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ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

良い空気は健康の元

2015年01月02日 | 通信-社会・生活

 「年末は大掃除があるから忙しいさぁ」と友人達は言うが、私は他のことで忙しくて大掃除も小掃除もできなかった。風呂場兼トイレはこのあいだやったが、台所のコンロ周りなどはもう二ヶ月以上も掃除していない。部屋はきれいにしたい。きれいにすれば旨い酒も旨い肴もより旨くなるということを私は知っている。正月であれば旨い酒と旨い肴が欲しい。ということで、2015年が明けて、私の正月は掃除から始まった。

 1月1日は朝から酒を飲んでいることが多いが、今年は違った。ガジ丸ブログの引っ越し作業もまだたっぷりある。それもやりながらこの日は朝から掃除。洗濯もし、この後の酒の肴の料理もしたので部屋全部の掃除は「無理だぜ」とすぐに諦め、台所の掃除だけをする。それが終わって2時過ぎから酒、日本酒を1合ばかり飲む。
 酒を一旦休止して、4時過ぎからはガジ丸記事書き(この文など)をし、その後、風呂場兼トイレの掃除を終えた。通常は、部屋の掃除は2日に1回、台所の掃除は月に2回、風呂場兼トイレの掃除は週に1回はやっていた。それがこの半年大いに怠けていた。
 部屋がきれいだと気持ちが良い。気持ちが良いというのは良い時間を過ごしているということ。人生の残り時間が短いオジサンはなるべく良い時間を過ごしていたい。
          

 良い時間を多く過ごしている人生は幸せな人生だと思う。ただし、「良い時間」の「良い」は人によって認識が違う。レストランで高級な料理を食べている時間、ブランド物の服を着て街を闊歩している時間、高級な車に乗って街行く美人に声をかける時間、美人がホイホイと付いて来た時間、付いて来た美人とイチャイチャしている時間、などといったことが良い時間と感じる人も多いであろう。孫が「ばあば大好き」と正月早々抱きついて来た時間を良い時間と感じる人も多いであろう。でも、私は違う。
 面倒なことが何事も起こらず、平穏で無事な時間を私は望んでいる。その時間、私の吸う空気がきれいであれば言うこと無い。きれいというのは清浄というだけでなく、人の怒り、恨み、妬みなどが含まれていないきれいさ。畑に出るとそれはもう自然の、森の新鮮な酸素たっぷりの空気で清浄。近くに怒りや恨み妬みといった毒を吐く人がいないので精神的にもきれい。部屋を掃除すれば、畑の環境ほどではないが、私の周りの空気は二十四時間きれいになる。なので、私はオッサンながらよく掃除をしていた。
 面倒なことが何事も起こらず、平穏で無事な時間はしかし、時々失くす。結婚生活の中で、親や子供との関わりの中で傷付け傷付き、心を痛め頭を痛めている時間もある。だからこそ、日常はできるだけ良い気の中で過ごしたい。良い気の中で心身を休め、心身に新たな力を蓄えておきたい。元気な力で平穏で無事な時間を多くしたい。ちなみに、私は結婚していないので、傷付け傷付き、心を痛め頭を痛めている時間は少ない。

 従妹の家に行くと、空気清浄機なるものが2台もあって、いつも動いている。空気を清浄にしたいという気持ちは強いようだが、部屋の中はそうきれいでは無い。「掃除は嫌いさぁ」とのこと。でも、私が思うに、空気がきれいというのは清浄機だけで作られるものでは無い。人の怒りや恨みといった毒は空気で無い気(気功の気みたいなもの)に影響を与える。部屋の汚れも同じように毒気を吐くと私は考えている。だから掃除。
          
 
 記:2015.1.2 島乃ガジ丸


コブハクチョウ

2015年01月02日 | 動物:鳥

 何となく目出度い

 新年を迎えたので、何か目出度いものを紹介しようと考えた。植物では松竹梅、センリョウマンリョウ、ナンテンなどがあるが、いずれも紹介済み。ならば動物と考えた。今年の干支のヒツジは写真が無い、ヒツジは沖縄にいないのでこの後も写真が撮れるあては無い。ヒツジの兄弟のヤギはいくらでもいるが、それは既に紹介済み。
 まだ紹介していない鳥の写真がいくつかある。目出度い鳥と言えば「鶴は千年、亀は万年」のツル、赤ちゃんを運んでくるというコウノトリ、「一富士、二鷹、三茄子」のタカなどが思い浮かぶが、どれも写真ストックに無いものばかり。
 ならばと、長年生きて狡猾さも身に付けたオジサン(私のこと)は思い浮かんだ。「去年の秋の旅で、浜松城公園の池でハクチョウの写真を撮ったぜ、白い大きな鳥だ、何となく目出度いじゃないか、これにしよう」と。沖縄にはいないんだけどね。

 
 コブハクチョウ(瘤白鳥):カモ目の鳥類
 カモ目カモ科の鳥 ヨーロッパから東シベリアにかけて分布 方言名:なし
 名前の由来は、広辞苑に瘤白鳥と漢字表記があり、「嘴(くちばし)の基部が瘤状」ということから付いた名前で間違いないと思う。
 全長140センチと、ほぼオオハクチョウと同じ大きさ。オオハクチョウと同じように姿もきれい。全体に白色で、足は黒い。上嘴は赤く、下嘴は黒い。名前にもなるように上嘴の根元に瘤状の黒い隆起があるのが特徴。
 静岡県浜松市で見つけ、写真を撮ったが、私が参考にしている沖縄の野鳥関連の文献のどれにも記載が無い。沖縄では見られないようだ。沖縄ではオオハクチョウもコハクチョウも迷鳥で、どちらも数回しか確認されていないとのこと。
 広辞苑に「大形で姿が優美なため、公園などの池に放し飼いにする」とあったが、私が見たのも浜松城公園の池なので、放し飼いされたものと思われる。

 記:2015.1.1 ガジ丸 →沖縄の動物目次
 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野鳥』沖縄野鳥研究会編、(株)新報出版発行
 『いちむし』アクアコーラル企画発行
 『検索入門 野鳥の図鑑』中村登流著、株式会社保育社発行
 『野鳥ガイド』唐沢孝一著、株式会社新星出版社発行