Discover the 「風雅のブリキ缶」 written by tonkyu

科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

東京スカイツリーに参る

2010年03月31日 21時35分25秒 | Journal
 会社の業務で毎週、東京スカイツリーを撮りに行く若手社員にくっついて、初めて押上駅をおり、鉄のツリーに参った。参ったというのも、行ってみると、讃岐のこんぴらさんのように老人の見物客を実に多く見かけたからだ。ちょうど、東京タワーを高さで抜くとヘリコプターが飛び交って騒がれる数日前のことで、そのときはまだ純粋な参詣者が多かったと思われる。極楽へ昇る五重塔ならば浄土への階梯(かいてい)は質的高さでメジャーの高さを競うなんて愚はありえない。幸せを計量的に測りたがる現代だから、こんな空に食い込む鉄製の塔に人は引き寄せられる。
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龍馬が脱藩した道

2010年03月31日 21時26分14秒 | 四国の旅
 高知を出て愛媛の宇和島へ出るために山道をドライブしていると、坂本龍馬が脱藩に使った道という看板を発見した。車を止め、こんなところを龍馬はよじ登っていったのかと感心して眺めた。そのとき、龍馬は死に物狂いだったに違いない。死に物狂いでやるようなことに出合ったことがない小生は、呆然と、その維新の志士が足早に駆け上がっていった坂道を覗き込むしかなかった。
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お龍に宛てた龍馬の闊達な文面

2010年03月31日 21時10分00秒 | 四国の旅
 顔から判断して龍馬を無礼で嫌な奴のように書いたが、このお龍に宛てた文を読むと、彼が闊達な性格だったことが分かる。交渉相手を「なにぶん女のいいぬけのようなことにて」と表現している点など、今流の女性蔑視を別にすれば、彼が淡泊で明るい性格だったことを推測させる。
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お龍さん

2010年03月30日 21時45分44秒 | 四国の旅
 龍馬の女房、お龍さんが美人であったかどうかはけっこう話題になる。まあ、美人か不美人かの択一となれば、十中八九の美人に違いない。「小柄で渋好みの衣服がぴったり似合って」とあるのが、小生にはこの女性の特徴を物語っているように思われる。ちなみに、龍馬の姉の乙女さんとは仲が悪かったそうだ。大柄と小柄、同じ男を愛してはとかくの確執が生じたであろうか。
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坂本乙女

2010年03月30日 21時27分06秒 | 四国の旅
 坂本乙女は、龍馬の有名な姉さんである。身長5尺8寸(約174cm)で、体重30貫(約112kgだったというが、写真を見る限り、そこまで大女だったとも思えない。記念館で一緒に見た妻は、この顔が「実に良い」と言う。小生は「そうかなぁ~」としか答えられなかった。薙刀(なぎなた)の名人で、やっぱり少し怖そうだ。龍馬だけにはやさしい姉さんであったのだろう。
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勝海舟の顔

2010年03月30日 21時20分09秒 | 四国の旅
 田舎者の坂本龍馬と比べると、その先生格だった勝海舟の顔は都会人のそれだ。今、東京の街を歩いていてもこの顔ならば違和感がない。と言うか、今でも少し先を行く顔のような気がする。直に話せば、何か嫌味でも言われそうな風貌である。
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縁台に座る龍馬

2010年03月29日 21時22分08秒 | 四国の旅
 小生は、実はあまり龍馬が好きではない。顔が好きになれない。やはり、人相がどうにもふてぶてしくて、身体が突き当たってこちらが驚いても謝りもしないで行ってしまう図々しい男のような気がする。そういう無礼な男は苦手である。しかし、坂本龍馬記念館で見つけたこの縁台にポーズをとる龍馬は、なで肩で、少し気弱な表情が出ていて、小生的には好ましい。
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桂浜の龍馬像

2010年03月29日 21時12分54秒 | 四国の旅
 高知に観光にやってきた人は桂浜に吸い寄せられて必ずこの丘の上の龍馬像を拝(おが)む。同じく海浜(かいひん)の鎌倉へ行った人が必ず大仏さんを拝むとは限らないことからして、大変な吸引力である。ただ、鎌倉には見所が多いが、高知は城とこの像が最大の目玉で、あとはこれといったものがない。像としての有り難味は大仏に及ぶべくもないが、ふてぶてしいサムライの威風はそれなりに感じた。
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桂浜

2010年03月28日 22時11分54秒 | 四国の旅
 坂本龍馬というと、なぜ桂浜が出てくるのかよくは知らない。しかし、「高知、龍馬、桂浜」と連想が勝手に結びつくので、その桂浜へやってきた。まあ、遠くの松を乗せた巌(いわお)など見れば、やはり時代がかっていて、坂本龍馬が出てきておかしくない気がする。
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高知城

2010年03月28日 21時48分35秒 | 四国の旅
 こんぴらさん参りのあと、善通寺のそばで讃岐うどんを食べてから高速で高知へ出た。四国にこんな高速が走っているとは思わなかった。長いトンネルを幾つもくぐって高知につく。カツオのたたきを喰って一晩寝てから、翌朝、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」で話題沸騰の龍馬見物をする前に、礼儀として高知城を訪問した。長いトンネルのない時代にはるばる山を越えて大兵が来る心配もなかったろうに、用心深い戦国武将が造った城は、あくまでいかめしく、戦時の小城であった。
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