福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

会話

2018-10-26 05:45:33 | 日記
福祉亭は、会話が多い。
おしゃべりしたくてみえるかたも。
家で、一人TVを観ていても、おしゃべりできないでしょ?
声を出してみても、それは、独り言・・というものです。

88歳さんが、最近、時折みえる。
実は、多少手をやく。
同じお話しの繰り返しばかりですから。
ゆっくり聞いてさしあげられれば・・とは、思うのですが、
昨日も、ガスの火を点けたままの時。
福祉亭の玄関先に立たれると、放っておけません。

お目にかかるたびに、伺うのは、同じ話。
耳を傾けていたら、ずっと、そのお話が、延々と繰り返されて、仕事に戻れません。
忙しさを理由に、早々に厨房に引っ込ませて頂くことにしている。
88歳ともなると、なかなか新しいかたとお話しを交わすことも難しいのでしょう。
柔らかい心が、いつのまにか、身体のこわばりと共にどこかに出かけてしまっているのです。
何度も聞いた話を、初めて聞くように、聞く・・のは、かなりの努力。
忍耐も必要。
だから、他のかたとは、お話ができなくなってくるのです。

85歳さんが春に亡くなられて、なんとか、繰り返しのお話から逃げ出せてやれやれ・・だったのですが。
新たな88歳さんの登場。
でも、一生懸命生きておられることは、伝わってくるのです。
だから、粗末にはしません。
何年か先には、傾聴ロボさんもきっと登場するでしょう。
ワタシの老後は、ロボさんとおしゃべり・・となるのですかね。
ロボさんは、日常会話はできても、そのかたの人生まで、お話を伺いながら、思い描くことはできるようになるのですかね。
やっぱり、人は、人によって、慰められるものですよね。
傷つくこともありますが。


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