福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

50年の開き

2023-07-30 06:09:56 | 日記
昨日は、以前から土曜日だけ福祉亭のボラ活動に参加してくださる中国籍のボラさんと、その同居人さんが、福祉亭のボラに。
同居人さんは、34歳。
福祉亭の大黒柱ボラさんは、今年88歳の傘寿になられる。
並んで座って、なにやら会話。
お二人の間にある50年の年齢差。
お~~~~!!!
しかも、中国の青年です。
福祉亭が歩んで来た20年が、どういう意味を持つものか、その一つの現われでしょうか。
立ち上げた当時やっていた「ミニミニ国際」という事業。
事業と言っても永山団地に住まわれる外国籍のかたとの交流の場。
子ども連れで。
それぞれが培われた、それぞれのお国の育児観とささやかな家庭料理での交流。
苦労しつつも楽しい一時だった。
やがて、リーマンショックという「時代」が到来。
永山団地が急速に国際化していく・・と思っていたのに。
でも、経済の後退は、外国籍のかたの居住風景を永山団地から急速に消し去ってしまった。
そして、このちっぽけな福祉亭もまた、景気後退の空気にすっぽり覆われた。
高齢化も進み、既に生産活動からは退いておられたはずの地域のみなさんの姿が、ふ~~~っと、まるで蜃気楼のように、静かにその姿を消していった。
経済の失速は、失われた10年と言われ、さらに、それが、20年になり、やがて30年に。
来る人も変わり、去る人もおられた。
賑やかな空気感は、静かに、取り立てた合図もないままに、推移していった。
時間の経過と共にある福祉亭。
それが、運営開始から20年の意味。
ゆっくりで良いのですね。みなさんとゆっくり・・





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