先週土曜日(1月28日)、高校一年の時のクラス会があった。毎年1月に集まろうということになって今年が3回目。クラスには45人ほどいた(男女の数はほぼ同数、どちらかが23人)が、今回の参加者は16人であった。女子が8人、男子が8人とたまたま同数であったが、過去2回とも女子の数が多く、じつは、今回もまた、女子は11人の予定だったのが、急な用事で3人不参加となり、結果、男女同数となった。
参加人数からも推し量れるように、オジサンとオバサンでは概ねオバサンの方が元気である。彼女らはよく食べ、よくしゃべり、よく笑う。3次会のカラオケボックスではよく歌う。なにしろ、見た目でも違う。オジサンたちは仕事の責任、家族に対する責任がプレッシャーとなっているのかしらないが、何かどこかに暗さがある。それに比べてオバサンたちは華やか、表情も明るい。笑い声も明るい。着ているものも明るい。
結婚の早かった人はもう子供も成人していて、その面倒を見ることもなく、暇がたっぷりあるみたいである。遅かった人でも、その子供は小学校高学年にはなっているらしい。その人たちもまた、ある程度の暇がある。明日のことは考えず、遊ぶ時は思いっ切り遊ぶのである。3次会のカラオケを提案したのは女子。その時既に午前1時であった。
2次会で、二人の、昔は可愛かった、今でもそれなりに可愛いオバサンに挟まれた。
「あんた、結婚しないの?」という話になる。
「いやー、もう、子供作る能力も無いし」と言うと、一人が
「何言ってるの、私なんかいつでもOKよ」と私の左肩を叩き、もう一人は
「あっしゃ!私なんかきっと80歳なってもOKよ」と私の右肩を叩く。そうなのである。彼女たちはよく食べる、よく飲む、よくしゃべる、よく笑う、よく歌うだけで無く、また、よく恋をするようである。いつまでたっても青春真っ只中のようである。沖縄のオバサンの元気の秘密はここにありそうだ。沖縄県の女性は長寿日本一、ということは世界一なのであるが、長寿の秘訣は、「いつまでも青春」にありそうである。
ちなみに、沖縄県の男性の平均寿命は、全国の上位には無い。真ん中位である。
記:ガジ丸 2006.2.3 →沖縄の生活目次
参考文献
『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行