Discover the 「風雅のブリキ缶」 written by tonkyu

科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

雑技5 エンディング(萬勝劇場・北京)

2007年06月02日 14時20分46秒 | 北京俳諧行3日目(雍和宮・雑技)
 ややオデブちゃんもいる。体操競技選手のような痩せがいなくて、足などは鍛えて太い。それだけタフな筋力を使うアクロバットなのだろう。舞台を眺め、拍手しながら、これらの子が20歳になって引退するときのことを考えた。

 引退後忍者になるか雑技少年少女  頓休
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑技4 お椀芸の少女(萬勝劇場・北京)

2007年06月02日 14時13分56秒 | 北京俳諧行3日目(雍和宮・雑技)
 なんという柔軟さと背筋力。これを大人がやれば背骨がポキンで死ぬね。この女の子も小猫じゃないんだから20年後のオバサンになってこれをやればポキンで死ぬ。

 いずれ背骨ポキンと折れるお椀芸  頓休
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑技3 一輪車乗りの美少女(萬勝劇場・北京)

2007年06月02日 14時04分14秒 | 北京俳諧行3日目(雍和宮・雑技)
 やはり美人はお徳ということか。しかし、この写真中央の美少女は、可愛いだけではない。芸の品質・精度が抜きん出ていた。とにかくミスをしない。観ていて、スゴサと哀れを感じた。血の出るような凄まじい練習をしているのであろう。

 美少女の一輪車哀れを感じる  頓休
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑技2 帽子投げ(萬勝劇場・北京)

2007年06月02日 13時55分26秒 | 北京俳諧行3日目(雍和宮・雑技)
 写真では実感が分からないが、この男の子たちの帽子投げは息が合っていてなかなか見事であった。

 宙の帽子すっぽり収まる頭どこ  頓休
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑技1 皿回し(萬勝劇場・北京)

2007年06月02日 13時47分19秒 | 北京俳諧行3日目(雍和宮・雑技)
 雑技とは、サーカスのようなものと思って間違いなかろう。ここのは全て、子供が演技者だ。だから子供サーカス団だ。

 皿回し天の川にて何まわす  頓休 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

萬勝雑技劇場(北京)

2007年06月02日 13時25分22秒 | 北京俳諧行3日目(雍和宮・雑技)
 振り返ると、天橋劇場前の通りを渡った対面に、写真の劇場があった。「萬勝雑技劇場」である。芸術との落差、見事なコントラスト! 雑技はあくまで大衆芸能でなければならない。副券の裏には、この劇場は「萬盛軒」が原名。1931年に設立され、文革で入水自殺に追い込まれた老舎、亡命先の日本で中国史に没頭した郭沫若といった文人が劇場の看板に字を書いたらしい。

 雑技は大衆芸能だとひとりごと  頓休 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間違えたバレエ劇場「天橋劇場」(北京)

2007年06月02日 13時19分07秒 | 北京俳諧行3日目(雍和宮・雑技)
 この日(5月1日)の夕刻、雑技を観に行くことになった。実は、ホテルでやっている京劇を観たいと思ったが、案内人は雑技の方がベターだと主張したので、そうした。手元の劇場の「副券」の裏にある地図を見ると、ホテルから前門大街の方角にいったところにあり、案内人が「歩いていけない距離ではないが、今からでは遅れるかも」というので、タクシーを使った。そばまで行くと事故でもあったのか警察官が通行止めしており、タクシーを降りて歩いた。すぐに大きな美しい劇場が夕映えの中に見えてきた。エントランスには着飾った淑女が佇(たたず)んでいた。ああ、こんな奇麗な劇場で雑技をやるのか、ここ北京では雑技も芸術なのだと多少感慨にふけっていると、そこはバレエか何かの芸術劇場と判明。今、手元の副券の住所を見ると、わざわざ(天橋劇場対面)とある。

 夕映えに美しい劇場と間違えた  頓休
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昼飯を食べた「もどき」精進料理のレストラン(雍和宮界隈・北京)

2007年06月02日 12時51分14秒 | 北京俳諧行3日目(雍和宮・雑技)
 もう2時をまわっていたと思う。案内人に精進料理の店へ連れて行かれた。かなり有名な店らしく、店内も青山にあるようなムード重視のレストラン風であったが、残念なことに、ランチタイムの食べ放題的なメニューが終了しており、案内人の推奨で土鍋に入った何かを頼んで食べた。しかし、精進料理だから記憶に残る味ではなかった。Wikipediaを読むと、――特に中国に見られるものとしては、いわゆる「もどき」料理と呼ばれるものがある。これは植物性原料を用いて、動物性の料理に似せたものを作ることである。例えば、湯葉を加工して火腿(中国ハム)を作ったり、こんにゃくでイカやエビを形取ったり、シイタケや他のきのこを用いてアワビのスープや炒め物に似せるといったものである――とあるが、まさにアワビのスープ「もどき」料理が出ていたことを今になって思い出した。

 これはアワビかと噛めども味がせぬ  頓休
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外から撮った雍和宮と線香について(北京)

2007年06月02日 10時30分34秒 | 北京俳諧行3日目(雍和宮・雑技)
 雍和宮の周囲には、写真にはないが、路沿いに線香屋がたくさん軒をつらねていた。歩いていると太陽が真上にあって熱いこと。ところで、線香で思い出した。今年の冬、上海のトイレで黒っぽい線香が焚かれていた。蚊取り線香なのだろう。上海は冬でも蚊がいるらしい。なんとなく乾燥している北京には蚊がいないような気がしていたら、北京在住の方から「昼間は気温が高いですが、朝晩は涼しいので、まだまだ何とかなっています。でも、昨日の夜、蚊に悩まされて、今日は蚊取りチップを買わなくては」とメールが届いた。そうだったのだ。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チベット寺院の陰影(雍和宮・北京)

2007年06月02日 10時17分46秒 | 北京俳諧行3日目(雍和宮・雑技)
 若い人が多いというのは、この寺がファッショナブルで、若い女の子の人気スポットになっているからなのかもしれない。前にも書いたことがあるが、鉄道開通でチベット観光は彼女たちにとって一大ブームでもある。

 北京娘たちが訪れるお洒落な寺  頓休
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする