クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-06 No.11

2006年06月13日 17時03分34秒 | Weblog
<Capriccio>
71090(SACD-Hybrid) \2580
F・メンデルスゾーン/アリベルト・ライマン(1936-):
...oder soll es Tod bedeuten?
R・シューマン:
弦楽四重奏曲イ長調Op.41-3、6つの歌Op.107(リーマンによるソプラノと弦楽
四重奏のための編曲版)
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、
ペーターゼン・クヮルテット
ドイツのリリック・ソプラノとして世界に名高いクリスティーネ・シェーファ
ーが、ツェムリンスキーの抒情交響曲(Capriccio 71081)に引き続いてカプ
リッチョに登場!
今回は同じくドイツの名門で、アルバン・ベルク四重奏団の後継者と評される
弦楽四重奏団であるペーターゼン・クヮルテットとの共演が実現。
ソプラノと弦楽四重奏の共演となる今回の新譜にはベルリン芸術大学の教授職
にあり、特に歌曲の分野に多大な功績を残している現代ドイツの作曲家アリベ
ルト・ライマンによってアレンジが施された作品が収録されている。
「...oder soll es Tod bedeuten?」はハイネの詩を題材としたメンデルスゾ
ーンの8つの歌曲と未完の作品の断片をライマンがソプラノと弦楽四重奏用に
編曲。そこにライマン自身の作品である6曲の間奏曲を加えた歌曲集である。
ライマンは同様にシューマンの「6つの歌曲」もソプラノと弦楽四重奏のため
の編成に編曲。当代最高のソプラノ奏者と弦楽四重奏団のドイツ代表による強
力タッグは、抜群の表現力と溢れんばかりの色彩感を携えた演奏を聴かせてく
れることだろう!

67151 \2080
フランスの合唱作品集 ――
ジャン・アブシル(1893-1974):ベスティアーレ(動物詩集)
M・ラヴェル:3つのシャンソン
F・プーランク:小カンタータ《雪の夕暮れ》
C・ドビュッシー:3つのシャンソン
P・ヒンデミット:6つのシャンソン
シルヴァン・カンブルラン(指揮)、エウロパ・コール・アカデミー
バーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響(旧南西ドイツ放送響)
の音楽監督にして、メシアンを筆頭とした現代作品のスペシャリストとして名
を馳せるシルヴァン・カンブルランが指揮するア・カペラ・アルバム。
ラヴェルやプーランク、そしてドビュッシーの名作に加えて、日本では吹奏楽
作品でその名を知られるアブシル、20世紀ドイツ音楽の代名詞的存在であるヒ
ンデミットの作品をカップリング。
ギーレン&ルクセンブルク・フィルとのミサ・ソレムニスで素晴らしい歌声を
聴かせてくれているエウロパ・コール・アカデミーの実力をカンブルランが最
大限に引き出した合唱ファンへお薦めのアルバムである。
ちなみにシルヴァン・カンブルランは読売日本交響楽団を指揮するため今年12
月に来日予定となっている。

60125 2枚組 \4160
F・メンデルスゾーン:劇音楽《真夏の夜の夢》Op.61
レスリー・マルトン(語り)、
フェリックス・フォン・マンテュッフェル(語り)、
マルティナ・ゲデック(語り)、ペーター・ローマイヤー(語り)、
ヘルムート・フロシャウアー(指揮)、
ケルンWDR放送管弦楽団&合唱団
ロマン派の中心的役割を担ったドイツの作曲家メンデルスゾーンが僅か18歳と
いう若さで作曲を行った劇音楽の名作「真夏の夜の夢」。既に数多くの録音が
存在する「真夏の夜の夢」だが、今回の録音の最大の特色はマルティナ・ゲデ
ックやペーター・ローマイヤーといったドイツの俳優たちを語りに起用してい
る点である。
これまでにもカプリッチョに多数の声楽作品や劇音楽などの録音を行っている
フロシャウアーのタクトによる演奏も堅実。

71087/88(SACD-Hybrid) 2枚組 \5160
D・ショスタコーヴィチ:ピアノ作品集 ――
ピアノ・ソナタ第1番Op.12/同第2番ロ短調Op.61/24の前奏曲Op.34/2台のピ
アノのための組曲Op.6/2台のピアノのためのコンチェルティーノOp.94
マルガレーテ・バビンスキー(ピアノ)、ホルガー・ブッシュ(ピアノ)
ショスタコーヴィチの生誕100年を記念した、ウィーンのピアノ奏者であるバビ
ンスキとブッシュのデュオによる作品集。2曲のピアノ・ソナタを中心に独奏
曲、4手連弾のための作品を収録している。

71091(SACD-Hybrid) \2580
ジョヴァンニ・ロレンツォ・グレゴリ(1663-1745):
10のコンチェルト・グロッソOp.2
アレッサンドロ・ストラデッラ(1644-1682):シンフォニアとソナタ
カプリッチョ・バーゼル
イタリアのバロック時代の作曲であるグレゴリとストラデッラの器楽作品集。
カプリッチョ・バーゼルはC・P・E・バッハのヨハネ受難曲(Capriccio 60103)
の録音にも参加している実力派バロック・オーケストラ。

67164/65 2枚組 \4160
C・M・V・ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》(全曲)
エリザベス・グリュンマー(ソプラノ)、
リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、ハンス・ホップ(テノール)、
マックス・プローブストル(バス)、
エーリヒ・クライバー(指揮)、ケルン放送交響楽団&合唱団、他
WDRアーカイヴ音源の復刻シリーズが一挙に3タイトル登場。1955年の録音。

67166/67 2枚組 \4160
R・シュトラウス:歌劇《ナクソス島のアリアドネ》(全曲)
ヒルデ・ツァデク(ソプラノ)、リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、
セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)、ハンス・ホップ(テノール)、
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)、ケルン放送交響楽団
NHK交響楽団の名誉指揮者としてもお馴染みの巨匠カイルベルトによる同シリ
ーズの第3弾。1954年の録音。

67168/70 3枚組 \4160
G・ヴェルディ:歌劇《シチリア島の夕べの祈り》(ドイツ語版/全曲)
ヒルデ・ツァデク(ソプラノ)、ハンス・ホップ(テノール)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(テノール)、
ゴットローブ・フリック(バス)、
マリオ・ロッシ(指揮)、ケルン放送交響楽団&合唱団
イタリアの名匠マリオ・ロッシがWDRに残した豪華ソリスト陣を迎えてのドイツ
語歌唱によるシチリア島。1955年の録音。





<CCn'C>
CCn'C 00382 \2080
グレゴリオ・アレグリ(ウラディミール・イワノフ編曲):ミゼレーレ
イアン・ハリソン(コルネット)、
ヨハンネス・ラーエ(指揮)、オスナブリュック・ユース・クワイア
レーベル名である「CCn'C(シー・シー・エヌ・シー)」は「クロスカルチャ
ー・コンテンポラリー・ニュー・クラシカル」の略称であり、タイトルの内容
もレーベルの通り宗教色や民族色を感じさせる多彩なものとなっている。
またジャケットのデザインも重視しており、収録内容と同じく独特なカラーを
打ち出している。因みに制作統括は父にネーメ・ヤルヴィ、兄にパーヴォ・ヤ
ルヴィを持つヤルヴィ一族の若き俊英クリスチャン・ヤルヴィが行ってる。
システィーナ礼拝堂の典礼で歌われ門外不出の秘曲とされていた永遠の名曲ア
レグリの「ミゼレーレ」。モーツァルトにまつわるエピソード、タリス・スコ
ラーズの名演があまりに有名なこの作品をブルガリアの作曲家ウラディミール
・イワノフが編曲を施し、新たな姿となった「ミゼレーレ」を収録した注目盤。
イワノフ版「ミゼレーレ」はコルネット・ソロが加えられ、14曲約55分の演奏
時間という長大な作品でありコルネットと合唱団の歌声の融合が見事。
1998年、オスナブリュック大聖堂(ドイツ)での録音。美しいエコーを伴った
雰囲気抜群のこのCDは、店内BGM及び試聴機展開で効果大!ちなみにイワノフ
版「ミゼレーレ」はCulture Ware Musicから出版されている。

CCn'C 00182 \2080
ペーテル・ヴァヒ(1955):至高の静寂
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)、
イレーン・ロヴァース(歌)、エストニア国立男声合唱団、
イングリッシュ・ハンドベル・アンサンブル・アルシス
現代エストニアの中堅世代を代表する作曲家であるペーテル・ヴァヒ。「至高
の静寂」はそのヴァヒがチベット仏教カギュー派の儀式を題材として作曲を行
った4楽章形式の作品であり、2000年のハノーヴァー万博でも演奏が行われた
作品。なおヴァヒ自身はチベット仏教徒でもある。
男声合唱、ハンドベル・アンサンブル、独唱という独特の編成を指揮するのは
ヤルヴィ一族の革命児クリスチャン・ヤルヴィ。クラシックとワールド・ミュ
ージック、そして仏教といった題材を上手くまとめ上げている手腕は流石であ
る。

CCn'C 00802 \2080
ウラディミール・マルティノフ(1946-):ガリシアの夜
タチアナ・グリンデンコ(指揮)、
アンサンブル《OPUS POSTH》、
フォーク・アンサンブル・ディミトリ・ポクロフスキ
「ガリシアの夜」はフェリミール・フレブニコフ(1885-1922)の作品を題材
に、モスクワ音楽院出身のロシア人作曲家ウラディミール・マルティノフが作
曲を行ったワールド・ミュージックとクラシックのクロスオーヴァー作品。
1曲目の「A-A-A O-O-O EH-EH-EH EE-EE-EE OO-OO-OO」は、タイトルの通り
「アアア オオオ エエエ イイイ オオオ」のフレーズが延々と歌われる摩訶不
思議な作品。グリンデンコとマルティノフによって結成された「アンサンブル
《OPUS POSTH》」は「CCn'C」レーベルの中核を担うアンサンブルである。

CCn'C 02122 \2080
Treasures of Light-アルメニアの聖歌の精神(全20曲)
アンナ・メイリアン(メゾ・ソプラノ)、
ミュージック・マスターズ・オヴ・アルメニア
アルメニア出身のメゾ・ソプラノ奏者アンナ・メイリアンと、タールやドゥ
ドゥックといった民族楽器によるアンサンブルであるミュージック・マスター
ズ・オヴ・アルメニアが故郷の聖歌を奏でる。ワールド・ミュージックと聖歌、
アルメニアの融合した姿を収めた1枚。

CCn'C 01512 \2080
ライト ――
アルヴォ・ペルト(1935-):
等間隔、An den Wassern zu Babel sasen wir und weineten、樹、スンマ
グレゴリオ・アレグリ(イワノフ編):ミゼレーレより
ヴェリヨ・トルミス(1930-):
子供のころの歌、 Neidude kurbus、 Vaeslapse kaebus
ヨハンネス・ラーエ(指揮)、
オスナブリュック・ユース・クワイア、
アンドレス・ムストネン(指揮)、
ホルトゥス・ムシクス、
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)、
アブソリュート・アンサンブル
エストニアの大作曲家アルヴォ・ペルトとヴェルヨ・トルミスの作品にイワノ
フ版「ミゼレーレ」の抜粋を加えたアルバム。トルミスの作品を演奏するのは
制作統括のクリスチャン・ヤルヴィが率いるアブソリュート・アンサンブルで
ある。




<Phaedra>
DDD 92037 \2180
In Flanders' Fields Vol.37 ――
ペーター・タイス(1962-):
オーボエ独奏と木管九重奏のための《イカロス》
アラン・クラエンス(1957-):木管と弦楽五重奏のための《ミステリー》
ステフェン・ウェレンス(1974-):
2つの木管五重奏のための《The Dragon Gets Bitten》
ペトラ・フェルモンテ (1968-):アマネシア
アンサンブル・エマノン
18人の若手演奏家たちによって、新たな作品や編曲の演奏を目的として結成さ
れた管弦楽によるアンサンブル。20世紀フランダースの作曲家たちによる知ら
れざる室内楽のための貴重な作品が収録されている。

DDD 92036 \2180
In Flanders' Fields Vol.36 ――
ウェル・テンパード・ピアニスト
ヨハン・デュイック(1954-):
四つ葉のクローバーOp.5/イルミナティオOp.7/レコグニティオOp.10/セブン
・リーグ・ブーツOp.13/ディスクレティオOp.14/ウェル・テンパード・ピア
ニスト(第1巻-第4巻)
ヨハン・デュイック (ピアノ)
フランダース放送合唱団、ASMF合唱団で指揮者を務めるなど合唱指揮者として
も活躍中のヨハン・デュイックの自作自演集。バッハの「平均律クラヴィーア
曲集」に倣ったタイトルの「ウェル・テンパード・ピアニスト」など現代風な
がらどこか民族色も感じさせるような作品が並ぶ。

DDD 92035 \2180
In Flanders' Fields Vol.35 ――
フィック・ナイスへのトリビュート
フィック・ナイス(1936):
混声合唱のための《エゴ・フロス》/オーボエと合唱のための《Concerto per
la beata Vergine》/ 混声合唱とバリトン・ソロのための《8つの日本民謡》
/少年少女合唱、ソプラノ、バリトン、ピアノとフルートのためのカンタータ
《ナウシカ》
エルス・クロンメン(ソプラノ)、
ヤン・ファン・デル・クラッベン(バリトン)、
フィリップ・スーヴァジィ(バリトン)、
ヨースト・ヒルス(オーボエ)、リーフ・スクールマンス(フルート)
ハンス・リッケリンク(ピアノ)、
ヨハン・デュイック(指揮)、フランダース放送合唱団  
1970年から1996年までフランダース放送合唱団の指揮者としても活躍するなど、
合唱指揮者としても名高いフィック・ナイスの合唱作品集。中でも興味深い
「8つの日本民謡」では「子守歌、十三の砂山、ソーラン節、南部牛追い唄、
佐渡おけさ、刈干切唄、会津磐梯山、五木の子守唄」が歌われており、特に
ソーラン節の演奏は圧巻!

DDD 92034 \2180
In Flanders' Fields Vol.34 ――
マリナス・デ・ヨンク(1891-1984):
ピアノ協奏曲第1番ニ長調Op.21/6つの前奏曲Op.5/組曲形式のバラード《エ
クス・ヴィタ・メア》Op.3a/オラトリオ《ハイアワサの歌》より インディア
ンの情景
ヨゼフ・デ・ベーンハウワー(ピアノ)、
ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)、
シルフェール・ファン・デン・ブロック(指揮)、BRTNフィルハーモニック
フランダースの名作曲家として数えられるデ・ヨンクのピアノ作品集。ソロや
コンチェルト、2台ピアノのための作品など様々なスタイルのピアノ作品を網
羅。ロマンティシズムに満ちたデ・ヨングのピアノ作品の魅力がこの1枚で存
分に味わえる。

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