい、稀代の天才ジェズアルドの一大成果がここに示されていま
す。ヘレヴェッヘとシャペル・ロワイヤルの演奏はこの作品の名演としてつと
に有名なもの。緊張感と柔らかさという両立しがたい要素を完璧に融合してい
ます。

HMA 1951077 \1050
デュモン:グラン・モテ集
思い出してください、ああとても慈悲深い聖母様,魂の対話,マニフィカト,
バビロン川のほとりで
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャペル・ロワイヤル
ギュメット・ロランス(A),アンリ・ルドロワ(CT),ハワード・クルック(T),
ウルリヒ・シュトゥーダー(Br),ペーター・コーイ(Bs)
録音:1981年7月
アンリ・デュモン(1610-1684)は、本名をアンリ・ド・ティエルといい、リエ
ージュ近郊に生まれた作曲家です。1652年にルイ14世の弟フィリップ(アン
ジュー公)のクラヴサン奏者に就任、これを足がかりにルイ王朝の中で着実な
地位を築き上げ、リュリより前の世代の最も重要な作曲家となりました。しか
し録音はいまだ少ないのは残念です。このCDはヘレヴェッヘが国際的に注目さ
れて間もない頃の意欲的なもの。デュモンのモテは儀式ばった仰々しいもので
はなく、自然な優しい感情で真摯に信仰を歌うような音楽です。ヘレヴェッヘ
の明るい柔らかさが生きている演奏が見事。さらに夭折の名カウンター・テナ
ー、アンリ・ルドロワの数少ない歌声の記録としても貴重です。

HMA 1951072 \1050
“16世紀パリのシャンソン集”
ジャヌカン:
パリの物売り声,ある夫が新妻と,美しい乳房,さあ、ここにおいでよ,戦争,
ヴェルノンの粉ひき娘は,愛と死と人生は,
マルタンは豚を市場へ連れていった,すてきな押し込み遊び
セルミジ:
あなたは私を悩ませる,私にはもう愛情はない,
私にはもう愛情はない(ロワ編),ラ・ラ・ピエール先生,
助けて下さい、愛するいとしいひとよ,どうしてあなたは,
ああ、悲しいこと(ミラノ編),私はあなたに楽しみをあげましょう,
きれいな森の金盞花の陰に,あなたはわたしがそれで死ぬっていったけど
クレマン・ジャヌカン・アンサンブル〔ドミニク・ヴィス(CT),ミシェル・ラ
プレニ(T),フィリップ・カントール(Br),アントワーヌ・シコ(Bs),クロー
ド・ドボーヴ(Lute)〕
録音:1981年4月
16世紀にパリで活躍した二人の人気作曲家、クレマン・ジャヌカン(1485-1558)
とクローダン・ド・セルミジ(1490頃-1562)のシャンソンを集めています。いず
れも高度な技巧で作られたもので、その作風の多彩さにも驚かされます。静謐
な感動に満ちた「愛と死と人生は」、市場の賑わいを模した「パリの物売りの
声」、しっとりとした悲しさに満ちた「きれいな森の金盞花の陰に」、ひたす
ら処女の胸の美しさを愛でる「美しい乳房」、そして猥雑さを短くカラッと露
わにした「ある夫が新妻と」などなど。美から俗まで、人生の様々な局面に結
び付いた音楽は生き生きとしており、450年という時を越えて我々の耳を楽しま
せてくれます。
絶大な人気を誇るカウンター・テナー、ドミニク・ヴィスと仲間たちによる歌
は、極めてレヴェルの高いもの。うっとりするほど美しいアンサンブルから、
時に悪ノリすらためらわない自由な愉悦まで、イマジネーションに満ちた演奏
は全世界で絶賛されました。ヴィスの驚異的な美声だけでも堪能できること間
違いありません。

HMA 1951370 \1050
ショパン,R.シュトラウス:チェロ・ソナタ集
ショパン:チェロ・ソナタ Op.65
R.シュトラウス:チェロソナタ Op.6
ルイス・クラレ(Vc) アラン・プラネス(P)
録音:1991年2月
ショパンのチェロ・ソナタは、ショパンのピアノ以外の作品の中では最も充実
した作品です。1845年から翌年にかけて作曲されたこの曲は、1832年以来交流
のあったチェリストのオーギュスト・フランショームとの友情の結実です。作
曲は難航し、出来上がった曲はチェロの独奏曲ではなく、チェロとピアノがと
もに高い技巧でぶつかり合う壮絶な二重奏曲になりました。情熱的なロマンティ
シズムの噴出はショパン以外のなにものでもありません。一方、シュトラウス
のチェロ・ソナタは1880年から1883年にかけて、シュトラウス十代後半の作品。
明らかなシューマンの影響を残しつつ、そこかしこに後のシュトラウスが顔を
出しているのもはっきり見て取れます。ことに第2楽章の憂いを帯びた歌い上
げの美しさは格別。青春の初々しさが感じられる佳曲です。
ルイス・クラレはピレネー山の小国アンドラ生まれのチェリスト。少年の頃に
カザルスのレッスンを受けてから、このチェロの神様に心酔し、自らも大変に
ヒューマンな味わいを持ったチェリストに成長しました。性格も異なるこの二
つの作品どちらにおいても自信に揺らぎが微塵もない堂々の弾きっぷりです。
伴奏が名手アラン・プラネスというのも豪華。

HMA 1951220 \1050
シュメルツァー,ムファット:ソナタ集
シュメルツァー:
フェルディナンド3世の死に寄せる哀歌,3つのヴァイオリンのソナタ,
シュメルツァー:三声のソナタ,三声のソナタ「ランテリー」,ソナタ10番
ムファット:
五声のソナタ第5番 ト長調,ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
チャールズ・メドラム(指)ロンドン・バロック
録音:1985年10月
17世紀オーストリアで活躍したヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623頃-
1680)とゲオルク・ムファット(1653-1704)の器楽作品を集めています。シュメ
ルツァーはウィーンのハプスブルク家の宮廷に仕え、皇帝レオポルド1世から
高く評価されたヴァイオリニストでした。そして当時イタリア人が宮廷楽長を
勤める慣例を破り、オーストリア人として始めて宮廷楽長に就任しました。当
然ヴァイオリン曲に優れた作品を残しています。ムファットは生まれはフラン
ス、パリでリュリらに学んだ後、ウィーン、プラハでの滞在を経てザルツブル
クで職を得、そこからローマに留学してイタリアの音楽をたっぷり吸収、結果
としてフランスとイタリアの音楽の混合をオーストリアに持ちこんだという大
変特色のある人です。五声のソナタは1682年にザルツブルクで出版された曲集
から採られたもの。
チャールズ・メドラム率いるロンドン・バロックの堅実な演奏は、昨今の過激
に走りがちなバロック・アンサンブルよりも落ち付いて作品本来の味を楽しめ
るように思われます。

HMA 195434 \1050
“物乞いたちの嘆き”
物乞いたちの嘆き,ほら私のいとしい人が山からやってきた,異国の人,
魚売り,死の日,サン・ミケーレ・デル・モンテ,私の御主人,祖国の人々,
二人の怠け者の物語,共和国讃歌,故郷のフランシスコ、羊飼い,渦巻く砂塵,
夜と美女
マッテオ・サルヴァトーレ(Vo)
録音:1967年
マッテオ・サルヴァトーレは1925年にイタリア南部プーリア州のフォッジャと
いう町に生まれています。フォッジャは悪い意味で南イタリアらしい町で、
7歳のサルヴァトーレは貧しく靴もなく、学校にも行けませんでした。彼は盲
目のヴァイオリン弾きの弟子になり、老人から様々な歌を教え込まされました。
その数は14年間に150曲ほど。それらの歌も何世紀に渡って口伝されてきた、
誰が作ったかも分からない、しかし南イタリアの貧しい人々の生活にしっかり
根付いたもの。20歳になってヴァイオリン弾きが亡くなると、5日間歩きずく
めでローマに旅して街のレストランで歌を聞かせました。そこで彼の歌の素晴
らしさに気付いた人によって豊かな北部に行き、その歌の素晴らしさが一気に
広まったのです。「ほら私のいとしい人が山からやってきた」は映画「リスト
ランテの夜」でも効果的に使われていました。南イタリアの魂が詰まった1枚
です。

HMA 1951382 \1050
“古いローマの聖歌集(7世紀と13世紀)”
十字架の礼拝(聖金曜日の聖務)
聖マルセルのミサ
マルセル・ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
録音:1991年6月
近年、癒しの音楽としてグレゴリオ聖歌の人気は根付いたようです。しかしそ
れ以前のカトリック音楽となると、再現が極めて難しいためほとんど知られて
いません。こうしたグレゴリオ聖歌以前の単旋聖歌の研究者として名高いのが、
マルセル・ペレスです。彼は粘り強い調査によって、中世のローマの宗教音楽
を蘇らせました。いまだビザンチン的な要素が色濃く残りつつも、敬虔な祈り
に満ちた音楽は、当時ローマを訪れたキリスト教使節たちを驚かせたに違いあ
りません。グレゴリオ聖歌とはまた違った趣の宗教曲になっています。

HMA 1951638 \1050
“ロシア正教会聖歌集”
ボルトニャンスキー:あなたを讃えるにふさわしい,グローリア
ヴェデル:悔悟の門よ私に開け
ルヴォフスキ:天使ケルビムの歌
ロマキネ:私たちはあなたに歌う
アルカンジェルスキ:苦悩を収めよ
グレチャニノフ:クレド,三位一体の栄光
ケドロフ:我らが父
ルビモフ:人は幸いなるかな
クリストフ:
天使ケルビムの歌,あなたの王国で,主の名を讃えよう,
私たちはあなたに歌う,あなたを讃えるにふさわしい
チェスノコフ:神よ、あなたの人々を救ってください
ヴァレリー・ルィビン(指)ルィビン合唱団
録音:1996年2月
長い伝統のあるロシア正教の音楽は、ともするとエキゾチックなものと思われ
がちです。しかしそれは大昔の話。18世紀にイタリア留学から帰国したディミ
トリ・ボルトニャンスキー(1751-1825)が、ロシア伝統の旋律と最先端の音楽と
を結び付けてから、ロシア正教の音楽は無伴奏合唱曲として独自の発展を遂げ、
豊かな作品を多数残しています。このCDには、ボルトニャンスキーの他、アル
テミ・ヴェデル(1767-1806)、グリゴリ・ルヴォフスキ(1830-1894)、ガヴリル
・ロマキネ(1812-1885)、アレクサンドル・アルカンジェルスキ(1846-1924)、
アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956)、ニコライ・ケドロフ(1871-
1940)、ニコライ・ルビモフ(19世紀?20世紀)、ドブリ・クリストフ(1875-
1941)、パヴェル・チェスノコフ(1877-1944)といった、19世紀から20世紀に
かけて活躍した作曲家の優れた作品が収録されています。

HMA 1957015 \1050
“スペインのセファルディの音楽”
ミゲル・サンチェスアリア・ムジカ
セファルディ、あるいはその複数形のセファルディムとはスペインやポルトガ
ルのユダヤ系民族のこと。彼らはかつてイベリア半島で繁栄し、豊かな文化を
生み出していました。10-12世紀頃にその繁栄は頂点に達しました。しかし
1492年、イサベルとフェルナンドのカトリック両王によって、スペインからの
ユダヤ人追放の命が出され、改宗に応じなかったユダヤ人たちは放浪の身とな
り、北アフリカや中近東にたどり付きました。しかし彼らは独自の文化を今に
守り伝えてきました。このアルバムには、ヘブライ語とラディノ語(スペイン
語がユダヤ人の中で変化したもの)の伝承曲を、歌とカーヌーン(琴の一種)、
ウード(リュート)、ナイ(縦笛の一種)、カヴァル(これも縦笛の一種)な
どの民族楽器を用いて演奏したものです。

HMA 1951637 \1050
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959
4つの即興曲 D.935
アラン・プラネス(P)
録音:1997年5月
フランスのピアニスト、アラン・プラネスは、1990年代の後半にシューベルト
の後期のピアノ・ソナタを集中して録音し、高い評価を得ました。シューベル
トの後期ピアノ・ソナタは、規模が大きく、ピアニストにとっては至難の作品。
この第20番ソナタも、実に40分を超える大曲です。こうなると単に弾きこなせ
るという程度ではない、見通しの良い説得力が必要となります。プラネスは、
フランス人らしい知的で洗練されたピアニズムを駆使し、従来理解されづら
かったシューベルトの後期ピアノ・ソナタから、明確な意志の魅力を引き出し
ています。

HMA 1951668 \1050
シューマン:「ばらの巡礼」 Op.112
マーカス・クリード(指)RIAS室内合唱団
クリスティアーネ・エルツェ(S) ビルギット・レンメルト(A) 
ウェルナー・ギューラ(T) ハンノ・ミューラー=ブラッハマン(Bs) 
フィリップ・マイアーズ(フォルテピアノ)
録音:1998年5月
シューマンの「ばらの巡礼」は、モーリッツ・ホルンの詩による独唱、合唱と
ピアノによるオラトリオ。二部からなる24の曲によって、人間世界に降り立っ
た薔薇の精の物語を描いています。ドイツ・ロマン色の濃いシューマンの作品
の中にあっても、とりわけメルヘン的な美しさに満ちた“知られざる傑作”と
言うべきもの。音楽は一貫して優しく、聞く者をメルヘンのファンタジックな
世界へと舞い上げてくれます。
名作のわりに知名度が低いのは、ソロ、合唱、ピアノ、いずれにも高い技量と
豊かな表現力が求められるからでしょう。このCDは、合唱指揮の御大マーカス
・クリードの見事な統率力が遺憾なく発揮されています。薔薇を歌うクリス
ティアーネ・エルツェの可憐な声、またフィリップ・マイアーズの奏でる1850
年シュトライヒャー製のピアノのひたむきな音色など、様々な点で考え抜かれ
た名盤です。

HMA 1951426 \1050
モンテヴェルディ:戦いと愛のマドリガル集
1 タンクレーディとクロリンダの戦い
2 やさしいアンジョレッタが
3 何とかぐわしく
4 あなたはかつて私のものだった
5 あの軽蔑した眼差し
6 眠っているのか
7 静かな川のほとりで
8 西風が帰り
9 ああ、お前はなんと優しい
10 私は恋に燃えているが
ウィリアム・クリスティ(指)レザール・フロリサン
録音:1992年12月
バロック音楽界の大御所ウィリアム・クリスティは、どういうわけかモンテ
ヴェルディの録音に非常に慎重で、CDは多くありません。この録音はその一つ。
完璧主義者のクリスティらしく、隅々まで鋭い目が行き届いた緊張感があり、
彼ならでは強い主張の感じられる演奏です。
歌手にはサンドリーヌ・ピオー、ジャン=ポール・フシェクール、マーク・パ
ドモア、ニコラ・リヴェンクなどが参加、またオーケストラにもヒロ・クロサ
キや上村かおりの名前も見られます。

HMA 1951572 \1050
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第43番 ハ長調 Hob.XV:27
ピアノ三重奏曲第44番 ホ長調 Hob.XV:28
ピアノ三重奏曲第45番 変ホ長調 Hob.XV:29
パトリック・コーエン(フォルテピアノ)
エーリヒ・ヘーバルト(Vn) クリストフ・コワン(Vc)
録音:1995年7月
発売当時に大きな話題となった録音です。パトリック・コーエン、エーリヒ・
ヘーバルト、クリストフ・コワンという三人名手が、ハイドンの時代の楽器を
使用することで、あまり知名度のないハイドンのピアノ三重奏曲から真の魅力
を引き出すことに成功しています。ウィーン生まれで、ウィーン交響楽団、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのコンサートマスターを務めたエーリ
ッヒ・ヘーバルトのヴァイオリンの美しさが全体を強くリードしています。ま
たコーエンが奏でる1790年アントン・ワルター製のフォルテピアノも非常に心
地よい響きです。

HMA 1951153 \1050
合唱倶楽部
1 レイヴンズクロフト:3つの田舎舞曲が1つになるラウンド
2 同:3羽のカラス
3 ヒルトン:ジョージまた注文だ,小僧やぃ
4 ローズ:月夜の今晩、酒を飲み
5 同:女は夜もすがらいたく泣き悲しみ
6 同:美味しいアニスの水だよ
7 ウィルソン:蜜蜂の吸う蜜吸って
8 同:ばらの花は摘めるうちに
9 パーセル:女が俺達に恋をさせ
10 同:サー・ウォルターは娘とお楽しみ
11 不詳:イニゴウ・ジョーンズ
12 バッティシル:墓銘碑
13 アーン:合唱クラブ
14 スミス:アナクレオンの歌
15 アーン:不安を和らげるため
16 ビショップ:森びとよ、陽気な角笛吹きならせ
17 アーン:シェンストン氏の死を悼む哀歌
18 同:嘆くな乙女
19 ピスアル:地上に楽園あり
20 同:誰か一緒に丘を越えてはくれないか
21 バーンビ:心地よく靜かに
ヒリヤード・アンサンブル
録音:1984年9月
国内盤でも2度発売され、大人気だったヒリヤード・アンサンブルの名盤、復
活です。17-19世紀にロンドンなど英国で歌われたアマチュアの合唱曲を収録
しています。前半は「キャッチ」と呼ばれる音楽。かつては家庭から抜け出し
た親父たちが、日頃の鬱憤を歌で晴らすというもので、当然酒と女を歌ったき
わどいものもあったりします。後半に収録されているのは、「グリー」と呼ば
れる18世紀の中頃からのもの。ポール・ヒリアーがリーダーを務めていた時期
のヒリヤード・アンサンブルが実に楽しく歌ってくれています。

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06-06 No.6-2

2006年06月09日 17時57分14秒 | Weblog
HMA 1951271 \1050
ジャヌカン:シャンソン集-狩の歌
1 女達のおしゃべり
2 行け夜鳴きうぐいすよ
3 たったひとつの太陽から
4 美しく緑なすさんざしよ
5 モルラーユ:神々のガイヤルド
6 ぼくには二重の苦しみが
7 緑の森に私は行くわ
8 すぐまた来なさい
9 こちらの側には名誉が
10 空を飛ぶこの小さな神様
11 ル・ロワ:ブルゴーニュのブランル
12 戦い(第1部,第2部)
13 絶えた望み
14 かわいいニンフ
15 どうしてその目を
16 当然のこと
17 モルヤール:ファンタジー
18 花咲けるさんざしの上で
19 この五月
20 ああ、君は楽しいの
21 大胆で軽やかな風よ
22 ル・ロワ:ブラン・ルゲ
23 もうぼくは以前のぼくでは
24 修道士ティボー
25 狩の歌(第1部,第2部)
アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
録音:1987年8月、アルル、聖マーティン教会
名カウンターテナー、ドミニク・ヴィスを中心としたアンサンブル・クレマン
・ジャヌカン、その本領を最も発揮するのは、もちろん冠に名をいだいたジャ
ヌカンです。作品を知り抜いた緻密なアンサンブルに大胆な表情から、ジャヌ
カンの多様な魅力を十全に引き出しています。聞いているだけウキウキする楽
しい曲、しっとりとした美しさに浸れる曲、25曲どれをとっても楽しめること
請け合いです。

HMA 1951574 \1050
シャイン:宗教的マドリガーレ集「イスラエルの泉」
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)アンサンブル・ヴォカーレ・ヨーロッパ
録音:1995年6月
バッハの先駆者と言うべき人物が何人かいる中で、ヨハン・ヘルマン・シャイ
ン(1586-1630)はことに重要な人物です。1616年にライプツィヒの聖トーマス
教会のカントールに就任し亡くなるまでその任に当っていますから、バッハの
直の先輩に当たります。40代で亡くなってしまったため、同世代のハインリヒ
・シュッツ(1585-1672)に比べて著しく知名度が低いのですが、極めて優れた
作品が残されています。宗教的マドリガーレ集「イスラエルの泉」は、旧約聖
書に基づいた26曲からなるドイツ語の宗教的マドリガーレ集。基本的には5人
の歌手と通奏低音によって演奏されます。ここでは21曲を選び、ギリギリCD
1枚に収録。歌手にはマーク・パドモアやペーター・コーイの名前が見られま
す。ヘレヴェッヘ・エディションで発売された時、都心の某店で1週間で60枚
以上売れた、という名盤の復活でございます。

HMA 1951520 \1050
ガルシア・ロルカ:古いスペインの民謡
ファリャ:「お代官様と粉屋の女房」
ジョセプ・ポンス(指)バルセロナ・自由劇場室内管弦楽団
ヒネサ・オルテガ(カンタオーラ)
録音:1994年5月
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936) は、グラナダ生まれの国民的な詩
人、作家。彼は音楽の素養も高く、数多くのスペイン民謡を採譜しました。こ
れらはスペインの土の匂いをダイレクトに伝えてくれる素晴らしいもので、今
なお幅広く愛されています。
ファリャの「お代官様と粉屋の女房」は、1917年に初演されたパントマイム劇
のための音楽。この音楽は後に発展的に改訂されバレエ「三角帽子」となり、
1919年にロンドンで初演、ファリャの名前を大いに知らしめました。つまり
「お代官様と粉屋の女房」は「三角帽子」の原形なのです。
ジョゼプ・ポンスは1957年生まれ、バルセロナ舞台芸術研究所の自由劇場室内
管弦楽団や、グラナダ国立交響楽団を率いて高い評価を得ており、さらに有名
なリセオ大劇場の指揮者としも活躍している才人です。

HMA 1955159 \1050
デュティユー:
交響曲第1番
響・空間・運動
セルジュ・ボド(指)リヨン国立管弦楽団,合唱団
録音:1985年10月
アンリ・デュティユーは1916年生まれ。ラヴェルなどから繋がる近代フランス
音楽の系譜にしっかり繋がる伝統性に、鋭い現代の感性を加えた音楽を持って
います。安易に前衛に傾かず、あくまでフランス音楽の伝統に則った上で20世
紀後半の音楽を切り開いた点で、非常に高く評価されています。交響曲第1番
は1950年の作品。パッサカリア、スケルツォなどの形式を楽章に用いつつ、
4楽章構成はしっかり保っています。
巨匠セルジュ・ボドが音楽監督を務めていたリヨン管弦楽団を操っての見事な
演奏です。

HMA 1951604 \1050
ローマ教会の聖歌 復活祭の日曜日の晩
マルセル・ペレス(指)アンサンブル・オルガヌム
録音:1996年11月
このCDには、6世紀から13世紀にかけてのローマ教会の聖歌が復元されていま
す。751年、現在のフランスからドイツにかけて大きな勢力を持っていたフラ
ンク王国の小ピピンは、政略としてローマ教皇に近づきました。この時、ロー
マ教会の典礼がフランク王国にもたらされ、フランク王国の繁栄によって広ま
りました。グレゴリオ聖歌ともまた違った単旋律の敬虔な美しさが映えていま
す。古い時代の音楽に情熱をかけるペレスの本領発揮のCDです。





<Ysaye Records>
YR 07 \2280
ハイドン:弦楽四重奏曲「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」Op.51
イザイ弦楽四重奏団〔ギヨーム・シュートル(Vn),リュク=マリー・アグエ
ラ(Vn),ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)、ヨハン・マルコヴィッチ(Vc)〕
ミシェル・セール(詞)ジェラール・ロンドー(写真)
今年の「熱狂の日」で熟成された音楽世界を披露した実力派クァルテット、イ
ザイ四重奏団による「十字架上の七つの言葉」。ハイドンは、十字架に架けら
れ死を目前としたイエス・キリストの七つの言葉「十字架上の七つの言葉」に
基づいた作品をスペインのカディス聖堂より依頼され作曲。演奏時間は1時間
を越える大作ですが、一音たりとも忽せにしない切れ味の素晴らしい演奏。こ
の作品を長年温めてきたという、イザイ四重奏団のあまりに高度な音楽性に圧
倒されます。また、豪華ブックレット仕様でミシェル・セールの詩とジェラー
ル・ロンドーによる多数の写真が掲載されています。

NS 02 \1780
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」ピアノのための10の小品 OP.75
シューマン:交響的練習曲 op.13
アルベルト・ノーゼ(P)
ユンディ・リが優勝した弟14回ショパン・コンクールで5位入賞を果たしたイタ
リア出身の若きピアニスト、アルベルト・ノーゼのデビュー・アルバム。
2006年は多くの作曲家がアニバーサリー・イヤーを迎え、没後150年のロベルト
・シューマンもその一人。数あるシューマンのピアノ曲の中でも、シューマン
らしい抒情と壮大な技巧を要する難曲。同じイタリアの巨匠ピアニスト、マウ
リツィオ・ポリーニのようなテクニシャン、ノーゼのピアノが冴え渡ります。




<ALIA VOX>
AV 9848 \1980
AVSA 9848(SACD-Hybrid) \2700
「東洋=西洋(1000?1600)」
(1)
「鶴」(マカーム・ウザル・サキル)(トルコ、カンテミルオウル手稿譜、
16世紀)
ドゥクツィア(アルフォンス10世賢王編聖母マリアのカンティガ集第248-353
より)
「1時に私は生まれ」(サラエヴォ、セファルディ)
「魂の踊り」(モロッコ、アラブ)
カステッロ・デ・ラ・プラーナ:アルバ(スペイン)
エスタンピー「ラ・マンフレディーナ」(イタリア、14世紀)
「ライラ、我が愛しの人」(アフガニスタン(ペルシャ))
(2)
エスタンピー「イン・プロ」(イタリア、14世紀)「風の踊り」(ベルベル
(アルジェリア)、セファルディ)
サルタレッロ(アルフォンス10世賢王編聖母マリアのカンティガ集第77-119よ
り)
「チャハメズラーブ」(ペルシャ)
「剣の舞」(アルカンタラ(チュニジア)歌集より)
「マカーム・ニクリーズ・ウスル・ベレフサーン」(トルコ、カンテミルオウ
ル手稿譜、16世紀)
サルタレッロ(イタリア、14世紀)
(3)
「ヤ・ネバト・エルリヒャン/マカーム・ラミ」(ユダヤ民謡/イラク民謡)
ロトゥンデッルス(アルフォンス10世賢王編聖母マリアのカンティガ集第105
より)
「マカーム・ラースト・セマーイー」(トルコ、カンテミルオウル手稿譜、
16世紀)
エスタンピー「トリスターノの嘆き」(イタリア、14世紀)
「モラー・マーマドゥ、我が愛しの人」(アフガニスタン(ペルシャ))
サルタレッロ(イタリア、14世紀)
「マカーム・ラースト・ムラッサ・ウスル・デュイェク」(トルコ、カンテ
ミルオウル手稿譜、16世紀)
ジョルディ・サヴァール(指、ヴィオール、ルバブ、リラ)、
エスペリオンXXI[ドリス・エル・マロウミ(ウード)、ディミトリス・プソ
ニス(サントゥール、サズ)、ヤイール・ダラル(ウード)、ペドロ・エステ
ヴァン(ダルブカ、タンボール、パンデレータ、リック=グンガ)、ハレド・
アルマン(ルバーブ)、オスマン・アルマン(トゥラク(笛))、セイアル・
ハシミ(タブラ、ザルバガリ)]
サヴァール渾身の新録音は、西はイベリア半島から東はアフガニスタンまでの
地中海(西洋)=中近東(東洋)世界の音楽を広く集めたコンセプト・アルバ
ム。中世ルネサンス期には有機的に繋がっていた、この広い地域を巡る、音楽
を通じた異文化交流の旅です。特に、有名ながらあまり録音の多くない、カン
テミルオウル(モルダヴィア公ディミトリエ・カンテミルのトルコ名)の作品
が4曲入っているのはうれしい限り。
サヴァール率いるエスペリオンXXIの熱演によって、文化的に、音楽的に、個
性と同質性の両面とも保っていた頃の東と西の音楽が、今の我々の魂に響きま
す。

AV 9849 \1150
[カタログCD]
「信仰の変容」
(1)[古きキリスト教徒:神秘主義と神話]
バレンシアのシビラ(巫女)の歌(バレンシア、15-16世紀、バレンシア司教
座聖堂)
ジョスカン・デプレ:「千々の悲しみ(皇帝の歌)」(シャンソン)
モラレス:ミサ曲「千々の悲しみ」よりサンクトゥスとアニュス・デイ
(2)[新しきキリスト教徒:異教との交流と狂熱]
カバニーリェス:皇帝のバタッリャ
作曲者不詳(フランドル):古きサエタ「前例なき=改宗者」
フレーチャ:4声のためのネグリッリャ「聖サベヤ、ググルンベ」
ボカネグラ:連祷式文「天は喜びを遣わし」(リマ)
デ・パディッリャ:ネグリーリャ「おお、フランシキーリョさん」(プエブラ)
フェルナンデス:
メスティーソとインディオ「君に歌うよ、かわいこちゃん」(オアハカ)
デ・セスペデス:グアラーチャ「おお、なんと身を焦がすことか」(メキシコ)
ジョルディ・サヴァール(指)、エスペリオンXXI、
モンセラート・フィゲーラス(VO)、
ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ
このカタログCDは、サヴァール自身が、レコンキスタ(国土回復運動)を通じ
て変容した信仰の在りようという独自の視点で構成したもの。ただ曲を寄せ集
めたのではなく、新たな切り口から曲順を再編集しているので、単にカタログ
付でお値段が安いというにとどまらない、新たなアルバムを聴くようなお得感
があります。




<ACCENT>
ACC 20041 5枚組 \4750
モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集(op.1&op.2)
ソナタ変ホ長調K 380、イ長調K.526(1991年録音)【ACC 9175所収】
ソナタ変ロ長調K.378 (317d)、ソナタ変ホ長調K.481(1992年録音)
【ACC 9292所収】
ソナタヘ長調K.376& ロ長調K.454(1995年録音)【ACC 95113所収】
ソナタト長調K.301、変ホ長調K. 302、ハ長調K.303(2005年録音)*
ソナタホ短調K. 304、ヘ長調K.377(2005年録音)*
シギスヴァルト・クイケン(Vn) ルーク・デヴォス(フォルテピアノ)
〔*=新録音(初出)〕
クイケンとデヴォス、黄金のコンビによる、モーツァルトの作品1と2のソナタ
がアクサンレーベルから久々に登場です。2005年の新録音(disc 4,5)を含ん
でいるというなんとも豪華なボックスセットとして、お得な価格でモーツァル
ト・イヤーの夏を飾ります!素朴ながらも巧みな節回しでモーツァルトの魅力
を気張ることなく私たちに提示してくれるクイケンの妙技は今も健在。デヴォ
スによるフォルテピアノも円熟具合も頃合いで巨匠のきわみ、二人で高雅なモ
ーツァルトの世界を作り上げています。旧録のものははや10年以上経過したも
のですが、あらためて聴きなおしてみても、心にまっすぐに届くその音色は、
いつまでも新鮮なままです。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタの録音とし
てマスト・バイのセットであると申せましょう。




<HUNGAROTON>
HCD 31009/14 6枚組 \5940
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
[CD 1]第9番ニ長調K.311 / 第5番ト長調K.283 / 第3番変ロ長調K.281
[CD 2]第11番イ長調K.331 / 第2番ヘ長調K.280 / 第10番ハ長調K.330
[CD 3]第6番ニ長調K.284 / 第8番イ短調K.310 / 第12番ヘ長調K.332
[CD 4]第16番変ロ長調K.570 / 第17番ニ長調K.576 / 第13番変ロ長調K.333
[CD 5]第1番ハ長調K.279 / 第4番変ロ長調K.282 / 第7番ハ長調K.309
[CD 6]幻想曲ハ短調K.475 / 第14番ハ短調K.457 / 第18番ヘ長調K.533 + 494
/ 第15番ハ長調K.545
マルコム・ビルソン(フォルテピアノ)
※ 使用楽器;
1977年フィリップ・ベルト製(1780年頃ウィーン、アントン・ワルター製に基
づく)[CD1&2]
1979年トーマス&バルバラ・ウォルフ製(1790年頃ミュンヘン、ルイ・ドゥル
ケン製に基づく)[CD3&4]
1989年ポール・マクナルティ製(1795年頃ウィーン、アントン・ワルター製に
基づく)[CD5&6]
録音:1988、89年フンガロトン・スタジオ(CD1-4)
1990年アムステルダム、聖母マリア教会(CD5&6)
ピリオド楽器演奏の草分けビルソンによるソナタが、モーツァルト・イヤーの
タイミングに合わせてたいへんお得なセットになりました。
ビルソンのモーツァルトというと、ガーディナーとの協奏曲全集での典雅な響
きをご記憶の方もおられるはず。ここでも3つの楽器を弾き分けているように時
代考証に基づいた楽器選びに始まり、折り目正しい清潔感あふれる演奏がいつ
聴いても新鮮です。演奏内容、録音、価格と三拍子揃ったオススメのモーツァ
ルト。この機会にぜひ!

HCD 32305 \1980
ガブリエル・イラニ/20世紀・21世紀?世紀の終焉と開始
ガブリエル・イラニ:
ピアノ連作曲集「パウル・クレーへのオマージュ」 
ピアノのための3つの後奏曲 
ヴァイオリン、クラリネット、テノールサキソフォンとピアノのための「サウ
ンドグリッド/声/エピローグ」 
パウル・ツェランのテキストによる16声の賛美歌 
弦楽のための「内なる時間 1」 
24本のフルートオーケストラとフルート独奏による協奏曲
ヨリコ・イケヤ(P)、アントン・ウェーベルン弦楽四重奏団、
ピエール=イーヴ・アルトー(Fl)、他
録音:2002年、2004年
いずれの曲も1998年から2003年までに作曲されたものですが、シュプレッヒ・
シュティンメを取り入れた合唱曲やクラスターミュージック、さらには武満風
のフルート協奏曲ありと多彩な響きを楽しめます。まるで20世紀現代音楽の図
鑑といった趣きなので、特に現代音楽ファンには歓迎される内容です。

HCD 32347 \1980
EARアンサンブル
ファラゴ:臼井のための4つのブレス 
オルスバイ:ヒク・エト・ヌンク 
マダラス:星 
シュガル:アート・デュオ第2番 
デチェニ:コルフの時計 
イシュトバン・シゲティ:カテドラル 
チェミツキー:カノーネ・アッロンブラ
アニタ・ソムライ(Sop)、バラス・カントル(Vc)、ベラ・ファラゴ(Syn)、他
録音:2004年、2005年
1曲目の作品は手かざし療法の創始者の一人、臼井甕男(みかお、1865-1926)
に奉げられた作品。西欧人が想像する日本を音化したような作風です。現代音
楽のタームでのテープ音楽やノイズミュージックなど、意気軒昂だったころの
「現代音楽」がタイムマシンから甦ったかのような作品もありますが、黄金分
割を技法に援用した「星」、抒情性が際立つ終りの2曲は意外なほど感情の深
部を揺さぶる佳品です。

HCD 32355 \1980
シャンドル・バラッサ:
太陽の息子op.54 
牧歌とロンドop.66 
ヴァイオリオン協奏曲第3番
マルタ・アブラハム(Vl)、ペテル・フュゼス(Hr)
アダム・メドヴェチュキー(指)ハンガリー放送交響楽団
録音:1999年、2000年
例えていうなら12音技法に進む前のシェーンベルク、あるいはフランス5人組
の明晰な筆致による楽曲が集められています。徒に技法に走らなかったことが
災いして一時は冷や飯組になっても自分の道を貫いてきた孤高の保守派バラッ
サ(1935年生まれ)の作品集です。

HCD 32362 \1980
ゲサ・フリード:合唱作品集
ピアノと合唱のための協奏曲op.14 
無伴奏混声合唱のための「ことわざと引用」op.36a
無伴奏混声合唱のための「ことわざと引用」op.36b 
4つの無伴奏混声合唱曲 
無伴奏女性合唱のための10の哀歌op.35 
混声合唱とピアノのための組曲op.48
ペテル・ショルツ(指)、フランツ・リスト合唱団
ハンナ・デビッヒ(P)
録音:2005年5月
フランツ・リスト音楽院に学び、バルトーク、コダーイの薫陶を受けたフリー
ド(1904?1989)の合唱作品集です。1948年にはオランダに帰化し、戦後のオラ
ンダを代表する作曲家として長期にわたり活躍しました。ここに収録された曲
目では若い頃に書かれたユーモラスなop.14以外は、宗教的色彩に富んだ敬虔
な雰囲気の作風が印象的です。

HCD 32405 \1980
マチアス・シェイベル(シャイバー):室内楽と歌曲集
古風なサラバンドとジーグ 
詩人のために 
4つのフランスの有名な歌 
4つのギリシア民謡 
ヴァイオリンとチェロのための室内ソナタ 
ヴァイオリンとピアノのための演奏会小品 
チェロとアコーディオンのための序奏とアレグロ 
ペテフィの歌
レスリー=ジェーン・ロジャース(Sop)、アンドレア・メラート(メゾSop)、
ダーヴィド・フリューヴィルト(Vn)、ペテル・サボ(Vc)、
ラスロ・エルニェイ(Accod)、ズザ・コラー(P)
録音:2005年4月、5月
12音技法からポピュラーな映画音楽まで多彩な技法を使いこなした作曲家マチ
アス・シャイバー(1905?1960)の素晴らしい小品集です。ゲーテの詩や人類
が残した最も美しいフレーズの一つとされるシェークスピアのソネット18番を
テキストに採った歌曲集「詩人のために」や、ユーモラスな「4つのフランス
の有名な歌」、珍しい編成の「序奏とアレグロ」など、確かに様々な技法が駆
使されていても技法の使用自体を目的とした作品は皆無であり、そこにはかな
らず「歌」があります。作曲家としての絶頂期に南アフリカで交通事故に斃れ
さえしなければ、まだまだ素晴らしい作品を残してくれたことは間違いありま
せん。

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06-06 No.5

2006年06月07日 16時29分39秒 | Weblog
★「マエストロの愛した珈琲」お取り扱い開始のご案内★
「よこすか海軍カレー」などを手がける調味商事の音楽ファンに向けた新商
品です。音楽ファンへの贈り物などにもご利用いただけますので、よろしく
お願いいたします。

http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/coffee/coffee.html

==================================

<fine NF>
NF 20302 \2730
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番
カザルス:鳥の歌
青木十良(チェロ)
青木十良90歳のバッハです。





<STRADIVARIUS>
STR 33660 \2080
「賛歌 ファリャ、リョベートとその世界」
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):ドビュッシーの墓碑銘への賛歌(*)
マヌエル・デ・ファリャ/ミゲル・リョベート編曲:
7つのスペイン民謡(+/*)(++)
バレエ「三角帽子」より 粉屋の踊り(*/#)
バレエ「恋は魔術師」より 漁師の歌(*),鬼火の踊り(*),
パントマイム(*/#),真夜中(*/#),火祭りの踊り(*/#)
スペインの4つの小品 より クバーナ(*/#)
ミゲル・リョベート(1878-1938)作曲・編曲:
「リラ・オルフェオ」(1900)(**)
ラファエル・ミトハナ(1869-1921):セギディーリャス
リラ・オルフェオのための編曲集;
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニのメヌエット,
ベートーヴェン:メヌエット,
モーツァルト:ドン・ジョヴァンニのセレナード,
ショパン:前奏曲,
メンデルスゾーン:ロマンス,
シューマン:ロマンス,無言のロマンス,
メンデルスゾーン:ロマンス
ミゲル・リョベート:3つのカタルーニャ民謡(++)
イサーク・アルベニス(1860-1909):グラナダ
ステファノ・グロンドーナ(ギター(*))
マリア・ホセ・モンティエル(メゾソプラノ(+))
ラウラ・モンディエッロ(ギター(#))
ノヴァ・リラ・オルフェオ(**)
ステファノ・グロンドーナ、ラウラ・モンディエッロ、
ジュゼッペ・カレール、
ロベルト・ダ・バルプ、アレッサンドラ・ノヴァーガ、
パオロ・ベルサーノ(ギター)
録音:2003年9月(++)、2005年8月、イタリア、
ロンバルディア州ソンドリオ県ポンテ・イン・パルテッリーナ、
聖イグナツィオ教会
スペイン、カタルーニャ生まれのリョベートはフランシスコ・ターレガに師
事した偉大なギタリスト・作曲家。ファリャの「ドビュッシーの墓碑銘への
賛歌」は彼のために書かれた作品です。リョベートはギターのための編曲も
さかんに行い、またギター・デュオやギター・サンサンブルの先駆者でもあ
りました。彼はバルセロナにおける撥弦楽器奏者の組織「リラ・オルフェオ」
の創設メンバーとなり監督に就任、同名のアンサンブル曲集をまとめました。
それは出版されませんでしたが、手稿譜の形で残されています。
このアルバムでその曲集を演奏するのはその名も「ノヴァ(新生)・リラ・
オルフェオ」。2002年にステファノ・グロンドーナによって創設されたギタ
ー・アンサンブルです。

STR 33711 \2080
「あなたは虚無から現れる…」
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):フルート作品集
フルートとピアノのためのソナタ(1958)(*)
呪文… 像が象徴となるために(無伴奏フルートのための;1937)
5つの呪文(無伴奏フルートのための;1936)
苦行(無伴奏フルートのための、5曲;1967)
リノスの歌(フルートとピアノのための;1944)(*)
マリオ・カローリ(フルート)
シルヴァ・コスタンツォ(ピアノ)
録音:2005年2月9-10日、ストラスブール近現代美術館[MAMCS]ホール
音楽における人間性・抒情性の回復を目指しメシアンらと「若きフランス」
を結成、非ヨーロッパ的・原始的・神秘的傾向を持つ音楽を残したジョリ
ヴェ。アルバム・タイトルは「5つの呪文」の第2曲から採られたものです。
マリオ・カローリは1974年イタリア生まれ。22歳の時、ダルムシュタット音
楽祭にてクラーニッヒシュタイナー音楽賞を受賞し国際舞台にデビュー、以
来、現代音楽を中心に大活躍しています。作曲家サルヴァトーレ・シャリー
ノは彼を「フルートのパガニーニ」と評し、またディロン、フェデーレ、ファ
ニホウ、ジェルヴァゾーニ、細川、ジョラス、クルターク、マントヴァーニ、
松平、リーム、湯浅、ストロッパといった現代作曲家たちが彼に作品を献呈
しています。

STR 33735 \2080
フレデリック・ジェフスキ(1938-):4つの小品(1977)
ジョン・アダムズ(1947-):フリジアン・ゲート(1977)
エマヌエーレ・アルチウリ(ピアノ)
録音:2005年11月29-30日、ポリテクニコ・ディ・トリノ大ホール
アメリカ合衆国の二人の作曲家が同じ1977年に書いたピアノ曲。





<LA BOTTEGA DISCANTICA>
DISCANTICA 131 \2080
モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲集「ミラノ四重奏曲」
第2番ニ長調 K.155/第3番ト長調 K.156/第4番ハ長調 K.157
第5番へ長調 K.158/第6番ロ長調 K.159/第7番変ホ長調 K.160
ソナーレ弦楽四重奏団
録音:1989年7月、ダルムシュタット、オランジュリー
Clavesレーベルからの移行再発売。

DISCANTICA 132 \2080
モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲集「ウィーン四重奏曲」
第8番ヘ長調 K.168/第9番イ長調 K.169/第10番ハ長調 K.170
第11番変ホ長調 K.171/第12番変ロ長調 K.172/第13番ニ短調 K.173
ソナーレ弦楽四重奏団
録音:1991年4月8-12日、バンベルク、ツェントラルザール
Clavesレーベルからの移行再発売。

DISCANTICA 134 \2080
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
「アポロの六弦琴」(6つのアリアとシャコンヌ;1699)
マニフィカト第6旋法(10のフーガ)
アドアルド・ベロッティ(オルガン)
録音:2005年7月5-6日、イタリア、トレンティーノ=アルト・アディジェ州
トレント県スマラーノ、聖母被昇天教会
使用楽器:1992年、グラウコ・ギラルディ製
「アポロの六弦琴」は世俗歌(第6曲は「セバルディーナの歌」)に基づく6
つの変奏曲による)とシャコンヌから成るパッヘルベルの代表作の一つで、
チェンバロで演奏されることもあります。

DISCANTICA 137/138 2枚組 \3200
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)/
トマス・ビリントン(1754-1832)編曲:合奏協奏曲集 Op.6
アドアルド・ベロッティ(オルガン)
録音:イタリア、フリウリ・ヴェネティア・ジュリア州ウディーネ県
ヴィッラルタ・ディ・ファガーニャ、教区教会
使用楽器:1791年、ガエターノ・カッリード製

DISCANTICA 139 \2080
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
ピアノ・ラグ・ミュージック(1919)/タンゴ(1940)
ベラ・バルトーク(1881-1945):野外にて(1927)/舞踏組曲(1925)
ダリウス・ミヨー(1892-1974):ブラジルの思い出 第2集(1922)
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
4つのスペインの小品(1909)から アラゴネーサ,クバーナ
オペラ「はかない人生」より スペイン舞曲第1番,同第2番
アンドレア・デバウデンゴ(ピアノ)
録音:2005年12月18-19日、イヴレア、SMC、バロック・ホール
1972年イタリアのペーザロ生まれのアンドレア・デバウデンゴはパオロ・バ
ルドーニ、ラーザリ・ベルマン、アレクサンダー・ロンクヴィヒ、アンジェ
イ・ヤシンスキに師事し、1988年ペスカーラ国際ピアノ・コンクールで優勝、
2000年ツヴィッカウの行われたローベルト・シューマン・コンクールで3位に
入賞しました。ジャズ・ピアニスト、作曲家の顔も持つ多才の音楽家です。

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06-06 No.4

2006年06月06日 22時19分15秒 | Weblog
<TESTAMENT>
SBTLP0111 \1850 ※ご予約締切日 6月24日
ワーグナー:
楽劇「ニーベルングの指環」-「ジークフリート」最終面
完全限定盤!
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団 
指揮:ヨーゼフ・カイルベルト
録音:1955年
試聴用、とはいえマニア垂涎のレア盤!衝撃のステレオ・リング全曲のLP発売
に先駆けて、テスト・プレスをこれまた完全限定でお届けします。CDでは残念
ながら伝えきれない、55年バイロイトの空気感を一足さきにどうぞご体感くだ
さい!
リング全曲LPは19枚組。予定小売価格も9万円前後と、かなりの高額商品とな
ってしまします。「どういった盤質なのか?」「CDとの音質の差はどれほどの
ものなのか?」どんなにその価値がわかっていても、やはり少々躊躇してしま
うもの。
そこで、テスタメントでは、19枚組本体のリリースに先駆けて、1面のみのテ
スト・プレスを先行発売することを決定いたしました!19枚38面あるうちの
1面(ジークフリートの最終面=11枚目のB面)をマニア垂涎の片面プレスで
お届けいたします。本体購入をすでに決定なさっている方も、片面プレスと
の聴き比べもできる必携アイテム。もちろん、本体プレス時にクオリティが
さがらないように、スタンパーはこのテスト・プレス用にもうひとつ作り直
すという配慮も忘れていません。
しかも、価格的には通常CDと同価格と試聴用ならではの低価格に抑えられて
います。装丁は、テスト・プレスですので、完全無地の白紙袋に品番がわか
るだけのステッカーが貼られた極めてシンプルなものになります。レーベル
部分もなにも印刷されておりません。しかしこれもまた、大型リリース前に
昔は必ずお目にかかった「白盤」を思い出させてくれるうれしいもの。内容
云々を別としても、クラシック・ファンとして持っていたいコレクター・ア
イテムともいえるかもしれません。
とはいえ、やはり聴いて頂きたいのは、その驚愕の高音質。もちろん既発の
CDでも、そのクオリティは証明済ではありますが、是非ともアナログ盤で体
感して頂きたいもの。単に「音」というだけでなく、その場の「空気」まで
もが鮮明に再現される様はまさに鳥肌ものです!

★一部宣伝広告で情報が流れていますが、19枚組のアナログ全曲盤が発売予
定になっています。価格は上記案内のように\90000程度の予定です。こちら
の商品のご購入をお考えのお客様は、出来ましたら早めにGoodiesまでご一報
いただければと思います。プレス数、確保可能数など流動的ですので、希望数
全数の確保が難しくなる可能性もございますので、よろしくお願いいたします。
今回の1枚ものも完全限定盤となります。こちらは締切日以降のご注文は商品
確保が出来なくなる可能性がございますので、お早めにご注文をお願いいたし
ます。Goodies

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06-06 No.3

2006年06月03日 23時06分44秒 | Weblog
<LSO Live>
LSO 0083 2枚組 \2100
LSO 0583(SACD-Hybrid) 2枚組 \2850
エルガー:「ジェロンティアスの夢」Op.38
デイヴィッド・レンドール(T:ジェロンティアス)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms:天使)
アラステア・マイルズ(Bs)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドンSO.& Cho.
録音:2005年12月11日& 13日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
LSO Live最新録音はエルガーの「ジェロンティアスの夢」。交響曲全集を経て、
新たに円熟の巨匠デイヴィスが手兵とともに取り組んだ意欲的プロジェクトで
す。この壮大なオラトリオ風の声楽曲は、由緒あるバーミンガム音楽祭の委嘱
を受けて1900年に完成初演されました。前年に初演を果たしたばかりの「エニ
グマ変奏曲」と並んでエルガーが国際的名声を得るきっかけとなった代表作で
あり、また、本国では重要な節目でしばしば取り上げられ英国オラトリオの最
高峰とも云われるほどの人気を誇っています。
ジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿のテクストによる内容は、ジェロンティ
アスが死の淵で魂の救済について天使や神と問答を繰り広げるというもの。デイ
ヴィスは公演前のインタヴューで作品について次のように述べています。
「死についての音楽を書こうとすると、ふつうならレクイエムあるいは名の通
った歴史上の人物の死を描くところですが、ここでは死そのものにまつわる実
際のプロセスを扱っている点で独創的。まさに過去に例のないまったく新しい
タイプの、真に偉大な作品なのです。」
実際、この言葉通りに厚い共感を寄せるデイヴィスのドラマ作りは最高!二部
構成演奏時間一時間半を超える長丁場を完璧にまとめ上げています。加えてソ
リストの健闘も光ります。病気のため降板したベン・ヘップナーの代役を立派
にこなしたレンドール。後半に向け尻上がりに調子を上げてゆくオッターに、
深みある役どころを演じきったマイルズ。そして、最後のカギを握る“合唱”
のとてつもないテンションの高さは圧巻。清澄かつ深遠に、エルガーらしい気
高くもやさしくせつない音楽を歌い上げます。クライマックスの、天上の合唱
による「いと高きところでは、聖なる方をほめたたえよ」に至っては震えが止
まらぬばかりの感銘に心を打たれます。
バービカンセンターの屋根がいまにも吹飛ぶばかりの迫力と重厚なサウンドも
オーディオ的魅力満点で、モニュメンタルな作品にふさわしい仕上がりとなっ
ています。




<HUNGAROTON>
HCD 32352 \1980
モーツァルト:
フルート五重奏曲 ト短調(原曲 弦楽五重奏曲第4番 ト短調 K.516)
フルート五重奏曲 ニ長調(原曲 弦楽五重奏曲第5番 ニ長調 K.593)
アンサンブル・カンパニレ〔イルディコー・ケルテース(Fl),ハーヨ・ベス
(Vn),イザベル・シャウ(Va),トーマス・アーヴィン(Va),グイド・ラリシュ
(Vc)〕
2005年1月3-5日
このCDに収録されているのは、モーツァルトの弦楽五重奏曲2曲を、フルートと
ヴァイオリン、ヴィオラ×2、チェロという編成に編曲したもの。ウィーンの音
楽商、ヨハン・トレークが扱った筆者譜(現在はザルツブルクのモーツァルト
資料館に収蔵)をトーマス・アーヴィンが校訂したものです。実際に編曲した
人物は分かりませんが、1792年頃、つまりモーツァルトの死の前後の時期の、
同時代の編曲です。出来ばえは上々で、原曲の良さを損なうことなく、フルー
トの哀愁が浮かび上がっています。特に明記がないのですが、はっきりピリオ
ド楽器による演奏。ケルテースのトラヴェルソのスラリとした音色が映えてい
ます。ハーヨ・ベスは、ムジカ・アンティクヮ・ケルンでラインハルト・ゲー
ベルの片腕として活躍したヴァイオリニスト。

HCD 32356 \1980
シュポア:2つのヴァイオリンのための二重奏曲集
二重奏曲 ハ長調 Op.9-1
二重奏曲 イ長調 Op.9-2
二重奏曲 ハ長調 Op.153
ペーテル・チャバ(Vn) ヴィルモシュ・サバディ(Vn)
録音:2002年2月7-10日,2005年12月21日
ベートーヴェンより一世代下のドイツの作曲家、ルイス・シュポア(1784-1859)
の、ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲を3曲。作品番号から分かる通り、シュ
ポアの作曲活動の初期と晩期の作品で、印象もかなり違います。可愛げなOp.9
の2曲に対して、Op.153の充実した音楽は、とてもヴァイオリン2つで演奏され
ているとは思えない豊かさがあります。25分もかかるこの作品は、シュポアの
代表作に数えられてもおかしくない名作です。ペーテル・チャバは1952年ルー
マニア生まれのハンガリー系ヴァイオリニスト、現在はリヨン在住、さすがハ
ンガリーの弦の美しさに満ちています。

HCD 32400 \1980
エレ:ピアノ作品集
ポロネーズ Op.132-1,Op.132-2,即興曲 Op.129-1,Op.129-2,
バラード Op.121-1,Op.121-2,物語 Op.121-2,ゴンドラの夢 Op.121-3,
協奏的間奏曲 Op.135-1,Op.135-2,舟歌 Op.141-1,Op.141-2,
セレナード Op.56
イローナ・プルーニ(P)
録音:2005年8月22-25日
ステファン・エレ(Stephen Heller)は、1813年にペストに生まれたユダヤ系
ハンガリー人ヘレル・イシュトヴァーンです。12歳でウィーンに出てツェルニ
ーやアントン・ハルムの弟子となり、1828年にデビューするや瞬く間に人気ピ
アニストになりました。数年間ドイツでシュテファン・ヘラーとして活躍した
後、1838年、25歳の時にパリに移住、1888年に亡くなるまでの半世紀を過ごし
ています。ショパンやリストとほぼ同世代の人ですが、ショパンほど情熱的で
はなく、リストほど超絶技巧でもない、そのかわり彼らにない独特の温かみの
ある柔らかい味わいがあり、当時エレが大人気だったことが良くわかります。
名手プルーニのピアノも万全。

HCD 32402 \1980
フス:歌曲集
6つの新しい歌 Op.6,友情から愛への道 Op.24,歌曲集 Op.16,夢 Op.21,
歌曲集 Op.22,歌曲集 Op.23,ほか
マーリア・ザードリ(S) ティモシー・ベンチュ(T)
アニコー・ホルヴァート(フォルテピアノ)
録音:2005年10月4-10日
ヤーノシュ・フス(1777-1819)は、ドイツ系ですが、ハンガリーで生まれハン
ガリーで没した作曲家。ウィーンにも度々滞在して、作品を出版しています。
ここに収録されているのはいずれもドイツリート、楚々とした美しさが光りま
す。ハンガリーの誇る名古楽ソプラノ、マーリア・ザードリをメインに、フォ
ルテピアノで伴奏するなど、こだわりの世界初録音です。

HCD 32339 \1980
17世紀から18世紀のハンガリーの舞曲(全30曲)
チャバ・ナジ(ターロガトー) ペーテル・エラ(Cemb)
ヴィクトーリア・ヘレンツァール(ツィンバロン) 
イシュトヴァーン・ネーメト(Cl)
録音:2005年4月16-19日
これは民族音楽とクラシックのちょうど境界線にあるようなアルバム。17世紀
から18世紀にかけてのハンガリー舞曲を、ターロガトーで奏でた演奏です。タ
ーロガトーはハンガリー伝統の管楽器で、いくつかのタイプがありますが、こ
こではクラリネットに近い楽器を使用、しかし音色は、クラリネット的でもあ
り、ソプラノサックス風でもあり、時にはオーボエっぽくもあり、でもいずれ
と比べてもずっと素朴です。とにかく聞いているとホッとできる和みのある音
楽です。

HCD 32301 \1980
ヴラディゲロフ:室内楽作品集
ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」,2つの即興曲 Op.7,2つの小品 Op.20,
ラチェニツァ Op.18-2,ピアノ三重奏曲 Op.4
エードゥア・アマリラ・ザードリ(Vn) ルドルフ・レオポルド(Vc)
ラルカ・スティルバト(P) 他
録音:2005年12月3-11日,2006年1月11日
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)は、20世紀のブルガリア音楽に多大な
影響を残した人物。チューリヒに生まれベルリンで学んでいます。ナチスの台
頭を嫌ってブルガリアに移り、亡くなる直前まで作曲に教育に活躍していまし
た。1922年に作曲された「ヴァルダル」がことに有名で、多くのヴァイオリニ
ストが取り上げています。ヴラディゲロフは、当然ブルガリアの音楽素材を用
いているものの、強烈に前面に出すというわけではなく、伝統とうまく融合さ
せているところに優れた手腕が感じられます。

HCD 32183 \1980
サボー:室内楽&声楽作品集
3つのトランシルヴァニアの民謡
チェロとピアノのためのソナティーナ ハ長調 「振り返って」
ラテン語の古いトランシルヴァニアの詩による5つのマドリガル
ほか
ラウラ・ファラゴー(S),マールタ・ガール(P)          
ペーテル・サボー(Vc),デーネス・ヴァーリョン(P)          
ジェルジ・セルメツィ(指)カメラータ・トランシルヴァニカ
ヨーゼフ・マクラーリ(指),ラーヨシュ・ヴァス(指)
ハンガリー放送合唱団,他
録音:1972-1993年
ルーマニア生まれの作曲家、音楽学者、チャバ・サボー(1936-2003)の室内楽と
声楽作品集。1961年から1987年までハンガリーで暮らし、ルーマニア、ハンガ
リー双方の影響が見られる。一部モノラル録音。





<NOVALIS>
NOV150 180 3枚組 \3780
J.S.バッハ:オルガン作品集
CD1 
前奏曲とフーガ ハ短調BWV.549 
コラール「おお愛する魂よ、汝を飾れ」BWV.654
トリオ・ソナタ ハ長調BWV.529 
協奏曲 イ短調BWV.593(ヴィヴァルディの作品op3-8による) 
コラール「バビロンの流れのほとりにて」BWV.653 
プレリュードとフーガ ハ短調BWV546
CD2 
トッカータとフーガ ニ短調「ドリア旋法」BWV.538 
パルティータ「恵み深きイエスよ、よくぞ来ませリ」BWV.768 
幻想曲 ト長調BWV.572 
トリオ・ソナタ ト長調BWV.530  
コラール「天にいますわれらが父よ」BWV.682 
コラール「われらの救い主イエス・キリスト」BWV.688 
前奏曲とフーガ イ短調BWV.543 
CD3 
前奏曲とフーガ ト長調BWV.541 
コラール「最愛のイエス、われらここにあり」BWV.730/731 
フーガ ト短調BWV.578 
コラール「われらみな唯一の神を信ず」BWV.740
パストラーレ へ長調BWV.590 
コラール「おお汚れなき神の小羊」BWV.656 
幻想曲 ハ短調BWV.562 
コラール「主イエス・キリスト、われらを顧みたまえ」BWV.655 
パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582
トン・コープマン(Org)
録音:1987年/1988年/1989年
コープマンはバッハのオルガン作品を都合3回集中的に録音していますが、これ
はそのうちの2回目に行われたものでやや早めのテンポで作品の本質に切り込ん
でいく彼の個性がもっとも好ましく出ているとされる演奏です。1枚目がヴァイ
ンガルテンのガプラーオルガン、2枚目がレーウワルデンのクリスチャン・ミュ
ラーオルガン、3枚目がオットーボイレンの「三位一体」オルガンと、3種の歴
史的名オルガンの響きを聴き較べられるのも魅力です。

NOV150 249 2枚組 \3380
聖なるロシア-東方正教会の典礼歌集
CD1 永い年月 ほか全16曲
CD2 神代、汝に栄光あれ ほか全18曲
クリスト・アラヴァジェフ(指)フィリッポポリスCho.
録音:1999年
ブルガリアの男声合唱団フィリッポポリスが贈るア・カペラの東方正教会典礼
歌です。フィリッポポリスという名はアレクサンダー大王の父フィリッポ2世
が建設した都市から採ったもので、近年精力的に東方正教会の宗教曲紹介に努
めている団体です。ここでは合唱のみ、または合唱と男声独唱の編成で普段聞
く機会の少ない貴重な東方正教会の典礼歌を敬虔に歌い上げています。





<AD VITAM>
AVAC 040901(SACD-Hybrid) \2450
「アルメニアのクリスマス」
クリスマスイヴの賛美歌 
創造の日々への賛美歌 
処女マリアの祝日の歌 
降誕とマリアの祝祭のために 
クリスマスイヴとクリスマスを讃える賛美歌 
クリスマスの日のための祖先の賛美歌-父なる神のために 
天にいます主を讃える賛美歌 
降誕の第4日の歌
マニフィカート 
水の祝福の歌 
水についてのもうひとつの歌 
降誕の第8日を讃える賛美歌
グッサン・アルヤニアン(Ten)
録音:2004年7月
451年のカルケドン公会議の後、一般のキリスト教会の三位一体説と異なる単
性論の立場を堅持して506年に分離独立したアルメニア教会の貴重なクリスマ
ス音楽です。リリック・テノールの独唱のみで歌われるクリスマス賛美歌は現
代とは全く違う時間が流れていた中世以前の世界へと確かに誘ってくれること
でしょう。





<PML>
PML 23636 \1250
オペレッタ「白馬亭にて」
リュク・バルネ(レオポルト)、コレッテ・リーデインガー(ヨゼーファ)、
フェルナン・サルドゥ(ビスターニュ)他
フェリックス・ヌボローネ指揮による管弦楽団と合唱団
録音:1954年
エリック・シャレルとハンス・ムラーの台本による2幕のオペレッタのリュシア
ン・べナールによるフランス語版。ロベルト・シュトルツ他の甘く美しい歌曲
が次々と登場し、題名の白馬亭の女主人ヨゼーファと給仕頭レオポルトの恋物
語をいやがうえにも盛り上げています。オリジナルはチェコの作曲家べナツキ
ー作曲、台本ブルーメンタールの3幕ものオペレッタと思われますが、こちら
は1930年の初演以来ドイツ語圏ではレハールを凌ぐほどの大人気作品です。





<IPPNW-CONCERTS>
IPPNW 51 \1880
言葉と音楽-「広島」から60年
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲よりアリア 
朗読 戦争の初期 
ショスタコーヴィッチ:
弦楽四重奏曲第8番 ハ短調op.110 ラルゴ・アタッカ 
朗読 空中での大いなる戦闘 
ショスタコーヴィッチ:弦楽四重奏曲第8番 アレグロ・モルト・アタッカ 
朗読 マンハッタン計画 
ショスタコーヴィッチ:弦楽四重奏曲第8番 アレグレット・アタッカ 
朗読 ニューメキシコ、1945年7月16日 
ショスタコーヴィッチ:弦楽四重奏曲第8番 ラルゴ・アタッカ 
朗読 広島、1945年8月6日 
朗読 わたしが広島について思うとき 
朗読 50年が過ぎて
朗読 広島からの緑 
朗読 折鶴 
ショスタコーヴィッチ:弦楽四重奏曲第8番 ラルゴ 
1945-2005の年代記 
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番 ハ短調「四重奏断章」
アンサンブル・インセンド
ナカタ・チホコ、ガブリエラ・クリスピーノ、
トーマス・フォン・フラクシュタイン(朗読)
録音:2005年3月11日
原爆投下から60年を経た2005年3月に行われた核戦争阻止を目的とした慈善コン
サートのライブ盤です。20世紀の苦悩が音として結晶したかのようなショスタ
コーヴィッチの傑作四重奏曲と、広島の悲劇と希望を語った朗読(ドイツ語、
日本語)とが恐ろしいほどマッチしていて心が揺さぶられます。






<PRAGA DIGITALS>
PRDDSD 250227(SACD-Hybrid) \2300
ブラームス:
弦楽四重奏曲第1番Op.51-1 ハ短調
クラリネット五重奏曲 Op.115 変ロ短調
パスカル・モラゲス(Cl) プラジャーク四重奏団
ソロ、室内楽、両分野で高い評価を受けているクラリネット奏者パスカル・モ
ラゲス。双子のフルート奏者ミッシェル・モラゲス、兄のホルン奏者ピエール
・モラゲスらと結成したモラゲス木管五重奏曲でも多彩な才能をみせています。
そのパスカル・モラゲスとプラジャーク四重奏団によるブラームスのクラリネ
ット五重奏。悲しみと喜び、相反する要素を持つ作品。プラジャーク四重奏団
の落ち着いた渋さも手伝って、静かな情熱を秘めたモラゲスの柔らかな演奏が
より一層哀愁を増します。弦楽四重奏曲第1番はハ短調の交響曲第1番同様ドラ
マティックな構成の作品。プラジャーク四重奏団が歌い上げる大きなフレーズ、
滑らかな音質、全員が凄腕の持ち主の彼らならでは極上の演奏です。

PRDDSD 250223(SACD-Hybrid) \2300
ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタOp.21
イェネー・フバイ:ロマンティック・ソナタOp.22
カール・ゴルトマルク:ヴァイオリン・ソナタOp.25
ペーテル・チャバ(Vn) ペーター・フランクル(P)
ハンガリー出身のヴァイオリニスト、ペーテル・チャバ。数多くの名手を輩出
しているハンガリー、彼の繊細な陰影を湛えたクリアな音色はさすが。
ブラームスと同じ頃ウィーンで活躍した作曲家カール・ゴルトマルク。ヴァイ
オリン協奏曲が有名ですが、独学で作曲を学びオペラなどの作品も高く評価さ
れています。自身もヴァイオリニストであったため、このソナタは独創性に溢
れた作品となっています。演奏される機会は少ないですが、ペーテル・チャバ
の美しい演奏で珠玉の作品に仕上がっています。





<TAHRA>
TAH 592 3枚組 \6240
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
ブラームス:ドイツ・レクイエム
カール・シューリヒト(指)NDR交響楽団
エリーザベト・グリュンマー(S),オットー・ヴィーナー(Br),NDR合唱団
録音:1954年10月4日(シューベルト),1955年10月23、24日(ブルックナー)
1955年10月27日(ブラームス)
TAHRAからシューリヒトとNDR交響楽団の秘蔵音源がまた登場!まずはシューベ
ルトの未完成交響曲。DECCA録音でも定評高いシューリヒトのお得意ながら、
濃厚さではさすがライヴがずっと上。従来音の悪い海賊CDやCD-Rでしか発売さ
れたことがなかったもので、クリアな音で甦っています。ブルックナーの第8
交響曲は、既に他社からも発売されているもので、シューリヒトの残したこの
曲の録音の中でも筆頭に挙げられることの多い、白熱した名演、もちろん完全
収録。そしてブラームスのドイツ・レクイエムはおそらく海賊盤でも出回った
ことのない完全初出のようです。
ブックレットにシューリヒトのディスコグラフィも収録。





<スリーシェルズ・レーベル>
3SCD-0002 \2800
「3人の会 2006ライヴ」
團伊玖磨/管絃楽組曲「シルクロード」(1955)※世界初CD化
芥川也寸志/エローラ交響曲(1958)
黛敏郎/饗宴(1954)
本名徹次(指揮)東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2006.2.8 東京オペラシティコンサートホールにてライヴ収録
「3人の会」は、團伊玖磨、芥川也寸志、黛敏郎の3人が“割り勘”で自作品
発表のための演奏会を開催する目的で、1953年に結成されました。この会は経
済的な理由で結成されたことが特徴で、芸術感も作品の傾向も異なる3人の個
性が歩み寄ることなくぶつかり合い、それはむしろ3人の個性を強烈に際立た
せることになりました。演奏会は1954年の第1回から1962年の第5回まで開か
れ、当時、社会現象と言ってもいい程の大きな反響がありました。
「シルクロード」は、東アジアという広い視野に立って日本文化を捉えよう
としていた團が、日本がシルクロードの東の終点であることを意識して書い
た初期の傑作です。過去にレコード盤の録音がありましたが、CD化は今回が
世界初です。「エローラ交響曲」は、芥川がインドのエローラ石窟寺院を訪
れたときの圧倒的な感銘をもとに書かれました。東洋の空間、原始芸術を足
掛かりに、芥川が新しい音構成を実現しています。「饗宴」は、黛がオーケ
ストラという音響媒体そのものをインスピレーションの根源として書いた作
品で、従来のクラシック音楽を逸脱した爆発的音響と、ダイナミズムに圧倒
されるでしょう。
演奏は、本名徹次指揮による東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団。本
名の熱い内にも常に的確さを保持したタクトのもと、東京シティ・フィルが
美しくもアグレッシブな演奏を披露しています。この秀逸な演奏で「3人の会」
の音楽を改めて楽しめることは、大いなる喜びと言えましょう。
(2006.2.8東京オペラシティコンサートホールにてライヴ収録)

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06-06 No.2-1

2006年06月03日 23時05分51秒 | Weblog
<PentaTone>
PTC 5186 085(SACD-Hybrid) \2850
F・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49/同第2番ハ短調Op.66
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)、ジョナサン・ギラード(ピアノ)、
ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)
ペンタトーン専属アーティストとしてデビュー以来、着実に人気と評価を高め
てきたヴァイオリン界の美しき新星ユリア・フィッシャー。 ロシアのヴァイオ
リン協奏曲集-バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ集-モーツァルトの
ヴァイオリン協奏曲集に続く待望の4枚目のリリースは、初の室内楽アルバムと
なるメンデルスゾーン。
メンデルスゾーンがライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者として
在任中の1839年、1845年に作曲された2曲のピアノ三重奏曲は、音楽史上に輝
く名作としてあまりにも有名。
今回のメンデルスゾーン・アルバムで共演となる演奏者陣には若き力と才能に
満ちた豪華メンバーが集結!
シフとイッサーリスの下で学びプレヴィンやムターの信頼も厚いダニエル・
ミュラー=ショットは、世界有数のチェリストに数えられている素晴らしき才
能を持ったチェロ界期待の若き実力者。
1981年マルセイユ出身のジョナサン・ギラードも、今後のフランス・ピアノ界
を牽引していくであろう若き超新星なのである。
自らの実力で瞬く間に超一流の域に上り詰め、溢れんばかりの才能と美しき容
姿を兼ね備えたユリア・フィッシャーは、昨今のヴィジュアル系アーティスト
とは一線を画す真の“アーティスト”と言って間違い無い!

PTC 5186 089(SACD-Hybrid) \2850
ザ・ボリショイ・エクスペリエンス ――
M・グリンカ:歌劇《イワン・スサーニン》より
A・ダルゴムイシスキー:歌劇《ルサルカ》より
P・I・チャイコフスキー:
歌劇《イオランテ》より、歌劇《スペードの女王》より、
歌劇《マゼッパ》より
S・ラフマニノフ:歌劇《アレコ》より
A・ボロディン:歌劇《イーゴリ公》より
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮)、
ボリショイ歌劇場管弦楽&合唱団
長き歴史を誇る名門「ボリショイ歌劇場」で音楽監督として辣腕を振るう若き
マエストロ、アレクサンドル・ヴェデルニコフが再びペンタトーンに登場。
チャイコフスキーやボロディンを筆頭に、ロシア・オペラの重要なレパートリ
ーのハイライトを収録。ボリショイ歌劇場の魅力と実力が詰まった1枚である。





<Hyperion>
CDA 67556 \2080
W・A・モーツァルト:ピアノ三重奏曲集 ――
ピアノ三重奏曲第3番変ロ長調K.502/同第4番ホ長調K.542/
同第6番ト長調K.564
フロレスタン・トリオ
ベートーヴェンのピアノ三重奏曲の全曲収録やフランス作品、ブラームス、
シューベルト、シューマンなど様々な作品の録音を行うなどハイペリオンの室
内楽を代表するピアノ・トリオとして世界中にその名を轟かすフロレスタン・
トリオ。
今回のモーツァルト・アルバムに収録されている3曲は、1786年と1788年とい
う死の数年前に書かれた作品である。
ヴァイオリンのアンソニー・マーウッド、チェロのリチャード・レスター、ピ
アノのスーザン・トムズは3人とも世界的名手として活躍を続ける名手たちで
あり、その類稀なアンサンブル能力はこれまでのパフォーマンスで証明済みで
ある。

CDA 67553 \2080
A・ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集 ――
チェロ協奏曲ト短調RV.416/同イ短調RV.420/同ハ短調RV.401/
同ト短調RV.417/同イ短調RV.418/同ト長調RV.415/
2つのチェロのための協奏曲ト短調RV.531*
ジョナサン・コーエン(チェロ)、サラ・マクマーン(チェロ)*、
ロバート・キング(指揮)、キングズ・コンソート
2006年6月にケンブリッジ・クレア・カレッジを卒業したイギリスの若きチェ
リスト、ジョナサン・コーエンがヨーロッパ屈指の実力を誇るピリオド・オー
ケストラであるキングズ・コンソートとの共演で登場!
ジョナサン・コーエンは2001年よりフィルハーモニア管、エイジ・オブ・エン
ライトメント管、ガブリエリ・コンソート、レスリー・ハワード、ヒュー・ワ
トキンスらと共演を重ねるなど、第一線で活躍中。
ロンドン・ハイドン・クヮルテットのメンバーとしても活発な活動を展開して
いる将来を渇望されるアーティストである。





<Helios>
CDH 55218 \1200
イギリスの弦楽四重奏曲集 ――
エドワード・エルガー(1857-1934):弦楽四重奏曲ホ短調Op.83
フランク・ブリッジ(1879-1941):3つの牧歌
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):弦楽四重奏曲イ短調
コウル弦楽四重奏団
純英国産!20世紀イギリスに生きた巨匠たちのストリング・アルバム!
CDA 66718からの移行再発売。

CDH 55227 \1200
ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):ピアノ・ソナタ集 ――
ピアノ・ソナタ ニ長調Op.40-3/ピアノ・ソナタ嬰へ短調Op.25-2(Op.26-2)
/ピアノ・ソナタ変ロ長調Op.24-2(Op.41-2/Op.47-2)/
ピアノ・ソナタ ロ短調Op.40-2
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
“ソナチネ”の代名詞であるクレメンティの“ソナタ”をロシアの重戦車が色
濃く熱演!CDA 66808からの移行再発売。





<Avie>
AV 2093 \2080
J・S・バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集 ――
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番ト短調BWV.1029/
同第1番ト長調BWV.1027/同第2番ニ長調BWV.1028/ソナタ ト短調BWV.1030b
ジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
トレヴァー・ピノック(チェンバロ)
アメリカ滞在中に古楽の魅力に開眼したジョナサン・マンソンはオランダで巨
星ヴィーラント・クイケンにヴィオラ・ダ・ガンバを学び、現在はアムステル
ダム・バロック・オーケストラの主席チェロ奏者を務めるなど古楽界における
チェロ&ヴィオラ・ダ・ガンバ界の新たなる旗手となる存在である。
マンソンはヴィオール四重奏団「ファンタズム」の創設メンバーでもあり、ソ
リストや室内楽奏者としての活動も活発。チャンネル・クラシックスへの録音
にも参加しており、ポッジャー&ピノックとの共演盤であるラモーのクラヴサ
ン曲集(CCS 19098/MCCS 19098)がベストセラーとして絶賛を博したことは
記憶に新しい。
世界トップクラスのチェンバロ奏者としての地位を不動のものとしているピノ
ックは、イングリッシュ・コンソートの音楽監督をはじめとする指揮活動、ソ
リスト、室内楽とその活動は多彩にして多忙。ポッジャーとのバッハの録音で
もチェンバロを担当し共演を行うなど、バッハの演奏と解釈に絶大な支持を得
ている。
並外れた実力と才能を誇るイギリスの名手たちが織り成すバッハからは、満ち
溢れる大いなる生命力を感じ取ることができるだろう。

AV 2088 \2080
クレイグ・アークハートの音楽 ――
クレイグ・アークハート(1953-):ス
トリームウォーカー/Here the Frailest Leaves of Me/Sometimes with One
I Love/O You Whom I Often and Silently/I'll tell you how the Sun
rose/パ・ドゥ・ドゥ/Split the Lark/Vesper Hymn/Among the Multitude
/Far from Love/ヴェネツィアの雪/眠る薔薇/The Dalliance of Eagles
/ピアノ/Across the Fields.../Secret Spaces/Adrift a little boat
adrift!/On this wondrous sea/めざめ/It's all I have to bring today
マイケル・スラッテリー(テノール)、
クレイグ・アークハート(ピアノ)
ニューヨーク在住の作曲家、ピアニストであるクレイグ・アークハートは、巨
匠バーンスタインにその才能を認められ、氏が亡くなる1990年までの15年間に
渡りサポートを行った。また映画「アマデウス」で主役を務めたトム・ホルス
のピアノ指導を行うなど多方面での活躍を見せている。
独自の感性によって書かれたアークハートの作品は、クラシックでもありヒー
リング的な魅力も併せ持つ。ジュリアード音楽院で学んだテノール奏者スラッ
テリーとアークハート自身のピアノが美しく純粋な作品を届けてくれる。

AV 2102 2枚組 \3120
カリオペの歌Vol.1 ――
作曲者不詳:キューピッドとヴィーナス
H・パーセル:Celia has a thousand Charms
H・キャリー:懇願
作曲者不詳(T・フィリップス):新しい歌
G・F・ヘンデル:A Dialogue between Punch & Columbine
H・ホルカム:The forsaken Nymph
J・F・ランプ:コケット
F・ジェミニアーニ:ジェミニアーニのメヌエット/他 全52曲
エマ・カーティス(アルト)、ザ・フローリック
2003年にシュトゥットガルト州立歌劇場のソロ・オペラ・アンサンブルのメンバ
ーに選出されたエマ・カーティス。バロック音楽を得意とするカーティスがバ
ロック・アンサンブル「ザ・フローリック」をバックに1700年代イギリスの
様々な歌曲を歌う。





<Timpani>
1C 1101 \2180
ヴァンサン・ダンディ(1851-1931):
海辺の詩Op.77/交響的変奏曲《イスタール》Op.42/地中海ニ部作Op.87
エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
クセナキス、ピエルネ、そしてロパルツなど独自の視点による積極的なリリー
スが全世界から大きな反響を呼んでいるティンパニー。
近代フランスの作曲家の作品における録音において確固たる地盤を築き上げた
ティンパニー(Timpani)が次に送り出してくるのは、師であるフランクと共
にワーグナーの影響を色濃く受けたヴァンサン・ダンディの管弦楽作品集。
作曲家、教育者として活躍したダンディは、当盤に収録されている「海辺の詩」
や「地中海ニ部作」に代表されるような海や山といった“自然”を題材とした
作品が代表作として知られている。
2000年まで音楽監督を務めたリヨン国立管を一流オケにまで育て上げた名匠
クリヴィヌの手綱さばきと、ルクセンブルク・フィルのハイスペックな機動
性、豊かな表現力にも注目したい!

3C 1092 3枚組 \4360
W・フルトヴェングラー:室内楽作品集 ――
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調/同第2番ニ長調/ピアノ五重奏曲ハ長調
アレクシス・ガルペリン(ヴァイオリン)、
カン・ドンスク(ヴァイオリン)フランシス・ケルドンクフ(ピアノ)、
シネ・ノミネ四重奏団
ティンパニーの記念すべき第1作目である「1C 1001」と「1C 1018」、「1C
1029」の3タイトルをセット化した新装再発売盤。世紀の大指揮者フルトヴェ
ングラーが書き上げた室内楽作品を存分に楽しむことの出来るセットになって
いる。




<Brass Classics>
BC 3004 \2180
ディヴェルティスメント ――
N・リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
M・ムソルグスキー:ゴパック、奇想曲
P・I・チャイコフスキー:バレエ組曲
D・ショスタコーヴィチ:前奏曲第18番
M・モシュコフスキ:Moderato-Allegro、ボレロ、Allegro Brioso、Con Moto
E・グラナドス:子守歌
L・ドリーブ:ワルツ、パスピエ
M・ラヴェル:ソナチネ-第2楽章
C・ドビュッシー:パスピエ
G・フォーレ:無言歌
M・ラヴェル:リゴードン
G・ビゼー:歌劇《カルメン》より
ポール・アーチボールド(トランペット)、
ジュリエット・エドワーズ(ピアノ)
金管楽器によるソロ、アンサンブルなど様々な編成の録音をリリースする
Brass Classicsの新譜は、レーベルの創設者でもあるアーチボールドとエド
ワーズの共演によるアルバム第2集。収録曲は全てアーチボールト自身による
トランペットとピアノのための編曲であり、「カルメン」を筆頭に名旋律が凝
縮されている。
イギリス・トランペット界の重鎮であるアーチボールドは、コヴェント・ガ
ーデン王立歌劇場、BBCナショナル・オーケストラ・オヴ・ウェールズ、そし
てフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのメンバーとしても活躍
した名奏者である。




<Clarinet Classics>
CC 0051 \2180
スイング時代のイギリスの王様たち
カール・バリトウ(クラリネット)、シド・フィリップス(クラリネット)、
フレディ・ガードナー(クラリネット)、
ヘンリー・マッケンジー(クラリネット)、他
1920年代後半から1940年代半ばにかけて全盛を誇った“スイング時代”に活躍
したイギリスのアーティストたちの歴史的録音集。





<Cavalli>
CCD 242 \2180
アルペジョーネ ――
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
ソナチネ ハ短調WoO.43a、ロシア民謡《美しきミンカよ》Op.107-7
フランツ・シューベルト(1797-1828):
ミニョンの歌《ただあこがれを知る者だけ》D.877-4、
アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821
ルイ・シュポア(1784-1859):・ テンポ・ディ・ポラッカ イ長調
ベルンハルト・ロンベルク(1767-1841):アダージョ ホ長調
ウクライナ民謡:モデラート イ短調(美しきミンカよ)
フレデリック・ブルグミュラー(1806-1874):夜想曲イ短調
ゲルハルト・ダルムシュタット(アルペジョーネ)、
エギノ・クレッパー(フォルテピアノ)、ビョルン・コレル(ギター)
シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」でよく耳にする「アルペジョーネ」
とは、1824年にウィーンのヨハン・ゲオルク・シュタウファーによって考案、
製作された6弦の弦楽器のことであり、ギターとヴィオラ・ダ・ガンバの特徴
を併せ持つことから「ギター・ヴィオロンチェロ」とも呼ばれている。
「アルペジョーネ」は19世紀初期のみに用いられ、現在ではほとんど演奏され
ることの無い非常に短命の楽器であったが、この楽器のためにシューベルトが
名作「アルペジョーネ・ソナタ」を作曲したことによって、その名は現在でも
人々に知られ続けている。
このディスクの最大の聴き所は間違いなく“アルペジョーネ”で演奏されてい
る“アルペジョーネ・ソナタ”!ドイツのバロック・チェロ奏者ダルムシュタ
ットのいぶし銀の演奏と、アルペジョーネの包み込むような深く豊かな響きの
融合はまさに芸術。
ちなみに「アルペジョーネ・ソナタ」で使用している「アルペジョーネ」はベ
ルリン楽器博物館収蔵の19世紀アントン・ミッタイス製という貴重な楽器を使
用している。幻の楽器にって奏でられる「アルペジョーネ・ソナタ」の真の姿
は滅多に聴く事が出来ない貴重な演奏である!

CCD 281 \2180
J・ブラームス(クレンゲル編):チェロ・ソナタ ニ長調Op.78
ハンス・ガル(1890-1987):
チェロとピアノのための組曲Op.6、2つのスコットランド幻想曲(未出版)
レベッカ・ラスト(チェロ)、フレデリック・ブルーム(ピアノ)
5月中旬から行われた夫君であるファゴット奏者フリードリッヒ・エーデルマ
ンとのデュオによる日本ツアーでは、ジュリーニやチェリビダッケにも称賛を
受けたチェロの音色を存分に披露してくれたレベッカ・ラスト。
今回の新作ではブラームスのヴァイオリン・ソナタをチェロとピアノのために
パウル・クレンゲルが編曲を行った「チェロ・ソナタ ニ長調」に加えて、そ
のブラームスに大きな影響を受けるなど近年その作品に再評価の兆しが見られ
るハンス・ガルの作品2曲を取り上げている。
皇室との交流もあり、親日家として知られるレベッカ・ラストの巨匠たちも認
めた実力が如何なく発揮されたアルバムである。

CCD 273 \2180
アンドレア・ファルコニエロ:フォリア
ファン・デ・ナヴァス(1659-1709):La Rosa que Reyna
バルトロメオ・デ・セルマ(ca.1580-1638):Canto del Caballero
フアン・デ・エンシナ(1468-1529):Todos los bienes del mundo
ジャン・パオロ・シマ(um.1570-?):ソナタ
ジョヴァンニ・ジェロニモ・カプスベルガー(1580-1651):アルペジアータ
フランシスコ・ホセ・デ・カストロ:ソナタ ロ長調/他 全15曲
ラ・ドゥシェーヌ〔バルバラ・エルナンデス(歌&リコーダー)、
タチアナ・グレーフェ(リコーダー)、
リカルド・ホルニチェ(テオルボ&ルネッサンス・リュート)、
ウーヴェ・オルトマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
デイヴィット・コスヴィナー(打楽器)〕
「ラ・ドゥシェーヌ」はドイツのハノーファー、ハンブルクで学んだ音楽家
たちによって1997年に結成された古楽器アンサンブル。

CCD 448 \2180
グラスハーモニカのための音楽 ――
カール・レオポルト・レーリッヒ(1754-1804):
グラスハーモニカと弦楽合奏のための《ロンド》
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
ソプラノ、グラスハーモニカと管弦楽のためのカンタータ《ラルモニカ》
W・A・モーツァルト:
グラスハーモニカ五重奏曲《アダージョとロンド》、アルミンダのアリア
J・ハイドン:交響曲第48番ハ長調《マリア・テレジア》Hob.I-48
ウルスラ・フィードラー(ソプラノ)、
サッシャ・レッケルト(グラスハーモニカ)、
フィリップ・マルゲール(グラスハーモニカ)、
ポール・アンゲラー(指揮)、コンシリアム・ムジクム・ウィーン
グラスハーモニカとピリオド楽器によるオーケストラの共演という好企画!
1982年に18世紀の音楽の演奏を目的として結成されたコンシリウム・ムジク
ム・ウィーンとグラスハーモニカの演奏は空間一杯に澄んだ音色が見事なま
でに響き渡る。

CCD 449 \2180
F・A・ホフマイスター:交響曲ニ長調《La Chasse》
J・ハイドン:Arie der Merlina、Arie der Nannina、Arie der Donna Stella
M・ハイドン:セレナータ ニ長調
ウルスラ・フィードラー(ソプラノ)、
ポール・アンゲラー(指揮)、コンシリアム・ムジクム・ウィーン
カッセル出身のソプラノ奏者フィードラーが歌うJ・ハイドンのアリアと、モー
ツァルトと同世代の作曲家ホフマイスター、M・ハイドンの管弦楽曲集。

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