Discover the 「風雅のブリキ缶」 written by tonkyu

科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

正しく読めなかった地名、左沢、寒河江、愛子、秋保

2012年05月26日 22時30分48秒 | Journal
 先週、岩手の盛岡市、山形の寒河江、山形市、大石田、宮城の秋保温泉と「巡業取材」した。
 この中で、左沢(あてらざわ)、寒河江(さがえ)、愛子(あやし)、秋保(あきう)という地名が読めなくて少々困る場面もあった。例えば、仙台でそのまま新幹線から仙山線に乗り換えたので電車のなかで車掌から切符を買う必要が生じた。車掌を呼びとめて「さがえ」と言うかわりに、鞄から急いで取り出したインターネットでアウトプットした路線図を指示し、「ここまで」とかろうじて言って購入する。そのときに車掌さんが「さがえですね」と言ったように聞こえたが、小生「ええ、そうそう」といい加減に返事をする。また例えば、秋保温泉へ行くのに、仙山線の快速で山寺を過ぎてどの駅で下車したらいいのか分からず、停車した作並駅のプラットフォームで、湯治客らしい三人連れのお婆さんをつかまえて「あきほ(秋保)温泉に行くには、この駅でおりたらいいのかい。それとも、次に止まるあいこ(愛子)かい?」と訊ねる始末。小生の場合、こうした笑いだねはいくつになってもふり撒かずにおられないようだ。



 ただ、大石田では、鉄骨の向こうに美しい山形の山々を眺め、駅の蕎麦屋でおいしい十割そば「げそ天板そば」(1000円)をいただいた。ちなみに、十割は「じゅうわり」と読むそうだ。これも「とかち」とトンチンカンに読んでいた。また、駅の看板に、この地がロマン的豪雪地帯と知る。今冬はとりわけ豪雪だったらしく、訪ねた鉄骨工場の廂(ひさし)は雪の重さで折れ曲ってしまったそうだ。さらに、道路をへだてて向かいの建物は完全に破壊されていた。




 そして、いかにもアイデアなく描いたらしい、さびしい駅の看板に、あらためて芭蕉の足跡も感じた。



 また、ここの電車の車窓には、日よけ(あるいは雪景色の反射光よけか)のカーテンがあることも発見した。これは今回の旅でもなかなかの大発見であった。これを話のたねに、地名が読めずに恥をかいたことの帳消しとしよう。小生はもちろんカーテンのすきまから外の景色が楽しめる座席を選んで腰かけた。

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芍薬と母

2012年05月20日 21時14分32秒 | Journal


 毎週、日曜日の午後は、中央林間の東急ストアへ寄って、そこの花屋で花を買ってから母親が住む施設へ行く。今日は、芍薬(しゃくやく)が旬とかで、「立てば芍薬」の美人を抱えて老人ホームへ訪問した。立てば芍薬だが、母親は転んで今は車いす生活だ。人生なかなか思い通りにはいかない。されど、笑う門には福来るの諺(ことわざ)もある。
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ナイロン手袋を顔にかぶって踊る芸人

2012年05月12日 18時01分07秒 | Journal
   

 昨日、福島の業界青年部の総会を取材し、懇親会でご馳走になっていると、余興に二人組の芸人が登場した。これがあぶない芸を披露する。ナイロン手袋を顔にかぶって日本舞踊を踊るのである。日本舞踊は名取をとっていると言うが、視界ゼロに加え、手袋が息でみるみる膨らんで息苦しくなるから、まともな踊りではない。最後は無事に破裂して、失礼しましたと壇上で土下座に手をついて辞儀をした。小生は、注文した燗酒にいい加減に酔っぱらって、それをゲラゲラと面白く眺めて拍手している。慥かに、自他ともに余興である。
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欧風の木陰をこしらえてくれたケヤキ

2012年05月08日 20時57分39秒 | Journal


 昼休み、坂本町公園で今日も小高い丘の上のベンチに腰掛けた。今日は地上のたんぽぽでなく仰向きに垂直方向を見上げた。そよ風もやさしい上天気に、ケヤキ(欅)の小作りで均整のとれた葉っぱたちがが気持よい木陰をこしらえてくれている。どうも欧風な良識ある樹に思えて、wikipediaで調べると、東アジアと日本の一部に分布とある。意外なり。小生における欧風とアジア風の差異の感覚はこの程度のものなりか。
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たんぽぽ

2012年05月07日 23時18分48秒 | Journal


 連休明けの今日は、昨日の突風が吹き荒れた天気とは大いに異なり、日差しも明るい好い天気となった。昼休みに、桜が終わって、青々とした木々の木陰が楽しめる坂本町公園で、小高い丘のベンチに座って、たんぽぽの競演を眺める。しばらく眺めているうちに、ズボンのポケットに手を突っ込んでもぞもぞと、中に入っているiPhoneを取り出し、久しぶりに一枚撮った。
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真鶴、鵠沼海岸、江の島の休日

2012年05月06日 10時36分19秒 | Journal


           

 ゴールデンウィークの最初の日に、中国人の親子と真鶴、鵠沼海岸、江の島とドライブした。真鶴では磯遊び、鵠沼海岸では凧(たこ)あげ、江の島では散策と、まずまず好天に恵まれて楽しい行楽となった。特に、凧上げでは、凧の骨格となる部材がなくなって、浜で拾った棒を使うといったハプニングもあったが、エンジニアである上海人の父親のねばりと、北京大学の外科研修医で東大病院に短期研修に来ている息子のテクニックによって、高々と空に舞い上がったのには少なからず驚いた。小生ならば、とっくにあきらめている。残りの休みは、書斎の人形たちと家で休息したり、妻と映画を観てすごした。
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