ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

電気頼りの現代社会

2018年10月01日 | 通信-社会・生活

 私の危機管理は大丈夫か?電気水道がなくても生きていけるか?と問う。予め(1日~2日前でも)災害がやってくると知っていれば、電池のストックを増やしておく、持っている水筒に飲み水を入れ、風呂桶に水を溜め、水缶にもトイレ用水を溜めておく、火を使わない食い物(缶詰など)を買い足しておく、などといった用意もできるのだが、台風の場合はそういうこともできるが・・・などということを前にも書いたが、

 台風24号は土曜日(29日)の未明に沖縄島を暴風圏に巻き込んだ。その日私は未明4時頃に小便で起きているが、その時には既に窓の外からいかにも台風らしい風音がしていた。その後、6時過ぎには起床し朝食を摂った後、台風情報を確認する。沖縄島最接近はお昼過ぎとの予報。ならば懐中電灯や携帯ラジオなどの準備は10時頃でいいか、停電しないかもしれないしと、のんびりコーヒーを飲んで一服して、「ブログの記事書きでもするか」とパソコンを開く。まさにその時、電気が消えた。午前7時だった。
 私は普段、家で使う乾電池は100均で買った充電式乾電池を使っている。充電済みのそれが6個あり、さらに、金曜日に普通の電池を4個買い足していた。
 先ずは灯、昼間はともかく、夜は灯が無いと料理もできない。生活上では懐中電灯よりずっと役に立つランタン型携帯電灯に新しい電池を入れる。4個使用する。
 次はラジオ。ラジオがないと台風の情報が入ってこない、で、携帯ラジオを探す、探すがいつもの場所にない。引っ越しの際に別の場所に仕舞ったかもしれないと心当たりを探すが無い。で、普段はAC電源で使っているCDラジオに電池を入れる。これには残り6個の電池を使う。とりあえず、これで灯と情報源のラジオを確保し、一安心。
     

 台風24号、土曜日の昼間1時間ほどは台風の目に入って風雨は弱まったが、それ以外は日曜日の未明まで滅多にない激しい風が吹き続いた。日曜日の午前9時頃になってやっと雨は止み、風も弱まった。で、アパートの周りを点検する。
 あれこれの飛来物、木の枝葉などはもちろん、金属製の、配電盤の蓋らしきもの、どこやらの看板らしきものなどがアパートの周りに溜まっていた。近くの公園の樹木が根こそぎ倒れたものがあり、たくさんの折られた枝が散らばっていた。私の部屋のベランダにも木の葉の類が散乱していたが、修復を要するような大きな被害はなかった。
 灯とラジオを確保して嵐の一夜を過ごし、特に被害も無く、何とか乗り切った台風24号であったが、私の想定外のことが起きていた。停電が続いていた。停電は日曜日の午後6時過ぎまでの約36時間続いた。前夜、ランタン型携帯電灯を点けっ放しにしていて、朝には電池が切れていた。台所は窓が無いので薄暗い中での料理となった。
 想定外の長時間停電によって私の危機管理の甘さに気付かされる。停電するとクーラーはもちろん、扇風機も使えない。部屋の全ての窓を閉め切っているので暑い。パソコン使えない、ネット使えない、掃除機も洗濯機も動かない、シャワーに入れない。以上は想定内であったが、停電が36時間も続くという想定はしていなかった。冷凍庫の冷凍食品は溶け、冷蔵庫に保存していたものも腐敗の心配が出てくる。点けっ放しでは電池も持たないことなど私は想定していなかった。現代社会での停電、侮ってはいけない。電気に大いに頼っていたのだと私は認識した。今(10月1日朝)でも9万戸が停電とのこと。
     

 記:2018.10.1 島乃ガジ丸