Discover the 「風雅のブリキ缶」 written by tonkyu

科学と文芸を融合した仮説作品「風雅のブリキ缶」姉妹篇。街で撮った写真と俳句の取り合わせ。やさしい作品サンプルも追加。

秋田男鹿半島なまはげの旅8 なまはげ

2008年09月30日 20時57分36秒 | Journal
 真山神社の隣、なまはげ館にあったなまはげの人形。
 Wikipediaに――冬に囲炉裏にあたっていると手足に「ナモミ」という火傷ができる。それを剥いで怠け者を懲らしめ、災いをはらい祝福を与える「ナモミはぎ」から「なまはげ」と呼ばれるようになった。鬼の面、ケラミノ、ハバキを身に付け、大きな出刃包丁(あるいは鉈)を持ったなまはげが家々を訪れ、「泣ぐコはいねがー」という荒々しい声を発しながら怠け者、子供や初嫁を探して暴れる。主人はなまはげをなだめながら丁重にもてなす。――とある。少しユーモアある善性の鬼として、キャラクターが良い。
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秋田男鹿半島なまはげの旅7 藩主・佐竹公が寄進した神輿

2008年09月30日 20時48分08秒 | Journal
 秋田藩主の佐竹公が寄進した神輿(みこし)があった。今、祭りで担がれている金ぴかのものとは大分違う。なんとなく、こちらの方が京風で床しい。こうした神輿はワッショイワッショイではなくもっと静かに担がれたのであろうな。
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秋田男鹿半島なまはげの旅6 お堂の中、神社に仏様

2008年09月28日 20時55分00秒 | Journal
 ここは真山神社という古い神社である。その境内のお堂に紛れもない仏陀が座っているのには驚いた。神仏習合も、ここまで発展していたのか。お寺にキリスト像があるようなものである。しかし、こうしてお堂に座らしてみると、さすがに仏様は違和感なく安らいだ良い表情をしている。この神社、よほど居心地がいいのだろう。
 平安時代以降、仏教が伝播し、円仁(慈覚大師)によって湧出山を二分し、北は真山、南は本山に。天台僧徒によって比叡山延暦寺守護神の赤山神社と習合され、南北朝時代に真言宗に転じとあるから、古くから紆余曲折あっても、神社に仏様だ当たり前になっていたのであろう。
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秋田男鹿半島なまはげの旅5 菅江真澄とお堂

2008年09月28日 20時47分07秒 | Journal
 真山神社の本殿から少し離れて、石段を登った小高いところにお堂があったので上った。案内板の「菅江真澄の道 夜籠り」とある。お堂との関連はよく分からぬが、江戸時代の旅行作家菅江真澄なる人物をはじめて知った。
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秋田男鹿半島なまはげの旅4 真山神社の屋根

2008年09月28日 20時33分37秒 | Journal
 神社の建築様式については知識皆無であるが、この屋根はいかにも面白い。小生は気がつかなかったが、連れの人が「なまはげのモチーフね」と指摘した。そう言われれば、慥かに、なまはげの面相がそのまま屋根に使われているような。
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秋田男鹿半島なまはげの旅3 真山神社

2008年09月28日 20時26分40秒 | Journal
 真山神社を「まやまじんじゃ」と読んでいるHPがあるが、慥か、「しんざん」だったと思う。観光客はなまはげの伝承館や展示館を見物すると、真山神社など見向きもせずに次の観光地へさっさと行ってしまい、すぐそばの神社を詣でる人はまばらだが、実に素朴で良い神社である。朱など塗らずに生木をそのまま使った神殿も小さいが由緒を感じる。神官や巫女さんたちも若い美男美女で「おはようございます」と向こうから挨拶してくる。こんな体験は初めてだ。
 この神社、社伝によれば、景行天皇の御代に武内宿禰が男鹿半島へやってきて建立したとある。景行天皇は記紀伝承中の天皇で、熊襲(くまそ)の征服や日本武尊(やまとたけるのみこと)を派遣して東国の蝦夷を平定したという。一応、神話的な時代背景は合致しているな。
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秋田男鹿半島なまはげの旅2 なまはげの実演

2008年09月28日 20時10分07秒 | Journal
 秋田市内から男鹿半島はそんなに遠くないが、やはり日帰りで夕方5時の新幹線で東京へ帰るとなると、けっこう忙しい感じになる。真山(しんざん)神社に併設するなまはげの伝承館(築100年以上という民家)で、なまはげの実演を見る。意外と面白い。特に、そこの住人のおじさまとなまはげの酒肴を挟んだやり取りが面白い。
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秋田男鹿半島なまはげの旅1 収穫の秋

2008年09月28日 20時01分22秒 | Journal
 プラハ、北海道と紹介を中断するブログが重なるが、金曜日に取材で秋田市へ出張した翌日の土曜日、秋田の男鹿(おが)半島へなまはげ見物へ行ったので幾つか挿入する。数年来、秋田へ出張する旅に、男鹿へ行ってみたいと思っていたが、今回やっと実現できた。朝8時半すぎ、秋田駅そばの駅レンタカーでカローラを借りて出かけた。あいにくの雨模様の天気、それも時折、傘など通用しない激しい風雨に見舞われる天候だったが、秋田は米の収穫の時期を迎えており、しっとり濡れる田舎の風景はそれは美しかった。
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神仙沼の天地を歩く

2008年09月25日 21時35分01秒 | 北海道1400㌔の旅、ユーモア厳選
 神仙沼の天地は荘厳で、視界に映る観光客はちらほらだ。ここは地上よりも天上に近いのかもしれない。汚れた下界に戻るよりは、このまま光の道を、天空に向かって歩いていった方が大いなる至福であろう。しかし、人は、それができない。
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神仙沼の水芭蕉の風景

2008年09月25日 21時29分05秒 | 北海道1400㌔の旅、ユーモア厳選
 「神仙沼」と大きな掲示板があるから、ここが神仙沼なのであろう。湖面はあくまで静かである。その湖面に生えた植物は水芭蕉か。高地では花の開花は融雪後の5月-7月にかけて、葉は花の後に出るというから、そうかもしれぬ。北海道には水芭蕉の別称がたくさんあるようだ。ベコノシタ(葉が牛の舌に似る)、ヘビノマクラ(花序を蛇の枕に見立てる)、パラキナ(アイヌ語で幅の広い葉)。
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