Discover the 「風雅のブリキ缶」 written by tonkyu

科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

八戸駅、イチイの木と日本一のドトールコーヒー

2005年11月05日 18時08分34秒 | 「ハイク缶」 with Photo
 昨日、今日と仕事で青森の八戸へ。新幹線で八戸へは何度か来ているが、駅頭に、由緒ありげな木があることに、今回初めて気がついた。イチイ(一位)の木だとか。この木は、お札に刷られた礼服姿の聖徳太子が恭(うやうや)しく持っていた、あのシャモジのような板切れ=笏(しゃく)に使われたことから、貴族の位階「一位」と名づけられたのだそうな。東北や北海道に自生することから、古くは都にはるばる運ばれ献上されたのであろう。地元ではアイヌ語の「オンコ」と呼ばれ、生垣や床柱に使われる。八戸市民の木である。
 この品の良い木のかたわらにたなびくCOFFEEの旗はドトール(DOUTOR)コーヒーのもの。この旗の方向に駅を右側に出ると、その店がある。ここには新幹線の時間待ちで何度か入ったが、これほどニコニコと愛想が良くテキパキとした女性店員の店も、珍しいのでは。小生、この店こそが日本一のドトールコーヒーと思うことにしている。調べてみると、ドトールコーヒーは全国で248店舗(2005年3月31日現在)。思ったよりは少ない。東京の街中だと、いたるところにある感じ。タバコの煙の換気にもう少し気を使えば、もっと流行ると思うのだが…。これのために女性客にかなり敬遠されているはず。

COMMENT: 調べてみると、イチイで笏に使われた素材は、飛騨国位山(くらいやま)産のものだったという。

 八戸で秋に広がる太子の木  頓休
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